JP2006144952A - 緩衝器 - Google Patents

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千誉 堀場
Yuji Morita
雄二 森田
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Abstract

【課題】 懸架バネが胴曲がりして懸架バネ受けにモーメントが作用しても、シール部材の早期劣化を抑制可能な緩衝器を提供することである。
【解決手段】 シリンダ11に懸架バネ19の下端を支承する懸架バネ受け20を備えた緩衝器において、懸架バネ受け20が、シリンダ11端部を覆う筒状の本体21と、本体21の外周側に設けた環状のバネ受け部22と、本体21に円周方向に沿って等間隔かつ本体21内方に向けて突設されシリンダ11外周に圧接する複数の凸部23を備えてなり、該凸部23は懸架バネ19の胴曲がりの際にシリンダ11に対しすべって上記胴曲がりを抑制することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、緩衝器に関する。
車両重量を支える懸架バネの下端を支承する懸架バネ受けを備えた緩衝器にあっては、たとえば、図4に示すように、複筒型に構成される緩衝器本体Dと、緩衝器本体Dにおける外筒1の外周側に設けた懸架バネ受け2とを備えてなり、この懸架バネ受け2は、いわゆるハット型に形成され、筒状の本体3と、本体3の下端から延設されるバネ受け部4とを備えている。
そして、この懸架バネ受け2は、外筒1の端部に被せられるとともに、本体3の上下2箇所を全周にわたりロールかしめを施すことによって、外筒1に固定されている(特許文献1参照)。
特許第3023958号公報(図1)
上記のように、従来緩衝器では、懸架バネ受け2を緩衝器本体Dに固定に際して、懸架バネ受け2における本体3の上下2箇所を全周にわたりロールかしめを施しており、これにより懸架バネ受け2を緩衝器本体Dに強固に固定することができる。
しかし、懸架バネ受けを強固にシリンダに取付けると、緩衝器の収縮行程において懸架バネが圧縮されて胴曲がりした際に、懸架バネ受けを介してシリンダを撓ませるモーメントが作用し、ピストンロッドに対しシリンダが撓んでピストンロッドの外周に摺接しピストンロッドとシリンダとの間をシールするシール部材に無理な圧力が作用し、シール部材の劣化を早めてしまう弊害がある。
また、単筒型の緩衝器に同様のロールカシメを施すと、シリンダを歪めてシリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンの円滑な上下移動を妨げる恐れもある。
そこで、本発明は上記の弊害を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、懸架バネが胴曲がりして懸架バネ受けにモーメントが作用しても、シール部材の早期劣化を抑制可能な緩衝器を提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明の課題解決手段は、シリンダに懸架バネの下端を支承する懸架バネ受けを備えた緩衝器において、懸架バネ受けが、シリンダ端部を覆う筒状の本体と、本体の外周側に設けた環状のバネ受け部と、本体に円周方向に沿って等間隔かつ本体内方に向けて突設されシリンダ外周に圧接する複数の凸部を備えてなり、該凸部は懸架バネの胴曲がりの際にシリンダに対しすべって上記胴曲がりを抑制することを特徴とする。
本発明によれば、懸架バネの胴曲がりが修正される分、懸架バネ受けに作用するモーメントが緩和されることになり、上記モーメントによるシリンダの撓みを抑制することができる。
したがって、緩衝器が収縮する際、シリンダの撓みが抑制されるので、ピストンロッドに対しシリンダが撓んでピストンロッドの外周に摺接しピストンロッドとシリンダとの間をシールするシール部材に無理な圧力が作用することがなく、シール部材の劣化を早めることもなくなる。
また、シリンダに撓みを生じさせにくくなるので、シリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンの円滑な上下移動が保障され、これにより緩衝器の円滑な伸縮運動が保障される。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明する。図1は、一実施の形態における緩衝器の側面図である。図2は、一実施の形態における緩衝器の懸架バネ受けの縦断面図である。図3は、一実施の形態における緩衝器の懸架バネ受けの横断面図である。
一実施の形態における緩衝器は、図1に示すように、緩衝器本体10と、懸架バネ受け20とで構成され、緩衝器本体10は、具体的に図示はしないが、シリンダ11と、シリンダ11内を作動室(図示せず)と気室と隔成するフリーピストン(図示せず)と、上記作動室を二つの油室(図示せず)を区画するピストン(図示せず)と、ピストンに連結されるピストンロッド12と備え、いわゆる単筒型油圧緩衝器として構成されている。
そして、ピストンロッド12は、シリンダ11の図1中上端内周に圧入等により固定される環状のロッドガイド13により軸支され、さらに、ロッドガイド13とシリンダ11の上方開口端をかしめて内周側に折り曲げることによって形成される折り曲げ部11aとの間には環状のシール部材14が介装されている。
このシール部材14は、環状のシール本体15と、シール本体15の内周側下面に設けたピストンロッド12の外周に摺接する内周側シール部16と、シール本体15の内周側上面に設けたピストンロッド12の外周に摺接するダストシール部17と、シール本体15の外周側下面に設けたシリンダ11の内周に当接する外周側シール部18とを備えて構成され、このシール部材14でシリンダ11とピストンロッド12との間がシールされ、シリンダ10内は油密状態に維持されている。
なお、この単筒型油圧緩衝器として構成される緩衝器については、周知であるので詳しくは説明しないが、ピストンには上記各油室を連通する通路が形成されるとともに、この通路の途中にオリフィスや減衰バルブ等の減衰力発生要素が設けられ、緩衝器が伸縮して作動油が上記各油室を交流する際に上記減衰力発生要素によって生じる各油室内の圧力差と、各油室に面するピストンの受圧面積差により所定の減衰力を発生するようになっている。
他方、懸架バネ受け20は、筒状の本体21と、本体21の図1および図2中下端から延設される環状のバネ受け部22と、本体21に円周方向に沿って等間隔かつ本体21内方に向けて突設される3つの凸部23とを備えて構成されて、略ハット形状に形成されている。
また、本体21の上端開口端は内側に向けて水平に折り曲げられて水平部24が形成され、この水平部24の外周部には等間隔を持って窪み25が3つ形成されるとともに、上記水平部24の上面には、ドーナツ板形状のバンプストッパ26が溶接により取付けられている。
そして、上記のように構成された懸架バネ受け20は、緩衝器本体10におけるシリンダ11の図1中上端部に被せるようにして取付けられるが、その際に、水平部24とバンプストッパ26の軸芯部にピストンロッド12を挿通させ、さらに、本体21内にシリンダ11の上端部を挿入し、最終的には懸架バネ受け20の内部にシリンダ11の図1中上端が上記窪み25の下端に当接するまで挿入される。
このとき、上記した各凸部23は、図3に示すように、その各々の内端を通る仮想円Vの直径がシリンダ11の外周径より若干小さくなるように設定されているが、詳しくは、懸架バネ受け20に後述するモーメントが作用する際に、凸部23とシリンダ11との間にすべりを生じて、懸架バネ受け20がシリンダ11に対し傾ぐこと可能なように設定される。
それゆえ、上記のように懸架バネ受け20の本体21内にシリンダ11の上端部を挿入する際、各凸部23は、シリンダ11の外周に圧接されることになり、これら凸部23は、シリンダ11を挟持する。
そして、上記したようにシリンダ11に懸架バネ受け20を取付けておいて、懸架バネ19をピストンロッド12の上端側に設けた図示しない上方側の懸架バネ受けと懸架バネ受け20におけるバネ受け部21との間に介装させる。
なお、ピストンロッド12の上端外周側には図示しないバンプクッションが設けられており、この緩衝器が収縮する際に、このバンプクッションはバンプストッパ26に当接して緩衝器の最収縮時の衝撃を緩和する。
さて、上述のように構成される緩衝器にあっては、緩衝器が収縮する際、上記懸架バネ19は圧縮されるが、このとき、そのコイル状線材が全体わたり均一に製造することが困難であることなどにより、懸架バネ19は圧縮に伴って横方向に折れ曲がる状態、いわゆる胴曲がりを生じる。
この胴曲がりにより、懸架バネ19の線材は全体に渡り一様に圧縮されず、懸架バネ19を圧縮する力に対してある部分で過剰に圧縮し、別の部分ではは圧縮不足となり、懸架バネ19の下端を支承している懸架バネ受け20におけるバネ受け部22には、一様に力が作用せず、懸架バネ受け20には、図1中懸架バネ受け20を横方向に回転させるようなモーメントが発生する。
ここで、上記懸架バネ受け20は、上記凸部23のみでシリンダ11に固定されているだけであるので、上記モーメントによって上記凸部23とシリンダ11との間にすべりが生じ、シリンダ11に対し懸架バネ19の胴曲がりをある程度修正するような向きに釣り合いを保つ位置まで傾ぐ。
すなわち、懸架バネ受け20にあっては、本体21の上部付近を中心として振り子のようにバネ受け部22を左右に振らせることが可能となっている。
すると、懸架バネ19の胴曲がりが修正される分、懸架バネ受け20に作用するモーメントが緩和されることになり、上記モーメントによるシリンダ11の撓みを抑制することができる。
したがって、緩衝器が収縮する際、シリンダ11の撓みが抑制されるので、ピストンロッド12に対しシリンダ11が撓んでピストンロッド12の外周に摺接しピストンロッド12とシリンダ11との間をシールするシール部材14に無理な圧力が作用することがなく、シール部材14の劣化を早めることもなくなる。
また、シリンダ11に撓みを生じさせにくくなるので、シリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンの円滑な上下移動が保障され、これにより緩衝器の円滑な伸縮運動が保障される。
さらに、懸架バネ受け20がシリンダ11に当接している部位は、各凸部23および窪み25の下端のみとなり、それ以外の部位では懸架バネ受け20とシリンダ11との間に隙間が生じていることとなる。
したがって、懸架バネ受け20とシリンダ11との間に埃や水滴等が侵入しても、上記隙間を介して懸架バネ受け20の外方に排出されることになり、埃や水滴等がシリンダ11と懸架バネ受け20との間に留まってシリンダ11と懸架バネ受け20の表面を劣化させることがない。
なお、上記したところでは、凸部23をそれぞれ3箇所等間隔に設けているが、2箇所に設けるとしてもよく、上記モーメントの緩和を行える限りにおいて、凸部23をそれぞれ4個以上等間隔に設けることも可能であり、また、懸架バネ19の胴曲がりの方向が常に一定であれば、胴曲がりする方向線に対し直角に交わる線上に凸部23をそれぞれ2箇所設ける場合には、凸部23がその位置を保ったままですべりを生じて懸架バネ受け20を振り子のように運動させることができるので、シリンダ11の外周を必要以上に傷めてしまうということがない。
また、個々の凸部23のシリンダ11の外周に当接する円周方向幅、軸方向幅および面圧は、適宜、上記懸架バネ19の胴曲がりにより生じるであろうモーメントの大きさ、すなわち、懸架バネ19の仕様によって設定されればよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態における緩衝器の側面図である。 一実施の形態における緩衝器の懸架バネ受けの縦断面図である。 一実施の形態における緩衝器の懸架バネ受けの横断面図である。 従来の緩衝器の側面図である。
符号の説明
10 緩衝器本体
11 シリンダ
12 ピストンロッド
13 ロッドガイド
14 シール部材
15 シール本体
16 内周側シール部
17 ダストシール部
18 外周側シール部
19 懸架バネ
20 懸架バネ受け
21 本体
22 バネ受け部
23 凸部
24 水平部
25 窪み
26 バンプストッパ

Claims (1)

  1. シリンダに懸架バネの下端を支承する懸架バネ受けを備えた緩衝器において、懸架バネ受けが、シリンダ端部を覆う筒状の本体と、本体の外周側に設けた環状のバネ受け部と、本体に円周方向に沿って等間隔かつ本体内方に向けて突設されシリンダ外周に圧接する複数の凸部を備えてなり、該凸部は懸架バネの胴曲がりの際にシリンダに対しすべって上記胴曲がりを抑制することを特徴とする緩衝器。
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