JP2005505705A - テクスチャード加工機械 - Google Patents
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Abstract
本発明は、複数の合成糸を1本の複合糸に加工するためのテクスチャード加工機械に関する。このために当該テクスチャード加工機械は、複数のプロセスユニットと、巻取り装置とを有している。プロセスユニットは少なくとも、複数の引出し供給機構を有しており、これらの引出し供給機構はそれぞれ1本の糸を給糸パッケージから引き出すようになっている。本発明によれば、前記引出し供給機構のうちの少なくとも1つの引出し供給機構は、種々異なる糸走入位置が機械フレームにおける引出し供給機構の調節によって選択可能であるように、可動に機械フレームに保持されている。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の合成糸を1本の複合糸に加工するためのテクスチャード加工機械であって、複数のプロセスユニットと、巻取り装置とが設けられており、プロセスユニットが少なくとも、複数の引出し供給機構を有しており、これらの引出し供給機構が、それぞれ1本の糸を給糸パッケージから引き出すために、機械フレームにおいて互いに並べて配置されている形式のものに関する。
【0002】
このような形式のテクスチャード加工機械が、仮よりテクスチャード加工された2本の糸から1本の複合糸を製作するために使用されることが、公知である。例えばアメリカ合衆国特許4581883号明細書に基づいて公知であるように、各糸は引出し供給機構によって給糸パッケージから引き出され、例えば加熱装置、冷却装置、複数のテクスチャード加工ユニットおよび複数の供給機構等の、後続のプロセスユニットに供給され、最後に1本の複合糸として巻き取られる。この複合糸は、この事例では、ほぼ同じ加工を受ける巻縮加工された2本の糸によって形成される。しかしながら、例えばヨーロッパ特許出願公開0364874号明細書に基づき公知であるように、異なる2本の合成糸から複合糸が製作されることも可能である。いわゆるエフェクトヤーンもしくは飾り糸(Effektgarn)とも呼ばれるこのような複合糸は、種々異なる糸走入を必要とする。なぜならば、プロセスユニットの一部は、両糸のうちの一方の糸を加工するためにしか必要とされず、プロセスユニットの一部は、両糸もしくは複合糸を加工するために必要とされるからである。
【0003】
複合糸の製作に際して、糸の加工とは無関係に、個々の糸はそれぞれ引出し供給機構によって給糸パッケージから引き出される。種々異なる糸走行を実現するために、例えば複数本の糸を一緒に加熱装置を通して案内するためにかまたは複数本の糸のうちの1本の糸を加熱装置の外側で案内するために、従来式のテクスチャード加工機械では、付加的な糸ガイドが必要とされる。この糸ガイドは、付加的な糸巻掛けとひいては糸摩擦とを生ぜしめる。
【0004】
本発明の課題は、冒頭に述べた形式の、上位概念によるテクスチャード加工機械を改良して、複合糸の糸タイプとは無関係に、常時、個々の糸の損傷しない糸案内が可能となるテクスチャード加工機械を提供することである。
【0005】
この課題は本発明によれば、前記引出し供給機構のうちの少なくとも1つの引出し供給機構が、種々異なる糸走入位置が機械フレームにおける引出し供給機構の調節によって選択可能であるように、可動に機械フレームに保持されていることによって解決される。これにより、複合糸の製作時の高いフレキシビリティが達成される。糸は、有利には、それぞれの引出し供給機構によって直接的に、後続のプロセスユニット内に案内され得る。選択可能な糸走入位置は、個々の糸の、その都度必要な加工に依存して、予め規定され得る。したがって、例えばテクスチャード加工された2本の糸から1本の複合糸を製作する際には、両引出し供給機構は、同一の糸走行平面において配置されていてよかろう。例えばエラスタン複合糸(Elastanverbundfaden)が製作され得る事例では、引出し供給機構は、例えばエラスタン糸(Elastanfaden)をテクスチャード加工区域の外側で案内するために、種々異なる糸走行平面において配置されていてよかろう。この場合、引出し供給機構の可動性は、プロセス切換えの段階に限定される。プロセス中、引出し供給機構は、機械フレームにおけるその都度選択された位置で固定的に保たれる。
【0006】
プロセス切換え中の機械フレームにおける引出し供給機構の可動性を可能にするために、第1の有利な構成では、引出し供給機構を、少なくとも1つのガイドレール内で可動に機械フレームに保持されている支持体に固定することが提案される。この有利な構成は、特に、引出し供給機構が連続した駆動軸によって形成され、この駆動軸が同時に、平行に相前後して配置された加工箇所の別の引出し供給機構を駆動するようになっているテクスチャード加工機械にも適している。これにより、引出し供給機構の迅速な調節が可能となるので、短いプロセス中断しか生じなくなる。
【0007】
引出し供給機構の可動性は、有利には、ガイドレールがキャリッジに固定されており、該キャリッジが、キャリッジガイドによって調節可能に機械フレームに保持されていることによって、改善され得る。
【0008】
しかしながら、引出し供給機構を収容している支持体が、旋回可能に機械フレームに支承されていることも可能である。
【0009】
本発明の別の有利な構成では、引出し供給機構の可動性は、引出し供給機構を収容している支持体が、選択的に、機械フレームにおける複数の収容装置のうちの1つの収容装置内に保持されていることによって、達成される。支持体はその都度の収容装置内に、有利には、迅速にかつ簡単な形式で取外し可能な結合部材によって保持される。したがって、機械フレームにおける各収容装置は、引出し供給機構のための選択可能な糸走入位置を形成している。本発明のこの構成は、有利には、個別に駆動される搬送ローラまたはゴデットによって形成されていて、かつエネルギ供給が単純な差込みコネクタによって行われ得る引出し供給機構に適している。
【0010】
引出し供給機構を調節するための自由度を高めるために、本発明の有利な構成によれば、調節可能な引出し供給機構は、制御可能な個別駆動装置によって駆動されている。したがって引出し供給機構は、隣り合った引出し供給機構とは無関係に調節され得る1つのユニットを形成している。
【0011】
テクスチャード加工機械の内側におけるプロセスユニットの操作可能性を簡単に可能にするために、本発明の有利な構成によれば、操作通路が走入モジュールとプロセスモジュールとの間に形成されている。この場合、走入モジュールは、有利には、例えば特殊なエフェクトヤーンもしくは飾り糸を製作するために標準プロセスに対して必要とされる付加的なプロセスユニットおよび引出し供給機構を有している。プロセスモジュールには、例えばテクスチャード加工ユニットおよび供給機構等の別のプロセスユニットが配置されている。走入モジュールとプロセスモジュールとにおけるプロセスユニットは、操作通路から有利には操作員によって操作され得る。
【0012】
加熱装置と冷却装置とが操作通路の上方に配置されているテクスチャード加工機械の構成は、仮より加工された糸の熱処理および冷却のための十分な長さが存在するという利点を有している。さらに、テクスチャード加工機械内の交差的な糸走行が回避される。
【0013】
フレキシビリティを高めるために、さらに、引出し供給機構を、糸によって複数回巻き掛けられたそれぞれ1つのゴデットと該ゴデットに配属もしくは対応配置されたガイドローラとによって形成することが提案される。この場合、ゴデットは、隣り合った供給機構とは無関係に個別駆動装置によって駆動される。ゴデットは、特に有利には糸走行の変化に適している。これにより、別の糸案内エレメントが節約され得る。
【0014】
以下に、本発明によるテクスチャード加工機械の幾つかの実施例を用いて、添付した図面を指示しながら本発明を詳しく説明する。
【0015】
図1には、本発明によるテクスチャード加工機械の第1の実施例の加工箇所を概略的に示してある。この場合、複数のプロセスユニットを収容するための最も重要な機械フレーム構成部分だけを示してある。個別的には、走入モジュール3とプロセスモジュール2と巻取りモジュール1とを示してある。この場合、プロセスモジュール2と巻取りモジュール1とは1つのフレーム部分に纏められている。巻取りモジュール1と走入モジュール3との間には操作通路5が形成されている。走入モジュール3にはクリール7が配属もしくは対応配置されている。クリール7内には給糸パッケージ8,35が保持されている。給糸パッケージ8は糸36を有しており、給糸パッケージ35は糸37を有している。給糸パッケージ8,35にはそれぞれ、糸36,37を引き出すための1つのオーバヘッド式糸ガイド34が前置されている。
【0016】
走入モジュール3内には第1の引出し供給機構101が配置されている。この引出し供給機構101によって糸36は変向ローラ9を介してクリール7から引き出される。引出し供給機構101は糸36をプロセスユニット11,12,13に搬送する。プロセスユニットは、この実施例では、一次加熱装置11、冷却装置12およびテクスチャード加工ユニット13として構成されている。テクスチャード加工ユニット13はプロセスモジュール2に配置されている。一次加熱装置11と冷却装置12とはテクスチャード加工機械の上部構造体(ここでは図示せず)内にV字形に配置されている。この場合、糸36は一次加熱装置11と冷却装置12との間でガイドローラ30を介して案内される。
【0017】
走入モジュール3には、別の引出し供給機構102が支持体41に配置されている。この支持体41は走入モジュール3においてガイドレール42内で案内されている。これにより引出し供給機構102は、選択的に操作通路5に向かって変位された位置(図1に示すように)またはクリール7の方向にシフトされた位置に、走入モジュール3において位置決めされ得る。図1に破線で示してある、中へ入れられた位置では、引出し供給機構102とこの引出し供給機構102の上方に位置する引出し供給機構101との間に、1つの糸走行平面が規定される。図1に示すように引出し供給機構102の引き出された位置では、糸37はクリール7から引き出され、引出し供給機構101に対してずらして規定された糸走行平面において案内される。糸37は複数の糸ガイド40を介して変向され、延伸供給機構14によって、予めテクスチャード加工された糸36と一緒に絡ませ装置(Tangleeinrichtung)38内に案内される。この絡ませ装置38内で糸36,37は1本の複合糸39になるように一緒に案内される。複合糸39は、巻取りモジュール1に配置された別の供給機構17によって巻取り装置18に案内される。この巻取り装置18内で複合糸39は1つのパッケージ21になるように巻き取られる。このパッケージ21は駆動ローラ19によって駆動される。複合糸39をパッケージ21に巻き付けるために、綾振り装置20が設けられている。
【0018】
図1に示した糸案内と引出し供給機構101,102の配置とにおいて、複合糸39は、テクスチャード加工された糸36とテクスチャード加工されていない糸37とによって形成される。テクスチャード加工されていない糸37は例えば弾性糸であってよいであろう。しかしながら、テクスチャード加工されていない糸37を、例えば延伸ピンを介した延伸によって付加的に処理することも可能である。
【0019】
テクスチャード加工された2本の糸から複合糸を製作するために、引出し供給機構102は支持体41によって、破線で示した位置に調節され得る。したがって、クリール7から引き出された糸は、直接的にテクスチャード加工区域内に案内されるであろう。
【0020】
テクスチャード加工機械の、図1に示した実施例は、有利には部分自動式(teilautomatisch)に運転される。このためにパッケージ21は操作員によって片づけられる。
【0021】
引出し供給機構101,102と延伸供給機構14とこれに後置された供給機構17とは、この実施例では、連続した駆動軸として図示してある。これらの駆動軸の円周上にはそれぞれ1つの押圧ローラが接触している。糸は、このような供給機構では押圧ローラと駆動軸との間で案内される。この場合、テクスチャード加工機械内の隣り合った加工箇所が同時に、連続した駆動軸によって形成されることが達成されると有利である。したがって、引出し供給機構102の調節は、テクスチャード加工機械内の全ての加工箇所に対して同時に行われる。
【0022】
図2には、本発明によるテクスチャード加工機械の別の実施例を概略的に示してある。このテクスチャード加工機械は、走入モジュール3とプロセスモジュール2と巻取りモジュール1とから成っている。これらのモジュール3,2,1は、1つの機械フレームになるようにフレーム部分4.1,4.2,4.3を備えて配置されている。走入モジュール3はフレーム部分4.1によって支持され、プロセスモジュール2と巻取りモジュール1とはフレーム部分4.3によって支持される。フレーム部分4.1とフレーム部分4.3とはフレーム部分4.2によって結合されている。このフレーム部分4.2は、走入モジュール3とプロセスモジュール2との上方に配置されている。プロセスモジュール2と走入モジュール3との間でフレーム部分4.2の下方に、操作通路5が形成されている。
【0023】
フレーム部分4.3内では、操作通路5に面した側にプロセスモジュール2が配置されており、これとは反対に位置する側に巻取りモジュール1が配置されている。この巻取りモジュール1に沿ってドッフィング通路6が設けられている。このドッフィング通路6には、第2のテクスチャード加工機械の第2の巻取りモジュール1が対応配置されている。前記第2のテクスチャード加工機械は、第1のテクスチャード加工機械に対して鏡像的に配置されている。したがって、パッケージは2つの機械から片づけ装置(Abraeumgeraet)によって引き取られ得、かつドッフィング通路を通って搬出され得る。
【0024】
テクスチャード加工機械は縦方向で(図2では図平面は横方向平面と同じである)、多数の加工箇所を、加工箇所ごとにそれぞれ1本の糸のために有している。巻取り装置18は3つの加工箇所の幅を占めている。したがって、それぞれ3つの巻取り装置18が(これらについては後で説明する)、巻取りモジュール1内で1つのコラムに互いに上下に配置されている。
【0025】
各加工箇所はそれぞれ2つの引出し供給機構101,102を有しており、これらの引出し供給機構101,102は走入モジュール3に配置されている。上方の引出し供給機構101は走入モジュール3に堅固に結合されている。第2の引出し供給機構102は、旋回可能な支持体44に配置されている。この支持体44は旋回軸46に支承されている。この旋回軸46は走入モジュール3において定置に保持されている。支持体44には調節可能なアクチュエータ45が作用する。このアクチュエータ45は支持体44を、予め規定された糸走入位置に保持する。
【0026】
引出し供給機構101,102には、それぞれ1つの給糸パッケージ8,35がクリール7内で配属もしくは対応配置されている。クリール7内では、隣り合った加工箇所の給糸パッケージ8,35が、階層的に互いに上下に配置されている。この場合、給糸パッケージ8には、それぞれ1つのリザーブパッケージ43が配属もしくは対応配置されている。給糸パッケージ8は平滑な合成糸36を有しており、給糸パッケージ35は合成糸37を有している。この場合、糸36は、オーバヘッド式糸ガイド34と変向ローラ9とを介して、上方の引出し供給機構101によって引き出される。第2の糸37も、オーバヘッド式糸ガイド34と変向ローラ9とを介して、下方の引出し供給機構102によって給糸パッケージ35から引き出される。両糸36,37は一緒にテクスチャード加工区域内に案内される。このために引出し供給機構101,102は、同一の糸走行平面において配置されている。
【0027】
以下に、糸36,37の糸走行を手がかりとして、加工箇所のさらなるプロセスユニットについて説明する。糸走行方向で見て引出し供給機構101,102の後方には、絡ませ装置38が存在する。この絡ませ装置38によって、糸36,37が1本の複合糸39になるように一緒に案内される。次いで、複合糸39はより止めローラ10によって変向され、細長い一次加熱装置11を通して案内される。この場合、一次加熱装置11は、加熱表面温度が300°Cを上回る高温加熱器として構成されていてよかろう。
【0028】
糸走行方向で見て一次加熱装置11の後方には、冷却装置12が設けられている。一次加熱装置11と冷却装置12とは、同一の平面において相前後して配置されていて、操作通路5の上方のフレーム部分4.2によって保持される。一次加熱装置11の入口領域には変向ローラ10が配置されている。したがって、複合糸39は操作通路5を、V字形の糸走行路の形で横切っている。しかしながらこのためには、一次加熱装置11と冷却装置12とが、ルーフ状に向かい合って位置する2つの平面において配置されていてもよかろう。
【0029】
操作通路5の、走入モジュール3に対向する側では、プロセスモジュール2がフレーム部分4.3に配置されている。プロセスモジュール2は、糸走行方向で見て下に向かってテクスチャード加工ユニット13と延伸供給機構14とセット供給機構15とを有している。この場合、複合糸39は、有利には冷却レールによって形成される冷却装置12の出口から、例えば仮よりユニットとして形成されたテクスチャード加工ユニット13に案内される。例えば重なり合っている複数の摩擦円板によって形成されていてよい仮よりユニット13は、電気モータ26によって駆動される。
【0030】
複合糸39は延伸供給機構14によってテクスチャード加工区域から引き出される。延伸供給機構14と引出し供給機構101,102とは、テクスチャード加工区域内で複合糸39を延伸するために、速度差をもって駆動される。
【0031】
延伸供給機構14の下方には、セット供給機構15が配置されている。このセット供給機構15は複合糸39を直接的に二次加熱装置16内に案内する。このために二次加熱装置16はフレーム部分4.3の下側に、ひいてはプロセスモジュール2と巻取りモジュール1との下方に配置されている。二次加熱装置16は、プロセスモジュール2から巻取りモジュール1への糸移行部を形成している。プロセスモジュール2と二次加熱装置16と巻取りモジュール1とがフレーム部分4.3内に組み込まれていることによって、極めて短い糸走行路が実現される。この糸走行路はほぼU字形に形成されている。このために巻取りモジュール1の下側には供給機構17が配置されている。この供給機構17は直接的に複合糸39を二次加熱装置16から引出し、複合糸39の変向後に巻取り装置18に案内する。セット供給機構15と供給機構17とは、二次加熱装置16内で複合糸39の収縮処理が可能となるような速度差をもって駆動される。この場合、二次加熱装置16は、ジフィル加熱式の(diphylbeheizt)コンタクトヒータによって形成される。
【0032】
セット区域における複合糸の熱処理が所望されない事例では、二次加熱装置16のスイッチオフが行われるかまたは二次加熱装置16は案内管で代替される。
【0033】
巻取り装置18は、この実施例では、概略的に綾振り装置20と駆動ローラ19とパッケージ21とによって特徴付けられている。巻取り装置18は、さらに、自動式のパッケージ交換を遂行するために巻管マガジン22を有している。この場合、満管の交換に必要とされる補助装置は図示しない。
【0034】
供給機構101,102,14,15,17は構造が同一であるので、以下に、引出し供給機構101を例にとってこの構造を説明する。各供給機構は、ゴデット23とこのゴデット23に配属もしくは対応配置されたガイドローラ24とによって形成される。ゴデット23はゴデット駆動装置25を介して駆動される。このゴデット駆動装置25は有利には電気モータによって形成される。ガイドローラ24は自由に回動可能に支承されている。この場合、糸36は、ゴデット23とガイドローラ24とに複数回巻き掛けられて案内される。
【0035】
テクスチャード加工機械の、図1に示した実施例は、走入モジュール3に2つの引出し供給機構101,102を有している。この場合、調節可能な引出し供給機構102の糸走入位置は、クリール7から引き出された両糸36,37が一緒にテクスチャード加工区域内に案内されるように選択されている。絡ませ装置38による渦動によって、糸36,37はテクスチャード加工前に一緒に合わさるように案内される。
【0036】
第2の糸37の糸走入位置は、引出し供給機構102によって例えば、両糸36,37が別個にテクスチャード加工されるためにテクスチャード加工区域において互いに並べて案内可能であるように選択することもできる。しかしながら糸走入位置はアクチュエータ45によって、糸37がテクスチャード加工区域の外側で案内されるように調節されていてもよかろう。
【0037】
エフェクトヤーンもしくは飾り糸を製作するために、走入モジュール3には選択的に、例えば糸37の前延伸のための延伸ピンおよび付加的な供給機構のような、付加的なプロセスユニットが装備され得る。
【0038】
図3には、本発明によるテクスチャード加工機械のさらに別の実施例を概略的に示してある。この実施例は、図2に示したテクスチャード加工機械の実施例とほぼ同一である。この限りでは、上記の説明を引き合いに出し、以下に相違点だけを説明する。
【0039】
引出し供給機構102は可動な支持体41に配置されており、この支持体41はガイドレール42内で案内されている。このガイドレール42はキャリッジ47に設けられている。このキャリッジ47は、走入モジュール3におけるキャリッジガイド48内で可動に保持されている。したがって引出し供給機構102は、走入モジュール3において鉛直な方向でキャリッジ47によって調節され得、水平な方向で支持体41によって調節され得る。
【0040】
引出し供給機構102の、図3に示した位置では、糸37をテクスチャード加工区域の外側で直接的に延伸供給機構14に案内する糸走入位置が選択されている。このために、延伸供給機構14は付加的な押圧ローラ49を有している。これにより両糸36,37が確実に案内される。延伸供給機構14とセット供給機構15との間には絡ませ装置38が配置されている。これにより糸37は、テクスチャード加工された糸36と一緒に1本の複合糸39になるように案内される。
【0041】
加工箇所における糸走行は、図1に示した実施例とほぼ同一である。したがってこの点は先述の説明を引き合いに出す。
【0042】
図4には、本発明によるテクスチャード加工機械のさらに別の実施例の部分図を概略的に示してある。この場合、このテクスチャード加工機械の構造は、先述の実施例と同一に形成されていてよかろう。この限りでは、先述の実施例を引き合いに出す。図4には、互いに平行に並べて配置された加工箇所のうちの1つの加工箇所の調節可能な引出し供給機構102を示してある。この引出し供給機構102はゴデット23とガイドローラ24とによって形成される。この場合、ゴデット23は、ゴデット駆動装置(ここでは図示せず)によって個別モータ式に駆動される。引出し供給機構102は交換支持体50に保持されている。交換支持体50を収容するために走入モジュール3が設けられており、この走入モジュール3は複数の収容装置51.1,51.2を有している。図4には、交換支持体50が収容装置51.1内に保持されている状況を示してある。交換支持体50を位置固定するために、収容装置51.1内における交換支持体50の保持を保証する1つまたは複数の急速結合装置が設けられていてよかろう。図示の運転位置では、第2の糸37は引出し供給機構102によって加工箇所内に導入される。この場合、引出し供給機構の、収容装置51.1によって規定された糸走入位置は、(例えば図2に示したように)糸37を第2の糸36と一緒に仮よりテクスチャード加工区域を通して案内するために働くことができよう。
【0043】
複合糸を形成する部分糸のうちの1本の部分糸しかテクスチャード加工されないようになっている、本発明によるテクスチャード加工機械で、別種の複合糸が製作されるようにしたい場合には、引出し供給機構102の調節が行われる。このために、交換支持体50は収容装置51.1から取り外される。次いで、引出し供給機構102を備えた交換支持体50は、収容装置51.2内に導入され、位置固定される。この場合、引出し供給機構102のエネルギ供給は、有利には、取外し可能な差込みコネクタを介して行われる。今や、部分糸37が仮よりテクスチャード加工区域の外側で案内されて、1本の複合糸が製作され得る。
【0044】
テクスチャード加工機械の、図2および図3に示した実施例は、プロセスユニットの構成および構造の点で例示的なものである。原則的に、供給機構をそれぞれ個別にまたはグループに分けて駆動する可能な手段も存在する。この場合、ゴデットの代わりに従来式の挟み式供給機構(Klemmlieferwerke)を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明によるテクスチャード加工機械の第1の実施例の加工箇所を概略的に示す図である。
【0046】
【図2】本発明によるテクスチャード加工機械の別の実施例を概略的に示す横断面図である。
【0047】
【図3】本発明によるテクスチャード加工機械のさらに別の実施例を概略的に示す横断面図である。
【0048】
【図4】本発明によるテクスチャード加工機械のさらに別の実施例を概略的に示す部分図である。
【符号の説明】
【0049】
1 巻取りモジュール、 2 プロセスモジュール、 3 走入モジュール、 4 機械フレーム、 5 操作通路、 6 ドッフィング通路、 7 クリール、 8 給糸パッケージ、 9 変向ローラ、 10 より止めローラ、 11 一次加熱装置、 12 冷却装置、 13 仮よりユニット、 14 延伸供給機構、 15 セット供給機構、 16 二次加熱装置、 17 供給機構、 18 巻取り装置、 19 駆動ローラ、 20 綾振り装置、 21 パッケージ、 22 巻管マガジン、 23 ゴデット、 24 ガイドローラ、 25 ゴデット駆動装置、 26 電気モータ、 30 ガイドローラ、 34 オーバヘッド式糸ガイド、 35 給糸パッケージ、 36 糸、 37 糸、 38 絡ませ装置、 39 複合糸、 40 糸ガイド、 41 支持体、 42 ガイドレール、 43 リザーブパッケージ、 44 支持体、 45 アクチュエータ、 46 旋回軸、 47 キャリッジ、 48 キャリッジガイド、 49 押圧ローラ、 50 交換支持体、 51 収容装置、 101 引出し供給機構、 102 引出し供給機構
【0001】
本発明は、複数の合成糸を1本の複合糸に加工するためのテクスチャード加工機械であって、複数のプロセスユニットと、巻取り装置とが設けられており、プロセスユニットが少なくとも、複数の引出し供給機構を有しており、これらの引出し供給機構が、それぞれ1本の糸を給糸パッケージから引き出すために、機械フレームにおいて互いに並べて配置されている形式のものに関する。
【0002】
このような形式のテクスチャード加工機械が、仮よりテクスチャード加工された2本の糸から1本の複合糸を製作するために使用されることが、公知である。例えばアメリカ合衆国特許4581883号明細書に基づいて公知であるように、各糸は引出し供給機構によって給糸パッケージから引き出され、例えば加熱装置、冷却装置、複数のテクスチャード加工ユニットおよび複数の供給機構等の、後続のプロセスユニットに供給され、最後に1本の複合糸として巻き取られる。この複合糸は、この事例では、ほぼ同じ加工を受ける巻縮加工された2本の糸によって形成される。しかしながら、例えばヨーロッパ特許出願公開0364874号明細書に基づき公知であるように、異なる2本の合成糸から複合糸が製作されることも可能である。いわゆるエフェクトヤーンもしくは飾り糸(Effektgarn)とも呼ばれるこのような複合糸は、種々異なる糸走入を必要とする。なぜならば、プロセスユニットの一部は、両糸のうちの一方の糸を加工するためにしか必要とされず、プロセスユニットの一部は、両糸もしくは複合糸を加工するために必要とされるからである。
【0003】
複合糸の製作に際して、糸の加工とは無関係に、個々の糸はそれぞれ引出し供給機構によって給糸パッケージから引き出される。種々異なる糸走行を実現するために、例えば複数本の糸を一緒に加熱装置を通して案内するためにかまたは複数本の糸のうちの1本の糸を加熱装置の外側で案内するために、従来式のテクスチャード加工機械では、付加的な糸ガイドが必要とされる。この糸ガイドは、付加的な糸巻掛けとひいては糸摩擦とを生ぜしめる。
【0004】
本発明の課題は、冒頭に述べた形式の、上位概念によるテクスチャード加工機械を改良して、複合糸の糸タイプとは無関係に、常時、個々の糸の損傷しない糸案内が可能となるテクスチャード加工機械を提供することである。
【0005】
この課題は本発明によれば、前記引出し供給機構のうちの少なくとも1つの引出し供給機構が、種々異なる糸走入位置が機械フレームにおける引出し供給機構の調節によって選択可能であるように、可動に機械フレームに保持されていることによって解決される。これにより、複合糸の製作時の高いフレキシビリティが達成される。糸は、有利には、それぞれの引出し供給機構によって直接的に、後続のプロセスユニット内に案内され得る。選択可能な糸走入位置は、個々の糸の、その都度必要な加工に依存して、予め規定され得る。したがって、例えばテクスチャード加工された2本の糸から1本の複合糸を製作する際には、両引出し供給機構は、同一の糸走行平面において配置されていてよかろう。例えばエラスタン複合糸(Elastanverbundfaden)が製作され得る事例では、引出し供給機構は、例えばエラスタン糸(Elastanfaden)をテクスチャード加工区域の外側で案内するために、種々異なる糸走行平面において配置されていてよかろう。この場合、引出し供給機構の可動性は、プロセス切換えの段階に限定される。プロセス中、引出し供給機構は、機械フレームにおけるその都度選択された位置で固定的に保たれる。
【0006】
プロセス切換え中の機械フレームにおける引出し供給機構の可動性を可能にするために、第1の有利な構成では、引出し供給機構を、少なくとも1つのガイドレール内で可動に機械フレームに保持されている支持体に固定することが提案される。この有利な構成は、特に、引出し供給機構が連続した駆動軸によって形成され、この駆動軸が同時に、平行に相前後して配置された加工箇所の別の引出し供給機構を駆動するようになっているテクスチャード加工機械にも適している。これにより、引出し供給機構の迅速な調節が可能となるので、短いプロセス中断しか生じなくなる。
【0007】
引出し供給機構の可動性は、有利には、ガイドレールがキャリッジに固定されており、該キャリッジが、キャリッジガイドによって調節可能に機械フレームに保持されていることによって、改善され得る。
【0008】
しかしながら、引出し供給機構を収容している支持体が、旋回可能に機械フレームに支承されていることも可能である。
【0009】
本発明の別の有利な構成では、引出し供給機構の可動性は、引出し供給機構を収容している支持体が、選択的に、機械フレームにおける複数の収容装置のうちの1つの収容装置内に保持されていることによって、達成される。支持体はその都度の収容装置内に、有利には、迅速にかつ簡単な形式で取外し可能な結合部材によって保持される。したがって、機械フレームにおける各収容装置は、引出し供給機構のための選択可能な糸走入位置を形成している。本発明のこの構成は、有利には、個別に駆動される搬送ローラまたはゴデットによって形成されていて、かつエネルギ供給が単純な差込みコネクタによって行われ得る引出し供給機構に適している。
【0010】
引出し供給機構を調節するための自由度を高めるために、本発明の有利な構成によれば、調節可能な引出し供給機構は、制御可能な個別駆動装置によって駆動されている。したがって引出し供給機構は、隣り合った引出し供給機構とは無関係に調節され得る1つのユニットを形成している。
【0011】
テクスチャード加工機械の内側におけるプロセスユニットの操作可能性を簡単に可能にするために、本発明の有利な構成によれば、操作通路が走入モジュールとプロセスモジュールとの間に形成されている。この場合、走入モジュールは、有利には、例えば特殊なエフェクトヤーンもしくは飾り糸を製作するために標準プロセスに対して必要とされる付加的なプロセスユニットおよび引出し供給機構を有している。プロセスモジュールには、例えばテクスチャード加工ユニットおよび供給機構等の別のプロセスユニットが配置されている。走入モジュールとプロセスモジュールとにおけるプロセスユニットは、操作通路から有利には操作員によって操作され得る。
【0012】
加熱装置と冷却装置とが操作通路の上方に配置されているテクスチャード加工機械の構成は、仮より加工された糸の熱処理および冷却のための十分な長さが存在するという利点を有している。さらに、テクスチャード加工機械内の交差的な糸走行が回避される。
【0013】
フレキシビリティを高めるために、さらに、引出し供給機構を、糸によって複数回巻き掛けられたそれぞれ1つのゴデットと該ゴデットに配属もしくは対応配置されたガイドローラとによって形成することが提案される。この場合、ゴデットは、隣り合った供給機構とは無関係に個別駆動装置によって駆動される。ゴデットは、特に有利には糸走行の変化に適している。これにより、別の糸案内エレメントが節約され得る。
【0014】
以下に、本発明によるテクスチャード加工機械の幾つかの実施例を用いて、添付した図面を指示しながら本発明を詳しく説明する。
【0015】
図1には、本発明によるテクスチャード加工機械の第1の実施例の加工箇所を概略的に示してある。この場合、複数のプロセスユニットを収容するための最も重要な機械フレーム構成部分だけを示してある。個別的には、走入モジュール3とプロセスモジュール2と巻取りモジュール1とを示してある。この場合、プロセスモジュール2と巻取りモジュール1とは1つのフレーム部分に纏められている。巻取りモジュール1と走入モジュール3との間には操作通路5が形成されている。走入モジュール3にはクリール7が配属もしくは対応配置されている。クリール7内には給糸パッケージ8,35が保持されている。給糸パッケージ8は糸36を有しており、給糸パッケージ35は糸37を有している。給糸パッケージ8,35にはそれぞれ、糸36,37を引き出すための1つのオーバヘッド式糸ガイド34が前置されている。
【0016】
走入モジュール3内には第1の引出し供給機構101が配置されている。この引出し供給機構101によって糸36は変向ローラ9を介してクリール7から引き出される。引出し供給機構101は糸36をプロセスユニット11,12,13に搬送する。プロセスユニットは、この実施例では、一次加熱装置11、冷却装置12およびテクスチャード加工ユニット13として構成されている。テクスチャード加工ユニット13はプロセスモジュール2に配置されている。一次加熱装置11と冷却装置12とはテクスチャード加工機械の上部構造体(ここでは図示せず)内にV字形に配置されている。この場合、糸36は一次加熱装置11と冷却装置12との間でガイドローラ30を介して案内される。
【0017】
走入モジュール3には、別の引出し供給機構102が支持体41に配置されている。この支持体41は走入モジュール3においてガイドレール42内で案内されている。これにより引出し供給機構102は、選択的に操作通路5に向かって変位された位置(図1に示すように)またはクリール7の方向にシフトされた位置に、走入モジュール3において位置決めされ得る。図1に破線で示してある、中へ入れられた位置では、引出し供給機構102とこの引出し供給機構102の上方に位置する引出し供給機構101との間に、1つの糸走行平面が規定される。図1に示すように引出し供給機構102の引き出された位置では、糸37はクリール7から引き出され、引出し供給機構101に対してずらして規定された糸走行平面において案内される。糸37は複数の糸ガイド40を介して変向され、延伸供給機構14によって、予めテクスチャード加工された糸36と一緒に絡ませ装置(Tangleeinrichtung)38内に案内される。この絡ませ装置38内で糸36,37は1本の複合糸39になるように一緒に案内される。複合糸39は、巻取りモジュール1に配置された別の供給機構17によって巻取り装置18に案内される。この巻取り装置18内で複合糸39は1つのパッケージ21になるように巻き取られる。このパッケージ21は駆動ローラ19によって駆動される。複合糸39をパッケージ21に巻き付けるために、綾振り装置20が設けられている。
【0018】
図1に示した糸案内と引出し供給機構101,102の配置とにおいて、複合糸39は、テクスチャード加工された糸36とテクスチャード加工されていない糸37とによって形成される。テクスチャード加工されていない糸37は例えば弾性糸であってよいであろう。しかしながら、テクスチャード加工されていない糸37を、例えば延伸ピンを介した延伸によって付加的に処理することも可能である。
【0019】
テクスチャード加工された2本の糸から複合糸を製作するために、引出し供給機構102は支持体41によって、破線で示した位置に調節され得る。したがって、クリール7から引き出された糸は、直接的にテクスチャード加工区域内に案内されるであろう。
【0020】
テクスチャード加工機械の、図1に示した実施例は、有利には部分自動式(teilautomatisch)に運転される。このためにパッケージ21は操作員によって片づけられる。
【0021】
引出し供給機構101,102と延伸供給機構14とこれに後置された供給機構17とは、この実施例では、連続した駆動軸として図示してある。これらの駆動軸の円周上にはそれぞれ1つの押圧ローラが接触している。糸は、このような供給機構では押圧ローラと駆動軸との間で案内される。この場合、テクスチャード加工機械内の隣り合った加工箇所が同時に、連続した駆動軸によって形成されることが達成されると有利である。したがって、引出し供給機構102の調節は、テクスチャード加工機械内の全ての加工箇所に対して同時に行われる。
【0022】
図2には、本発明によるテクスチャード加工機械の別の実施例を概略的に示してある。このテクスチャード加工機械は、走入モジュール3とプロセスモジュール2と巻取りモジュール1とから成っている。これらのモジュール3,2,1は、1つの機械フレームになるようにフレーム部分4.1,4.2,4.3を備えて配置されている。走入モジュール3はフレーム部分4.1によって支持され、プロセスモジュール2と巻取りモジュール1とはフレーム部分4.3によって支持される。フレーム部分4.1とフレーム部分4.3とはフレーム部分4.2によって結合されている。このフレーム部分4.2は、走入モジュール3とプロセスモジュール2との上方に配置されている。プロセスモジュール2と走入モジュール3との間でフレーム部分4.2の下方に、操作通路5が形成されている。
【0023】
フレーム部分4.3内では、操作通路5に面した側にプロセスモジュール2が配置されており、これとは反対に位置する側に巻取りモジュール1が配置されている。この巻取りモジュール1に沿ってドッフィング通路6が設けられている。このドッフィング通路6には、第2のテクスチャード加工機械の第2の巻取りモジュール1が対応配置されている。前記第2のテクスチャード加工機械は、第1のテクスチャード加工機械に対して鏡像的に配置されている。したがって、パッケージは2つの機械から片づけ装置(Abraeumgeraet)によって引き取られ得、かつドッフィング通路を通って搬出され得る。
【0024】
テクスチャード加工機械は縦方向で(図2では図平面は横方向平面と同じである)、多数の加工箇所を、加工箇所ごとにそれぞれ1本の糸のために有している。巻取り装置18は3つの加工箇所の幅を占めている。したがって、それぞれ3つの巻取り装置18が(これらについては後で説明する)、巻取りモジュール1内で1つのコラムに互いに上下に配置されている。
【0025】
各加工箇所はそれぞれ2つの引出し供給機構101,102を有しており、これらの引出し供給機構101,102は走入モジュール3に配置されている。上方の引出し供給機構101は走入モジュール3に堅固に結合されている。第2の引出し供給機構102は、旋回可能な支持体44に配置されている。この支持体44は旋回軸46に支承されている。この旋回軸46は走入モジュール3において定置に保持されている。支持体44には調節可能なアクチュエータ45が作用する。このアクチュエータ45は支持体44を、予め規定された糸走入位置に保持する。
【0026】
引出し供給機構101,102には、それぞれ1つの給糸パッケージ8,35がクリール7内で配属もしくは対応配置されている。クリール7内では、隣り合った加工箇所の給糸パッケージ8,35が、階層的に互いに上下に配置されている。この場合、給糸パッケージ8には、それぞれ1つのリザーブパッケージ43が配属もしくは対応配置されている。給糸パッケージ8は平滑な合成糸36を有しており、給糸パッケージ35は合成糸37を有している。この場合、糸36は、オーバヘッド式糸ガイド34と変向ローラ9とを介して、上方の引出し供給機構101によって引き出される。第2の糸37も、オーバヘッド式糸ガイド34と変向ローラ9とを介して、下方の引出し供給機構102によって給糸パッケージ35から引き出される。両糸36,37は一緒にテクスチャード加工区域内に案内される。このために引出し供給機構101,102は、同一の糸走行平面において配置されている。
【0027】
以下に、糸36,37の糸走行を手がかりとして、加工箇所のさらなるプロセスユニットについて説明する。糸走行方向で見て引出し供給機構101,102の後方には、絡ませ装置38が存在する。この絡ませ装置38によって、糸36,37が1本の複合糸39になるように一緒に案内される。次いで、複合糸39はより止めローラ10によって変向され、細長い一次加熱装置11を通して案内される。この場合、一次加熱装置11は、加熱表面温度が300°Cを上回る高温加熱器として構成されていてよかろう。
【0028】
糸走行方向で見て一次加熱装置11の後方には、冷却装置12が設けられている。一次加熱装置11と冷却装置12とは、同一の平面において相前後して配置されていて、操作通路5の上方のフレーム部分4.2によって保持される。一次加熱装置11の入口領域には変向ローラ10が配置されている。したがって、複合糸39は操作通路5を、V字形の糸走行路の形で横切っている。しかしながらこのためには、一次加熱装置11と冷却装置12とが、ルーフ状に向かい合って位置する2つの平面において配置されていてもよかろう。
【0029】
操作通路5の、走入モジュール3に対向する側では、プロセスモジュール2がフレーム部分4.3に配置されている。プロセスモジュール2は、糸走行方向で見て下に向かってテクスチャード加工ユニット13と延伸供給機構14とセット供給機構15とを有している。この場合、複合糸39は、有利には冷却レールによって形成される冷却装置12の出口から、例えば仮よりユニットとして形成されたテクスチャード加工ユニット13に案内される。例えば重なり合っている複数の摩擦円板によって形成されていてよい仮よりユニット13は、電気モータ26によって駆動される。
【0030】
複合糸39は延伸供給機構14によってテクスチャード加工区域から引き出される。延伸供給機構14と引出し供給機構101,102とは、テクスチャード加工区域内で複合糸39を延伸するために、速度差をもって駆動される。
【0031】
延伸供給機構14の下方には、セット供給機構15が配置されている。このセット供給機構15は複合糸39を直接的に二次加熱装置16内に案内する。このために二次加熱装置16はフレーム部分4.3の下側に、ひいてはプロセスモジュール2と巻取りモジュール1との下方に配置されている。二次加熱装置16は、プロセスモジュール2から巻取りモジュール1への糸移行部を形成している。プロセスモジュール2と二次加熱装置16と巻取りモジュール1とがフレーム部分4.3内に組み込まれていることによって、極めて短い糸走行路が実現される。この糸走行路はほぼU字形に形成されている。このために巻取りモジュール1の下側には供給機構17が配置されている。この供給機構17は直接的に複合糸39を二次加熱装置16から引出し、複合糸39の変向後に巻取り装置18に案内する。セット供給機構15と供給機構17とは、二次加熱装置16内で複合糸39の収縮処理が可能となるような速度差をもって駆動される。この場合、二次加熱装置16は、ジフィル加熱式の(diphylbeheizt)コンタクトヒータによって形成される。
【0032】
セット区域における複合糸の熱処理が所望されない事例では、二次加熱装置16のスイッチオフが行われるかまたは二次加熱装置16は案内管で代替される。
【0033】
巻取り装置18は、この実施例では、概略的に綾振り装置20と駆動ローラ19とパッケージ21とによって特徴付けられている。巻取り装置18は、さらに、自動式のパッケージ交換を遂行するために巻管マガジン22を有している。この場合、満管の交換に必要とされる補助装置は図示しない。
【0034】
供給機構101,102,14,15,17は構造が同一であるので、以下に、引出し供給機構101を例にとってこの構造を説明する。各供給機構は、ゴデット23とこのゴデット23に配属もしくは対応配置されたガイドローラ24とによって形成される。ゴデット23はゴデット駆動装置25を介して駆動される。このゴデット駆動装置25は有利には電気モータによって形成される。ガイドローラ24は自由に回動可能に支承されている。この場合、糸36は、ゴデット23とガイドローラ24とに複数回巻き掛けられて案内される。
【0035】
テクスチャード加工機械の、図1に示した実施例は、走入モジュール3に2つの引出し供給機構101,102を有している。この場合、調節可能な引出し供給機構102の糸走入位置は、クリール7から引き出された両糸36,37が一緒にテクスチャード加工区域内に案内されるように選択されている。絡ませ装置38による渦動によって、糸36,37はテクスチャード加工前に一緒に合わさるように案内される。
【0036】
第2の糸37の糸走入位置は、引出し供給機構102によって例えば、両糸36,37が別個にテクスチャード加工されるためにテクスチャード加工区域において互いに並べて案内可能であるように選択することもできる。しかしながら糸走入位置はアクチュエータ45によって、糸37がテクスチャード加工区域の外側で案内されるように調節されていてもよかろう。
【0037】
エフェクトヤーンもしくは飾り糸を製作するために、走入モジュール3には選択的に、例えば糸37の前延伸のための延伸ピンおよび付加的な供給機構のような、付加的なプロセスユニットが装備され得る。
【0038】
図3には、本発明によるテクスチャード加工機械のさらに別の実施例を概略的に示してある。この実施例は、図2に示したテクスチャード加工機械の実施例とほぼ同一である。この限りでは、上記の説明を引き合いに出し、以下に相違点だけを説明する。
【0039】
引出し供給機構102は可動な支持体41に配置されており、この支持体41はガイドレール42内で案内されている。このガイドレール42はキャリッジ47に設けられている。このキャリッジ47は、走入モジュール3におけるキャリッジガイド48内で可動に保持されている。したがって引出し供給機構102は、走入モジュール3において鉛直な方向でキャリッジ47によって調節され得、水平な方向で支持体41によって調節され得る。
【0040】
引出し供給機構102の、図3に示した位置では、糸37をテクスチャード加工区域の外側で直接的に延伸供給機構14に案内する糸走入位置が選択されている。このために、延伸供給機構14は付加的な押圧ローラ49を有している。これにより両糸36,37が確実に案内される。延伸供給機構14とセット供給機構15との間には絡ませ装置38が配置されている。これにより糸37は、テクスチャード加工された糸36と一緒に1本の複合糸39になるように案内される。
【0041】
加工箇所における糸走行は、図1に示した実施例とほぼ同一である。したがってこの点は先述の説明を引き合いに出す。
【0042】
図4には、本発明によるテクスチャード加工機械のさらに別の実施例の部分図を概略的に示してある。この場合、このテクスチャード加工機械の構造は、先述の実施例と同一に形成されていてよかろう。この限りでは、先述の実施例を引き合いに出す。図4には、互いに平行に並べて配置された加工箇所のうちの1つの加工箇所の調節可能な引出し供給機構102を示してある。この引出し供給機構102はゴデット23とガイドローラ24とによって形成される。この場合、ゴデット23は、ゴデット駆動装置(ここでは図示せず)によって個別モータ式に駆動される。引出し供給機構102は交換支持体50に保持されている。交換支持体50を収容するために走入モジュール3が設けられており、この走入モジュール3は複数の収容装置51.1,51.2を有している。図4には、交換支持体50が収容装置51.1内に保持されている状況を示してある。交換支持体50を位置固定するために、収容装置51.1内における交換支持体50の保持を保証する1つまたは複数の急速結合装置が設けられていてよかろう。図示の運転位置では、第2の糸37は引出し供給機構102によって加工箇所内に導入される。この場合、引出し供給機構の、収容装置51.1によって規定された糸走入位置は、(例えば図2に示したように)糸37を第2の糸36と一緒に仮よりテクスチャード加工区域を通して案内するために働くことができよう。
【0043】
複合糸を形成する部分糸のうちの1本の部分糸しかテクスチャード加工されないようになっている、本発明によるテクスチャード加工機械で、別種の複合糸が製作されるようにしたい場合には、引出し供給機構102の調節が行われる。このために、交換支持体50は収容装置51.1から取り外される。次いで、引出し供給機構102を備えた交換支持体50は、収容装置51.2内に導入され、位置固定される。この場合、引出し供給機構102のエネルギ供給は、有利には、取外し可能な差込みコネクタを介して行われる。今や、部分糸37が仮よりテクスチャード加工区域の外側で案内されて、1本の複合糸が製作され得る。
【0044】
テクスチャード加工機械の、図2および図3に示した実施例は、プロセスユニットの構成および構造の点で例示的なものである。原則的に、供給機構をそれぞれ個別にまたはグループに分けて駆動する可能な手段も存在する。この場合、ゴデットの代わりに従来式の挟み式供給機構(Klemmlieferwerke)を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明によるテクスチャード加工機械の第1の実施例の加工箇所を概略的に示す図である。
【0046】
【図2】本発明によるテクスチャード加工機械の別の実施例を概略的に示す横断面図である。
【0047】
【図3】本発明によるテクスチャード加工機械のさらに別の実施例を概略的に示す横断面図である。
【0048】
【図4】本発明によるテクスチャード加工機械のさらに別の実施例を概略的に示す部分図である。
【符号の説明】
【0049】
1 巻取りモジュール、 2 プロセスモジュール、 3 走入モジュール、 4 機械フレーム、 5 操作通路、 6 ドッフィング通路、 7 クリール、 8 給糸パッケージ、 9 変向ローラ、 10 より止めローラ、 11 一次加熱装置、 12 冷却装置、 13 仮よりユニット、 14 延伸供給機構、 15 セット供給機構、 16 二次加熱装置、 17 供給機構、 18 巻取り装置、 19 駆動ローラ、 20 綾振り装置、 21 パッケージ、 22 巻管マガジン、 23 ゴデット、 24 ガイドローラ、 25 ゴデット駆動装置、 26 電気モータ、 30 ガイドローラ、 34 オーバヘッド式糸ガイド、 35 給糸パッケージ、 36 糸、 37 糸、 38 絡ませ装置、 39 複合糸、 40 糸ガイド、 41 支持体、 42 ガイドレール、 43 リザーブパッケージ、 44 支持体、 45 アクチュエータ、 46 旋回軸、 47 キャリッジ、 48 キャリッジガイド、 49 押圧ローラ、 50 交換支持体、 51 収容装置、 101 引出し供給機構、 102 引出し供給機構
Claims (9)
- 複数の合成糸(36,37)を1本の複合糸(39)に加工するためのテクスチャード加工機械であって、複数のプロセスユニット(11,12,13,14,15)と、巻取り装置(18)とが設けられており、プロセスユニットが少なくとも、複数の引出し供給機構(101,102)を有しており、これらの引出し供給機構(101,102)が、それぞれ1本の糸(36,37)を給糸パッケージ(8,35)から引き出すために、機械フレーム(4)において互いに並べて配置されている形式のものにおいて、前記引出し供給機構のうちの少なくとも1つの引出し供給機構(102)が、種々異なる糸走入位置が機械フレーム(4)における引出し供給機構(102)の調節によって選択可能であるように、可動に機械フレーム(4)に保持されていることを特徴とする、テクスチャード加工機械。
- 引出し供給機構(102)が支持体(41)に固定されており、該支持体(41)が、少なくとも1つのガイドレール(42)内で可動に機械フレーム(4)に保持されている、請求項1記載のテクスチャード加工機械。
- ガイドレール(42)がキャリッジ(47)に固定されており、該キャリッジ(47)が、キャリッジガイド(48)によって調節可能に機械フレーム(4)に保持されている、請求項2記載のテクスチャード加工機械。
- 引出し供給機構(102)が支持体(44)に固定されており、該支持体(44)が旋回可能に機械フレーム(4)に支承されている、請求項1記載のテクスチャード加工機械。
- 引出し供給機構(102)が支持体(50)に固定されており、該支持体(50)が選択的に、機械フレーム(4)における複数の収容装置(51.1,51.2)のうちの1つの収容装置内に保持されている、請求項1記載のテクスチャード加工機械。
- 調節可能な引出し供給機構(102)が、制御可能な個別駆動装置(25)によって駆動可能である、請求項1から5までのいずれか1項記載のテクスチャード加工機械。
- 機械フレーム(4)が、引出し供給機構(101,102)を収容している走入モジュール(3)と、該走入モジュール(3)に対向して位置するプロセスモジュール(2)とを有しており、走入モジュール(3)とプロセスモジュール(2)との間に操作通路(5)が形成されており、プロセスモジュール(2)が、少なくともプロセスユニット(13,14)の一部を有しており、この場合、プロセスモジュール(2)におけるプロセスユニット(13,14)が、操作通路(5)から操作可能である、請求項1から6までのいずれか1項記載のテクスチャード加工機械。
- 走入モジュール(3)からプロセスモジュール(2)への糸移行部が、一次加熱装置(11)と冷却装置(12)とから形成されており、前記一次加熱装置(11)と前記冷却装置(12)とが、操作通路(5)の上方に次のように配置されている、すなわち、前記糸のうちの少なくとも1本の糸(36)が、走入モジュール(3)からプロセスモジュール(2)へ、ほぼV字形の糸走行路の形で案内されているように配置されている、請求項7記載のテクスチャード加工機械。
- 供給機構(101,102,14,15,17)が、糸によって複数回巻き掛けられたそれぞれ1つのゴデット(23)と該ゴデットに配属もしくは対応配置されたガイドローラ(24)とによって形成されており、前記ゴデット(23)が、隣り合った供給機構とは無関係に駆動されている、請求項1から8までのいずれか1項記載のテクスチャード加工機械。
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