JP2005261040A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リレー溶着検出用の回路を新たに追加すること無く、昇圧回路のあるインバータ装置におけるリレーの溶着を的確に検出する。
【解決手段】 リレー(メインリレー3、突入電流防止リレー6)とインバータ5間に設けられた昇圧回路4と、インバータ5に並列接続されたコンデンサC1と、昇圧回路4、リレー(メインリレー3、突入電流防止リレー6)及びインバータ5を制御する制御装置8とを備える。制御装置8は、コンデンサC1の端子電圧を検出する検出手段(充電電圧検出回路19)を有し、リレー(メインリレー3、突入電流防止リレー6)を解裂した状態で昇圧回路4の出力を設定最大電圧まで昇圧させたとき、コンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高いか否かの溶着検出処理を実行する。コンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高い場合は、リレー(メインリレー3、突入電流防止リレー6)の溶着と判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源よりリレーを介してインバータに電力を供給するインバータ装置に関するものである。
従来より電気モータを使用する一般的な装置においては、装置に異常が発生した場合に電気モータの通電を遮断できるように、電気モータの電源ラインに直列に制御装置によって制御されるリレーが接続されている。この種の電源リレーの接点は、通常の装置の作動中は閉じて、その接点を介して電気モータに電力が供給される。
ところで、装置の不具合やその他の原因により、電気モータに大電流が流れる場合があるが、その大電流も電源リレーの接点を流れる。リレーの接点はその接触抵抗が充分小さくなるようにリレーを2個並列に設け一方のリレーに突入電流を防止する工夫がなされている。該リレーは、接点に大電流を流したり遮断したりする接点開閉時、一時的に接触抵抗の増大、また、流している電流を遮断するときの接点での放電により、接点は大きな発熱により溶着してしまう。並列に設けた2個のリレーの内の何れかのリレーが故障して接点が溶着してしまうと、装置は制御不能となり動かなくなってしまう場合がある。そこで、リレーの接点溶着の検出を行う電源リレー故障検知装置が提案されている(特許文献1参照)。
この電源リレー故障検知装置では、接点異常検出手段を設けている。そして、接点異常検出手段にて二次電源ラインの電圧を測定し、リレー接点に溶着が生じていなければ測定電圧はゼロ、リレー接点に溶着が生じていればゼロより高い電圧になる。この接点異常検出手段が検出した測定電圧の値によって、リレー接点の溶着を検出していた。
特許第3097723号公報
しかしながら、従来では並列に設けた2個のリレーを開いた状態で、リレー前後の端子電圧を比較して、測定電圧がゼロならばリレーの接点溶着と判断していたが、回路には大容量のコンデンサが使用されているため、放電電圧により測定電圧は直ぐにゼロにならない。このため、コンデンサの充電電圧が無くなるまで、リレー前後の端子電圧を測定できないという問題があった。
また、装置に電源電圧を昇圧する昇圧回路を設けている場合、リレーを開いた直後コンデンサが放電し切る前には昇圧回路の電源とは反対側の方が電圧が高くなる場合もあり、やはり測定電圧が直ぐにゼロにならずリレー前後の端子電圧を測定できないという問題があった。このため、もっと的確にリレー接点の溶着を検出することができる装置の開発が望まれていた。
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、リレー溶着検出用の回路を新たに追加すること無く、昇圧回路のあるインバータ装置におけるリレーの溶着を的確に検出することを目的とする。
即ち、本発明のインバータ装置は、電源よりリレーを介してインバータに電力を供給するインバータ装置において、リレーとインバータ間に設けられた昇圧回路と、インバータに並列接続されたコンデンサと、昇圧回路、リレー及びインバータを制御する制御装置とを備え、この制御装置は、コンデンサの端子電圧を検出する検出手段を有し、リレーを解裂した状態で昇圧回路の出力を設定最大電圧まで昇圧させたとき、コンデンサの端子電圧が昇圧前より高いか否かの溶着検出処理を実行し、コンデンサの端子電圧が昇圧前より高い場合には、リレーの溶着と判断することを特徴とする。
また、請求項2の発明のインバータ装置は、上記において、制御装置は、溶着検出処理を所定回数実行し、何れもコンデンサの端子電圧が昇圧前より高い場合にリレーの溶着と判断することを特徴とする。
本発明によれば、電源よりリレーを介してインバータに電力を供給するインバータ装置において、リレーとインバータ間に設けられた昇圧回路と、インバータに並列接続されたコンデンサと、昇圧回路、リレー及びインバータを制御する制御装置とを備え、この制御装置は、コンデンサの端子電圧を検出する検出手段を有し、リレーを解裂した状態で昇圧回路の出力を設定最大電圧まで昇圧させたとき、コンデンサの端子電圧が昇圧前より高いか否かの溶着検出処理を実行し、コンデンサの端子電圧が昇圧前より高い場合には、リレーの溶着と判断するようにしたので、リレー溶着用の回路を新たに追加すること無く、昇圧回路のあるインバータ装置におけるリレーの溶着を的確に検出することができるようになる。
また、請求項2の如く、溶着検出処理を所定回数実行し、何れもコンデンサの端子電圧が昇圧前より高い場合にリレーの溶着と判断するようにすれば、一時的な誤動作による溶着判断を排除し、より確実にリレーの溶着判断を行うことができるようになる。
本発明は、昇圧回路のあるインバータ装置におけるリレーの溶着を検出するため、インバータに並列接続したコンデンサの端子電圧を検出する検出手段と制御装置とを設ける。リレーの溶着を検出するという目的をコンデンサの端子電圧を測定するだけの簡単な測定で実現した。
次に、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明のインバータ装置1を備えた一実施例の電気自動車の電気回路図、図2は本発明のインバータ装置1の動作説明を示すフローチャートをそれぞれ示している。
図1において、2は例えば燃料電池自動車(FCEV)に搭載された電源(この場合、燃料電池となる)であり、この電源2のプラス側の端子はメインリレー3を介して電源2の電圧を所定の設定電圧まで昇圧する昇圧回路4に接続され、この昇圧回路4はインバータ5に接続されている。該昇圧回路4は、図示しないリアクトルとダイオードとスイッチング用のパワートランジスタなどから構成され、このトランジスタのベースが制御されることにより電源電圧を昇圧して、後述するモータMを駆動可能電圧にするように構成されている。
また、電源2のマイナス側の端子は昇圧回路4を介してインバータ5に接続され、インバータ5は、燃料電池自動車走行用のモータMに接続されている。この場合、インバータ5は昇圧回路4で昇圧された電力をモータMを駆動し自動車を走行させることができる周波数及び電圧に変換するもので、図示しないが複数のスイッチング素子とスイッチングサージ吸収用のダイオードなどにて構成されており、電源2からの直流電力をモータ駆動波形に変換してモータMに印加する。これによって、モータMを駆動し自動車を走行させる。
電源2のプラス側の端子とメインリレー3との間には抵抗R1を介してスイッチSW1が直列に接続された突入電流防止リレー6の一方の端子が接続されている。突入電流防止リレー6の他方の端子は、メインリレー3と昇圧回路4との間に接続され、メインリレー3と突入電流防止リレー6は並列に接続されている。
該突入電流防止リレー6は、汎用のマイクロコンピュータにて構成された制御装置8(図1では制御回路と図示している)に接続されている。この突入電流防止リレー6は、制御装置8によってメインリレー3より先に閉じられ、電源2からの過大な突入電流を突入電流防止リレー6を構成する抵抗R1によって吸収しながら、その電力を昇圧回路4を介して後述するコンデンサC1に充電する。
また、電源2のプラス側の端子とマイナス側の端子間に渡って入力電圧検出回路9が接続されており、この入力電圧検出回路9は制御装置8に接続されている。該入力電圧検出回路9は、例えば直列に接続された2個の抵抗(図示せず)にて構成され、制御装置8はその両抵抗の間の電圧を検出することにより電源2の電圧を検出すると共に電源2の電圧を監視する。
また、昇圧回路4とインバータ5との間となる昇圧回路4の一方の端子と、昇圧回路4の他方の端子間に渡って抵抗R2が接続されており、この抵抗R2に並列にコンデンサC1が接続されている。該コンデンサC1は、昇圧回路4の一方の端子側を+、他方の端子側を−にて接続されている。このコンデンサC1は、インバータ5のON時の電圧ドロップの補正及びインバータ5のOFF時のモータMからの逆起電力を吸収すると共に、コンデンサC1に充電された充電電圧を放電する役割を果たす。
また、昇圧回路4とインバータ5との間となる昇圧回路4の一方の端子と、昇圧回路4の他方の端子間に渡ってコンデンサC1と並列に充電電圧検出回路19(本発明のコンデンサの端子電圧を検出する検出手段に相当)が接続されている。該充電電圧検出回路19は、コンデンサC1の両端の端子電圧を検出し、コンデンサC1の充電電圧を監視する。そして、制御装置8は充電電圧検出回路19によってコンデンサC1の充電電圧を検出し、コンデンサC1の充電電圧が所定の値まで上昇したらメインリレー3を解裂する。これによって、制御装置8はモータMの逆起電力などによってインバータ5や昇圧回路4に流れ込むのを遮断し、逆起電力によってそれらが破損してしまうのを保護する。
そして、制御装置8は、電気自動車の電気回路がONされると、先ず突入電流防止リレー6を閉じて、電源2から過大な突入電流を抵抗R1で制御しながら昇圧回路4を介してコンデンサC1に充電する。所定時間経過後充電電圧検出回路19がコンデンサC1の充電電圧が所定の値まで上昇したのを検出すると、制御装置8はメインリレー3を閉じた後、突入電流防止リレー6を解裂して電源2をそのまま昇圧回路4で昇圧してインバータ5に印加する。インバータ5は、印加された直流電力をモータ駆動波形に変換してモータMに印加し、これによってモータMが駆動し自動車を走行させる。
一方、これら何れかのメインリレー3或いは突入電流防止リレー6が故障して接点が溶着してしまうと、装置の制御は不能となるが、制御装置8はこれらメインリレー3或いは突入電流防止リレー6の溶着した場合の検出機能を2種類備えている。
先ず、第1の溶着検出機能を図2のフローチャートを参照して説明する。尚、制御装置8には図示しないが記憶装置を備えている。また、制御装置8は、昇圧回路4を通常最大昇圧せずに制御するが、メインリレー3及び突入電流防止リレー6を解裂した状態で昇圧回路4を電気回路上で最大電圧まで設定できるように構成されると共に、音やランプ等の報知手段を備えているものとする。
ステップS1で制御装置8はメインリレー3及び突入電流防止リレー6の解裂後に溶着検出処理を開始するか、或いは、メインリレー3及び突入電流防止リレー6の接点を閉じる前に溶着検出処理を開始する。次に、制御装置8はステップS2で充電電圧検出回路19からコンデンサC1の両端の電圧を検出し、その充電電圧(1)を記憶装置に記憶する。この場合、制御装置8は溶着検出処理を所定回数実行し一時的な誤動作を防止している。
これによってコンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高い場合にリレーの溶着と判断するようにしている。ステップS3で制御装置8は、所定時間経過後に昇圧回路4を最大電圧まで昇圧する制御をしてステップS4に進む。そこで、制御装置8は再度充電電圧検出回路19からコンデンサC1の両端の電圧を検出し、記憶装置に記憶した前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が大きいかを判断する。尚、充電電圧(1)、(2)は図中丸1、丸2で表示している。
この場合、コンデンサC1の両端には抵抗R2、或いは、インバータ5が接続されているので、コンデンサC1の両端の充電電圧(1)測定後、所定時間経過後に昇圧回路4を設定最大電圧まで昇圧制御しなければ、抵抗R2、或いは、インバータ5によってコンデンサC1の充電電圧は放電されて、その充電電圧(1)は低くなるが、メインリレー3或いは突入電流防止リレー6のどちらかの接点が溶着している場合は、電源2がメインリレー3或いは突入電流防止リレー6を通り昇圧回路4によって昇圧されて、コンデンサC1に充電される。この充電によって記憶装置に記憶した前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が大きくなる。また、メインリレー3及び突入電流防止リレー6の接点を閉じる前も同様に前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が大きくなる。
即ち、ステップS4で制御装置8は、記憶装置に記憶した前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が大きい場合はステップS5に進み、そこでメインリレー3或いは突入電流防止リレー6のどちらかの接点が溶着していると判断する。ステップS6で制御装置8は、図示しない報知手段でメインリレー3或いは突入電流防止リレー6のどちらかの接点が溶着されているのを報知して溶着検出処理を終了する。
前記ステップS4で制御装置8は、記憶装置に記憶した前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が小さい場合はステップS7に進み、そこでメインリレー3或いは突入電流防止リレー6の両方とも接点が溶着せずに正常と判断する。ステップS8で制御装置8は、図示しない報知手段でメインリレー3或いは突入電流防止リレー6が正常である旨を報知し溶着検出処理を終了する。
このように、制御装置8は、コンデンサC1の端子電圧を検出する充電電圧検出回路19を有し、メインリレー3及び突入電流防止リレー6を解裂した状態で昇圧回路4の出力を設定最大電圧まで昇圧させる。このとき、コンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高いか否かの溶着検出処理を実行し、コンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高い場合には、メインリレー3及び突入電流防止リレー6の双方、或いは、どちらか一方の接点が溶着していると判断するようにしているので、それらのリレー3、6の接点溶着用の回路を新たに追加しなくても、昇圧回路4を有したインバータ装置1のリレー3、6の接点溶着を検出することができる。
また、制御装置8は溶着検出処理を所定回数実行しているので、一時的な誤動作によるメインリレー3及び突入電流防止リレー6の接点の溶着判断を排除し、より確実にリレーの溶着判断を行うことができる。
次に、第2の溶着検出機能を図3のフローチャートを参照して説明する。尚、制御装置8は前述同様の機能を備えているものとする。ステップS11で制御装置8はインバータ5を通常使用時(この場合、昇圧回路4を最大電圧で使用していないとき)に溶着検出処理を開始する。次に、ステップS12で制御装置8はメインリレー3及び突入電流防止リレー6が解裂状態になるのを待ち、メインリレー3及び突入電流防止リレー6が解裂状態になったらステップS13に進む。
そこで、制御装置8は充電電圧検出回路19によってコンデンサC1の両端の充電電圧を検出し、現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(1)を記憶装置に記憶する。ステップS14で制御装置8は、所定時間経過後に昇圧回路4を設定最大電圧まで昇圧させてステップS15に進み、再度充電電圧検出回路19によってコンデンサC1の両端の充電電圧を検出して、前回記憶した前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が大きいかを判断する。
この場合も、前述同様コンデンサC1の両端には抵抗R2、或いは、インバータ5が接続されているので、コンデンサC1の両端の充電電圧(1)測定後、所定時間経過後に昇圧回路4を設定最大電圧まで昇圧させなければ、抵抗R2、或いは、インバータ5などによってコンデンサC1の充電電圧は放電され、その充電電圧(1)は低くなるが、メインリレー3或いは突入電流防止リレー6のどちらかの接点が溶着している場合は、電源2がメインリレー3或いは突入電流防止リレー6を通り昇圧回路4によって昇圧されて、コンデンサC1に充電される。この充電によって記憶した前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が大きくなる。また、メインリレー3及び突入電流防止リレー6の接点を閉じる前も同様に前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が大きくなる。
即ち、ステップS15で制御装置8は、記憶した前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が大きい場合はステップS16に進み、そこでメインリレー3或いは突入電流防止リレー6のどちらかの接点が溶着していると判断する。ステップS17で制御装置8は、図示しない報知手段でメインリレー3或いは突入電流防止リレー6のどちらかの接点が溶着されているのを報知して溶着検出処理を終了する。
前記ステップS15で制御装置8は、記憶した前回の充電電圧(1)より現在測定したコンデンサC1の両端の充電電圧(2)の方が小さい場合はステップS18に進み、そこでメインリレー3或いは突入電流防止リレー6の両方とも接点が溶着せずに正常と判断する。ステップS19で制御装置8は、図示しない報知手段でメインリレー3或いは突入電流防止リレー6が正常である旨を報知し溶着検出処理を終了する。
このように、制御装置8はインバータ5の通常使用時であっても、昇圧回路4を最大電圧で使用していないときに溶着検出処理を行うことができる。これにより、前述同様メインリレー3及び突入電流防止リレー6の接点溶着用の回路を新たに追加することなく、昇圧回路4を有したインバータ装置1のリレー3、6の接点溶着を検出することができ便利である。また、前述同様制御装置8にて溶着検出処理を所定回数実行し、何れもコンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高い場合にリレーの溶着と判断するようにすれば、一時的な誤動作による溶着判断を排除し、より確実にリレーの溶着判断を行うことができるようになる。
次に、図4には本発明の他の実施例のインバータ装置1を備えた一実施例の家庭用の燃料電池の余剰電力を商用電力会社に売電する場合の電気回路図を示している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
図4に示すようにインバータ5の後段には前述のモータMの代わりに商用交流電源ACが接続している。商用交流電源ACとインバータ5の間にはリレーを備え売電量や商用交流電源ACからインバータ5への逆流保護などを行うための連係保護装置20が接続されている。この場合、インバータ5は直流電力を一般家庭で使用できる周波数及び電圧に変換する。尚、直流電力を一般家庭で使用できる周波数及び電圧に変換する技術については、従来より周知の技術であるため詳細な説明を省略する。また、燃料電池は、家庭用のものが用いられる。
このように、インバータ5に実施例1の電気自動車のモータMの代わりに交流商用電源ACを接続して、家庭用の燃料電池で発電した余剰電力を売電する場合にも、コンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高い場合には、メインリレー3及び突入電流防止リレー6の双方、或いは、どちらか一方の接点が溶着していると判断することができるので、前述同様の効果を得ることができる。これにより、インバータ装置1の汎用性を拡大することができ、インバータ装置1の利便性を大幅に向上させることができる。
次に、図5には本発明の他の実施例のインバータ装置1を備えた一実施例の家庭用エアコンACなどをインバータ5にて制御する場合の電気回路図を示している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように家庭用エアコンACをインバータ5にて制御する場合、実施例1の燃料電池の代わりに100V或いは200Vの商用交流電源からなる電源2を接続すると共に、入力電圧検出回路9とメインリレー3との間に電源2(商用交流電源)を直流に変換するための整流回路30(ダイオードブリッジ)が接続されている。また、インバータ5の後段には前述のモータMの代わりに家庭用エアコンAC(図中M)が接続されており、インバータ5は直流電力を家庭用エアコンACを駆動できる周波数及び電圧に変換する。また、入力電圧検出回路9は電源2(商用交流電源)の電圧を検出可能なものが使用される。
このように、インバータ5に実施例1の燃料電池(電源2)の代わりに商用交流電源(電源2)を接続すると共に、電気自動車のモータMの代わりに家庭用エアコンACを接続した場合にも、コンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高い場合には、メインリレー3及び突入電流防止リレー6の双方、或いは、どちらか一方の接点が溶着していると判断することができるので、前述同様の効果を得ることができる。これにより、インバータ装置1の汎用性を拡大することができ、インバータ装置1の利便性を更に向上させることができる。
次に、図6には本発明の他の実施例のインバータ装置1を備えた一実施例の家庭用エアコンACなどをインバータ5にて制御する場合の電気回路図を示している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施例3と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
この場合、図6に示すように実施例3で入力電圧検出回路9とメインリレー3との間に電源2(商用交流電源)を直流に変換するために設けた整流回路30を取り除いて、この整流回路30をメインリレー3と昇圧回路4との間に接続している。尚、メインリレー3、突入電流防止リレー6は電源2(商用交流電源)で動作するものが使用される。
このように、メインリレー3と昇圧回路4との間に整流回路30を設け、インバータ5に実施例1の燃料電池(電源2)の代わりに商用交流電源(電源2)を接続すると共に、電気自動車のモータMの代わりに家庭用エアコンACを接続した場合にも、コンデンサC1の端子電圧が昇圧前より高い場合には、メインリレー3及び突入電流防止リレー6の双方、或いは、どちらか一方の接点が溶着していると判断することができるので、前述同様の効果を得ることができる。これにより、インバータ装置1の汎用性を拡大することができ、インバータ装置1の利便性を更に大幅に向上させることができる。
本発明のインバータ装置を備えた一実施例の電気自動車の電気回路図である。(実施例1) 本発明のインバータ装置の一実施例の制御動作を示すフローチャートである。 本発明のインバータ装置の一実施例の他の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例のインバータ装置を備えた一実施例の家庭用の燃料電池の余剰電力を商用電力会社に売電する場合の電気回路図である。(実施例2) 本発明の他の実施例のインバータ装置を備えた一実施例の家庭用エアコンなどをインバータにて制御する場合の電気回路図である。(実施例3) 本発明の他の実施例のインバータ装置を備えた一実施例のもう一つの家庭用エアコンなどをインバータにて制御する場合の電気回路図である。(実施例4)
符号の説明
1 インバータ装置
2 電源
3 メインリレー
4 昇圧回路
5 インバータ
6 突入電流防止リレー
8 制御装置
9 入力電圧検出回路
19 充電電圧検出回路
C1 コンデンサ
M モータ

Claims (2)

  1. 電源よりリレーを介してインバータに電力を供給するインバータ装置において、
    前記リレーとインバータ間に設けられた昇圧回路と、
    前記インバータに並列接続されたコンデンサと、
    前記昇圧回路、前記リレー及び前記インバータを制御する制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記コンデンサの端子電圧を検出する検出手段を有し、前記リレーを解裂した状態で前記昇圧回路の出力を設定最大電圧まで昇圧させたとき、前記コンデンサの端子電圧が昇圧前より高いか否かの溶着検出処理を実行し、前記コンデンサの端子電圧が昇圧前より高い場合には、前記リレーの溶着と判断することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記制御装置は、前記溶着検出処理を所定回数実行し、何れも前記コンデンサの端子電圧が昇圧前より高い場合に前記リレーの溶着と判断することを特徴とする請求項1のインバータ装置。
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