JP2010252475A - 電源装置システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電源装置システムにおいて、蓄電装置の過電圧状態の検出とともにリレー回路部の溶着の判定をより好適に行うことである。
【解決手段】電源装置システム10において、蓄電装置12と、正極側ライン50と負極側ライン52との間に設けられるコンデンサ40と、外部からのシステム起動信号に基づいて作動する第1リレー回路部16、第2リレー回路部20、第3リレー回路部23と、システム起動信号を取得した後、第1リレー回路部16、第2リレー回路部20、第3リレー回路部23に対し遮断指示がなされている期間内において、蓄電装置12の過電圧の監視が完了した後に、コンデンサ40を放電させて第1リレー回路部16、第2リレー回路部20、第3リレー回路部23が正常な遮断状態か溶着しているかの溶着判断処理を行う制御部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置システムに係り、特に、リレー回路部を有する電源装置システムに関する。
電気自動車やハイブリッド車などの車両に搭載される蓄電装置を含む電源装置システムにおいて、蓄電装置の蓄電状態等を監視することが必要であり、例えば、蓄電装置が過電圧状態になっていないかどうかについて監視する必要がある。また、このような電源装置システムにおいては、蓄電装置と負荷に接続される負荷回路との間にリレー回路部が設けられていることがあり、リレー回路部が溶着しているか否かの判定を行うことがある。
リレー回路部が溶着しているか否かの判定を行う技術として、例えば、特許文献1には、電池に接続されるリレー回路部の溶着検出装置として、リレー回路部がオフとされた状態で、インバータのスイッチング素子をスイッチング制御してコンデンサに蓄えられた電荷のディスチャージを開始することが述べられている。そして、通常のコンデンサのディスチャージが終了する時間を経過した後に電流計によりモータの各相の電流を検出し、この電流が値0近傍にあるかを判定することが述べられている。さらに、電流が値0近傍にないときには、リレー回路部が溶着していると判断してLEDを点灯することが述べられている。
また、リレー回路部が溶着しているか否かの判定を行う他の技術として、例えば、特許文献2には、直流電源に接続されるリレー回路部を有する電源制御装置として、制御装置は、車両システムの起動時にHレベルの信号SEBを生成してリレー回路部SMRBのみをオンしたときのプリチャージ電流Ipが基準値Istd以上であるとき、リレー回路部SMRPが溶着していると判定することが述べられている。そして、制御装置は、リレー回路部SMRPが溶着していると判定すると、リレー回路部SMRG,SMRBの溶着判定を行なわずに、直ちにリレー回路部SMRBをオフしてコンデンサのディスチャージを行なうことが述べられている。このとき、制御装置はコンデンサの両端の電圧(VH)に基づいてリレー回路部SMRBの溶着を判定することが述べられている。
特開2000−270561号公報 特開2006−320079号公報
上記特許文献1では、コンデンサに蓄えられた電荷のディスチャージを行い、モータの各相の電流によりリレー回路部の溶着を判定しているが、電池の過電圧状態についても検出することについては開示されていない。このため、リレー回路部の溶着の判定のためにコンデンサに蓄えられた電荷のディスチャージを行うとともに、電池の過電圧状態についても検出すると、例えば、リレー回路部が溶着している場合には、コンデンサのディスチャージができずに電池の過電圧状態が検出できない場合がある。
また、上記特許文献2では、コンデンサのディスチャージを行って、コンデンサの両端の電圧VHに基づいてリレー回路部の溶着を判定しているが、直流電源の過電圧状態についても検出することについては開示されていない。このため、リレー回路部の溶着の判定のためにコンデンサのディスチャージを行うとともに、直流電源の過電圧状態についても検出すると、例えば、リレー回路部が溶着している場合には、コンデンサのディスチャージができずに直流電源の過電圧状態を検出できない場合がある。
本発明の目的は、蓄電装置の過電圧状態の検出とともにリレー回路部の溶着の判定をより好適に行うことを可能とする電源装置システムを提供することである。
本発明に係る電源装置システムは、蓄電装置と、負荷に接続される負荷回路の正極側ラインと負極側ラインとの間に設けられるコンデンサと、蓄電装置と負荷回路との間に設けられ、外部からのシステム起動信号に基づいて作動するリレー回路部と、外部からのシステム起動信号を取得した後、コンデンサに放電すべき電荷がある場合に、リレー回路部に対し遮断指示がなされている期間内において、蓄電装置の過電圧の監視が完了した後に、コンデンサを放電させてリレー回路部が正常な遮断状態か溶着しているかの溶着判断処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電源装置システムにおいて、制御部は、外部からのシステム起動信号を取得したか否かを判断する起動信号判断手段と、外部からのシステム起動信号を取得した後、リレー回路部に対し遮断指示がなされている期間に、蓄電装置の両端電圧が予め定めた所定の閾値を超える過電圧状態となるか否かを監視する監視処理が完了したか否かを判断する監視処理完了判断手段と、蓄電装置の監視処理が完了した後に、リレー回路部に対し遮断指示がなされている期間内において、コンデンサを放電させる放電処理を指示し、コンデンサの両端電圧が低下するか否かで、リレー回路部が正常な遮断状態か溶着しているかの溶着判断処理を行う溶着判断手段と、溶着判断処理完了後にリレー回路部に対し接続指示をする接続指示手段と、を有することが好ましい。
また、本発明に係る電源装置システムにおいて、監視処理完了判断手段は、蓄電装置の両端電圧が予め定めた所定の閾値を超えることで過電圧状態と判断されたとき、または、予め設定された監視期間が経過したときに、監視処理が完了したと判断することが好ましい。
また、本発明に係る電源装置システムにおいて、制御部は、コンデンサの両端電圧を取得する手段を有し、コンデンサの両端電圧が予め定めた所定の値を超えるときに、コンデンサに放電すべき電荷があると判断することが好ましい。
また、本発明に係る電源装置システムにおいて、蓄電装置は、リチウムイオン2次電池であることが好ましい。
上記構成の電源装置システムによれば、蓄電装置の過電圧状態の監視が完了した後に、コンデンサを放電させてリレー回路部が正常な遮断状態か溶着しているかの溶着判断処理が行われる。これにより、リレー回路部が溶着している場合であっても、蓄電装置の過電圧状態をより正確に検出することができる。したがって、蓄電装置の過電圧状態の検出とともにリレー回路の溶着の判定をより好適に行うことができる。
本発明に係る実施の形態において、電源装置システムを示す図である。 本発明に係る実施の形態において、電源装置システムの制御部の各要素を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、電源装置システムにおけるシステム起動信号等の各信号のタイミングチャートである。 本発明に係る実施の形態において、電源装置システムの動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では電源装置システムは、ハイブリッド車両に搭載されるものとして説明するが、電気自動車に搭載されるものであってもよい。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、電源装置システム10を示す図である。電源装置システム10は、電源装置100と制御部110とを含んで構成される。第1モータジェネレータ60と第2モータジェネレータ70とは電源装置100によって駆動される。以下、電源装置100について説明して、第1モータジェネレータ60、第2モータジェネレータ70、制御部110の順に説明する。なお、以下では電源装置システム10は、IG−ON(イグニッションオン)を行うことでシステムが起動されるハイブリッド車両に搭載されるものとして説明する。
電源装置100は、蓄電装置12と、電流センサ14と、第1リレー回路部16と、第2リレー回路部20と、第3リレー回路部23と、コンデンサ28,40と、昇降圧コンバータ回路39と、第1インバータ回路200と、第2インバータ回路300とを含んで構成される。
蓄電装置12は、第1モータジェネレータ60と第2モータジェネレータ70とに電力を供給するためのバッテリである。また、蓄電装置12は、充放電可能な直流電源であって、例えば、炭素物質で構成された負極と、リチウムイオンが移動するための電解液と、リチウムイオンを可逆的に出し入れできる正極活物質とを有するリチウムイオン二次電池を用いることができる。
電流センサ14は、蓄電装置12の一方側端子に直列に接続され、蓄電装置12に対して流れる電流値を計測する電流センサである。なお、蓄電装置12に対して流れる電流値は、電流センサ14を用いて計測するものとして説明するが、電源装置システム10の蓄電装置12によって駆動される回路についての電力総計値をコンデンサ28の両端電圧VLで除算した値から推定して求めてもよい。
第1リレー回路部16は、電流センサ14に直列に接続されるリレーであり、制御部110の制御指令によって接続あるいは遮断の制御が行われる。第2リレー回路部20は、抵抗素子22と、制御部110の制御指令によって接続あるいは遮断の制御が行われるリレー18とが直列に接続されて構成される。また、第2リレー回路部20は、蓄電装置12の他方側端子に直列に接続される。第3リレー回路部23は、第2リレー回路部20に並列に接続されるリレーであり、制御部110の制御指令によって接続あるいは遮断の制御が行われる。
ここで、蓄電装置12と、正極側ライン24及び負極側ライン26に接続される負荷回路と、を接続している状態をSMR接続と呼び、蓄電装置12と負荷回路とを遮断している状態をSMR開放と呼ぶ。SMR接続とは、第1リレー回路部16のリレーが接続状態であって、第2リレー回路部20のリレー18と第3リレー回路部23のリレーのうち少なくともいずれか一方が接続状態にあることをいう。また、SMR開放とは、第1リレー回路部16のリレーが遮断状態であり、第2リレー回路部20のリレー18及び第3リレー回路部23のリレーが遮断状態であることをいう。なお、SMR開放は、第1リレー回路部16のリレーが遮断状態である場合には第2リレー回路部20のリレー18及び第3リレー回路部23のリレーが遮断状態でなくてもよく、また第1リレー回路部16のリレーが遮断状態でなくても、第2リレー回路部20のリレー18及び第3リレー回路部23のリレーが遮断状態であればよい。
なお、SMR開放指示が出ているにもかかわらず、第1リレー回路部16のリレーが溶着して接続状態となり、さらに、第2リレー回路部20のリレー18と第3リレー回路部23のリレーのうち少なくともいずれか一方が溶着して接続状態となっていることをSMR両極溶着という。
コンデンサ28は、正極側ライン24と負極側ライン26との間に接続され、正極側ライン24と負極側ライン26との間の電圧変動を平滑化する平滑コンデンサである。ここで、コンデンサ28の両端電圧をVLとする。
昇降圧コンバータ回路39は、正極側ライン24と直列に接続されるコイル30と、コイル30と正極側ライン50との間に接続されるトランジスタ32と、コイル30と負極側ライン52との間に接続されるトランジスタ34と、トランジスタ32に並列に接続されるダイオード36と、トランジスタ34に並列に接続されるダイオード38とを含んで構成される。
昇降圧コンバータ回路39は、蓄電装置12から受け取る直流電圧についてコイル30を用いて昇圧する機能を有する。具体的には、昇降圧コンバータ回路39は、トランジスタ34のスイッチング動作に応じて流れる電流をコイル30に電磁エネルギとして蓄積する。そして、昇降圧コンバータ回路39は、その蓄積された電磁エネルギをトランジスタ34がオフされたタイミングに同期してダイオード36を介してコンデンサ40に蓄積することで昇圧を行う。
また、昇降圧コンバータ回路39は、第1インバータ回路200あるいは第2インバータ回路300から受ける直流電圧を降圧し、蓄電装置12を充電する。
コンデンサ40は、正極側ライン50と負極側ライン52との間に接続され、正極側ライン50と負極側ライン52との間の電圧変動を平滑化する平滑コンデンサである。ここで、コンデンサ40の両端電圧をVHとする。
第1インバータ回路200及び第2インバータ回路300は、力行時にはコンデンサ40の直流電圧を交流電圧に変換して第1モータジェネレータ60あるいは第2モータジェネレータ70に供給し、これにより第1モータジェネレータ60あるいは第2モータジェネレータ70が回転駆動される。また、第1インバータ回路200及び第2インバータ回路300は、回生時には第1モータジェネレータ60あるいは第2モータジェネレータ70で発電された交流電圧を直流電圧に変換して蓄電装置12に供給し、これにより蓄電装置12が充電される。
第1インバータ回路200の構成要素として、正極側ライン50と負極側ライン52との間にトランジスタ210とトランジスタ220とが直列接続される。また、トランジスタ210にはダイオード212が並列に接続され、トランジスタ220にはダイオード222が並列に接続される。
第1インバータ回路200の別の構成要素として、正極側ライン50と負極側ライン52との間にトランジスタ230とトランジスタ240とが直列接続される。そして、トランジスタ230にはダイオード232が並列に接続され、トランジスタ240にはダイオード242が並列に接続される。
第1インバータ回路200のさらに別の構成要素として、正極側ライン50と負極側ライン52との間にトランジスタ250とトランジスタ260とが直列接続される。そして、トランジスタ250にはダイオード252が並列に接続され、トランジスタ260にはダイオード262が並列に接続される。なお、図1に示されるように第2インバータ回路300も第1インバータ回路200と同様の要素で構成されるため、詳細な説明は省略する。
第1モータジェネレータ60と第2モータジェネレータ70とは、電源装置100に接続される負荷である。第1モータジェネレータ60は、U相コイル62とV相コイル64とW相コイル66とを含んで構成される。U相コイル62は、トランジスタ210とトランジスタ220との接続点と中性点68との間に接続されるコイルである。V相コイル64は、トランジスタ230とトランジスタ240との接続点と中性点68との間に接続されるコイルである。W相コイル66は、トランジスタ250とトランジスタ260との接続点と中性点68との間に接続されるコイルである。なお、図1に示されるように第2モータジェネレータ70は第1モータジェネレータ60と同様の要素で構成されるため、詳細な説明は省略する。
次に、制御部110について説明する。図2は、制御部110の各要素を示す図である。制御部110は、電源装置システム10において電源装置100を制御する制御装置である。例えば、制御部110は、昇降圧コンバータ回路39と第1インバータ回路200と第2インバータ回路300の各トランジスタのスイッチング制御を行う。ここでは、特に、制御部110において、電源装置システム10の蓄電装置12の過電圧状態の検出とともに第1リレー回路部16、第2リレー回路部20、第3リレー回路部23の溶着の判定を行う機能について説明する。
制御部110は、起動信号判断I/F132と、監視処理完了判断I/F134と、溶着判断I/F136と、接続指示I/F138と、記憶部130と、CPU120とを含んで構成される。各要素は、内部バスを通じて相互に接続される。かかる制御部110は、電源装置システム10に適したコンピュータを用いることができる。
起動信号判断I/F132は、ハイブリッド車両のIG−ON(イグニッションオン)が行われるとシステム起動信号を生成する生成回路部(図示しない)と接続されるインターフェース回路である。監視処理完了判断I/F134は、蓄電装置12と接続されるインターフェース回路である。溶着判断I/F136は、コンデンサ40と接続されるインターフェース回路である。接続指示I/F138は、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23と接続されるインターフェース回路である。
CPU120は、起動信号判断処理部122と、監視処理完了判断処理部124と、溶着判断処理部126と、接続指示処理部128とを含んで構成される。これらの各機能は、ソフトウェアを実行することで実現でき、具体的には記憶部130に記憶された溶着判断プログラムを実行することにより実現できる。また、これらの各機能の一部をハードウェアとして実現するものとしてもよい。
起動信号判断処理部122は、ハイブリッド車両のIG−ON(イグニッションオン)が行われると生成されるシステム起動信号を起動信号判断I/F132を介して取得したか否かを判断する機能を有する。
監視処理完了判断処理部124は、システム起動信号を取得した後、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23に対し遮断指示(SMR開放指示)がなされている期間に、蓄電装置12の監視処理およびその監視処理が完了したか否かの判断を行う。具体的には、監視処理完了判断処理部124は、監視処理完了判断I/F134を介して蓄電装置12の情報を取得し、その情報に基づいて蓄電装置12の両端電圧が予め定めた所定の閾値を超える過電圧状態となるか否かを監視して判断し、さらに、蓄電装置12の監視処理が完了したか否かを判断する機能を有する。ここで、蓄電装置12の監視処理が完了した場合とは、蓄電装置12が過電圧状態と判断されたときか、または、予め設定された監視期間が経過したときをいう。
溶着判断処理部126は、蓄電装置12の監視処理が完了した後に、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23に対し遮断指示(SMR開放指示)がなされている期間内において、溶着判断処理を行う。具体的には、溶着判断処理部126の溶着判断処理は、コンデンサ40に放電すべき電荷があるか否かを判断し、コンデンサ40に放電すべき電荷がある場合に、コンデンサ40に対して放電させる処理を指示し、放電後のコンデンサ40の両端電圧(VH)が所定の電圧まで低下しているか否かで第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23とが正常な遮断状態かSMR両極溶着しているかの判断を行う処理である。ここで、コンデンサ40の両端電圧(VH)が予め定めた所定の値Vthを超えるときに、コンデンサ40に放電すべき電荷があると判断する。
接続指示処理部128は、溶着判断処理部126によって、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23とが正常な遮断状態であると判断された場合に、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23に対し、接続指示I/F138を介して接続指示(SMR接続指示)を与える機能を有する。
図3は、電源装置システム10におけるシステム起動信号等の各信号のタイミングチャートである。なお、図3の各信号は、制御部110によって出力される信号である。IG信号は、電源装置システム10を起動させるための信号であり、ユーザ等の外部操作によってIG−ON(イグニッションオン)が行われてシステム起動信号を受け取ったときに、Low(OFF)からHigh(ON)へと変化する信号である。
rdywait信号は、IG信号がHighとなったときにLowからHighへと変化し、蓄電装置12が過電圧状態と判断されたか、あるいは、rdywait信号が立ち上がってから予め設定された監視期間が経過したときにHighからLowへと変化する信号である。インバータ電圧信号は、コンデンサ40の両端電圧(VH)の示す電圧値である。
放電処理要求フラグ信号は、rdywait信号がHighからLowへと変化したときに、LowからHighへ変化してコンデンサ40の放電を要求する信号である。そして、放電処理要求フラグ信号は、LowからHighへと変化し、コンデンサ40の放電処理が行ってSMR溶着検出の判定を終えた後に再びHighからLowへと変化する信号である。
セル過電圧検出信号は、蓄電装置12が過電圧状態であることが検出されたときにLowからHighへと変化する信号である。
SMR両極溶着検出信号は、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23がSMR両極溶着であることが検出されたときに、LowからHighへと変化する信号である。
次に、図3のタイミングチャートの流れについて説明する。ユーザ等の外部操作によってIG−ONが行われた場合(図3でのA時点)に、IG信号がLowからHighへと変化する。そして、IG−ONが行われたときに同期(図3でのA時点)してrdywait信号がLowからHighへと変化する。さらに、IG−ONとなったときに同期(図3のA時点)して、インバータ電圧であるコンデンサ40の両端電圧(VH)の値が出力される。
上述したようにrdywait信号は、蓄電装置12が過電圧状態と判断されたか、あるいは、予め設定された監視期間が経過したときにHighからLowへと変化する。図3に示される例では、蓄電装置12が過電圧状態であり、セル過電圧検出信号が蓄電装置12の過電圧が検出されたとき(図3のB時点)に、LowからHighへと変化し、rdywait信号が同じB時点においてHighからLowへと変化する。そして、放電処理要求フラグ信号がrdywait信号の立ち下がりに同期(図3のB時点)してLowからHighへと変化する。さらに、図3におけるB時点からコンデンサ40の放電処理が行われる。そして、図3に示される例では、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23とがSMR両極溶着であるため、インバータ電圧信号は、図3に示されるように、コンデンサ40の放電処理が行われて、B時点を過ぎてから一旦下がった後に、蓄電装置12から電力が補充されるため、再びもとの電圧に戻る。
放電処理要求フラグ信号は、コンデンサ40の放電処理が行われて、SMR溶着検出の判定が終了したとき、HighからLowへと変化する。図3に示された例では、C時点においてSMR溶着判定が終了しているため、放電処理要求フラグ信号がHighからLowへと変化している。さらに、ここでは、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23とがSMR両極溶着であるため、C時点においてSMR両極溶着検出信号がLowからHighへと変化している。
続いて、上記構成の電源装置システム10の動作について図1〜4を参照して説明する。図4は、電源装置システム10の動作を示すフローチャートである。制御部110は、外部にいるユーザ等からの電源装置システム10のシステム起動信号があったか否かを判断する。具体的には、IG信号がHigh(ON)あるか否かを判断する(S10)。S10の工程は、CPU120の起動信号判断処理部122の機能によって実行される。S10において、IG信号がLow(OFF)であると判断された場合にはリターン処理へと進む。
S10において、IG信号がHighであると判断された場合には、インバータ電圧であるコンデンサ40の両端電圧(VH)が所定の電圧(Vth)を超えているか否かを判断する(S12)。S12の工程は、CPU120の溶着判断処理部126の機能によって実行される。S12において、インバータ電圧が所定の電圧(Vth)を超えていないと判断された場合は、リターン処理へと進む。
インバータ電圧が所定の電圧(Vth)を超えていると判断された場合は、コンデンサ40に放電すべき電荷があるとして、S14へと進む。S14では、蓄電装置12の監視処理が完了したか否かを判断する。具体的には、rdywait信号がHighからLowへと変化したか否かを判断する(S14)。S14の工程は、CPU120の監視処理完了判断処理部124の機能によって実行される。S14において、蓄電装置12の監視処理が完了していないと判断された場合には、リターン処理へと進む。ここで、蓄電装置12が過電圧状態であると判断されたときは、セル過電圧信号がLowからHighへと変化する。
S14において、蓄電装置12の監視処理が完了したと判断された場合には、放電処理要求フラグ信号がLowからHighへと変化し、コンデンサ40に蓄積された電荷の放電を行い、コンデンサ40の両端電圧(VH)の低下状態を監視する(S16)。S16の工程は、CPU120の溶着判断処理部126の機能によって実行される。
次に、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23がSMR両極溶着であるか否かを判断する(S18)。S18の工程は、CPU120の溶着判断処理部126の機能によって実行される。S18において、SMR両極溶着であると判断された場合にはリターン処理へと進む。ここで、コンデンサ40の放電後の電圧(VH)が所定の値まで低下していない場合には、SMR両極溶着と判断され、その電圧(VH)が所定の値まで低下している場合には、正常なSMR開放状態と判断される。なお、SMR両極溶着であると判断されたときには、SMR両極溶着検出信号がLowからHighへと変化する。
S18において、SMR両極溶着していないと判断された場合には、第1リレー回路部16と第2リレー回路部20と第3リレー回路部23に対して接続指示(SMR接続指示)が行われる(S20)。S20が行われた後は、図示しないEND処理が実行される。このように、電源装置システム10によれば、蓄電装置12の過電圧状態の監視が完了した後に、コンデンサ40の放電処理を行って、SMR両極溶着が判断される。これにより、SMR両極溶着である場合にコンデンサ40の放電処理が行われて蓄電装置12の電圧状態が低下しても過電圧状態の監視に影響しない。したがって、蓄電装置の過電圧状態の検出とともにリレー回路の溶着の判定をより好適に行うことができる。
10 電源装置システム、12 蓄電装置、14 電流センサ、16 第1リレー回路部、18 リレー、20 第2リレー回路部、22 抵抗素子、23 第3リレー回路部、24,50 正極側ライン、26,52 負極側ライン、28,40 コンデンサ、30 コイル、32,34 トランジスタ、36,38 ダイオード、39 昇降圧コンバータ回路、40 コンデンサ、60 第1モータジェネレータ、62 U相コイル、64 V相コイル、66 W相コイル、68 中性点、70 第2モータジェネレータ、100 電源装置、110 制御部、120 CPU、122 起動信号判断処理部、124 監視処理完了判断処理部、126 溶着判断処理部、128 接続指示処理部、130 記憶部、200 第1インバータ回路、210,220,230,240,250,260 トランジスタ、212,222,232,242,252,262 ダイオード、300 インバータ回路。

Claims (5)

  1. 蓄電装置と、
    負荷に接続される負荷回路の正極側ラインと負極側ラインとの間に設けられるコンデンサと、
    蓄電装置と負荷回路との間に設けられ、外部からのシステム起動信号に基づいて作動するリレー回路部と、
    外部からのシステム起動信号を取得した後、コンデンサに放電すべき電荷がある場合に、リレー回路部に対し遮断指示がなされている期間内において、蓄電装置の過電圧の監視が完了した後に、コンデンサを放電させてリレー回路部が正常な遮断状態か溶着しているかの溶着判断処理を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする電源装置システム。
  2. 請求項1に記載の電源装置システムにおいて、
    制御部は、
    外部からのシステム起動信号を取得したか否かを判断する起動信号判断手段と、
    外部からのシステム起動信号を取得した後、リレー回路部に対し遮断指示がなされている期間に、蓄電装置の両端電圧が予め定めた所定の閾値を超える過電圧状態となるか否かを監視する監視処理が完了したか否かを判断する監視処理完了判断手段と、
    蓄電装置の監視処理が完了した後に、リレー回路部に対し遮断指示がなされている期間内において、コンデンサを放電させる放電処理を指示し、コンデンサの両端電圧が低下するか否かで、リレー回路部が正常な遮断状態か溶着しているかの溶着判断処理を行う溶着判断手段と、
    溶着判断処理完了後にリレー回路部に対し接続指示をする接続指示手段と、
    を有することを特徴とする電源装置システム。
  3. 請求項2に記載の電源装置システムにおいて、
    監視処理完了判断手段は、蓄電装置の両端電圧が予め定めた所定の閾値を超えることで過電圧状態と判断されたとき、または、予め設定された監視期間が経過したときに、監視処理が完了したと判断することを特徴とする電源装置システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1に記載の電源装置システムにおいて、
    制御部は、
    コンデンサの両端電圧を取得する手段を有し、
    コンデンサの両端電圧が予め定めた所定の値を超えるときに、コンデンサに放電すべき電荷があると判断することを特徴とする電源装置システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1に記載の電源装置システムにおいて、
    蓄電装置は、リチウムイオン2次電池であることを特徴とする電源装置システム。
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