JP2005289246A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両に対する乗降が容易になると共に、設計の自由度が高い車両用シートを提供する。
【解決手段】 車両1の床面2に対して直立する回転軸R周りに回転すると共にその前後方向に傾動自在に車両1の床面2上に配置されるシート本体10と、車両1の床面2とシート本体10の下部との間で延びるように配置されて、シート本体10が車両1の乗降口4に向くように回転軸R周りに回転した際に車両1の床面2上で起立するようになっている起立ステー25とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両1の床面2に対して直立する回転軸R周りに回転すると共にその前後方向に傾動自在に車両1の床面2上に配置されるシート本体10と、車両1の床面2とシート本体10の下部との間で延びるように配置されて、シート本体10が車両1の乗降口4に向くように回転軸R周りに回転した際に車両1の床面2上で起立するようになっている起立ステー25とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用シートに関する。
従来、車両に対する乗降を容易にするために回転する車両用シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用シートは、例えば、図9(a)に示すように、車両用シートの回転軸Pが、鉛直軸Vに対して車両用シートの後側及び車両の乗降口M側に傾斜することによって鉛直軸Vと角度θ1をなしている。そして、この車両用シートは、回転軸Pが、着座部Sの中央部から車両用シートの後側寄りに且つ乗降口M側寄りにシフトしている。
このような車両用シートでは、前記したように回転軸Pがシフトしているため、着座部Sが乗降口M側に向くように回転軸P周りに回転すると、着座部Sの前部は、図9(b)に示すように、車両の乗降口Mから車外側に向けて突き出る。また、この車両用シートでは、前記したように回転軸Pが傾斜しているため、着座部Sが乗降口Mに向くように回転軸P周りに回転すると、着座部Sはその前部が下がる。その結果、着座部Sは、回転軸Pを中心に角度θ2で下方向に傾く。したがって、この車両用シートによれば、着座部Sの前部が車両の乗降口Mから車外側に向けて突き出ると共に着座部Sが下方向に傾くため、車両への乗降が容易になる。
特開2000−326772号公報(段落0013、図1乃至図4参照)
しかしながら、この車両用シートは、着座部Sの前部を下げることによって着座部Sを下方向に傾ける構造になっているので、着座部Sを乗降が容易な程度にまで傾けるためには、図9(b)に示すように、着座部Sの前部と車両の床Fとの間に十分なクリアランスCLをとらなければならない。その結果、車両用シートの設計の自由度が低いという課題がある。
そこで、本発明は、車両に対する乗降を容易にすると共に、設計の自由度が高い車両用シートを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る車両用シートは、車両の床面に対して直立する回転軸周りに回転すると共にその前後方向に傾動自在に車両の前記床面上に配置されるシート本体と、車両の前記床面と前記シート本体の下部との間で延びるように配置されて、前記シート本体が車両の乗降口に向くように前記回転軸周りに回転した際に車両の前記床面上で起立するようになっている起立ステーとを備えることを特徴とする。
この車両用シートでは、シート本体が車両の床面に対して直立する回転軸周りに回転するようになっているので、シート本体が車両の乗降口に向くように回転可能になっている。そして、シート本体が乗降口に向くように回転すると、車両の床面とシート本体の下部との間で延びるように配置された起立ステーは、車両の床面上で起立する。その結果、シート本体は、この起立ステーによって持ち上げられる。その一方で、シート本体は、その前後方向に傾動自在になっているので、シート本体の後部が持ち上がることによってシート本体は傾く。つまり、この車両用シートでは、シート本体が乗降口に向くと共にシート本体の後部が持ち上がることによって、車両に対する乗降が容易になる。
そして、この車両用シートは、シート本体の後部を起立ステーで持ち上げることによってシート本体を傾けている。その結果、この車両用シートは、その前部を下げてシート本体を傾ける従来の車両用シートのように、乗降が容易な程度にまでシート本体を傾けるためにシート本体と車両の床面との間に十分なクリアランスをとる必要がない。また、本発明の車両用シートでは、シート本体と車両の床面との距離に関係なく、起立ステーの長さを調節することによってシート本体の持ち上げ高さの調節、つまりシート本体の傾斜角度の調節が可能となる。したがって、本発明の車両用シートによれば、その設計の自由度が高められる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記回転軸が、前記シート本体の中央部から前記シート本体の後側寄りに且つ車両の前記乗降口側寄りにシフトしていることを特徴とする。
この車両用シートでは、シート本体の回転軸がシート本体の後側寄りに且つ前記乗降口側寄りにシフトしているので、シート本体の前部が乗降口に向くようにシート本体が回転軸周りに回転すると、シート本体の前部が車両の乗降口から車外側に向けて突き出るようになる。その結果、この車両用シートによれば、前記したようにシート本体が傾斜することとも相俟って車両に対する乗降がさらに容易になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記シート本体の前端部が、車両の前記床面上に配置されて前記回転軸周りに回転する台座にヒンジを介して取り付けられていることを特徴とする。
この車両用シートでは、シート本体の前端部が台座にヒンジを介して取り付けられているので、シート本体がその前後方向に傾動自在になっている。そして、台座は、車両の床面上に配置されると共に前記した回転軸周りに回転するようになっているので、シート本体は、車両の床面上で前記した回転軸周りに回転する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用シートにおいて、前記台座と前記シート本体との間には、前記シート本体を押し上げるプッシュロッドが介設されていることを特徴とする。
この車両用シートでは、プッシュロッドがシート本体を押し上げるようになっているので、シート本体が回転軸周りに回転する際の起立ステーに掛かる負荷が低減される。その結果、この車両用シートでは、シート本体の持ち上げ及びシート本体の回転がスムーズに行われる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の車両用シートにおいて、前記台座と前記シート本体との間には、前記ヒンジ周りに前記シート本体を回動させて当該シート本体を傾斜させる電動駆動手段が介設されていることを特徴とする。
この車両用シートでは、電動駆動手段がシート本体をヒンジ周りにシート本体を回動させて当該シート本体を傾斜させる。この際、起立ステーは、床面上で起立していくと共に、シート本体は、起立ステーが起立していくことによって、前記した回転軸周りに回転する。したがって、この車両用シートによれば、シート本体の持ち上げ(傾斜)及びシート本体の回転を電動駆動手段によって自動的に行うことができる。
また、このような電動駆動手段は、人がシート本体に加える力を補助するように働くものであってもよい。このような電動駆動手段を備える車両用シートによれば、電動駆動手段がシート本体を人の力に加えて補助的に駆動することによって、シート本体に人が加える操作荷重を低減させることができる。
本発明の車両用シートによれば、車両に対する乗降が容易になると共に、その設計の自由度が高められる。
以下、本発明の車両用シートの一実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、本発明の車両用シートを助手席に適用した例について説明する。参照する図面において、図1は、本発明の実施形態に係る車両用シートが配置された車内の斜視図であり、車両用シートが車両の乗降口に向いているときの様子を示す図、図2は、車両用シートを構成するシート本体の裏面図、図3は、車両用シートを構成する台座を車内上方向からみた様子を示す模式図、図4は、車両の床面に取り付けられた車両用シートを示す図であり、図1のX−X線における側面図である。
図1に示すように、車両用シート3は、シート本体10と、台座20と、起立ステー25と、プッシュロッド27とを備えており、車両1の床面2に取り付けられている。
シート本体10は、公知の構造のものを使用することができ、例えば、乗員が座る着座部11と、乗員が背をもたせかける背もたれ部12とで主に構成されている。
図2に示すように、着座部11の裏側にはフレーム13が固定されており、このフレーム13は、着座部11の両側縁に沿って配置される一対のサイドフレーム13bと、着座部11の前端縁に配置されるフロントフレーム13aと、着座部11の中央に配置されて一対のサイドフレーム13bのそれぞれに渡しかけられたセンタフレーム13cとで構成されている。フロントフレーム13aには、連結部15aが形成されている。この連結部15aは、台座20(図1参照)の前端に設けられた後記する連結部15b(図3参照)と連結することによって後記するヒンジ15(図4参照)を構成する。センタフレーム13cの中央部には、起立ステー25(図1参照)の一端が取り付けられるユニバーサルジョイント16aが設けられている。そして、各サイドフレーム13bの中央には、プッシュロッド27(図1参照)の一端が取り付けられるユニバーサルジョイント17aがそれぞれ設けられている。
図2に示すように、着座部11の裏側にはフレーム13が固定されており、このフレーム13は、着座部11の両側縁に沿って配置される一対のサイドフレーム13bと、着座部11の前端縁に配置されるフロントフレーム13aと、着座部11の中央に配置されて一対のサイドフレーム13bのそれぞれに渡しかけられたセンタフレーム13cとで構成されている。フロントフレーム13aには、連結部15aが形成されている。この連結部15aは、台座20(図1参照)の前端に設けられた後記する連結部15b(図3参照)と連結することによって後記するヒンジ15(図4参照)を構成する。センタフレーム13cの中央部には、起立ステー25(図1参照)の一端が取り付けられるユニバーサルジョイント16aが設けられている。そして、各サイドフレーム13bの中央には、プッシュロッド27(図1参照)の一端が取り付けられるユニバーサルジョイント17aがそれぞれ設けられている。
台座20は、図3に示すように、車両1の床面2上に配置される矩形の板状体であって、その前端、つまり車両1の前方向側の端には、シート本体10のフロントフレーム13a(図2参照)に設けられた連結部15a(図2参照)に連結される連結部15bが形成されている。この連結部15bと前記したフロントフレーム13aの連結部15aとは、図4に示すように、相互に連結し合ってヒンジ15を構成するものであり、シート本体10は、このヒンジ15で台座20に取り付けられることによって、その前後方向に傾動可能となっている。
台座20は、図3を参照すると明らかなように、車両1の床面2上で回転軸R周りに回転するようになっている。この回転軸Rは、再び図1を参照すると明らかなように、車両1の床面2に対して直立している。また、この回転軸Rは、図3に示すように、台座20の後側(車両の後方向側)寄りであって車両の乗降口4側寄りに設定されており、台座20に取り付けられたシート本体10がこの回転軸R周りに回転するようになっている。つまり、シート本体10は、シート本体10の中央部Cからシート本体10の後側(車両の後方向側)寄りに且つ乗降口4側寄りにシフトした回転軸R周りに回転するようになっている。
このような台座20には、図3に示すように、起立ステー25が挿通されるスリット21が形成されている。このスリット21は、後記するようにシート本体10が回転軸R周りに回転する際に、起立ステー25が車両1の床面2上で起立することができるように、台座20を穿つことによって形成されたものである。
また、台座20には、図3に示すように、台座20の後側寄りの両側縁に1対のユニバーサルジョイント17bが設けられている。このユニバーサルジョイント17bには、図4に示すように、サイドフレーム13b側のユニバーサルジョイント17aにその一端が取り付けられたプッシュロッド27の他端が取り付けられている。
起立ステー25は、図4に示すように、床面2とシート本体10の下部、具体的にはセンタフレーム13cとの間で延びるように配置されている。この起立ステー25は剛性を有する棒状の部材である。そして、起立ステー25は、その一端が床面2に設けられたユニバーサルジョイント16bに取り付けられており、このユニバーサルジョイント16bを支点として揺動可能になっている。この起立ステー25の他端は、センタフレーム13c側のユニバーサルジョイント16aに取り付けられており、起立ステー25は、このユニバーサルジョイント16aを支点として揺動可能になっている。そして、この起立ステー25は、台座20に形成されたスリット21に挿通されている。
プッシュロッド27は、図4に示すように、シート本体10(着座部11)と台座20との間に配置されており、その一端がサイドフレーム13b側のユニバーサルジョイント17aに取り付けられており、その他端が台座20側のユニバーサルジョイント17bに取り付けられている。このプッシュロッド27は、シート本体10を押し上げる方向に付勢するものである。このプッシュロッド27は、公知の構造のものを使用することができ、例えば、軸部27aと、この軸部27aが挿通される管状部材からなる筒部27bと、この筒部27b内に配置されて軸部27aを筒部27bから突出する方向に付勢する図示しないバネ部とで構成されている。
次に、本実施形態に係る車両用シートの動作について適宜図面を参照しながら説明する。参照する図面において、図5(a)は、回転する前の車両用シートをその後方から見た様子を示す斜視図、図5(b)は、車両用シートが乗降口に向けて回転したときの様子を示す斜視図、図6は、車両用シートが乗降口に向けて回転したときの様子を示す模式図であり、車外側から車両用シートを見た様子を示す図、図7は、車両用シートが乗降口に向けて回転したときの様子を示す模式図であり、車両用シートを車内の上方から見下ろした様子を示す図である。
本実施形態に係る車両用シート3は、図4に示すように、シート本体10の前端部、つまりフレーム13のフロントフレーム13aが台座20にヒンジ15を介して取り付けられているので、シート本体10がその前後方向に傾動自在になっている。そして、台座20は、図5(a)に示すように、床面2上に配置されると共に床面2に対して直立する回転軸R周りに回転するようになっている。その結果、シート本体10は、床面2上で回転軸R周りに回転可能となっているため、このシート本体10は乗降口4に向くように回転可能になっている。
そして、この車両用シート3では、図5(a)に示すように、シート本体10が乗降口4に向けて回転する際に、起立ステー25が床面2上で起き上がっていく。その結果、起立ステー25はシート本体10を持ち上げていく。その一方で、この車両用シートでは、シート本体10がその前後方向に傾動自在になっているので、シート本体10はその後部が持ち上がることによって傾いていく。
このときプッシュロッド27は、シート本体10を押し上げる方向に付勢するので、このプッシュロッド27はシート本体10が回転軸R周りに回転する際の起立ステー25に掛かる負荷を低減する。その結果、この車両用シート3では、シート本体10の持ち上げ及びシート本体10の回転がスムーズに行われる。
そして、この車両用シート3では、乗降口4に向くようにシート本体10が回転し終えると、図5(b)に示すように、起立ステー25は床面2上で起立する。このように起立ステー25が起立することによってこの車両用シート3の動作は終了する。なお、この車両用シート3が元の位置に戻る際には、前記した動作の逆の動作が行われる。
このような車両用シート3によれば、図6に示すように、シート本体10が回転することによって、背もたれ部12が乗降口4に向き合うようになる。その結果、この車両用シート3によれば、車両1に対する乗降が容易になる。なお、図6中、一点鎖線で示したシート本体10は、回転前のシート本体10の位置を示している。
また、この車両用シート3によれば、起立ステー25(図5(b)参照)でシート本体10の後部が持ち上がることによってシート本体10が傾くため、図6に示すように、背もたれ部12が乗降口4により近づく。その結果、この車両用シート3によれば、車両1に対する乗降が容易になる。
また、この車両用シート3では、起立ステー25(図5(b)参照)によって持ち上げられたシート本体10の後部が持ち上がる。その結果、図6に示すように、シート本体10が傾くことによって着座部11が前下がりになるため、乗員は着座部11に腰を掛けたままで車外への着地が楽に行えるようになる。したがって、この車両用シート3によれば、車両1に対する乗降が容易になる。
また、この車両用シート3では、図3に示すように、シート本体10の回転軸Rが、シート本体10の中央部Cからシート本体10の後側(車両の後方向側)寄りに且つ乗降口4側寄りにシフトしている。その結果、図7に示すように、シート本体10が回転軸R周りに回転すると、シート本体10の前部が車両の乗降口4から車外側に向けて突き出るようになる。その結果、乗員は、着座部11に腰を掛けたままで車外への着地が楽に行えるようになるため、車両1に対する乗降が容易になる。なお、図7中、点線で示したシート本体10は、回転前のシート本体10の位置を示している。
また、この車両用シート3は、図4に示すように、シート本体10の後部を起立ステー25で持ち上げることによってシート本体10を傾斜させている。その結果、この車両用シート3は、その前部を下げてシート本体を傾ける従来の車両用シートのように、乗降が容易な程度にまでシート本体10を傾けるために、シート本体10と床面2との間に十分なクリアランスをとる必要がない。また、この車両用シート3では、シート本体10と床面2との距離に関係なく、起立ステー25の長さを調節することによってシート本体10の持ち上げ高さの調節、つまりシート本体10の傾斜角度の調節が可能となる。したがって、この車両用シート3によれば、その設計の自由度が高められる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、前記実施形態では、センタフレーム13c及び床面2への起立ステー25の取り付けにユニバーサルジョイント16a及びユニバーサルジョイント16bが使用され、サイドフレーム13b及び台座20へのプッシュロッド27の取り付けにユニバーサルジョイント17a及びユニバーサルジョイント17bが使用されているが、本発明は、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばボールジョイント、ピボット軸受け等が使用されたものであってもよい。
また、前記実施形態では、床面2とシート本体10の下部との間で延びる起立ステー25が、台座20に形成されたスリット21に挿通されるようにして配置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図8に示すように、台座20の周囲の床面2からシート本体10の下部に延びるように起立ステー25が配置されたものであってもよい。なお、図8中、符号16aは、起立ステー25の一端をシート本体10に取り付けるユニバーサルジョイントを示し、符号16bは、起立ステー25の他端を床面2に取り付けるユニバーサルジョイントを示している。
また、前記実施形態では、シート本体10の回転及び傾斜を人の力で行うようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、シート本体10の回転及び傾斜を電動で行うものであってもよい。このような車両用シートは、ヒンジ15周りにシート本体10を回動させてシート本体10を傾斜させる電動駆動手段を、台座20とシート本体10との間に介設することによって構成することができる。このような電動駆動手段は、シート本体10に取り付けたフレーム13を押し上げるような付勢力を発生するものであってもよいし、ヒンジ15周りでシート本体10が回動するように回転力を発生するものであってもよい。このような電動駆動手段としては、例えば、電動モータ及びギア等の動力伝達機構で構成されたものが挙げられる。
この車両用シートでは、電動駆動手段がシート本体10をヒンジ15周りにシート本体10を回動させて当該シート本体10を傾斜させる。この際、起立ステー25は、床面2上で起立していくと共に、シート本体10は、起立ステー25が起立していくことによって、回転軸R周りに回転する。したがって、この車両用シートによれば、シート本体10の持ち上げ(傾斜)及びシート本体10の回転を電動駆動手段によって自動的に行うことができる。
また、このような電動駆動手段は、人がシート本体10に加える力を補助するように働くものであってもよい。このような電動駆動手段を備える車両用シートによれば、電動駆動手段がシート本体10を人の力に加えて補助的に駆動することによって、シート本体10に人が加える操作荷重を低減させることができる。
また、電動駆動手段は、前記したもののほか、台座20を回転軸R周りに回転させるものであってもよい。
また、本発明は、このようにシート本体10の回転を電動で行う際に、車両1のドアの開閉に連動させてシート本体10が回転するようにしたものであってもよい。
また、本発明は、床面2上での台座20の回転を円滑にするために、例えば、床面2と台座20との間に台座20をその回転方向に案内するガイドレールが配置された車両用シートであってもよい。
1 車両
2 床面
3 車両用シート
4 乗降口
10 シート本体
15 ヒンジ
20 台座
25 起立ステー
27 プッシュロッド
R 回転軸
2 床面
3 車両用シート
4 乗降口
10 シート本体
15 ヒンジ
20 台座
25 起立ステー
27 プッシュロッド
R 回転軸
Claims (5)
- 車両の床面に対して直立する回転軸周りに回転すると共にその前後方向に傾動自在に車両の前記床面上に配置されるシート本体と、
車両の前記床面と前記シート本体の下部との間で延びるように配置されて、前記シート本体が車両の乗降口に向くように前記回転軸周りに回転した際に車両の前記床面上で起立するようになっている起立ステーとを備えることを特徴とする車両用シート。 - 前記回転軸が、前記シート本体の中央部から前記シート本体の後側寄りに且つ車両の前記乗降口側寄りにシフトしていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
- 前記シート本体の前端部が、車両の前記床面上に配置されて前記回転軸周りに回転する台座にヒンジを介して取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シート。
- 前記台座と前記シート本体との間には、前記シート本体を押し上げるプッシュロッドが介設されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
- 前記台座と前記シート本体との間には、前記ヒンジ周りに前記シート本体を回動させて当該シート本体を傾斜させる電動駆動手段が介設されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
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---|---|---|---|
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- 2004-04-01 JP JP2004108807A patent/JP2005289246A/ja active Pending
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