JP2003084563A - 層規制部材、層形成装置、及び画像形成装置 - Google Patents

層規制部材、層形成装置、及び画像形成装置

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JP2003084563A
JP2003084563A JP2001273122A JP2001273122A JP2003084563A JP 2003084563 A JP2003084563 A JP 2003084563A JP 2001273122 A JP2001273122 A JP 2001273122A JP 2001273122 A JP2001273122 A JP 2001273122A JP 2003084563 A JP2003084563 A JP 2003084563A
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carrier
layer
toner
powder
regulating member
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English (en)
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Hiroshi Komagine
弘志 駒木根
Kazumasa Hayashi
一雅 林
Takahiro Tsujimoto
隆宏 辻本
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成の層規制部材により、小さな押圧
力で均一なトナー層を形成することのできる現像装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 粉体を担持する担持体に当接し、前記担
持体と相対運動させることにより前記担持体上に前記粉
体の薄層を形成する層規制部材であって、板状部材から
なり、前記担持体との当接部近傍において、互いの稜線
が平行で且つ互いの稜線が前記層規制部材の反対面に存
在するように折り曲げて形成されていることを特徴とす
る層規制部材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体を層規制し、
担持体上に粉体の薄層を形成するための層規制部材に関
するものである。また、本発明は、粉体を層規制し、担
持体上に粉体の薄層を形成するための層形成装置に関す
るものである。さらにまた、本発明は、粉体を層規制
し、担持体上に粉体の薄層を形成するための層形成装置
を有する画像形成装置に関するものである。なお、本発
明の画像形成装置としての一つの応用例としては電子写
真法によるプリンタ、複写機、ファックス等がある。
【0002】
【従来の技術】従来の層規制部材、及び層形成装置の一
例として、電子写真の現像装置を用いて以下に説明す
る。電子写真の現像装置においては、粉体であるトナー
は、ローラ状を有し回転する担持体(以下、現像ローラ
という)表面に供給され、現像ローラの回転により層規
制部材(以下、ブレードという)の当接する位置に搬送
される。ブレード当接位置に搬送されてきたトナーは、
ブレードにより所定の厚みに規制され、現像ローラ上に
トナー層が形成される。この時トナーは同時に帯電させ
られる。この帯電したトナー層は、現像ローラと対向す
る感光体に直接的に供給され現像される。このように構
成された現像装置の一例が特許第3014103号公報
に開示されている。
【0003】図14は特許第3014103号公報に開
示された現像装置の主要部の構成を示す断面図である。
図14に示す従来の現像装置において、トナーを収納す
るトナー空間105では、トナーが羽根106の矢印b
方向への回転により現像ローラ107の外周部に供給さ
れ保持される。現像ローラ107に保持されたトナー
は、現像ローラ107の回転とともに矢印a方向に搬送
される。図14に示すように、現像ローラ107にはブ
レード108の先端近傍の折曲部108aが当接されて
いる。この折曲部108aは、現像ローラ107に対し
て離間する方向に円弧状に折り曲げられて形成されてい
る。現像ローラ107に保持されたトナーは、当接部1
09においてブレード108により層厚が規制され、不
要なトナーは掃き落とされる。また、当接部109にお
いて規制されたトナーはブレード108との接触により
帯電されており、当接部109を通過した現像ローラ1
07の外周面には帯電したトナーの薄層が形成される。
このように形成された現像ローラ107上のトナーの薄
層は、感光体110との対向部分である現像領域111
に搬送され、感光体110の外周面に形成された静電潜
像に従ってトナーの像を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の現像装置のブレ
ード108は、その先端近傍において、現像ローラから
離間する方向に折曲部108aが形成されている。これ
により、ブレード108の、現像ローラ107の軸線方
向中央部において、現像ローラ107から応力を受けた
場合には、ブレード108は変形し難い。従って、ブレ
ード108中央部においては均一なトナー層が得られ
る。しかしながら、ブレード108の、現像ローラ10
8の軸線方向端部において、現像ローラから応力を受け
た場合には、ブレード108は変形し易い。従って、ブ
レード108端部においてはトナー層が厚くなる傾向が
あり、またトナーこぼれの原因ともなっていた。
【0005】さらに、従来の現像装置のブレード108
では、ブレード108により現像ローラ表面から除去さ
れたトナーは、ブレード108に沿って現像ローラ10
7から離れる方向に押しやられ、層規制部の現像ローラ
回転方向上流側におけるトナーの流れが一定しなかっ
た。このため、スポンジ等よりなる供給ローラを、現像
ローラ107に接触させて、現像ローラ107上にトナ
ーを供給させるように構成した場合においては、供給ロ
ーラによるトナーの供給むらを十分に均すことができ
ず、現像ローラ107上のトナー層に周方向の筋状の層
形成むらが発生し易いという問題があった。この傾向は
ブレード108の現像ローラ107に対する押圧力を小
さくした時に特に顕著となった。一方、均一なトナー層
を形成しようとすれば、大きな押圧力が必要となり、現
像ローラ107の駆動トルクを増大させることとなっ
た。
【0006】本発明は上記のような従来の問題点を解決
するためになされたものであり、簡単な構成の層規制部
材により、小さな押圧力で均一な粉体の薄層を形成する
ことのできる層規制部材、層形成装置、及び画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の層規制部材は、粉体を担持する担持体に当
接し、前記担持体に対し相対運動をすることにより、前
記担持体上に前記粉体の薄層を形成する層規制部材であ
って、板状を有し、前記層規制部材の前記担持体に沿う
方向と直行する方向であって、少なくとも複数方向の撓
みを防止するための補強手段を有することを特徴とする
層規制部材である。なお本発明の層規制部材において
は、層規制部材の担持体に沿う方向と平行な稜線を有す
るように、前記層規制部材を複数箇所折り曲げて形成す
ることが好ましい。
【0008】また、本発明の層規制部材は、粉体を担持
する担持体に当接し、前記担持体に対し相対運動をする
ことにより前記担持体上に前記粉体の薄層を形成する層
規制部材であって、板状を有し、互いの稜線が平行で且
つ互いの稜線が前記層規制部材の反対面に存在するよう
に折り曲げて形成されていることを特徴とする層規制部
材である。
【0009】さらにまた、本発明の層規制部材は、ロー
ラ状を有し、外周面上に粉体を保持し回転する担持体に
対して、一端を前記担持体回転方向下流側で支持され、
他端近傍において前記担持体の外周面に当接することに
より前記担持体上の前記粉体を所定の層厚に規制する層
規制部材であって、前記層規制部材の前記担持体回転方
向上流側において、前記担持体によって搬送され、前記
層規制部材によって前記担持体表面から除去されたトナ
ーを、再び前記担持体表面に戻すように導くトナー案内
手段を有することを特徴とする層規制部材である。
【0010】さらにまた、本発明の層規制部材は、ロー
ラ状を有し、外周面上に粉体を保持し回転する担持体に
対して、一端を前記担持体回転方向下流側で支持され、
他端近傍において前記担持体の外周面に当接することに
より前記担持体上の前記粉体を所定の層厚に規制する層
規制部材であって、前記層規制部材と前記担持体との当
接部近傍において、前記担持体側に前記担持体の軸線方
向と平行な稜線を有する折曲部を有し、前記折曲部の前
記担持体回転方向上流側において前記担持体と間隔を隔
てて対向する対向部とを有することを特徴とする層規制
部材である。
【0011】さらにまた、本発明の層規制部材は、担持
体の軸線方向と直交する面において、層規制部材と前記
担持体との当接部の前記担持体回転方向上流側端点を点
Aとし、前記層規制部材の前記担持体との対向部におい
て、前記担持体回転方向上流側端点を点Bとした時、前
記点Aと前記点Bとの距離に関して、前記担持体表面の
前記点Aにおける接線方向の距離成分をLとし、前記担
持体表面の前記点Aにおける法線方向の距離成分をHと
すると、0.25H≦L≦Hであることを特徴とする層
規制部材である。なお、本発明の層規制部材において
は、層規制部材の担持体との当接部近傍における折曲部
の曲率半径は0.1mm乃至0.8mmであることが好
ましく、0.35mm乃至0.8mmであることがさら
に好ましい。
【0012】さらにまた、本発明の層形成装置は、粉体
を担持する担持体と、前記担持体上に前記粉体の薄層を
形成する上記した層規制部材のいずれかを有することを
特徴とする層形成装置である。なお、本発明の層形成装
置は、担持体に当接又は近接して、前記担持体の回転方
向と同方向に回転し、前記担持体表面に粉体を供給する
供給ローラを有することが好ましい。また、供給ローラ
と層規制部材との最短距離が0.5mm乃至10mmで
あることが好ましい。さらに、粉体として一成分トナー
を用い、その形状係数SF1が100乃至180である
ことが好ましい。
【0013】さらにまた、本発明の画像形成装置は、静
電潜像保持体と、前記静電潜像保持体に当接または近接
して配置され前記静電潜像保持体上の静電潜像を粉体に
より現像する上記したいずれかの層形成装置を有するこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る層規制部材、
層形成手段、及び画像形成手段について、電子写真の現
像装置、及び画像形成装置に用いた一例を、図面を参照
して説明する。なお、これらの図面において、同一の部
材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は
省略されている。
【0015】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例の層形成装置である現像装置を用いた画像形成装
置である。図1において、像担持体としての感光体1は
矢印d方向に回転し、感光体1を帯電処理するための帯
電ローラ2によって一様に帯電され、感光体1に静電潜
像を書き込む露光装置からのレーザ光3により、その表
面に静電潜像が形成される。この静電潜像を、感光体1
に対して近接配置され、プロセスカートリッジとして画
像形成装置に対して着脱可能とした現像装置4によって
現像し、トナー像として可視化する。なお、本実施例で
は露光部にトナー像を形成する、いわゆる反転現像を行
っている。可視化された感光体1上のトナー像は、転写
ローラ9によって記録媒体である転写紙13に転写され
る。転写されずに感光体1上に残存した転写残トナーは
クリーニングブレード10によって掻き取られ廃トナー
容器11に収納される。クリーニングされた感光体1は
上記作用を繰り返し画像形成を行う。一方、トナー像を
転写された転写材13は定着装置12により定着処理さ
れ、装置外に排出されプリント動作が完了する。
【0016】次に、以上のような画像形成装置における
現像装置4について、図2に基づいてさらに詳しく説明
する。図2は、本発明の第1の実施例の現像装置の主要
部を示す断面図である。図2に示す第1の実施例の現像
装置において、現像剤であるブラックの非磁性1成分の
トナー8は、現像ホッパ7の内部に収納されており、供
給ローラ6の矢印f方向の回転により、現像ローラ5に
供給されるよう構成されている。供給ローラ6は外周部
分がウレタン発泡材により円筒状に形成されている。現
像ローラ5は、直径18mmの円筒状に形成されてお
り、厚さ3mmのシリコーンゴム(JIS−A硬度で6
0度)が外周面に張り付けられている。この現像ローラ
5の仕様は、電気抵抗が104Ω、表面粗さ(Rz:1
0点平均粗さ)が2.0μmである。上記電気抵抗は、
クロムメッキされた鉄の平板の上に当該現像ローラ5を
配置し、現像ローラ5が自重で鉄の平板を押圧する状態
で、現像ローラ4の軸と平板との間に5Vの電圧を印加
して10秒後の電流値から求めたものである。現像ロー
ラ5は矢印e方向に周速140mm/sで回転するよう
構成されている。
【0017】図2に示すように、現像ローラ5と対向す
るように配置された直径30mmの円筒状の有機感光体
1は、フタロシアニンをベースとした積層型有機感光体
である。有機感光体1は、矢印d方向に周速105mm
/sで回転するよう構成されている。また、現像ローラ
5の近傍には、現像ローラ5上のトナー1の層厚を規制
する現像剤規制部材であるブレード20が設けられてい
る。ブレード20は現像ホッパ7の壁面に固定されてお
り、現像ローラ5と同電位となるよう構成されている。
【0018】図3は、現像剤規制部材であるブレード2
0と現像ローラ5との当接部周辺(図2におけるCで示
す部分)を示す拡大詳細図である。図3に示すように、
ブレード20は現像ローラ5との当接部近傍において現
像ローラ5側に稜線が形成されるように折り曲げられ、
さらにその先において、今度は前記稜線と反対面側に稜
線が形成されるように折り曲げて形成されている。な
お、ブレード20は厚み80μmのステンレス鋼(SU
S304)の平板よりなる。また、ブレード20の現像
ローラ5との当接部の現像ローラ回転方向上流側端点A
と、ブレード20の現像ローラ5と対向する面の現像ロ
ーラ5回転方向上流側端点Bとの距離は、点Aにおける
現像ローラ5表面の接線方向の距離成分Lが0.5m
m、点Aにおける現像ローラ5表面の法線方向の距離成
分Hが1.25mmである。また、ブレード20の現像
ローラ5との当接部の折曲部の曲率半径は、外径で0.
35mmである。また、ブレード20は、約50N/m
の線圧で現像ローラ5表面に押し付けられている。な
お、ブレード20の点Aおよび点B間の面は、現像ロー
ラ5により搬送されたトナーの内ブレード20により現
像ローラ5表面から除去されたトナーを、再び現像ロー
ラ5表面に戻す案内手段を構成する。 また、ブレード
20先端のクランク形状の折曲げは、ブレード20の現
像ローラ5軸方向端部における現像ローラ5からの応
力、および中央部における現像ローラ5からの応力に対
して、ブレード20の撓みを防止するための補強手段を
構成する。
【0019】第1の実施例の現像装置において用いたト
ナー1は、ブラックの非磁性1成分トナーであり、ポリ
エステル樹脂92重量%に着色剤であるカーボン顔料5
重量%、および電荷制御材3重量%を混練分散し、粉
砕、分級して得られた平均粒径が8.5μmの非磁性の
トナー母体粒子99.5重量%に表面改質剤としての疎
水性シリカ0.5重量%を外添(混合)処理したもので
ある。
【0020】以上のように構成された第1の実施例の現
像装置について、図2および図3を用いてその動作を説
明する。現像ホッパ7内のトナー8は、供給ローラ6の
矢印f方向の回転により現像ローラ5の表面に供給され
る。供給されたトナー8は現像ローラ5の矢印e方向へ
の回転によりブレード20による圧接位置に搬送され
る。現像ローラ5のブレード20による圧接位置に搬送
されたトナー8は、ブレード20により所望の層厚に規
制される。このブレード20により、現像ローラ5の上
には均一なトナー層が形成される。現像ローラ5と対向
する有機感光体1は、帯電ローラ2により−500Vに
帯電しており、この有機感光体1にレーザによる露光信
号3を照射して、静電潜像を形成する。このようにして
静電潜像を形成するとき、第1の実施例において、有機
感光体1の全面露光電位は−60Vであった。なお、現
像ローラ5には現像バイアス電源(図示せず)により−
230Vの直流電圧を印加している。第1の実施例の現
像装置においては、非磁性1成分のトナー層を担持する
現像ローラ5は、現像ローラ5と実質的に同方向に移動
する有機感光体1の対向する部分で接触している。これ
により有機感光体1上には画像部のみネガポジ反転した
トナー像が形成される。
【0021】このような現像装置を用いて得られた画像
は、中間調画像の均一性に優れ、連続印字15k枚後に
おいても、筋状の濃度むらの発生しない高画質の画像を
安定して得ることができた。また、現像ローラ5上に
は、極めて均一なトナー層が形成されており、供給ロー
ラ6による供給むらに起因する筋状のトナー層形成むら
も発生しなかった。さらに、連続印字後においても均一
なトナー層形成が安定して得られた。なお、ブレード2
0と現像ローラ5との圧接部近傍の層規制状態を目視観
察すると、ブレード20の現像ローラ5回転方向上流側
において、トナー8がブレード20に沿って小さな循環
を形成して流動していた。また、連続印字15k枚後に
おいてブレード20を取り外して現像ローラ5との当接
部を観察したところ、当接部の現像ローラ5回転方向上
流側においてトナーの凝集や固着は全く観察されなかっ
た。さらに、ブレード20の先端がクランク形状となっ
ている為に現像ローラとの接触部におけるブレード20
の直線性が高まり、現像ローラに対してより均一に接触
した。特に、図14に示す従来の現像装置におけるブレ
ードと比較して、ブレード20の長手方向両端部におけ
る押圧力の低下が小さくなり、現像ローラ5上のトナー
層厚がより均一化され、トナーこぼれも全く発生しなか
った。
【0022】図4は、図3に示す第1の実施例の現像装
置おいて、ブレード20と現像ローラ5との接触部の前
記現像ローラ5回転方向上流側端点を点Aとし、ブレー
ド20の現像ローラ5と対向する面の現像ローラ5回転
方向上流側端点を点Bとした時、点Aと点Bとの距離に
関して、点Aにおける現像ローラ5の接線方向の距離成
分Lと、点Aにおける現像ローラ5の法線方向の距離成
分Hとをそれぞれ変化させて、現像ローラ5上のトナー
層形成状態を調べた実験結果である。なお、現像ローラ
5に対するブレード20の圧接力は50N/mで同一と
した。また、ブレード20の現像ローラ5との当接部の
折曲部の曲率半径は外径で0.35mmとした。また、
トナーの層形成状態の評価は主観評価とし、図4におい
て、○印は良好な層形成状態であった位置であり、△印
はある程度の層形成状態であったが若干筋状の層形成む
らが見られた位置である。一方、×印は筋状の層形成む
らが多く見られた位置である。第1の実施例の現像装置
においてはL=0.5mm、H=1.25mmで構成し
たが、図4に示すように、本発明の現像装置では、0.
25H≦Lの範囲内であれば初期において均一なトナー
層を得ることができた。
【0023】さらに図5は、上記各条件において15k
枚連続印字した後の現像ローラ5上のトナー層形成状態
を評価した結果である。トナーの層形成状態については
上記と同様主観評価とし、○△×の三段階評価とした。
図5に示すように、L>Hの範囲において、経時的に現
像ローラ5上のトナー層に筋状の層形成むらが発生し
た。この時ブレード20を取り外して現像ローラ5との
当接部を観察してみると、当接部の現像ローラ5の回転
方向上流側で、現像ローラ5とブレード20との間の空
間において、トナーが凝集しているのが観察された。な
お、この凝集を崩して再びブレード20を取り付けてト
ナー層を形成させてみると、トナー層の筋状の層形成む
らは発生しなくなった。なお、この現象はトナーの流動
性と密接に関係しており、流動性の悪いトナーにおいて
特に顕著であった。一方、トナーの球形化処理、又は外
添処方により流動性を向上させることにより、上記層形
成むらは緩和された。
【0024】以上の実験結果より、上記LとHについて
は、0.25H≦L≦Hの範囲内であれば、初期および経
時後において均一性の高いトナー層を得ることができる
ことがわかった。なお、発明者らはこれらの結果につい
て次のように推測している。図6は、LとHの各範囲に
ついて、ブレード20の現像ローラ5回転方向上流側に
おけるトナーの流動状態を示す概念図である。まず
(1)L<0.25Mにおいては、現像ローラ5の回転
により搬送されたトナーは、ブレード20により層規制
され、現像ローラ5の表面より除去されたトナーは矢印
の方向に押し出される。この時押し出される方向が、現
像ローラ5から離間する方向であるため、除去されたト
ナーは層規制前の現像ローラ表面に対し作用を及ぼさな
い。そのため、供給ローラによる供給むらは均されるこ
となくそのままブレード20まで搬送され、ブレード2
0においても十分均すことができず層形成むらが発生す
る。次に(2)0.25H≦L≦Hにおいては、ブレード
20により規制され現像ローラ5の表面より除去された
トナーは、ブレード20の先端形状に沿って押し出さ
れ、再び現像ローラ5表面に向けられる。このため、ブ
レード20の現像ローラ5回転方向上流側において、ト
ナーの循環流が形成される。そして、この循環流の圧力
あるいは撹乱作用により、供給ローラによる供給むらが
ブレードまで搬送される間に均され、層形成むらが発生
しない。最後に(3)L<Hにおいては、(2)と同じ
くブレードの上流側においてトナーの循環流が形成さ
れ、同作用により層形成むらが発生しない。しかし、こ
のトナーの循環流の現像ローラ5回転方向下流側におい
て滞留トナー(斜線部S)が多く存在し、連続印字によ
りこの滞留トナーの凝集が進む。そして、この凝集によ
り筋状の層形成むらが発生する。
【0025】次に、ブレード20の現像ローラ5との接
触部における折曲部の曲率半径について図7を用いて説
明する。図7は曲率半径と現像ローラ5上トナー搬送量
との関係を示す。現像ローラ5に対するブレード20の
圧接力は50N/mとした。また、ブレード20と現像
ローラ5との接触部の前記現像ローラ5回転方向上流側
端点を点Aとし、ブレード20の現像ローラ5と対向す
る面の現像ローラ5回転方向上流側端点を点Bとした
時、点Aと点Bとの距離について、点Aにおける現像ロ
ーラ5表面の接線方向の距離成分Lは0.5mm、点A
における現像ローラ5表面の法線方向の距離成分Hは
1.25mmとした。実際上、現像ローラ5上のトナー
搬送量としては、0.2乃至0.8mg/cm2が好ま
しく、0.4乃至0.6mg/cm2がより好ましい。
なお、図7に示すように、曲率半径が0.1mmよりも
小さくなると、トナー搬送量が急激に減少し、ほとんど
トナー層が形成されなくなった。一方、曲率半径が0.
8mmよりも大きくなると、トナー搬送量が顕著に増加
して層形成が不安定となり、トナー搬送量を適正範囲と
するためには、大きな押圧力を必要とした。またトナー
層の均一性は、曲率半径が0.35mm以上において特
に良好であり、この時トナーの循環も活発であった。以
上より、トナー搬送量およびトナー層均一性の観点か
ら、曲率半径については、0.1mm乃至0.8mmが
好ましく、さらには0.35mm乃至0.8mmがより
好ましいといえる。
【0026】次に、ブレード20と供給ローラ6との最
短距離の影響について図8を用いて説明する。図8はブ
レード20の自由端側先端と供給ローラ6表面との最短
距離の、高温高湿における非画像部かぶりに対する影響
を示す。ここで、非画像部かぶりは、フォトボルトメー
タMODEL577(PHOTOVOLT社)により測定し、白紙との
差で評価した。図8に示すように、前記最短距離を10
mm以下とすることにより、高温高湿における非画像部
かぶりを低減することができた。発明者らの推測によれ
ば、図6において説明したブレード上流側のトナーの循
環が、供給ローラ6の接近により供給ローラ6の回転の
影響を受けてさらに安定化され、帯電されたトナーが効
果的にこの循環に保持されるためではないかと推測され
る。なお、供給ローラ6の回転方向としては現像ローラ
5の回転方向と同方向であることが必要であり、逆方向
では、上記効果は見られなかった。なお、前記最短距離
が0.5mmよりも小さくなると、連続印字によってブ
レード20上流側にトナーが凝集してしまいトナー層形
成が不安定となった。以上より、ブレード20の自由端
側先端と供給ローラ6表面との最短距離については、
0.5mm乃至10mmが好ましいといえる。
【0027】なお、第1の実施例の現像装置において、
ブレード20は現像ローラ5に対して同電位に構成した
が、ブレード20にマイナス電圧を印加することによ
り、ブレード20からトナーへの電荷の移動が促進さ
れ、かぶりのないシャープな画像が得られた。ブレード
20に印加する直流電圧としては、−500V乃至0V
がよく、−50乃至−150Vにおいて特に良好な画像
が得られた。なお、ブレード20に印加する直流電圧が
−500V以下のときには、ブレード20と現像ローラ
5との間でリークが発生し層形成が乱れた。なお、ブレ
ード20に印加する直流電圧の上記した値は、現像ロー
ラ5に対する相対値である。また、第1の実施例の現像
装置において、ブレード20と現像ローラ5との間に交
流電圧を重畳することにより、経時変化によりトナーが
劣化しても、トナー凝集が発生せず、かぶりや濃度むら
の無い均一な画像が得られた。このように構成した現像
装置において、層形成時のブレード20と現像ローラ5
との当接部近傍を観察すると、ブレード20と現像ロー
ラ5との間でトナーが激しく振動しているのが見られ
た。ブレード20と現像ローラ5との間に重畳する交流
バイアスとしては、振幅が100乃至500V(0から
ピークまで)が好ましく、特に200乃至300V(0
からピークまで)が好ましい。この交流バイアスの周波
数は、200Hz乃至5kHzが好ましく、特に500
Hz乃至1.5kHzが優れた結果を奏した。発明者の
実験によれば、ブレード20と現像ローラ5との間に重
畳する交流バイアスの振幅は500V(0からピークま
で)より大きくなるとリークが発生して、層形成が乱れ
た。また、交流バイアスの周波数は、200Hzよりも
小さくなると、トナーの往復運動による層形成の濃淡ピ
ッチが目立ち、反対に5kHzよりも大きくなると、ト
ナーが周波数に追従せず交流バイアスを重畳した効果が
ほとんど見られなかった。
【0028】また、第1の実施例の現像装置において
は、ブレード20がステンレス板により形成されたもの
で説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、他の金属材料あるいは非金属材料、樹脂材料等であ
っても良い。金属材料等の導電体で形成することによ
り、トナーの帯電が促進される。また、離型性の高い樹
脂材料で構成することにより、ブレードへのトナー固着
を防止できる。さらに、ブレード20の厚みは80μm
としたが、本発明のブレード20の厚みはこれに限定さ
れるものではない。
【0029】また、第1の実施例の現像装置において
は、ブレード20先端側の折り曲げ角度が略直角のもの
を示したが、これに限定するものではなく、例えば図9
のように、折り曲げ角度が鈍角であってもよい。図9の
ように、折り曲げ角度を鈍角とすることにより、ブレー
ド20がトナーの循環に沿った形状となるため、トナー
の循環が活発となり、より均一性の高いトナー層が得ら
れた。同様の作用により、図10のように複数箇所で折
り曲げたもの、あるいは図11のように緩やかに湾曲さ
せたものも、より均一性の高いトナー層が得られた。
【0030】また、第1の実施例の現像装置において
は、ブレード20は1枚の金属板を折り曲げて形成した
が、図12のように、L字形状のブレード20aの先端
にPET等のフィルム20bを張り合わせて同様の形状
を持たせたもの、あるいは図13のように樹脂等の一体
成型により同様の形状を持たせたものも均一性の高いト
ナー層が得られた。これらのように構成することによ
り、ブレードの加工が容易となる。
【0031】なお、上記図9乃至図13のブレード20
においても、ブレード20と現像ローラ5との接触部の
前記現像ローラ5回転方向上流側端点を点Aとし、ブレ
ード20の現像ローラ5と対向する面の現像ローラ5回
転方向上流側端点を点Bとした時、点Aと点Bとの距離
に関して、点Aにおける現像ローラの接線方向の距離成
分Lと、点Aにおける現像ローラの法線方向の距離成分
Mについては、前記したように、0.25M≦L≦Mの
範囲内にあることが好ましい。
【0032】また、第1の実施例の現像装置において、
現像ローラ5としてシリコンゴムローラを用いた例で説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、そ
の他の弾性材料で形成されたローラであっても良い。な
お、ウレタンを用いて現像ローラ5を形成した場合に
は、耐摩耗性が高いため、現像ローラ5自身が削られず
非常に長寿命であった。
【0033】また、第1の実施例において、ブレード2
0における現像ローラ5と圧接する部分が、ウレタンゴ
ムなどの弾性を有する材料で形成されていれば、現像ロ
ーラ5は金属あるいは樹脂等の硬質の材料で形成しても
良い。
【0034】また、第1の実施例の現像装置において
は、非磁性トナーを用いたが、磁性トナーであっても良
い。
【0035】また、第1の実施例の現像装置において、
現像ローラ5と有機感光体1との間では接触現像を用い
たが、非接触現像でも良い。また、本発明における現像
ローラ5に印加する電圧は直流に限らず交流電圧を重畳
させても良い。
【0036】また、第1の実施例の現像装置において
は、図1に示すように、現像ローラ5の外周面に対して
ブレード20が水平方向に導出するよう設けて圧接させ
ているが、本発明はこのような構成に限定されるもので
はなく、例えばブレード20が現像ローラ5の外周面に
対して鉛直方向(図1における上下方向)に導出するよ
う設けて、現像ローラ5に圧接させても、第1の実施例
の現像装置と同様の効果を奏する。
【0037】また、第1の実施例では、電子写真の現像
装置を用いたが、電子写真の現像装置に限定されるもの
ではなく、一般的に、粉体を薄層化する工程を有する場
合に、適用が可能である。
【0038】(第2の実施例)次に、本発明の現像装置
をクリーナレスプロセスに用いた実施例を示す。第2の
実施例の現像装置の主要部は、第1の実施例においてク
リーニングブレード10及び廃トナーボックス11を無
くしたものであり、クリーニング以外の動作も同じであ
るので説明を省略する。用いたトナーは、ブラックの非
磁性1成分トナーであり、ポリエステル樹脂92重量%
に着色剤であるカーボン顔料5重量%、および電荷制御
材3重量%を混練分散し、粉砕、分級して得られた平均
粒径が8.5μmの非磁性のトナー母体粒子99.5重量
%に表面改質剤としての疎水性シリカ0.5重量%を外
添(混合)処理したものである。なお、本実施例に用い
たトナーは、粉砕後にトナー粒子の表面の凹凸を減らす
球形化処理を行った。具体的には、高速(2300rp
m)で回転する直径180mmのファンに粉砕後のトナ
ー粒子を高速(70m/s)で複数回ぶつけ、その時の
機械的衝撃により表面の凹凸を減らす処理を行った。こ
こで、粒子の球形度合いを示す指数としてのSF1はト
ナーの断面積をP、長径の絶対最大長をX、外周長をY
としたとき、SF1=X2/P×π/4×4×100
0、で定義される。形状係数SF1は球形を100とし
て数値が大きくなるにつれて、いびつな形状となる。本
実施例で用いたトナーの形状係数SF1は、実施例1の
粉砕品では230であり、球形化処理を行ったものにつ
いては180であった。
【0039】本実施例の現像装置を用いると、転写率が
格段に向上し、クリーナレスプロセスにおいても経時的
に帯電ローラ2の汚れがほとんど発生せず、500枚程
度に1回の割合で帯電ローラ2に逆バイアスを印加して
帯電ローラ2上の逆極性トナーを除去することにより、
良好な画像を維持することができた。また、より均一性
が高い高画質が得られた。これについて発明者らは、ト
ナーを球形化することによりブレード20の現像ローラ
5回転方向上流側のトナー循環がより促進されるためで
はないかと推測している。なお、実施例1で用いた粉砕
トナーを実施例2の現像装置に用いたもの、及び球形化
処理トナーを実施例2の現像装置において、ブレードの
みを図14に示す従来のものに変えた現像装置に用いた
場合には、ともに100枚程度で帯電ローラ2の汚れが
発生し、感光体1の帯電電位の上昇が見られた。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の層規制部
材、層形成装置、画像形成装置によれば、簡単な構成の
層規制部材により、小さな押圧力で均一な粉体の薄層を
形成することができる。また、層規制部材の直線性が高
まり層規制部材長手方向の粉体層厚の均一性が向上し、
さらに層規制部材端部における粉体こぼれが防止でき
る。また、本実施例のように電子写真方式の画像形成装
置に適用した場合、高温高湿環境においても非画像部か
ぶりのない高画質が得られる。また、球形化処理したト
ナーと組み合わせることにより、より均一性の高い高画
質が得られ、クリーナレスプロセスを容易に実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の現像装置を用いた画像
形成装置の概略構成図
【図2】本発明の第1の実施例の現像装置を示す構成図
【図3】本発明の第1の実施例の現像装置のブレードの
概略断面図
【図4】本発明の第1の実施例の現像装置のブレードに
おける水平成分Lと法線成分Hとの関係におけ初期のト
ナー層形成状態を示すグラフ
【図5】本発明の第1の実施例の現像装置のブレードに
おける水平成分Lと法線成分Hとの関係におけ経時後の
トナー層形成状態を示すグラフ
【図6】本発明の第1の実施例の現像装置のブレード上
流側のトナー循環状態を説明する説明図
【図7】本発明の第1の実施例の現像装置のブレードの
現像ローラとの接触部における折曲部外側曲率半径と現
像ローラ上トナー搬送量との関係を示すグラフ
【図8】本発明の第1の実施例の現像装置におけるブレ
ードと供給ローラとの距離と非画像部カブリとの関係を
示すグラフ
【図9】本発明の第1の実施例の現像装置における別の
形態のブレードを示す図
【図10】本発明の第1の実施例の現像装置における別
の形態のブレードを示す図
【図11】本発明の第1の実施例の現像装置における別
の形態のブレードを示す図
【図12】本発明の第1の実施例の現像装置における別
の形態のブレードを示す図
【図13】本発明の第1の実施例の現像装置における別
の形態のブレードを示す図
【図14】従来の現像装置を示す構成図
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ローラ 3 レーザ 4 現像装置 5 現像ローラ 6 供給ローラ 7 現像ホッパ 8 トナー 20 ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻本 隆宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA15 FA07 2H077 AA11 AC04 AD06 AD13 AD17 AD18 AD23 AD35 EA14 EA15 EA16 FA01 FA12 FA13 FA22 FA25

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を担持する担持体に当接し、前記担
    持体に対し相対運動をすることにより、前記担持体上に
    前記粉体の薄層を形成する層規制部材であって、 板状を有し、前記層規制部材の前記担持体に沿う方向と
    直行する方向であって、少なくとも複数方向の撓みを防
    止するための補強手段を有することを特徴とする層規制
    部材。
  2. 【請求項2】 補強手段が、層規制部材の担持体に沿う
    方向と平行な稜線を有するように、前記層規制部材を複
    数箇所折り曲げて形成することである請求項1記載の層
    規制部材。
  3. 【請求項3】 粉体を担持する担持体に当接し、前記担
    持体に対し相対運動をすることにより前記担持体上に前
    記粉体の薄層を形成する層規制部材であって、 板状を有し、互いの稜線が平行で且つ互いの稜線が前記
    層規制部材の反対面に存在するように折り曲げて形成さ
    れていることを特徴とする層規制部材。
  4. 【請求項4】 ローラ状を有し、外周面上に粉体を保持
    し回転する担持体に対して、一端を前記担持体回転方向
    下流側で支持され、他端近傍において前記担持体の外周
    面に当接することにより前記担持体上の前記粉体を所定
    の層厚に規制する層規制部材であって、 前記層規制部材の前記担持体回転方向上流側において、
    前記担持体によって搬送され、前記層規制部材によって
    前記担持体表面から除去されたトナーを、再び前記担持
    体表面に戻すように導くトナー案内手段を有することを
    特徴とする層規制部材。
  5. 【請求項5】 ローラ状を有し、外周面上に粉体を保持
    し回転する担持体に対して、一端を前記担持体回転方向
    下流側で支持され、他端近傍において前記担持体の外周
    面に当接することにより前記担持体上の前記粉体を所定
    の層厚に規制する層規制部材であって、 前記層規制部材と前記担持体との当接部近傍において、
    前記担持体側に前記担持体の軸線方向と平行な稜線を有
    する折曲部を有し、 前記折り曲げ部の前記担持体回転方向上流側において前
    記担持体と間隔を隔てて対向する対向部とを有すること
    を特徴とする層規制部材。
  6. 【請求項6】 担持体の軸線方向と直交する面におい
    て、層規制部材と前記担持体との当接部の前記担持体回
    転方向上流側端点を点Aとし、前記層規制部材の前記担
    持体との対向部において、前記担持体回転方向上流側端
    点を点Bとした時、前記点Aと前記点Bとの距離に関し
    て、前記担持体表面の前記点Aにおける接線方向の距離
    成分をLとし、前記担持体表面の前記点Aにおける法線
    方向の距離成分をHとすると、0.25H≦L≦Hであ
    ることを特徴とする請求項5記載の層規制部材。
  7. 【請求項7】 層規制部材の担持体との当接部近傍にお
    ける折曲部の曲率半径が0.1mm乃至0.8mmであ
    ることを特徴とする請求項6記載の層規制部材。
  8. 【請求項8】 層規制部材の担持体との当接部近傍にお
    ける折曲部の曲率半径が0.35mm乃至0.8mmで
    あることを特徴とする請求項6記載の層規制部材。
  9. 【請求項9】 粉体を担持する担持体と、前記担持体上
    に前記粉体の薄層を形成する請求項1乃至8のいずれか
    に記載の層規制部材とを有することを特徴とする層形成
    装置。
  10. 【請求項10】 担持体に当接又は近接して、前記担持
    体の回転方向と同方向に回転し、前記担持体表面に粉体
    を供給する供給ローラを有することを特徴とする請求項
    9記載の層形成装置。
  11. 【請求項11】 供給ローラと層規制部材との最短距離
    が0.5mm乃至10mmであることを特徴とする請求
    項10記載の層形成装置。
  12. 【請求項12】 粉体が一成分トナーであり、その形状
    係数SF1が100乃至180であることを特徴とする
    請求項9乃至11のいずれかに記載の層形成装置。
  13. 【請求項13】 静電潜像保持体と、前記静電潜像保持
    体に当接または近接して配置され前記静電潜像保持体上
    の静電潜像を粉体により現像する請求項9乃至12のい
    ずれかに記載の層形成装置とを有することを特徴とする
    画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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