JP2005250726A - 作業進捗管理装置及び作業進捗管理システム - Google Patents

作業進捗管理装置及び作業進捗管理システム Download PDF

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敏彦 堺
Takeshi Sakai
酒井  毅
Mitsuhiro Tamura
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Abstract

【課題】1つの製品を組み立てるのに長時間を要する場合でも、問題がある作業を的確に把握可能な作業進捗管理装置を提供する。
【解決手段】本体パネル10は、作業の開始を指示する作業開始ボタン11と、単位作業の完了を指示する単位作業完了ボタン12と、作業の中断を指示する一時停止ボタン13と、組立機種を選択する機種選択スイッチ14と、各単位作業の標準作業時間に基づいて標準的な作業進捗度を表示する標準作業進捗表示ランプ15aと、単位作業完了ボタン12の操作に従って実際の作業の進捗状況を表示する実作業進捗表示ランプ15bと、作業開始時点からの経過時間を表示する経過時間表示器16と、作業開始時点から各単位作業を完了するまでの積算標準作業時間及び各単位作業の内容を表示している作業マニュアルカード17と、作業管理者を呼び出す呼出ブザー18aと、呼出ブザー18aを操作する呼出ボタン18bとを備えている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、製品の組立作業等の作業の進捗状況を管理するための作業進捗管理装置及び作業進捗管理システムに関する。
この種の作業進捗管理装置としては、例えば、図7に示すように、手作業組立ラインに使用される生産進捗表示装置50がある(特許文献1参照)。この生産進捗表示装置50は、その日に生産しようと計画している製品の個数を表示する計画生産数表示部51と、実際に生産した製品の個数を表示する実績生産数表示部52と、計画生産数及び実績生産数に基づいて算出される進度を表示する進度表示部53とを備えており、生産ラインを稼動する前に、生産管理者が計画生産数を入力すると、その計画生産数が計画生産数表示部51に表示され、その後、生産ラインを稼動すると、製品の組立が完了する度毎に生産ラインから送られてくるカウント情報に基づき、実績生産数及び進度が実績生産数表示部52及び進度表示部53にリアルタイムに表示されるようになっている。
従って、製品の組立作業者や生産管理者は、生産ライの稼働中に、この生産進捗表示装置50に表示されている進度等の情報に基づき、作業の進捗状況を的確に把握することができ、これに伴って、生産効率の改善等を図ることができる。
特開平9−131646号公報
ところで、手作業によって製品を組み立てる場合、必ずしも、1日に多数の製品を組み立てることができるとは限らず、工程時間が長いため、1つの製品を組み立てるのに数時間かかる場合や、1日では1つの製品を組み立てることができない場合もある。
1日に多数の製品を組み立てることができる場合は、上述した生産進捗表示装置50のように、実績生産数をカウントすることで、その日の作業の進捗状況をリアルタイムに把握することができるが、組み立てるのに数時間または1日以上かかるような製品については、その日の作業の進捗状況を実績生産数で把握することができず、その日の作業終了後に、「○○時間〜□□時間までは××作業を行った」といった具合に、時間帯毎にどういう作業を行ったのかを作業日報に記録し、その作業日報の記録を分析することによって、作業効率の改善等を図るしかなかった。
しかしながら、作業日報の記録だけでは、具体的にどの作業に必要以上の時間がかかっていたのかを的確に把握することができないので、どの作業に問題があるのかが分からず、作業効率の改善等を図ることは容易ではない。
そこで、この発明の課題は、1つの製品を組み立てるのに長時間を要する場合であっても、どの作業に問題があるのかを的確に把握することができる作業進捗管理装置及び作業進捗管理システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、作業者が複数の単位作業を所定の順序に従って実行する場合における作業の進捗状況を管理するための作業進捗管理装置であって、それぞれの単位作業毎に予め設定されている標準作業時間に基づいて、標準的な作業進捗度を表示する標準作業進捗表示部と、それぞれの単位作業を完了した時点で、それぞれの単位作業の完了を指示する作業完了指示部と、前記作業完了指示部に対して行われた作業完了指示に従って、実際の作業の進捗状況を表示する実作業進捗表示部と、それぞれの単位作業の作業内容を、単位作業の実行順に表示する作業内容表示部とを備えていることを特徴とする作業進捗管理装置を提供するものである。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明の作業進捗管理装置において、それぞれの単位作業について、作業者による実際の作業時間が標準作業時間よりも所定時間以上長くなると、作業が遅れている旨を報知する報知部を設けたのである。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2にかかる発明の作業進捗管理装置において、作業開始時点からの経過時間を表示する経過時間表示部と、それぞれの単位作業の標準作業時間に基づいて算出された、作業開始時点からそれぞれの単位作業を完了するまでの積算標準作業時間を表示する積算標準作業時間表示部とを設けたのである。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1、2または3にかかる発明の作業進捗管理装置において、作業者が実行している単位作業について、その標準作業時間に基づいて算出した残時間を表示する残時間表示部と、単位作業毎に、それぞれの標準作業時間を表示する標準作業時間表示部とを設けたのである。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1、2、3または4にかかる発明の作業進捗管理装置を、移動式の作業台に取り付けたのである。
また、上記の課題を解決するため、請求項6にかかる発明は、各作業者毎に設けられた、請求項1、2、3、4または5に記載の作業進捗管理装置と、それぞれの前記作業進捗管理装置から取得した各作業者の作業の進捗状況を、標準的な作業進捗度と共に表示する管理者用作業進捗表示装置とを備えている作業進捗管理システムを提供するものである。
以上のように、請求項1にかかる発明の作業進捗管理装置は、それぞれの単位作業毎に標準作業時間を設定しておき、その標準作業時間に基づく標準的な作業進捗度と、作業者が実行している実際の作業の進捗状況とが表示されるようになっているので、両者を比較することによって、標準的な作業進捗度に対して、実際の作業が遅れているのか、進んでいるのかを的確に把握することができる。従って、1つの製品を組み立てるのに長時間を要する場合であっても、どの単位作業に問題があるのかをリアルタイムに把握することができ、作業効率の改善等に役立てることができる。
また、請求項2にかかる発明の作業進捗管理装置では、それぞれの単位作業について、作業者による実際の作業時間が標準作業時間よりも所定時間以上長くなると、作業が遅れている旨を報知するようになっているので、作業者は、作業の遅れを確実に認識することができ、それに対して、対処することが可能となる。
また、請求項3にかかる発明の作業進捗管理装置では、作業開始時点からの経過時間と、それぞれの単位作業の標準作業時間に基づいて算出された、作業開始時点からそれぞれの単位作業を完了するまでの積算標準作業時間とが表示されるようになっているので、両者を比較することにより、その時点において、実際の作業が、標準的な作業進捗に対して、どの程度遅れているのか、または、どの程度進んでいるのかを定量的に把握することができる。
また、請求項4にかかる発明の作業進捗管理装置では、作業者が実行している単位作業について、その標準作業時間に基づいて算出した残時間が表示されると共に、それぞれの単位作業の標準作業時間が表示されるようになっているので、それぞれの単位作業毎に、実際の作業が、標準的な作業進捗に対して、どの程度遅れているのか、または、どの程度進んでいるのかを定量的に把握することができる。
また、請求項5にかかる発明の作業進捗管理装置は、移動式の作業台に取り付けられているので、常に、作業台を用いて作業を行う作業者の目の前に作業進捗管理装置を設置することができる。
また、請求項6にかかる発明の作業進捗管理システムは、各作業者毎に設けられた作業進捗管理装置から取得した各作業者の作業の進捗状況を、標準的な作業進捗度と共に表示する管理者用作業進捗表示装置を備えているので、作業管理者は、管理者用作業進捗表示装置により、各作業者の作業の進捗状況を全体的に把握することができ、各作業者の作業を集中管理することが可能となる。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、制御盤の組立作業の進捗状況を管理するための作業進捗管理装置1を取り付けた作業台2を示している。この作業台2は、制御盤の組立作業を行う際、ケーブル等の組立部品や各種工具等を載せるための天面部3と、組立部品や各種工具等を収容する引出部4と、この引出部4の下方側に形成された棚部5とを備えており、制御盤の周囲を移動しながら組立作業を行うことができるように、キャスター6が取り付けられている。
作業進捗管理装置1は、複数の単位作業に細分化した制御盤の組立作業の進捗状況を、各単位作業を基準に確認することができるようになっており、同図に示すように、作業台2の天面部3に立設された本体パネル10と、作業台2の棚部5にそれぞれ設置された、本体パネル10に接続されるプログラマブル・ロジック・コントローラ20及びこのプログラマブル・ロジック・コントローラ20に電力を供給するバッテリ30とから構成されている。
前記本体パネル10は、図2に示すように、制御盤の組立作業を開始する際に操作する作業開始ボタン11と、それぞれの単位作業が完了した時点で、それぞれの単位作業の完了を指示するために操作する単位作業完了ボタン12と、制御盤の組立作業を中断する場合やオプション作業に入る場合に操作する一時停止ボタン13と、組み立てようとする制御盤の機種を選択するための機種選択スイッチ14と、それぞれの単位作業毎に予め設定されている標準作業時間に基づいて標準的な作業進捗度を表示する、各単位作業毎に設けられた複数の標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aと、単位作業完了ボタン12の操作に従って実際の作業の進捗状況を表示する、各単位作業毎に設けられた複数の実作業進捗表示ランプ(緑色)15bと、作業開始ボタン11を操作した時点からの経過時間を表示する経過時間表示器16と、それぞれの単位作業の標準作業時間に基づいて算出された、作業開始時点からそれぞれの単位作業を完了するまでの積算標準作業時間を、単位作業の実行順に表示している積算標準作業時間表示部17aと、それぞれの単位作業の作業内容をその実行順に表示している作業内容表示部17bとを有する作業マニュアルカード17と、作業管理者を呼び出すときに鳴動させる呼出ブザー18aと、この呼出ブザー18aをON、OFFさせる呼出ボタン18bとを備えており、作業開始ボタン11、単位作業完了ボタン12、一時停止ボタン13、機種選択スイッチ14、標準作業進捗表示ランプ15a、実作業進捗表示ランプ15b、経過時間表示器16、呼出ブザー18a及び呼出ボタン18bは、作業台2に取り付けられる基板19に固定設置されていると共に、作業マニュアルカード17は基板19に差し替え可能に装着されている。
前記作業開始ボタン11、単位作業完了ボタン12、一時停止ボタン13、機種選択スイッチ14、標準作業進捗表示ランプ15a、実作業進捗表示ランプ15b及び経過時間表示器16は、図3に示すように、プログラマブル・ロジック・コントローラ20に接続されており、プログラマブル・ロジック・コントローラ20が、作業開始ボタン11、単位作業完了ボタン12、一時停止ボタン13及び機種選択スイッチ14の操作に従って、標準作業進捗表示ランプ15a、実作業進捗表示ランプ15b及び経過時間表示器16の表示動作を制御するようになっている。
以上のように構成された作業進捗管理装置1の動作について、以下に説明する。まず、組み立てようとしている機種の作業マニュアルカード17を基板19に装着した後、機種選択スイッチ14によって、その機種を選択し、作業開始ボタン11を押すと、図4(a)に示すように、第1番目の単位作業に対応する標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aが点灯すると共に、第1番目の単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bが点滅を開始し、経過時間表示器16が経過時間の表示を開始する。
この状態で、作業者は第1番目の単位作業を実行するが、作業開始ボタン11を押した時点から、第1番目の単位作業について予め設定されている標準作業時間が経過すると、同図(b)に示すように、第1番目の単位作業に対応する標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aが消灯し、第2番目の単位作業に対応する標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aが点灯する。以降、同様に、標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aが点灯している単位作業について、その標準作業時間が経過すると、点灯している標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aが消灯し、次の単位作業に対応する標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aが点灯することになる。
一方、第1番目の単位作業を完了した時点で、作業者が単位作業完了ボタン12を押すと、同図(c)に示すように、第1番目の単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bが点灯すると共に、第2番目の単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bが点滅を開始する。以降、同図(d)に示すように、作業者が単位作業完了ボタン12を押すと、その度毎に、そのとき点灯している実作業進捗表示ランプ(緑色)15bが消灯すると共に、そのとき点滅している実作業進捗表示ランプ(緑色)15bが点灯し、次の単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bが点滅を開始することになる。
従って、同図(e)に示すように、点滅している実作業進捗表示ランプ(緑色)15bより、点灯している標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aのほうが先行している場合(上に位置している場合)は、実際の作業が標準的な作業進捗度に比べて遅れていることを示しており、同図(f)に示すように、点滅している実作業進捗表示ランプ(緑色)15bのほうが、点灯している標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aよりも先行している場合は、実際の組立作業が標準的な作業進捗度に比べて進んでいることを示している。また、同図(d)に示すように、点滅している実作業進捗表示ランプ(緑色)15bと、点灯している標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aとが同一高さに位置している場合は、実際の組立作業が、概ね、標準的な作業進捗度で進んでいることを示している。
なお、点滅している実作業進捗表示ランプ(緑色)15bより、点灯している標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aのほうが2段階以上先行した場合は、最早、作業者だけで、作業の遅れを取り戻すことができないので、作業者は、呼出ボタン18bを押して、呼出ブザー18aを鳴動させることにより、作業管理者を呼び出して、作業の遅れを取り戻すように対処することになる。
また、組立作業を中断する場合や、オプション作業に入る場合は、一時停止ボタン13を押して、時間カウントを一時的に停止させることにより、組立作業の進捗管理を一時的に停止させる。このように、一時停止ボタン13を押すと、全ての標準作業進捗表示ランプ(赤色)15a及び全ての実作業進捗表示ランプ(緑色)15bが点滅することになる。この状態で、作業開始ボタン11を押すと、停止している時間カウントが再開されるので、中断した時点から、組立作業の進捗管理を再開させることができる。なお、一時停止ボタン13を押した場合は、プログラマブル・ロジック・コントローラ20への電力供給を停止しても、時間カウントは保持されているので、組立作業の進捗管理を再開する場合は、プログラマブル・ロジック・コントローラ20への電力供給を再開した後、作業開始ボタン11を押せばよい。
なお、最終の単位作業に対応している実作業進捗表示ランプ(緑色)15bが点滅している状態で、作業者が単位作業完了ボタン12を押すと、時間カウントが自動的に停止されるが、この状態で、再度、作業開始ボタン11を押すと、時間カウントを再開させることができるようになっている。また、一時停止ボタン13を3秒以上押し続けると、時間カウントをリセットすることができるようになっている。
以上のように、この作業進捗管理装置1では、それぞれの単位作業毎に標準作業時間を設定しておき、その標準作業時間に基づく標準的な作業進捗度と、作業者が実行している実際の組立作業の進捗状況とが、標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aと実作業進捗表示ランプ(緑色)15bとを用いて表示されるようになっているので、作業者や作業管理者は、両者を比較することによって、標準的な作業進捗度に対して、実際の組立作業が遅れているのか、進んでいるのかを的確に把握することができる。従って、制御盤を組み立てるのに長時間を要する場合であっても、どの単位作業に問題があるのかをリアルタイムに把握することができ、作業効率の改善等に役立てることができる。
また、この作業進捗管理装置1では、作業開始時点からの経過時間が経過時間表示器16に表示されると共に、作業マニュアルカード17には、それぞれの単位作業の標準作業時間に基づいて算出された、作業開始時点からそれぞれの単位作業を完了するまでの積算標準作業時間が、単位作業の実行順に表示されているので、作業者や作業管理者は、両者を比較することにより、その時点において、実際の組立作業が、標準的な作業進捗度に対して、どの程度遅れているのか、または、どの程度進んでいるのかを定量的に把握することができる。
また、この作業進捗管理装置1は、移動式の作業台2に取り付けられているので、常に、作業台2を用いて制御盤の組立作業を行う作業者の目の前に作業進捗管理装置1が設置されることになり、制御盤の組立作業を妨げることなく、作業進捗管理装置1を操作することができる。
なお、上述した実施形態では、標準作業時間が既に経過している単位作業に対応する全ての標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aや既に完了している単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bのうち、直前に完了した単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bを除く、全ての実作業進捗表示ランプ(緑色)15bを、消灯させるようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、図5(a)に示すように、標準作業時間が既に経過している単位作業に対応する全ての標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aや既に完了している単位作業に対応する全ての実作業進捗表示ランプ(緑色)15bについては、消灯させることなく、点灯状態を継続させるようにしてもよい。ただし、上述した作業進捗管理装置1のように、バッテリ30によって、プログラマブル・ロジック・コントローラ20への電力供給を行っている場合は、バッテリの電力消費を抑えるために、点灯または点滅させるランプの数を最小限に抑えることが望ましい。
また、上述した実施形態では、直前に完了した単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bを点灯させるようにしているが、これに限定されるものではなく、同図(b)に示すように、作業中の単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bだけを点灯または点滅させるようにしてもよい。
また、実際の作業時間が標準作業時間を上回った単位作業に対応する実作業進捗表示ランプ(緑色)15bについては、例えば、同図(c)に示すように、色を変えて点灯させたり、点滅させたりしておくと、どの単位作業が遅れたのかを作業終了後に確認することができる。この場合、予め、各単位作業毎に、遅れの許容範囲を設定しておき、各単位作業の許容範囲を越えて遅れた場合に限り、点灯または点滅させるようにしておくことが望ましい。
また、上述した実施形態では、標準作業時間が経過するまでは、その単位作業に対応する標準作業進捗表示ランプ(赤色)15aが点灯状態に保持されているが、これに限定されるものではなく、例えば、標準作業時間が経過する間際になると、点灯状態から点滅状態に変化させるようにしてもよく、これによって、その単位作業について、作業時間が残り少ないということを作業者に把握させることができる。
また、上述した各実施形態では、標準の作業進捗を表示する標準作業進捗表示部や実際の作業の進捗状況を表示する実作業進捗表示部として、単位作業毎に設けられた複数のランプを使用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図6(a)、(b)に示すように、それぞれの単位作業について設定された標準作業時間で区切られたインジケータ15cによって標準の作業進捗を表示し、実際の作業の進捗状況を矢印15dで示すようにしたり、標準の作業進捗と実際の作業の進捗状況とを、数字や文字を表示可能な表示器を用いて、それぞれの単位作業に設定された作業番号や作業名称等で表示することも可能である。
また、上述した実施形態では、作業マニュアルカード17に、それぞれの単位作業の標準作業時間に基づいて算出された、作業開始時点からそれぞれの単位作業を完了するまでの積算標準作業時間を、単位作業の実行順に表示すると共に、作業開始時点からの経過時間を経過時間表示器16に表示するようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、作業マニュアルカードに、それぞれの単位作業の標準作業時間を単位作業の実行順に表示する標準作業時間表示部を設けると共に、作業者が実行している単位作業について、その標準作業時間に基づいて算出した残時間を表示器(残時間表示部)に表示するようにしてもよい。具体的には、標準的な作業進捗に比べて、実際の作業が遅れている場合は、作業者が実行している単位作業の残時間を、標準的な作業進捗を基準に表示し、標準的な作業進捗に比べて、実際の作業が遅れていない場合は、その単位作業を実際に開始した時点を基準に残時間を表示することになる。これによって、それぞれの単位作業毎に、実際の作業が、標準的な作業進捗に対して、どの程度遅れているのか、または、どの程度進んでいるのかを定量的に把握することができる。
また、上述した実施形態では、作業管理者を呼び出すために、作業者が呼出ボタン18bを押して、呼出ブザー18aを鳴動させるようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、標準的な作業進捗に比べて、実際の作業がある程度遅れると、自動的にブザーを鳴動させて、作業が遅れている旨を報知することにより、作業者や作業管理者に注意を促すようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ランプや操作ボタン等を基板に取り付けた本体パネル10を有する作業進捗管理装置1について説明したが、これに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータの画面やキーボードを利用して、同様の機能を実現することも可能である。特に、パーソナルコンピュータを作業進捗管理装置として使用する場合は、各作業者の単位作業毎の実作業時間等を、ハードディスク等の記憶媒体に蓄積していくことが可能となるので、記憶媒体に蓄積された実作業時間等を加工して分析することにより、各作業者のスキルの向上に役立てることができる。
また、上述した実施形態では、作業台2に取り付けた作業進捗管理装置1を作業者が単独で使用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、作業管理者が確認するための管理者用作業進捗表示装置を別途設置すると共に、この管理者用作業進捗表示装置と、それぞれの作業進捗管理装置とを接続し、各作業者が保有しているそれぞれの作業進捗管理装置から取得した各作業者の作業の進捗状況を、標準的な作業進捗度と共に管理者用作業進捗表示装置に表示させるようにした作業進捗管理システムを構築しておくと、作業管理者は、作業現場に出向くことなく、各作業者の作業の進捗状況を全体的に把握することができ、各作業者の作業を集中管理することが可能となる。この場合も、パーソナルコンピュータを管理者用作業進捗表示装置として使用することができることはいうまでもない。
また、上述した実施形態では、制御盤の組立作業の進捗管理を行うための作業進捗管理装置について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の作業進捗管理装置は、1つの製品を手作業で組み立てるのに長時間を要する各種組立作業等の進捗管理を行う場合に、有用であることはいうまでもない。
この発明にかかる作業進捗管理装置の一実施形態を取り付けた作業台を示す斜視図である。 同上の作業進捗管理装置を構成している本体パネルを示す正面図である。 同上の作業進捗管理装置の制御系を示す機能ブロック図である。 (a)〜(f)は同上の本体パネルを構成している標準作業進捗表示ランプ(赤色)及び実作業進捗表示ランプ(緑色)の表示状態を説明するための説明図である。 (a)〜(c)は同上の標準作業進捗表示ランプ(赤色)及び実作業進捗表示ランプ(緑色)の表示態様の変形例を示す図である。 (a)、(b)は同上の作業進捗管理装置における標準作業進捗表示部や実作業進捗表示部の変形例を示す図である。 従来の作業進捗管理装置の一例を示す正面図である。
符号の説明
1 作業進捗管理装置
2 作業台
10 本体パネル
11 作業開始ボタン
12 単位作業完了ボタン(作業完了指示部)
13 一時停止ボタン
14 機種選択スイッチ
15a 標準作業進捗表示ランプ(標準作業進捗表示部)
15b 実作業進捗表示ランプ(実作業進捗表示部)
15c インジケータ(標準作業進捗表示部)
15d 矢印(実作業進捗表示部)
16 経過時間表示器(経過時間表示部)
17 作業マニュアルカード
17a 積算標準作業時間表示部
17b 作業内容表示部
18a 呼出ブザー
18b 呼出ボタン
19 基板
20 プログラマブル・ロジック・コントローラ
30 バッテリ

Claims (6)

  1. 作業者が複数の単位作業を所定の順序に従って実行する場合における作業の進捗状況を管理するための作業進捗管理装置であって、
    それぞれの単位作業毎に予め設定されている標準作業時間に基づいて、標準的な作業進捗度を表示する標準作業進捗表示部と、
    それぞれの単位作業を完了した時点で、それぞれの単位作業の完了を指示する作業完了指示部と、
    前記作業完了指示部に対して行われた作業完了指示に従って、実際の作業の進捗状況を表示する実作業進捗表示部と、
    それぞれの単位作業の作業内容を、単位作業の実行順に表示する作業内容表示部と
    を備えていることを特徴とする作業進捗管理装置。
  2. それぞれの単位作業について、作業者による実際の作業時間が標準作業時間よりも所定時間以上長くなると、作業が遅れている旨を報知する報知部を備えている請求項1に記載の作業進捗管理装置。
  3. 作業開始時点からの経過時間を表示する経過時間表示部と、
    それぞれの単位作業の標準作業時間に基づいて算出された、作業開始時点からそれぞれの単位作業を完了するまでの積算標準作業時間を表示する積算標準作業時間表示部と
    を備えている請求項1または2に記載の作業進捗管理装置。
  4. 作業者が実行している単位作業について、その標準作業時間に基づいて算出した残時間を表示する残時間表示部と、
    単位作業毎に、それぞれの標準作業時間を表示する標準作業時間表示部と
    を備えている請求項1、2または3に記載の作業進捗管理装置。
  5. 移動式の作業台に取り付けられている請求項1、2、3または4に記載の作業進捗管理装置。
  6. 各作業者毎に設けられた、請求項1、2、3、4または5に記載の作業進捗管理装置と、
    それぞれの前記作業進捗管理装置から取得した各作業者の作業の進捗状況を、標準的な作業進捗度と共に表示する管理者用作業進捗表示装置と
    を備えている作業進捗管理システム。
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