JP2005250400A - ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 - Google Patents

ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005250400A
JP2005250400A JP2004064640A JP2004064640A JP2005250400A JP 2005250400 A JP2005250400 A JP 2005250400A JP 2004064640 A JP2004064640 A JP 2004064640A JP 2004064640 A JP2004064640 A JP 2004064640A JP 2005250400 A JP2005250400 A JP 2005250400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
link members
pair
link
fixed support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004064640A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Seo
修三 瀬尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Pentax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentax Corp filed Critical Pentax Corp
Priority to JP2004064640A priority Critical patent/JP2005250400A/ja
Priority to US11/070,261 priority patent/US7426340B2/en
Publication of JP2005250400A publication Critical patent/JP2005250400A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H3/00Buildings or groups of buildings for public or similar purposes; Institutions, e.g. infirmaries or prisons
    • E04H3/10Buildings or groups of buildings for public or similar purposes; Institutions, e.g. infirmaries or prisons for meetings, entertainments, or sports
    • E04H3/22Theatres; Concert halls; Studios for broadcasting, cinematography, television or similar purposes
    • E04H3/24Constructional features of stages
    • E04H3/26Revolving stages; Stages able to be lowered

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

【課題】 部品点数が少なく、簡単な構造のリンク機構を用いたステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置を提供する。
【解決手段】 ステージ部材を固定支持基板上において互いに直交するX方向とY方向に移動可能に案内するステージ装置において、上記ステージ部材と上記固定支持基板の一方に、上記X方向の一直線上に位置させて形成した対をなすX方向長孔と、この対をなす上記X方向長孔内にそれぞれ一端部の係合ピンが移動自在に係合し、他端部の一方が上記ステージ部材と上記固定支持基板の他方に枢着され、他端部の他方が上記ステージ部材と上記固定支持基板の他方に支持されている対をなすリンク部材と、この対をなす上記リンク部材を上記Y方向と平行な仮想軸に関して対称に動かし、上記ステージ部材を上記Y方向に移動させるリンク部材支持機構と、を有することを特徴とするステージ装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ステージ部材を直交する2方向に直線移動させるステージ装置、及び、このステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置に関する。
ステージ部材を一平面内において直交する2方向に直線移動可能としたステージ装置の従来技術としては、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されたものがある。
このステージ装置は、固定支持基板と、固定支持基板と平行なステージ部材と、ステージ部材を固定支持基板に対してステージ部材と平行な特定のY方向と該Y方向に直交するX方向とに直線移動可能とするリンク機構と、ステージ部材にX方向とY方向の移動力を付与する駆動装置とを備えたものである。
駆動装置からステージ部材にX方向とY方向の駆動力が付与されると、ステージ部材は、リンク機構をX方向とY方向に変形させながら、固定支持基板に対してX方向とY方向に相対移動する。
特開平10−268373号公報 特開平11−148984号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2の発明で用いられているリンク機構は、部品点数が多く、構造が複雑なので、ステージ装置の製造コストが高くなってしまうという欠点がある。
本発明の目的は、部品点数が少なく、簡単な構造のリンク機構を用いたステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置を提供することにある。
本発明のステージ装置は、ステージ部材を固定支持基板上において互いに直交するX方向とY方向に移動可能に案内するステージ装置において、上記ステージ部材と上記固定支持基板の一方に、上記X方向の一直線上に位置させて形成した対をなすX方向長孔と、この対をなす上記X方向長孔内にそれぞれ一端部の係合ピンが移動自在に係合し、他端部の一方が上記ステージ部材と上記固定支持基板の他方に枢着され、他端部の他方が上記ステージ部材と上記固定支持基板の他方に支持されている対をなすリンク部材と、この対をなす上記リンク部材を上記Y方向と平行な仮想軸に関して対称に動かし、上記ステージ部材を上記Y方向に移動させるリンク部材支持機構と、を有することを特徴としている。
より具体的には、対をなす上記リンク部材は、その中間部分で互いに枢着されたX字状をなすようにすることが可能であり、さらに、上記リンク部材支持機構は、対をなす上記リンク部材の一方の上記他端部を上記固定支持基板に枢着し、他方の他端部に設けた支持ピンを、上記固定支持基板に上記X方向に向けて形成した角度可変用長孔内に摺動自在に嵌合させたものとすることが可能である。
また、対をなす上記リンク部材を、上記X方向及びY方向に直交する方向に重合しないものとして実施可能であり、さらに、これらリンク部材の上記他端部を、上記固定支持基板にそれぞれ枢着させて実施してもよい。
このように上記リンク部材の上記他端部を上記固定支持基板にそれぞれ枢着する場合は、対をなす上記リンク部材の上記他端部に、互いに噛合することにより、上記リンク部材を対称に拡縮させる歯車を具備するのが実際的である。
また、歯車を設ける代わりに、上記両リンク部材の上記他端部に、互いに回転接触することにより、両リンク部材を対称に拡縮させる摩擦係合手段を設けてもよい。
対をなす上記X方向長孔と対をなす上記リンク部材は、上記X方向及び上記Y方向に直交するZ方向に位置を異ならせて複数が平行に備えられており、該Z方向に並ぶ複数の上記リンク部材の上記一端部の上記係合ピンは、該Z方向に上記リンク部材と同じ数だけ並べて設けられた上記X方向長孔に共通に挿入されているのが好ましい。
さらに、対をなす上記リンク部材を上記Y方向に拡縮させるYアクチュエータと、対をなす上記リンク部材に対して上記ステージ部材を上記X方向に移動させるXアクチュエータと、を備えるようにしてもよい。
このようなアクチュエータを備える場合は、ステージ装置をカメラの手振れ補正装置として利用できる。
カメラの手振れ補正装置は、例えば、上記ステージ装置を内蔵するカメラと、上記ステージ部材の前面に固定された、前面に撮像面を有する撮像素子と、上記カメラの振動を検出する振動検出センサと、該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記Xアクチュエータまたは上記Yアクチュエータを、手振れを補正するように駆動させる制御手段と、を備える構成とすることが可能である。
また、カメラの手振れ補正装置を、上記ステージ装置を内蔵するカメラと、上記ステージ部材に固定された、結像面の前方に位置する、手振れを補正するための補正レンズと、上記カメラの振動を検出する振動検出センサと、該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記Xアクチュエータまたは上記Yアクチュエータを、手振れを補正するように駆動させる制御手段と、を備える構成とすることも可能である。
本発明によると、部品点数が少なく、簡単な構造のリンク機構を用いたステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置が得られる。
先ず、本発明の第1の実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
図1に示すように、デジタルカメラ(カメラ)1内には、複数のレンズL1、L2、L3からなるカメラ光学系が配設されており、レンズL3の後方にはCCD(撮像素子)3が配設されている。上記カメラ光学系の光軸Oに対して直交するCCD3の撮像面3aの位置は、該カメラ光学系の結像位置と一致しており、デジタルカメラ1に内蔵された手振れ補正装置5に固定されている。
手振れ補正装置5は、図2から図7に示すように、以下のような構造となっている。
図2に示すように、後方から視たときに方形をなし、その中央部に方形の収容孔10aが穿設され、その下端部に後方に突出する段部10eが形成された固定支持基板10は、図示を省略した固定手段によりデジタルカメラ1のボディ内に、光軸Oに対して直交し、かつ、光軸Oが収容孔10aの中心に位置するように固定されている。
収容孔10a内には、カバー部材(ステージ部材)20の中央部に形成された、前方に向かって膨出する膨出部21が位置しており、膨出部21の後端部からは上下左右に延出する板部22が突設されている。膨出部21の前面には正面視方形の採光孔21aが穿設されており、板部22の下面には左右一対の支持片23、24が突設されている。これらの支持片23、24には、X方向(図2に矢線Xで示した方向。図2の左右方向)を向くX方向長孔23a、24aがそれぞれ穿設されている。両X方向長孔23a、24aはX方向と平行な一直線上に並んでいる。
板部22の後面には、その前面にCCD3が固定されたベース板(ステージ部材)25の前面が採光孔21aを塞ぐように固着されており(図3参照)、正面から視たときに、採光孔21aを通してCCD3の撮像面3aが完全に露出するようにしている。さらに、膨出部21の内部空間には透光性材料からなるローパスフィルタ26が、膨出部21の内周面前部に当接する状態で配設されており、CCD3の撮像面3aの周囲とローパスフィルタ26の間には、撮像面3aの周縁部に接触する正面視方形環状の押さえ部材27が設けられている。
図3に示すように、固定支持基板10の後面には3つの球31が回転可能に支持されており、この球31には、カバー部材20の板部22の前面が摺動自在に当接している。さらに、カメラボディ内に移動不能に配設された、光軸O方向を向く圧縮コイルばね32の前端には当接部材33が固定されており、各当接部材33が、板部22の後面に各球31と対応するように当接し、板部22を各球31に圧接している。
これら球31、圧縮コイルばね32、及び当接部材33により支持手段が構成されている。この支持手段は、カバー部材20の板部22を、常に固定支持基板10と平行な状態に維持するものである。
カバー部材20と固定支持基板10は、以下のような構造の案内機構により互いに接続されている。
2本の同形状のリンク部材40、41の中心部は、光軸O方向に重合しており、この重合部は光軸O方向を向く連結ピン42により枢着されており、両リンク部材40、41は連結ピン42回りに回転可能となっている。一方のリンク部材40の下端側は光軸Oと平行な枢着ピン40aにより、固定支持基板10の段部10e後面に後向きに突設された円柱状支持部10fに回転可能に枢着されている。さらに、リンク部材40の前面上端部には、光軸Oと平行な係合ピン40bが前向きに突設されており、この係合ピン40bの前部は支持片24のX方向長孔24aに、X方向にのみ移動可能として係合している。一方、リンク部材40の前方に位置する他方のリンク部材41の前面下端部に前向きに突設された支持ピン41aの前部は、固定支持基板10の後面に、そのY方向位置を枢着ピン40aと同じとして凹設されたX方向を向く角度可変用長孔10bに、X方向にのみ移動可能として係合している。さらに、他方のリンク部材41の上端部は支持片23の直前に位置しており、リンク部材41の後面上端部に後ろ向きに突設された係合ピン41bの後部が、支持片23のX方向長孔23aにX方向にのみ移動可能として係合している。
枢着ピン40aと支持ピン41a(及び角度可変用長孔10b)は、X方向と平行な一直線上に並べて設けられており、両係合ピン40b、41bも、X方向と平行な一直線上に並べて設けられている。
さらに、両リンク部材40、41は略同一形状であり、その中心部同士が連結ピン42で枢着されているので、枢着ピン40aと係合ピン41b、及び支持ピン41aと係合ピン40bは、互いにY方向(図2に矢線Yで示した方向。図2の上下方向)と平行な一直線上に並ぶ。
連結ピン42、枢着ピン40a、支持ピン41a、及び角度可変用長孔10bはリンク部材支持機構の構成要素である。
さらに、両リンク部材40、41、連結ピン42、枢着ピン40a、支持ピン41a、及び角度可変用長孔10bによりY方向案内機構YMが構成されている。
また、両リンク部材40、41の上端部に突設された係合ピン40b、41bと、支持片23、24に設けられたX方向長孔23a、24aによりX方向案内機構XMが構成されている。
さらに、Y方向案内機構YMとX方向案内機構XMにより案内機構が構成されている。
図2に示すように、ベース板25の後面には、圧縮コイルばね32と当接部材33を避けるようにして、電気基板(ステージ部材)50が固着されている。この電気基板50には図示を省略した導線が多数形成されており、この導線にCCD3が電気的に接続されている。電気基板50には2つの突出舌片50a、50bが形成されており、これらの突出舌片50a、50bの後面にはそれぞれ、電気基板50と平行な平面状のX方向駆動用コイル(Xアクチュエータ)CXとY方向駆動用コイル(Yアクチュエータ)CYが、プリントにより形成されている。
図4に示すように、X方向駆動用コイルCXは、各辺が直線状をなす渦巻き状をなしており、右辺CX1と、左辺CX2と、上辺CX3と、下辺CX4とからなっている。図5に示すように、Y方向駆動用コイルCYも各辺が直線状をなす渦巻き状をなしており、右辺CY1と、左辺CY2と、上辺CY3と、下辺CX4とからなっている。X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYは、便宜上電気線を数回巻いたものとして図示しているが、実際は数十回巻かれている。
X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYの両端はそれぞれ、電気基板50の上記導線に接続されている。さらに、図2に示すように、後方から視たときに、X方向駆動用コイルCXの中心を通るX方向の直線であるX方向直線LXは、電気基板50、ベース板25、CCD3、カバー部材20、ローパスフィルタ26、押さえ部材27からなる移動体の重心Gと前後方向に重合し、Y方向駆動用コイルCYの中心を通るY方向の直線であるY方向直線LYも上記重心Gと前後方向に重合する。
固定支持基板10の後面の2カ所には軟磁性体からなる断面視コ字形のヨーク(Xアクチュエータ)YXとヨーク(Yアクチュエータ)YYが固着されており、各ヨークYX、YYの内面には磁石(Xアクチュエータ)MXと(Yアクチュエータ)MYがそれぞれ設けられている。ヨークYXの磁石MXは、N極とS極がX方向に並んでおり、ヨークYYの磁石MYは、N極とS極がY方向に並んでいる。
図3に示すように、ヨークYYの先端部は磁石MYと対向しており、両者の間に磁気回路が形成されている。
同様に、ヨークYXの先端部は磁石MXと磁気回路を形成している。
そして、図2及び図3に示すように、電気基板50の各突出舌片50a、50bは、ヨークYX、YYの内部にそれぞれ位置している。
図2に示すように、デジタルカメラ1内には、バッテリBと、デジタルカメラ1の振動を検出する振動検出センサSと、該振動検出センサSが検出した振動情報に基づいて、バッテリBで発生した電力を、両コイルCX、CYに、その方向と大きさを変えながら流す制御回路(制御手段)Cとが設けられている。バッテリBと振動検出センサSはともに制御回路Cに電気的に接続されており、制御回路Cは電気基板50の上記導線に電気的に接続されている。
以上説明した手振れ補正装置5の構成部材の内、バッテリBと振動検出センサSと制御回路Cを除いた構成部材によりステージ装置が構成されている。
次に、手振れ補正装置5の動作について説明する。
デジタルカメラ1によって撮影を行うと、各レンズL1〜L3を透過した光が、採光孔21aとローパスフィルタ26を通ってCCD3の撮像面3aに結像する。この際、デジタルカメラ1の手振れ補正スイッチ(不図示)をONにして撮影を行なうと、デジタルカメラ1に手振れ(像振れ)が生じなければ、振動センサSが振動を感知しないので、手振れ補正装置5は図2及び図6に示す非作動状態を維持する。一方、デジタルカメラ1に手振れが生じると、振動センサSがデジタルカメラ1の振動を検知し、この振動情報が制御回路Cに送られる。すると、以下に説明するように、制御回路Cが、バッテリBで発生した電流をX方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYに、その大きさと方向を調整しながら流す。
カバー部材20(電気基板50)は、係合ピン40b、41bとX方向長孔23a、24aの係合関係により、X方向駆動用コイルCXの右辺CX1が磁石MXのN極と、左辺CX2がS極と前後方向に重合関係を維持する範囲内でX方向に移動可能である。
図4に示す非作動状態で、例えばX方向駆動用コイルCXに図4に矢線で示す方向の電流が流れると、右辺CX1と左辺CX2にはX方向右向きの直線的な力FXが生じる。電気基板50と一体化されているカバー部材20のX方向長孔23a、24aが、両リンク部材40、41の係合ピン40b、41bに対してX方向右側に相対移動可能に係合しているので、この力FXにより、カバー部材20が固定支持基板10に対して右側に相対移動する。なお、この際、上辺CX3と下辺CX4にも力が生じるが、これらの力は互いに打ち消し合うので、電気基板50には力を及ぼさない。
X方向駆動用コイルCXに図4の矢線と逆向きの電流を流すと、右辺CX1と左辺CX2にはX方向左向きの直線的な力が生じ、X方向長孔23a、24aと係合ピン40b、41bの係合関係に従って、電気基板50と一体化されているカバー部材20は固定支持基板10に対して左側に相対移動する。
このように制御回路CがX方向駆動用コイルCXへ流す電流の向きを調整することにより、右辺CX1がN極と重合し左辺CX2がS極と重合する範囲内で、電気基板50がX方向(左右方向)に移動する。
さらに、バッテリBからX方向駆動用コイルCXへの給電を停止すると、その瞬間にX方向の動力が失われ、電気基板50は停止する。
また、X方向駆動用コイルCXに流れる電流の大きさと生じる力は比例するので、バッテリBからX方向駆動用コイルCXへ給電する電流を大きくすれば、X方向駆動用コイルCXに掛かる力FXは大きくなり、電流を小さくすればX方向駆動用コイルCXに掛かる力FXは小さくなる。
一方、カバー部材20(電気基板50)は、支持ピン41aと角度可変用長孔10bの係合関係により、Y方向駆動用コイルCYの上辺CY3が磁石MYのN極と、下辺CY4がS極と前後方向に重合関係を維持する範囲内でY方向に移動可能である。
図5に示す非作動状態で、例えばY方向駆動用コイルCYに図5に矢線で示す方向の電流が流れると、上辺CY3と下辺CY4にはY方向上向きの直線的な力FYが生じる。この力FYにより、Y方向案内機構YMが変形して、支持ピン41aが角度可変用長孔10b内を左方に直線移動し、かつ、両係合ピン40b、41bがそれぞれのX方向長孔23a、24a内を互いに近づく方向に直線移動する(図7参照)。この結果、変形前に比べて枢着ピン40aから係合ピン41bまで、及び連結ピン41aから係合ピン40bまでのY方向距離が長くなり、電気基板50が固定支持基板10に対して上向きに相対移動する。なお、この際、右辺CY1と左辺CY2にも力が生じるが、これらの力は互いに打ち消し合うので、電気基板50には力を及ぼさない。
Y方向駆動用コイルCYに図5の矢線と逆向きの電流を流すと、上辺CY3と下辺CY4にはY方向下向きの直線的な力が生じ、電気基板50は支持ピン41aと角度可変用長孔10bの係合関係に従って、固定支持基板10に対して下方に相対移動する。
このように制御回路CがY方向駆動用コイルCYへ流す電流の向きを調整することにより、上辺CY3がN極と重合し下辺CY4がS極と重合する範囲内で、電気基板50がY方向(上下方向)に移動する。
さらに、バッテリBからY方向駆動用コイルCYへの給電を停止すると、その瞬間にY方向の動力が失われ、電気基板50は停止する。
また、Y方向駆動用コイルCYに流れる電流の大きさと生じる力は比例するので、バッテリBからY方向駆動用コイルCYへ給電する電流を大きくすれば、Y方向駆動用コイルCYに掛かる力は大きくなり、電流を小さくすればY方向駆動用コイルCYに掛かる力は小さくなる。
このように、電気基板50のX方向とY方向への移動により、ベース板25に固定されたCCD3のXY方向位置が変化し、手振れ補正が行われる。
なお、このように電気基板50をX方向及びY方向に移動案内する両リンク部材40、41は、連結ピン42を通りY方向を向く仮想軸IA(図2参照)に関して常に対称をなす。
以上説明した本実施形態によれば、X方向案内機構XMとY方向案内機構YMが、2本のリンク部材40、41と、両リンク部材40、41を連結する連結ピン42と、両リンク部材40、41を固定支持基板10とカバー部材20に取り付けるための枢着ピン40a、支持ピン41a、角度可変用長孔10b、係合ピン40b、41b、及びX方向長孔23a、24aという、少ない部品から構成された極めて簡単な構造となっているので、手振れ補正装置5の製造コストを低く抑えることが可能である。
さらに、X方向直線LXとY方向直線LYが電気基板50、ベース板25、CCD3、カバー部材20、ローパスフィルタ26、押さえ部材27からなる移動体の重心Gと前後方向に重合しているので、両コイルCX、CYに生じた力は上記移動体に効率よく伝達される。このため、電気基板50をX方向及びY方向に円滑に移動させられる。
この第1の実施形態の案内機構は、以下のように変形して実施することも可能である。
例えば、図8に示すように、固定支持基板10側に、左右一対のX方向長孔10c、10dをX方向と平行な一直線上に並べて穿設し、両リンク部材40、41の下端部前面にそれぞれのX方向長孔10c、10dと係合する前向きの係合ピン40c、41cを突設し、支持片23の直前に位置するリンク部材41の上端部を、枢着ピン41dにより支持片23に枢着し、リンク部材40の上端部に突設した前向きの支持ピン40dを支持片24に穿設したX方向を向く角度調整長孔24bに係合してもよい。
この場合、枢着ピン41dと支持ピン40d(及び角度可変用長孔24b)は、X方向と平行な一直線上に並べて設け、両係合ピン40c、41cも、X方向と平行な一直線上に並べて設ける。
さらに、枢着ピン41dと係合ピン40cは、Y方向と平行な一直線上に並べて設け、支持ピン40dと係合ピン41cは、Y方向と平行な一直線上に並べて設ける。
連結ピン42、枢着ピン41d、支持ピン40d、及び角度可変用長孔24bはリンク部材支持機構の構成要素である。
また、両リンク部材40、41、連結ピン42、枢着ピン41d、支持ピン40d、及び角度可変用長孔24bによりY方向案内機構YMが構成される。
また、両リンク部材40、41の下端部に突設された係合ピン40c、41cと、固定支持基板10に設けられたX方向長孔10c、10dによりX方向案内機構XMが構成される。
このような構成の案内機構も、第1の実施形態の案内機構と同様に、両リンク部材40、41を仮想軸IAに関して常に対称をなすように動作させ(X方向駆動用コイルCXの右辺CX1が磁石MXのN極と、左辺CX2がS極と、Y方向駆動用コイルCYの上辺CY3が磁石MYのN極と、下辺CY4がS極と、それぞれ前後方向に重合関係を維持する範囲内で、両リンク部材40、41はX方向及びY方向に移動可能である)、かつ、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、第1の実施形態とこの変形例において、支持片23、24、リンク部材40、41、枢着ピン40a、41d、支持ピン41a、40d、係合ピン40b、40c、41b、41c、連結ピン42の各部材を強度の大きい材料から成形すれば、支持手段31、32、33は不要となる。
また、Y方向案内機構YMを、各リンク部材40、41を光軸O方向に複数並べた多重式Y方向案内機構MYMとしてもよい。
例えば、図9に示すように、両リンク部材40、41を、X方向及びY方向に直交するZ方向(図9の矢線Zの方向)に2組並べて、各リンク部材40、41を光軸Oと平行な連結ピン(連結部材)43により互いに枢着した多重式Y方向案内機構MYMとすることが可能である。この場合は、前後のリンク部材40、41を固定支持基板10の段部10eの前方に位置させて、前後のリンク部材40の下端部と固定支持基板10とを、Z方向を向く枢着ピン44(連結部材)により枢着し、段部10eの後面に凹設された角度可変用長孔10bに、前後のリンク部材41の下端部同士を連結するZ方向を向く支持ピン(連結部材)45の前端部をX方向にのみ移動可能として挿入する。さらに、カバー部材20の下面にZ方向に一組として突設された支持片23、24を左右一対設けて、各支持片23、24に形成したX方向長孔23a、24aに、前後のリンク部材40と前後リンク部材41の上端部をそれぞれ光軸Oと平行な方向に貫通する係合ピン(連結部材)46、47を挿入する。
連結ピン43、枢着ピン44、支持ピン45、及び角度可変用長孔10bはリンク部材支持機構の構成要素である。
また、各リンク部材40、41、連結ピン43、枢着ピン44、支持ピン45、及び角度可変用長孔10bにより多重式Y方向案内機構MYMが構成される。
また、両係合ピン46、47と、左右のX方向長孔23a、24aにより多重式X方向案内機構MXMが構成される。
このような構成の案内機構も、第1の実施形態の案内機構と同様に、両リンク部材40、41を、連結ピン43を通ってY方向に伸びる仮想軸IAに関して常に対称をなすように動作させ(X方向駆動用コイルCXの右辺CX1が磁石MXのN極と、左辺CX2がS極と、Y方向駆動用コイルCYの上辺CY3が磁石MYのN極と、下辺CY4がS極と、それぞれ前後方向に重合関係を維持する範囲内で、両リンク部材40、41はX方向及びY方向に移動可能である)、かつ、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、リンク部材40、41をZ方向に重ねることにより、多重式Y方向案内機構MYMと多重式X方向案内機構MXMの強度が高まるので、支持手段31、32、33を省略できる。
なお、前後のリンク部材40、41の上端部にX方向長孔23a、24aを穿設し、カバー部材20側にこれらのX方向長孔に係合する係合ピン46、47を設けても良い。
また、リンク部材40とリンク部材41からなるリンク機構を、Z方向に3つ以上有する多重式案内機構として実施することも可能である。
次に本発明の第2の実施形態について図10及び図11を参照しながら説明する。なお、本実施形態の第1の実施形態との相違点は案内機構であり、その他は第1の実施形態と同じ構造なので、案内機構以外の構成部材には同じ符号を付すに止め、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の案内機構は、同形状の2本のリンク部材60、61の後面下端部に、互いに噛合する歯車60a、61aを設け、両リンク部材60、61の下端部を、各リンク部材60、61と歯車60a、61aを光軸O方向に貫通する枢着ピン62、63で固定支持基板10の段部10eにそれぞれ枢着し、各リンク部材60、61の上端部から前向きに突出する係合ピン60b、61bの前部を、各支持片23、24に穿設したX方向長孔23a、24aに、X方向にのみ移動可能に係合したものである。両歯車60a、61aは、互いに噛合することにより、両リンク部材60、61を、両枢着ピン62、63の中間に位置するY方向を向く仮想軸IAに関して常に対称をなすようにするものである。
両枢着ピン62、63は、X方向と平行な一直線上に並べて固定支持基板10に枢着されており、両係合ピン60b、61bも、X方向と平行な一直線上に並ぶようにリンク部材60、61に設けられている。
枢着ピン62、63、歯車60a、61aはリンク部材支持機構の構成要素である。
そして、リンク部材60、61、枢着ピン62、63、歯車60a、61a、X方向長孔23a、24a、及び係合ピン60b、61bによりY方向案内機構YMが構成されており、X方向長孔23a、24aと係合ピン60b、61bによりX方向案内機構XMが構成されている。
この案内機構は以下のように作動する。
カバー部材20(電気基板50)は、X方向長孔23a、24aと係合ピン60b、61bの係合関係により、X方向駆動用コイルCXの右辺CX1が磁石MXのN極と、左辺CX2がS極と前後方向に重合関係を維持する範囲内でX方向に移動可能である。
例えば、図10に示す非作動状態において、X方向駆動コイルCXにX方向右向きの力が掛かると、電気基板50と一体化されているカバー部材20が、X方向長孔23a、24aと両係合ピン60b、61bの係合関係によって、右方に移動する。逆に、X方向駆動コイルCXにX方向左向きの力が掛かると、電気基板50と一体化されているカバー部材20が、X方向長孔23a、24aと両係合ピン60b、61bの係合関係によって、左方に移動する。
また、カバー部材20(電気基板50)は、X方向長孔23a、24aと係合ピン60b、61bの係合関係により、Y方向駆動用コイルCYの上辺CY3が磁石MYのN極と、下辺CY4がS極と前後方向に重合関係を維持する範囲内でY方向に移動可能である。
図10に示す非作動状態において、Y方向駆動コイルCYにY方向上向きの力が掛かると、図11に示すように、両係合ピン60b、61bがX方向長孔23a、24a内を互いに近づく方向に移動し、両リンク部材60、61のなす開き角度が小さくなる。その結果、係合ピン60b、61bから枢着ピン62、63までのY方向距離が長くなるので、電気基板50とカバー部材20が上方に直線的に移動する。
一方、Y方向駆動コイルCYにY方向下向きの力が掛かると、両係合ピン60b、61bがX方向長孔23a、24a内を互いに離れる方向に移動し、両リンク部材60、61のなす開き角度が大きくなるので、係合ピン60b、61bから枢着ピン62、63までのY方向距離が短くなり、電気基板50とカバー部材20が下方に直線的に移動する。
このように、電気基板50のX方向とY方向への往復移動により、ベース板25に固定されたCCD3のXY方向位置が変化し、手振れ補正が行われる。
このような本実施形態によれば、X方向案内機構XMとY方向案内機構YMが、2本のリンク部材60、61と、両リンク部材60、61を固定支持基板10とカバー部材20に取り付けるための枢着ピン62、63、係合ピン60b、61bと、支持片23、24に形成したX方向長孔23a、24aと、両歯車60a、61bという、少ない部品から構成された極めて簡単な構造となっているので、手振れ補正装置5の製造コストを低く抑えることが可能である。
この第2の実施形態の案内機構は、以下のように変形して実施することも可能である。
例えば、図12に示すように、カバー部材20の下面に支持片28を突設し、固定支持基板10の段部10eに左右一対のX方向長孔10c、10dを、X方向と平行な一直線上に並べて穿設し、両リンク部材60、61の下端部前面に突設した前向きの係合ピン60c、61cを、それぞれのX方向長孔10c、10dに係合し、両リンク部材60、61の上端部後面に互いに噛合する歯車60a、61aを設けて、両リンク部材60、61の上端部と両歯車60a、61aを光軸O方向に貫通する枢着ピン64、65により、両リンク部材60、61の上端部を支持片28に枢着してもよい。
この場合、両X方向長孔10c、10d(両係合ピン60c、61c)をX方向と平行な一直線上に並べ、かつ、両枢着ピン64、65をX方向と平行な一直線上に並べて設ける。
枢着ピン64、65、歯車60a、61aはリンク部材支持機構の構成要素となる。
また、リンク部材60、61、枢着ピン64、65、歯車60a、61a、X方向長孔10c、10d及び係合ピン61c、61dによりY方向案内機構YMが構成され、X方向長孔10c、10dと係合ピン61c、61dによりX方向案内機構XMが構成される。
このような構成の案内機構も、両リンク部材60、61が両枢着ピン64、65の中間に位置してY方向を向く仮想軸IAに関して常に対称形状を保ちつつ、電気基板50をX方向及びY方向に移動案内することが可能であり、第2の実施形態の案内機構と同様の効果を奏する。
なお、第2の実施形態とこの変形例において、支持片23、24、28リンク部材60、61、係合ピン60b、61b、60c、61cの各部材を強度の大きい材料から成形すれば、支持手段31、32、33は不要となる。
また、案内機構を、各リンク部材60、61を、X方向とY方向に直交するZ方向に複数並べた多重式案内機構としてもよい。
例えば、図13に示すように、両リンク部材60、61をZ方向に2組並べて、各リンク部材60、61の下端部同士をZ方向を向く枢着ピン(連結部材)66、67で連結し、かつ、各リンク部材60、61の上端部同士をZ方向を向く係合ピン(連結部材)68、69で連結した多重式案内機構を用いることが可能である。この場合は、前後のリンク部材60、61を固定支持基板10の段部10eの直前に位置させて、上記枢着ピン66、67の前端部を段部10eに枢着し、かつ、カバー部材20の下面にZ方向に一組として突設した支持片23、24を左右一対設けて、各支持片23、24に形成したX方向長孔23a、24aに、上記係合ピン68、69をそれぞれ挿入する。
枢着ピン66、67、歯車60a、61aはリンク部材支持機構の構成要素となる。
また、各リンク部材60、61、歯車60a、61a、枢着ピン66、67、係合ピン68、69、及び、X方向長孔23a、24aにより多重式Y方向案内機構MYMが構成される。
また、係合ピン68、69と、X方向長孔23a、24aにより多重式X方向案内機構MXMが構成される。
このような構成の案内機構も、第2の実施形態の案内機構と同様に、両リンク部材60、61を常に仮想軸IAに関して対称をなすように動作させ、かつ、第2の実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、リンク部材60、61を光軸Oと平行な方向に重ねることにより、多重式Y方向案内機構MYMと多重式X方向案内機構MXMの強度が高まるので、支持手段31、32、33を省略できる。
なお、前後のリンク部材60、61の上端部にX方向長孔23a、24aを穿設し、カバー部材20側にこれらのX方向長孔に係合する係合ピン68、69を設けても良い。
また、リンク部材60とリンク部材61からなるリンク機構を、Z方向に3つ以上有する多重式案内機構として実施することも可能である。
さらに、これら第2の実施形態とそれらの変形例の歯車60a、61aを、摩擦係数の大きい材料からなり、滑ることなく互いに回転接触する摩擦係合手段(図示略)に代えてもよい。
なお、これら第1及び第2の実施形態では、電気基板50にCCD3を固定して、CCD3をX方向及びY方向に移動させることにより手振れ補正を行っているが、例えば、CCD3を電気基板50の後方に配設し、電気基板50に円形の取付孔(図示略)を穿設して、この取付孔に補正レンズ(図示略)を嵌合固定し、この補正レンズをレンズL1とレンズL2の間またはレンズL2とレンズL3の間に配置させてもよい。このような構造として補正レンズをX方向とY方向に直進移動させても、手振れ補正を行うことが可能である。さらに、このような補正レンズを用いた手振れ補正装置は、CCD3を省略することにより、銀塩カメラにも適用可能となる。
また、X方向直線LX及びY方向直線LYが、電気基板50などからなる上記移動体の重心Gと完全には重合せず、この重心Gの近傍と前後方向に重合していても、両コイルCX、CYに生じた力を電気基板50に効率よく伝達できる。
また、第1及び第2の実施形態では、固定支持基板10側に両ヨークYX、YY(及び磁石MX、MY)を設け、電気基板50側に両コイルCX、CYを設けたが、固定支持基板10側に両コイルCX、CYを設けて、電気基板50側に両ヨークYX、YY(及び磁石MX、MY)を設けてもよい。
さらに、上記コイルCX、CY、磁石MX、MY、ヨークYX、YYからなる電磁式のアクチュエータではなく、他のタイプのアクチュエータ、例えばモータや圧電素子により、電気基板50をX方向とY方向に移動させてもよい。
以上は、本発明のステージ装置を手振れ補正装置5に利用した実施形態であるが、本発明のステージ装置の用途は手振れ補正装置5に限定されず、電気基板を、該電気基板と平行なX方向とY方向に移動させる様々な装置に利用可能である。
本発明の第1の実施形態である手振れ補正装置を内蔵したデジタルカメラの縦断側面図である。 手振れ補正装置の非作動状態を電気基板とヨークを省略して示す背面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 X方向駆動装置を模式的に示す拡大図である。 Y方向駆動装置を模式的に示す拡大図である。 電気基板とヨークと磁石を省略して示す非作動状態におけるステージ装置の背面図である。 同じく作動状態におけるステージ装置の背面図である。 第1の実施形態の変形例の要部を、電気基板等を省略して示す背面図である。 第1の実施形態の別の変形例を、電気基板等を省略して示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の非作動状態を、電気基板等を省略して示す背面図である。 同じく、作動状態を示す背面図である。 第2の実施形態の変形例の要部を、電気基板等を省略して示す背面図である。 第2の実施形態の別の変形例を、電気基板等を省略して示す斜視図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ(カメラ)
3 CCD(撮像素子)
3a 撮像面
5 手振れ補正装置
10 固定支持基板
10a 収容孔
10b 角度可変用長孔
10c 10d X方向長孔
10e 段部
20 カバー部材(ステージ部材)
21 膨出部
22 板部
23 24 支持片
23a 24a X方向長孔
24b 角度可変用長孔
25 ベース板(ステージ部材)
26 ローパスフィルタ
27 押さえ部材
31 球
32 圧縮コイルばね
33 当接部材
40 リンク部材
40a 枢着ピン
40b 係合ピン
40c 係合ピン
40d 支持ピン
41 リンク部材
41a 支持ピン
41c 係合ピン
41d 枢着ピン
42 連結ピン
43 連結ピン
44 枢着ピン
45 支持ピン
46 47 係合ピン
50 電気基板
50a 50b 突出舌片
60 リンク部材
60a 歯車
60b 係合ピン
61 リンク部材
61a 歯車
61b 係合ピン
62 63 枢着ピン
64 65 枢着ピン
66 67 枢着ピン
68 69 係合ピン
B バッテリ
C 制御手段(制御回路)
CX X方向駆動用コイル(Xアクチュエータ)
CY Y方向駆動用コイル(Yアクチュエータ)
G 電気基板の重心
IA 仮想軸
LX X方向直線
LY Y方向直線
MX 磁石(Xアクチュエータ)
MXM 多重式X方向案内機構
MY 磁石(Yアクチュエータ)
MYM 多重式Y方向案内機構
O 光軸
P XY仮想平面
S 振動検出センサ
X X方向
XM X方向案内機構
Y Y方向
YM Y方向案内機構
YX ヨーク(Xアクチュエータ)
YY ヨーク(Yアクチュエータ)
Z Z方向

Claims (11)

  1. ステージ部材を固定支持基板上において互いに直交するX方向とY方向に移動可能に案内するステージ装置において、
    上記ステージ部材と上記固定支持基板の一方に、上記X方向の一直線上に位置させて形成した対をなすX方向長孔と、
    この対をなす上記X方向長孔内にそれぞれ一端部の係合ピンが移動自在に係合し、他端部の一方が上記ステージ部材と上記固定支持基板の他方に枢着され、他端部の他方が上記ステージ部材と上記固定支持基板の他方に支持されている対をなすリンク部材と、
    この対をなす上記リンク部材を上記Y方向と平行な仮想軸に関して対称に動かし、上記ステージ部材を上記Y方向に移動させるリンク部材支持機構と、
    を有することを特徴とするステージ装置。
  2. 請求項1記載のステージ装置において、
    対をなす上記リンク部材は、その中間部分で互いに枢着されていてX字状をなすステージ装置。
  3. 請求項2記載のステージ装置において、
    上記リンク部材支持機構は、対をなす上記リンク部材の一方の上記他端部を上記固定支持基板に枢着し、他方の他端部に設けた支持ピンを、上記固定支持基板に上記X方向に向けて形成した角度可変用長孔内に摺動自在に嵌合させたものであるステージ装置。
  4. 請求項1記載のステージ装置において、
    対をなす上記リンク部材が、上記X方向及びY方向に直交する方向に重合しないステージ装置。
  5. 請求項4記載のステージ装置において、
    上記両リンク部材の上記他端部を、上記固定支持基板にそれぞれ枢着させているステージ装置。
  6. 請求項5記載のステージ装置において、
    対をなす上記リンク部材の上記他端部に、互いに噛合することにより、上記リンク部材を対称に拡縮させる歯車を具備しているステージ装置。
  7. 請求項5記載のステージ装置において、
    対をなす上記リンク部材の上記他端部に、互いに回転接触することにより、両リンク部材を対称に拡縮させる摩擦係合手段を設けたステージ装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載のステージ装置において、
    対をなす上記X方向長孔と対をなす上記リンク部材は、上記X方向及び上記Y方向に直交するZ方向に位置を異ならせて複数が平行に備えられており、該Z方向に並ぶ複数の上記リンク部材の上記一端部の上記係合ピンは、該Z方向に上記リンク部材と同じ数だけ並べて設けられた上記X方向長孔に共通に挿入されているステージ装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項記載のステージ装置において、
    対をなす上記リンク部材を上記Y方向に拡縮させるYアクチュエータと、対をなす上記リンク部材に対して上記ステージ部材を上記X方向に移動させるXアクチュエータと、を備えるステージ装置。
  10. 請求項9記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置であって、
    上記ステージ装置を内蔵するカメラと、
    上記ステージ部材の前面に固定された、カメラ光学系の結像面に撮像面を有する撮像素子と、
    上記カメラの振動を検出する振動検出センサと、
    該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記Xアクチュエータまたは上記Yアクチュエータを、手振れを補正するように駆動させる制御手段と、
    を備えるステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置。
  11. 請求項9記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置であって、
    上記ステージ装置を内蔵するカメラと、
    上記ステージ部材に固定された、結像面の前方にありカメラ光学系の光軸に対して垂直に配置された、手振れを補正するための補正レンズと、
    上記カメラの振動を検出する振動検出センサと、
    該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記Xアクチュエータまたは上記Yアクチュエータを、手振れを補正するように駆動させる制御手段と、
    を備えるステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置。
JP2004064640A 2004-03-08 2004-03-08 ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 Withdrawn JP2005250400A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004064640A JP2005250400A (ja) 2004-03-08 2004-03-08 ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
US11/070,261 US7426340B2 (en) 2004-03-08 2005-03-03 Stage apparatus and camera shake correction apparatus using the stage apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004064640A JP2005250400A (ja) 2004-03-08 2004-03-08 ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005250400A true JP2005250400A (ja) 2005-09-15

Family

ID=34984647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004064640A Withdrawn JP2005250400A (ja) 2004-03-08 2004-03-08 ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7426340B2 (ja)
JP (1) JP2005250400A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266739A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Tamron Co Ltd 防振アクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4627640B2 (ja) 2004-07-09 2011-02-09 Hoya株式会社 ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
TWI397765B (zh) * 2004-07-26 2013-06-01 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd 平台設備及使用該平台設備的相機震動校正設備
JP4495564B2 (ja) * 2004-10-04 2010-07-07 Hoya株式会社 ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP2006128780A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Konica Minolta Photo Imaging Inc デジタルカメラ
JP2006171286A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Pentax Corp カメラの駆動機構
JP4874591B2 (ja) 2005-07-15 2012-02-15 Hoya株式会社 ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振補正装置
JP4963814B2 (ja) * 2005-09-06 2012-06-27 ペンタックスリコーイメージング株式会社 ステージ装置、及びステージ装置を利用したカメラの手振補正装置
JP4738125B2 (ja) * 2005-10-06 2011-08-03 Hoya株式会社 ステージ装置のロック機構
US7475484B2 (en) * 2005-12-15 2009-01-13 Hoya Corporation Lock mechanism for stage apparatus
EP2174360A4 (en) 2007-06-29 2013-12-11 Artificial Muscle Inc CONVERTER WITH ELECTROACTIVE POLYMER FOR SENSOR REVIEW APPLICATIONS
US7893965B2 (en) * 2007-08-08 2011-02-22 Bayer Materialscience Ag Optical lens image stabilization systems
TWI409498B (zh) * 2008-07-02 2013-09-21 Asia Optical Co Inc Anti-vibration device for optical equipment
EP2239793A1 (de) 2009-04-11 2010-10-13 Bayer MaterialScience AG Elektrisch schaltbarer Polymerfilmaufbau und dessen Verwendung
WO2012118916A2 (en) 2011-03-01 2012-09-07 Bayer Materialscience Ag Automated manufacturing processes for producing deformable polymer devices and films
WO2012129357A2 (en) 2011-03-22 2012-09-27 Bayer Materialscience Ag Electroactive polymer actuator lenticular system
JP5821418B2 (ja) * 2011-08-30 2015-11-24 株式会社リコー 撮像装置と電子機器
JP2013140284A (ja) * 2012-01-05 2013-07-18 Sony Corp 像ぶれ補正装置及び撮像装置
US9876160B2 (en) 2012-03-21 2018-01-23 Parker-Hannifin Corporation Roll-to-roll manufacturing processes for producing self-healing electroactive polymer devices
KR20150031285A (ko) 2012-06-18 2015-03-23 바이엘 인텔렉쳐 프로퍼티 게엠베하 연신 공정을 위한 연신 프레임
WO2014066576A1 (en) 2012-10-24 2014-05-01 Bayer Intellectual Property Gmbh Polymer diode
US11330183B2 (en) * 2018-07-04 2022-05-10 Sony Corporation Shake correction device including dielectric elastomer actuator, driving device, imaging device, and electronic device

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07104337A (ja) * 1993-10-05 1995-04-21 Nikon Corp 振れ防止装置
JP2973179B2 (ja) * 1996-02-27 1999-11-08 旭精密株式会社 カメラの像ブレ補正装置の補正レンズ駆動機構
JP3855112B2 (ja) 1997-03-28 2006-12-06 フジノン株式会社 カメラの防振用補正レンズの支持構造
JP3042474B2 (ja) 1997-11-17 2000-05-15 日本電気株式会社 Xyステージ
JP3961797B2 (ja) 2001-08-28 2007-08-22 ペンタックス株式会社 レンズ光軸調整装置
JP3952049B2 (ja) * 2004-08-12 2007-08-01 コニカミノルタフォトイメージング株式会社 振れ補正機構及びこれを用いた撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266739A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Tamron Co Ltd 防振アクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
US20050204640A1 (en) 2005-09-22
US7426340B2 (en) 2008-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005250400A (ja) ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP4627640B2 (ja) ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP6017624B2 (ja) 3軸閉ループのアンチシェイク構造を備えるレンズ駆動装置
JP4495564B2 (ja) ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP6449201B2 (ja) レンズ駆動装置
JP4587810B2 (ja) ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP5175492B2 (ja) 撮像装置
JP4874591B2 (ja) ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振補正装置
US20050157287A1 (en) Stage apparatus and camera shake correction apparatus using the same
JP2005241751A (ja) ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
KR102524224B1 (ko) 광학 흔들림 보정 기능을 구비한 카메라 모듈
TW201435466A (zh) 具有形狀記憶體致動器之自動對焦裝置
JP2006171286A (ja) カメラの駆動機構
JP2015114422A (ja) 撮像装置およびその制御方法
US7758261B2 (en) Light amount adjustment apparatus and image pickup apparatus
JP2009025377A (ja) 駆動ユニット及び駆動ユニットの製造方法
KR101579586B1 (ko) 카메라 렌즈 모듈
JP2005250284A (ja) ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP5066930B2 (ja) 手振れ補正装置及びリニアアクチュエータ
JP4751618B2 (ja) ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP2010117671A (ja) 像ぶれ補正装置
JP5473631B2 (ja) 操作装置及び電子機器
JP4738125B2 (ja) ステージ装置のロック機構
JP2007114708A (ja) 像ぶれ補正装置
JP2009181082A (ja) 手ぶれ補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070621

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20071016