JP2006087235A - 力率改善回路及び力率改善回路の制御回路 - Google Patents

力率改善回路及び力率改善回路の制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 力率改善回路の発生する直流出力電圧の過度の上昇を抑制する。
【解決手段】 力率改善回路の集積回路部41には、キャパシタ35の充電電圧と所定電圧との差分電圧を出力する誤差増幅器41aと、スイッチング素子36のオン・オフタイミングを設定するタイミング設定手段40Bと、比較器41e及びスイッチ41fとが配置されている。瞬時停電が発生してキャパシタ35の充電電圧が低下したときに、比較器41eがそれを検出してスイッチ41fをオンさせる。これにより、キャパシタ42が放電し、タイミング設定手段40Bに入力される差分電圧が0にリセットされる。復電したときに、スイッチング素子36のオンする期間が短くなり、キャパシタ35の充電電圧が、過度に上昇することが抑制される。
【選択図】 図1

Description

力率改善回路及び力率改善回路の制御回路に関する。
図3は、従来の力率改善回路を示す回路図である。
図4は、図3の動作状況を示す波形図である。
この力率改善回路は、交流電源1に接続された全波整流回路2と、全波整流回路2の陽極に一端が接続されたインダクタ3と、インダクタ3の他端にアノードが接続されたダイオード4と、ダイオード4のカソードと全波整流回路2の陰極との間に接続されたキャパシタ5と、インダクタ3の他端と全波整流回路2の陰極との間に直列に接続されたスイッチング素子6及び抵抗7と、キャパシタ5の充電電圧を分圧する抵抗8及び抵抗9と、スイッチング素子6のスイッチングを制御する制御回路10とを備えている。
キャパシタ5に充電された直流電圧が、負荷に供給される。
制御回路10には、キャパシタ21及び補助電源22が接続されている。
このような従来の力率改善回路では、交流電源1の発生する交流電圧を全波整流回路2が整流して整流電圧を生成する。整流電圧は、インダクタ3及びダイオード4を介してキャパシタ5に与えられる。一方、スイッチング素子6がオンすると、全波整流回路2の陽極、インダクタ3、スイッチング素子6、抵抗7、全波整流回路2の陰極の順にスイッチング電流が流れ、インダクタ3にエネルギーが蓄えられる。抵抗7は、スイッチング電流に対応する電圧を発生する。スイッチング素子6がオフすると、インダクタ3に蓄えられたエネルギーがダイオード4を介してキャパシタ5に与えられる。キャパシタ5は、与えられる整流電圧及びエネルギーを平滑化して蓄電する。即ち、平滑化された直流電圧がキャパシタ5に充電される。
抵抗8,9は、キャパシタ5の充電電圧を分圧して制御回路10に与える。
制御回路10内の誤差増幅器11は、基準電圧Vref1と、抵抗8,9が出力する電圧との差分に相当する差分電圧を発生する。キャパシタ21は、誤差増幅器11の位相補償用キャパシタとして機能する。乗算器12は、誤差信号と整流電圧とを乗算する。比較器13は、抵抗7が発生する電圧と乗算器12の出力信号とを比較し、抵抗7の発生する電圧が上昇して乗算器12の出力信号に等しくなったときに、スイッチング素子6をオフさせるための信号を出力する。
制御回路10内のドライバ14は、制御信号をスイッチング素子6に与えてスイッチング素子6をオン、オフさせる。ここで、スイッチング素子6をオフさせるタイミングは、比較器13の出力信号に従う。
以上のように動作する力率改善回路では、入力電流の包絡線の波形が、入力電圧の波形とほぼ一致してその位相が揃うので、力率を1に維持しつつ、直流電圧を負荷に供給することができる。
補助電源22は、例えば電解コンデンサ等で構成され、補助電源22には、図示しない回路を介して交流電源1から与えられるエネルギーの一部が充電される。補助電源22に充電されたエネルギーにより、制御回路10が動作する。
ここで、例えば停電により、交流電源1からの入力電圧がなくなった場合でも、補助電源22にエネルギーが十分に残っていれば、制御回路10は正常に動作する。これに対し、キャパシタ5に関しては充電する手段がなくなるので、キャパシタ5の充電電圧は低下する。キャパシタ5の充電電圧が低下すると、誤差増幅器11の出力する差分電圧は高くなる。その結果、制御回路10は、スイッチング素子6のオンしている期間(オン幅)が最大になるようにスイッチング素子6のオン、オフを制御する。しかし、スイッチング素子6には、スイッチング電流が流れず、キャパシタ5は充電されない。やがて、補助電源22の充電エネルギーがなくなり、制御回路10の動作が停止し、誤差増幅器11の出力する差分電圧も低下する。
これに対し、補助電源22に十分エネルギーが残っている状態で復電すると、スイッチング素子6が最大のオン幅でスイッチングを開始することになり、キャパシタ5の充電電圧が急激に上昇する。そして、キャパシタ5の充電電圧が所定値になると、誤差増幅器11の出力する差分電圧は下がろうとするが、キャパシタ21が高い電圧に充電されているので、それが放電されるまで差分電圧の降下が遅れる。そのため、キャパシタ5の充電電圧が、所定値を超えた過電圧になることがあった。図4のように、過電圧になると、負荷へ悪影響を及ぼすことが想定されるばかりでなく、力率改善回路内の素子に過大なストレスを与える危険性もあった。
これを防止するために、特許文献1では、本明細書の図3の基準電圧Vref1に相当する基準電圧を発生する電源と誤差増幅器との間に積分回路を設けると共に、交流電源の発生する交流電圧を監視し、停電があった場合に積分回路の出力信号を0にリセットするリセット回路を設けている。
特許文献2は、負荷に供給する直流電圧を検出するための本明細書の図3の抵抗8に相当する抵抗が開放状態になったときに、スイッチング素子にオフ状態を維持させることにより、直流出力電圧の上昇を抑制している。
特開平11−69785号公報 特開2000−32743号公報
図3の力率改善回路では、交流電源から供給される交流電圧が遮断された後に復電すると、キャパシタ5の充電電圧が過電圧になる危険性があった。
又、特許文献1に示された技術では、交流電源が発生する交流電圧を監視するために、交流電圧を平滑化する回路が別途必要になる。
又、特許文献2に示された技術では、図3の抵抗8に相当する抵抗が開放状態になったときには直流出力電圧の上昇を抑制できるが、瞬時停電から復電したときの直流出力電圧の過度の上昇を抑制できなかった。
本発明は、瞬時停電があっても直流出力電圧の過度の上昇を抑制すると共に力率改善回路内の素子に過大なストレスを与える危険性を回避することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る力率改善回路は、
交流電源が発生する交流電圧を整流して整流電圧を発生する整流回路と、
前記整流回路の陽極に一端が接続されたインダクタと、
前記インダクタの他端と前記整流回路の陰極との間に直列に接続された整流素子及び平滑キャパシタと、
前記インダクタの他端と前記整流回路の陰極との間に接続されてオン・オフし、オンすることにより該インダクタに前記陽極からスイッチング電流を流してエネルギーを蓄積し、オフすることにより該エネルギーを前記平滑キャパシタに充電するスイッチング素子と、
前記平滑キャパシタの充電電圧を示す電圧検出信号を発生する出力電圧検出回路と、
前記電圧検出信号と第1の基準値との差分値を検出する誤差検出手段と、
前記差分値の変動を抑制する差分値安定化用キャパシタと、
前記差分値に基づき、前記充電電圧が所定電圧に近くなるように前記スイッチング素子がオン・オフするタイミングを設定するタイミング設定手段と、
前記電圧検出信号と第2の基準値とを比較し、該電圧検出信号が該第2の基準値よりも低い場合には、前記タイミング設定手段に入力される前記差分値を0に設定するリセット手段と、
を備えることを特徴とする。
このような構成を採用したことにより、例えば停電が発生して平滑キャパシタの充電電圧が低下した場合に、タイミング設定手段に入力される差分値が0に設定される。そして、復電すると、整流回路の出力する整流電圧が平滑キャパシタに与えられると共にスイッチング素子のスイッチング動作に基づくエネルギーが平滑キャパシタに与えられ、平滑キャパシタの充電電圧が上昇する。
ここで、復電時のスイッチング素子のスイッチングは、タイミング設定手段へ入力される差分値がほぼ0の状態から実質的に開始されるので、平滑キャパシタの充電電圧は、急激に上昇しない。そのため、停電が瞬時的なもの(瞬時停電)であっても、平滑キャパシタの充電電圧が所定電圧を超えて過大に上昇することが抑制される。
尚、前記リセット手段は、前記電圧検出信号が該第2の基準値よりも低い期間に、前記差分値を0に設定すると共に、スイッチング素子のオン・オフを停止させてもよい。
また、前記誤差検出手段とタイミング設定手段とリセット手段とは、1つのチップに集積化されていてもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る力率改善回路の制御回路は、
交流電源が発生する交流電圧を整流して整流電圧を発生する整流回路と、前記整流回路の陽極に一端が接続されたインダクタと、前記インダクタの他端と前記整流回路の陰極との間に直列に接続された整流素子及び平滑キャパシタと、前記インダクタの他端と前記整流回路の陰極との間に接続されてオン・オフし、オンすることにより該インダクタに前記陽極からスイッチング電流を流してエネルギーを蓄積し、オフすることにより該エネルギーを前記平滑キャパシタに充電するスイッチング素子とを備える力率改善回路に組込まれる力率改善回路の制御回路であって、
前記平滑キャパシタの充電電圧と基準値との差分値を検出する誤差検出手段と、
前記差分値の変動を抑制する差分値安定化用キャパシタと、
前記差分値に基づき、前記充電電圧が所定電圧に近くなるように前記スイッチング素子がオン・オフするタイミングを設定するタイミング設定手段と、
前記平滑キャパシタの充電電圧が所定値に満たないときに、前記タイミング設定手段に入力される前記差分値を0に設定するリセット手段と、を備えることを特徴とする。
尚、前記リセット手段は、前記電圧検出信号が該第2の基準値よりも低い期間に、前記差分値を0に設定すると共に、スイッチング素子のオン・オフを停止させてもよい。
また、前記誤差検出手段と前記タイミング設定手段とリセット手段が1チップに集積化され、前記差分値の変動を抑制する差分値安定化用キャパシタが該チップに外付けされてもよい。
本発明によれば、負荷に所定の直流電圧を供給する平滑キャパシタの充電電圧の過度の上昇を抑制できる。
図1は、本発明の実施形態に係る力率改善回路を示す構成図である。
この力率改善回路は、交流電源31に接続された全波整流回路32を備えている。全波整流回路32の陽極にインダクタ33の一端が接続され、インダクタ33の他端にダイオード34のアノードが接続されている。ダイオード34のカソードと全波整流回路32の陰極との間に、平滑キャパシタ35が接続されている。
インダクタ33の他端と全波整流回路32の陰極との間に。NチャネルMOSトランジスタで構成されたスイッチング素子36と抵抗37とが直列に接続されている。ダイオード34のカソードとキャパシタ35との接続点とグランドとの間に、出力電圧検出回路である抵抗38及び抵抗39が接続されている。抵抗38,39は、キャパシタ35の充電電圧を分圧し、その充電電圧に相当する電圧検出信号を発生する。
この力率改善回路は、スイッチング素子36のスイッチングを制御する制御回路40を備えている。制御回路40は、1チップに集積された集積回路部41と、集積回路部41に外付けされた差分値安定化用キャパシタであるキャパシタ42とで構成されている。
集積回路部41には、FB端子と、GND端子と、VCC端子と、COMP端子と、MULTI端子と、CS端子と、OUT端子とが形成されている。
FB端子は、抵抗38と抵抗39との接続点に接続されている。GND端子は、グランドに接続されている。COMP端子とグランドとの間に、キャパシタ42が接続されている。VCC端子には、制御回路40を駆動するための補助電源43が接続されている。MULTI端子は、全波整流回路32の陽極に接続されている。
集積回路部41には、誤差検出手段40Aである2入力の誤差増幅器41aが形成されている。誤差増幅器41aの一方の入力端子はFB端子に接続され、誤差増幅器41aの一方の入力端子には、第1の基準電圧Vref1が入力される構成である。誤差増幅器41aは、電圧検出信号と第1の基準電圧Vref1との差分値を検出する。
誤差増幅器41aの出力端子は、COMP端子に接続されると共に、2入力の乗算器41bの一方の入力端子に接続されている。
乗算器41bの他方の入力端子は、MULTI端子に接続されている。乗算器41bの出力端子は、2入力の比較器41cの一方の入力端子に接続され、比較器41cの他方の入力端子は、CS端子に接続されている。比較器41cの出力端子は、2入力のドライバ41dの一方の入力端子に接続されている。ドライバ41dの出力端子は、OUT端子に接続されている。乗算器41b、比較器41c及びドライバ41dは、スイッチング素子36のオン・オフするタイミングを設定するタイミング設定手段40Bを構成する。
集積回路部41には、さらに、2入力の比較器41eとスイッチ41fとが形成されている。
比較器41eの入力端子は、FB端子に接続され、比較器41eの他方の入力端子には、第2の基準電圧Vref2が入力される構成である。比較器41eの出力端子は、スイッチ41fに接続されると共に、ドライバ41dの他方の入力端子に接続されている。第2の基準電圧Vref2は、交流電源31から正常な入力電圧が入力されているか否かを判定するための電圧である。第1の基準電圧Vref1よりも低い値に設定されている。比較器41e及びスイッチ41fは、タイミング設定手段40Bに入力される差分値を0にリセットするリセット手段40Cを構成する。
次に、力率改善回路の動作を説明する。
図2は、力率改善回路の各部の波形を示す図である。
電源投入されて交流電源31が発生する交流電圧が与えられると(図2(a),(g))、全波整流回路32が交流電圧を整流し、インダクタ33及びダイオード34を介して整流電圧をキャパシタ35に与える。キャパシタ35の充電電圧は、急激に上昇する(図2(f)参照)。
キャパシタ35から負荷に電力が供給される(図2(b))。抵抗38,39は、キャパシタ35の充電電圧を分圧した電圧検出信号を発生する。誤差増幅器41aは、基準電圧Vref1と電圧検出信号との差分電圧を出力する(図2(c))。キャパシタ42は、差分電圧で充電され、差分電圧の位相補償を行い、その変動を抑制する。
乗算器41bは、差分電圧と全波整流回路32の発生する整流電圧との乗算を行い、比較器41cに与える(図2(d))。比較器41cは、抵抗37の発生する電圧が乗算器41bの出力信号の電圧と等しくなったときに、スイッチング素子36をオフさせるためのオフ信号を発生してドライバ41dに与える。
ドライバ41dは、スイッチング素子36をオン・オフさせる制御信号を発生する。ドライバ41dは、制御信号により、図示しない回路でインダクタ33に流れる電流が0になっていることが検出された時に、スイッチング素子36をオンさせ、比較器41cからオフ信号が与えられたタイミングでスイッチング素子36をオフさせる。
乗算器41b、比較器41c及びドライバ41dからなるタイミング設定手段40Bが、このような制御を行うことにより、スイッチング素子36には、整流電圧の波形に沿ったスイッチング電流を、断続的に流すことができ、力率を1に維持できる。
スイッチング素子36にスイッチング電流を流すことにより、インダクタ33にはエネルギーが蓄積され、スイッチング素子36をオフすることにより、そのエネルギーがダイオード34を介してキャパシタ35に充電される。つまり、制御回路40は、抵抗38,39が発生する電圧と基準電圧Vref1とが等しくなるように、スイッチング素子36のオン・オフを制御すると共に、交流電源31から整流回路32を介して断続的に入力される入力電流の波形を整流回路32を介して入力される入力電圧の波形に相似にする。
瞬時停電があると、全波整流回路32の整流電圧が0になり、キャパシタ35の充電電圧が低下する。これにより、抵抗38,39の発生する電圧検出信号が下がり、誤差増幅器41aの出力する差分値が上昇する。
電圧検出信号が基準電圧Vref2を下回ると、比較器41eがそれを検出し、電圧検出信号が基準電圧Vref2を下回ったことを示す電圧低下信号を、スイッチ41f及びドライバ41dへ出力する。
電圧低下信号が与えられるとスイッチ41fはオンする。スイッチ41fがオンすると、キャパシタ42が放電し、差分電圧が0にリセットされる。乗算器41bの出力信号も0に設定される。ドライバ41dは、電圧低下信号が与えられている期間には、スイッチング素子36のオン・オフを停止する。
復電すると、全波整流回路32の整流電圧が上昇し、キャパシタ35の充電電圧及び抵抗36.39の電圧検出信号が上昇する。
電圧検出信号が基準電圧Vref2を越えると、比較器41eは電圧低下信号の出力を停止し、スイッチ41fがオフされる。
この基準電圧Vref2は、正常な交流電圧が入力されたか否かを判定するために電圧検出信号と比較される基準値である。電圧検出信号が基準電圧Vref2よりも低い場合には、スイッチ41fがオンしてスイッチング素子36のオン・オフ動作が停止された状態になる。
これに対し、基準電圧Vref1は、力率改善回路の出力電圧のキャパシタ35の充電電圧が所定電圧になるように制御するための基準値で、基準電圧Vref1はその所定電圧を抵抗38,39で分圧した値に設定される。
基準電圧Vref2を基準電圧Vref1に近い値に設定すると、起動時にスイッチ41fがオンした状態が維持されてスイッチング素子36のスイッチングが行えず、起動不良を起こすおそれがある。そこで、基準電圧Vref2は、交流電源31から入力される正常な交流電圧の下限値を整流平滑化して抵抗38,39で分圧した値よりもわずかに低い電圧に設定される。
スイッチ41fがオンからオフに変化すると、キャパシタ42の充電電圧が0の状態からスイッチング素子36のオン・オフが開始され、キャパシタ42を充電しながら誤差増幅器の41aの出力信号のレベルが上昇する。これにより、スイッチング素子36のオン幅が急激に広がることがなく、キャパシタ35の充電電圧が急激に上昇しない。結果として過度にキャパシタ35の充電電圧が上昇することが防止される。
以上のような本実施形態の力率改善回路は、次のような利点を有する。
(1) 瞬時停電があって復電したときに、キャパシタ35の充電電圧の過度の上昇を抑制できるので、負荷や力率改善回路内の素子に必要以上のストレスを与えることがない。
(2) 何らかの原因で、抵抗38が開放状態になっても、比較器41eがそれを検出してドライバ41dがスイッチング素子36のオン・オフを停止することになるので、キャパシタ35の充電電圧の過度な上昇がない。
(3) 制御回路40を構成する集積回路部41に、特許文献1では必要であった交流電源31の交流電圧を検出するための端子や不要な回路を削除できる。そのため、力率改善回路の構成を単純化できると共に、配線ミス等の不良要因を削減できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、スイッチング素子36をMOSトランジスタ以外のバイポーラトランジスタで構成してもよい。
また、固定周波数よってスイッチング素子36をオンオフし、インダクタの電流を連続モードで動作させてもよい。
本発明の実施形態に係る力率改善回路の構成図である。 図1の力率改善回路の動作を示す波形図である。 従来の力率改善回路の構成図である。 図3の力率改善回路の動作を示す波形図である。
符号の説明
31 交流電源
32 全波整流回路
33 インダクタ
34 ダイオード
35 キャパシタ
36 スイッチング素子
37 抵抗
38,39 分圧抵抗
40 制御回路
40A 誤差検出手段
40B タイミング設定手段
40C リセット手段
41 集積回路部
41a 誤差増幅器
41b 乗算器
41c 比較器
41d ドライバ
41e 比較器
41f スイッチ
42 キャパシタ
43 補助電源

Claims (6)

  1. 交流電源が発生する交流電圧を整流して整流電圧を発生する整流回路と、
    前記整流回路の陽極に一端が接続されたインダクタと、
    前記インダクタの他端と前記整流回路の陰極との間に直列に接続された整流素子及び平滑キャパシタと、
    前記インダクタの他端と前記整流回路の陰極との間に接続されてオン・オフし、オンすることにより該インダクタに前記陽極からスイッチング電流を流してエネルギーを蓄積し、オフすることにより該エネルギーを前記平滑キャパシタに充電するスイッチング素子と、
    前記平滑キャパシタの充電電圧を示す電圧検出信号を発生する出力電圧検出回路と、
    前記電圧検出信号と第1の基準値との差分値を検出する誤差検出手段と、
    前記差分値の変動を抑制する差分値安定化用キャパシタと、
    前記差分値に基づき、前記充電電圧が所定電圧に近くなるように前記スイッチング素子がオン・オフするタイミングを設定するタイミング設定手段と、
    前記電圧検出信号と第2の基準値とを比較し、該電圧検出信号が該第2の基準値よりも低い場合には、前記タイミング設定手段に入力される前記差分値を0に設定するリセット手段と、
    を備えることを特徴とする力率改善回路。
  2. 前記リセット手段は、前記電圧検出信号が該第2の基準値よりも低い期間に、前記差分値を0に設定すると共に、スイッチング素子のオン・オフを停止させることを特徴とする請求項1に記載の力率改善回路。
  3. 前記誤差検出手段とタイミング設定手段とリセット手段とは、1つのICに集積化されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の力率改善回路。
  4. 交流電源が発生する交流電圧を整流して整流電圧を発生する整流回路と、前記整流回路の陽極に一端が接続されたインダクタと、前記インダクタの他端と前記整流回路の陰極との間に直列に接続された整流素子及び平滑キャパシタと、前記インダクタの他端と前記整流回路の陰極との間に接続されてオン・オフし、オンすることにより該インダクタに前記陽極からスイッチング電流を流してエネルギーを蓄積し、オフすることにより該エネルギーを前記平滑キャパシタに充電するスイッチング素子とを備える力率改善回路に組込まれる力率改善回路の制御回路であって、
    前記平滑キャパシタの充電電圧と基準値との差分値を検出する誤差検出手段と、
    前記差分値の変動を抑制する差分値安定化用キャパシタと、
    前記差分値に基づき、前記充電電圧が所定電圧に近くなるように前記スイッチング素子がオン・オフするタイミングを設定するタイミング設定手段と、
    前記平滑キャパシタの充電電圧が所定値に満たないときに、前記タイミング設定手段に入力される前記差分値を0に設定するリセット手段と、
    を備えることを特徴とする力率改善回路の制御回路。
  5. 前記リセット手段は、前記電圧検出信号が該第2の基準値よりも低い期間に、前記差分値を0に設定すると共に、スイッチング素子のオン・オフを停止させることを特徴とする請求項4に記載の力率改善回路の制御回路。
  6. 前記誤差検出手段と前記タイミング設定手段とリセット手段が1チップに集積化され、前記差分値の変動を抑制する差分値安定化用キャパシタが該チップに外付けされることを特徴とする請求項4又は5に記載の力率改善回路の制御回路。
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