JP7224833B2 - 距離計測装置及び位置算出システム - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 (1)「一般社団法人映像情報メディア学会」から2018年8月15日に発行された刊行物「映像情報メディア学会 2018年 年次大会予稿集」において発表 (2)「一般社団法人映像情報メディア学会」が2018年8月29日~31日に開催した「映像情報メディア学会 2018年 年次大会」において2018年8月31日に発表
本発明は、計測対象までの距離を計測する距離計測装置、及び、計測した距離から計測対象の位置を算出する位置算出システムに関する。
従来より、番組制作や映画制作において、撮影カメラが動きながら撮影した映像に、CGや別の映像を合成することが広く行われている。この合成に際して、撮影カメラのカメラデータを生成するため、撮影カメラの位置を計測する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の手法は、撮影カメラに結んだワイヤの張力を一定に保ち、そのワイヤの長さや方向を計測し、計測した長さや方向に基づいて撮影カメラの位置を求めるものである。
特開2013-92441号公報(特許第5941261号公報)
しかし、前記した従来技術では、計測結果がワイヤの揺れや撓みの影響を受けやすく、精度が低いという問題がある。
そこで、本発明は、高精度な距離計測装置及び位置算出システムを提供することを課題とする。
前記した課題に鑑みて、本発明に係る距離計測装置は、移動する計測対象と予め設定した計測基準対象との距離を計測する距離計測装置であって、第1従動部を介して計測対象に取り付けたセンサ取付用部材と、センサ取付用部材に取り付けたレーザセンサと、計測基準対象に配置され、センサ取付用部材に接続した紐状体が張力を保つように、計測対象の移動に伴って紐状体の巻き取り及び巻き出しを行う巻取・巻出機構と、紐状体が挿通する挿通孔を有し、第2従動部を介して巻取・巻出機構に取り付けたレーザ反射板と、を備え、レーザ反射板とレーザセンサが正対する姿勢を維持し、レーザセンサは、レーザ反射板にレーザ光を照射し、レーザ反射板からの反射光により距離を計測する構成とした。
かかる距離計測装置によれば、計測対象が移動すると、第1従動部を介して取り付けたセンサ取付用部材も移動する。また、距離計測装置では、センサ取付用部材に接続した紐状体が、レーザ反射板の挿通孔を介して、所定の計測基準対象に配置された巻取・巻出機構により巻き取り又は巻き出しされる。そして、距離計測装置では、巻き取り又は巻き出しされた紐状体が張力を保つので、計測対象が移動しても、レーザセンサと反射面とが常に正対した姿勢を維持する。従って、距離計測装置では、計測対象の移動により計測対象と計測基準対象との位置関係が変化しても、その距離を常に計測することができる。このとき、距離計測装置は、距離の計測にレーザセンサを用いるので、計測結果が紐状体の揺れや撓みの影響を受けにくくなる。
また、前記した課題に鑑みて、本発明に係る位置算出システムは、本発明に係る距離計測装置である第1距離計測装置及び第2距離計測装置と、計測対象を支持して所定の位置に移動させる支持アーム、及び、支持アームを支持する支持脚を有する支持機構と、支持アームの仰角を計測する仰角計測センサと、位置算出装置とを備える構成とした。
かかる位置算出システムによれば、位置算出装置が、三角関数により、予め設定したアームの長さ及び三脚の高さと仰角計測センサが計測したアームの仰角とから計測対象の高さを算出し、三点測量により、第1距離計測装置及び第2距離計測装置が算出した距離から計測対象の平面位置を算出する。
前記したように、第1距離計測装置及び第2距離計測装置は、計測対象の移動により計測対象と計測基準対象との位置関係が変化しても、その距離を常に計測することができる。このとき、第1距離計測装置及び第2距離計測装置は、距離の計測にレーザセンサを用いるので、計測結果が紐状体の揺れや撓みの影響を受けにくくなる。
なお、位置算出システムは、仰角計測センサの代わりに、計測対象の高さを計測する高さ計測センサを備えてもよい。
また、位置算出システムは、仰角計測センサや高さ計測センサの代わりに距離計測装置を1組追加し、計3組の距離計測装置を備えてもよい。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本発明によれば、計測対象の移動により計測対象と計測基準対象との位置関係が変化しても、その距離を常に計測することができる。さらに、本発明によれば、距離の計測にレーザセンサを用いるので、計測結果が紐状体の揺れや撓みの影響を受けにくく、精度を向上させることができる。
第1実施形態に係る距離計測装置の側面図である。 図1のレーザセンサ装置の拡大図である。 図1のワイヤ巻取・巻出装置の拡大図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 第1実施形態において、レーザセンサ及びレーザ反射板の姿勢を説明する説明図である。 第2実施形態に係る位置算出システムの側面図である。 第2実施形態に係る位置算出装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態において、撮影カメラの高さの算出方法を説明する説明図である。 第2実施形態において、三点測量による撮影カメラの平面位置の算出方法を説明する説明図である。 第2実施形態に係る位置算出システムの動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る位置算出システムの側面図である。 第3実施形態に係る位置算出装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る位置算出システムの動作を示すフローチャートである。 変形例に係る位置算出システムの側面図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において参照する図面は、実施形態を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係等が誇張、あるいは、部材の一部の図示が省略されている場合がある。また、以下の説明では、同一の名称および符号については原則として同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略することとする。さらに、各図において示す方向は、構成要素間の相対的な位置を示し、絶対的な位置を示すことを意図したものではない。
(第1実施形態)
[距離計測装置の概略]
図1を参照し、第1実施形態に係る距離計測装置1の概略について説明する。
図1に示すように、距離計測装置1は、撮影カメラ(計測対象)Tに取り付けたレーザセンサ装置10を用いて、撮影カメラTと計測基準位置(計測基準対象)Aとの距離を計測するものである。
各図面では、水平方向をX軸、垂直方向をY軸、奥行き方向をZ軸として図示した。また、図1では、レーザセンサ装置10が出射するレーザ光を破線で図示した。
なお、計測基準位置Aとは、距離を計測するときの基準位置のことであり、後記するワイヤ巻取・巻出装置20を配置する位置である。例えば、計測基準位置Aは、撮影スタジオのフロア上の任意位置に設定できる。
撮影カメラTは、テレビ番組等の撮影映像を撮影する一般的なカメラであり、例えば、撮影スタジオ内を移動可能な三脚Taに搭載する。カメラマンは、三脚Taに搭載した撮影カメラTを前後左右に移動させながら撮影を行う。また、カメラマンは、三脚Taを伸縮させて、撮影カメラTを上下に移動させることもできる。
ここで、撮影カメラTの移動に伴って、撮影カメラTに取り付けたレーザセンサ装置10と計測基準位置Aとの位置関係が変化する。一方、レーザセンサ装置10が高精度に距離を計測するには、レーザセンサ装置10が計測基準位置Aを向いていることが好ましい。そこで、距離計測装置1は、レーザセンサ装置10に結んだワイヤ(紐状体)30の張力を一定に保つことで、機械的にレーザセンサ装置10の向きを計測基準位置Aに追随させることとした。
[距離計測装置の構成]
以下、距離計測装置1の構成について説明する。
距離計測装置1は、レーザセンサ装置10と、ワイヤ巻取・巻出装置20と、ワイヤ30とを備える。
<レーザセンサ装置>
レーザセンサ装置10は、撮影カメラTと計測基準位置Aとの距離を計測するものである。このレーザセンサ装置10は、プレート11と、自在継手(第1従動部)12と、円盤部材(センサ取付用部材)13と、レーザセンサ14とを備える。
プレート11は、撮影カメラTを載置する平板部材である。このプレート11は、上面に撮影カメラTを載置し、下面の端に自在継手12が取り付けられている。例えば、プレート11としては、アルミの平板を用いることができる。
なお、レーザセンサ装置10は、プレート11を用いずに、自在継手12を撮影カメラTに直接取り付けてもよい。
自在継手12は、任意の方向に向くユニバーサルジョイントである。図2に示すように、自在継手12は、撮影カメラTと計測基準位置Aとを接続する角度が自由に変化するように、T字部120と、ジョイント121と、固定部材122とを備える。
T字部120は、円盤部材13の裏面中心に一端を固定した固定軸120aと、固定軸120aの他端に直交するように設けた腕部120bとを有する。また、T字部120は、腕部120bの両端がジョイント121の第1分岐部121aを貫通して回転自在に支持される。これにより、T字部120は、腕部120bを軸として、一軸方向に所定角度の範囲で従動するように回転可能となる。
ジョイント121は、コの字状に分岐した第1分岐部121aと、第1分岐部121aに設けた胴軸部121bと、胴軸部121bの他端に設けた第2分岐部121cとを有する。また、ジョイント121は、第1分岐部121a及び第2分岐部121cを胴軸部121bに取り付ける方向が直交する。そして、ジョイント121は、固定部材122の挟持部122aにZ軸方向で貫通する突起部121dにより、第2分岐部121cが回転自在に支持される。
これにより、ジョイント121は、T字部120と直交する軸方向で、突起部121dを軸として、所定角度の範囲で従動するように回転可能となる。
固定部材122は、プレート11の下面に固定する円盤部122bと、この円盤部122bに離間して平行に設けた挟持部122aとを有する。そして、固定部材122は、挟持部122aに、所定角度の範囲で従動するようにジョイント121が取り付けられる。
なお、自在継手12は、図3の構造に限定されないことは言うまでもない。
円盤部材13は、表面中心にワイヤ30の先端を接続し、このワイヤ30の近傍にレーザセンサ14を取り付ける(固定する)ものである。また、円盤部材13は、自在継手12を介して、撮影カメラT(正確にはプレート11)に取り付けられる。
なお、自在継手12は、ワイヤ30の先端に設けた係合フックと、円盤部材13の表面中心に設けた係合リングとを係合させることで、円盤部材13からワイヤ30が脱着自在となるように接続してもよい(不図示)。
レーザセンサ14は、レーザ光により距離を計測する一般的な測距センサである。このレーザセンサ14は、後記するレーザ反射板23にレーザ光を照射し、レーザ反射板23からの反射光により、撮影カメラTと計測基準位置Aとの間の距離を計測する。
以上の構成により、レーザセンサ装置10は、ワイヤ30が引っ張られて張力を保つと、レーザ反射板23とレーザセンサ14が正対する姿勢を維持できる。
<ワイヤ巻取・巻出装置>
ワイヤ巻取・巻出装置20は、ワイヤ30の巻き取り及び巻き出しを行うものであり、巻取・巻出機構21と、自在継手(第2従動部)22と、レーザ反射板23とを備える。
巻取・巻出機構21は、円盤部材13に接続したワイヤ30を一定の張力で保ち、撮影カメラTの移動に伴ってワイヤ30の巻き取り及び巻き出しを行うものである。この巻取・巻出機構21は、計測基準位置Aに予め配置する。図3に示すように、巻取・巻出機構21は、筐体210と、軸受211aと、軸受211bと、回転軸212aと、回転軸212bと、支持棒213と、定張力ばね214と、第1プーリ215と、第2プーリ216と、基台217とを備える。
筐体210は、略直方体であり、後記する自在継手22を配置するために、直方体内の一部領域に仕切板210aを設ける。仕切板210aは、筐体210の内部にある第1プーリ215にワイヤ30を到達させるため、貫通穴210bを有する。また、筐体210は、側面中央部に軸受211aが設けられ、回転軸212aを支持する。また、筐体210は、仕切板210aをZ軸方向に挿通する軸受211bを有し、この軸受211bで回転軸212bを支持する。また、筐体210は、側面右側において、回転軸212aと同一高さで、定張力ばね214の支持棒213を固定する。
定張力ばね214は、板ばねを8の字状にして、回転軸212a及び支持棒213に巻き付けたものである。つまり、定張力ばね214は、筐体210の内部に収容され、両端を回転軸212a及び支持棒213に連結し、回転軸212aの巻き取り方向でワイヤ30に張力を与える。また、定張力ばね214は、回転軸212a上で第1プーリ215と隣り合うように配置される。ここで、定張力ばね214は、Z軸方向の両端側に円盤が設けられ、この円盤が第1プーリ215の側板に接するので、回転軸212a上でZ軸方向の移動が制限される。
第1プーリ215は、ワイヤ30を巻き取り及び巻き出しするためのプーリである。この第1プーリ215は、筐体210の内部に収容され、第2プーリ216と回転面が同一平面上となるように、回転軸212aで支持される。
第2プーリ216は、筐体210の外部から第1プーリ215にワイヤ30を誘導するためのプーリである。この第2プーリ216は、第1プーリ215とX軸方向で並ぶように、回転軸212bで支持される。
基台217は、撮影フロアに接する土台部分である。この基台217は、筐体210の下面に設けた2枚の平行板である。
自在継手22は、任意の方向に向くユニバーサルジョイントである。図3に示すように、自在継手22は、仕切板210aに配置されている。また、自在継手22は、撮影カメラTと計測基準位置Aとを接続する角度が自由に変化するように、T字部220と、ジョイント221とを備える。
T字部220は、後記するレーザ反射板23の挿通孔231に対向して形成され、ワイヤ30が挿通するように形成される。このT字部220は、ワイヤ30を挿通できるように円筒状に形成したこと以外、図2のT字部120と同様の構造である。
ジョイント221は、T字部220に接続され、ワイヤ30が挿通するように形成される。このジョイント221は、ワイヤ30を挿通できるように円筒状に形成し、後端側が回転軸212bで支持される。また、ジョイント221は、第2プーリ216とX軸方向で並ぶように配置される。これにより、ジョイント221の内部を挿通したワイヤ30は、第2プーリ216により貫通穴210bの方向に誘導され、第1プーリ215により巻き取り又は巻き出しされる。他の点、ジョイント221は、図2のジョイント121と同様の構造である。
レーザ反射板23は、レーザ光を反射するものである。例えば、レーザ反射板23は、レーザ光を反射する反射面230にコーティングや鏡面加工を施してもよい。また、レーザ反射板23は、ワイヤ30を挿通できるように、この反射面230の中心に板厚方向に挿通孔231を設ける。このレーザ反射板23は、円盤部材13と同様、自在継手22を介して、巻取・巻出機構21に取り付けられる。
以上の構成により、ワイヤ巻取・巻出装置20は、ワイヤ30が引っ張られて張力を保つと、レーザ反射板23とレーザセンサ14が正対する姿勢を維持できる。
<ワイヤ>
ワイヤ30は、撮影カメラTとワイヤ巻取・巻出装置20とを結ぶ紐状素材である。このワイヤ30は、一端を撮影カメラT(正確には円盤部材13)に結んでいる。また、ワイヤ30は、撮影カメラTの移動に伴って、巻取・巻出機構21に巻き取られたり、巻取・巻出機構21から巻き出しされたりする。
[作用・効果]
距離計測装置1では、図4に示すように、破線の位置から実線の位置まで撮影カメラTが移動すると、自在継手12を介して取り付けられた円盤部材13も移動する。また、距離計測装置1では、円盤部材13に接続したワイヤ30が、レーザ反射板23の挿通孔231(図3)を介して、計測基準位置Aに配置された巻取・巻出機構21により巻き取り又は巻き出しされる。そして、距離計測装置1では、巻き取り又は巻き出しされたワイヤ30の張力を巻取・巻出機構21が保つので、撮影カメラTが移動しても、レーザセンサ14と反射面230とが常に正対した姿勢を維持する。従って、距離計測装置1では、撮影カメラTの移動により撮影カメラTと計測基準位置Aとの位置関係が変化しても、その距離を常に計測することができる。このとき、距離計測装置1は、距離の計測にレーザセンサ14を用いるので、計測結果がワイヤ30の揺れや撓みの影響を受けにくく、精度を向上させることができる。
ここで、撮影カメラTの計測を行う既存手法と比較したときの距離計測装置1の利点について簡単に述べる。
車輪付きの特殊なペデスタルで計測する既存手法では、車輪が撮影スタジオのフロア面を滑ると誤差が蓄積するという問題がある。また、天井に配置した赤外線センサを用いる既存手法では、天井に設置した照明との干渉や、装置が高価であるといった問題がある。さらに、ステレオカメラを用いて画像解析で計測する既存手法では、事前のキャリブレーションに手間がかかり、撮影カメラを遮る障害物によるオクルージョンなどの問題がある。これら既存手法と比べ、距離計測装置1は、専用の機材を導入する必要がなく、既存の設備に簡単な改修を施すだけで、安値に導入できる。この距離計測装置1を導入することで、安価にバーチャルスタジオを構築することが可能となり、映像表現の幅を拡張することができる。
(第2実施形態)
[位置算出システムの構成]
図5を参照し、第2実施形態に係る位置算出システム100の構成について説明する。
位置算出システム100は、距離計測装置1及び距離計測装置1の2組を用いて、2方向で距離を計測し、三点測量(三角測量)の原理で撮影カメラTの空間位置を算出するものである。図5に示すように、位置算出システム100は、距離計測装置1及び距離計測装置1と、クレーン(支持機構)40と、仰角計測センサ50と、位置算出装置60とを備える。
距離計測装置(第1距離計測装置)1は、レーザセンサ装置10と、ワイヤ巻取・巻出装置20と、ワイヤ30とを備える。また、距離計測装置(第2距離計測装置)1は、レーザセンサ装置10と、ワイヤ巻取・巻出装置20と、ワイヤ30とを備える。
レーザセンサ装置10及びレーザセンサ装置10は、同一の撮影カメラTに取り付けられている。そして、レーザセンサ装置10及びレーザセンサ装置10は、無線通信又は有線通信により、それぞれが計測した距離を位置算出装置60に送信する。
また、ワイヤ巻取・巻出装置20を計測基準位置Aに配置する一方、ワイヤ巻取・巻出装置20を計測基準位置Bに配置するため、計測基準位置A及び計測基準位置Bが異なる。
他の点、距離計測装置1及び距離計測装置1は、第1実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
なお、図5では、図面を見やすくするため、レーザセンサ装置10及びレーザセンサ装置10を離して図示したが、計測誤差を低減するため、近傍に取り付けることが好ましい。例えば、レーザセンサ装置10及びレーザセンサ装置10は、プレート11の下面前方でZ軸方向に並ぶように取り付けられる(図8)。また、レーザセンサ装置10及びレーザセンサ装置10の間隔が、それぞれが計測する距離に比べて大幅に短いため、その間隔を無視することとする。
クレーン40は、撮影カメラTを支持し、所望の位置に移動させるものであり、アーム(支持アーム)41と、三脚(支持脚)42とを備える。本実施形態では、クレーン40は、撮影スタジオのフロア面に据え置かれていることとする。
アーム41は、撮影カメラTを所定の位置に移動させるものである。また、アーム41は、一方の先端に撮影カメラTが水平を保つように載置されており、中央より後端側で三脚42に支持される。このアーム41は、その長さや方向を変化させることで、撮影カメラTを所望の位置に移動させることができる。
三脚42は、アーム41を支持するものである。例えば、三脚42は、アーム41の後端側を支持する据え置き式三脚である。なお、三脚42は、据え置き式三脚に限定されず、撮影スタジオのフロア面を前後左右に移動可能な移動式三脚としてもよい(不図示)。
仰角計測センサ50は、アーム41の回転軸に取り付けられた、アーム41の仰角を計測する回転角センサ(例えば、ロータリーエンコーダ)である。すなわち、仰角計測センサ50は、撮影スタジオのフロア面(水平面)に対するアーム41の角度を計測する。そして、仰角計測センサ50は、無線通信又は有線通信により、計測したアーム41の仰角を位置算出装置60に送信する。
[位置算出装置の構成]
図6を参照し、位置算出装置60の構成について説明する。
位置算出装置60は、撮影カメラTの空間位置を算出するものであり、例えば、撮影カメラTの後方に配置する。図6に示すように、位置算出装置60は、高さ算出手段61と、平面位置算出手段62と、空間位置出力手段63とを備える。
高さ算出手段61は、三角関数により、予め設定したアーム41の長さL及び三脚42の高さHと、仰角計測センサ50から受信したアーム41の仰角θとから、撮影カメラTの高さHを算出するものである。そして、高さ算出手段61は、算出した撮影カメラTの高さHを平面位置算出手段62及び空間位置出力手段63に出力する。
平面位置算出手段62は、三点測量により、距離計測装置1及び距離計測装置1より受信した距離D及び距離Dから、撮影カメラTの平面位置を算出するものである。そして、平面位置算出手段62は、算出した撮影カメラTの平面位置を空間位置出力手段63に出力する。
空間位置出力手段63は、高さ算出手段61から入力された撮影カメラTの高さHと、平面位置算出手段62から入力された撮影カメラTの平面位置とを、撮影カメラTの空間位置として出力するものである。
<空間位置の算出>
図7及び図8を参照し、撮影カメラTの空間位置の算出について具体的に説明する。
まず、高さ算出手段61には、パラメータとして、アーム41の長さLと、三脚42の高さHとを予め設定する。図5に示すように、アーム41の長さLは、アーム41の先端から仰角計測センサ50を取り付けた回転軸までの長さを表す。また、三脚42の高さHは、撮影スタジオのフロア面から仰角計測センサ50を取り付けた回転軸までの高さを表す。
図7に示すように、高さ算出手段61は、以下の式(1)を用いて、アーム41の長さLと、三脚42の高さHと、アーム41の仰角θとから、撮影カメラTの高さHを算出する。
H=Lsinθ+H …式(1)
次に、平面位置算出手段62は、距離Dの水平方向成分を求めるため、逆三角関数を用いて、レーザセンサ14の照射角φを算出する。ここで、照射角φとは、撮影スタジオのフロア面(水平面)に対する、レーザセンサ14が照射したレーザ光の角度を表す。具体的には、平面位置算出手段62は、以下の式(2)を用いて、撮影カメラTの高さHと、距離Dとから、照射角φを算出する。
φ=arcsin(H/D) …式(2)
次に、平面位置算出手段62は、距離計測装置1Aが計測した距離Dに高さ成分も含まれるため、三角関数を用いて、距離Dの水平方向成分である水平距離D´を算出する。具体的には、平面位置算出手段62は、以下の式(3)を用いて、距離Dと、照射角φとから、水平距離D´を算出する。
´=Dcosφ …式(3)
なお、平面位置算出手段62は、照射角φと同様に照射角φを式(2)により算出し、水平距離D´と同様に水平距離D´も式(3)により算出する(図7不図示)。
図8に示すように、平面位置算出手段62には、パラメータとして、計測基準位置Aと計測基準位置Bとの距離DABを予め設定する。この距離DABは、ワイヤ巻取・巻出装置20及びワイヤ巻取・巻出装置20の設置時に予め測定すればよい。そして、平面位置算出手段62は、三点測量により、撮影カメラT、計測基準位置A及び計測基準位置Bの3点の距離から、撮影スタジオのフロア面上で撮影カメラTの位置を算出する。つまり、平面位置算出手段62は、三点測量により、水平距離D´、水平距離D´及び距離DABの3辺の長さから、撮影カメラTの平面位置を算出する。
なお、図7及び図8では、説明を簡易にするために、自在継手12、レーザセンサ14やレーザ反射板23の大きさや取付位置のずれを無視しているが、より正確に撮影カメラTの空間位置を算出するため、これらを反映してもよい。
[位置算出システムの動作]
図9を参照し、位置算出システム100の動作について説明する。
図9に示すように、位置算出システム100では、パラメータとして、アーム41の長さL、三脚42の高さH、及び、距離DABを予め設定する(ステップS1)。
レーザセンサ14は、撮影カメラTと計測基準位置Aとの距離Dを計測する。また、レーザセンサ14は、撮影カメラTと計測基準位置Bとの距離Dを計測する(ステップS2)。このステップS2では、距離D及び距離Dを同時に計測することとして説明したが、距離D又は距離Dの一方を先に計測してもよい。
仰角計測センサ50は、アーム41の仰角θを計測する(ステップS3)。
高さ算出手段61は、ステップS1で設定したアーム41の長さL及び三脚42の高さHと、ステップS3で計測したアーム41の仰角θとから、撮影カメラTの高さHを算出する。具体的には、高さ算出手段61は、前記式(1)を用いて、撮影カメラTの高さHを算出する(ステップS4)。
平面位置算出手段62は、ステップS2で計測した距離D及び距離Dから、撮影カメラTの平面位置を算出する。具体的には、平面位置算出手段62は、前記式(2)を用いて、照射角φ及び照射角φを算出する。そして、平面位置算出手段62は、前記式(3)を用いて、水平距離D´及び水平距離D´を算出する。さらに、平面位置算出手段62は、三点測量を用いて、水平距離D´、水平距離D´及び距離DABの3辺の長さから、撮影カメラTの平面位置を算出する(ステップS5)。
空間位置出力手段63は、ステップS4で算出した撮影カメラTの高さHと、ステップS5で算出した撮影カメラTの平面位置とを、撮影カメラTの空間位置として出力する(ステップS6)。
[作用・効果]
以上のように、本実施形態に係る位置算出システム100では、ワイヤ30の揺れや撓みの影響を受けにくい距離計測装置1及び距離計測装置1を用いるので、精度を向上させることができる。さらに、位置算出システム100は、第1実施形態と同様、専用の機材を導入する必要がなく、既存の設備に簡単な改修を施すだけで、安値に導入できる。
(第3実施形態)
[位置算出システムの構成]
図10を参照し、第3実施形態に係る位置算出システム100Aの構成について、第2実施形態と異なる点を説明する。
図5の位置算出システム100は、仰角計測センサ50で計測した仰角θから撮影カメラTの高さHを求める。これに対し、図10の位置算出システム100Aは、高さ計測センサ70で撮影カメラTの高さHを計測する点が異なっている。
図10に示すように、位置算出システム100Aは、距離計測装置1及び距離計測装置1と、クレーン(支持機構)40Aと、高さ計測センサ70と、位置算出装置80とを備える。この距離計測装置1及び距離計測装置1は、第2実施形態と同様のため、説明を省略する。
クレーン40Aは、撮影カメラTを支持し、所望の位置に移動させるものであり、アーム41と、三脚42Aとを備える。つまり、クレーン40Aは、図5の仰角計測センサ50を備えていない。
三脚42Aは、車輪を備えており、撮影スタジオのフロア面を前後左右に移動可能な移動式三脚である。なお、三脚42Aは、移動式三脚に限定されず、据え置き式三脚としてもよい(不図示)。
他の点、クレーン40Aは、第2実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
高さ計測センサ70は、撮影カメラTの高さHを計測するセンサであり、プレート11の下面中央に固定すればよい。例えば、高さ計測センサ70としては、レーザセンサ、赤外線センサ、超音波センサ等の一般的な測距センサを利用できる。そして、高さ計測センサ70は、無線通信又は有線通信により、計測した撮影カメラTの高さHを位置算出装置80に送信する。
[位置算出装置の構成]
図11を参照し、位置算出装置80の構成について説明する。
位置算出装置80は、撮影カメラTの位置を算出するものであり、図11に示すように、平面位置算出手段81と、空間位置出力手段82とを備える。
平面位置算出手段81は、距離計測装置1及び距離計測装置1より受信した距離D及び距離Dから、三点測量により、撮影カメラTの平面位置を算出するものである。ここで、平面位置算出手段81は、高さ計測センサ70から撮影カメラTの高さHを受信するので、撮影カメラTの高さHを算出する必要がない。
他の点、平面位置算出手段81は、第2実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
空間位置出力手段82は、高さ計測センサ70から受信した撮影カメラTの高さHと、平面位置算出手段81から入力された撮影カメラTの平面位置とを、撮影カメラTの空間位置として出力するものである。
[位置算出システムの動作]
図12を参照し、位置算出システム100Aの動作について説明する。
図12に示すように、位置算出システム100Aでは、パラメータとして、距離DABを予め設定する(ステップS10)。
レーザセンサ14は、撮影カメラTと計測基準位置Aとの距離Dを計測する。また、レーザセンサ14は、撮影カメラTと計測基準位置Bとの距離Dを計測する(ステップS11)。なお、ステップS11の処理は、図9のステップS2の処理と同様である。
高さ計測センサ70は、撮影カメラTの高さHを計測する(ステップS12)。
平面位置算出手段62は、ステップS11で計測した距離D及び距離Dから、撮影カメラTの平面位置を算出する(ステップS13)なお、ステップS13の処理は、図9のステップS5の処理と同様である。
空間位置出力手段63は、ステップS12で計測した撮影カメラTの高さHと、ステップS13で算出した撮影カメラTの平面位置とを、撮影カメラTの空間位置として出力する(ステップS14)。
[作用・効果]
以上のように、本実施形態に係る位置算出システム100Aは、第2実施形態と同様、精度を向上させることができる。さらに、位置算出システム100Aは、第2実施形態と同様、専用の機材を導入する必要がなく、既存の設備に簡単な改修を施すだけで、安値に導入できる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態を詳述してきたが、本発明は前記した各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
前記した第2実施形態及び第3実施形態では、撮影カメラの空間位置を三点測量により算出することとして説明したが、三点測量の手法はこれに限定されない。
前記した第2実施形態及び第3実施形態では、撮影カメラの後方に位置算出装置を配置することとして説明したが、その配置位置はこれに限定されない。
前記した各実施形態では、撮影カメラを三脚に載置することとして説明したが、これに限定されない。例えば、撮影カメラは、カメラマンが肩に載せて撮影を行う一般的な肩載式のカメラであってもよい。
前記した各実施形態では、計測対象が撮影カメラであることとして説明したが、これに限定されない。
前記した各実施形態では、巻取・巻出機構が定張力ばねを用いることとして説明したが、これに限定されない。巻取・巻出機構は、ワイヤの張力を保つと共に、ワイヤを巻き取り及び巻き出し可能な機構であればよい。
前記した各実施形態では、紐状体がワイヤであることとして説明したが、これに限定されない。紐状体は、計測対象と巻取・巻出機構と間で張力を保てる紐状素材であればよい。例えば、紐状体としては、糸、ロープ、チェーンがあげられる。
前記した各実施形態では、第1従動部及び第2従動部が自在継手(ユニバーサルジョイント)であることとして説明したが、これに限定されない。第1従動部及び第2従動部は、レーザセンサを任意の方向に動かせるものであればよい。例えば、第1従動部及び第2従動部としては、ボールジョイントやフレキシブルジョイントがあげられる。
前記した第2実施形態及び第3実施形態では、位置算出システムが距離計測装置を2組備え、仰角計測センサや高さ計測センサを併用することとして説明したが、これに限定されない。図13に示すように、位置算出システム100Bは、仰角計測センサや高さ計測センサの代わりに1組の距離計測装置(第3距離計測装置)1を追加し、計3組の距離計測装置1~1を備えてもよい。この場合、距離計測装置1~1は、同一の撮影カメラTに取り付けられる。一方、距離計測装置1~1の計測基準位置A~Cが互いに異なっている。これにより、位置算出システム100B(位置算出装置90)は、三点測量により、距離計測装置1~1が計測した距離から、撮影カメラTの空間位置を算出できる。
本発明は、テレビジョン番組制作や映画制作で利用することができる。特に、本発明は、バーチャルスタジオ番組、ドラマ番組又はスポーツ中継において、映像にコンピュータグラフィックスを合成するなどのプロセスを高精度、効率的に行うことを可能とする。
この他、本発明は、各種操作器、身体障害者用の車イスや移動ロボットを計測対象として、これらの計測にも利用することができる。
1 距離計測装置
距離計測装置(第1距離計測装置)
距離計測装置(第2距離計測装置)
距離計測装置(第3距離計測装置)
10 レーザセンサ装置
11 プレート
12 自在継手(第1従動部)
13 円盤部材(センサ取付用部材)
14,14,14 レーザセンサ
20,20,20,20 ワイヤ巻取・巻出装置
21 巻取・巻出機構
22 自在継手(第2従動部)
23 レーザ反射板
30 ワイヤ(紐状体)
40,40A クレーン(支持機構)
41 アーム(支持アーム)
42,42A 三脚(支持脚)
50 仰角計測センサ
60 位置算出装置
61 高さ算出手段
62 平面位置算出手段
63 空間位置出力手段
70 高さ計測センサ
80 位置算出装置
81 平面位置算出手段
82 空間位置出力手段
90 位置算出装置
100,100A,100B,100C 位置算出システム
T 撮影カメラ(計測対象)
A,B,C 計測基準位置(計測基準対象)

Claims (6)

  1. 移動する計測対象と予め設定した計測基準対象との距離を計測する距離計測装置であって、
    第1従動部を介して前記計測対象に取り付けたセンサ取付用部材と、
    前記センサ取付用部材に取り付けたレーザセンサと、
    前記計測基準対象に配置され、前記センサ取付用部材に接続した紐状体が張力を保つように、前記計測対象の移動に伴って前記紐状体の巻き取り及び巻き出しを行う巻取・巻出機構と、
    前記紐状体が挿通する挿通孔を有し、第2従動部を介して前記巻取・巻出機構に取り付けたレーザ反射板と、を備え、
    前記レーザ反射板と前記レーザセンサが正対する姿勢を維持し、
    前記レーザセンサは、前記レーザ反射板にレーザ光を照射し、前記レーザ反射板からの反射光により前記距離を計測することを特徴とする距離計測装置。
  2. 前記第1従動部及び前記第2従動部は、前記計測対象と前記計測基準対象とを接続する角度が自由に変化する自在継手であることを特徴とする請求項1に記載の距離計測装置。
  3. 前記第2従動部は、
    前記レーザ反射板の挿通孔に対向して形成され、前記紐状体が挿通するT字部と、
    前記T字部に接続され、前記紐状体が挿通するジョイントと、を備え、
    前記T字部は、所定角度の範囲で一軸方向に従動し、
    前記ジョイントは、前記T字部と直交する軸方向において、所定角度の範囲で従動することを特徴とする請求項2に記載の距離計測装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載された距離計測装置である第1距離計測装置及び第2距離計測装置と、
    計測対象を支持して所定の位置に移動させる支持アーム、及び、前記支持アームを支持する支持脚を有する支持機構と、
    前記支持アームの仰角を計測する仰角計測センサと、
    三角関数により、予め設定した前記支持アームの長さ及び前記支持脚の高さと前記仰角計測センサが計測した支持アームの仰角とから前記計測対象の高さを算出し、三点測量により、前記第1距離計測装置及び前記第2距離計測装置が算出した距離から前記計測対象の平面位置を算出する位置算出装置と、を備え、
    前記第1距離計測装置及び前記第2距離計測装置は、同一の前記計測対象に取り付けられ、前記第1距離計測装置と前記第2距離計測装置とが、それぞれ異なる計測基準対象に配置されたことを特徴とする位置算出システム。
  5. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載された距離計測装置である第1距離計測装置及び第2距離計測装置と、
    前記計測対象の高さを計測する高さ計測センサと、
    三点測量により、前記第1距離計測装置及び前記第2距離計測装置が算出した距離から前記計測対象の平面位置を算出する位置算出装置と、を備え、
    前記第1距離計測装置及び前記第2距離計測装置は、同一の前記計測対象に取り付けられ、前記第1距離計測装置と前記第2距離計測装置とが、それぞれ異なる計測基準対象に配置されたことを特徴とする位置算出システム。
  6. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載された距離計測装置である第1距離計測装置、第2距離計測装置及び第3距離計測装置と、
    三点測量により、前記第1距離計測装置、前記第2距離計測装置及び前記第3距離計測装置が算出した距離から前記計測対象の空間位置を算出する位置算出装置と、を備え、
    前記第1距離計測装置、前記第2距離計測装置及び前記第3距離計測装置は、同一の前記計測対象に取り付けられ、前記第1距離計測装置と前記第2距離計測装置と前記第3距離計測装置とが、互いに異なる計測基準対象に配置されたことを特徴とする位置算出システム。
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