JP2005188634A - ロータリーダンパ及びシート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のロータリーダンパは、粘性流体が充填される流体室17内に、揺動可能に設けられるベーン14の一部が、弾性変形可能とされると共に、その弾性変形可能な部分が係合する被係合部16が、流体室17に設けられている。
【選択図】図1
Description
(1)粘性流体が充填される流体室内に、揺動可能に設けられるベーンを備えたロータリーダンパであって、前記ベーンの少なくとも一部が弾性変形可能とされると共に、前記流体室に、前記ベーンの弾性変形可能な部分が係合する被係合部が設けられていることを特徴とするロータリーダンパ。
(2)前記被係合部が、前記流体室の周壁を形成するハウジングの一部として、該ハウジングと一体に成形されていることを特徴とする前記(1)に記載のロータリーダンパ。
(3)前記被係合部が、前記流体室の周面に設けられると共に、該周面に対向する前記ベーンの先端は、前記被係合部に係合する一面寄りの一部以外の部分が、他面側に向かうに従って前記流体室周面との間隔が大きくなるよう傾斜した斜面とされ、かつ前記ベーンの先端付近には、一面側に開口する窪みが設けられることにより、弾性変形可能とされていることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のロータリーダンパ。
(4)前記ベーンは、その先端に存する一面寄りの一部が、前記流体室の周面に圧接する径方向長さを有することを特徴とする前記(3)に記載のロータリーダンパ。
(5)前記ベーンが、単一の部材から構成されることを特徴とする前記(3)又は(4)に記載のロータリーダンパ。
(6)回転動作するアームレストと、該アームレストの回転動作を制御するロータリーダンパとを備えたシートであって、前記ロータリーダンパは、粘性流体が充填される流体室内に、揺動可能に設けられるベーンを備えると共に、前記ベーンの少なくとも一部が弾性変形可能とされると共に、前記流体室に、前記ベーンの弾性変形可能な部分が係合する被係合部を有することを特徴とするシート。
(7)前記ロータリーダンパを構成する被係合部が、前記流体室の周壁を形成するハウジングの一部として、該ハウジングと一体に成形されていることを特徴とする前記(6)に記載のシート。
(8)前記ロータリーダンパを構成する被係合部が、前記流体室の周面に設けられると共に、該周面に対向する前記ベーンの先端は、前記被係合部に係合する一面寄りの一部以外の部分が、他面側に向かうに従って前記流体室周面との間隔が大きくなるよう傾斜した斜面とされ、かつ前記ベーンの先端付近には、一面側に開口する窪みが設けられることにより、弾性変形可能とされていることを特徴とする前記(6)又は(7)に記載のシート。
(9)前記ロータリーダンパを構成するベーンは、その先端に存する一面寄りの一部が、前記流体室の周面に圧接する径方向長さを有することを特徴とする前記(8)に記載のシート。
(10)前記ロータリーダンパを構成するベーンが、単一の部材から構成されることを特徴とする前記(8)又は(9)に記載のシート。
前記(2)に記載の本発明によれば、前記被係合部が、前記流体室の周壁を形成するハウジングの一部として、該ハウジングと一体に成形されているため、ダンパ機構を構成する部材以外の部材を必要としないで、クリック機構を構成することが可能となる。従って、従来よりも部品点数を減少させ、製造コストを低下させることが可能となる。
前記(3)に記載の本発明によれば、前記被係合部が、前記流体室の周面に設けられると共に、該周面に対向する前記ベーンの先端は、前記被係合部に係合する一面寄りの一部以外の部分が、他面側に向かうに従って前記流体室周面との間隔が大きくなるよう傾斜した斜面とされ、かつ前記ベーンの先端付近には、一面側に開口する窪みが設けられることにより、弾性変形可能とされているため、ベーンの揺動方向によって発揮する制動力に差を生じさせることが可能となる。すなわち、ベーンの一面により粘性流体を圧縮するときには、前記窪みの内部に存する粘性流体の圧力が大きくなることで、ベーンの先端が変形し、一面寄りの一部と流体室の周面との間の隙間が小さくなるため、発揮する制動力を大きなものとすることができる。逆に、ベーンの他面により粘性流体を圧縮するときには、前記窪みの内部に存する粘性流体の圧力が小さくなると共に、ベーンの先端に形成される斜面(一面寄りの一部以外の部分)が粘性流体の圧力を受けることで、ベーンの先端が変形し、一面寄りの一部と流体室の周面との間の隙間が大きくなるため、発揮する制動力を小さなものとすることができる。
前記(4)に記載の本発明によれば、前記ベーンは、その先端に存する一面寄りの一部が、前記流体室の周面に圧接する径方向長さを有するため、ベーンの一面により粘性流体を圧縮する際のシール性を高めることができ、より大きな制動力を発揮することが可能となる。
前記(5)に記載の本発明によれば、前記ベーンが、単一の部材から構成されるため、ダンパ機構を構成する部材以外の部材を必要としないで、クリック機構を構成することができ、また、ベーンとは別個に形成され、ベーンに組み付けられる部材を必要としないで、ベーンの揺動方向によって発揮する制動力に差を生じさせることが可能となる。
前記(6)に記載の本発明によれば、アームレストの回転動作を制御するロータリーダンパは、粘性流体が充填される流体室内に、揺動可能に設けられるベーンを備えると共に、前記ベーンの少なくとも一部が弾性変形可能とされると共に、前記流体室に、前記ベーンの弾性変形可能な部分が係合する被係合部を有するため、アームレストとシートバックとの間に生じる摩擦抵抗が小さい場合でも、アームレストの収納状態を保持することが可能となる。また、ロータリーダンパの設置スペースが小さくて済むという利点がある。
前記(7)に記載の本発明よれば、前記ロータリーダンパを構成する被係合部が、前記流体室の周壁を形成するハウジングの一部として、該ハウジングと一体に成形されているため、ロータリーダンパを構成する部品点数を減少させ、ロータリーダンパの製造コストを低下させることができ、その結果、シートの製造コストも低下させることが可能となる。
前記(8)に記載の本発明によれば、前記ロータリーダンパを構成する被係合部が、前記流体室の周面に設けられると共に、該周面に対向する前記ベーンの先端は、前記被係合部に係合する一面寄りの一部以外の部分が、他面側に向かうに従って前記流体室周面との間隔が大きくなるよう傾斜した斜面とされ、かつ前記ベーンの先端付近には、一面側に開口する窪みが設けられることにより、弾性変形可能とされているため、ロータリーダンパは、ベーンの揺動方向によって発揮する制動力に差を生じさせることができる。従って、アームレストを一方向へ回転動作させるときには、その動きを緩慢なものとさせ、逆方向へ回転動作させるときには、自由に動作させることが可能となる。
前記(9)に記載の本発明によれば、前記ロータリーダンパを構成するベーンは、その先端に存する一面寄りの一部が、前記流体室の周面に圧接する径方向長さを有するため、ロータリーダンパは、より大きな制動力を発揮することができる。従って、アームレスト自体の重量が重い場合でも、その回転動作を適切に制御することが可能となる。
前記(10)に記載の本発明によれば、前記ロータリーダンパを構成するベーンが、単一の部材から構成されるため、ロータリーダンパを構成する部品点数を減少させ、ロータリーダンパの製造コストを低下させることができ、その結果、シートの製造コストも低下させることが可能となる。
11,21 ハウジング
12,22 ロータ
13,23 隔壁
14,24 ベーン
15,25 プラグ
16,26 被係合部
17,27 流体室
17a,27a 第1室
17b,27b 第2室
18 Oリング
28 流体通路
28a 大径部
28b 小径部
29 弁体
30 シート
31 アームレスト
32 支軸
33 シートバック
Claims (10)
- 粘性流体が充填される流体室内に、揺動可能に設けられるベーンを備えたロータリーダンパであって、前記ベーンの少なくとも一部が弾性変形可能とされると共に、前記流体室に、前記ベーンの弾性変形可能な部分が係合する被係合部が設けられていることを特徴とするロータリーダンパ。
- 前記被係合部が、前記流体室の周壁を形成するハウジングの一部として、該ハウジングと一体に成形されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダンパ。
- 前記被係合部が、前記流体室の周面に設けられると共に、該周面に対向する前記ベーンの先端は、前記被係合部に係合する一面寄りの一部以外の部分が、他面側に向かうに従って前記流体室周面との間隔が大きくなるよう傾斜した斜面とされ、かつ前記ベーンの先端付近には、一面側に開口する窪みが設けられることにより、弾性変形可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリーダンパ。
- 前記ベーンは、その先端に存する一面寄りの一部が、前記流体室の周面に圧接する径方向長さを有することを特徴とする請求項3に記載のロータリーダンパ。
- 前記ベーンが、単一の部材から構成されることを特徴とする請求項3又は4に記載のロータリーダンパ。
- 回転動作するアームレストと、該アームレストの回転動作を制御するロータリーダンパとを備えたシートであって、前記ロータリーダンパは、粘性流体が充填される流体室内に、揺動可能に設けられるベーンを備えると共に、前記ベーンの少なくとも一部が弾性変形可能とされると共に、前記流体室に、前記ベーンの弾性変形可能な部分が係合する被係合部を有することを特徴とするシート。
- 前記ロータリーダンパを構成する被係合部が、前記流体室の周壁を形成するハウジングの一部として、該ハウジングと一体に成形されていることを特徴とする請求項6に記載のシート。
- 前記ロータリーダンパを構成する被係合部が、前記流体室の周面に設けられると共に、該周面に対向する前記ベーンの先端は、前記被係合部に係合する一面寄りの一部以外の部分が、他面側に向かうに従って前記流体室周面との間隔が大きくなるよう傾斜した斜面とされ、かつ前記ベーンの先端付近には、一面側に開口する窪みが設けられることにより、弾性変形可能とされていることを特徴とする請求項6又は7に記載のシート。
- 前記ロータリーダンパを構成するベーンは、その先端に存する一面寄りの一部が、前記流体室の周面に圧接する径方向長さを有することを特徴とする請求項8に記載のシート。
- 前記ロータリーダンパを構成するベーンが、単一の部材から構成されることを特徴とする請求項8又は9に記載のシート。
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JP2003430750A JP2005188634A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | ロータリーダンパ及びシート |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2003
- 2003-12-25 JP JP2003430750A patent/JP2005188634A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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