JP2005333691A - 過電流検出回路及びこれを有する電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回路全体の電力効率を高く維持しつつ、アーリー効果に起因する検出誤差をなくし、且つ検出誤差の温度依存性が少ない高精度な過電流検出回路を提供することを目的とする。
【解決手段】 ドレイン電極より負荷6に電流を出力するパワーMOSトランジスタ2の過電流状態を検出して、過電流検出信号を出力する過電流検出回路14であって、ソース電極及びゲート電極が、それぞれパワーMOSトランジスタ2のソース電極及びゲート電極に接続された検出用MOSトランジスタ3と、検出用MOSトランジスタ3のドレイン電極に接続され、検出用MOSトランジスタ3に所定の定電流Icを流す定電流回路4と、パワーMOSトランジスタ2のドレイン電極の電位と検出用MOSトランジスタ3のドレイン電極の電位との比較結果に基づいて、前記過電流検出信号を出力するコンパレータ5とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源装置等に用いられる過電流検出回路に関する。特に負荷に電流を出力するスイッチング素子としてMOSトランジスタ(絶縁ゲート型の電界効果トランジスタ)を備えた過電流検出回路に関する。また、本発明は、その過電流検出回路を有する電源装置に関する。
スイッチング素子としてMOSトランジスタを備えた従来の過電流検出回路としては、図5に示すようなものがある。図5における過電流検出回路においては、電源電圧105がPチャンネル(P形半導体)のパワーMOSトランジスタ100のソース電極に供給され、そのドレイン電極は検出抵抗101を介して負荷103の一端に接続されている。負荷103の他端は接地されている。
パワーMOSトランジスタ100のドレイン電極と検出抵抗101の接続点はNPN型のトランジスタ102のベース電極に接続され、検出抵抗101と負荷103の接続点はトランジスタ102のエミッタ電極に接続されている。また、電源電圧105は、抵抗104を介してトランジスタ102のコレクタ電極に接続されており、パワーMOSトランジスタ100のゲート電極には、パワーMOSトランジスタ100をオン/オフ制御するパルス電圧が外部から供給される。
パワーMOSトランジスタ100がオンの状態では、検出抵抗101を介して負荷103に電流が流れるが、何らかの原因により負荷103の両端子間が短絡等し、パワーMOSトランジスタ100に過電流が流れると、検出抵抗100の両端子間に生じる電圧降下によりトランジスタ102がオンする。すると、トランジスタ102のコレクタ電極の電位が高電圧状態(電源電圧105と同じ電圧の状態)から低電圧状態に遷移する。そして、その遷移は、過電流検出信号として制御部(不図示)に与えられ、制御部はパワーMOSトランジスタが過電流状態にあることを認識する。これにより、制御部はパワーMOSトランジスタ100を遮断する。
また、他の従来構成例としては、図6に示すようなものがある(例えば、特許文献1参照)。図6における過電流検出回路においては、電源電圧110がNチャンネル(N形半導体)のパワーMOSトランジスタ112のドレイン電極に供給され、そのソース電極は負荷116の一端に接続されている。また、負荷116の他端は接地されている。
また、電源電圧110がNチャンネル(N形半導体)の検出用MOSトランジスタ111のドレイン電極に供給され、そのソース電極は検出抵抗114の一端と比較器115の非反転入力端子(+)に共通接続されている。検出抵抗114の他端は、パワーMOSトランジスタ112のソース電極と負荷116の接続点に接続されるとともに、比較器115の反転入力端子(−)に接続されている。また、パワーMOSトランジスタ112及び検出用MOSトランジスタ111の各ゲート電極は端子113に共通接続され、端子113には、パワーMOSトランジスタ112、検出用MOSトランジスタ111の双方をオン/オフ制御するパルス電圧が外部から供給される。
また、パワーMOSトランジスタ112は、多数(k個;kは2以上の整数であり、例えば100)の単位セルトランジスタを有し、それらのドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続することにより単一のMOSトランジスタとして形成されている。一方、検出用MOSトランジスタ111は、例えば1個の同じ単位セルトランジスタより形成されている。パワーMOSトランジスタ112と検出用MOSトランジスタ111のチャネルの面積比は100:1となっており、これらのトランジスタに流れる電流比も100:1となる(この図6に示す構成例を、以下「特許文献1の第1例」という)。
このように構成された過電流検出回路において、パワーMOSトランジスタ112に過電流が流れ、その1/100の電流が検出用MOSトランジスタに流れると、検出抵抗114の両端子間には、比較器115内部で定められた基準電圧以上の電圧降下が発生する。この時、比較器115は、パワーMOSトランジスタ112に過電流が流れていることを示す過電流検出信号を出力して、図示しない制御部にパワーMOSトランジスタ112の過電流状態を知らせる。
また、下記特許文献1においては、以下の構成例も開示されている。多数の単位MOSトランジスタ素子の並列配置すると共に、上記単位素子の各ソース、ゲート、ドレインをそれぞれ配線により並列結合してソース、ゲート、ドレインを導出し、単一素子を形成した出力用パワーMOSトランジスタと、上記単位素子の各ソース又はドレインの並列結合によってソース又はドレインの配線に生じる配線抵抗の両端の電圧降下を検出して上記パワーMOSトランジスタに流れる過電流を検出する過電流検出回路部とを同一素子内に形成した半導体装置(この構成例を、以下「特許文献1の第2例」という)。
登録実用新案2525470号公報
しかしながら、図5に示した従来構成例においては、パワーMOSトランジスタ100の過電流状態を検出するために、パワーMOSトランジスタ100と負荷103との間に検出抵抗101を設けているため、検出抵抗101で電力損失が発生してしまい、回路全体の電力効率が劣化するとともに、発熱の問題が大きくなる。
また、半導体基板上に不純物の拡散等することにより、検出抵抗101を形成すると、その抵抗値には大きな温度依存性(例えば、2000ppm/℃程度)が生じる。つまり、検出抵抗101の温度係数が大きくなる。このため、パワーMOSトランジスタ100の過電流状態を検出する電流の閾値にも大きな温度依存性が生じ、結果として過電流検出の検出誤差(以下、単に「検出誤差」と記すことがある)が大きくなる(検出誤差の温度依存性が大きくなる)。また、トランジスタ102がオンするベース−エミッタ間電圧にも大きな温度依存性があることからも、検出誤差が増大する。
加えて、検出抵抗101で発生する発熱が、検出抵抗101の抵抗値やトランジスタ102がオンするベース−エミッタ間電圧に影響を与えるため、検出誤差が更に増大する。
図6に示す特許文献1の第1例においても、図5におけるものと同様、検出抵抗114の有する大きな温度依存性に起因して過電流状態を検出する電流の閾値に大きな温度依存性が生じ、検出誤差が大きくなってしまう(検出誤差の温度依存性が大きくなる)。
また、パワーMOSトランジスタ112と検出用MOSトランジスタ111のチャネルの面積比をk:1(100:1)とし、これらのトランジスタに流れる電流比がk:1となるように設計したとしても、検出抵抗114で発生する電圧降下により、検出用MOSトランジスタ111におけるドレイン−ソース電極間電圧はパワーMOSトランジスタ112におけるドレイン−ソース電極間電圧より小さくなるため、検出用MOSトランジスタ111のオン抵抗(トランジスタがオンしている時のドレイン−ソース電極間抵抗;チャネルの抵抗)が理想(理想はパワーMOSトランジスタ112のオン抵抗のk倍)より大きくなってしまうため、実際の電流比も設計どおりにはならない。即ち、アーリー効果により、実際の電流比が設計どおりにならず、これによっても大きな検出誤差が発生する。
加えて、検出抵抗114で発生する電圧降下により、検出用MOSトランジスタ111におけるゲート−ソース間電圧はパワーMOSトランジスタ112におけるゲート−ソース間電圧より小さくなる。これによっても、検出用MOSトランジスタのオン抵抗が理想より大きくなってしまい、検出誤差が更に増大する。
また、特許文献1の第2例においては、ソース又はドレインの配線抵抗を検出抵抗として用いているが、配線抵抗を用いて設定できる抵抗値には限界があるため、設計の自由度が奪われる。
本発明は、上記の点に鑑み、回路全体の電力効率を高く維持しつつ、アーリー効果に起因する検出誤差をなくし、且つ検出誤差の温度依存性が少ない高精度な過電流検出回路を提供することを目的とする。また、本発明は、その過電流検出回路を有する電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る過電流検出回路は、負荷に電流を出力する出力トランジスタの過電流状態を検出して、過電流検出信号を出力する過電流検出回路であって、前記出力トランジスタと並列に接続された検出用トランジスタと、前記検出用トランジスタの一端に接続され、前記検出用トランジスタに所定の定電流を流す定電流回路と、前記負荷に電流を流したことにより前記出力トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧と前記定電流を流したことにより前記検出用トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧との比較結果に基づいて、前記過電流検出信号を出力する比較器と、を備えている。
このように構成すれば、過電流状態を検出するに際して、比較器は、負荷に電流を流したことにより出力トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧と定電流を流したことにより検出用トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧との大小を比較する。
そうすると、出力トランジスタに流れる電流が大きくなって、過電流状態にちょうど達したときは、比較器が「出力トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧」と「検出用トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧」とが等しくなったと判断するときに相当することとなるから、図6に示す従来構成例で問題となったような「アーリー効果に起因する実際の電流比の設計値からのずれ」は生じない。つまり、アーリー効果に起因する検出誤差が殆ど生じないため、高精度の過電流検出が可能である。
また、図5や図6(特許文献1の第1例)に示す従来構成例において過電流状態の検出に必須であった検出抵抗(検出抵抗101等)を、本発明に係る上記構成は用いていないので、その大きな温度係数に起因する検出誤差の大きな温度依存性は生じない。即ち、検出誤差の温度依存性が小さい(温度変化に起因する検出誤差の増大が小さい)過電流検出が実現できる。
このように高精度且つ温度依存性の小さい過電流検出が可能となるため、出力トランジスタの最大出力電流値(過電流状態を検出するための閾値)を理想的な値に近づけることができる。これにより、本発明に係る過電流検出回路及びこれを含む電源装置等は、信頼性が向上し、実装面積の減少やコストダウンを実現することができる。
更にまた、出力トランジスタと負荷との間に、検出抵抗(検出抵抗101等)を設けていないので、電力効率が優れ、検出抵抗の存在による発熱も抑えられる。
また、本発明に係る過電流検出回路は、第2電極より負荷に電流を出力する出力トランジスタの過電流状態を検出して、過電流検出信号を出力する過電流検出回路であって、第1電極及び制御電極が、それぞれ前記出力トランジスタの第1電極及び制御電極に共通に接続された検出用トランジスタと、前記検出用トランジスタの第2電極に接続され、前記検出用トランジスタに所定の定電流を流す定電流回路と、前記出力トランジスタの第2電極の電位と前記検出用トランジスタの第2電極の電位との比較結果に基づいて、前記過電流検出信号を出力する比較器と、を備えている。
このように構成すれば、過電流状態を検出するに際して、前記比較器は、前記出力トランジスタの第2電極の電位と前記検出用トランジスタの第2電極の電位との大小を比較する。また、検出用トランジスタの第1電極及び制御電極は、それぞれ出力トランジスタの第1電極及び制御電極に接続されている。
そうすると、出力トランジスタに流れる電流が大きくなって、過電流状態にちょうど達したときは、比較器が「出力トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧」と「検出用トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧」とが等しくなったと判断するときに相当することとなるから、図6に示す従来構成例で問題となったような「アーリー効果に起因する実際の電流比の設計値からのずれ」は生じない。つまり、アーリー効果に起因する検出誤差が殆ど生じないため、高精度の過電流検出が可能である。
また、図5や図6(特許文献1の第1例)に示す従来構成例において過電流状態の検出に必須であった検出抵抗(検出抵抗101等)を、本発明に係る上記構成は用いていないので、その大きな温度係数に起因する検出誤差の大きな温度依存性は生じない。即ち、検出誤差の温度依存性が小さい過電流検出が実現できる。
このように高精度且つ温度依存性の小さい過電流検出が可能となるため、出力トランジスタの最大出力電流値(過電流状態を検出するための閾値)を理想的な値に近づけることができる。これにより、本発明に係る過電流検出回路及びこれを含む電源装置等は、信頼性が向上し、実装面積の減少やコストダウンを実現することができる。
更にまた、出力トランジスタと負荷との間に、検出抵抗(検出抵抗101等)を設けていないので、電力効率が優れ、検出抵抗の存在による発熱も抑えられる。
また、例えば、上記構成において、前記出力トランジスタ及び前記検出用トランジスタは、夫々パワーMOSトランジスタ及び検出用MOSトランジスタであり、前記定電流の電流値は、前記パワーMOSトランジスタの予め定められた最大出力電流値、前記パワーMOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値及び前記検出用MOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値に基づいて設定されるようにするとよい。
ここにおいて、「最大出力電流値」とは、パワーMOSトランジスタの過電流状態を検出するための閾値であって、パワーMOSトランジスタの特性に応じて予め定められる値である。パワーMOSトランジスタに流れる電流の大きさが最大出力電流値未満の場合、「パワーMOSトランジスタは過電流状態ではない」と検出される一方、パワーMOSトランジスタに流れる電流の大きさが最大出力電流値を超える場合、「パワーMOSトランジスタは過電流状態である」と検出されるように、上記過電流検出回路は設計される。
また、例えば、上記構成において、前記出力トランジスタはパワーMOSトランジスタであって、n(nは2以上の整数)個の単位セルトランジスタを有し、該n個の単位セルトランジスタのドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続することにより単一のMOSトランジスタとして形成されており、前記検出用トランジスタは検出用MOSトランジスタであって、単一の単位セルトランジスタより形成されているか、またはm(mは2以上の整数;m<n)個の単位セルトランジスタを有し、該m個の単位セルトランジスタのドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続することにより単一のMOSトランジスタとして形成されており、前記パワーMOSトランジスタを構成する単位セルトランジスタ及び前記検出用MOSトランジスタを構成する単位セルトランジスタは、全て同一の半導体基板上に同一の製造プロセスを用いて形成されているようにするとよい。
これにより、パワーMOSトランジスタと検出用MOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値の温度係数は、略同じとなるため、過電流状態を検出する電流の閾値の温度依存性が少なくなる(温度変化による前記閾値の変動が小さくなる)。即ち、より検出誤差の温度依存性が小さい過電流検出が実現できる。また、実際の「検出用MOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値」の「パワーMOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値」に対する比が、略設計値どおりになるため、高精度の過電流検出が可能となる。
また、上記構成において、所定の基準電圧を、正の温度係数を有する抵抗と負の温度係数を有する抵抗との合成抵抗に印加することにより得られる電流を前記定電流とし、前記合成抵抗の抵抗値が温度変化によらず一定となるように構成するとよい。
これにより、前記定電流の電流値は、温度変化によらず一定となる。この結果、過電流検出の検出誤差の温度依存性をより小さくすることができる。
しかしながら、製造誤差等を加味すれば、実際の合成抵抗の抵抗値が温度変化によって全く変動しないようにすることは困難である。従って、ここにおける「温度変化によらず一定」とは、製造誤差等を加味した幅を持った概念である。
また、本発明に係る電源装置は、上記過電流検出回路と、前記出力トランジスタと、前記出力トランジスタの出力側の電圧を平滑化して前記負荷へ出力する平滑回路とを備えている。
また、例えば、上記電源装置は、前記負荷に供給する電圧に応じた電圧を出力する電圧検出回路と、該電圧検出回路からの出力に応じて、前記出力トランジスタ及び前記検出用トランジスタを制御する制御部とを更に備えるようにするとよい。
また、例えば、前記比較器の出力に応じて、前記制御部を制御するようにするとよい。
上述した通り、本発明に係る過電流検出回路によれば、回路全体の電力効率を高く維持しつつ、アーリー効果に起因する検出誤差をなくすことができ、且つ検出誤差の温度依存性を少なくすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る過電流検出回路の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る過電流検出回路14を含む電源装置1の回路構成図である。図2は、図1におけるパワーMOSトランジスタ2の詳細な回路構成図である。
電源装置1においては、電源電圧VccがPチャンネル(P形半導体)のパワーMOSトランジスタ2(出力トランジスタ)のソース電極に供給され、そのドレイン電極は、アノードが接地されたダイオード10のカソード及びインダクタ11の一端に接続されている。インダクタ11の他端は、負荷6とコンデンサ12との並列回路を介して接地されているととともに、抵抗8及び抵抗9の直列回路を介しても接地されている。パワーMOSトランジスタ2は、ドレイン電極より負荷6に電流を出力する(電力を供給する)ものであり、ダイオード10、インダクタ11及びコンデンサ12は、パワーMOSトランジスタ2の出力側の電圧(ドレイン電極の電圧)を平滑化して負荷6へ出力する平滑回路を構成している。
また、電源電圧VccがPチャンネルの検出用MOSトランジスタ3(検出用トランジスタ)のソース電極に供給され、そのドレイン電極は定電流回路4の一端と比較器であるコンパレータ5の非反転入力端子(+)に接続されている。また、定電流回路4の他端は接地されており、定電流回路4は、検出用MOSトランジスタ3がオンしているときに、検出用MOSトランジスタ3のソース−ドレイン電極間に定電流Icを流す。
パワーMOSトランジスタ2とダイオード10のカソードとの接続点は、コンパレータ5の反転入力端子(−)に接続されている。抵抗8と抵抗9との接続点は、制御部7に接続されており、負荷6に供給される電圧は、抵抗8と抵抗9との直列回路によって分圧され、その分圧された電圧値が制御部7に与えられている。即ち、抵抗8と抵抗9は、負荷6に供給される電圧に応じた電圧を制御部7に対して出力する電圧検出回路として機能する。
コンパレータ5の出力は、パワーMOSトランジスタ2の過電流状態を示す過電流検出信号として、制御部7に与えられている。具体的には、コンパレータ5の出力する電圧がハイ信号(高電位の信号)のときは、パワーMOSトランジスタ2が過電流状態であることを示し、ロウ信号(低電位の信号)のときは正常状態である(過電流状態でない)ことを示す。
即ち、コンパレータ5は、パワーMOSトランジスタ2のドレイン電極の電位と検出用MOSトランジスタ3のドレイン電極の電位とを比較して、その比較結果を過電流検出信号として出力する。ここにおいて、「過電流状態」とは、パワーMOSトランジスタ2のドレイン電流の電流値がパワーMOSトランジスタ2の最大出力電流値を超えている状態を意味する。「最大出力電流値」とは、パワーMOSトランジスタ2の過電流状態を検出するための閾値であって、パワーMOSトランジスタ2の特性に応じて予め定められる値である。パワーMOSトランジスタ2に流れるドレイン電流の大きさが最大出力電流値未満の場合、「パワーMOSトランジスタ2は過電流状態ではない」と検出される一方、パワーMOSトランジスタ2に流れるドレイン電流の大きさが最大出力電流値を超える場合、「パワーMOSトランジスタ2は過電流状態である」と検出されるように、過電流検出回路14は設計される。
過電流検出回路14は、検出用MOSトランジスタ3、定電流回路4及びコンパレータ5により構成されているが、パワーMOSトランジスタ2も過電流検出回路14に含まれると考えても良い。以下、過電流検出回路14にはパワーMOSトランジスタ2が含まれているものとして説明する。
制御部7の出力はパワーMOSトランジスタ2と検出用MOSトランジスタ3の各ゲート電極に共通接続されている。制御部7は、過電流検出信号を参照してパワーMOSトランジスタ2の過電流状態を監視しつつ、抵抗8と抵抗9の中間点の電位より負荷6に加わる電圧を検知して、負荷6に加わる電圧が一定となるように、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3の各ゲート電極にパルス状の電圧を供給する。
抵抗8と抵抗9の直列回路は、負荷6に加わる電圧を検出するために設けられたものであり、その合成抵抗値は負荷6の抵抗値(またはインピーダンス)より十分に大きい(よって、その直列回路における電力損失は無視できるほど小さい)。
また、パワーMOSトランジスタ2は、図2に示すように、多数(n個;nは2以上の整数)の単位セルトランジスタ(この、単位セルトランジスタも絶縁ゲート型の電界効果トランジスタである)Tr1、Tr2、・・・、Trnを有してなる。パワーMOSトランジスタ2は、各単位セルトランジスタのドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続することにより、単一のMOSトランジスタとして形成されている。つまり、n個の単位セルトランジスタTr1、Tr2、・・・、Trnの各ドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続した電極を、それぞれパワーMOSトランジスタ2のドレイン電極15、ソース電極16及びゲート電極17としている。
一方、検出用MOSトランジスタ3は、単一の単位セルトランジスタのみによって形成されている。尚、検出用MOSトランジスタ3も、パワーMOSトランジスタ2と同様、複数(m個;mは2以上の整数であってm<nが成立する)の単位セルトランジスタ(不図示)を有してなり、各単位セルトランジスタのドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続することにより、単一のMOSトランジスタとして形成されていてもよい。つまり、m個の単位セルトランジスタの各ドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続した電極を、それぞれ検出用MOSトランジスタ3のドレイン電極、ソース電極及びゲート電極としてもよい。
パワーMOSトランジスタ2を構成する単位セルトランジスタ、及び検出用MOSトランジスタ3を構成する単位セルトランジスタは、全て同一の半導体基板上に同一の製造プロセスを用いて形成されている。即ち、全ての単位セルトランジスタは同一の構造を有しているため、各オン抵抗の抵抗値の温度係数は略同じであり、ゲート−ソース電極間電圧、ドレイン−ソース電極間電圧及び周囲温度が同一の条件(この条件を、以下「同一条件」という)下において、各オン抵抗の抵抗値は略同じである。
以下、例えば、パワーMOSトランジスタ2が1000個の単位セルトランジスタの並列接続からなり、検出用MOSトランジスタ3が単一の単位セルトランジスタからなるとして説明する。このとき、パワーMOSトランジスタ2と検出用MOSトランジスタ3のチャネルの面積比は、1000:1となるため、オン抵抗の抵抗値の比は、1:1000となる。
パワーMOSトランジスタ2の最大出力電流値をIomaxとする。即ち、パワーMOSトランジスタ2のドレイン電流が最大出力電流値Iomaxを超えると、コンパレータ5は、パワーMOSトランジスタ2が過電流状態であるとして制御部7にハイ信号を出力する。
更にまた、最大出力電流値Iomaxと定電流回路4における定電流Icとの間には、Ic=Iomax/1000が成立するものとする。即ち、定電流Icの電流値は、最大出力電流値Iomax、パワーMOSトランジスタ2のオン抵抗の抵抗値及び検出用MOSトランジスタ3のオン抵抗の抵抗値に基づいて設定されており、具体的には、同一条件下における「検出用MOSトランジスタ3のオン抵抗の抵抗値」の「パワーMOSトランジスタ2のオン抵抗の抵抗値」に対する比(1000)で、最大出力電流値Iomaxを割った値を、定電流Icの電流値として設定している。
(過電流検出動作説明)
次に、電源装置1における過電流検出動作について説明する。パワーMOSトランジスタ2がオンの状態において、パワーMOSトランジスタ2に流れる電流が最大出力電流値Iomax未満である場合、パワーMOSトランジスタ2のドレイン−ソース電極間電圧は、検出用MOSトランジスタ3のドレイン−ソース電極間電圧よりも小さいため、コンパレータ5はロウ信号を出力する。
そして、負荷6の両端子間が短絡する等の異常が発生し、パワーMOSトランジスタ2に流れる電流が最大出力電流値Iomaxを超えると、パワーMOSトランジスタ2のドレイン−ソース電極間電圧は、検出用MOSトランジスタ3のドレイン−ソース電極間電圧よりも大きくなるため、コンパレータ5はハイ信号を出力する。
コンパレータ5によるハイ信号を制御部7が受けると、制御部7はパワーMOSトランジスタ2が過電流状態になっていることを認識し、パワーMOSトランジスタ2をオフさせる電圧をパワーMOSトランジスタ2のゲート電極に与える。これにより、パワーMOSトランジスタ2、ダイオード10、インダクタ11及び負荷6が破損等することを防止している。尚、一旦制御部7によりパワーMOSトランジスタ2の過電流状態が検出されると、外部から解除信号が入力されるか、電源電圧Vccを再投入しない限り(一度電源電圧Vccの供給を遮断した上で再投入しない限り)、パワーMOSトランジスタ2がオフの状態は維持される。
負荷6の両端子間が短絡等した場合は、最大出力電流値Iomaxを大きく超えた電流がパワーMOSトランジスタ2に流れるため、多少の検出誤差は問題とならない。この検出誤差の程度(検出精度)が問題となるのは、パワーMOSトランジスタ2のドレイン電流が最大出力電流値Iomax近辺(例えば、Ioの100%〜120%)にあるときである。
ここで、過電流検出回路14においては、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3の各ゲート−ソース電極間電圧は等しい。また、パワーMOSトランジスタ2のドレイン電流が最大出力電流値Iomaxに等しくなっている場合においては、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3の各ドレイン−ソース電極間電圧は等しいため、コンパレータ5の非反転入力端子(+)と反転入力端子(−)の電位は等しい。
そしてこの時、パワーMOSトランジスタ2と検出用MOSトランジスタ3のオン抵抗の抵抗値の比は、正確に1:1000となる(アーリー効果による誤差を排除できるため)。即ち、特許文献1に記載の構成等において見られるアーリー効果に起因した検出誤差は発生しない。更に、上述したように、これらトランジスタのオン抵抗の抵抗値の温度係数は、略同じであるため、過電流状態を検出する電流の閾値の温度依存性が少ない(温度変化による前記閾値の変動が小さい)。
以上のように、過電流検出回路14及びこれを有する電源装置1においては、従来に比べ、非常に高精度且つ温度依存性の小さい過電流検出が可能となっており、その検出誤差(温度依存性も含む)は、単位セルトランジスタのオン抵抗の相対ばらつきによるものが主となっている。
仮に、過電流検出の検出誤差が大きいと、電源装置1においては以下(1)〜(3)のような不具合が発生する。
(1)パワーMOSトランジスタ2、ダイオード10、インダクタ11及び負荷6が破損等することを防止するため、検出誤差を考慮して、最大出力電流値Iomaxを小さく設定せざるを得ない。そうすると、本来まだパワーMOSトランジスタ2等が安全に動作できるのに、過電流状態でになりえるとしてパワーMOSトランジスタ2が遮断されてしまう。
(2)上記(1)のような不具合は、特に負荷6が容量性のものであったり、サージ状の電流を引き込む負荷であったりする場合に顕在化するが、無理に過電流を検出する値(つまりは、最大出力電流値Iomax)を大きくすると、大きな検出誤差により過負荷がかかりやすくなるのでパワーMOSトランジスタ2の信頼性の低下、ひいてはこれを含む過電流検出回路14や電源装置1全体の信頼性が低下する(故障する比率が高くなる)。
(3)大きな検出誤差は、本来、パワーMOSトランジスタ2を遮断すべきであるのに、遮断されないという事態の発生を増加させる。その場合においても、ダイオード10等が破損しないようにするためには、ダイオード10やインダクタ11等として、無駄に電流定格の大きいものを採用せざるを得ない。このような電流定格の大きいものの採用は、実装面積の増大やコストアップを招く。
しかしながら、電源装置1においては、上述のように非常に高精度且つ温度依存性の小さい過電流検出が可能であるので、上記(1)〜(3)のような不具合が低減される。即ち、理想的な最大出力電流値Iomaxを設定できるため、信頼性が向上し、実装面積の減少やコストダウンを実現することができる。
(定電流回路4の説明)
次に、図1における定電流回路4の具体的な電気的構成を、図3に示す。定電圧発生回路25が出力する基準電圧VrefはPNP型のトランジスタ23のベースに接続されており、そのエミッタは、定電流回路24の一端と、NPN型のトランジスタ20のベースに共通接続されている。また、トランジスタ23のコレクタは接地されており、定電流回路24の他端には電源電圧Vccが与えられている。
トランジスタ20のエミッタは抵抗21と抵抗22の直列回路を介して接地されており、そのコレクタが検出用MOSトランジスタ3のドレイン電極に接続されることとなる。即ち、トランジスタ20のコレクタ電流が、定電流Icとなっている。図3のように構成することにより、基準電圧Vrefを抵抗21と抵抗22とによる合成抵抗の抵抗値で割った値が、定電流Icの電流値となる。
抵抗21と抵抗22は、不純物の拡散等により半導体基板上に形成される。その際、不純物を適当に選択する等することにより、抵抗21と抵抗22とによる合成抵抗の抵抗値が温度変化によらず一定になるように形成されている。
しかしながら、製造誤差等を加味すれば、実際の合成抵抗の抵抗値が温度変化によって全く変動しないようにすることは困難である。従って、ここにおける「温度変化によらず一定」とは、製造誤差等を加味した幅を持った概念である。
具体的には、例えば、抵抗21及び抵抗22の室温(例えば25℃)における抵抗値を、それぞれ10kΩ(キロオーム)、20kΩとし、抵抗21及び抵抗22の温度係数を、それぞれ+2000ppm/℃、−1000ppm/℃に設定する。
このように、基準電圧Vrefを、正の温度係数を有する抵抗21と負の温度係数を有する抵抗22との合成抵抗に印加することにより得られる電流を定電流Icとし、前記合成抵抗の抵抗値を温度変化によらず一定とすることにより、定電流Icの電流値は温度変化によらず、一定(製造誤差より、厳密には「略一定」)となる。その結果、過電流検出回路14及びこれを含む電源装置1は、高精度且つ温度依存性の小さい過電流検出を実現できる。
尚、抵抗21及び抵抗22は、必ずしも不純物の拡散等により半導体基板上に形成する必要はなく、炭素皮膜抵抗や金属皮膜抵抗等であってもよい。
(定電圧発生回路25の説明)
図4に、定電圧発生回路25の一回路構成例を示す。PNP型のトランジスタ31については、ベースとコレクタとが接続されており、エミッタには電源電圧Vccが印加される。PNP型のトランジスタ32については、ベースがトランジスタ31のベースに接続されており、エミッタには電源電圧Vccが印加される。PNP型のトランジスタ33については、ベースがトランジスタ32のコレクタに接続されており、エミッタには電源電圧Vccが印加される。NPN型のトランジスタ34については、ベースがトランジスタ33のコレクタに接続されており、エミッタが抵抗37を介して接地されており、コレクタがトランジスタ31のコレクタに接続されている。NPN型のトランジスタ35については、ベースがトランジスタ33のコレクタに接続されており、エミッタが抵抗36を介してトランジスタ34のエミッタに接続されており、コレクタがトランジスタ32のコレクタに接続されている。そして、トランジスタ33のコレクタ、トランジスタ34のベース、及びトランジスタ35のベースの接続点の電圧が、基準電圧Vrefとして出力される。
この基準電圧Vrefの温度係数を小さくするために、基準電圧Vrefは半導体のバンドギャップ電圧(シリコンの場合は、1.205[V])を基準として設定されている。従って、このような定電圧発生回路25を定電流回路4に利用することにより、定電流Icの電流値の温度依存性を、非常に小さなものとすることができる。
(実施形態の変形)
図1においては、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3の各ソース電極、ゲート電極を共通接続した実施形態を示した。この実施形態においては、コンパレータ5の反転入力端子(−)には、電源電圧VccからパワーMOSトランジスタ2のソース−ドレイン電極間電圧を引いた電圧が加わり、非反転入力端子(+)には、電源電圧Vccから検出用MOSトランジスタ3のソース−ドレイン電極間電圧を引いた電圧が加わる。このように構成することで、アーリー効果に起因する検出誤差をなくしているのである。
結局、アーリー効果に起因する検出誤差をなくすためには、「パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3のゲート−ソース電極間電圧が同じである状態において、負荷6に電流を流したことによりパワーMOSトランジスタ2のソース−ドレイン電極間に生じる電圧VDS2と、定電流Icを流したことにより検出用MOSトランジスタ3のソース−ドレイン電極間に生じる電圧VDS3とをコンパレータ5が比較し、その比較結果に基づいて(具体的には、VDS2がVDS3より大きくなったときに、過電流状態であるとして)過電流検出信号をコンパレータ5が出力すればよい」のであるから、本発明に係る過電流検出回路は様々な変形が可能である。
また、本発明は、図1に示す電源装置1に限らず、様々なスイッチングレギュレータやDC−DCコンバータ等を備えた電源装置に適用可能である。更にまた、本発明は、3端子レギュレータ等のシリーズレギュレータ(ドロッパ型レギュレータ)を備えた電源装置にも適用可能である。
(定義、その他)
本発明にいうパワーMOSトランジスタの第1電極、第2電極及び制御電極とは、図1においては、それぞれパワーMOSトランジスタ2のソース電極、ドレイン電極及びゲート電極を意味し、本発明にいう検出用MOSトランジスタの第1電極、第2電極及び制御電極とは、図1においては、それぞれ検出用MOSトランジスタ3のソース電極、ドレイン電極及びゲート電極を意味する。
しかしながら、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタをNチャンネルのMOSトランジスタに代える変形は、勿論可能であるし、負荷6をパワーMOSトランジスタのソース側に接続する変形も、勿論可能である。
従って、そのような変形をした場合は、本発明にいうパワーMOSトランジスタの第1電極及び第2電極とは、それぞれパワーMOSトランジスタのドレイン電極及びソース電極を意味する場合もあるし、本発明にいう検出用MOSトランジスタの第1電極及び第2電極とは、それぞれ検出用MOSトランジスタのドレイン電極及びソース電極を意味する場合もある。
また、上記実施形態においては、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3の双方を、同一の構造を有した単位セルトランジスタから構成することにより、パワーMOSトランジスタ2と検出用MOSトランジスタ3とのオン抵抗の抵抗値の比を制御したが(上記実施形態の例では、1:1000)、単位セルトランジスタを用いることなく、それらのW/Lの比(W:チャネル幅であり、L:チャネル長)の適切に設定することにより、パワーMOSトランジスタ2と検出用MOSトランジスタ3とのオン抵抗の抵抗値の比を制御してもよい。
例えば、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3のチャネル幅を夫々W2及びW3、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3のチャネル長を夫々L2及びL3としたとき、W2/L2=1000×W3/L3が成立するようにパワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3を半導体基板上に製造することにより、パワーMOSトランジスタ2と検出用MOSトランジスタ3とのオン抵抗の抵抗値の比は、1:1000となる。
また、上記実施形態においては、出力用のトランジスタとしてMOSトランジスタから成るパワーMOSトランジスタ2を用い、検出用のトランジスタとしてMOSトランジスタから成る検出用MOSトランジスタ3を用いる例を示したが、パワーMOSトランジスタ2及び検出用MOSトランジスタ3を、夫々PNP型の出力バイポーラトランジスタ(出力トランジスタ)及びPNP型の検出用バイポーラトランジスタ(検出用トランジスタ)に代えることができる。
この場合は、バイポーラトランジスタのベース電流を考慮して構成する必要があるが、上記実施形態と同様の構成とすることができる。具体的には、図1の構成において、パワーMOSトランジスタ2を上記出力バイポーラトランジスタに置換し、パワーMOSトランジスタ2のソース電極、ドレイン電極及びゲート電極を、夫々出力バイポーラトランジスタのエミッタ電極、コレクタ電極及びベース電極と置換し、検出用MOSトランジスタ3を上記検出用バイポーラトランジスタに置換し、検出用MOSトランジスタ3のソース電極、ドレイン電極及びゲート電極を、夫々検出用バイポーラトランジスタのエミッタ電極、コレクタ電極及びベース電極と置換する。
ここで、出力バイポーラトランジスタを、多数(p個;nは2以上の整数)の単位セルバイポーラトランジスタから構成して、各単位セルバイポーラトランジスタのコレクタ、エミッタ及びベースをそれぞれ並列接続することにより、単一のバイポーラトランジスタとして形成し、検出用バイポーラトランジスタを、単一の単位セルバイポーラトランジスタから構成するか、または複数(q個;qは2以上の整数、p>q)の単位セルバイポーラトランジスタから構成して、各単位セルバイポーラトランジスタのコレクタ、エミッタ及びベースをそれぞれ並列接続することにより、単一のバイポーラトランジスタとして形成する。上記単位セルバイポーラトランジスタは、全て同一の半導体基板上に同一の製造プロセスを用いて形成されるようにするとよい。
上記のように出力バイポーラトランジスタ及び検出用バイポーラトランジスタを用い、図1を用いて説明したのと同様に電源装置を構成すれば、アーリー効果に起因する検出誤差を殆ど無視できる過電流検出が実現される。
尚、単位セルバイポーラトランジスタを用いて上記出力バイポーラトランジスタ及び上記検出用バイポーラトランジスタを構成するのではなく、夫々のバイポーラトランジスタの駆動能力を適切に設定するようにしてもよい。例えば、出力バイポーラトランジスタの駆動能力を検出用バイポーラトランジスタの駆動能力の1000倍になるように、夫々のエミッタ面積等を制御して製造すればよい。
本発明は、温度変化を無視した絶対的な検出誤差が少なく、且つ温度変化による検出誤差変動が少ない過電流検出回路を必要とする電源装置やハイサイドスイッチ等に好適であり、広範囲の温度(例えば−40℃〜125℃)にて高精度な過電流検出が求められる車載用の電源装置に好適である。
本発明の実施形態に係る過電流検出回路を含む電源装置の回路図である。 図1におけるパワーMOSトランジスタの詳細な回路図である。 図1における定電流回路の詳細な回路図である。 図3における定電圧発生回路の詳細な回路図である。 従来の過電流検出回路の第1例を示す回路図である。 従来の過電流検出回路の第2例を示す回路図である。
符号の説明
1 電源装置
2、100、112 パワーMOSトランジスタ(出力トランジスタ)
3、111 検出用MOSトランジスタ(検出用トランジスタ)
4、24 定電流回路
5 コンパレータ
6、103、116 負荷
7 制御部
8、9、21、22、36、37、104 抵抗
10 ダイオード
11 インダクタ
12 コンデンサ
14 過電流検出回路
15 ドレイン電極
16 ソース電極
17 ゲート電極
20、23、31、32、33、34、35、102 トランジスタ
101、114 検出抵抗
115 比較器
Vcc 電源電圧
25 定電圧発生回路
Vref 基準電圧
Ic 定電流
Tr1、Tr2、・・・、Trn 単位セルトランジスタ

Claims (8)

  1. 負荷に電流を出力する出力トランジスタの過電流状態を検出して、過電流検出信号を出力する過電流検出回路であって、
    前記出力トランジスタと並列に接続された検出用トランジスタと、
    前記検出用トランジスタの一端に接続され、前記検出用トランジスタに所定の定電流を流す定電流回路と、
    前記負荷に電流を流したことにより前記出力トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧と前記定電流を流したことにより前記検出用トランジスタの第1電極−第2電極間に生じる電圧との比較結果に基づいて、前記過電流検出信号を出力する比較器と、
    を備えたことを特徴とする過電流検出回路。
  2. 第2電極より負荷に電流を出力する出力トランジスタの過電流状態を検出して、過電流検出信号を出力する過電流検出回路であって、
    第1電極及び制御電極が、それぞれ前記出力トランジスタの第1電極及び制御電極に共通に接続された検出用トランジスタと、
    前記検出用トランジスタの第2電極に接続され、前記検出用トランジスタに所定の定電流を流す定電流回路と、
    前記出力トランジスタの第2電極の電位と前記検出用トランジスタの第2電極の電位との比較結果に基づいて、前記過電流検出信号を出力する比較器と、
    を備えたことを特徴とする過電流検出回路。
  3. 前記出力トランジスタ及び前記検出用トランジスタは、夫々パワーMOSトランジスタ及び検出用MOSトランジスタであり、
    前記定電流の電流値は、前記パワーMOSトランジスタの予め定められた最大出力電流値、前記パワーMOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値及び前記検出用MOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値に基づいて設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の過電流検出回路。
  4. 前記出力トランジスタはパワーMOSトランジスタであって、n(nは2以上の整数)個の単位セルトランジスタを有し、該n個の単位セルトランジスタのドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続することにより単一のMOSトランジスタとして形成されており、
    前記検出用トランジスタは検出用MOSトランジスタであって、単一の単位セルトランジスタより形成されているか、またはm(mは2以上の整数;m<n)個の単位セルトランジスタを有し、該m個の単位セルトランジスタのドレイン、ソース及びゲートをそれぞれ並列接続することにより単一のMOSトランジスタとして形成されており、
    前記パワーMOSトランジスタを構成する単位セルトランジスタ及び前記検出用MOSトランジスタを構成する単位セルトランジスタは、全て同一の半導体基板上に同一の製造プロセスを用いて形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の過電流検出回路。
  5. 所定の基準電圧を、正の温度係数を有する抵抗と負の温度係数を有する抵抗との合成抵抗に印加することにより得られる電流を前記定電流とし、前記合成抵抗の抵抗値が温度変化によらず一定となるように構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の過電流検出回路。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の過電流検出回路と、
    前記出力トランジスタと、
    前記出力トランジスタの出力側の電圧を平滑化して前記負荷へ出力する平滑回路とを備えたことを特徴とする電源装置。
  7. 前記負荷に供給する電圧に応じた電圧を出力する電圧検出回路と、
    該電圧検出回路からの出力に応じて、前記出力トランジスタ及び前記検出用トランジスタを制御する制御部とを更に備えたことを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記比較器の出力に応じて、前記制御部を制御することを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
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