JP2005325113A - フッ素化フェナントレンおよびそれらの液晶混合物における使用 - Google Patents

フッ素化フェナントレンおよびそれらの液晶混合物における使用 Download PDF

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    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition

Abstract

【課題】ネマチックまたはコレステリックまたはキラル−スメクチック液晶混合物に使用する、誘電異方性の高い絶対値を、粘度と透明点の好ましい比と組み合わせた新規な成分を提供する。
【解決手段】 式(I)の化合物およびこれらの化合物を含んでなる液晶混合物。
Figure 2005325113

具体的には、例えば、3,4,5−トリフルオロ−6−メトキシ−2−プロピルフェナントレン、が例示される。
【選択図】 なし

Description

LCDの用途、例えば−40℃〜100℃の温度になることがよくある自動車や携帯用装置、例えば携帯電話やノート型パソコン、における使用が益々多くなり、第一に作動温度範囲が非常に広く、第二に最小の閾電圧を有する液晶混合物が必要になっている。
従って、新規で、適当な液晶混合物および混合物成分が常に必要とされている。Ichinose et al.(IDW'00, Abstr. LCT4-3)または特許文献1に記載されているように、高光学的異方性(Δn)および低回転粘度が共存するが、他のパラメータ、例えば誘電異方性(Δε)の高い絶対値も、用途に関連するその他のパラメータに加えて、同様に優先的に必要とされる材料が求められている。
フッ素化フェナントレンは、例えば、特許文献2〜5から公知であり、すべての場合に、ウイング基と呼ばれるもの、すなわち液晶特性および液晶混合物の他の成分との相容性を実質的に引き起こす、アルキルおよびアルキルオキシ基が、特定のフェナントレン骨格の2および7位置に固定されている。
しかし、液晶ディスプレイの製造業者は、改良された液晶混合物を常に求めているので、液晶混合物の、用途に関連する個別パラメータ、例えば誘電異方性(Δε)または光学的異方性(Δn)を、さらにはメソフェーズ転移および類似構造の溶解度も、最適化できるさらなる成分が依然として必要とされている。
独国特許出願公開第10050071号明細書 独国特許発明第19500768号明細書 欧州特許第0837851号明細書 欧州特許第0946473号明細書 国際特許出願公開第01/10803号パンフレット 独国特許公開第10050071号明細書 独国特許公開第10050071号明細書
従って、本発明の目的は、ネマチックまたはコレステリックまたはキラル−スメクチック液晶混合物に使用する、誘電異方性の高い絶対値を、粘度と透明点の好ましい比と組み合わせた新規な成分を提供することである。さらに、これらの化合物は、高度に光およびUV安定性であり、熱的にも安定しているのが好ましい。加えて、これらの化合物は、高い電圧保持比(voltage holding ratio)(VHR)を実現することにも適しているべきである。さらに、これらの化合物は、合成し易く、従って、潜在的に安価であるべきである。
本発明により、これらの目的は、式(I)の化合物およびこれらの化合物を含んでなる液晶混合物により達成される。
Figure 2005325113
[式中、
は−CO−O−、−O−CO−、−CH−O−、−O−CH−、−CF−O−、−O−CF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、−CH−CH−CO−O−、−O−CO−CH−CH−、−CH−CH−、−CF−CF−、−(CH−、−OC(=O)CF=CF−または単結合であり、
は、1,4−フェニレン(その際、1または2個の水素原子をF、Cl、CNおよび/またはOCFにより置き換えることができるか、または3個の水素原子をフッ素により置き換えることができる)、1,4−シクロヘキシレン(その際、1または2個の水素原子をCHおよび/またはFにより置き換えることができる)、1−シクロヘキセン−1,4−ジイル(その際、1個の水素原子をCHまたはFにより置き換えることができる)、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイルまたは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり、
は、−M−A−Rを除いて、Rに関して定義した通りであるが、ただしRの定義から独立しており、
−GはCHCH、CH=CH、CFCF、CF=CF、CF=CH、CH=CFであり、
、X、X、X、Xは、それぞれ独立してHまたはFであり、
、Y、Yは、それぞれ独立して、
a)H、
b)F(その際、Y、R、(RおよびY)または(RおよびY)は、定義c)および/またはd)を有することができるが、ただし、それぞれの場合、(RおよびY)と(RおよびY)の両方が定義d)を有することはできない)
c)直鎖または分岐鎖状の1〜16個の炭素原子を有するアルキル基または直鎖または分岐鎖状の2〜16個の炭素原子を有するアルケニル基(その際、
c1)一個以上の隣接していない、末端ではないCH基は、−O−、−C(=O)O−、−O−C(=O)−、−O−C(=O)−O−、−C(=O)−または−Si(CH−で置換することができる、および/または
c2)1個のCH基は、−C≡C−、シクロプロパン−1,2−ジイル、シクロブタン−1,3−ジイル、シクロヘキサン−1,4−ジイルまたはフェニレン−1,4−ジイルで置換することができる、および/または
c3)一個以上の水素原子はFおよび/またはClで置換することができる)、
d)−M−A−R
であるが、ただし、条件として、
a)X、X、X、X、X、G−Gの少なくとも一つはFであるか、またはFを含み、
b1)YおよびXの少なくとも一方がFである、および/またはG−GがFを含む場合、R、X、X、XはFではあり得ず、
b2)R、X、X、Xの少なくとも一つがFである場合、XおよびYはFではあり得ず、G−GはCHCHまたはCH=CHでなければならず、
c)YおよびXが同時にFであることは不可能である]
条件b1)、b2)およびc)は、フッ素原子が、式Iの化合物中、フェナントレン環上で、YおよびXを通る理論的軸の上または下にのみ存在でき、この軸上の、すなわちYまたはX中にある他のフッ素原子も包含することを規定している。
式(Ia)〜(It)の化合物が好ましい。
Figure 2005325113
Figure 2005325113
Figure 2005325113
式中、
11、Y11、Y22は、それぞれR、Y、Yに関して定義した通りであり、好ましくはそれぞれ独立して、1〜10個の炭素原子を有するアルキルまたはアルキルオキシ基または2〜10個の炭素原子を有するアルケニルまたはアルケニルオキシ基(それぞれの場合に、一個以上の水素原子はFで置換することもできる)、またはR15−A15−M15−部分であり、
15は、Rに関して定義した通りであり、好ましくは1〜10個の炭素原子を有するアルキルまたはアルキルオキシ基または2〜10個の炭素原子を有するアルケニルまたはアルケニルオキシ基であり、
15は、Aに関して定義した通りであり、好ましくはフェニレン−1,4−ジイル、シクロヘキサン−1,4−ジイルであり、
15は、Mに関して定義した通りであり、好ましくは単結合、−CO−O−、−O−CO−、−C≡C−、−OCF−、−CFO−、−CF−CF−、−CH−CH−であり、
nは0または1であるが、ただし、
(R11およびY11)または(R11およびY22)は、同時にR15−A15−M15であってはならない。
式(I)の化合物を提供することにより、極めて一般的な意味で、様々な性能特徴から液晶混合物を製造するのに適当な液晶物質の範囲が大きく広げられる。
これに関して、式(I)の化合物には、広い応用分野がある。置換基の選択に応じて、これらの化合物は、他の化合物に添加し、例えばそのような誘電体の誘電および/または光学的異方性に影響を及ぼすことができる。これらの化合物は、その閾電圧および/またはその粘度を最適化することにも役立つ。これらの化合物は、メソフェーズ範囲を増加するか、または個々のメソフェーズを用途に関連するパラメータに調節することにも役立つ。
式(I)の化合物は、混合物中で少量でも、液晶混合物の誘電異方性(Δε)および/または光学的異方性Δnに影響を及ぼすのに特に適している。式(I)の化合物は、混合物中で少量でも、強誘電性液晶混合物の応答時間を短縮するのに特に適している。同様に、式(I)の化合物は、SまたはN相の広さを用途の必要条件に調節するのに特に適している。本発明の混合物を添加することにより、説明の冒頭に記載したような、2および7位置にウイング基を有するフェナントレンのフッ素化された誘導体の溶解度限界を引き上げ、誘電異方性の絶対値が高い化合物の比率を高めることができる。
従って、本発明は、式(I)の化合物およびこれらの化合物の、液晶混合物の成分としての使用、および一種以上の式(I)の化合物を含んでなる液晶混合物を提供する。
式(I)の化合物は、様々な液晶混合物、例えばキラル−スメクチック、ネマチックまたはコレステリック液晶混合物、に使用できる。ネマチック混合物の場合、これらの化合物は、アクティブマトリックスディスプレイ(AM−LCD)(例えばC. Prince, Seminar Lecture Notes, Volume I, p. M-3/3-M-22, SID International Symposium 1997, B.B. Bahadur, Liquid Crystal Applications and Uses, Vol.1, p.410, World Scientific Publishing, 1990, E. Lueder, Recent Progress of AMLCD's, Proceedings of the 15th International Display Reaearch Conference, 1995, p. 9-12参照)およびイン−プレーン−スイッチングディスプレイ(IPS−LCD)に、およびスメクチック液晶混合物の場合には、スメクチック(強誘電性または反強誘電性)ディスプレイ、に特に適している。他のディスプレイの可能性は、ネマチックおよびコレステリックLC混合物の場合、ECBおよびVAディスプレイモードである。
本発明の式(I)の化合物を含んでなる液晶混合物のその他の成分は、スメクチックおよび/またはネマチックおよび/またはコレステリック相を有する公知の化合物から選択するのが好ましい。この目的に適当な混合物成分は、特に、ここに参考として含める国際特許公開第00/36054号、独国特許出願公開第19531165号および欧州特許出願公開第0893424号に記載されている。
本発明は、少なくとも一種の式(I)の化合物を、好ましくは液晶混合物に対して1〜40重量%の量で含んでなる液晶混合物も提供する。これらの混合物は、式(I)の化合物に加えて、スメクチックおよび/またはネマチックおよび/またはコレステリック相を有する少なくとも3種類の他の成分を含んでなるのが好ましい。本発明は、本発明の混合物を含んでなる電気光学的ディスプレイ部品(液晶ディスプレイ)をさらに提供する。
本発明のネマチックまたはスメクチック(強誘電性または反強誘電性)混合物をアクティブマトリックス素子との組合せで含んでなるディスプレイが好ましい。
本発明のディスプレイは、典型的には、1個の液晶層が、両側で、典型的にはLC層から出発して、少なくとも一個の配向膜、電極および境界層(boundary layer)(例えばガラス製の)の順で配置された層により、取り囲まれるように構築される。さらに、これらのディスプレイは、スペーサー、接着フレーム、偏光板およびカラーディスプレイ用の薄いカラーフィルター層を含んでなることができる。その他の可能な部品は、反射防止、受動化(passivation)、補償およびバリヤー層、および電気的に非直線的な素子、例えば薄膜トランジスター(TFT)および金属−絶縁体−金属(MIM)素子である。液晶ディスプレイの構造は、関連する研究論文(例えばE. Kaneko, "Liquid Crystal TV Displays: Principles and Applications of Liquid Crystal Displays" KTK Scientific Publishers, 1987参照)にすでに詳細に説明されている。
式(I)の化合物を合成できる経路の一例を下記の図式に示すが、他の方法も有用であり、可能である。
下記の略号を使用する。
n−BuLi n−ブチルリチウム
s−BuLi sec−ブチルリチウム
DAST ジエチルアミノ硫黄トリフルオライド
DCM ジクロロメタン
DME ジメトキシエタン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
KOtBu カリウムtert−ブトキシド
LDA リチウムジイソプロピルアミド
LICKOR n−ブチルリチウム+カリウムtert−ブトキシド
LITMP リチウム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド
MEK メチルエチルケトン(2−ブタノン)
MTBE tert−ブチルメチルエーテル
PCC ピリジニウムクロロクロメート
THF テトラヒドロフラン
TMEDA テトラメチルエチレンジアミン
4−TsOH 4−トルエンスルホン酸
図式1
Figure 2005325113
a)硫酸ジメチル、KCO、アセトン
b)HC≡CTMS、HN(iPr)、Pd(II)/Cu触媒、米国特許第6482478号、図式6による
c)HN(iPr)、Pd(0)触媒、米国特許第6482478号、図式6による
d)H/Pd触媒、米国特許第6482478号、図式6による
e)光環化、米国特許第6482478号、図式6による
f)1.メタル化、2.求電子試薬との反応、国際特許公開第02055463号、図式3による
g)1.BBr、DCM、2.無水トリフルオロメタンスルホン酸、ピリジン、3.RC≡CH/Pd(PPhCl/CuI/NEt、4.H/Pd(C)、ここでR=アルキル、または1.BBr、DCM、2.RBr、KCO、MEK、ここでR=アルキルオキシ、国際特許公開第02055463号、図式6による
h)1.SOCl、2.EtNH、Organikum, VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften, 15th Ed., Berlin, 1984, Ch. 7.1.5, pp.529および513による
i)1.s−BuLi、TMEDA、2.B(OMe)、3.H、J. Org. Chem. 56, 3763(1991)による
j)1.LDAまたはLITMP、2.硫酸ジメチル、Tetrahedron Lett. 1996, 37, 6551による
k)Pd触媒、J. Org. Chem. 1991, 56, 1683による
l)LDA、Can. J. Chem. 2000, 78, 905-919による
m)Selectfluor試薬、米国特許第6515191号による
n)DAST、DCM、米国特許第6515191号による
o)Zn/NH/THF、米国特許第6515191号による
p)1.H、Pd(C)、Mol. Cryst. Liq. Cryst. 364, 865 (2001)、2.BuLi、無水トリフルオロメタンスルホン酸、Can. J. Chem. 78, 905 (2000) による、3.HCOH、EtN、Pd(OAc)、PPh、Can. J. Chem. 78, 905 (2000) による
図式1は、化合物(Ik)の合成を示し、それに必要な反応物E1 4−ブロモ−2−フルオロフェノール[2105-94-4]およびE2 1−ブロモ−3,4−ジフルオロベンゼン[348-61-8]は市販されている。
反応工程c)に化合物E4をE2の代わりに使用すると、図式1の手順により、(Ij)型の化合物を製造することができる。
Figure 2005325113
22=メチルである反応物E4[202865-83-6]は、文献から公知であり、市販されている。Y22=アルキルである反応物E4は、Y22=CHOである化合物E4[188813-02-7](文献から公知である)からアルキルトリフェニルホスホニウムハロゲン化物とのWittig反応およびそれに続く水素化により、製造するか、あるいは、Y22=CNである市販の化合物[179898-34-1]をアルキルマグネシウムハロゲン化物と反応させ、続いて還元処理し、標的化合物を得ることができる。Y22=OMe[29578-39-0]およびOEt[212307-87-4]である反応物E4は、文献から公知であり、高級同族体は、例えば3−ブロモ−5−フルオロフェノール(Y22=OHであるE4)[433939-27-6]からアルキルブロマイドでWilliamsonエーテル化することにより得られる。
反応工程b)で反応物E5(Z1の代わりに)を使用し、続いてE2と反応させると、図式1の手順により、(Ii)型の化合物を製造することができる。4−アルキル−または4−アルキルオキシブロモベンゼン(R=アルキルまたはアルキルオキシであるE5)は、市販されているか、または当業者には公知の多くの方法によりにより製造することができる。
反応工程c)で反応物E6(E2の代わりに)を使用すると、図式1の手順により、(Ih)型の化合物を製造することができる。Y22=エチルであるE6[627463-25-6]は、文献から公知であり、同族体も同様にして製造できる。Y22=メトキシであるE6[103291-07-2]も、同様に文献から公知であり、同族体形成は、当業者には良く知られている。
反応工程c)で反応物E7(E2の代わりに)を使用すると、図式1の手順により、(It)型の化合物を得ることができる。Y11=メトキシ[202865-58-5]およびヘキシルオキシ[260260-81-9]であるE7は文献から公知であり、前者は市販もされている。同族体の製造は、当業者には良く知られている。メトキシ基のエーテル開裂(例えばHBr/氷酢酸または三臭化ホウ素を使用して)、遊離OH基の、トリフレートへの転化、および適当なカップリング反応(例えばHagihara)の後、Y11=アルキルである誘導体の製造も可能である。同様に、文献から公知である3,4−ジフルオロ−6−メトキシベンズアルデヒドを、アルキルトリフェニルホスホニウムハロゲン化物とのWittig反応および水素化の反応順序により、Y11=アルキルである化合物E7に転化することができ、OMe基は、エーテル開裂またはトリフレートへの転化により、カップリング反応工程c)を受け易くなる。
反応工程b)で反応物E5(Z1の代わりに)を使用し、続いて反応工程c)でE7と反応させると、図式1の手順により、(Is)型の化合物を製造することができる。4−アルキル−または4−アルキルオキシブロモベンゼン(R=アルキルまたはアルキルオキシであるE5)は、市販されているか、または当業者には公知の多くの方法により製造することができる。
クロマトグラフィー法を再結晶と組み合わせることにより、光環化工程(e)における置換パターンに応じて異なった量で生じるレジオ異性体(regioisomer)を、特定の標的生成物から、その工程(e)またはその後に続く工程で除去することができる。
反応工程b)およびc)で反応物E8(E2の代わりに)およびE9(Z1の代わりに)を使用すると、図式1の手順により、式(Ia)の化合物を得ることができ、水素化(DE−A19500768と同様に)により、そこから(Ib)型の化合物を得ることができる。Y22=メチルであるE8は、文献から公知であり[59907-12-9]、アルキル同族体は、この化合物の、対応するアルデヒドへの酸化(例えばCr(VI)を使用する)、アルキルトリフェニルホスホニウム臭化物とのWittig反応およびそれに続く水素化により、製造することができる。R=メトキシ[458-50-4]またはプロピル[167858-56-2]であるE9は、市販されており、他の鎖長を有する同族体の製造は当業者には良く知られている。
図式3は、(If)型化合物合成を記載する。R=メチルである反応物E10は、文献から公知であり[202865-83-6]、市販されており、R=アルキルである反応物E10は、R=CHO[188813-02-7]である化合物E10(文献から公知である)から、アルキルトリフェニルホスホニウムハロゲン化物とのWittig反応およびそれに続く水素化により製造することができ、あるいは、R=CNである市販の化合物[179898-34-1]をアルキルマグネシウムハロゲン化物と反応させ、続いて還元処理することにより標的化合物を得ることができる。R=OMe[29578-39-0]およびOEt[212307-87-4]である反応物は、文献から公知であり、高級同族体は、例えば3−ブロモ−5−フルオロフェノール(R=OHであるE1)[433939-27-6]から、アルキルブロマイドでエーテル化することにより得られる。
22=メチル[7697-23-6]およびY22=メトキシ[394-42-3]である反応物E1は、文献から公知であり、後者は、上記の様式(エーテル開裂、それに続くアルキルまたは他のアルキルオキシ誘導体を与える反応)で同族体形成に使用できる。
Figure 2005325113
反応工程k)で反応物E12(Z9の代わりに)を使用すると、図式3の手順により、式(Id)の化合物を得ることができる。
反応工程k)で反応物E13(E11の代わりに)およびE12(Z9の代わりに)を使用すると、図式3の手順により、式(Ic)の化合物を得ることができる。
反応工程i)、k)およびn)で反応物E13(E11の代わりに)およびZ9を使用すると、図式3の手順により、式(Ie)の化合物を得ることができる。
反応物E12の中で、R=エチル[17070-97-2]およびR=メトキシ[36942-56-0]である化合物は、文献から公知であり、同族体も同様に製造できる。
反応物E13は、4−アルキル安息香酸または4−アルキルオキシ安息香酸として市販されている。
反応物E14は、2−Y11置換されたN,N−ジアルキルベンズアミドからオルト−ホウ素化(J. Org. Chem. 56, 3763 (1991))により得ることができ、その2−Y11置換されたN,N−ジアルキルベンズアミドは、2−Y11置換された安息香酸、例えば市販の2−エチル安息香酸[612-19-1]または市販の2−ドデシルオキシ安息香酸[143269-37-8]から、酸塩化物への転化およびN,N−ジアルキルアミンとの反応により、得られる。
11=アルキルオキシである反応物E15は、市販の5−ブロモ−2,3−ジフルオロフェノール[186590-26-1]から、Williamsonエーテル合成により得られ、R11=アルキルである反応物E15は、図式1、工程g)と同様にして、得ることができる。
反応工程k)で反応物E14(Z11の代わりに)およびZ9を使用すると、図式3の手順により、式(Ir、n=0)の化合物を得ることができる。これらの化合物は、図式3により、式(Ip)の化合物に転化することができる。
反応工程k)で反応物E14(Z11の代わりに)およびE15を使用すると(工程jを行った後に)、図式3の手順により、式(Ir、n=1)の化合物を得ることができる。これらの化合物は、図式3により、式(Iq)の化合物に転化することができる。
反応工程k)で反応物E14(Z11の代わりに)およびE12を使用すると、図式3の手順により、式(Im)の化合物を得ることができる。
(Io)型の化合物は、図式4の手順により得られる。
図式4の反応順序を、反応物E10(E15の代わりに)で開始すると、式(In)の化合物を得ることができる。
図式3
Figure 2005325113
図式4
Figure 2005325113
下記の例により、本発明を詳細に説明する。
例1
3,4,5−トリフルオロ−6−メトキシ−2−プロピルフェナントレン[Y22=CおよびR11=OCHである化合物(Ik)]
化合物Z4(図式1)8.5gおよびヨウ素約0.8gをシクロヘキサン8リットルに入れた溶液を、室温でUV照射装置(Heraeus実験室用UV反応器機構2、TQ100水銀中圧放射装置、150ワット<200〜280nm)で8時間照射した。この間、溶液を、10リットルアスピレーターボトルを経由し、反応容器(容積0.7リットル)を通してポンプ循環させた。反応終了後、水150mlおよび亜硫酸ナトリウム約50gを加え、溶液を脱色した。硫酸ナトリウム上で除湿した後、溶剤を回転蒸発装置で除去し、残留物をシリカゲルと10:1(v/v)ヘプタン/酢酸エチルを使用するクロマトグラフィー処理にかけた。溶剤を留別した後、生成物を含む画分をアセトニトリルから再結晶させた。3,4,5−トリフルオロ−6−メトキシフェナントレン2.8gが得られた。
n−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液)11mmolを無水テトラヒドロフラン20mlに入れた溶液を≦−70℃に冷却し、保護ガス雰囲気下で滴下しながら、カリウムtert−ブトキシド11mmolを同溶剤12mlに入れた溶液と混合した。15〜30分間攪拌した後、3,4,5−トリフルオロ−6−メトキシフェナントレン2.8gをテトラヒドロフラン20mlに入れた溶液を、内部温度が常に−70℃未満になるように、滴下しながら加えた。続いて、攪拌をこの温度で2時間続けた。次いで、1−ブロモプロパン2.5gを徐々に加え、続いて混合物を徐々に−10℃に調節した。この混合物を−10℃で水6mlと混合し、濃塩酸でpH1に酸性化した。tert−ブチルメチルエーテル100mlを加え、相を分離し、有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で除湿した。溶剤を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルと9:1(v/v)ヘプタン/酢酸エチルを使用するクロマトグラフィー処理にかけた。生成物を含む画分を一つに合わせ、溶剤を減圧下で留別し、残留物をアセトニトリルから再結晶させた。3,4,5−トリフルオロ−6−メトキシ−2−プロピルフェナントレン1.1gが得られた。
例2
1,8,9,10−テトラフルオロ−6−メトキシ−2−メチルフェナントレン[Y22=CHおよびR11=OCHである化合物(If)]
ジイソプロピルアミン50mmolをテトラヒドロフラン25mlに入れた溶液を−30℃に冷却し、保護ガス雰囲気下で、n−ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液)50mmolと混合した。混合物をこの温度で15〜30分間攪拌し、次いで0℃に戻した。続いて、化合物Z12(図式3、Y22=CHおよびR=OCH)20mmolをテトラヒドロフラン40mlに入れた溶液を0℃で滴下しながら加えた。この混合物を室温でさらに3時間攪拌し、次いで反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液10mlで加水分解し、希塩酸で僅かに酸性化した。この混合物をtert−ブチルメチルエーテル200mlで抽出し、有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で除湿した。減圧下で溶剤を留別した後に得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン)にかけた。Z13を含む溶離液を減圧下で蒸発させることにより濃縮し、DMF50mlに溶解させ、Selectfluor試薬8.8gと少量ずつ、攪拌しながら30分間以内で混合し、続いて反応終了(TLCにより検出)まで攪拌した。次いで、混合物を2倍量の酢酸エチルと混合し、各25mlの水で2回洗浄し、硫酸ナトリウム上で除湿し、溶剤を減圧下で留別した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10:1(v/v)ヘプタン/酢酸エチル)にかけ、溶剤を留別した後、化合物Z14(Y22=CHおよびR=OCH)2.8gが得られた。これをトルエン10mlに溶解させ、Deoxofluor試薬[すなわちビス(2−メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオライド]4mlおよびピペット先端量のBFEtOと混合し、反応終了(TLCにより検出)まで60℃に加熱した。0℃に冷却した後、メタノール1ml、続いて飽和炭酸水素ナトリウム等水溶液100mlを加えた。トルエン30mlを加えた後、有機相を除去し、水洗し、硫酸ナトリウム上で除湿し、減圧下で溶剤を留別した。クロマトグラフィー精製(シリカゲル、10:1(v/v)ヘプタン/ジクロロメタン)の後、化合物(Ig)(Y22=CHおよびR=OCH)2.1gが得られた。これをTHF20mlに溶解させ、アンモニア水溶液(30%)30mlおよび亜鉛粉末3gと混合し、30℃で反応終了(TLCにより検出)まで攪拌した。濾過後、この混合物をジクロロメタン50mlと混合し、相を分離し、有機相を各20mlの水で2回洗浄し、硫酸ナトリウム上で除湿した。溶剤を減圧下で留別した後あと、残留物をシリカゲルと10:1(v/v)ヘプタン/酢酸エチルを使用するクロマトグラフィーにかけた。生成物を含む画分を一つに合わせ、溶剤を減圧下で留別し、残留物をアセトニトリルから再結晶させ、1,8,9,10−テトラフルオロ−6−メトキシ−2−メチルフェナントレン1.1gが得られた。
使用例1
2−(4−ヘプチルオキシフェニル)−5−ノニルピリミジン 19.6%
5−ノニル−2−(4−オクチルオキシフェニル)ピリミジン 19.6%
5−ノニル−2−(4−ノニルオキシフェニル)ピリミジン 19.6%
2−(2,3−ジフルオロ−4−ヘプチルオキシフェニル)−5−ノニルピリミジン 6.5%
2−(2,3−ジフルオロ−4−オクチルオキシフェニル)−5−ノニルピリミジン 6.5%
2−(2,3−ジフルオロ−4−ノニルオキシフェニル)−5−ノニルピリミジン 6.5%
5−ヘキシルオキシ−2−(4−ヘキシルオキシフェニル)ピリミジン 19.6%
(S)−4−[4’−(2−フルオロオクチルオキシ)ビフェニル−4−イル]−1−ヘプチルシクロヘキサンカルボニトリル 2.0%
からなるキラル−スメクチックC混合物を、例1で得た化合物5%と混合する。これによって、図1により立証されるように、曲線プロファイルが必要な最小値を有し、これらの値が技術的に関連する領域内にあるので、反転モードにおけるディスプレイの操作に適当な混合物が得られる。
−30K、単極パルスおよびセル分離1.3μmにおけるτVmin曲線(τを電圧に対してプロット)を示すグラフ。

Claims (8)

  1. 式(I)の化合物。
    Figure 2005325113
    [式中、
    は−CO−O−、−O−CO−、−CH−O−、−O−CH−、−CF−O−、−O−CF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、−CH−CH−CO−O−、−O−CO−CH−CH−、−CH−CH−、−CF−CF−、−(CH−、−OC(=O)CF=CF−または単結合であり、
    は、1,4−フェニレン(その際、1または2個の水素原子をF、Cl、CNおよび/またはOCFにより置き換えることができるか、または3個の水素原子をフッ素により置き換えることができる)、1,4−シクロヘキシレン(その際、1または2個の水素原子をCHおよび/またはFにより置き換えることができる)、1−シクロヘキセン−1,4−ジイル(その際、1個の水素原子をCHまたはFにより置き換えることができる)、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイルまたは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり、
    は、−M−A−Rを除いて、Rに関して定義した通りであるが、ただしRの定義から独立しており、
    −GはCHCH、CH=CH、CFCF、CF=CF、CF=CH、CH=CFであり、
    、X、X、X、Xは、それぞれ独立してHまたはFであり、
    、Y、Yは、それぞれ独立して、
    a)H、
    b)F(その際、Y、R、(RおよびY)または(RおよびY)は、定義c)および/またはd)を有することができるが、ただし、それぞれの場合、(RおよびY)と(RおよびY)の両方が定義d)を有することはできない)
    c)直鎖または分岐鎖状の1〜16個の炭素原子を有するアルキル基または直鎖または分岐鎖状の2〜16個の炭素原子を有するアルケニル基(その際、
    c1)一個以上の隣接していない、末端ではないCH基は、−O−、−C(=O)O−、−O−C(=O)−、−O−C(=O)−O−、−C(=O)−または−Si(CH−で置換することができる、および/または
    c2)1個のCH基は、−C≡C−、シクロプロパン−1,2−ジイル、シクロブタン−1,3−ジイル、シクロヘキサン−1,4−ジイルまたはフェニレン−1,4−ジイルで置換することができる、および/または
    c3)一個以上の水素原子はFおよび/またはClで置換することができる)、
    d)−M−A−R
    であるが、ただし、条件として、
    a)X、X、X、X、X、G−Gの少なくとも一つはFであるか、またはFを含み、
    b1)YおよびXの少なくとも一方がFである、および/またはG−GがFを含む場合、R、X、X、XはFではあり得ず、
    b2)R、X、X、Xの少なくとも一つがFである場合、XおよびYはFではあり得ず、G−GはCHCHまたはCH=CHでなければならず、
    c)YおよびXが同時にFであることは不可能である]
  2. 一種以上の、請求項1に記載の式(I)の化合物を含んでなる液晶混合物。
  3. 一種以上の式(I)の化合物を、前記液晶混合物に対して1〜40重量%の量で含んでなる、請求項2に記載の液晶混合物。
  4. スメクチックおよび/またはネマチックおよび/またはコレステリック相を有する少なくとも3種類の他の成分を含んでなる、請求項2または3に記載の液晶混合物。
  5. キラル−スメクチックである、請求項2または3に記載の液晶混合物。
  6. ネマチックまたはコレステリックである、請求項2または3に記載の液晶混合物。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の液晶混合物を含んでなる液晶ディスプレイ。
  8. ECB、IPSまたはVAディスプレイモードで操作され、請求項6に記載の液晶混合物を含んでなる、請求項7に記載の液晶ディスプレイ。
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