JP2006158605A - 電気ポット - Google Patents

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Abstract

【課題】 水等が本体ケース内に侵入するという弊害並びに吸気効率の低下に起因した冷却効率の低下を防止してなる電気ポットを提供すること。
【解決手段】 前方側に注湯口が設けられ、後方側にヒンジ部が設けられる本体ケースと、該本体ケースの上方部に位置し、前記ヒンジ部を介して開閉される蓋部と、前記本体ケース内に収納される内容器と、前記本体ケースの側面であって前後方向に直交する側に軸が取り付けられる取手と、ファンと、吸排気孔とを備えた電気ポットにおいて、前記ファンの吸気孔を前記ヒンジ部直下に設け、前記排気孔を前記本体ケース下部で、前記取手の軸方向に設ける電気ポット。
【選択図】 図5

Description

本願発明は、赤ん坊のミルク用お湯或いは玉露用お湯等のぬるま目のお湯を容易に得ることができる電気ポットに関するものである。
電気ポットは、沸騰機能だけではなく、製品によっては例えば沸騰機能および保温機能を有し、内容器内に入れた水を、その底部外面に設けられるヒータ等の加熱手段によって沸騰させ、沸騰したお湯を選択した保温温度に長時間維持することができる等利便性の高い製品であり、給湯者は、必要に応じ蓋部に設けられる手動ポンプ、或いは前記内容器と本体ケースの底部との間に設けられる電動ポンプを操作し、お湯を取り出し飲料等に用いている。
また、沸騰後のお湯を所定の温度のお湯、例えば赤ん坊のミルク用お湯或いは玉露用お湯等多少ぬるまめのお湯を早急に得たいという要望に答える機能を備えた電気ポットも知られている。
そのような電気ポットの一例を図6および図7に示す。図6は斜視図、図7は概略断面図である。電気ポット1は、本体ケース2および蓋部3から外郭が形成され、本体ケース2内には、底部にヒータ5が取り付けられ、且つ内部にお湯等を入れる内容器4が収納される。
前記本体ケース2内の内容器4と本体ケース2の底部間には、冷却ファン6が取り付けられるとともに、本体ケース2の上部両側面には、複数の吸気孔7が設けられ、且つ本体ケース2の下部両側面であって前記吸気孔7が設けられる側面には、複数の排気孔8が設けられる。
ぬるまめのお湯を早急に得たいときには、冷却ファン6を駆動する。すると、吸気孔7から空気が吸入され、吸入された空気で内容器4を冷却する。内容器4を冷却した後の空気は、排気孔8から大気に排出される。
このように従来の冷却ファン6を備えた電気ポット1は、ぬるまめのお湯を得るという初期の目的は一応達成することができるものである(例えば、特許文献1参照)。
ところで、電気ポット1は、蓋部3を開け、本体ケース2を傾けて内容器4内に残った水を捨て、新しい水を水道から直接内容器4内に入れる等したりして使用している。そのような場合、よほど気をつけないと捨てる水或いは入れる水の一部が本体ケース2の側面に流れ落ちる。
従来の冷却ファン6を備えた電気ポット1は、図6に示すように、電気ポット1の上部の広い両側面に複数の吸気孔7を設けているため、内容器4内の水を捨てたり、或いは、内容器4内に水を入れるとき、捨てる水或いは入れる水の一部が吸気孔7から本体ケース2内に侵入し、侵入した水が本体ケース2の上方に設けられる操作板を濡らし、制御に悪影響が生じたり、或いは、侵入した水がヒータ5に当たり、その加熱に支障が出たりする等の弊害が発生する恐れがあった。
また、排気孔8から排出される空気は温められているため、排気孔8から排出されると上方へ流れることになる。従来の冷却ファン6を備えた電気ポット1は、図6に示すように、複数の排気孔8が設けられている側面と同じ面の上方に複数の吸気孔7が設けられているため、排気孔8から排出される空気は吸気孔7方向へ流れ、吸入空気の流れと緩衝したり、再度吸気孔7から取り込まれたりし、吸気効率が低下し、冷却ファン6による冷却効率の低下を引き起こしていた。
実開平4−32629号公報
本願発明は、上記した水等が本体ケース内に侵入するという弊害並びに吸気効率の低下に起因した冷却効率の低下を防止してなる電気ポットを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、前方側に注湯口が設けられ、後方側にヒンジ部が設けられる本体ケースと、該本体ケースの上方部に位置し、前記ヒンジ部を介して開閉される蓋部と、前記本体ケース内に収納される内容器と、前記本体ケースの側面であって前後方向に直交する側に軸が取り付けられる取手と、ファンと、吸排気孔とを備えた電気ポットにおいて、前記ファンの吸気孔を前記ヒンジ部直下に設け、前記排気孔を前記本体ケース下部で、前記取手の軸方向に設ける構成。
そしてこの構成により、例え内容器内の水を捨てたり、或いは、内容器内に水を入れるとき、捨てる水或いは入れる水の一部が本体ケースの側面に沿って流れ落ちたとしても、吸気孔はヒンジ部によりカバーされた状態にあるため、流れ落ちる水が吸気孔から本体ケース内に侵入することはなくなる。また、吸気孔はヒンジ部直下に設けられているため、従来の本体ケースの側面に沿って設けられるものに比べ目立たなく、且つ内部が見えたりする見栄えの悪さがなくなる。さらに、吸気孔と排気孔は、ほぼ直交する位置で設けられるため、吸排気の干渉はなくなる。
請求項2に係る発明では、請求項1の構成に加え、前記排気孔は、前記本体ケース最下部外周部に形成される環状壁に設ける構成。そしてこの構成により、排気孔を設ける位置、方向およびその開口面積の大きさ等を自由に設定できる。
請求項3に係る発明では、請求項1または2の構成に加え、前記本体ケースの前方側に形成される鼻先部下面に前側吸気孔を設ける構成。そしてこの構成により、流れ落ちる水が前側吸気孔から本体ケース内に侵入することもなくなる。また、前側吸気孔も鼻先部下面に設けられるため、見栄えが悪くなることはない。さらに、前側吸気孔と後側吸気孔であるヒンジ部吸気孔とで吸気効率が向上し、且つ前後方向から吸気を吸入することで内容器の外周全体に吸気が行き渡るため内容器の冷却効率が向上する。
請求項4に係る発明では、請求項3の構成に加え、前記吸気孔の開口面積は、前記前側吸気孔より前記ヒンジ部直下に設けられる吸気孔の方が大きい構成。そしてこの構成により、注湯口からの給湯時にお湯の跳ね返りが生じても跳ね返りのお湯が前側吸気孔より侵入する恐れが低減する。また、従来の電気ポットのヒータは後方部の方がヒータ密度が大きく作られており、後方部がより高温になるところ、後側吸気孔より吸入される多量の空気により高温部の冷却が向上し、内容器が均一に冷却される。
請求項1に係る発明では、ファンの吸気孔をヒンジ部直下に設け、排気孔を本体ケース下部で、電気ポットの前後方向に直交する方向に設けることにより、内容器内の水を捨てたり、或いは内容器内に水を入れたりしたとしても、吸気孔はヒンジ部によりカバーされた状態にあるため、流れ落ちる水が吸気孔から本体ケース内に侵入することを防止することができ、制御回路或いはヒータ等への悪影響を防止することができる。また、吸気孔はヒンジ部直下に設けられるため、従来の本体ケースの側面に沿って設けられるものに比べ見栄えを良くすることができる。さらに、吸気孔と排気孔とをほぼ直交する位置に設けることにより、従来のものに比べ吸排気効率を高め、内容器の冷却効率を向上することができる。
請求項2に係る発明では、排気孔を本体ケース最下部外周部に形成される環状壁に設けることにより、請求項1に係る発明の効果に加え、排気孔を設ける位置、方向およびその開口面積の大きさを必要に応じて設定することができるため、設計の自由度を高めることができる。
請求項3に係る発明では、本体ケースの前方側に形成される鼻先部下面に前側吸気孔を設けることにより、請求項1または2に係る発明の効果に加え、流れ落ちる水が前側吸気孔から本体ケース内に侵入することも防止でき、特に前側吸気孔近傍に設けられる制御回路への悪影響を防止することができる。また、前側吸気孔も鼻先部下面に設けられるため、従来の本体ケースの側面に沿って設けられるものに比べ見栄えを良くすることができる。さらに、前側吸気孔と後側吸気孔であるヒンジ部吸気孔とから空気を吸入するため、吸気効率を向上させることができる。さらに、前後方向から吸気を吸入することで内容器の外周全体に吸気が行き渡るため内容器の冷却効率をさらに向上することができる。
請求項4に係る発明では、吸気孔の開口面積を、前側吸気孔よりヒンジ部直下に設けられる吸気孔の方を大きくすることにより、請求項3に係る発明の効果に加え、注湯口からの給湯時に跳ね返りのお湯が前側吸気孔から侵入する恐れを低減し、前側吸気孔近傍に設けられる制御回路への悪影響をより防止することができる。また、従来の電気ポットのヒータは後方部の方がヒータ密度が大きく作られており、後方部がより高温になるところ、吸入空気による内容器の冷却をより均一にすることができ、内容器の冷却効率をより向上することができる。
以下、本願発明の実施例について説明する。図1は本願発明の電気ポットの正面図、図2はその背面図、図3はその底面図、図4は底部材を取り外した状態の底面図、図5はその縦断面図を示す。電気ポットは、図5で示す鼻先部27側を前方側、その反対のヒンジ部29側を後方側として説明する。
電気ポット10は、主として外郭を形成する本体ケース20と、本体ケース20の上方開口を開閉する蓋部30と、本体ケース20内に収納され、お湯等を入れるための内容器40と、内容器40内のお湯を適温まで冷却するための冷却ファン60等からなる。
前記本体ケース20は、側面および底面を形成する外部材21と、外部材21の上端部を形成する環状の肩部材22からなり、前記外部材21は、その前方側面は内側に凹んだ凹面23とされ、凹面23には図1に示すように内容器40内の湯量を表示する表示部24が形成される。
この凹面23の上方には、第1凸部25が形成され、肩部材22に形成されるほぼ同形の第2凸部26と一体に組み合わされ、鼻先部27を形成し、第1凸部25には図示しない給湯通路を介して内容器40内に連通し、内容器40内のお湯が給湯される注湯口28が下方に向かって先端を開口する形態で取り付けられ、前記第2凸部26の上面には、給湯ボタン及び表示窓等が配設される操作部26aが設けられる。また、本体ケース20の後方上部には、ヒンジ部29が形成され、このヒンジ部29を介して前記蓋部30が開閉される。
前記蓋部30は、上板31と下板32とからなり、本体ケース20の後方上部に設けられたヒンジ部29に対して開閉且つ着脱自在に支持される。また蓋部30の下板32には蒸気排出口33が、上板31には蒸気口34が設けられるとともに、上板31と下板32との間には、蒸気排出通路35が形成される。また、蓋部30の上板31の前方側には、開閉レバー39が取り付けられており、この開閉レバー39を押し上げることにより蓋部30は開放される。
符号36は前記蓋部30の下板32の下部に固定される金属製のカバー部材で、該カバー部材36の外周縁には、蓋部30の閉蓋時において前記内容器40の上端開口部に圧接されるシールパッキン37が設けられる。
前記カバー部材36の部分であって前記下板32の蒸気排出口33の下側部分には、電気ポットが転倒した場合上部に押し上げられ前記蒸気排出口33を塞ぎ、該蒸気排出口33及び蒸気排出通路35を介して蒸気口34からお湯が排出されないようにするための金属製の止水弁38が取り付けられる。
前記内容器40は、上方開口の円形の容器であり、本体ケース20内に上方より挿入され、その上方に外側に張り出したリング状のフランジ部41を肩部材22の段部に載置する形態で係止され、図4に示すように本体ケース20の底部より2本のビス42で下方に押し下げる形態で固定される。
また、内容器40の底部には、加熱手段であるマイカヒータ等のヒータ43が取り付けられるとともに、配線用のターミナル45が図4に示すように内容器40の底部前方側に取り付けられる。
その底部中央には内容器40内の湯温を検出する湯温検出手段としての湯温センサー44が設けられ、操作部26aに設けられる給湯ボタン等が操作されることにより図示しない制御手段により内容器40内の湯温を加熱制御する。
符号46は電動ポンプであり、前記ターミナル45と併設される形態で内容器40の底部前方側に設けられる。この電動ポンプ46は、操作部26aに設けられる給湯ボタンが操作されることにより駆動され、内容器40内のお湯を図示しない給湯通路を介して鼻先部27の下方に開口する注湯口28から給湯する。
また、本体ケース20の上部側面には、略半円弧状の取手47が取り付けられる。取手47の両端部の軸48は、電気ポット10の前後方向に直交する方向の本体ケース20上部側面に対向する形態で取り付けられ、取手47は、普段は後方側へ倒されており、電気ポット10を持ち運ぶときに垂直状態にされる。
次いで、本体ケース20に形成される吸排気孔等の冷却系について説明する。前記本体ケース20の底部は、内方に向かって凹んだ断面略コ字状の窪み50が形成され、本体ケース20の外下部側面とで断面略V字状の環状壁51を形成する。
この環状壁51には、前後方向に直交する方向の下部側面であって、且つ対向する位置に図3〜図5に示すように排気孔として機能する冷却空気排出用の2つの円弧状の切欠孔52が設けられ、断面略V字状の環状壁51の先端には複数個の水抜き孔53が設けられる。また、図3、図4に示すように、切欠孔52とヒンジ部29との間の環状壁51には、凹状且つコ字状のプラグ受け部58が形成され、このプラグ受け部58内には、マグネットプラグ70が挿入固定される。
前記窪み50の上面には、開口部54が開口されるとともに、開口部54には、下方より挿入される冷却ファン60を収納固定するための略正方形で且つ上下が開放された取付枠55がその外周壁面の一部と環状壁51の内壁面の一部とを複数本の支持板56で連結する形態で一体に形成されるとともに、取付枠55の上端部には内方に張り出し、冷却ファン60を支持するための段部57が形成されている。
この取付枠55は、図4に示すように、その中心Aは内容器40の中心Bよりも後方側にずれて設けられている。また、この取付枠55内には、冷却ファン60が下方より挿入され、前記段部57で支持され固定される。
冷却ファン60は、外郭を形成するケーシング61、中央部に配置される円形状のモータ63およびケーシング61とモータ63との間に位置する複数枚の羽根62からなり、それらは予めユニット状に組み立てられている。冷却ファン60が挿入固定された状態で駆動されると、冷却風は、上方より下方に流れる。
冷却ファン60が挿入固定された状態では、冷却ファン60は取付枠55と同様に、図4に示すように、その中心Aは内容器40の中心Bよりも後方側にずれて設けられる。このような配置にすることにより、冷却ファン60は後方側へずれることになるため、前方側の空いた空間に前記ターミナル45および電動ポンプ46を容易に取り付けることができる。
また、前記ターミナル45を前方側に配置すると、ヒータ43の密度は必然的に後方側がより高くなり、後方側が高温になり易いところ、冷却ファン60をこのように配置することにより後方側がより冷却されるため、後方側が高温になる弊害を低減することができる。
さらに、冷却ファン60をこのように配置することにより湯温センサー44に流れる冷却空気量を低減することができるため、冷却空気による湯温センサー44への悪影響をそれだけ低減することができる。なお、冷却ファン60の中心Aは、必要に応じて選択可能であり、例えば内容器40の中心Bと同じでも、或いは内容器40の中心Bより前方側であっても良い。
前記開口部54には、下方より取り付けられるファンカバー65が取り付けられる。ファンカバー65は、略円形状の部材で、その一端部には、図3にその一部を示すように下方に膨出した矩形状のプラグカバー66が一体に形成されるとともに、プラグカバー66とは反対側の端部には突起67が形成されており、この突起67を図3に示すように環状壁51の内壁面に形成される係合穴68に係合し、同じく図3に示すように一個のビス穴69にビスを螺合することによりファンカバー65を取り付け、開口部54と同時に図4に示すプラグ受け部58内に挿入固定されるマグネットプラグ70の底部を覆う。
このように、ファンカバー65でプラグカバー66をも兼用させることによりそれだけコストを低減することができる。なお、ファンカバー65により、内容器40を固定するために本体ケース20の底部より螺合される2本のビス42も同時に覆う。
また、ファンカバー65の冷却ファン60を取り付けるための取付枠55に対向する箇所には、図3、図5に示すように複数個の排気孔71が設けられ、冷却後の加熱された空気を下方に排出する。ファンカバー65の上面であって、取付枠55の内側に相当する箇所には略正方形の立設壁72が設けられており、立設壁72の上端部はケーシング61面に当接され、冷却ファン60からの排出空気が横方向に漏れるのを防止するとともに、排出空気を排気孔71の方向にガイドする。なお、ファンカバー65の外周端部にも複数の水抜き孔53が設けられる。
符号75は、第1の吸気孔である。第1の吸気孔75は、図2に示すようにヒンジ部29の直下に複数個設けられる後側吸気孔で、その幅hはヒンジ部29の幅H以下にされる。このようにヒンジ部29の直下にヒンジ部29の幅H以下の吸気孔75を設けることにより、上方より水が流れ落ちてきたとしてもヒンジ部29により遮られるため、水が吸気孔75より本体ケース20内に侵入することが防止される。
また、符号76は、第2の吸気孔である。第2の吸気孔76は、図1、図3〜図5に示すように本体ケース20上部の鼻先部27の根本部の湾曲部に1個設けられる横長で矩形状のもので、前側吸気孔に相当し、後側吸気孔75に対し本体ケース20の反対側に設けられる。その横幅は図1に示すように注湯口28の略2倍である。なお、前側吸気孔76の開口面積は、後側吸気孔75の開口面積より小さい。
前側吸気孔76を鼻先部27の根本部の湾曲部に設けることにより、後側吸気孔75と同様に、上方より水が流れ落ちてきたとしても鼻先部27により遮られるため、水が前側吸気孔76より本体ケース20内に侵入することが防止される。さらに、例え水が本体ケース20内に侵入し鼻先部27内に入り込んだとしても、鼻先部27は前側吸気孔76に向かって下方に傾斜して形成されているため、鼻先部27内に入り込んだ水は前側吸気孔76から容易に排出される。このように前側吸気孔76は、冷却空気導入機能と侵入した水の排出機能を合わせ持っている。
なお、後側吸気孔75および前側吸気孔76とも、平面視で見て、マグネットプラグ70と重ならない位置に設けられる。このような配置にすることにより、例え後側吸気孔75および前側吸気孔76から水が本体ケース20内に侵入したとしても、侵入した水がマグネットプラグ70に当たることが防止されるため安全性が向上する。
また、後側吸気孔75をヒンジ部29の直下、前側吸気孔76を鼻先部27の根本部の湾曲部に設けることにより、各吸気孔75、76をあまり目立たなくすることができ、従来のものに比べそれだけ見栄えが良くなる。
さらに、後側吸気孔75および前側吸気孔76は、電気ポット10の前後方向に設けられるのに対し、排気孔でもある前記切欠孔52は、後側吸気孔75および前側吸気孔76に直交する位置に設けられているため、吸排気の干渉がなくなり、吸気効率が向上する。
作用について説明する。内容器40に水が入れられ、通電されるとヒータ43が発熱し、水が沸騰する。沸騰後にぬるまめのお湯である60℃が選択されると、冷却ファン60が駆動し、内容器40内のお湯を冷却する。
冷却ファン60が駆動されると、後側吸気孔75および前側吸気孔76より矢印で示すように空気が本体ケース20内に導入される。本体ケース20と内容器40との間には、冷却ファン60の吸引力により直接下方側へ向かう流れと、本体ケース20と内容器40との間に発生する負圧により環状方向へ向かう流れとが生じるため、本体ケース20内に導入された空気は、そのような流れに乗り結果的に内容器40のほぼ外周全面に沿って流下し、内容器40を均一に冷却する。なお、後側吸気孔76のみを用いた冷却よりは、後側吸気孔75および前側吸気孔76を用いた冷却のほうがはるかに冷却効率が良い。
内容器40を冷却して加熱された空気は、冷却ファン60により矢印で示すように下方へ押し出される。下方へ押し出された加熱空気は、ファンカバー65に設けられる排気孔71より窪み50内に押し出される。
窪み50内に押し出された加熱空気は、図示しない床面に当たり略直角に方向を変え、環状壁51に対向して設けられ、排気孔でもある切欠孔52から図2で矢印で示すように図示しない床面に沿って略水平方向に排出される。なお、排出される加熱空気は略水平方向から上方向に向かうが、後側吸気孔75および前側吸気孔76より平面視で略90℃ずれているため、後側吸気孔75および前側吸気孔76に吸入される空気と干渉することはない。
本願発明は、上記各実施の態様の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。
本願発明の電気ポットの正面図 本願発明の電気ポットの背面図 本願発明の電気ポットの底面図 本願発明の電気ポットの底部材を取り外した状態の底面図 本願発明の電気ポットの縦断面図 従来の電気ポットの斜視図 従来の電気ポットの縦断面図
符号の説明
10…電気ポット 20…本体ケース
21…外部材 22…肩部材
23…凹面 24…表示部
25…第1凸部 26…第2凸部
27…鼻先部 28…注湯口
29…ヒンジ部 30…蓋部
31…上板 32…下板
33…蒸気排出口 34…蒸気口
35…蒸気排出通路 36…カバー部材
37…シールパッキン 38…止水弁
39…開閉レバー 40…内容器
41…フランジ部 42…ビス
43…ヒータ 44…湯温センサー
45…ターミナル 46…電動ポンプ
47…取手 48…軸
50…窪み 51…環状壁
52…切欠孔 53…水抜き孔
54…開口部 55…取付枠
56…支持板 57…段部
58…プラグ受け部 60…冷却ファン
61…ケーシング 62…羽根
63…モータ 65…ファンカバー
66…プラグカバー 67…突起
68…係合穴 69…ビス穴
70…マグネットプラグ 71…排気孔
72…立設壁 75…後側吸気孔
76…前側吸気孔

Claims (4)

  1. 前方側に注湯口が設けられ、後方側にヒンジ部が設けられる本体ケースと、該本体ケースの上方部に位置し、前記ヒンジ部を介して開閉される蓋部と、前記本体ケース内に収納される内容器と、前記本体ケースの側面であって前後方向に直交する側に軸が取り付けられる取手と、ファンと、吸排気孔とを備えた電気ポットにおいて、前記ファンの吸気孔を前記ヒンジ部直下に設け、前記排気孔を前記本体ケース下部で、前記取手の軸方向に設けることを特徴とする電気ポット。
  2. 前記排気孔は、前記本体ケース最下部外周部に形成される環状壁に設けることを特徴とする請求項1記載の電気ポット。
  3. 前記本体ケースの前方側に形成される鼻先部下面に前側吸気孔を設けることを特徴とする請求項1または2記載の電気ポット。
  4. 前記吸気孔の開口面積は、前記前側吸気孔より前記ヒンジ部直下に設けられる前記吸気孔の方が大きいことを特徴とする請求項3記載の電気ポット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107735002A (zh) * 2015-06-09 2018-02-23 夏普株式会社 加热烹调器
CN112220333A (zh) * 2020-10-13 2021-01-15 江门市盈光不锈钢制品有限公司 一种不锈钢智能煲

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