JP2006038602A - 間口の寸法測定装置および方法 - Google Patents

間口の寸法測定装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 経験や熟練を要することなく、間口の寸法および柱の傾きや鴨居の傾斜・撓みなどの形状を測定する装置を提供すること。
【解決手段】 立設した柱21を有する架台2と、この架台2の柱21に取り付けられる寸法測定装置本体1とを具備し、この寸法測定装置本体1は、柱21に取り付けられる基台26と、この基台26に水平方向に植設された固定軸27に回動自在に設けられた回転台3と、この回転台3上に載置され、基台26に対する回転台3の回動角度を検出するロータリ・エンコーダ32と、回転台3に載置され、基台26から間口の測定点まで長さを検出するワイヤーまたはテープ38およびインクリメンタル形のリニア・エンコーダ33と、検出した角度データおよび長さデータを対応させて極座標で格納する記憶手段とを具備するものである。
【選択図】 図5

Description

この発明は、主として、襖の新作を行う際や、襖の嵌め込みに際して、敷居、鴨居、左右の柱で囲まれ間口に適合するように、襖の寸法を割り出すために利用する間口の寸法測定装置に関する。
従来より、間口に襖を新作して嵌め込む際に、表記された間口の寸法と実寸法が一致しているとは限らないので、施工に際して、予め間口の実寸法を測定し、その測定結果に基づいて間口の形状に合わせて襖を加工していた。
間口の実寸法の測定は、図17に示すように、敷居の総幅aと、両柱の高さbおよびfと、両柱の傾き(「コケ量」と呼ばれている)g、h、i、j、k、lと、襖の境界毎の高さc、d、eとを厘(0.3mm)の単位まで測定していた。
間口における両柱の傾きg、h、i、j、k、lを測定する際には、図18に示すように、敷居の端部に四隅が直角の基準襖Fを立てて、巻尺や物差しを用いて、敷居の総幅a、両柱の高さb、fおよび両柱の傾き(「コケ量」と呼ばれている)g、h、i、j、k、l、襖の境界毎の高さc、d、eを厘(0.3mm)の単位まで測定していた。
間口の実寸法の測定と類似したトンネル抗内の実寸法を測定する装置が、下記特許文献などにより従来より提案されている。しかし、トンネル抗には、角部がなく、精度を厘(0.3mm)の単位まで必要としないので、間口の実寸法の測定に適用することはできない。
特開2000−304531号公報 特開2004−117194号公報
このように間口の実寸法の測定は、従来より手作業で行っており、経験と熟練を要し、多くの時間と労力を費やす作業であり、長さを正確に測定できても、柱の傾きや鴨居の傾斜・撓みをも正確に測定することは困難であった。
そこで、経験や熟練を要することなく、誰でも短時間に間口の実寸法を正確に測定できる測定手段、および嵌め込む襖の寸法を出力する装置を提供するために考えられたものである。
この発明の間口の寸法測定装置は、立設した柱を有する架台と、この架台の柱に取り付けられる寸法測定装置本体とを具備し、この寸法測定装置本体は、上記柱に取り付けられる基台と、この基台に水平方向に植設された軸に回動自在に設けられた回転台と、この回転台上に載置され、上記基台に対する回転台の回動角度を検出する角度検出手段と、上記回転台に載置され、上記基台から間口の測定点まで長さを検出する長さ検出手段と、検出した角度データおよび長さデータを対応させて極座標で格納する記憶手段とを具備するものである。
この発明の間口の寸法測定方法は、設置された寸法測定装置本体を中心とする間口の複数の測定点の方向および距離を極座標データとして収集する第1の工程と、収集した上記極座標データのうち、敷居の一端に対応するデータを原点として敷居の両端を結ぶ線分に対応するデータをX軸上に合わせる回転によりX−Y座標に座標変換を行う第2の工程とよりなる方法である。
この発明の部屋の寸法測定装置は、持ち運びが容易であり、経験や熟練を要することなく、誰でも短時間に間口の寸法および柱の傾きや鴨居の傾斜・撓みなどの形状を手間をかけずに正確に測定できる。
特に、回転台の指向方向(ワイヤーの真の引出方向)にレーザ光線を放射して、そのレーザ光線を回動させてワイヤーの先端に結合した探触子の光センサへ入射させることにより、手間をかけずに、測定誤差の著しく少ない正確な角度データを得ることができる。
(第1の実施形態)
図1〜図3に示すように、この発明の間口寸法測定装置は、高さを調整できる3本の脚22および敷居の溝に嵌め込む間隔をあけて配置された2つの突起23および立設された柱21を有する架台2を備え、この架台2に立設された柱21に寸法測定装置本体1が着脱自在に取り付けられる。さらに、架台2の下側に設けた2つの突起23を結ぶ直線上に、上向きにレーザービームを放射するレーザーポインタ24が固定されている。なお、柱21は架台2に対して取り外しできるように構成してもよいのである。
図4の側面図および図5の要部の斜視図に示すように、寸法測定装置本体1は、垂直に配置され、柱21に着脱自在に取り付けられる基台26と、この基台26に水平方向に植設された固定軸27にベアリング29を介して回動自在に設けられた回転台3とを備え、基台26には、軸27と同心状に歯車28が固定されており、回転台3には、歯車28と噛み合って回転台3自体をいずれの方向にも回転させ得るモータ31と、回転台3の回転角度を検出するインクリメンタル形のロータリ・エンコーダ32と、引き出されたワイヤーまたはテープ38の長さを検出するインクリメンタル形のリニア・エンコーダ33と、回転台3の指向方向(ワイヤーまたはテープ38の真の引出方向)に可視レーザ光線を放射するレーザ光源34と、信号処理回路を組み込んだ回路基板50と、探触子4(図6参照)から放射される光線を受光する光センサ35と、これらの装置全体を動作させる蓄電池36などが取り付けられている。
さらに、寸法測定装置本体1には、装置の動作状態や、収集したデータを表示する表示器37が設けられ、装置の動作を操作するリモコンRが付属されている。
ロータリ・エンコーダ32は、その回転部分が基台26に設けた固定軸27に結合され、その本体が回転台3に固定されており、回転台3を回転させたときに、一定角度回転するごとに2相のパルス信号を発生する。
また、リニア・エンコーダ33は、スプリングによってワイヤー38を巻き込んでおり、このワイヤー38を引き出したり引っ込めたりすると、ワイヤー38が一定距離移動するごとに2相のパルス信号を発生する。このワイヤー38は、ロータリ・エンコーダ32の基準方向から引き出されるように滑車39、39によって中心に導かれている。
このワイヤー38の先端には、応答手段を備えた探触子4が結合されている。この探触子4は、図6(a)の斜視図に示すように、先鋭な先端部41を有し、後端が開口された形状のもので、先端近傍を軸として回動するクランク42が取り付けられ、このクランク42にワイヤー38が結合されており、応答手段は、クランク42に設けられたレーザ光線を受光するフォト・トランジスタ等の光センサ43と、この光センサ43でレーザ光線を受光したときに、受光方向へ赤外線を再放射するLED44とを備えている。なお、この探触子4にリモコンの機能を具備させておくと、リモコンを紛失することを回避できる。
この探触子4の先端近傍を軸として回動するクランク42を介してワイヤー38を結合し、このクランク42に光センサ43を設けておくと、探触子4を測定点に合わせる際に、ワイヤー38に対する探触子4の指向方向が傾いていても、光センサ43が常にワイヤー38の方向に指向しているので正確にデータを収集することができる。
この探触子4の先端には、敷居の溝に嵌める突起45が設けられており、敷居部分を測定する際には、図6(b)に示すように、突起45の先端が溝の底面に接触するように構成されている。また、鴨居部分を測定する際には、図6(c)に示すように、鴨居の表面に接触させて、敷居の溝の底面、鴨居の表面、両柱の内面で囲まれた面を、襖を嵌め込む間口として測定する。
信号処理回路5は、図7に示すように、操作スイッチおよび表示器37と、装置全体を制御するCPU54と、ロータリ・エンコーダ32から発生する2相のパルスを計数する第1のアップ・ダウン・カウンタ55と、リニア・エンコーダ33から発生する2相のパルスを計数する第2のアップ・ダウン・カウンタ56と、これら2つのカウンタ55、56の計数値、光センサ35の出力をCPU54に入力し、モータ31を制御するするモーター制御回路53と、処理プログラムを格納したROM51と、データを一時的に格納するRAM52と、外部の装置とデータの交換を行うためのSIO57などで構成されている。
次に、このように構成された第1の実施形態の装置により間口の寸法を測定する手順を説明する。
まず、図8(a)の正面図に示すように、間口のほぼ中央に架台2を設置して、図8(b)の平面図に示すように、架台2の2つの突起23を敷居の溝に嵌め込み、ワイヤー38の引き出し口が下向きになるように、柱21に寸法測定装置本体1を取り付ける。そして、レーザーポインタ24を動作させてレーザービームを放射させながら、レーザービームが鴨居の溝の中心を照射するように、3本の脚22の高さを調整する。
そして、リモコン装置Rを操作して、「間口の基準サイズ」、「間口の大きさ(枚立)」、「溝数」、「開閉種類」などの測定に必要な条件を入力して「初期設定」する。このとき、「現場名」、「部屋番号」、「襖の種類」などのデータを同時に入力しておくことができる。
この入力された初期設定条件により、測定点数は、通常の4枚の襖を嵌め込む間口の測定であれば、図9に「1」〜「12」で示すように、敷居と柱が交叉する4カ所、敷居の3カ所、鴨居の3カ所、左右の柱の中間の2カ所に設定される。この初期設定において、2つのアップ・ダウン・カウンタ55、56の計数値は零にクリアされる。
リニア・エンコーダ33からワイヤー38を引き出して、探触子4の先端部45を最初の測定点である左下隅部「1」に合わせたのち、リモコン装置Rの操作によりモータ31を制御して回転台3を右回りに低速度で回転させる。
そして、回転台3のレーザ光源34ら放射されたレーザービームが、探触子4を横切ったときに、レーザービームが応答装置の光センサ43へ入射するので、入射した瞬間にLED44より赤外線を入射方向に再放射させる。
このようにして、探触子4の応答装置のLED44より赤外線を再放射されるまでの期間中に、回転台3においては、ロータリ・エンコーダ32から発生する2相のパルスをアップ・ダウン・カウンタ55で計数し続け、また、リニア・エンコーダ33から発生する2相のパルスをアップ・ダウン・カウンタ56で計数し続けている。
そして、応答装置のLED44より再放射された赤外線を回転台3の光センサ35で受光した瞬間に、アップ・ダウン・カウンタ55、56の各計数値を、それぞれ最初の測定点「1」の角度データおよび長さデータとしてRAM52に格納する。
次に、探触子4の先端部45を右隣の2番目の測定点である左柱の中間「2」に合わせて待機していると、回転台1が回動し続けて、レーザ光線が探触子4を横切って応答装置の光センサ43へ入射した瞬間にLED44より赤外線を入射方向に再放射させる。回転台3においては、2度目の再放射された赤外線を回転台3の光センサ35で受光した瞬間に、アップ・ダウン・カウンタ55、56の各計数値を、それぞれ2番目の測定点「2」の角度データおよび長さデータとしてRAM52に格納する。
同様に、探触子4の先端部45を右回隣の測定点「3」〜「12」に順次に合わせて、各測定点ごとの角度データおよび長さデータをRAM52に格納する。このようにして、初期設定した条件の測定点数のデータを間口面の極座標データとしてRAM52に格納し終わると、このRAM52に格納されている極座標データをX−Y座標に座標変換して1つの間口の測定が完了する。
このような操作を測定すべき各間口において実行し、各間口のデータをRAM52に収集する。
RAM52に格納されているデータは、寸法測定装置本体1が設置した場所を中心とする極座標データであって、図10に示すように、各辺L〜Lnの大きさと、2辺に挟まれた挟角θ〜θn(ただし、nは測定点数)であるから、対辺の長さSi(ただし、i=2以上の整数)は、
Si={L +Li−2L・Li・cosθi}1/2
により求めることができ、
また、L、LiおよびSiにより作られる3角形におけるLとSiとの未知の挟角φiは、
cosφi=(L +Si−Li)/(2L・Si)
より、
φi=cos−1{(L +Si−Li)/(2L・Si)}
により求めることができる。このようにして、間口の実際の形状を測定することができる。
図11(a)に示すように、収集した極座標データのうち、測定点「1」と測定点「9」を結ぶ線分が敷居であって、ほぼ水平であることが予め分かっているので、図11(b)に示すように、測定点「1」を原点に合わせたのち、図11(c)に示すように、測定点「1」を中心にして極座標データを回転させて、測定点「9」をX軸上に合わせる。
そして、図11(d)に示すように、線分「1−9」を間口の総幅とし、鴨居の左側隅/右側隅のY座標を間口の左側高さ/右側高さとする。この間口の総幅を、襖の枚数(図11(d)に示す場合は2枚)で除して嵌め込む各襖の幅とし、測定した間口の形状および寸法に基づいて嵌め込む各襖の形状および加工寸法を出力する。
専門メーカーから販売されている襖の下地として「和襖の下地(細い角材を格子状に組み合わせた骨組)」、「段ボール製下地」、「発砲スチロール製下地」などがあり、最も多く使用されている「和襖の下地」は、周囲を裁断して所望の寸法に加工するための「裁断しろ」が少ないので、各種の定型サイズ(5分きざみ)の「和襖の下地」が販売されている。
販売されている定型サイズの「和襖の下地」の各寸法を予めテーブルに格納しておき、テーブルに格納されたデータの中から、測定した間口の寸法に合わせて、「和襖の下地」を選択し、選択した下地に対する加工寸法を出力しなければならない。なお、この加工寸法には、下地の周囲に縁を取り付けるので、その縁の幅を考慮した寸法を出力しなければならない。
例えば、和襖においては、左側の柱が傾いている(コケている)場合には、図12(a)に斜線で下地を示すように、和襖の下地の左側の角材は裁断しろが小さいので底辺に当たる角材を裁断し、同様に、右側の柱が傾いている(コケている)場合には、図12(b)に斜線で下地を示すように、和襖の下地の右側の角材は裁断しろが小さいので、底辺に当たる角材を裁断するように、和襖の下地の選択および加工寸法を出力する。
図13(a)に示すように、例えば、左柱が途中で屈曲している場合には、斜め部分を裁断し、図13(b)に示すように、右柱が途中で屈曲している場合には、斜め部分を裁断するような指示を出力する。
これらの和襖の下地の選択および加工寸法の出力は、プリンタにより出力してもよく、また、加工寸法は電子データとして加工装置に伝送してもよいのである。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、寸法測定装置本体1の回転中心から測定点までの長さを検出する手段として、引き出されるワイヤーまたはテープ17の先端に探触子4を取り付けて、探触子4を測定点に合わせて引き出されたワイヤーまたはテープ17の長さを検出している。
このような長さ測定手段としてレーザー距離計を使用することができる。レーザー距離計として、スイスのライカ ジオシステムズ社製のモジュール「DISTO pro4a」を組み込んだ株式会社村上技研産業より販売されている「レーザー距離センサ LDS−1」を使用することができる。このレーザー距離計は、出力データとして、目標物までの距離を示す「距離データ」と、受光した反射光線の強度を示す「反射強度データ」などがあり、コマンドにより何れか一つのデータを出力させるモードを選択することができる。
レーザー距離計から照射されるレーザー・ビームの指向方向(角度に対応)は、第1の実施形態と同様に、ロータリ・エンコーダ32から出力されたパルスを計数した計数値により収集することができる。そして、この収集した「角度データ」は、「距離データ」とともにRAM52に格納される。
レーザー距離計においては、照射されるレーザー・ビームに、ある程度の拡がりがあるので、隅部の角度および隅部までの距離を正確に測定することは困難である。しかし、間口の形状は、2本の柱と敷居/鴨居の直線部分が交叉する4つの隅部で形成されており、そこで、図14に示すように、隅部sを挟む2直線上の2点x1、x2およびy1、y2の位置をそれぞれ求めて、各2点を結ぶ2直線が交叉する位置を仮想的な隅部とすればよいのである。
(第3の実施形態)
第1の実施形態においては、予め間口の角部を、「1」、「3」、「7」、「9」と定めて測定を行っているが、測定点数を決めないで測定することも可能である。
第2の実施形態においては、図15示すように、測定した隣接する2つの線分がなす角度を調べて、その角度が、例えば直角を含む135度以内(α2)であれば角部に当たると判定し、135度以上であれば鴨居、敷居、柱などのほぼ直線部分(α1)(α3)に当たると判定する。
このように、4つの角部を自動的に判定することにより、測定開始点を予め決めておくだけで、各角部間の測定点および測定点の数を、直線部分の曲がりや撓みの状態に応じて任意に選ぶことができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態においては、高さを調整できる3本の脚22および敷居の溝に嵌め込む2つの突起23および立設された柱21を有する架台2を備え、さらに、架台2の下側に設けた2つの突起23を結ぶ線の直上に、上向きにレーザービームを放射するレーザーポインタ24を固定している。
第3の実施形態においては、図16示すように、敷居の溝に嵌め込む間隔をあけて配置された突起23を有する架台2と、この架台2に立設された伸縮可能な柱と備えている。柱は、架台2に立設された筒部材25と、この筒部材25の中を摺動する棒部材26と、筒部材25の中にあって棒部材26を押し上げるように作用するコイル・スプリングとにより構成され、棒部材26の先端には、鴨居の溝に嵌め込む突起27が設けられている。
間口の測定を行う際には、コイル・スプリングの弾力に抗して棒部材26を筒部材25の中に押し込み、間口のほぼ中央に敷居の溝に架台2の2つの突起23を嵌め込み、棒部材26を伸長させて先端の突起27を鴨居の溝に嵌め込む。
そして、柱の筒部材26に寸法測定装置本体1を着脱自在に取り付けて、第1または第2の実施形態と同様に間口の測定を行う。
(その他の実施の形態)
以上の実施の形態においては、敷居、鴨居、左右の柱で囲まれた間口の形状および寸法の測定を例にあげて説明したが、トンネル坑内の測定や、部屋を間仕切りする際に行う部屋の断面形状の測定にも適用することができる。
この発明の間口の寸法測定装置の第1の実施形態を示す正面図、 図1に示す装置の側面図、 図1に示す装置の平面図、 図1に示す装置で使用する寸法測定装置本体を示す側面図、 図1に示す装置で使用する寸法測定装置本体を分解して示した斜視図、 図1に示す装置におけるワイヤーの先端に結合する探触子の斜視図(a)、探触子により敷居部を測定する際に敷居に当接させる状態を示す図(b)、探触子により鴨居部を測定する際に鴨居に当接させる状態を示す図(c) 図1に示す装置の信号処理回路を示すブロック図、 寸法測定装置を設置する状態を示す正面図(a)、側面図(b)、 図1に示す装置によって間口のデータを収集する状況を示す正面図、 2辺の長さと挟角より1辺の長さを得る手法を説明する図、 極座標で収集した図形データをX−Y座標データに変換する手法を説明する図、 間口の柱が傾いている場合における襖の下地を合わせる手法を説明する図、 間口の柱が曲がっている場合における襖の下地を合わせる手法を説明する図、 この発明の間口の寸法測定装置の第2の実施形態によって間口のデータを収集する状況を示す図、 この発明の間口の寸法測定装置の第3の実施形態によって間口のデータを収集する状況を示す図、 この発明の間口の寸法測定装置の第4の実施形態を示す正面図、 従来の間口の実寸法を測定する手法を説明する図、 従来の柱の傾きを測定する手法を説明する図である。
符号の説明
1 寸法測定装置本体
2 架台
3 回転台
4 探触子
5 信号処理回路
21 柱
22 脚
23 突起
24 レーザーポインタ
26 基台
31 モータ
32 ロータリ・エンコーダ
33 リニア・エンコーダ
34 レーザ光源
35 可視レーザ光線
36 蓄電池
37 光センサ
38 表示器
39 ワイヤーまたはテープ
42 クランク
43 光センサ
44 LED
50 回路基板
53 モーター制御回路
54 CPU
55、56 アップ・ダウン・カウンタ
R リモコン

Claims (11)

  1. 立設した柱を有する架台と、該架台の柱に取り付けられる寸法測定装置本体とを具備し、該寸法測定装置本体は、上記柱に取り付けられる基台と、該基台に水平方向に植設された軸に回動自在に設けられた回転台と、該回転台上に載置され、上記基台に対する回転台の回動角度を検出する角度検出手段と、上記回転台に載置され、上記基台から間口の測定点まで長さを検出する長さ検出手段と、検出した角度データおよび長さデータを対応させて極座標で格納する記憶手段とを具備することを特徴とする間口の寸法測定装置。
  2. 基台に対する回転台の回動角度を検出する手段が、ロータリ・エンコーダであり、基台から間口の測定点まで長さを検出する手段が、測定点まで引き出されたワイヤーまたはテープなどの長さを検出するリニア・エンコーダであることを特徴とする請求項1に記載の間口の寸法測定装置。
  3. 回転台に載置され、回転台の指向方向にレーザ光線を放射するレーザ光源と、ワイヤーまたはテープなどの先端に結合された先鋭な先端部を有する探触子と、該探触子に設けられた上記レーザ光線を受光したときに光線を再放射する応答手段と、上記指向方向に存在する測定すべき基準点に上記探触子の先端部を合わせたのち、上記回転台において上記応答手段より再放射されたときの角度データおよび長さデータを格納する記憶手段とを具備することを特徴とする請求項2に記載の間口の寸法測定装置。
  4. 基台に対する回転台の回動角度を検出する手段が、ロータリ・エンコーダであり、基台から間口の測定点まで長さを検出する手段が、測定点までの長さを検出するレーザー距離計であることを特徴とする請求項1に記載の間口の寸法測定装置。
  5. 架台の下側に設けた敷居の溝に嵌め込む間隔をあけて配置された2つの突起と、該2つの突起を結ぶ直線の直上に設けられた上向きにレーザービームを放射するレーザーポインタとを備えることを特徴とする請求項1に記載の間口の寸法測定装置。
  6. 敷居の溝に嵌め込む間隔をあけて配置された2つの突起を下側に設けた架台と、該架台に立設した筒部材および該筒部材の中を摺動する棒部材とよりなる柱を備え、上記棒部材の先端に鴨居の溝に嵌め込む突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載の間口の寸法測定装置。
  7. 設置された寸法測定装置本体を中心とする間口の複数の測定点の方向および距離を極座標データとして収集する第1の工程と、
    収集した上記極座標データのうち、敷居の一端に対応するデータを原点として敷居の両端を結ぶ線分に対応するデータをX軸上に合わせる回転によりX−Y座標に座標変換を行う第2の工程とよりなることを特徴とする間口の寸法測定方法。
  8. X−Y座標に変換された間口の形状および寸法に合わせるように、敷居/鴨居の溝数および嵌め込む襖の枚数に基づいて、各襖の下地に対する加工寸法を算出する第3の工程を具備することを特徴とする請求項7に記載の間口の寸法測定方法
  9. X−Y座標に変換された間口の形状および寸法に合わせるように、敷居/鴨居の溝数および嵌め込む襖の枚数に基づいて、各種定型サイズの襖の下地の中から「裁断しろ」を有する襖の下地を選択する第4の工程を具備することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の間口の寸法測定方法。
  10. 算出された下地の加工寸法を電子データとして加工装置に伝送することを特徴とする請求項8に記載の間口の寸法測定方法。
  11. 算出された下地の加工寸法および/または選択した襖の下地をプリンタ等で出力することを特徴とする請求項8または請求項9の何れかに記載の間口の寸法測定方法。
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