JP2005276639A - 走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法 - Google Patents

走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 対物レンズの中心位置に対物レンズ絞りの選択された開口の中心位置を自動的に一致させることができる走査電子顕微鏡等の対物レンズ絞りの位置調整方法を実現する。
【解決手段】 電子ビームを対物レンズ17によって目的物20上に集束すると共に、複数の開口を有した対物レンズ絞り19が設けられる。対物レンズ絞り19は複数の大きさの異なった開口を有しておりその内の一つを選択して用いるようにし、目的物20に照射される電子ビームの開き角や電流量を調整する。選択した開口の中心と対物レンズの中心とを一致させるため、対物レンズ17による電子ビームのフォーカスの状態を複数の段階に切り換え、それぞれのフォーカスの状態において、目的物上に設けられたナイフエッジの端部やクロスマークの中心位置等の特定位置を測定し、それぞれのフォーカスの状態において、測定した特定位置が一致するように、対物レンズ絞りの位置を自動的に調整する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、走査電子顕微鏡や、半導体デバイスの製造過程で、レジストが塗布されたウェハ上に所望のパターンを電子ビームを偏向させて描画したり、ステッパ用のマスクの製造時に、表面にレジストが塗布されたマスク乾板上で電子ビームを偏向移動させ、マスクパターンを描画する荷電粒子ビーム描画装置などの電子ビームを目標物上で移動(走査)する走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法に関する。
電子ビーム描画装置は、表面にレジストが塗布されたウェハやマスク乾板上に電子ビームによって微細なパターンを描画し、描画部分のレジストを感光させる装置である。電子ビーム描画装置で所定のパターンの描画が終了すると、ウェハあるいはマスク乾板は、その後現像処理、エッチング処理等が行われ、ウェハ上に特定の回路が形成され、あるいは、マスク乾板に所望パターンのマスクが形成される。
この電子ビーム描画装置は、超微細デバイスや量子細線などのナノメートル領域の超微細パターンの描画に不可欠な重要な技術である。この電子ビーム描画装置は、被描画材料に照射される電子ビームの形状によって、スポットビームタイプ、可変成形ビームタイプ、プロジェクションビームタイプに大別される。通常、スポットビームタイプの電子ビーム描画装置では、試料に照射される電子ビームの開き角を対物レンズ絞りの開口の大きさによって制限している。対物レンズ絞りは円形の開口を複数備えており、それらの項の径は相違しており、複数の径の異なった円形の開口を直線状に並べた絞り板を準備し、そのうちのいずれかの開口を電子ビーム装置の光軸上に配置する。
この対物レンズ絞りの径の異なった開口を変え、更に、対物レンズ絞りの上段に設けられたズームレンズ(コンデンサレンズ)の励磁強度を調整すれば、走査電子顕微鏡であれば試料上(結像面)でのビーム径や電流量を任意に変えることができる。また、電子ビーム描画装置では、被描画材料の表面(結像面)におけるビーム径や電流量を任意に変えることができる。
このようにして対物レンズ絞りの異なった径の開口を選択しているが、特定の径の開口を対物レンズ絞りとして用いた場合、常にその対物レンズ絞りの開口の中心を、光軸と一致させている対物レンズ中心と一致させなければならない。対物レンズやアパーチャ、コンデンサレンズ等の電子光学系の軸合わせを行っている例は多く、例えば、特許文献1を参照することができる。
特開平7−335158号公報
現在、光軸調整時における対物レンズ中心位置への対物レンズ絞りの開口中心位置調整(センタリング調整)は、走査電子顕微鏡画像の観察と、ウォブラー機能とを併せて行っている。なお、ここで使用されるウォブラー機能とは、対物レンズのレンズ値(励磁電流量)を正弦波で変調して、電子ビームのフォーカス状態を変調する機能である。
オペレータは、対物レンズ絞りの位置調整を行う場合、試料上の所望のマークを走査電子顕微鏡像で観察できるように、試料ステージを移動させる。マークが画面上に表示された段階で、適宜な精度で電子ビームのフォーカス合わせを行い、その後ウォブラー機能を動作させる。この機能が動作させられると、電子ビームはアンダーフォーカスの状態からオーバーフォーカスの状態との間でフォーカス状態が変化する。
更に、フォーカス状態が変化すると共に、画面上のマークの位置がX、Y方向に変化する。オペレータは、画面のマーク像を見ながら、対物レンズ絞りの位置をX方向に微動調整させ、画面上のマークがフォーカスの変化によらず、常にX方向の位置が変わらず固定された状態に調整する。更に、オペレータは、画面のマーク像を見ながら、対物レンズ絞りの位置をY方向に微動調整させ、画面上のマークがフォーカスの変化によらず、常にY方向の位置が変わらず固定された状態に調整する。
このようにして、観察画面上のマークの位置が、フォーカスの変化に対しても移動しないように対物レンズ絞り位置を調整すれば、対物レンズ絞りの内の選択された径の開口は、対物レンズ中心と一致させることができる。しかしながら、対物レンズ絞りの調整をオペレータによる走査電子顕微鏡像の観察に頼って行っているため、調整に対して個人差が生じ、常に一定の高い精度での位置合わせを行うことができない。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、その目的は、対物レンズの中心位置に対物レンズ絞りの選択された開口の中心位置を自動的に一致させ、位置合わせの個人差をなくすと共に、高い精度での位置合わせを行うことができる走査電子顕微鏡等の走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法を実現するにある。
請求項1の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、電子ビームを対物レンズによって目的物上に集束すると共に、複数の大きさの異なった開口を有した対物レンズ絞りを設け、対物レンズ絞りの複数の開口を選択して用いるようにし、電子ビームの目的物上の照射位置を電子ビームを偏向することによって移動させるようにした走査型電子ビーム装置において、対物レンズによる電子ビームのフォーカスの状態を複数の段階に切り換え、それぞれのフォーカスの状態において、目的物上に設けられた特定位置を測定し、それぞれのフォーカスの状態において、測定した特定位置が一致するように、対物レンズ絞りの位置を調整するようにしたことを特徴としている。
請求項2の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、走査電子顕微鏡において対物レンズ絞りの位置調整を行うようにしたことを特徴としている。
請求項3の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、電子ビーム描画装置において対物レンズ絞りの位置調整を行うようにしたことを特徴としている。
請求項4の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、目的物上に設けられた特定位置として、X方向とY方向の直交する端部を有したナイフエッジ位置を用い、それぞれのナイフエッジを横切って電子ビームを走査し、ナイフエッジ位置を求めるようにしたことを特徴としている。
請求項5の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、目的物上に設けられた特定位置として、X方向とX方向に直交するY方向に伸びる帯状のマークの中心位置であり、それぞれの帯状マークを横切って電子ビームの走査を行い、走査に伴って得られた信号に基づいてそれぞれの帯状マークの中心位置を求めるようにしたことを特徴としている。
請求項1の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、電子ビームを対物レンズによって目的物上に集束すると共に、複数の大きさの異なった開口を有した対物レンズ絞りを設け、対物レンズ絞りの複数の開口を選択して用いるようにし、電子ビームの目的物上の照射位置を電子ビームを偏向することによって移動させるようにした走査型電子ビーム装置において、対物レンズによる電子ビームのフォーカスの状態を複数の段階に切り換え、それぞれのフォーカスの状態において、目的物上に設けられた特定位置を測定し、それぞれのフォーカスの状態において、測定した特定位置が一致するように、対物レンズ絞りの位置を調整するようにしたことを特徴としている。この結果、対物レンズ絞りの位置調整をオペレータが走査電子顕微鏡像を観察しながら行うことなく自動的に対物レンズの中心と対物レンズ絞りの開口の中心とを位置合わせすることができる。
請求項2の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、走査電子顕微鏡において対物レンズ絞りの位置調整を行うようにしたことを特徴としている。その結果、オペレータが走査電子顕微鏡像を観察しながら絞り位置の調整をする必要がなくなり、走査電子顕微鏡のオペレータの負担が軽くなる。
請求項3の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、電子ビーム描画装置において対物レンズ絞りの位置調整を行うようにしたことを特徴としている。その結果、オペレータが走査電子顕微鏡像を観察しながら絞り位置の調整をする必要がなくなり、電子ビーム描画装置のオペレータの負担が軽くなる。
請求項4の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、目的物上に設けられた特定位置として、X方向とY方向の直交する端部を有したナイフエッジ位置を用い、それぞれのナイフエッジを横切って電子ビームを走査し、ナイフエッジ位置を求めるようにしたことを特徴としている。この結果、対物レンズ絞り位置の調整の自動化が可能となる。
請求項5の発明に基づく走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法は、目的物上に設けられた特定位置として、X方向とX方向に直交するY方向に伸びる帯状のマークの中心位置であり、それぞれの帯状マークを横切って電子ビームの走査を行い、走査に伴って得られた信号に基づいてそれぞれの帯状マークの中心位置を求めるようにしたことを特徴としている。この結果、対物レンズ絞りの位置の調整をマーク検出信号に基づいて自動的に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。最初に本発明の原理について説明する。図1は、対物レンズ1と対物レンズ絞り2と、電子ビームのフォーカス状態の関係を示しており、上段のコンデンサレンズ(図示せず)によって集束された電子ビームEBは、対物レンズ絞り2の開口3を通過して対物レンズ1に入射し、対物レンズ1によって、通常試料が配置される位置に、試料に代えて配置されたナイフエッジ検出器4上にフォーカスされる。
ナイフエッジ検出器4は、図2に示すようなナイフエッジ5と電子検出器として動作するファラデーカップ6とより成る。ナイフエッジ5は、図3の平面図に示すように、四角い開口(開口)7を有した金属製の板であり、開口7の端部は、高い精度で直線性が保たれており、X方向の端部XtとY方向の端部Ytとは正確に直角の関係とされている。なお、対物レンズ1の磁場内には、電子ビームの偏向器8が設けられている。
図1は、対物レンズ1の中心と、対物レンズ絞り2の開口3の中心とが一致しているケースであり、図1(a)、(b)、(c)に示すように、対物レンズ1を制御してフォーカス状態を変化させても、検出器4のナイフエッジ5の表面上の電子ビームの中心位置は変化しない。すなわち、電子ビームの中心Cは常に光軸O上に位置する。なお、図1(a)は、電子ビームがアンダーフォーカスの状態、図1(b)は、電子ビームがナイフエッジ検出器4のナイフエッジの表面にフォーカスされている状態、図1(c)は、電子ビームがオーバーフォーカスの状態を示している。
図4は、対物レンズ1の中心と、対物レンズ絞り2の開口3の中心とがずれているケースであり、図4(a)、(b)、(c)に示すように、対物レンズ1を制御してフォーカス状態を変化させると、検出器4のナイフエッジ5の表面上の電子ビームの中心Cの位置は、フォーカスの状態に応じて変化する。なお、図4(a)は、電子ビームがアンダーフォーカスの状態、図4(b)は、電子ビームがナイフエッジ検出器4のナイフエッジの表面にフォーカスされている状態、図4(c)は、電子ビームがオーバーフォーカスの状態を示している。
この対物レンズ絞りの開口3の中心と対物レンズ1の中心とが一致していない場合、対物レンズ1を制御してフォーカス状態を変化させると、電子ビームの中心位置Cは、フォーカス状態の変化に対して光軸(対物レンズの中心位置)からずれていき、特定の方向に変化していく。図4の例では、電子ビームのフォーカス状態を、図4(a)のアンダーの状態から図4(c)のオーバーの状態に変化させると、電子ビームの中心位置は、+X方向に変化する。
この場合に、ナイフエッジ法によって走査面内のナイフエッジ位置を測定すると、その位置は、フォーカス状態が異なると変化する。図4の例では、電子ビームのフォーカス状態を、図4(a)のアンダーの状態から図4(c)のオーバーの状態に変化させると、走査面内のナイフエッジ位置は、電子ビームの中心位置Cの変化に対して逆方向の−X方向に変化することになる。したがって、この変化量がなくなるように対物レンズ絞りの位置を調整すると、対物レンズ絞りを対物レンズ中心に配置させることができる。
したがって、本発明の一実施の形態では、対物レンズ1を制御してナイフエッジ検出器4上のフォーカス状態を変化させ、それぞれのフォーカス状態において、偏向器8を駆動し、例えば、ナイフエッジ5のX方向の端部Xtを横切って電子ビームを走査する。この電子ビームの走査に伴って、最初はナイフエッジ5によって電子ビームは遮られ、ファラデーカップ6には電子ビームが検出されない。電子ビームが走査により移動し、ナイフエッジ5のX方向の端部Xt部に至ると、徐々に電子ビームが端部Xtからはみ出し、ファラデーカップ6によって検出されるようになる。
図5はファラデーカップ6によって検出された電子ビームの検出信号であり、信号曲線Suは電子ビームがアンダーフォーカスの状態の時に得られた信号であり、信号曲線Soは電子ビームがオーバーフォーカスの状態の時に得られた信号である。この2種の信号のずれΔは、対物レンズ絞り2の開口3の中心位置と対物レンズ1の中心との間のずれ量に比例するものであり、このずれ量Δが0になるように対物レンズ絞り2の位置を機械的に移動させれば、絞り2の開口3の中心と対物レンズ1の中心とを一致させることができる。
図6は本発明に基づく走査電子顕微鏡の一例を示しており、11は内部が真空に排気された真空筐体である。真空筐体11の上部には、電子銃12が配置されており、この電子銃12は電子銃制御部13によってその加速電圧やビーム電流量の調整がなされる。電子銃12の下部には、電子ビームのブランキング電極14が位置されている。ブランキング電極14は、ブランキング制御部15によって製御され、後述する電子ビームの走査に同期して、電子ビームをブランキングする。
ブランキング電極14の下部には、ズームレンズ(コンデンサレンズ)16が設けられ、ズームレンズ16により電子ビームは集束される。このズームレンズ16は、最終段のレンズである対物レンズ17と共に、電子光学系制御部18によって制御され、電子ビームを細く集束する作用を有すると共に、ズームレンズ16の下部に設けられた対物レンズ絞り19によって、試料20sに照射される電子ビームの電流量の制御を行う。この試料20sは、対物レンズ17の中心と対物レンズ絞り19の開口の中心とを一致させる動作の場合には、試料20sに代えて図2に示すような、ナイフエッジ5とファラデーカップ6より成るナイフエッジ検出器20dが配置される。なお、試料20sとナイフエッジ検出器20dとは、試料ステージ26上に配置されており、試料の上面とナイフエッジ検出器のナイフエッジの表面とは、ほぼ同一高さに調整されている。
なお、対物レンズ絞り19の電子ビームの光軸に垂直なXY平面の位置は、絞り駆動部21によって移動させられる。絞り駆動部21は、例えば、X、Y方向に絞り19を移動させるためのモータが備えられており、モーターの回転により、絞りの位置を精密に移動させることができる。絞り駆動系21は、対物レンズ絞り制御系22によって制御される。
対物レンズ17の近傍には2段の静電型偏向器23が設けられているが、偏向器23に印加される偏向電圧は、ビーム走査制御系24によって制御される。ナイフエッジ検出器20からの検出信号は、信号検出系25に供給される。ナイフエッジ検出器20d(試料20s)は、X、Y移動ステージ26上に載せられ、電子光学系の位置合わせを行う際にはナイフエッジ検出器20dが光軸下に移動させられ、試料の走査像を観察する際には、試料20sが光軸下に移動させられる。この移動ステージ26は、移動ステージ制御系27によってその移動が制御される。
上記した電子銃制御系13,ビームブランキング制御系15,電子光学制御系18、対物レンズ絞り制御系22,ビーム走査制御系24,信号検出系25,移動ステージ制御系27は、制御CPU28によってコントロールされる。このような構成の動作を次に説明する。
図6の走査電子顕微鏡における通常の走査像の観察時には、筐体11内部は真空に排気され、制御CPU28は移動ステージ制御系27を制御し、試料ステージ26上に配置された試料部分20sを電子ビームの光軸上に配置されるようにステージを移動させる。試料ステージ26上には試料20sが配置されると、電子銃12から発生し加速された電子ビームは、ズームレンズ16,対物レンズ17によって試料20s上に細く集束される。更に電子ビームは偏向器23への走査電圧の供給により偏向され、試料20sの所望領域が細く絞られた電子ビームによって2次元的に走査されることになる。
なお、この際、走査制御系からの走査信号に同期して、ビームブランキング制御系15が制御され、例えば、電子ビームの2次元走査における帰線期間、ビームの試料への照射を停止するようにブランキング電極14にブランキング電圧を印加する。試料20sへの電子ビームの照射によって、試料から発生した、例えば2次電子は、図示していない2次電子検出器によって検出される。検出された2次電子信号は、図示していないディスプレイに供給される。このディスプレイには、走査制御系24からの走査信号が同期信号として供給されることから、ディスプレイ上には、試料20sの走査2次電子像が表示されることになる。次に対物レンズ17の中心と対物レンズ絞り19の開口の中心とを一致させる動作について説明する。
まず、対物レンズ絞りと対物レンズとの位置合わせの動作を実行する前に、制御CPU28に必要なパラメータの入力を行う。入力パラメータとしては、電子ビームのフォーカスの変更幅、ナイフエッジ位置許容値などが含まれる。このフォーカス変更幅とは、フォーカスをアンダー、オーバーフォーカス状態にするときの対物レンズ17に流す電流の±の変化量を設定するものであり、ナイフエッジ位置許容値は、自動センタリング調整時の収束条件である。これらの入力パラメータは、あらかじめ経験的に決定した値を設定する。
このパラメータの入力が終了後、最初に、制御CPU28からの指令により、移動ステージ制御系がコントロールされ、移動ステージが移動されて、ステージ26上の電子ビーム光軸上には、試料20sに代えてナイフエッジ検出器20dが配置される。次に、対物レンズ絞り制御系22がコントロールされ、絞り駆動部21により絞り19を移動させ、対物レンズ絞り19を対物レンズ17の中心付近に配置しておく。このような状態で、電子光学制御系18はコントロールされ、電子ビームが検出器20dのナイフエッジ部表面上付近にアンダーフォーカスされるように、ズームレンズ16と対物レンズ17は制御される。
上記した状態で、ビーム走査制御系24をコントロールし、偏向器23によって電子ビームをナイフエッジ検出器(ナイフエッジ法測定器)20d上で走査する。このナイフエッジ19の表面上をX方向に走査することによって、ナイフエッジ検出器20dから電流検出信号が得られ、この電流検出信号は、信号検出系25を介して制御CPU28に供給される。この電流検出信号をプロットすると、図5に示す信号が得られる。図5の検出信号のグラフの横軸は電子ビームの走査位置であり、縦軸は検出信号強度を示している。
この図から明らかなように、走査の初期段階では、電子ビーム全部がナイフエッジを構成する金属板部分によって遮蔽され、電子ビームは検出されない。電子ビームの走査により電子ビームの照射位置が移動して、ナイフエッジ部分に到達すると、徐々に電子ビームはナイフエッジの開口を通過して、ナイフエッジ下部に設けられたファラデーカップによって検出される。電子ビームが更に移動され、電子ビームの全てがナイフエッジの金属板によって遮蔽されず、ファラデーカップに入射して検出される。
この関係は、次の誤差関数として表すことができる。
f(x)=a0・erf{(x−a1)/a2)+a3
ここでerfは誤差関数を表す。上式において、a1が電子ビームの中心位置を表し、この位置をナイフエッジ位置とする。すなわち、ナイフエッジ位置Xu、Yuの測定は、制御CPU28に取り込んだデータを数値解析(データを上式でフィッティングする)し、上式のa1を求めるものである。この際、データを1階、2階、・・・微分として数値計算を行い、フィッティングを行っても良い。このような測定をX、Y方向に対してそれぞれ行い、ナイフエッジ位置Xu、Yuをそれぞれ決定する。なお、X、Y方向の測定順序は逆にしても良い。
アンダーフォーカス状態でのナイフエッジ位置の測定後、制御CPU28から電子光学制御系18がコントロールされ、対物レンズ17に流す電流を入力パラメータのフォーカス変更幅にしたがって変更し、電子ビームのフォーカスをオーバーフォーカスの状態とする。そして、前記アンダーフォーカスの状態で測定したと同様の方法でオーバーフォーカスの状態におけるナイフエッジ位置Xo、Yoを測定する。なお、アンダーフォーカス状態とオーバーフォーカス状態のナイフエッジ位置の測定順序は逆にしても良い。
アンダーフォーカス状態とオーバーフォーカス状態のナイフエッジ位置の測定後、X、Yそれぞれの方向でアンダーフォーカス状態とオーバーフォーカス状態のナイフエッジ位置の差ΔX、ΔYが算出される。
ΔX=Xu−Xo
ΔY=Yu−Yo
この差は、対物レンズ17の中心に対して、対物レンズ絞り19の位置がずれていることによって生じることは前に述べた。図1を参照して説明したとおり、対物レンズ絞り19が対物レンズ17の中心に配置されているとき、対物レンズを制御してフォーカス状態を変化させても、電子ビームの中心位置は変化しない。したがって、この場合にナイフエッジ法によって走査面内のナイフエッジ位置を測定しても、その位置はフォーカス状態が異なっても変化せず、一定である。
しかしながら、図4に示すように、対物レンズ絞りが対物レンズの中心に配置されていない場合には、対物レンズを制御してフォーカス状態を変化させると、電子ビームの中心位置は、フォーカス状態の変化に対応して特定の方向に移動していく。図4の場合では、アンダーからオーバーへフォーカス状態が変化すると、電子ビームの中心位置は、+X方向に変化している。
この場合に、ナイフエッジ法によって走査面内のナイフエッジ位置を測定すると、その位置は、フォーカス状態が異なると変化する。図4のケースでは、アンダーからオーバーへフォーカスが変化すると、走査面内のナイフエッジ位置は、電子ビームの中心位置とは逆方向の−X方向に変化する。したがって、アンダーとオーバーフォーカス時のナイフエッジ位置に変化が生じる。
制御CPU28は、ΔX、ΔYの算出後、ΔX、ΔYの絶対値│ΔX│、│ΔY│を入力パラメータによって設定したナイフエッジ位置許容値と比較し、共にナイフエッジ位置許容値以内であれば、調整を終了する。このとき、│ΔX│、│ΔY│のどちらか一方でもナイフエッジ位置許容値以上であれば、制御CPU28から対物レンズ絞り制御系22をコントロールし、対物レンズ絞り駆動部21を駆動して、対物レンズ絞り19の位置を調整する。
上記したように、│ΔX│、│ΔY│のどちらか一方でもナイフエッジ位置許容値以上であれば、制御CPU28から対物レンズ絞り制御系22をコントロールし、対物レンズ絞り駆動部21を駆動して、対物レンズ絞り19の位置を調整するが、この調整時の対物レンズ絞り19の移動方向と移動量は、ΔX、ΔYから経験的に決定する。例えば、それらが線形関係にしたがうとすると、対物レンズ絞りの移動量L1,L2は、次の関係式によって決定される。なお、移動量L1,L2の方向は直交する。
L1=aΔX+bΔY
L2=cΔX、dΔY
対物レンズ絞りの調整後、再びアンダーとオーバーフォーカス状態のナイフエッジ位置を測定し、ΔX、ΔYの絶対値│ΔX│、│ΔY│を、設定したナイフエッジ位置許容値と比較する。ΔX、ΔYの絶対値│ΔX│、│ΔY│が設定したナイフエッジ位置許容値以内に収まるまで、調整を繰り返すことによって、対物レンズ絞りを対物レンズ中心に自動的に配置することが可能となる。
この検出信号の変曲点の中間位置Cがナイフエッジ位置である。このナイフエッジ位置Cは、相対的には電子ビームのビーム中心位置と等しい。その後、電子光学系制御系14をコントロールして、対物レンズ17により電子ビームのフォーカス状態をナイフエッジ検出器20dの表面上でアンダーフォーカスおよびオーバーフォーカスの状態とする。このアンダーフォーカスの状態とオーバーフォーカスの状態とのそれぞれの状態で、ビーム走査制御系24をコントロールし、偏向器23によって電子ビームをナイフエッジ検出器(ナイフエッジ法測定器)20d上でX方向に走査する。
この2つの状態で電子ビームをナイフエッジ部を横切って走査し、アンダーフォーカスの状態とオーバーフォーカスの状態とのそれぞれの状態におけるナイフエッジ位置を測定する。この場合、ファラデーカップからの電流検出信号は信号検出系25を介して制御CPU28に供給されるが、信号検出系25は、プリアンプ、A/D変換器等で構成されている。
図5のグラフにおけるファラデーカップにより検出された信号強度の曲線の内、曲線Suは、電子ビームがアンダーフォーカスの状態で得られた検出信号、曲線Soは、電子ビームがオーバーフォーカスの状態で得られた信号である。制御CPU28は、2種の曲線が重なり合うように、対物レンズ絞り制御系22をコントロールし、絞り駆動部21によって対物レンズ絞り19の位置を移動させる。この絞りの位置を移動させる際、ナイフエッジを横切っての電子ビームの走査をフォーカスの状態を変えながら行い、2種の曲線から求められるナイフエッジの位置が一致する方向に、対物レンズ絞り19の位置を自動的に移動させる。このような走査を行うことにより、電子ビームのフォーカス状態が変化しても、常にナイフエッジの位置は同じ位置として検出される。このようにして対物レンズ絞り19の位置を調整することにより、対物レンズ絞り19の中心と、対物レンズの中心とは位置合わせされることになる。
なお、上記した実施の形態では、電子ビームのフォーカスをアンダー、オーバーの2種類に変化させ、得られる2種の曲線に基づくナイフエッジの位置を一致させるようにしたが、電子ビームのフォーカス状態は、アンダーとオーバーの2種類の組み合わせに限定されない。例えば、アンダーとオーバーに加えて、ジャストフォーカスの際のナイフエッジ位置の検出信号も用いて3種類の曲線に基づき、ナイフエッジの位置を一致させるようにしても良い。更には、アンダーとジャストフォーカス、あるいは、ジャストとオーバーフォーカスの組み合わせでも良い。
また、上記した位置合わせは、X方向の対物レンズ絞りの開口中心と対物レンズの中心との位置合わせを行ったが、X方向の対物レンズ絞り19の位置合わせを行った後、同様な方法でY方向の位置合わせを行うことになる。すなわち、X、Yの両方向の位置合わせを行うことにより、対物レンズ絞り19の開口中心と、対物レンズ17の中心とを一致させることができる。
図7は本発明の他の実施の形態を示しており、図6の実施の形態で説明した走査電子顕微鏡と同一ないしは類似の構成要素には同じ番号を付し、その詳細な説明は省略する。図7の実施の形態と図6に示した実施の形態との相違点は、ナイフエッジ検出器に代え、図7では、試料30の表面に図8に示すクロスマークMを設けたことである。すなわち、電子ビームのフォーカスの状態を変化させ、それぞれのフォーカス状態でクロスマークMを走査している。
クロスマークMは、図8に示すように、シリコン(Si)基盤31の表面に金(Au)などの金属をクロス状に蒸着したパターンである。この場合、位置の測定は、ナイフエッジ位置に代わって、クロスマークMの中心位置とする。このクロスマークMの中心位置の測定の一例を次に説明する。まず、制御CPU28からビーム走査制御系24をコントロールし、偏向器23に走査電圧信号を印加して、X方向の走査を行う。この電子ビームの走査に伴い、クロスマーク領域から反射電子が発生し、この反射電子は検出器31によって検出される。この反射電子の発生量は、試料表面の物質に応じて相違する。
検出器31からの電流検出信号は信号検出系25を介して制御CPU28に供給されるが、信号検出系25は、プリアンプ、A/D変換器等で構成されている。このとき、走査座標に対して反射電子検出器31からの電流をプロットすると、図9の信号が得られる。制御CPU28は、このデータに対して数値計算を行い、クロスマークMの中心位置X、Yを算出する。
X方向の中心位置を求める場合、数値計算は、最初に図9のデータを走査座標に対して微分して図10に示す微分信号g(x)を得る。クロスマークMの中心位置Xは、この微分信号g(x)に基づいた次式に示す自己相関関数G(x)を用いて計算する。
Figure 2005276639
上式でτは図10に示した微分値g(x)の±ピーク間距離である。このときの自己相関関数G(X)の−ピークの位置(図11を参照)をクロスマークの中心位置Xする。このようにして、X方向のクロスマークの中心位置を求めたら、同様な手法により、クロスマークのY方向の中心位置を求める。このようなクロスマークの中心位置の測定を電子ビームのフォーカス状態を変化させて行い、異なったフォーカス状態でも電子ビームの走査によって検出したクロスマークの位置が常に一致するように、対物レンズ絞り19の位置の調整を自動的に行う。
以上本発明の一実施形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されない。例えば、走査電子顕微鏡を例に説明したが、電子ビーム描画装置に本発明を適用しても良い。検出する試料位置としてクロスマークを用いたが、L字状のマークであっても良い。また、マーク部分からの反射電子を検出したが、2次電子を検出しても良い。
本発明は、半導体デバイスの製造やステッパー用マスクを作成する半導体製造分野に利用される。
電子ビームのフォーカスの相違による電子ビームの中心位置と光軸との関係を示す図である。 ナイフエッジ検出器を示す図である。 ナイフエッジの平面図を示す図である。 電子ビームのフォーカスの相違による電子ビームの中心位置と光軸との関係を示す図である。 ナイフエッジ検出器で検出された信号波形を示す図である。 本発明に基づく方法を実施するための電子ビーム装置を示す図である。 本発明に基づく方法を実施するための電子ビーム装置を示す図である。 クロスマークを示す図である。 マーク検出信号を示す図である。 微分波形を示す図である。 自己相関関数波形を示す図である。
符号の説明
11 真空筐体
12 電子銃
13 電子銃制御系
14 ブランキング電極
15 ブランキング制御系
16 ズームレンズ
17 対物レンズ
18 電子光学系制御系
19 対物レンズ絞り
20 試料(ナイフエッジ検出器)
21 対物レンズ絞り駆動部
22 対物レンズ絞り駆動制御系
23 偏向器
24 ビーム偏向制御系
25 信号検出系
26 移動ステージ
27 ステージ制御系
28 制御CPU

Claims (5)

  1. 電子ビームを対物レンズによって目的物上に集束すると共に、複数の大きさの異なった開口を有した対物レンズ絞りを設け、対物レンズ絞りの複数の開口を選択して用いるようにし、電子ビームの目的物上の照射位置を電子ビームを偏向することによって移動させるようにした走査型電子ビーム装置において、対物レンズによる電子ビームのフォーカスの状態を複数の段階に切り換え、それぞれのフォーカスの状態において、目的物上に設けられた特定位置を測定し、それぞれのフォーカスの状態において、測定した特定位置が一致するように、対物レンズ絞りの位置を調整するようにした走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法。
  2. 走査型電子ビーム装置は走査電子顕微鏡である請求項1記載の走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法。
  3. 走査型電子ビーム装置は電子ビーム描画装置である請求項1記載の走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法。
  4. 目的物上に設けられた特定位置は、X方向とY方向の直交する端部を有したナイフエッジ位置であり、それぞれのナイフエッジを横切って電子ビームを走査し、ナイフエッジ位置を求めるようにした請求項1〜3記載の走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法。
  5. 目的物上に設けられた特定位置は、X方向とX方向に直交するY方向に伸びる帯状のマークの中心位置であり、それぞれの帯状マークを横切って電子ビームの走査を行い、走査に伴って得られた信号に基づいてそれぞれの帯状マークの中心位置を求めるようにした請求項1〜3記載の走査型電子ビーム装置における対物レンズ絞りの位置調整方法。
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