JP2006160158A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】空気入りタイヤの氷雪上性能、ウエット性能、及び耐摩耗性能を向上させる。
【解決手段】タイヤ周方向に沿って延びる少なくとも2本の周方向溝と前記周方向と交差する方向に延びる複数のラグ溝と、前記周方向溝と前ラグ溝とで区画された複数のブロックとをトレッドに備えた空気入りタイヤにおいて、前記ブロックはタイヤ周方向両側の前記ラグ溝同士を結ぶ周方向サイプ40と、前記周方向サイプからタイヤ幅方向側のブロック端に延びる2本の横方向サイプ42とを備え、前記周方向サイプが少なくとも1回以上方向を変えて延びるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤにかかり、特に、氷雪上性能、ウエット性能、及び耐摩耗性能を向上させた空気入りタイヤに関する。
従来の冬用のタイヤ、特に重荷重用の空気入りタイヤのトレッドには、周方向溝とラグ溝とで区画されたブロックに、サイプを形成している(例えば、特許文献1参照。)。
空気入りタイヤにおいて、氷雪上性能、ウエット性能を向上させるには、エッジ成分を向上させることが効果的である。
また、特に雪上性能については、隣り合う周方向主溝を繋ぐラグ溝をトレッドに配置することが効果的である。
特開2002―362114号公報
冬用のタイヤでは、周方向主溝及びラグ溝によってトレッドに独立したブロックを形成しているが、単にサイプを形成してエッジ成分を向上させるとブロック剛性が低下してブロックの変形が大きくなるため、結果的に氷雪上性能が向上せず、また、ブロック欠け等の発生によりブロック耐久性にも悪影響を及ぼす。
よって、独立したブロックにおいては、ブロック剛性の維持とエッジ成分向上の両立が肝要となる。
従来技術では、エッジ成分を増加させると、ブロック剛性が低下してしまう問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、特に、氷雪上性能、ウエット性能、及び耐摩耗性能を向上させた空気入りタイヤの提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、タイヤ周方向に沿って延びる少なくとも2本の周方向溝と、前記周方向溝と交差する方向に延びる複数のラグ溝と、前記周方向溝と前記ラグ溝とで区画された複数のブロックとをトレッドに備えた空気入りタイヤであって、前記ブロックは、タイヤ周方向両側の前記ラグ溝同士を結ぶ周方向サイプと、前記周方向サイプからタイヤ幅方向側のブロック端に延びる2本の横方向サイプと、を備え、前記周方向サイプは、少なくとも1回以上方向を変えて延びている、ことを特徴としている。
次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
ブロックに周方向サイプを形成したことで、主として横方向(コーナリング)に効くエッジ成分が得られる。この周方向サイプは、少なくとも1回以上方向を変えて延びているので、周方向(トラクション、ブレーキング)に効くエッジ成分も有する。
さらに、ブロックは周方向サイプで2つの小ブロックに分割されるが、周方向サイプは少なくとも1回以上方向を変えて延びているので、周方向サイプには少なくともタイヤ周方向に対して角度を有する部分が存在する。
したがって、トラクション、またはブレーキングで、ブロックに対して周方向の力が作用したとき、周方向サイプのタイヤ周方向に対して角度を有する部分の溝壁(小ブロックの側壁)同士が互いに強く接触するので、小ブロックのタイヤ周方向の倒れ込みが抑制され、接地時のブロック剛性(対周方向)が向上する。これにより、ブロックの耐摩耗性が向上する。
なお、小ブロックには、それぞれ2本の横方向サイプが形成されているので、必要なブロック剛性を維持しつつ氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い性能が得られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝の溝壁面のタイヤ軸方向となす角度は0〜10°の範囲内であり、前記2本の横方向サイプは、互いに平行であり、かつタイヤ軸方向となす角度が0〜10°の範囲内である、ことを特徴としている。
次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
ラグ溝の溝壁の角度、及び2本の横方向サイプの角度をタイヤ軸方向に対して0〜10°としたので、特に、氷雪上でブロックが路面から離れる際、横方向サイプを迅速に開かせてサイプ内に取り込んだ水を効率的に排出でき、氷雪上性能を高めることができる。
なお、上記角度が10°を超えると、横方向サイプの開きが遅くなる。
また、ラグ溝の溝壁と横方向サイプとは同方向に傾斜させ、同一角度に設定することが好ましい。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記2本の横方向サイプの間隔は、3〜7mmの範囲内である、ことを特徴としている。
次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
周方向サイプで区画された小ブロックの周方向中間部分に2本の横方向サイプを形成することで、該小ブロックは、さらにタイヤ周方向に3つの小ブロックに区画される。
2本の横方向サイプの間隔を3〜7mmとすることで、3つの小ブロックの内の中央の小ブロックのタイヤ周方向の寸法を、両側の小ブロック対比で短くすることができ、中央の小ブロックの剛性を両側の小ブロック対比で小さくできる。
このため、駆動時又は制動時にブロックが路面に接してブロックにタイヤ外周接線方向の摩擦力が作用した際に、両側の小ブロックの変形(倒れ込み)は小さく、中央の小ブロックの変形(倒れ込み)は相対的に大きくなる。
これによって、2本の横方向サイプのうち一方の横方向サイプが閉じ、他方の横方向サイプが開くことになり、中央の小ブロックの踏面側のエッジが路面に確実に接触するようになり、該エッジによるエッジ効果により氷雪上性能を向上させることができる。
なお、2本の横方向サイプの間隔が3mm未満になると、中央の小ブロックの剛性が低下し過ぎて該小ブロックの耐久性が低下するため好ましくない。
一方、2本の横方向サイプの間隔が7mmを超えると、中央の小ブロックと両側の小ブロックとの剛性差が少なくなり、制動時及び駆動時に横方向サイプが開き難くなりエッジ効果が不足する虞がある。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝の深さ、及び前記周方向サイプの深さ、及び前記横方向サイプの深さは、何れも前記周方向溝の溝深さの50%以上である、ことを特徴としている。
次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
ラグ溝の深さ、及び周方向サイプの深さ、及び横方向サイプの深さが、周方向溝の溝深さの50%未満では、氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い性能が得られなくなる。また、摩耗後期にエッジ効果が不十分となる。
なお、ラグ溝の深さ、及び周方向サイプの深さ、及び横方向サイプの深さの上限は、何れも周方向溝の溝深さの100%である。
以上説明したように本発明の空気入りタイヤによれば、氷雪上性能、ウエット性能、及び耐摩耗性能を向上させることができる、という優れた効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ10のトレッド12には、タイヤ赤道面CLの両側にタイヤ周方向(矢印S方向)に沿って延びる第1の周方向溝14が形成され、第1の周方向溝14のタイヤ幅方向外側には第2の周方向溝16が形成され、さらに第2の周方向溝16のタイヤ幅方向外側には第3の周方向溝18が形成されている。
また、トレッド12には、第1の周方向溝14と第1の周方向溝14とを連結する第1のラグ溝20、第1の周方向溝14と第2の周方向溝16とを連結する第2のラグ溝22、第2の周方向溝16と第3の周方向溝18とを連結する第3のラグ溝24、及び第3の周方向溝18からトレッド端12Eに向けて延びる第4のラグ溝26、及び第5のラグ溝28が形成されている。
そして、第1の周方向溝14、及び第1のラグ溝20によって第1のブロック30が区画され、第1の周方向溝14、第2の周方向溝16、及び第2のラグ溝22によって第2のブロック32が区画され、第2の周方向溝16、第3の周方向溝18及び第3のラグ溝24によって第3のブロック34が区画され、第3の周方向溝18、第4のラグ溝26及び第5のラグ溝28によって第4のブロック36、及び第5のブロック38が区画されている。
なお、第1のラグ溝20のタイヤ軸方向となす角度θ2(図2参照)は、0〜10°の範囲内、同様に、第2のラグ溝22のタイヤ軸方向となす角度θ2(図3参照)は、0〜10°の範囲内であることが好ましい。
第1のブロック30には、タイヤ幅方向(矢印W方向)中央部分にほぼタイヤ周方向(矢印S方向)に延びる屈曲した周方向サイプ40が形成されており、周方向サイプ40の両側にそれぞれタイヤ幅方向に延びる2本の横方向サイプ42が形成されている。また、第1のブロック30には、短いサイプ44が形成されている。
周方向サイプ40は、1回以上、本実施形態で中間部分で4回曲げられており、主としてタイヤ周方向のエッジ成分を有するが、タイヤ幅方向のエッジ成分も有している。
横方向サイプ42は、互いに平行に配置し、タイヤ軸方向となす角度θ1を0〜10°の範囲内とすることが好ましく、2本の横方向サイプ42の間隔aを3〜7mmの範囲内とすることが好ましい。
なお、図3に示すように、第2のブロック32にも第1のブロック30と同様の形態の周方向サイプ46、横方向サイプ48、及び短いサイプ50が形成されている。
図1に示すように、第3のブロック34には、タイヤ幅方向に延びる横方向サイプ52が2本形成されている。
また、第4のブロック36にはタイヤ周方向に延びる周方向サイプ54が形成されており、第5のブロック38にはタイヤ周方向に延びる周方向サイプ56が形成されている。
本実施形態では、第1の周方向溝14、第2の周方向溝16、及び第3の周方向溝18の夫々の溝深さは全て同一寸法である。
なお、第1のラグ溝20、第2のラグ溝22、第3のラグ溝24、第4のラグ溝26、第5のラグ溝28、さらに、周方向サイプ40、横方向サイプ42、周方向サイプ46、及び横方向サイプ48の夫々の溝深さは、前記周方向溝の溝深さの50%〜100%の範囲内に設定することが好ましい。
(作用)
第1のブロック30に形成した周方向サイプ40は、タイヤ周方向に屈曲して延びているので、主として横方向(コーナリング)に効くエッジ成分を有すると共に、周方向(トラクション、ブレーキング)に効くエッジ成分も有する。
この周方向サイプ40は方向を4回変えて延びているため、周方向サイプ40にはタイヤ周方向に対して角度を有する部分が存在することになる。
第1のブロック30は、周方向サイプ40によってタイヤ幅方向に分割されるが、トラクション、またはブレーキング時に第1のブロック30に対して周方向の力F(図2参照)が作用したとき、分割された小ブロックに矢印fで示すような溝壁を閉じる方向の力が作用する。このため、周方向サイプ40のタイヤ周方向に対して角度を有する部分の溝壁(小ブロックの側壁)同士が互いに強く接触し、小ブロックのタイヤ周方向の倒れ込みが抑制され、接地時のブロック剛性(対周方向)が向上し、第1のブロック30の耐摩耗性を向上させることができる。
また、周方向サイプ40の左右の小ブロックには、それぞれ2本の横方向サイプ42が形成されているので、氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い性能を得ることができる。
なお、第2のブロック32も周方向サイプ46、及び横方向サイプ48を形成して第1のブロック30と同様の構成としているので、耐摩耗性を向上させることができ、また、氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い性能を得ることができる。
なお、第1のラグ溝20、第2のラグ溝22の溝壁の角度θ2をタイヤ軸方向に対して0〜10°とすることで、氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い効果を最大限に引き出すことができる。角度θ2が10°を超えると、氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い性能が得られなくなる。
第1のラグ溝20、第2のラグ溝22と同様に、2本の横方向サイプ42,48についても、タイヤ軸方向に対する横方向サイプ42,48の角度θ1を0〜10°とすることで、氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い効果を最大限に引き出すことができる。なお、横方向サイプ42,48の角度θ1が10°を超えると、氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い性能が得られなくなる。
さらに、2本の横方向サイプ42の間隔、及び2本の横方向サイプ48の間隔を夫々3〜7mmの範囲内としたので、接地時に一方の横方向サイプ42を確実に開かせ、サイプ間の小ブロック部分のエッジでのエッジ効果を確実に得ることが出来る。
なお、2本の横方向サイプ42の間隔が3mm未満になると、サイプ間の小ブロックの剛性が低下し過ぎて該小ブロックの耐久性が低下するため好ましくない。
一方、2本の横方向サイプ42の間隔が7mmを超えると、サイプ間の小ブロックと両側の小ブロックとの剛性差が少なくなり、制動時及び駆動時に横方向サイプ42が開き難くなりエッジ効果が不足する虞がある。
上記ラグ溝の深さ、及び周方向サイプの深さ、及び横方向サイプの深さが、周方向溝の溝深さの50%未満では、氷雪路、及びウエット路面にてトラクション、ブレーキングの高い性能が得られなくなり、また、摩耗後期にエッジ効果が不十分となる。
なお、本実施形態では、周方向サイプ40,46が中間部分で4回曲げられていたが、少なくとも1回以上曲げられていれば良く、曲げの回数は本実施形態のものに限らない。
(試験例1)
本発明の効果を確かめるために、従来例のタイヤ、及び本発明の適用された実施例のタイヤを用意し、ブレーキ性能試験、及び偏摩耗性能試験を行った。また、それぞれのタイヤのブロックについて、エッジ部分をタイヤ幅方向投影したときのエッジ成分の長さを計測すると共に、及びブロック剛性(タイヤ周方向の剪断)を調べた。
実施例のタイヤ:上記実施形態(図1〜3参照)で説明したパターンを有するタイヤである。
従来例のタイヤ:図4に示すパターンを有するタイヤである。図4において、符号100,102,104,106は周方向溝、符号108,110,112,114,116はラグ溝、符号118,120,122,124,126はブロック、符号128,130,132は横方向サイプ、符号134,136は周方向サイプである。
なお、実施例のタイヤとの主な違いは、トレッド中央側のブロック118,120の形状である。
・ウエットブレーキ性能試験:タイヤ(サイズ:11R225 14PR。内圧:JATMAの正規内圧700kpa)を実車(ABS付きの2D車。定積条件)の全軸に着し、鉄板を敷いたウエット路面での50km/h及び30km/hからの停止距離を各々5回ずつ測定した。評価は、停止距離の平均値を求め、その平均の停止距離の逆数を従来例を100として指数化した。指数が大きいほどウエットブレーキ性能に優れていることを表している。評価は、表1に記載した通りである。
・氷雪上ブレーキ性能試験:ウエットブレーキ試験と同様の試験を氷雪路面上で行った。評価は、指数が大きいほど氷雪上ブレーキ性能に優れていることを表している。評価は、表1に記載した通りである。
・偏摩耗試験:テストタイヤを実車に装着して一般道(舗装路)10000km走行後、ブロックに生じたヒール・アンド・トゥ摩耗の段差量(単位:mm)を測定した。
Figure 2006160158
試験の結果、本発明の適用された実施例のタイヤは、従来例のタイヤに比較してブレーキ性能が向上しているのが分かる。これは、実施例のタイヤにおいて、ブロックに形成した方向を変えて延びる周方向サイプのエッジ効果によるものである。
また、本発明の適用された実施例のタイヤは、従来例のタイヤに比較して偏摩耗が少なく、耐偏摩耗性能が向上しているのが分かる。これは、実施例のタイヤの、例えば第1のブロック30、及び第2のブロック32に、方向を4回変えながら全体としてタイヤ周方向方向に延びる周方向サイプ40,46を形成して接地時のブロック剛性を高めたことによる。
例えば、実施例の第2のブロック32を例にとると、実施例の第2のブロック32は、従来例のブロック118とブロック120とを互いにサイプを挟んで隣接させたものに相当する。即ち、従来例では、ブロック118とブロック120とが周方向溝102で区画されているので、駆動・制動時に各ブロックが実施例対比で動き易く、偏摩耗に対してブロック構成上で不利となっている。
(試験例2)
ラグ溝の溝壁及び横方向サイプのタイヤ軸方向に対する角度を9°に設定したブロック(第1のブロック30、及び第2のブロック32)を有するタイヤと、ラグ溝の溝壁及び横方向サイプのタイヤ軸方向に対する角度を15°に設定したブロック(第1のブロック30、及び第2のブロック32)を有するタイヤとを試作し、タイヤを転動させて接地したブロックのブロック端が路面から離れ始める時点を0として横軸に経過時間を、縦軸にサイプの開き量(mm)をとって経過時間とサイプの開き量との関係をそれぞれのブロックについて調べた。
図5に示すグラフの実線はラグ溝、及び横方向サイプの角度を9°としたブロックの測定値であり、点線はラグ溝、及び横方向サイプの角度を15°としたブロックの測定値である。
試験結果から、ラグ溝、及び横方向サイプの角度を9°としたブロックの方が、横方向サイプの開きが早いことが分かる。横方向サイプの開きが早いと、路面から吸水した水をサイプ外へ迅速かつ効率的に排水でき、氷雪上性能の向上に好ましい。
本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 第1のブロックの拡大平面図である。 第2のブロックの拡大平面図である。 従来例の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 サイプ開き量と経過時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
12 トレッド
14 第1の周方向溝
16 第2の周方向溝
18 第3の周方向溝
20 第1のラグ溝
22 第2のラグ溝
24 第3のラグ溝
26 第4のラグ溝
28 第5のラグ溝
30 第1のブロック
32 第2のブロック
34 第3のブロック
36 第4のブロック
38 第5のブロック
40 周方向サイプ
42 横方向サイプ
46 周方向サイプ
48 横方向サイプ

Claims (4)

  1. タイヤ周方向に沿って延びる少なくとも2本の周方向溝と、前記周方向溝と交差する方向に延びる複数のラグ溝と、前記周方向溝と前記ラグ溝とで区画された複数のブロックとをトレッドに備えた空気入りタイヤであって、
    前記ブロックは、タイヤ周方向両側の前記ラグ溝同士を結ぶ周方向サイプと、前記周方向サイプからタイヤ幅方向側のブロック端に延びる2本の横方向サイプと、を備え、前記周方向サイプは、少なくとも1回以上方向を変えて延びている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ラグ溝の溝壁面のタイヤ軸方向となす角度は0〜10°の範囲内であり、前記2本の横方向サイプは、互いに平行であり、かつタイヤ軸方向となす角度が0〜10°の範囲内である、ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記2本の横方向サイプの間隔は、3〜7mmの範囲内である、ことを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ラグ溝の深さ、及び前記周方向サイプの深さ、及び前記横方向サイプの深さは、何れも前記周方向溝の溝深さの50%以上である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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