JP2006142570A - 製版装置及び印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 駆動源102によって回転駆動されるプラテンローラ36と、これと接触可能なサーマルヘッド37で感熱マスタ34を加熱製版する製版装置3において、サーマルヘッド37で製版する画像データをパラメータの1つとしてプラテンローラの外径変位量を推定する変位量推定手段88によって推定された変位量に基づき駆動源102の駆動を制御してプラテンローラ36の回転速度を調整する。
【選択図】 図1
Description
このようなデジタル式の製版を行う製版装置においては、画像面積の比較的多い原稿やデータから製版を、あるいは複数の画像を連続して製版する場合、マスタを溶融穿孔させるために発熱したサーマルヘッドの熱によりプラテンローラが加熱される。プラテンローラは、弾性体であるシリコンゴム等から構成されることが多く、ゴム部分がサーマルヘッドからの熱で僅かに熱膨張して体積が増えることでその直径が変位する。この状態で次の製版を行うと、製版される画像信号、すなわち、サーマルヘッドに対するパルスの送り時間は一定であるため、熱膨張によるプラテンローラの直径が増えた分、マスタの搬送量が増加してしまい、製版画像があたかも拡大したようになってしまうという問題があった。
そこで、特許文献1では、プラテンローラ自体の温度を温度検出手段で検出し、検出した温度に応じてプラテンローラの回転連度を設定することが記載されている。
本発明は、低コストで簡素な構成でありながら画像不具合を低減可能な製版装置及び印刷装置を提案することを、その目的とする。
請求項4の発明は、請求項2記載の製版装置において、計測手段で計測する計測時間が、直前の製版における最後端の画像データからの経過時間であることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1ないし4の何れかに記載の製版装置において、画像データが、画素数と各々画素に対応するサーマルヘッドのパルス時間であることを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1ないし6の何れかに記載の製版装置において、サーマルヘッドの熱エネルギーに関連する情報を検知する検知手段を有し、変位量推定手段が、検知手段で情報が検知された時に、検知されるべき情報と対応させて予め設定された設定情報の中から検知情報に対応する設定情報をパラメータとして選択してプラテンローラの外径変位量を推定することを特徴としている。
請求項10の発明は、請求項1ないし9の何れかに記載の製版装置において、プラテンローラが弾性体であることを特徴としている。
(第1の形態)
そこで、本発明は、プラテンローラ36の温度や外径を直接測定するようなことをしないで、画像データや製版後の時間を元に、計算や実験を通して得られたプラテンローラの外径によるマスタ送り量を変位量推定手段88で予め推定し、プラテンローラ36を駆動するステッピングモータ102の回転速度を制御手段24で制御してプラテンローラ36の回転速度を変更するようにして、常により原稿に忠実な製版を得ることができるようにするためのものである。変位量推定手段88は、演算部、ROM、RAM及びタイマーを備えた周知のコンピュータで構成されている。
但し、この熱エネルギー総量Ezは、溶融穿孔に用いる分と大気中への放出分があるので、残りの熱エネルギーがプラテンローラ36を暖め、熱膨張させるエネルギーEpとなる。これを式で表すと式2となる。
式2において、α=損失係数であり、ここで得られた熱エネルギーによりシリコンゴムの温度が何度上昇するかは、式3で表される。
m:質量、C=比熱
プラテンローラ36のゴム層を構成しているシリコンゴムの熱膨張率は、それぞれその種類毎に決まっており、一般的に式4で表される。
V:t℃の時の体積、Vo1:0℃の時の体積、β:熱膨張率
よって、エネルギーEpにより熱膨張後のプラテンローラ36の体積を計算にて求めることができる。求められた体積より熱膨張したプラテンローラ36の外径R'が求められる。これら式1から式4は変位量推定手段88のROMに予め記憶されていて、製版に用いた画像データが入力されることで、式1から式4までの計算が実行されてプラテンローラ36の外径R'を推定して導出するように構成されている。
(第2の形態)
製版後ある程度時間が経過すると、製版時の熱により膨張したプラテンローラ36も冷えていき初期のローラ外径へ徐々に戻って行く。この時、制御手段24にあるタイマー90を計測手段として利用して、前回製版からの時間T1をカウントし、時間による補正を行うこともできる。例えば、単位時間あたりのプラテンローラ36の放熱率:γを実験などより導き出すと、時間T1後に放熱したエネルギーEp1は式5により導き出される。
但し、Ep1は減った熱量であるため、マイナス(−)の値となる。
これを式3、式4により時間T1後のプラテンローラ外径R1'を求めることができる。時間による補正を行う場合には、タイマー90のカウントを開始するタイミングを製版画像の後端部として前回製版からの時間をT1とすることで、更に精度を上げることも可能となる。
(第3の形態)
孔版印刷装置1で使用するマスタ34には、溶融穿孔されるフィルムの厚さや材質が異なる複数種類のマスタがあるので、マスタ34の種類毎に溶融穿孔条件が変わってしまう。例えば耐久性に優れた比較的厚いPETフィルムのマスタを使用する場合には、当然穿孔させるエネルギーは多く必要となるため、サーマルヘッドから発生する熱量が多くなり、プラテンローラの外径の変化も大きくなる。
(第4の形態)
サーマルヘッド37の熱エネルギーに関連する情報となるマスタ34の種類は、第3の形態のように装置操作者が手動で入れることもできるが、マスタ34の種類は機械的にも検出することができる。すなわち、図10に示すように、マスタ34にその種類等の条件を示すICタグやバーコードのような識別部340を設ける。本形態では、この識別部340の情報を検知する検知手段350を備えている。
(第5の形態)
本形態は、図11に示すように、製版装置本体の周辺温度を検知する温度検知手段360を有し、変位量推定手段88が、温度情報と対応させてROMに予め設定されたローラ基準径情報の中から、温度検知手段360で検知された温度に対応するローラ基準径情報を選択し、この選択したローラ基準径情報に基づきプラテンローラ36の外径変位量を推定するものである。
3 製版装置
7 印刷ドラム
24 制御手段
34 感熱材(マスタ)
36 プラテンローラ
37 サーマルヘッド
88 変位量推定手段
89 入力手段
90 計測手段
102 駆動源
350 検知手段
360 温度検知手段
Claims (11)
- 駆動源によって回転駆動されるプラテンローラと、このプラテンローラと接触可能なサーマルヘッドとで感熱材を加熱製版する製版装置において、
前記サーマルヘッドで製版する画像データをパラメータの1つとして前記プラテンローラの外径変位量を推定する変位量推定手段と、
前記変位量推定手段によって推定された変位量に基づき前記駆動源の駆動を制御して前記プラテンローラの回転速度を調整する制御手段とを具備することを特徴とする製版装置。 - 請求項1記載の製版装置において、
前記画像データに関する時間を計測する計測手段を有し、
前記変位量推定手段は、前記画像データと前記計測手段で計測された画像データ時間とをパラメータとして前記プラテンローラの外径の変位量を推定することを特徴とする製版装置。 - 請求項2記載の製版装置において、
前記計測手段で計測する計測時間が、直前の製版からの経過時間であることを特徴とする製版装置。 - 請求項2記載の製版装置において、
前記計測手段で計測する計測時間が、直前の製版における最後端の画像データからの経過時間であることを特徴とする製版装置。 - 請求項1ないし4の何れかに記載の製版装置において、
前記画像データが画素数であることを特徴とする製版装置。 - 請求項1ないし4の何れかに記載の製版装置において、
前記画像データが、画素数と各々画素に対応するサーマルヘッドのパルス時間であることを特徴とする製版装置。 - 請求項1ないし6の何れかに記載の製版装置において、
前記サーマルヘッドの熱エネルギーに関連する情報を入力する入力手段を有し、
前記変位量推定手段は、前記入力手段から入力情報がある時に、入力されるべき情報と対応させて予め設定された設定情報の中から、前記入力情報に対応する設定情報をパラメータとして選択して前記プラテンローラの外径変位量を推定することを特徴とする製版装置。 - 請求項1ないし6の何れかに記載の製版装置において、
前記サーマルヘッドの熱エネルギーに関連する情報を検知する検知手段を有し、
前記変位量推定手段は、前記検知手段で情報が検知された時に、検知されるべき情報と対応させて予め設定された設定情報の中から、前記検知情報に対応する設定情報をパラメータとして選択して前記プラテンローラの外径変位量を推定することを特徴とする製版装置。 - 請求項1ないし8の何れかに記載の製版装置において、
製版装置本体の周辺温度を検知する温度検知手段を有し、
前記変位量推定手段は、温度情報と対応させて予め設定されたローラ基準径情報の中から、前記温度検知手段で検知された温度に対応するローラ基準径情報を選択し、この選択したローラ基準径情報に基づき前記プラテンローラの外径変位量を推定することを特徴とする製版装置。 - 請求項1ないし9の何れかに記載の製版装置において、
前記プラテンローラは、弾性体であることを特徴とする製版装置。 - 駆動源によって回転駆動されるプラテンローラ及びこのプラテンローラと接触可能なサーマルヘッドとで感熱材を加熱製版する製版装置と、前記製版装置で製版された感熱材を外周面に巻着する印刷ドラムとを有する印刷装置において、
前記製版装置として、請求項1ないし10の何れかに記載の製版装置を有することを特徴とする印刷装置。
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2004
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