JP5221169B2 - 車両用回転シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられた車両用回転シートに関する。
従来、シート本体を車両に対して回転できる車両用回転シートが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この車両用回転シートは、座面を車両前方へ向けた通常位置と側方の乗降口側へ向けた乗降位置との間で回動する回転機構を備えており、乗降時に前記乗降位置まで回動することによって、前記乗降口からの乗降が容易に行えるように構成されている。
また、前記車両用回転シートは、座面の傾度を可変するチルト機構を備えており、当該座面への離着座が容易となるように構成されている。
そして、この車両用回転シートでは、簡素な構造とドア連動作動を実現するもので、特別な操作を要せずに乗降性の向上が図れるように構成されている。
特願2006−298343
しかしながら、このような従来の車両用回転シートにあっては、座面の傾度を可変するチルト機構と、座面の回転を制御する回転機構とのそれぞれに駆動モータが設けられている。
このため、レイアウトスペースを要するとともに配線や制御が煩雑になるという課題が残されていた。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、簡素化を図ることができる車両用回転シートを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の車両用回転シートにあっては、座面の傾度を可変する機能と前記座面を回転する機能とを備えた車両用回転シートにおいて、前記座面の傾度を可変する座面角度可変機構と、前記座面を回転する座面回転機構とを単一の駆動源で駆動するとともに、該駆動源からの駆動力で前記座面の一端部を昇降する第一のリンクと、該第一のリンクによる前記座面の変位に応じて当該座面の他端部を横方向へ変位させる第二のリンクとを備える一方、前記座面を回転前位置に戻した状態で前記第一のリンクに戻し方向の力が付与されるように当該第一のリンクを駆動する駆動リンクの引込位置を設定した。
すなわち、この車両用回転シートでは、単一の駆動源で座面角度可変機構と座面回転機構とを駆動することによって、前記座面の傾度の可変と回転とを一つの駆動源によって行うことができる。
このため、前記座面角度可変機構と前記座面回転機構とのそれぞれに駆動源を設ける場合と比較して、構成する部品点数が削減されるとともに、構成の簡素化が図られる。
これに伴って、レイアウトスペースが削減されるとともに、配線や制御の簡素化が図られる。
また、前記駆動源からの駆動力で第一のリンクを駆動することによって前記座面の一端部が昇降され、当該座面の傾度が可変される。
このとき、前記第一のリンクによる前記座面の変位に応じて第二のリンクが作動することにより、当該座面の他端部が横方向へ変位され、該座面が回動される。
さらに、前記座面を回転前位置に戻した状態において、前記第一のリンクを作動する駆動リンクは引込位置に移動され、前記第一のリンクには、戻し方向の力が付与される。
このため、前記各リンクを駆動する機構部に生じ得るバックラッシュが抑制される。
また、請求項の車両用回転シートにあっては、前記座面の一端部を上昇方向へ付勢する助力スプリングを備えている。
すなわち、前記座面には、着座者によって下方へ向けた荷重が加えられており、前記座面の一端部を昇降して傾度を可変する際には、前記一端部を上昇する速度よりも下降する速度が速くなる。
そこで、前記助力スプリングで前記座面の一端部を上昇する方向へ付勢することによって、前記座面の一端部の上昇を補助することができる。
さらに、請求項の車両用回転シートにおいては、前記座面を回転前位置に戻した状態で互いに嵌合して前記座面のがたつきを防止するガタ止め構造を備えている。
すなわち、前記座面を回転前位置に戻した状態では、互いに嵌合して座面のがたつきを防止するガタ止め構造によって前記座面のがたつきが防止される。
以上説明したように本発明の請求項1の車両用回転シートにあっては、単一の駆動源で座面角度可変機構と座面回転機構とを駆動することができるため、前記座面の傾度の可変と回転とを一つの駆動源によって行うことができる。
このため、前記座面角度可変機構と前記座面回転機構とのそれぞれに駆動源を設ける場合と比較して、構成する部品点数を削減できるとともに、構成の簡素化を図ることができる。加えて、配線や制御の簡素化も図ることができる。したがって、低コスト化を図ることができる。
そして、レイアウトスペースを削減することができるため、レイアウトの自由度を高めることができる。
また、前記駆動源からの駆動力で第一のリンクを駆動して前記座面の一端部を昇降することで、当該座面の傾度を可変することができる。
このとき、前記第一のリンクによる前記座面の変位に応じて第二のリンクが作動して当該座面の他端部を横方向へ変位することで、該座面を回動することができる。
これにより、単一の前記駆動源によって前記座面の傾動と回動とを行うことができる。
さらに、前記座面を回転前位置に戻した状態において、前記第一のリンクを作動する駆動リンクが引込位置に移動することによって、前記第一のリンクに戻し方向の力を付与することができる。
このため、前記各リンクを駆動する機構部に生じ得るバックラッシュを抑えることができ、前記各リンクで駆動される前記座面の不用意ながたつきを防止することができる。
また、請求項2の車両用回転シートにあっては、前記助力スプリングで前記座面の一端部を上昇方向へ付勢することによって、前記座面の一端部の上昇を補助することができる。
このため、着座者からの荷重が加えられた前記座面の一端部を下降する際に、その下降速度の増大を抑えることができる。これにより、前記一端部の上昇速度と下降速度との速度差を少なくすることができる。
さらに、請求項の車両用回転シートにおいては、前記座面を回転前位置に戻した状態において、互いに嵌合して座面のがたつきを防止するガタ止め構造によって、当該座面の不用意ながたつきを防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる車両用回転シート1を示す図である。
この車両用回転シート1は、図2に示すように、車両の運転席に設置されており、運転座席を構成するシート本体11を車両前方Fへ向けた回転前位置12と、右側部に設けられた乗降口13側へ向けた回転後位置14との間で回動できるように構成されている。また、この車両用回転シート1は、図3に示すように、前記シート本体11を前記回転前位置12から前記回転後位置14へ回動する際に、前上がり状態のシートクッション15の座面16における後端部を上昇するように構成されており、離座性の向上を図れるように構成されている。これにより、前記シート本体11の前記座面16の傾度を可変する機能と前記座面16を回転する機能とを備えている。
前記シート本体11は、図1に示したように、車体フロアに対して車両前後方向へスライド可能に支持されたスライドユニット21と、該スライドユニット21に支持された回転ユニット22とを介して車体に支持されている。
この回転ユニット22は、図4から図7に示すように、前記スライドユニット21に固定されるベース31と、該ベース31に可動可能に支持された可動部32とを備えており、該可動部32に設定された複数の固定点33,・・・で前記シートクッション15を固定できるように構成されている。
前記ベース31は図6にも示すように、対向して設けられた左サイドメンバ41及び右サイドメンバ42と、両サイドメンバ41,42の前端部を連結するクロスメンバ43とによって後方へ向けて開口したコ字状に形成されている。
前記クロスメンバ43の中央部には、後方へ向けて開口したコ字状の前部ブラケット51が設けられており、該前部ブラケット51の側面52,52には、前方軸53,53を介して前方リンクブラケット54が揺動自在に支持されている。該前方リンクブラケット54には、前方回転軸55が右寄りの箇所に設けられており、該前方回転軸55は、その上端及び下端が前記前方リンクブラケット54に固定されている。
この前方回転軸55には、第二のリンクとしての前方リンク61の前端部が回動自在に支持されており、該前方リンク61は、前記前方回転軸55を中心に回動することによって、その自由端部を前記クロスメンバ43に近接した状態と、後方へ延出した状態とを形成できるように構成されている。
前記ベース31の前記左サイドメンバ41の中央部には、駆動部71が設けられている。該駆動部71は、図外の制御装置から供給される電力によって制御される駆動源としての駆動モータ72と、該駆動モータ72によって作動するウォームギア等を有する減速ギアユニット73とを備えており、該減速ギアユニット73からの出力軸74は、前記左サイドメンバ41の内側面を挿通するように構成されている。
この出力軸74には、ピニオンギア81が固定されており、該ピニオンギア81は、前記左サイドメンバ41の内側面に回転軸82を介して回動自在に支持された回転ギア83に噛合するように構成されている。前記回転ギア83は、扇状に形成されており、前記ピニオンギア81と噛合するギア部84が周縁に形成されている。
前記回転ギア83の周縁部には、駆動力を伝達する為の駆動軸91が突設されており、該駆動軸91には、長板状の駆動リンク92の前端部が回動自在に支持されている。これにより、前記駆動モータ72で前記回転ギア83を回動して前記駆動軸91を前後方向へ移動することによって、該駆動軸91に支持された前記駆動リンク92を前後方向へ変位できるように構成されている。
前記回転ギア83は、図7及び図8に示すように(図7中にカバー101の一側面を図示)、カバー101で覆われるように構成されており、該カバー101の内側面には、引込側リミットスイッチ102と押出側リミットスイッチ103とが設けられている。
前記引込側リミットスイッチ102は、前記押出側リミットスイッチ103より後方側に配置されており、当該引込側リミットスイッチ102から延出した引込側接触子105が前記回転ギア83の前記駆動軸91に当接した際にオフ作動するように構成されている。
前記押出側リミットスイッチ103は、前記引込側リミットスイッチ102より前方側に配置されており、当該押出側リミットスイッチ103から延出した押出側接触子106が前記回転ギア83の前記駆動軸91に当接した際にオフ作動するように構成されている。
前記ベース31の前記両サイドメンバ41,42の後端部には、図4にも示したように、軸支持ブラケット121,121が設けられている。両軸支持ブラケット121,121には、後方軸122の端部が回動自在に支持されており、当該ベース31の前記両サイドメンバ41,42の後端部には、前記後方軸122が架橋している。
この後方軸122の左端部には、縦長の三角板状の第一のリンクとしての左座面角度可変リンク141が設けられており、前記後方軸122の右端部には、縦長の三角板状の第一のリンクとしての右座面角度可変リンク142が設けられている。前記後方軸122の左端部は、図6にも示したように、前記左座面角度可変リンク141の底部後方側に位置する角部を貫通した状態で固定されており、前記後方軸122の右端部は、前記右座面角度可変リンク142の底部後方側に位置する角部を貫通した状態で固定されている。
前記左座面角度可変リンク141の底部前方側に位置する角部には、軸部150を介して前記駆動リンク92の後端部が回動自在に支持されており、前記回転ギア83の回転に伴う前記駆動軸91の前後方向の変位を当該駆動リンク92を介して前記左座面角度可変リンク141へ伝達できるように構成されている。
前記両座面角度可変リンク141,142の頂点部は、連結パイプ151によって連結されており、該連結パイプ151には、後方リンクブラケット152の前端部が回動自在に外嵌している。該後方リンクブラケット152は、前記連結パイプ151により後方へ向けて延出すうように構成されており、当該後方リンクブラケット152には、上方へ向けて延出した後方回転軸153が設けられている。そして、この後方回転軸153の上端部は、前記後方リンクブラケット152に設けられたハット型部品154の天面155に回動自在に支持されている。
前記後方軸122の両端部には、図4及び図6にも示すように、渦巻バネで構成された助力スプリング161,161が設けられている。各補助スプリング161,161中心側の一端部は、前記後方軸122に固定されており、外側の他端部は、対応する軸支持ブラケット121,121に係止されている。これにより、前記後方軸122には、前記各座面角度可変リンク141,142を起立させる方向へ向けて付勢する付勢力が各助力スプリング161,161によって付与されている。
前記可動部32は、図6に示したように、相対向して設けられた左側板201及び右側板202と、両側板201,202の前端部を連結する前方連結板203と、両側板201,202の後端部を連結する後方連結板204とによって矩形枠状に形成されている。
前記前方連結板203の中央部には、支柱部211,211を介して挟持板212が設けられており、該挟持板212と前記前方連結板203との間には、結合軸213が左寄りの部位に設けられている。この連結軸213には、前記ベース31から延出した前記前方リンク61の後端部が回動自在に支持されており、前記前方回転軸55を中心とした前記前方リンク61の回動に応じて当該可動部32の前端部を横方向へ変位できるように構成されている。
これにより、当該可動部32に支持されたシート本体11の前端部を横方向へ移動できるように構成されており、前記座面16を回転する座面回転機構221が構成されている。
前記可動部32の前記後方連結板204は、中央部が後方へ向けて突出したくの字状に形成されており、その中央部には、ボス部231が一体形成されている。該ボス部231には、上下に貫通した貫通穴が設けられており、当該ボス部231には、前記後方リンクブラケット152に設けられた前記後方回転軸153が回動自在に挿通している。
これにより、当該可動部32の前記後方連結板204は、前記後方リンクブラケット152及び該後方リンクブラケット152を支持した前記両座面角度可変リンク141,142を介して前記ベース31に支持されるとともに、前記各座面角度可変リンク141,142の回動に伴って昇降されるように構成されており、前記両座面角度可変リンク141,142によって当該可動部32に支持された前記シートクッション15の前記座面16の傾度を可変する座面角度可変機構255が構成されている。
このとき、前記各座面角度可変リンク141,142を支持する前記後方軸122には、前記各助力スプリング161,161からの付勢力が前記各座面角度可変リンク141,142を起立させる方向へ向けて付与されており、前記可動部32に支持された前記シートクッション15の前記座面16の後端部を上昇する方向へ付勢できるように構成されている。
このため、前記各助力スプリング161,161からの付勢力を、着座者の加重を打ち消す方向に作用させることができる。
そして、前記駆動モータ71で前記両座面角度可変リンク141,142を回動する際には、両座面角度可変リンク141,142の自由端部の前後方向への変位に伴って、両座面角度可変リンク141,142に支持された前記後方リンクブラケット152及び該後方リンクブラケット152に支持された前記可動部32を前後方向へ移動できるように構成されており、この可動部32の前後移動に伴って前記ベース31の前方回転軸55に支持された前記前方リンク61を回動して、該前方リンク61の自由端部に支持された前記可動部32の前端部を左右方向へ変位できるように構成されている。
これにより、前記座面角度可変リンク141,142による前記可動部32に支持された前記シートクッション15の座面16の変位に応じて、当該座面16の前端部を横方向へ変位できるように構成されている。
このように、前記駆動モータ72で前記各座面角度可変リンク141,142を回動する際に、前記前方リンク61を前記座面角度可変リンク141,142に連動して回動することで、前記座面16の傾度を可変する前記座面角度可変リンク141,142を備えた前記座面角度可変機構255と、前記座面16を回転する前記前方リンク61を備えた前記座面回転機構221とを、単一の前記駆動モータ72で駆動できるように構成されている。
このとき、前記回転ギア83を覆う前記カバー101には、図7及び図8に示したように、前記回転ギア83の前記駆動軸91に当接してオフ作動する前記引込側リミットスイッチ102と前記押出側リミットスイッチ103とが設けられており、該押出側リミットスイッチ103は、前記駆動モータ72で前記回転ギア83を回動し前記シート本体11が前記回転後位置14に達した際に、当該押出側リミットスイッチ103の前記押出側接触子106が前記駆動軸91に当接して作動する位置に設けられている。
この押出側リミットスイッチ103は、前記制御装置に接続されており、該制御装置は、前記押出側リミットスイッチ103のオフ作動を入力した際に、前記駆動モータ72への通電を遮断して、送り方向への駆動を停止するように構成されている。これにより、前記シート本体11が前記回転後位置14に達した際には、当該シート本体11の回動及び傾動を停止できるように構成されている。
また、前記引込側リミットスイッチ102は、前記駆動モータ72で前記回転ギア83を回動し前記シート本体11が前記回転前位置12に達した際に、当該引込側リミットスイッチ102の前記引込側接触子105が前記駆動軸91に当接して作動する位置に設けられている。
この引込側リミットスイッチ102も、前記制御装置に接続されており、該制御装置は、前記引込側リミットスイッチ102のオフ作動を入力した際に、前記駆動モータ72への通電を遮断して、戻し方向への駆動を停止するように構成されている。これにより、前記シート本体11が前記回転前位置12に達した際には、当該シート本体11の回動及び傾動を停止できるように構成されている。
この引込側リミットスイッチ102は、前記座面16を前記回転前位置12に戻した状態で前記左座面角度可変リンク141に戻し方向の力が付与されるように、若干前方寄りに固定されており、前記各座面角度可変リンク141,142を駆動する前記駆動リンク92の引込位置241は、この引込側リミットスイッチ102の固定位置によって設定されている。
これにより、前記駆動モータ72は、前記シート本体11が前記回転前位置12に戻された時点では通電が継続され、前記回転ギア83をさらに回動した時点で通電が遮断されるように構成されており、前記各座面角度可変リンク141,142は、前記シート本体11が前記回転前位置12に戻された時点で到達する戻し完了位置251より若干戻し方向へ回動されたテンション付与位置252で停止される。なお、前記シート本体11は、機械的にロックされることによって前記回転前位置12に維持されている。
このとき、前記回転ギア83は、逆回転防止機能を有するウォームギア等で構成された減速ギアユニット73に連結されている。このため、前記駆動モータ停止中には、前記戻し方向のテンションを継続的に前記座面角度可変リンク141,142に付与することができるように構成されている。
そして、前記可動部32の前記前方連結板203の下部には、図10に示すように、ウエッジ261が設けられている。該ウエッジ261は、首部262と、該首部262に設けられた先細り形状の嵌入部263とからなり、当該ウエッジ261は、キノコ状に形成されている。
このウエッジ261に対応する前記ベース31の前記クロスメンバ43の部位には、楕円形状の位置決めプレート270が設けられており、該位置決めプレート270には、前記ウエッジ261の嵌入部263が内嵌する円形の内嵌穴264が開設されている。
この位置決めプレート270は、前記シート本体11を前記回転前位置12にして前記座面16を車両前方へ向けた状態で、前記ウエッジ261の前記嵌入部263が前記内嵌穴264に内嵌する位置に固定されており、前記座面16のがたつきを防止するガタ止め構造271が前記ウエッジ261と前記内嵌穴264との嵌合構造によって構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態の車両用回転シート1では、単一の駆動モータ72で座面角度可変機構255と座面回転機構221とを駆動することができるため、前記シートクッション15の座面16の傾度の可変と回転とを一つの駆動モータ72によって行うことができる。
このため、前記座面角度可変機構255と前記座面回転機構221とのそれぞれに駆動モータを設ける場合と比較して、構成する部品点数を削減できるとともに、構成の簡素化を図ることができる。加えて、配線や制御の簡素化も図ることができる。したがって、低コスト化を図ることができる。
そして、レイアウトスペースを削減することができるため、レイアウトの自由度を高めることができる。
また、単一の駆動モータ72による前記座面角度可変機構255と前記座面回転機構221との駆動、つまりワンモータ・ツーアクションは、ワイヤ式やリンク式が考えられるが、本実施の形態では、リンク式を採用した。このため、前記駆動モータ72からの駆動力で座面角度可変リンク141,142を駆動して前記座面16の後端部を昇降することで、当該座面16の傾度を可変することができる。
このとき、前記座面角度可変リンク141,142による前記座面16の変位に応じて前方リンク61が作動することによって、当該座面16の前端部を横方向へ変位して該座面16を回動することができる。これにより、単一の前記駆動モータ72による前記座面16の傾動と回動とを実現することができる。
図11は、リンク機構を示す概略図であり、対応箇所に対応する符号が付されている。
この図からも、前記駆動モータ72で回動される前記回転ギア83の回転動作に応じて、前記可動部32後端部の昇降と回転とが連動して行われ、この可動部32に支持されたシート本体11の座面16を傾動しつつ回転できることが分かる。
ここで、前記シート本体11の前記座面16には、着座者の体重によって下方へ向けた荷重が加えられており、前記座面16の後端部を昇降して傾度を可変する際には、前記後端部を上昇する速度よりも下降する速度が速くなる。
そこで、本実施の形態では、後方軸122に設けられた前記助力スプリング161,161からの付勢力を前記座面角度可変リンク141,142に付与することによって、前記シート本体11の前記座面16の後端部を上昇する方向へ前記助力スプリング161,161の付勢力を付与することができ、前記座面16の後端部の上昇を補助することができる。
このため、着座者からの荷重が加えられた前記座面16の後端部を下降する際に、その下降速度の増大を抑えることができ、前記後端部の上昇速度と下降速度との速度差を少なくすることができる。
このとき、前記後端部の上昇に必要な駆動力を小さくすることができるため、小出力のモータの採用が可能となり、前記駆動モータ72の小型化も図ることができる。
そして、前記座面16を前記回転前位置12に戻した状態で、前記各座面角度可変リンク141,142に戻し方向の力が付与されるように各座面角度可変リンク141,142を駆動する駆動リンク92の引込位置241が引込側リミットスイッチ102の固定位置でを設定されている。
このため、前記シート本体11の前記座面16を前記回転前位置12に戻した状態において、前記座面角度可変リンク141,142を作動する前記駆動リンク92を前記引込位置241に移動することができ、前記座面角度可変リンク141,142に戻し方向の力を継続的に付与することができる。
これにより、前記各リンク92,141,142や前記回転ギア83やピニオンギア81等の機構部に生じ得るバックラッシュを抑えることができ、前記各座面角度可変リンク141,142で駆動される前記シート本体11の座面16の不用意ながたつきを防止することができる。
加えて、この回転前位置12では、前記可動部32に設けられたウエッジ261の嵌入部263が、前記ベース31に設けられた位置決めプレート270の内嵌穴264に内嵌するように構成されており、このガタ止め構造271によって前記シート本体11の前記座面16の不用意ながたつきを防止することもできる。
なお、本実施の形態にあっては、前記ガタ止め構造271を前記ウエッジ261で構成した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、ダボテールで構成しても良い。
本発明の一実施の形態を示す分解図である。 同実施の形態の動作を示す平面図である。 同実施の形態の動作を示す側面図である。 同実施の形態の回転ユニットを示す後方からの斜視図である。 同実施の形態の回転ユニットを示す前方からの斜視図である。 同実施の形態の回転ユニットの回転後位置を示す前方からの斜視図である。 同実施の形態の回転ユニットに引込側リミットスイッチと押出側リミットスイッチとが設けられた状態を示す後方からの斜視図である。 同実施の形態の引込側リミットスイッチと押出側リミットスイッチとの動作状態を示す説明図である。 同実施の形態の回転ユニットの側面図である。 同実施の形態のガタ止め機構を示す説明図である。 同実施の形態のリンク機構の動作を示す為の説明図である。
符号の説明
1 車両用回転シート
11 シート本体
12 回転前位置
15 シートクッション
16 座面
22 回転ユニット
21 スライドユニット
31 ベース
32 可動部
61 前方リンク
71 駆動部
72 駆動モータ
92 駆動リンク
141 左座面角度可変リンク
142 右座面角度可変リンク
161 助力スプリング
221 座面回転機構
241 引込位置
255 座面角度可変機構
261 ウエッジ
263 嵌入部
264 嵌入穴
271 ガタ止め機構

Claims (3)

  1. 座面の傾度を可変する機能と前記座面を回転する機能とを備えた車両用回転シートにおいて、
    前記座面の傾度を可変する座面角度可変機構と、前記座面を回転する座面回転機構とを単一の駆動源で駆動するとともに、該駆動源からの駆動力で前記座面の一端部を昇降する第一のリンクと、該第一のリンクによる前記座面の変位に応じて当該座面の他端部を横方向へ変位させる第二のリンクとを備える一方、
    前記座面を回転前位置に戻した状態で前記第一のリンクに戻し方向の力が付与されるように当該第一のリンクを駆動する駆動リンクの引込位置を設定したことを特徴とする車両用回転シート。
  2. 前記座面の一端部を上昇方向へ付勢する助力スプリングを備えたことを特徴とする請求項記載の車両用回転シート。
  3. 前記座面を回転前位置に戻した状態で互いに嵌合して前記座面のがたつきを防止するガタ止め構造を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用回転シート。
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