JP2006027414A - ワイパブレード - Google Patents

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    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/32Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
    • B60S1/38Wiper blades
    • B60S2001/3827Wiper blades characterised by the squeegee or blade rubber or wiping element
    • B60S2001/3836Wiper blades characterised by the squeegee or blade rubber or wiping element characterised by cross-sectional shape

Abstract

【課題】 降雪時であっても払拭性能が低下することのないワイパブレードを提供する。
【解決手段】 ワイパブレード10aは、ワイパアームに装着されるブレードホルダ20と、これに保持されるブレードラバー21とを有する。ブレードラバー21は、ブレードホルダ20の保持溝25に傾動自在に収容される基部21aと、ウインドガラス12に接触するリップ部21bとを有しており、基部21aとリップ部21bとは連結部21cを介して連結される。この連結部21cには幅方向に広がる鍔部21dが形成され、鍔部21dはブレードホルダ20の下面23dに押し付けられる。このブレードラバー21は、払拭時に弾性変形するだけでなくブレードホルダ20に対して傾動するため、リップ部21bの接触角βを不足させることなく、降雪時に雪が噛み込むおそれのある従来のネック部を削減することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードに関する。
自動車等の車両にはワイパ装置が搭載されており、このワイパ装置を作動させることによって、ウインドガラスに付着した雨等は払拭され、運転者の視界が確保されるようになっている。このようなワイパ装置は、モータ動力によって揺動運動を行うワイパアームと、これに駆動されて払拭運動を行うワイパブレードとを有しており、払拭運動を行うワイパブレードは、ワイパアームの先端に取り付けられるブレードホルダと、これに保持されるとともにウインドガラスに接触するブレードラバーとにより構成されている。
ブレードラバーを保持するブレードホルダには、複数段のレバーを組み合わせたトーナメントタイプや、ウインドガラスより強く湾曲する板ばね部材を用いるようにしたフラットタイプ等が開発されており、いずれのブレードホルダであっても、ワイパアームからの押え力を長手方向に分散させることによって、ブレードラバーをウインドガラスに接触させるようになっている。このように、適切な分布圧でブレードラバーを押し付けることにより、拭き残し等を発生させることなくウインドガラスを払拭し、運転者の視界を確保することが可能となる。
ところで、ウインドガラスの払拭が必要となる走行状況としては、雨天時に限られることはなく、降雪時にもワイパ装置を作動させて視界を確保する必要がある。しかしながら、降雪時にあっては、複数段に組み合わされたレバーの隙間や、板ばね部材とブレードラバーとの連結箇所(取り付け部)に雪が噛み込むことにより、ブレードホルダの動作が阻害されるため、ブレードラバーに適切な分布圧を付与することが困難となり、払拭性能を低下させてしまうおそれがあった。そこで、降雪時に使用されるワイパブレードとして、ブレードホルダをカバーで覆うことにより、ブレードホルダに対する雪の噛み込みを防止するようにしたワイパブレードが開発されている。この所謂スノーブレードを用いることにより、ブレードホルダに対する雪の噛み込みを防止することができ、降雪時であってもブレードラバーに適切な分布圧を付与することが可能となる。
しかしながら、雪が噛み込む部位としてはブレードホルダに限られることはなく、ブレードラバーに対する噛み込みをも考慮する必要がある。つまり、ブレードラバーは、ブレードホルダに保持される基部と、ウインドガラスに接触するリップ部とを備えており、基部とリップ部とは薄板状のネック部を介して連結されている。この断面で見て深い凹凸形状を備えるネック部に雪が噛み込んだ場合には、リップ部とウインドガラスとの接触角を適切に設定することが困難となり、ブレードラバーの払拭性能を低下させることになっていた。そこで、ブレードホルダだけでなく、ブレードラバーに対する雪の噛み込みを防止するようにしたワイパブレードが開発されている(たとえば、特許文献1参照)。
実公平4−53331号公報
特許文献1に記載されたブレードラバーにあっては、ネック部をシールリップによって覆うことにより、ネック部に対する雪の噛み込みを防止する構造となっているが、ネック部の近傍には空間部が形成されており、ブレードラバーによって多くの雪を払拭しようとすると、その払拭抵抗に応じてネック部が大きく曲げられることになる。そして、ネック部が大きく曲げられると、シールリップをカバーに追従させることが困難となるため、シールリップとカバーとの間に形成される隙間から、ネック部の近傍に雪が侵入してしまうおそれがある。このように、ネック部近傍の空間部に雪が侵入した場合には、ネック部の弾性変形が阻害されるため、接触角を適正範囲に設定することができず、払拭性能を維持することが困難となっていた。
本発明の目的は、雪等の噛み込みを回避して払拭性能の低下を防止するようにしたワイパブレードを提供することにある。
本発明のワイパブレードは、車両のワイパアームに取付部を介して取り付けられるブレードホルダと、前記ブレードホルダに保持されるブレードラバーとを備え、ウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、前記ブレードホルダに、前記ウインドガラスに向けて開口する保持溝を形成し、前記ブレードラバーに、前記保持溝に傾動自在に収容される基部と、前記ウインドガラスに接触するリップ部と、前記基部と前記リップ部とを繋ぐ連結部と、前記連結部の両側面から幅方向に広がる鍔部とを形成し、前記ブレードラバーの鍔部と前記ブレードホルダの下面とを接触させ、前記保持溝を下方から覆うことを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記ブレードラバーの連結部は、前記基部よりも薄く、かつ前記リップ部よりも厚く形成されることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記ブレードホルダの下面を幅方向に湾曲する凹状面に形成し、前記鍔部を弾性的に接触させることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記基部の上面を幅方向に湾曲する凸状面に形成することを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記連結部と前記リップ部との境界近傍に括れ部を形成することを特徴とする。
本発明によれば、ブレードホルダによってブレードラバーを傾動自在に保持するようにしたので、払拭時にはブレードラバーを傾動させることができ、リップ部の接触角をブレードラバーの傾動動作によって補うことができる。つまり、ブレードラバーの弾性変形に加えて、傾動動作によってもリップ部を傾斜させることができるため、リップ部の接触角を不足させることなく、ブレードラバーからネック部を削減することができる。これにより、雪等が噛み込む凹凸形状をブレードラバーから排除することができるため、雪等の影響を受けることなくリップ部の接触角を適切に設定することができ、雪等による払拭性能の低下を回避することができる。しかも、ブレードラバーの鍔部によって、ブレードホルダの保持溝を覆うようにしたので、保持溝に対する雪等の侵入を防止することができ、ブレードラバーの傾動動作を阻害することなく、払拭性能を高レベルで安定させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるワイパブレード10a,10bを備えたワイパ装置11を示す概略図である。図1に示すように、車両に設けられるウインドガラス12の下方には、ウインドガラス12に付着した雨や雪等を拭き取って運転者の視界を確保するためのワイパ装置11が設けられている。ワイパ装置11は車両に回転自在に支持される一対のワイパ軸13a,13bを備えており、一方のワイパ軸13aには運転席側(DR側)のワイパアーム14aが固定され、他方のワイパ軸13bには助手席側(AS側)のワイパアーム14bが固定されている。それぞれのワイパアーム14a,14bの先端部にはワイパブレード10a,10bが装着される一方、それぞれの基端部には図示しないスプリングが装着されており、スプリングからのばね力によってワイパブレード10a,10bはウインドガラス12に弾圧的に押し付けられている。
また、ワイパ装置11は電動モータ15を備えており、電動モータ15の出力軸15aにはクランクアーム16が連結されている。このクランクアーム16はワイパ軸13a,13bを支点とするリンク機構17に連結されており、クランクアーム16を回転させることによって、ワイパアーム14a,14bを所定の角度範囲で揺動させることができる。このように、ワイパアーム14a,14bを揺動させることで、ワイパブレード10a,10bを所定の払拭範囲18a,18b内で往復させることができ、ウインドガラス12に付着した雨や雪等を拭き取ることが可能となる。
続いて、ウインドガラス12を払拭するワイパブレード10a,10bの構造について説明する。なお、車両はDR側およびAS側のワイパブレード10a,10bを備えているが、これらのワイパブレード10a,10bは同一の構造を有するため、DR側のワイパブレード10aの構造について説明し、AS側のワイパブレード10bの構造については説明を省略する。
図2(A)はワイパブレード10aの一部を切り欠いて示す正面図であり、図2(B)はワイパブレード10aの一部を構成するブレードホルダ20を示す正面図である。図2(A)および(B)に示すように、ワイパブレード10aは、ワイパアーム14aの先端に装着されるブレードホルダ20と、ウインドガラス12に接触するブレードラバー21とを有しており、ブレードホルダ20によってブレードラバー21が保持されている。また、ブレードホルダ20はウインドガラス12よりも小さな曲率半径で湾曲するように形成されており、ワイパブレード10aをウインドガラス12の曲率に合わせて撓ませることによって、ワイパアーム14aからガラス面への押え力がブレードホルダ20を介して長手方向に分散されるようになっている。なお、図2(A)に示すように、ワイパブレード10aは硬質ゴム等によって形成されるカバー22を備えており、このフィン形状を備えるカバー22を用いてブレードホルダ20を覆うことで、ワイパブレード10aの空力特性を高めるとともに、ワイパブレード10aの防塵性を高めている。
図3はワイパブレード10aの内部構造を示す斜視図であり、図4は図2のa−a線に沿ってワイパブレード10aを示す断面図である。まず、図2(B)および図3に示すように、ブレードラバー21を保持するブレードホルダ20は、所定の間隔を空けて直列に配置される複数の保持駒23を備えており、これらの保持駒23は平行な2本の棒状ばね部材24によって連結されている。それぞれの保持駒23は、図4に示すように、上壁部23aと、これに略垂直となる一対の側壁部23bと、それぞれの側壁部23bから伸びる一対の保持爪23cとを有しており、長手方向から見た保持駒23の断面形状は、内側に保持溝25を備える略C字形状となっている。なお、保持溝25が開口する保持駒23の下面23dは、払拭方向つまり幅方向に湾曲する凹状面に形成されている。
また、図3に破線で示すように、棒状ばね部材24には所定の間隔毎にクランク部24aが形成されており、このクランク部24aを保持駒23の側壁部23bに埋め込むことによって、棒状ばね部材24と保持駒23とは一体に固定されている。このように、所定の間隔を空けて並べられた保持駒23を、2本の棒状ばね部材24を用いて連結することによって、ブレードホルダ20は払拭方向に所定の剛性を備えるとともに、ウインドガラス12の垂直方向には弾性変形自在となっている。なお、このブレードホルダ20を製造する際には、湾曲状態に形成された棒状ばね部材24を、保持駒23を成形する金型に組み込んだ状態のもとで、それぞれの保持駒23が射出成形されることになる。また、ブレードホルダ20の略中央には、クリップ26aを備える取付部つまり連結ブロック26が形成されており、この連結ブロック26を介してワイパアーム14aとワイパブレード10aとは連結されるようになっている。
次いで、ブレードホルダ20に保持されるブレードラバー21の構造について説明する。図5はブレードラバー21の一部を示す斜視図である。図5に示すように、ブレードラバー21は一様な断面形状を備えており、天然ゴムやクロロプレンゴム等を材料に用いて押出成形されている。このようなブレードラバー21は、ブレードホルダ20の保持溝25に収容される基部21aと、ウインドガラス12に接触するリップ部21bとを備えており、基部21aとリップ部21bとは連結部21cを介して連結されている。図示するように、連結部21cは基部21aよりも薄くかつリップ部21bよりも厚く形成されており、この連結部21cの両側面には基部21aの幅寸法を超えて広がる鍔部21dが形成されている。なお、基部21aと鍔部21dとにより形成される係合溝27には、ブレードホルダ20の保持爪23cが入り込むようになっており、ブレードラバー21はブレードホルダ20に確実に保持されるようになっている。
図4に示すように、連結部21cから広がるブレードラバー21の鍔部21dは、その先端にかけて薄くなるように形成されており、ブレードラバー21をブレードホルダ20に装着したときには、鍔部21dは撓みながらブレードホルダ20つまり保持駒23の下面23dに押し付けられるようになっている。また、ウインドガラス12を払拭するリップ部21bは、連結部21cよりも薄く形成されており、払拭抵抗に応じて所定の接触角が得られるように弾性変形自在となっている。そして、連結部21cとリップ部21bと境界近傍には長手方向に伸びる括れ部21eが形成されており、この括れ部21eによって払拭時におけるリップ部21bの弾性変形が促されることになる。
また、図4に示すように、ブレードラバー21に形成される基部21aの幅寸法や高さ寸法は、ブレードホルダ20に形成される保持溝25よりも小さく設定されており、基部21aと保持溝25との間には所定の隙間が形成されている。また、基部21aの上面21fは払拭方向つまり幅方向に湾曲する凸状面に形成され、保持溝25の隅にかけて基部21aとの隙間が大きく形成されている。さらに、ブレードラバー21に形成される連結部21cの幅寸法は、対向する保持爪23cの間隔よりも小さく設定されており、保持爪23cと連結部21cとの間には所定の隙間が形成されている。このように、ブレードラバー21はブレードホルダ20に傾動自在に保持されており、ブレードラバー21はブレードホルダ20に対して所定の角度範囲で傾動することが可能となっている。なお、ブレードラバー21の基部21aには2本の装着溝28が形成されており、これらの装着溝28には所定の弾性力を有する板ばねのバーテブラ29が挿入されている。このバーテブラ29の挿入によってブレードラバー21の剛性は払拭方向に高められ、ブレードホルダ20を介して伝達される押え力は更に長手方向に分散されることになる。
続いて、ワイパブレード10aの払拭動作について説明する。ここで、図6(A)および(B)はそれぞれワイパブレード10aの払拭状態を示す断面図であり、(A)は下反転位置から上反転位置に向けて移動するワイパブレード10aを示し、(B)は上反転位置から下反転位置に向けて移動するワイパブレード10aを示している。運転者によって図示しないワイパスイッチがオン操作されると、払拭範囲18a内で往復運動するワイパブレード10aは、上反転位置おいて図6(A)の払拭状態から(B)の払拭状態に切り換えられ、下反転位置において図6(B)の払拭状態から(A)の払拭状態に切り換えられることになる。
ワイパブレード10aがウインドガラス12を払拭する際には、ウインドガラス12に接触するリップ部21bに対して摩擦抵抗つまり払拭抵抗がかかるため、図示するように、ブレードラバー21はブレードホルダ20に対して、保持溝25内の隙間量に応じた所定の傾斜角αで傾動することになる。このように、ブレードラバー21が傾動した場合であっても、ブレードラバー21の鍔部21dは保持駒23の下面23dに摺接するようになっており、鍔部21dによって保持溝25は下方から覆われることになる。特に、保持駒23の下面23dは凹状面に形成されるため、ブレードラバー21が傾動した場合であっても、保持駒23の下面23dから鍔部21dの先端が引き離されることはない。
また、前述したように、ブレードラバー21は傾動するだけでなく、リップ部21bにかかる払拭抵抗の大きさに応じて弾性変形することになる。さらに、連結部21cとリップ部21bとの境界近傍には括れ部21eが形成されており、リップ部21bおよび鍔部21dが弾性変形を行うときには、ラバー長手方向に形成された括れ部21eを起点として、つまり括れ部21eを曲げの切っ掛けとして、リップ部21bやおよび鍔部21dの弾性変形が促されるようになっている。このように、ウインドガラス12とネック部との接触角βは、ブレードラバー21の傾動動作と弾性変形とによって得られるようになっており、接触角βを得るために必要なブレードラバー21の弾性変形量を抑制することができる。
つまり、従来のブレードラバーにあっては、基部とリップ部とを連結する薄板状のネック部を有しており、このネック部を大きく弾性変形させることによって所定の接触角を得るものであるが、降雪時にはネック部に雪が噛み込んでしまうために正常な接触角を得ることが困難となっていた。一方、このような雪の噛み込みを回避するため、従来のネック部を単に排除しようとすると、ブレードラバーを弾性変形させることが困難となり、接触角が不足してしまうおそれがある。そこで、前述したように、ブレードホルダ20によってブレードラバー21を傾動自在に保持することにより、その傾動動作によって接触角を補うことができるため、ネック部を排除してブレードラバー21の露出面をなだらかに形成した場合であっても、リップ部21bの接触角βを適切に設定することができる。これにより、雪等が噛み込む凹凸形状をブレードラバー21から排除するとともに、リップ部21bにおける接触角βを適切に設定することができ、降雪時であっても確実にウインドガラス12を払拭することが可能となる。
しかも、ブレードラバー21に形成される鍔部21dによって、ブレードラバー21の保持溝25を下方から覆うようにしたので、保持溝25に対して雪等が侵入することはなく、ブレードラバー21を確実に傾動させることができる。よって、ワイパブレード10aの払拭性能を高レベルで安定させることが可能となる。
ところで、前述したブレードラバー21にあっては、リップ部21bと鍔部21dとの境界近傍に括れ部21eが形成されており、この括れ部21eによってリップ部21bの弾性変形を促しているが、ブレードラバーの形状としてはこれに限られるものではない。
ここで、図7(A)は本発明の他の実施の形態であるワイパブレード30を示す断面図であり、図7(B)は(A)のワイパブレード30に組み込まれるブレードラバー31を示す斜視図である。なお、図4に示す部材と同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。図7(A)および(B)に示すように、ブレードラバー31のリップ部32が、その形状や材質の特性に応じて、十分に弾性変形するものである場合には、前述した括れ部21eを削除しても良い。このようなブレードラバー31にあっては、露出面を完全に滑らかに形成することができ、雪等の噛み込みを完全に防止することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、ブレードラバー21を保持するブレードホルダ20として、保持駒23と棒状ばね部材24とを備えたフラットタイプのブレードホルダを採用しているが、これに限られることはなく、複数段のレバーを備えたトーナメントタイプのブレードホルダ等を採用しても良い。
また、図示する場合には、タンデムタイプのワイパ装置11に対して、本発明のワイパブレード10a,10bが装着されているが、これに限られることはなく、オポジットタイプ(対向払拭式)のワイパ装置に、本発明のワイパブレード10a,10bを装着しても良い。
さらに、ブレードラバー21の材料としては、天然ゴムやクロロプレンゴム等に限られることはなく、それぞれの長所を合わせ持つように天然ゴムとクロロプレンゴムとを配合した材料を用いるようにしても良い。
本発明の一実施の形態であるワイパブレードを備えたワイパ装置を示す概略図である。 (A)はワイパブレードを示す一部切り欠き正面図であり、(B)はワイパブレードの一部を構成するブレードホルダを示す正面図である。 ワイパブレードの内部構造を示す斜視図である。 図2のa−a線に沿ってワイパブレードを示す断面図である。 ブレードラバーの一部を示す斜視図である。 (A)はワイパブレードが上反転位置に向けて移動する際の状態を示す断面図であり、(B)はワイパブレードが下反転位置に向けて移動する際の状態を示す断面図である。 (A)は本発明の他の実施の形態であるワイパブレードを示す断面図であり、(B)はワイパブレードに組み込まれるブレードラバーを示す斜視図である。
符号の説明
10a,10b ワイパブレード
11 ワイパ装置
12 ウインドガラス
13a,13b ワイパ軸
14a,14b ワイパアーム
15 電動モータ
15a 出力軸
16 クランクアーム
17 リンク機構
18a,18b 払拭範囲
20 ブレードホルダ
21 ブレードラバー
21a 基部
21b リップ部
21c 連結部
21d 鍔部
21e 括れ部
21f 上面
22 カバー
23 保持駒
23a 上壁部
23b 側壁部
23c 保持爪
23d 下面
24 棒状ばね部材
24a クランク部
25 保持溝
26 連結ブロック(取付部)
26a クリップ
27 係合溝
28 装着溝
29 バーテブラ
30 ワイパブレード
31 ブレードラバー
32 リップ部

Claims (5)

  1. 車両のワイパアームに取付部を介して取り付けられるブレードホルダと、前記ブレードホルダに保持されるブレードラバーとを備え、ウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、
    前記ブレードホルダに、前記ウインドガラスに向けて開口する保持溝を形成し、
    前記ブレードラバーに、前記保持溝に傾動自在に収容される基部と、前記ウインドガラスに接触するリップ部と、前記基部と前記リップ部とを繋ぐ連結部と、前記連結部の両側面から幅方向に広がる鍔部とを形成し、
    前記ブレードラバーの鍔部と前記ブレードホルダの下面とを接触させ、前記保持溝を下方から覆うことを特徴とするワイパブレード。
  2. 請求項1記載のワイパブレードにおいて、前記ブレードラバーの連結部は、前記基部よりも薄く、かつ前記リップ部よりも厚く形成されることを特徴とするワイパブレード。
  3. 請求項1または2記載のワイパブレードにおいて、前記ブレードホルダの下面を幅方向に湾曲する凹状面に形成し、前記鍔部を弾性的に接触させることを特徴とするワイパブレード。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記基部の上面を幅方向に湾曲する凸状面に形成することを特徴とするワイパブレード。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記連結部と前記リップ部との境界近傍に括れ部を形成することを特徴とするワイパブレード。

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