JP6673269B2 - 電源装置及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置及びそのような電源装置を有する遊技機に関する。
電子機器に電源電圧を供給する電源装置において、停電等の異常遮断に伴う故障や動作不良を回避するための種々の技術が知られている(例えば、特許文献1〜4を参照)。特許文献1には、電源部から出力される二次側の出力DC電圧をモニタして、二次側の出力DC電圧が降下したときに、検出パルスをONにして、負荷である電子機器に異常遮断の発生を通知することが記載されている。特許文献1に記載される電源装置では、二次側の出力DC電圧の降下に応じて電子機器に異常遮断の発生を通知するので、電子機器がバックアップ処理を行うことができる時間が短いという問題がある。
特許文献2及び3には、所定の時間に亘って入力電圧が入力されていないことをタイマで検知して、停電の発生を負荷に通知する停電通知回路を有する電源装置が記載されている。特許文献2及び3に記載される電源装置では、タイマ等を含む停電通知回路から負荷に供給するDC電圧とは別に停電情報を負荷回路に通知することで、電子機器がバックアップ処理を行うことができる時間を長くすることができる。しかしながら、特許文献2及び3に記載される電源装置は、停電の発生を負荷に通知する停電通知回路を別途設ける必要があるため、電源装置の回路規模が大きくなるおそれがある。
特許文献4には、入力電圧の遮断が検出されてからDC/DCコンバータの動作を停止させるまでの時間を長くなるように、DC/DCコンバータの過電流検出しきい値を変化させる閾値制御部を有する電源装置が記載されている。特許文献4に記載される電源装置では、入力電圧の遮断に応じて過電流検出しきい値を変化させてDC/DCコンバータが停止するまでの時間を長くすることで、電子機器がバックアップ処理を行うことができる時間を長くすることができる。しかしながら、特許文献4に記載される電源装置は、過電流検出しきい値を変更してDC/DCコンバータを動作させるため、過電流によりDC/DCコンバータが破損するおそれがある。
特開2002−142447号公報 特開2011−41431号公報 特開2016−70831号公報 特開2012−29395号公報
本発明は、このような課題を解決するものであり、最小限の回路構成でDC/DCコンバータに過電流を流すことなく、停電等の異常遮断が発生したときに負荷に電源電圧を供給する時間を延長可能な電源装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの形態として、電源装置は、整流回路と、平滑コンデンサと、DC/DCコンバータと、停電検出回路と、出力電圧調整回路とを有する。整流回路は、交流電圧である入力電圧を整流した整流電圧を生成し、平滑コンデンサは整流電圧を平滑化する。DC/DCコンバータは、平滑コンデンサによって平滑化された整流電圧を、整流電圧と電圧値が異なる直流電圧である出力電圧に変換する。停電検出回路は平滑コンデンサによって平滑化された整流電圧が停電しきい値電圧以下であることを検出し、出力電圧調整回路は平滑コンデンサによって平滑化された整流電圧が停電しきい値電圧以下であることに応じて、出力電圧を低くする。
この電源装置は、入力電圧が停電しきい値電圧よりも高い予備しきい値以下であることを検出する予備検出回路を更に有することが好ましい。出力電圧調整回路は、整流電圧が予備しきい値電圧以下であることが検出されたことに応じて、出力電圧を低くし、整流電圧が停電しきい値電圧以下であることが検出されたことに応じて、出力電圧を更に低くする。
この電源装置は、整流電圧を昇圧して平滑コンデンサに出力する昇圧型の力率改善回路を更に有することが好ましい。
本発明の一つの形態として、遊技機は、遊技機本体と、遊技機本体に搭載される少なくとも1つの装置を制御する制御回路と、制御回路に出力電圧を供給する電源装置を有する。電源装置は、平滑コンデンサと、DC/DCコンバータと、停電検出回路と、出力電圧調整回路とを有する。平滑コンデンサは交流電圧である入力電圧を整流した整流電圧を平滑化し、DC/DCコンバータは平滑コンデンサによって平滑化された整流電圧を、整流電圧と電圧値が異なる直流電圧である出力電圧に変換する。停電検出回路は平滑コンデンサによって平滑化された整流電圧が停電しきい値電圧以下であることを検出し、出力電圧調整回路は平滑コンデンサによって平滑化された整流電圧が停電しきい値電圧以下であることに応じて、出力電圧を低くする。
本発明に係る電源装置は、最小限の回路構成でDC/DCコンバータに過電流を流すことなく、停電等の異常遮断が発生したときに負荷に電源電圧を供給する時間を延長できる。
第1実施形態に係る電源装置の回路ブロック図である。 第1実施形態に係る電源装置のより詳細な回路ブロック図である。 (a)は比較例に係る電源装置の動作を示すタイミングチャートを示す図であり、(b)は第1実施形態に係る電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第2実施形態に係る電源装置の回路ブロック図である。 第2実施形態に係る電源装置のより詳細な回路ブロック図である。 第2実施形態に係る電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第3実施形態に係る電源装置の回路ブロック図である。 第3実施形態に係る電源装置のより詳細な回路ブロック図である。 第3実施形態に係る電源装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 実施形態に係る電源装置を備えた弾球遊技機の概略斜視図である。 図10に示す弾球遊技機の概略背面図である。
以下、本発明の一つの実施形態係る電源装置及びその電源装置を搭載した遊技機を、図を参照しつつ説明する。上記のように、実施形態に係る電源装置は、入力電圧を整流した整流電圧が停電しきい値電圧以下に低下したことが検出されたことに応じて、出力電圧を低くする。実施形態に係る電源装置は、出力電圧を低くして負荷に供給される電圧を抑制することで、停電等の異常遮断が発生したときに負荷に電源電圧を供給する時間を延長できる。
(第1実施形態に係る電源装置の構成及び機能)
図1は、第1実施形態に係る電源装置の回路ブロック図である。
電源装置1は、整流回路10と、入力平滑コンデンサ20と、DC/DCコンバータ30と、出力平滑コンデンサ40と、出力電圧検出回路50と、停電検出回路60と、出力電圧調整回路70を有する。電源装置1は、電源5から入力される交流電圧である入力電圧を所定の直流電圧である出力電圧に変換して負荷6に出力する。また、電源装置1は、電源5から入力される交流電圧が遮断されたことを検出して、負荷6に供給する出力電圧Voutを低下させる。
図2は、電源装置1のより詳細な回路ブロック図である。
整流回路10は、ブリッジダイオード回路11と、ヒューズ12とを有し、電源5から入力される交流電圧である入力電圧Vinを全波整流した整流電圧Vrを入力平滑コンデンサ20に出力する。入力平滑コンデンサ20は、例えば電解コンデンサであり、整流回路10によって整流された整流電圧Vrを平滑化して、平滑化した整流電圧VrをDC/DCコンバータ30に出力する。
DC/DCコンバータ30は、降圧回路31と、制御回路32とを有する。降圧回路31は、nチャネル型のMOSFETである第1MOSFET33及び第2MOSFET34と、トランス35と、共振コンデンサ36と、第1ダイオード37と、第2ダイオード38とを有する。降圧回路31は、入力平滑コンデンサ20によって平滑化された整流電圧Vrを降圧して出力平滑コンデンサ40に出力する。
制御回路32は、出力電圧検出回路50から入力される制御信号に基づいて、出力電圧Voutが所定の電圧になるように、第1MOSFET33及び第2MOSFET34をオンする時間を制御する。制御回路32は、整流電圧Vrを電源電圧として動作する。
出力平滑コンデンサ40は、例えば電解コンデンサであり、降圧回路31によって整流された電圧を平滑化して、平滑化した電圧を負荷6に出力する。
出力電圧検出回路50は、第1出力抵抗素子51〜第4出力抵抗素子54と、第1出力抵抗素子51〜第3出力抵抗素子53の分圧電圧により制御される出力シャントレギュレータ55及びフォトカプラ56とを有し、降圧回路31を制御する制御信号を生成する。出力電圧検出回路50は、出力電圧Voutが所定の電圧以上のとき、出力シャントレギュレータ55及びフォトカプラ56はオンして、出力電圧Voutを下降させることを示す制御信号を制御回路32に出力する。また、出力電圧検出回路50は、出力電圧Voutが所定の電圧未満のとき、出力シャントレギュレータ55及びフォトカプラ56はオフして、出力電圧Voutを上昇させることを示す制御信号を制御回路32に出力する。
DC/DCコンバータ30及び出力電圧検出回路50の回路構成は、よく知られているので、ここでは詳細な説明は省略する。また、実施形態に係る電源装置ではDC/DCコンバータは、入力平滑コンデンサ20によって平滑化された整流電圧Vrを、整流電圧Vrと電圧値が異なる直流電圧である出力電圧Voutに変換する昇圧回路、降圧回路又は昇降圧回路の何れかを含んでもよい。
停電検出回路60は、第1検出抵抗素子61と、第1検出抵抗素子61に直列接続される第2検出抵抗素子62と、検出シャントレギュレータ63とを有する。停電検出回路60は、停電及びヒューズ12の切断等の異常遮断により入力電圧Vinが遮断されたときに、入力平滑コンデンサ20の端子間電圧が所定の停電しきい値Vthより低くなることを検出する。
第1検出抵抗素子61の一端は、ブリッジダイオード回路11の出力端子、入力平滑コンデンサ20の一端及び降圧回路31の入力端子に接続される。第1検出抵抗素子61の他端は、第2検出抵抗素子62の一端及び検出シャントレギュレータ63のリファレンス端子に接続される。第2検出抵抗素子62の他端及び検出シャントレギュレータ63のアノードは接地され、検出シャントレギュレータ63のカソードは出力電圧調整回路70に接続される。
第1検出抵抗素子61及び第2検出抵抗素子62の抵抗値は、入力平滑コンデンサ20の端子間に印加される整流電圧Vrが所定の停電しきい値電圧Vthまで低下するときに、検出シャントレギュレータ63がオフする電圧になるように設定される。検出シャントレギュレータ63は、整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth以上のときにオンし、整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth未満のときオフする。
出力電圧調整回路70は、第1調整抵抗素子71と、第2調整抵抗素子72と、調整フォトカプラ73とを有する。出力電圧調整回路70は、入力平滑コンデンサ20によって平滑化された整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth以下であることに応じて、出力電圧Voutを低くする。出力電圧調整回路70は、出力電圧Voutを第1定格電圧V1から第1定格電圧V1よりも低い第2定格電圧V2に低下させる。第2定格電圧V2は、第1定格電圧V1の変動範囲の最低電圧よりも低く且つ制御回路32が動作可能な電圧である。負荷6は、出力で電圧Voutが第1定格電圧V1から第2定格電圧V2に低下したことを検知し、バックアップ処理を開始する。
第1調整抵抗素子71の一端は第1出力抵抗素子51の他端及び第2出力抵抗素子52の一端に接続され、第1調整抵抗素子71の他端は調整フォトカプラ73のフォトトランジスタのコレクタに接続される。第2調整抵抗素子72の一端は制御回路32に接続され、第2調整抵抗素子72の他端は調整フォトカプラ73の発光ダイオードのアノードに接続される。調整フォトカプラ73のフォトトランジスタのエミッタは接地され、調整フォトカプラ73の発光ダイオードのカソードは検出シャントレギュレータ63のカソードに接続される。
整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth以上であり検出シャントレギュレータ63がオンしているとき、調整フォトカプラ73の発光ダイオードは発光して、調整フォトカプラ73のフォトトランジスタはオンする。調整フォトカプラ73のフォトトランジスタはオンするとき、第1出力抵抗素子51及び第1調整抵抗素子71を介して電流が流れる。
整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth未満であり検出シャントレギュレータ63がオフしているとき、調整フォトカプラ73の発光ダイオードは消光して、調整フォトカプラ73のフォトトランジスタはオフする。調整フォトカプラ73のフォトトランジスタはオフするとき、第1出力抵抗素子51及び第1調整抵抗素子71を介して電流が流れない。整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth未満になると、第1出力抵抗素子51を流れる電流が減少するので、出力電圧Voutは低下する。
図3(a)は比較例に係る電源装置の動作を示すタイミングチャートを示す図であり、図3(b)は電源装置1の動作を示すタイミングチャートを示す図である。図3(a)及び3(b)において、横軸は時間を示し、波形311は比較例に係る電源装置の入力電圧Vinを示し、波形312は比較例に係る電源装置の整流電圧Vrを示し、波形313は比較例に係る電源装置の出力電圧Voutを示す。また、波形321は電源装置1の入力電圧Vinを示し、波形322は電源装置1の整流電圧Vrを示し、波形323は電源装置1の出力電圧Voutを示す。また、図3(b)において、期間T1は入力電圧Vinが入力されている期間を示し、期間T2は整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth以上である期間を示す。また、期間T3は整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth未満であり且つ制御回路32が動作可能である電圧以上である期間を示し、期間T4は整流電圧Vrが制御回路32が動作可能である電圧未満である期間を示す。
比較例に係る電源装置は、停電検出回路60及び出力電圧調整回路70を有さない以外は、電源装置1と同様の構成を有する。すなわち、比較例に係る電源装置は、整流回路10と、入力平滑コンデンサ20と、DC/DCコンバータ30と、出力平滑コンデンサ40と、出力電圧検出回路50とを有し、電源5から入力される入力電圧Vinを変換して出力電圧Voutを出力する。
比較例に係る電源装置は、矢印Aで示される時点において、入力電圧Vinが遮断されると、入力平滑コンデンサ20に充電されていた電荷が放電されるに従って、整流電圧Vrは徐々に低下する。矢印Bに示す時点において、DC/DCコンバータ30の制御回路32が動作可能な電圧の下限まで整流電圧Vrが低下すると、制御回路32は第1MOSFET33及び第2MOSFET34の制御を停止する。制御回路32が第1MOSFET33及び第2MOSFET34の制御を停止することで、出力電圧Voutは急激にゼロになる。比較例に係る電源装置は、入力電圧Vinが遮断されると出力電圧Voutが急激にゼロになるので、特許文献1に記載されるように、負荷6がバックアップ処理を行うことができる時間が短い。
電源装置1は、矢印Cで示される時点において、入力電圧Vinが遮断されると、比較例に係る電源装置と同様に、入力平滑コンデンサ20に充電されていた電荷が放電されるに従って、整流電圧Vrは徐々に低下する。電源装置1では、矢印Dに示す時点において、整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vthまで低下すると、検出シャントレギュレータ63がオフするので、調整フォトカプラ73の発光ダイオードは消光して調整フォトカプラ73のフォトダイオードはオフする。調整フォトカプラ73のフォトダイオードがオフすることに応じて、Voutは第1定格電圧V1から第1定格電圧V1よりも低い第2定格電圧V2に低下する。そして、電源装置1では、矢印Eに示す時点において、制御回路32が動作可能な電圧の下限まで整流電圧Vrが低下すると、出力電圧Voutが急激にゼロになる。
(第1実施形態に係る電源装置の作用効果)
第1実施形態に係る電源装置は、入力電圧を整流した整流電圧が停電しきい値電圧以下に低下したことが検出されたことに応じて、出力電圧を低くする。実施形態に係る電源装置は、出力電圧を低くして負荷に供給される電圧を抑制することで、停電等の異常遮断が発生したときに負荷に電源電圧を供給する時間を延長できる。
(第2実施形態に係る電源装置の構成及び機能)
図4は、第2実施形態に係る電源装置の回路ブロック図である。
電源装置2は、出力電圧調整回路75を出力電圧調整回路70の代わりに有することが、電源装置1と相違する。また、電源装置2は、予備検出回路80を有することが、電源装置1と相違する。出力電圧調整回路75及び予備検出回路80以外の電源装置2の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された電源装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
予備検出回路80は、停電しきい値電圧よりも高い予備しきい値以下であることを検出する。出力電圧調整回路75は、整流電圧Vrが予備しきい値電圧Vthp以下であることが検出されたことに応じて、出力電圧Voutを低くし、整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth以下であることが検出されたことに応じて、出力電圧Voutを更に低くする。
図5は、電源装置2のより詳細な回路ブロック図である。
出力電圧調整回路75は、第1調整抵抗素子71、第2調整抵抗素子72及び調整フォトカプラ73に加えて、第3調整抵抗素子76と、第4調整抵抗素子77と、予備フォトカプラ78とを有する。出力電圧調整回路75は、入力平滑コンデンサ20によって平滑化された整流電圧Vrが予備しきい値電圧Vthp以下であることに応じて、出力電圧Voutを低くする。また、入力平滑コンデンサ20によって平滑化された整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vth以下であることに応じて、出力電圧Voutを更に低くする。
第3調整抵抗素子76の一端は第1出力抵抗素子51の他端及び第2出力抵抗素子52の一端に接続され、第3調整抵抗素子76の他端は予備フォトカプラ78のフォトトランジスタのコレクタに接続される。第4調整抵抗素子77の一端は制御回路32に接続され、第4調整抵抗素子77の他端は予備フォトカプラ78の発光ダイオードのアノードに接続される。予備フォトカプラ78のフォトトランジスタのエミッタは接地され、予備フォトカプラ78の発光ダイオードのカソードは検出シャントレギュレータのカソードに接続される。
予備検出回路80は、第1予備抵抗素子81と、第1予備抵抗素子81に直列接続される第2予備抵抗素子82と、予備シャントレギュレータ83とを有する。予備検出回路80は、停電及びヒューズ12の切断等の異常遮断により入力電圧Vinが遮断されたときに、入力平滑コンデンサ20の端子間電圧が所定の予備しきい値Vthpより低くなることを検出する。
第1予備抵抗素子81の一端は、ブリッジダイオード回路11の出力端子、入力平滑コンデンサ20の一端及び降圧回路31の入力端子に接続される。第1予備抵抗素子81の他端は、第2予備抵抗素子82の一端及び予備シャントレギュレータ83のリファレンス端子に接続される。第2予備抵抗素子82の他端及び予備シャントレギュレータ83のアノードは接地され、予備シャントレギュレータ83のカソードは出力電圧調整回路75の予備フォトカプラ78の発光ダイオードのカソードに接続される。
図6は、電源装置2の動作を示すタイミングチャートを示す図である。図6において、横軸は時間を示し、波形601は電源装置2の入力電圧Vinを示し、波形602は電源装置2の整流電圧Vrを示し、波形603は電源装置2の出力電圧Voutを示す。
電源装置2は、矢印Aで示される時点において、入力電圧Vinが遮断されると、入力平滑コンデンサ20に充電されていた電荷が放電されるに従って、整流電圧Vrは徐々に低下する。電源装置2では、矢印Bに示す時点において、整流電圧Vrが予備しきい値電圧Vthpまで低下すると、予備シャントレギュレータ83がオフするので、予備フォトカプラ78の発光ダイオードは消光して予備フォトカプラ78のフォトダイオードはオフする。予備フォトカプラ78のフォトダイオードがオフすることに応じて、Voutは第1定格電圧V1から第1定格電圧V1よりも低い予備電圧VPに低下する。電源装置2では、矢印Cに示す時点において、整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vthまで低下すると、検出シャントレギュレータ63がオフすることに応じて調整フォトカプラ73の発光ダイオードは消光して調整フォトカプラ73のフォトダイオードはオフする。調整フォトカプラ73のフォトダイオードがオフすることに応じて、Voutは予備電圧VPから予備電圧VPよりも低い第2定格電圧V2に低下する。そして、電源装置1では、矢印Eに示す時点において、制御回路32が動作可能な電圧の下限まで整流電圧Vrが低下すると、出力電圧Voutが急激にゼロになる。
(第2実施形態に係る電源装置の作用効果)
第2実施形態に係る電源装置は、入力電圧が遮断されたときに出力電圧を、予備電圧及び第2定格電圧の2段階に亘って低下させるので、負荷は、高い電圧での処理が必要なバックアップ処理を予備電圧で実行することができる。また、負荷は、低電圧での処理が必要なバックアップ処理を第2定格電圧で実行する。
(第3実施形態に係る電源装置の構成及び機能)
図7は、第3実施形態に係る電源装置の回路ブロック図である。
電源装置3は、整流回路10と入力平滑コンデンサ20との間に力率改善回路90を有することが、電源装置1と相違する。力率改善回路90以外の電源装置2の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された電源装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。力率改善回路90は、例えば、特開2010−200410号公報及び特開2015−116047号公報に開示されているように、整流回路10が整流した整流電圧Vrを昇圧すると共に同期整流する。
図8は、電源装置3のより詳細な回路ブロック図である。
力率改善回路90は、整流回路10の出力端子と入力平滑コンデンサ20との間に、整流回路10の出力端子側から順に直列に接続されるコイル91と、MOSFET92とを有する。本実施形態では、MOSFET92はnチャネル型のMOSFETであり、ソースがコイル91に接続され、ドレインが入力平滑コンデンサ20の一端に接続される。また、力率改善回路90は、コイル91とMOSFET92の間にドレイン端子が接続され、ソースが接地されるMOSFET93を有する。さらに、力率改善回路90は、MOSFET92及び93のオン/オフの切り替えを制御する力率制御回路94を有する。
力率制御回路94は、電源装置3に入力される電圧波形のピークの位置と電流波形のピークの位置を一致させ且つ電圧波形に対して相似する電流波形を形成させるように、MOSFET92及び93のゲートに制御信号を入力する。力率制御回路94は、電源装置3に入力される電圧波形のピークの位置と電流波形のピークの位置を一致させることで、力率改善回路90に力率改善動作を実行させる。
力率制御回路94は、入力された整流電圧Vrを力率改善回路90が同期整流できるように、MOSFET92及び93を交互にオンにする。その際、例えば、特開2010−200410号公報に開示されているように、力率制御回路94がMOSFET93をオンするとき、MOSFET92がオフしてから所定時間だけ遅延してからMOSFET93をオンする。また、力率制御回路94がMOSFET93をオフするとき、MOSFET93がオフしてから、MOSFETのソース−ドレイン間電圧が十分な電圧となるまでの所定時間だけ遅延して、MOSFET92をオンしてもよい。
力率改善回路90が力率改善動作を実行するとき、整流電圧Vrは昇圧される。
図9は、電源装置3の動作を示すタイミングチャートを示す図である。図9において、横軸は時間を示し、波形901は電源装置3の入力電圧Vinを示し、波形902は電源装置3の整流電圧Vrを示し、波形903は電源装置3の出力電圧Voutを示す。また、波形912は電源装置1の整流電圧Vrを示し、波形913は電源装置1の出力電圧Voutを示す。
電源装置3では、波形902で示される整流電圧Vrは、力率改善回路90によって昇圧されるため、波形912で示される電源装置1における整流電圧Vrよりも高くなるので、停電しきい値Vthuは、電源装置1の停電しきい値Vthよりも高く設定される。電源装置3は、矢印Aで示される時点において、入力電圧Vinが遮断されると、入力平滑コンデンサ20に充電されていた電荷が放電されるに従って、整流電圧Vrは徐々に低下する。電源装置3では、矢印Bに示す時点において、整流電圧Vrが停電しきい値電圧Vthuまで低下すると、検出シャントレギュレータ63がオフするので、調整フォトカプラ73の発光ダイオードは消光して調整フォトカプラ73のフォトダイオードはオフする。調整フォトカプラ73のフォトダイオードがオフすることに応じて、Voutは第1定格電圧V1から第1定格電圧V1よりも低い第2定格電圧V2に低下する。
一方、電源装置1では、矢印Bで示す時点よりも遅い矢印Cに示す時点において、Voutは第1定格電圧V1から第1定格電圧V1よりも低い第2定格電圧V2に低下する。電源装置1では、矢印Dに示す時点において、制御回路32が動作可能な電圧の下限まで整流電圧Vrが低下すると、出力電圧Voutが急激にゼロになる。
電源装置3では、矢印Dで示す時点よりも遅い矢印Eに示す時点において、出力電圧Voutが急激にゼロになる。電源装置3では、出力電圧Voutは、電源装置1よりも早く第2低下電圧に低下し且つ電源装置1よりも遅くゼロになるので、出力電圧Voutが第2低下電圧となる期間が電源装置1よりも長くなる。
(第3実施形態に係る電源装置の作用効果)
第3実施形態に係る電源装置は、力率改善回路が整流電圧を昇圧するので、第2低下電圧が長くなり、停電等の異常遮断が発生したときに負荷に電源電圧を供給する時間を更に延長できる。
上記の実施形態に係る電源装置は、弾球遊技機又は回胴遊技機といった遊技機に搭載されてもよい。
図10は上記の実施形態に係る電源装置を備えた弾球遊技機100の概略斜視図であり、図11は弾球遊技機100の概略背面図である。弾球遊技機100は、上部から中央部の大部分の領域に設けられ、遊技機本体である遊技盤101と、遊技盤101の下方に配設される球受け部102と、ハンドルを備えた操作部103と、遊技盤101の略中央に設けられた表示装置104とを有する。球受け部102は、不図示の球供給装置から球が供給される。
また弾球遊技機100は、遊技の演出のために、遊技盤101の前面において遊技盤101の下方に配置された固定役物部105を有する。また遊技盤101の側方にはレール107が配設されている。また遊技盤101上には不図示の多数の障害釘及び少なくとも一つの入賞装置108が設けられている。
操作部103は、遊技者の操作によるハンドルの回動量に応じて図示しない発射装置より所定の力で遊技球を発射する。発射された遊技球は、レール107に沿って上方へ移動し、多数の障害釘の間を落下する。遊技球が何れかの入賞装置108に入ったことを、図示しないセンサにより検知すると、遊技盤101の背面に設けられた主制御回路110は、遊技機本体に搭載される少なくとも1つの装置を制御する。例えば、遊技機本体に搭載される少なくとも1つの装置を制御する遊技球が入った入賞装置108に応じた所定個の遊技球を不図示の玉払い出し装置を介して球受け部102へ払い出す。更に主制御回路110は、遊技盤101の背面に設けられた演出用制御回路111を介して表示装置104に様々な映像を表示させる。
上記の実施形態に係る電源装置113は、主制御回路110、演出用制御回路111、表示装置104、発射装置及び玉払い出し装置など、供給された電力を利用して動作する遊技機の各負荷回路へ出力電圧を供給する。主制御回路110及び演出用制御回路111は、停電等により入力電圧が異常遮断したときに、電源装置113から出力電圧が供給されている間にバックアップ処理を実行する。
このように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
1〜3、113 電源装置
10 整流回路
20 入力平滑コンデンサ
30 DC/DCコンバータ
40 出力平滑コンデンサ
50 出力電圧検出回路
60 停電検出回路
70、75 出力電圧調整回路
80 予備検出回路
90 力率改善回路
100 弾球遊技機(遊技機)

Claims (3)

  1. 交流電圧である入力電圧を整流した整流電圧を生成する整流回路と、
    前記整流電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記整流電圧を、前記整流電圧と電圧値が異なる直流電圧である出力電圧に変換するDC/DCコンバータと、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記整流電圧が停電しきい値電圧以下であることを検出する停電検出回路と、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記整流電圧が停電しきい値電圧以下であることに応じて、前記出力電圧を低くする出力電圧調整回路と、
    前記入力電圧が停電しきい値電圧よりも高い予備しきい値以下であることを検出する予備検出回路と、を有し、
    前記出力電圧調整回路は、前記整流電圧が前記予備しきい値電圧以下であることが検出されたことに応じて、前記出力電圧を低くし、前記整流電圧が前記停電しきい値電圧以下であることが検出されたことに応じて、前記出力電圧を更に低くする、ことを特徴とする電源装置。
  2. 前記整流電圧を昇圧して前記平滑コンデンサに出力する昇圧型の力率改善回路を更に有する、請求項に記載の電源装置。
  3. 遊技機本体と
    前記遊技機本体に搭載される少なくとも1つの装置を制御する制御回路と、
    前記制御回路に出力電圧を供給する電源装置であって、
    交流電圧である入力電圧を整流した整流電圧を生成する整流回路と、
    前記整流電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記整流電圧を、前記整流電圧と電圧値が異なる直流電圧である出力電圧に変換するDC/DCコンバータと、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記整流電圧が停電しきい値電圧以下であることを検出する停電検出回路と、
    前記平滑コンデンサによって平滑化された前記整流電圧が停電しきい値電圧以下であることに応じて、前記出力電圧を低くする出力電圧調整回路と、
    前記入力電圧が停電しきい値電圧よりも高い予備しきい値以下であることを検出する予備検出回路と、を有し、
    前記出力電圧調整回路は、前記整流電圧が前記予備しきい値電圧以下であることが検出されたことに応じて、前記出力電圧を低くし、前記整流電圧が前記停電しきい値電圧以下であることが検出されたことに応じて、前記出力電圧を更に低くする電源装置と、
    を有する、ことを特徴とする遊技機。
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