JP2006091754A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 現像剤担持体1と、この現像剤担持体1と離間配置された現像剤供給部材2と、現像剤担持体1と現像剤供給部材2との間に印加され現像剤供給部材2から現像剤担持体1への現像剤供給量を規制する供給バイアス印加手段3とを備え、供給バイアス印加手段3により印加される供給バイアスは、現像剤担持体1に印加される現像バイアスに重畳され、1周期中に、少なくとも現像剤供給部材2から現像剤担持体1への現像剤の移動を促す電界成分が含まれ且つ現像剤担持体1と現像剤供給部材2との間で現像剤の移動に作用する作用領域Aと、現像剤の移動に作用しない非作用領域Bとを含む。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、この方式では、トナー供給ロールと現像ロールとのニップ域や現像ロールと規制ブレードとのニップ域でトナーが機械的なストレスを受け、トナーの劣化が生じ易くなったり、規制ブレードによるトナー層厚規制のための圧力により発熱が生じ、規制ブレードへのトナー固着が発生する問題がある。この問題は、カラー画像形成用の画像形成装置に使用される現像装置において、特に大きな問題となる。すなわち、カラー画像を形成するためには、各色のトナーを完全に溶融することによって発色させることが必要なため、トナーに使用されるバインダ樹脂は低融点化傾向にあり、規制ブレードへの固着が一層発生し易い傾向になる。
特許文献1では、現像ロールとトナー供給ロールを離間配置させ、このトナー供給ロールに正多角柱形状のロールを用いた例が提示されている。また、特許文献2では、トナー供給ロールの他にトナー回収ロールを供えた構成が提示されている。更に、特許文献3では、現像ロールとトナー供給ロールとの適正なギャップについて提示されている。
特に、特許文献3では、図15に示すように、現像ロール61とトナー供給ロール62とのギャップmと、現像ロール61上のトナー層厚nとの関係をm≧nとする点等が提示されている。
これらの文献では、トナー供給ロールに印加するバイアスとして、電位が交互に変化する部分と、電位が変化せずに一定に維持される部分とで1周期とする交互電界(ブランクパルス)を印加しようとするものが提案されている。また、現像ロールに印加するバイアス(現像バイアス)として、同様の交互電界を現像領域(現像ロールと感光体とで構成される)に印加した方式も提案されている。ここで、トナー供給ロールに印加するバイアスと現像バイアスとの間で位相ずれを抑えるには、トナー供給ロールに印加するバイアスの周波数を現像バイアスの周波数より大きくすることで互いの干渉を防ぎ、位相のずれによる影響を低減する点も開示されている。
しかしながら、このような方式においては、トナー供給ロールに印加するバイアスと現像バイアスとは個々的に印加されており、仮に、両者の周波数を変えた設定にしても、現像ロールとトナー供給ロール間に加わる供給バイアスは現像バイアスとの差分で供給電界を作ることになり、そのタイミングによっては、トナー供給ロールから現像ロールへのトナー供給そのものができない懸念がある。
したがって、特許文献4,5に記載された方式では、1周期中の全ての電界成分がトナーに作用する作用領域として働くものであり、供給バイアスのうち、1周期中の一部に非作用領域を設ける点については全く示唆されていない。
更に、このような直流電界(一定電位を維持する部分)を作用させると、トナー供給ロール上のトナーは、通常、未帯電(殆ど帯電されていない)状態であることから、電荷注入等により不要な帯電を生じて帯電量のばらつきも大きくなる。そのため、トナー供給ロールから現像ロールへトナーを供給しようとしても、帯電量のばらつきに伴って供給トナー量が変動し易くなり、現像ロールでの一定量のトナー薄層形成を制御できなくなる。
このように、ブランクパルスを印加し現像剤のコート(供給)量を確保することは述べられているが、作用領域と非作用領域の時間を制御して現像剤供給量を制御する点については全く示唆されていない。言い換えると、現像剤供給部材2から現像剤担持体1への現像剤供給付着量を増加させる技術については述べられているが、規制部材で層厚規制が不要になる程度に現像剤供給付着量を減らし、かつ均一化する技術については何ら示唆されていない。
また、現像剤供給部材2は、現像剤担持体1とのギャップを安定に保つ観点から剛体が好ましいが、特にこれに限定されず、現像剤を担持搬送できるものであればよい。
更に、現像剤担持体1と現像剤供給部材2との回転方向は、両者の対向部位で同一方向(With方向)でも異なる方向(Against方向)でも差し支えない。
仮に、この現像剤担持体1と現像剤供給部材2との間の電界成分の代わりに、図2(b)に示すような電界(上述した特許文献4,5に相当)を供給すると、直流成分が重畳されていることから、特に、図のC部では現像剤に対する非作用領域としてではなく、帯電量の分布がほぼゼロの現像剤の中で、現像剤本来の極性方向に僅かに帯電した現像剤が現像剤担持体1側へ、その逆極性の現像剤は現像剤供給部材2側へ移動させる作用領域として働くため、現像剤担持体1上の現像剤量を一定量以下にすることが困難であった。
そのため、本発明においては、現像剤担持体1上の現像剤量を事前に適正化することができ、例えば現像剤担持体1に対向配置され現像剤の帯電規制を行う帯電規制部材4等での現像剤層厚規制を不要とすることもでき、帯電規制部材4では単に接触している程度の圧力があればよく、現像剤への不要なストレスを防ぐことができるようになる。
また、非作用領域Bでの電界成分は、ゼロであることが好ましく、このようにすれば、非作用領域Bでの直流成分の影響をなくすことができ、均一な薄層形成が一層可能となる。
そして、本発明では、供給バイアスとして、その作用領域Aの電界成分と非作用領域Bの電界成分との時間積分がゼロとなるような波形で構成することも可能で、この場合、作用領域Aと非作用領域Bとで現像剤に直流成分の影響を受けないようにすることができる。
更に、このWith構成にあっては、互いの対向部位から吐き出される現像剤が鉛直下方に向かうように、現像剤担持体1及び現像剤供給部材2を配置すれば、吐き出される現像剤が現像剤担持体1上に供給された現像剤に影響せず、安定した現像剤供給量を維持することができるようになる。
そして、このふるいとして、標準ふるいのメッシュ60以上に相当するものを使用することが好ましく、現像剤の大きな塊の混入を防ぐことができる。更に、メッシュ149に相当するものを使用することが一層好ましく、現像剤担持体1へ供給される現像剤の粒子形状を一層揃えることができ、現像剤担持体1上でのより均一化された薄層形成が可能になる。
この像担持体上の静電潜像を現像する現像装置として、上述の現像装置を備えたことを特徴とする。
更に、これらの現像装置を用いることで、長期に亘って安定した画像形成が可能な画像形成装置を容易に構築できる。
◎実施の形態1
図3は、本発明が適用された実施の形態1の画像形成装置を示す。
同図において、符号21は、矢印方向に回転する有機感光体からなる静電潜像を担持する感光体であり、この感光体21はスコロトロン等の帯電装置22によって帯電され、レーザ書込み装置やLEDアレイを有する露光装置23によって静電潜像が書き込まれる。この書き込まれた静電潜像は、光の当たった感光体21表面電位が低下し、光の当たっていない高電位部分とのコントラストによる電位画像として形成される。
また、現像装置30は、現像ハウジング31内に非磁性一成分現像剤であるトナーを収容し、現像剤担持体としての現像ロール32にトナーを担持させ、この現像ロール32にバイアス電源33からの現像バイアスを印加することで、現像ロール32を静電潜像の高電位部と低電位部との中間電位に保持し、静電潜像の画像部を帯電されたトナーにて現像するようにしたものである。
また、転写装置26は、例えば感光体21に接触配置される転写ロールにて構成され、バイアス電源27によって感光体21上のトナー像が引き付けられる方向の転写バイアスを印加することで、感光体21上のトナー像を記録材28に転写させるようにしたものである。
また、感光体21上に残留したトナーは、例えばドクターブレード式のクリーニング装置29によって除去される。
定着装置50は、例えばヒートロール方式で、加熱ロール51と加圧ロール52とを有し、この加熱ロール51と加圧ロール52との間に記録材28を通過させることによりトナー像を記録材28に定着するようになっている。
本実施の形態では、この現像ロール32は、例えばアルミニウムやステンレス等からなる金属ロールの外周部に、ウレタンゴム又はシリコーンゴム等からなる半導電性ゴムで被覆した構成を採っているが、金属ロールであっても差し支えない。
尚、トナー供給ロール34としては、現像ロール32にトナーを供給できるものであればよく、ロール状、ベルト状、ブラシ状いずれであってもよい。
そして、本実施の形態では、トナー供給ロール34にはバイアス電源35が接続され、このバイアス電源35の他端は現像ロール32に接続されている。
更にまた、現像ロール32と対向する位置には、感光体21との対向部位である現像領域の下流側に、現像で消費されなかったトナーを剥離する剥離用部材39が配設されている。この剥離用部材39としては、PET樹脂のシート状部材を使用しているが、金属等のシート状部材であっても差し支えない。
そして、剥離ブレード40によってトナー供給ロール34から剥離されたトナーは、現像ロール32とトナー供給ロール34との対向部位から吐き出されたトナーと相俟って、トナー供給ロール34と現像ハウジング31との隙間に落下し、パドル41を介してトナーホッパ36へ戻されることとなる。このパドル41は、PET樹脂のシートからなる羽根を備えており、この羽根の回転によって、トナーをトナーホッパ36に戻すように構成されている。
図5は、本実施の形態における供給バイアスの電圧波形の代表例を示すもので、正弦波の大きな電圧変動がある作用時間(作用領域に相当)と、その後に続く小さな電圧変動(図では収斂する方向)の非作用時間(非作用領域に相当)とで1周期をなす電圧波形が加わるように、バイアス電源35が構成されている。尚、同図において、非作用時間の電圧波形のピークツーピーク電圧(Vpp2)は、小さい値となっているため、この時間でのトナーの移動には作用しない。
すなわち、本実施の形態では、トナー供給ロール34から現像ロール32へのトナー飛散を正弦波の大きな変動がある作用時間に行い、1周期に占める作用時間の割合(デューティ比)を変えることで現像ロール32へ供給されるトナー量を制御できるようにしている。また、トナーが不要な帯電をすることもない。仮に、この作用時間を連続させると、供給されるトナー量が多くなりすぎて供給量を制御し難い。
同図において、トナーホッパ36内でアジテータ37によって撹拌されたトナーは、アジテータの羽根37bによってトナー供給ロール34側に供給される。トナー供給ロール34側に供給されたトナーは、現像ロール32とトナー供給ロール34とのニップ域の上流側にトナー溜りを構成し、このトナー溜りのトナーは、現像ロール32とトナー供給ロール34の回転に伴って両者のニップ域を通って下流側に搬送される。
このとき、本実施の形態では、現像ロール32とトナー供給ロール34との間の供給バイスとして、図5に示す電圧波形が印加されている。また、トナー供給ロール34の周速を現像ロール32の周速の1.5倍としていることから、現像ロール32上に所定のトナー付着が行われ、また、現像ロール32とトナー供給ロール34との対向部位から吹き出したトナーが現像ロール32側に向かうこともなく、現像ロール32上のトナー量は安定する。
この現像ロール32上に薄層形成されて供給されたトナーは、続く帯電規制部材38によって所定の帯電量に帯電された後、現像ロール32上を搬送され、感光体21(図3参照)との現像領域にて現像に供される。そして、現像で消費されなかったトナーは、更に下流側に配設された剥離用部材39によって現像ロール32表面から剥離される。ここで剥離されたトナーは、この剥離用部材39をガイドにトナー供給ロール34方向へ戻される。
本実施の形態では、剥離ブレード40によってトナー供給ロール34表面はリフレッシュされるため、現像ロール32とトナー供給ロール34との対向部位では、常時安定したトナー量となり、この間の電界は安定する。
したがって、現像ロール32へのトナー供給の均一性を確保することが可能になると共に、長期使用に対してもトナーの供給条件の変動を抑えることができる。
これらは、いずれも作用時間にてトナーの移動を行い、非作用時間では規定量以上のトナーの付着を防止するためにゼロ電界としていることから、少量で且つ均一なトナー供給が可能となる。
トナーホッパ36内の負帯電トナーは、殆ど帯電していないが、個々のトナー粒子では僅かにマイナスに帯電していたり、プラスに帯電したり、これらのトナー粒子が混在している。また、トナー供給ロール34に担持される段階で、トナー粒子同士が接触し、一方がマイナスに他方がプラスに帯電する。
このような各種の帯電量をもつトナー粒子が存在しているときに、現像ロール32とトナー供給ロール34との間に、図9の供給バイアスを印加する(トナー供給ロール側をマイナスピークが大きい方にする)と、マイナスに帯電したトナー粒子を現像ロール32側に強く引き付け、プラスに帯電したトナー粒子が現像ロール32側に向かう力を小さくすることができる。
本実施の形態では、バイアス電源33に現像バイアスを、バイアス電源35に供給バイアスを印加するようにしたが、例えば、本実施の形態における現像バイアスと供給バイアスを重畳させ、現像バイアスを現像ロール32に印加し、この重畳したバイアスをトナー供給ロール34に印加するようにしても、同様の効果を奏することは明らかである。
図10は、本発明が適用された実施の形態2に係る現像装置30の概要を示す。同図において、本実施の形態は、実施の形態1における現像装置30と略同様に構成されるが、トナー供給ロール34とトナーホッパ36との間に、メッシュ42が設けられている点が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様な構成要素には同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態におけるメッシュ42は、標準ふるいの60メッシュ以上のものがトナーの凝集等による塊の混入を防ぐ観点から好ましく、より好ましくは75メッシュ以上がよい。更に、149メッシュ程度にすると、このメッシュ42を通過するトナー量が減少するため、トナー量を多く要する高速機への適用には懸念もされるが、現像ロール32上に供給されるトナー層はより均一化された薄層が形成される。そのため、より一層のストレス低減が可能になる。
本実施例は、実施の形態1における構成にて、供給バイアスとして図6に示す正弦波を用いて、現像ロールへのトナー供給量を評価したものである。
具体的には、現像ロールとトナー供給ロールとのギャップを100μmとし、トナー供給ロール/現像ロールの周速比を1.5、現像ロールの周速を100mm/sとしたときに、供給バイアスとして周波数を1〜2kHzで1〜2kVppの正弦波を加え、このデューティ比を変えることで、現像ロール上のトナー付着量(供給量)を測定した。
結果は、図11に示すように、デューティ比を増加させると、供給量M/Aはそれに比例して増加した。したがって、デューティ比によってトナー供給量を容易に変化させることが確認された。また、特に、供給量を10g/m2以下の少ない領域でも、安定して制御できることが確認された。
更に、本実施例においては、現像ロールの周速を100〜250mm/sの範囲とし、トナー供給ロールの周速比を1〜6まで可変して、同様の評価を行ったが、結果はいずれも図11と同様にデューティ比を増加させることで、供給量はそれに比例して増加することが確認された。
本実施例は、供給バイアスとして通常の正弦波(作用領域のみの波形)を用いて、ピークツーピーク電圧Vppとトナー付着量M/Aとの関係を評価したものである。尚、このときの現像ロールとトナー供給ロールとのギャップは100μmとした。
結果は、図12に示すように、Vppが900V付近より上では付着量は飽和する傾向を示し、Vppが500V未満では付着量が非常に少ないことが判明した。
したがって、このことから、トナーを現像ロール側へ移動させるために作用する電圧は、約1000Vpp以上(ピーク値は500V以上)、トナーの移動に作用しない電圧としては、約500Vpp未満(ピーク値として約250V未満)が推定された。
本実施例は、実施の形態1の構成にて、供給バイアスとして作用時間内の電圧波形が異なるものを印加した場合、現像ロールへのトナー供給量とトナー層電位との関係を評価した。電圧波形としては、作用時間内で正負のピーク値が同じ波形(図8の供給バイアス)とピークが片側にのみある波形(実施の形態1で説明した図9の供給バイアス)を使用した。
また、現像ロールとトナー供給ロールとのギャップを100μm、トナー供給ロール/現像ロールの周速比を1.5、デューティ比を変えてトナー供給量を変化させて行い、供給バイアスの作用時間でのピーク値は800Vとして行った。
更に、ピーク値を検討したところ、現像ロールとトナー供給ロールとのギャップが100μmでピーク値を500V以上にすると、現像ロールに付着したトナーの帯電量が増加した(マイナスに帯電)。尚、500V未満では、このような顕著な偏り(トナーの帯電量の増加)は生じなかった。
本実施例は、現像ロールに印加する現像バイアスと、現像ロールとトナー供給ロール間の供給バイアス、トナー供給ロールに加わる波形の一例について、その具体的な波形を測定したものである。
結果は、図14に示すように、現像ロールに印加される現像バイアスとしては、図の実線のような正弦波(直流成分が−200Vに2kHzの交流を重畳)、現像ロールとトナー供給ロールとの間には、図の一点鎖線の波形、トナー供給ロールには図の点線の波形が夫々確認された。
このようなバイアスを印加するには、例えば、CPU等を基にした波形発生回路を用い、現像バイアスとして直流成分と交流成分が重畳された図の実線で示すような波形を合成し、更に供給バイアスとして図の一点鎖線で示すような波形を合成し、夫々、増幅器を介して現像ロール及び現像ロールとトナー供給ロールとの間に印加するようにすればよい。
また、現像バイアス及び現像バイアスと上述した供給バイアスとを重畳した波形(図の点線の波形)を各々準備し、現像バイアスを現像ロールへ、重畳した波形をトナー供給ロールに印加することであってもよい。
Claims (13)
- 静電潜像が担持される像担持体に対向し回動可能で表面に現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
この現像剤担持体と離間配置され当該現像剤担持体に現像剤を供給する回動可能な現像剤供給部材と、
現像剤担持体と現像剤供給部材との間に印加され現像剤供給部材から現像剤担持体への現像剤供給量を規制する供給バイアス印加手段とを備え、
供給バイアス印加手段により印加される供給バイアスは、1周期中に、少なくとも現像剤供給部材から現像剤担持体への現像剤の移動を促す電界成分が含まれ且つ現像剤担持体と現像剤供給部材との間で現像剤の移動に作用する作用領域と、現像剤の移動に作用しない非作用領域とを含むものであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、
供給バイアスの作用領域は、現像剤供給部材側から現像剤担持体側への現像剤の移動を促す電界成分と現像剤担持体側から現像剤供給部材側への現像剤の移動を促す電界成分からなる交流波形で構成されることを特徴とする現像装置。 - 請求項2記載の現像装置において、
前記交流波形の正負のピーク値は、その絶対値が同等になるように設定されることを特徴とする現像装置。 - 請求項3記載の現像装置において、
前記非作用領域の電界成分は、ゼロであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、
供給バイアスは、作用領域の電界成分と非作用領域の電界成分との時間積分がゼロとなるように構成されることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、
1周期に占める作用領域の時間の割合を変化させることで現像剤担持体への現像剤供給量を変化させることを特徴とする現像装置。 - 請求項6記載の現像装置において、
1周期に占める作用領域の時間の割合が、0.3以下であることを特徴とする現像装置。 - 請求項6記載の現像装置において、
1周期に占める作用領域の時間の割合が、0.08以下であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、
現像剤担持体及び現像剤供給部材は、互いの対向部位で同方向に移動するように回転することを特徴とする現像装置。 - 請求項9記載の現像装置において、
現像剤担持体及び現像剤供給部材の対向部位から吐き出される現像剤が鉛直下方に向かうように、現像剤担持体及び現像剤供給部材が配置されることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、
前記現像剤供給部材には、当該現像剤供給部材へ現像剤を供給可能とする現像剤収容部を備え、
現像剤供給部材と現像剤収容部との間に現像剤塊の通過規制を行うふるいを設けたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、
更に、現像剤担持体と対向配置され現像剤担持体と現像剤供給部材との対向部位より現像剤搬送方向下流側には現像剤の帯電規制を行う帯電規制部材を備えることを特徴とする現像装置。 - 静電潜像が担持される像担持体と、
この像担持体上の静電潜像を現像する請求項1乃至13のいずれかに記載の現像装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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