JP2005249300A - 膨張弁 - Google Patents

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道雄 松本
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

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Abstract

【課題】 制振手段のための別部品を追加することなく低コストの膨張弁を提供する。
【解決手段】 パワーエレメント13のセンターディスク22に制振手段を構成する板スプリング24を一体に形成し、ロアハウジング20の中央に形成された筒状部26の内壁面に半径方向外向きの荷重をかけて、軸線方向の動きに対して摺動抵抗を発生させるようにした。パワーエレメント13を構成するのに必要なセンターディスク22に制振機能を持たせたことにより、部品点数を増やすことなく機能を増やすことができる。これにより、機能の高い膨張弁のコストを下げることができ、部品点数が少ないことにより組立て性を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は膨張弁に関し、特に自動車用エアコンシステムの冷凍サイクルの中で高温・高圧の液冷媒を膨張させて低温・低圧にした冷媒をエバポレータに供給するとともにエバポレータ出口での冷媒の状態が所定の過熱度になるように冷媒流量を制御する温度式の膨張弁に関する。
温度式の膨張弁は、パワーエレメントと弁部とを備え、パワーエレメントがエバポレータの出口冷媒の温度および圧力を感知し、その感知した冷媒の温度および圧力に応じて弁部がエバポレータに供給する冷媒の流量を制御している。すなわち、パワーエレメントが感知した冷媒の温度および圧力は、弁部の弁孔を介して延びるシャフトによって弁座の上流側に配置された弁体に伝達され、その弁体のリフト量を制御するように構成されている。弁体が弁座の上流側に配置されているため、レシーバ/ドライヤから導入される高圧の液冷媒は、弁体を閉弁方向に作用していることになる。このため、冷媒の急激な圧力上昇があって弁体に閉弁方向の荷重がかかると、弁が閉じる方向に作用してしまってさらに圧力が高くなり、これにより大きな音が発生するというウオーターハンマー現象が発生する。逆に、冷媒の急激な圧力上昇がなくなると、弁体がパワーエレメントによって戻されて弁が開く方向に作用するため、結果として弁体が冷媒の圧力変動により自励振動して異音が発生してしまうことがある。
そこで、このような自励振動を発生してしまうようなシステムに適用される膨張弁に対しては、自励振動の発生を抑えるために、弁体の動きにブレーキをかけるような制振手段を設けるようにしている。制振手段としては、たとえばパワーエレメントの動きを弁体に伝えるシャフトに対し横荷重を与えることによってシャフトの軸線方向の動きを鈍化させるものが知られている(たとえば特許文献1参照。)。この制振手段では、パワーエレメント側のシャフトにスプリングを用いて横荷重を与え、これによって、シャフトを保持しているボディとの間に摺動抵抗を発生させて弁体を動きにくくし、膨張弁から振動音を発生しないようにしている。
また、別の制振手段として、パワーエレメントのダイヤフラムに固定されているシャフトまたは弁体を支持している弁体支持部材にリーフスプリングを追加し、そのリーフスプリングがボディとの間に制振のための摺動抵抗を生じさせるようにしたものもある(たとえば特許文献2参照。)。
さらに別の制振手段として、弁体の周囲にスプリングを配置して弁体に横荷重を直接与えることにより、スプリングと弁体との間に摺動抵抗を生じさせるようにした拘束手段を備えた膨張弁も知られている(たとえば特許文献3参照。)。
特開2003−130499号公報(図2,段落〔0023〕) 米国特許第4542852号公報(図1,図4) 特開2003−90647号公報
しかしながら、膨張弁を組み込むシステムによっては必ずしも自励振動が発生するとは限らないため、同じ特性を有する膨張弁に対し制振手段を有しない低コストの基本タイプと制振手段を有するタイプの少なくとも2種類の膨張弁を用意する必要があり、制振手段を有する膨張弁は、そのための別部品が追加されているため、コストが高くなり、製品管理も複雑になっているという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、制振手段のための別部品を新たに追加することなく低コストの膨張弁を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、エバポレータの出口冷媒の温度および圧力を感知するパワーエレメントと、その感知した冷媒の温度および圧力に応じて前記エバポレータに供給する冷媒の流量を制御する弁部と、前記パワーエレメントのダイヤフラムの変位を前記弁部の弁体に伝達するシャフトとを備えた膨張弁において、軸線方向の動きを抑制する制振手段を、前記シャフトおよび前記弁体の外側に配置されるセンターディスクまたは弁体支持部材と一体に形成したことを特徴とする膨張弁が提供される。
このような膨張弁によれば、制振手段をセンターディスクまたは弁体支持部材と一体に形成してセンターディスクまたは弁体支持部材に制振機能を持たせるように構成した。これにより、制振手段のための別部品を新たに追加する必要がないため、低コストの膨張弁が提供される。
本発明の膨張弁は、制振手段を構成する板スプリングを、パワーエレメントを構成するのに必要なセンターディスクまたは弁体を支持する弁体支持部材と一体に形成したので、部品点数が少なくなって、組立てが容易になり、コストを低減することができるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図、図2は第1の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えたパワーエレメントのセンターディスクを示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。
この第1の実施の形態に係る膨張弁1は、高圧の液冷媒を膨張させる弁部11と、この弁部11を収容するボディ12と、エバポレータから戻ってきた冷媒の温度および圧力を感知するパワーエレメント13と、このパワーエレメント13の動作を弁部11に伝達するようボディ12に保持されたシャフト14とを備えている。
ボディ12は、その側部に、レシーバ/ドライヤから高温・高圧の液冷媒を受けるよう高圧冷媒配管が接続されるポートT1と、この膨張弁1にて減圧・膨張された低温・低圧の冷媒をエバポレータへ供給するための低圧冷媒配管が接続されるポートT2と、エバポレータ出口からの冷媒配管が接続されるポートT3と、コンプレッサへ至る冷媒配管が接続されるポートT4とが設けられている。
弁部11は、ポートT1とポートT2とを連通するよう弁孔が形成され、その弁孔の上流側開口端に弁座15を構成するテーパが形成されている。その弁座15に対抗して上流側から接離自在にボール形状の弁体16が配置されており、この弁体16は、スプリング17によって閉弁方向に付勢されている。スプリング17は、弁体16と当接している一端と反対側の他端がボディ12に螺着されたアジャストねじ18によって受けられており、アジャストねじ18を調整することによってスプリング17のばね荷重を調節できるようにしている。
ボディ12の上端部に螺着されたパワーエレメント13は、厚い金属製のアッパーハウジング19およびロアハウジング20と、これらによって囲まれた空間を仕切るよう配置された可撓性の金属薄板からなるダイヤフラム21と、このダイヤフラム21の下面に配置されたセンターディスク22とによって構成されている。アッパーハウジング19とダイヤフラム21とによって囲まれた空間は、感温室を構成し、ここに冷媒ガスなどが充填され、金属ボールをアッパーハウジング19に抵抗溶接することにより閉止されている。ダイヤフラム21の下面中央部を受けているセンターディスク22は、ボディ12によって軸線方向に進退自在に保持されたシャフト14の上端が当接されている。このシャフト14の下端は、弁孔を貫通して延びていて、弁体16に当接し、ダイヤフラム21の変位を弁体16へ伝達するようにしている。
センターディスク22は、図2に詳細に示したように、ダイヤフラム21に当接するダイヤフラム受け部23とその外周部から延びていて円周方向に均等配置された複数の板スプリング24とを有し、これらは、ばね性を有する板材を、板スプリング24が展開された形状に打ち抜き、プレス加工することによって一体に形成されている。それぞれの板スプリング24は、その自由端が半径方向外向きに傾斜されており、自由端の近傍には、外向きに突出した表面の滑らかな***部25が形成されている。
センターディスク22は、ロアハウジング20の中央に形成された筒状部26の中に配置される。板スプリング24は、***部25との内接円の直径が筒状部26の内径よりも大きくなるよう形成してあるので、***部25は筒状部26の内壁に圧接している。これにより、センターディスク22の板スプリング24は、軸線方向の動きに対して摺動抵抗を発生させることができ、制振手段を構成している。
以上の構成の膨張弁1において、自動車用エアコンを起動する前、パワーエレメント13は、エアコン運転中の場合よりも十分高い温度を検出しているため、その感温室内の圧力が上がっており、ダイヤフラム21は、図の下方へ変位している。ダイヤフラム21の変位は、センターディスク22およびシャフト14を介して弁部11の弁体16に伝達され、膨張弁1は全開状態になっている。
エアコンが起動され、ポートT1に冷媒が導入されると、その冷媒は、弁部11に形成される弁座15と弁体16との間の絞り部を流れ、その絞り部で減圧膨張された冷媒は、ポートT2からエバポレータに供給される。エバポレータを通ってきた冷媒は、ポートT3に入り、ポートT4からコンプレッサへと流れる。冷媒がポートT3からポートT4へ流れるときに、センターディスク22が配置されている筒状部26を介してダイヤフラム21の下部の部屋に導入されるので、パワーエレメント13は、ここで、エバポレータ出口の冷媒の温度および圧力を感知することになる。
エバポレータから戻ってくる冷媒が冷えてくるにつれて、パワーエレメント13の感温室の温度が下がり、感温室内の冷媒ガスがダイヤフラム21の内表面にて凝縮する。これにより、感温室内の圧力が低下してダイヤフラム21が上方に変位するので、シャフト14がスプリング17に押されて上方へ移動する。その結果、弁体16が弁座15側に移動することにより絞り部の流路面積が減り、エバポレータに送り込まれる冷媒の流量が減少していって、弁部11は冷房負荷に応じた冷媒流量の開度に整定される。
ここで、ポートT1に導入される冷媒が急激な圧力変動をした場合、その圧力変動に伴って、弁部11を開閉する方向の力を弁体16が受けることになる。この弁体16が受けた力は、シャフト14を介してパワーエレメント13のセンターディスク22に伝達される。しかし、センターディスク22は、これと一体に形成された板スプリング24によって軸線方向の動きが抑制されているので、冷媒の急激な圧力変動に敏感に反応することはなく、したがって、自励振動が発生せず、異音の発生を防止することができる。しかも、この制振機能は、制振目的のために、新たに部品を追加するというのではなく、膨張弁1を構成するのに必要なセンターディスク22に制振機能を持たせたことにより、部品点数はそのままで、制振機能を追加した膨張弁1を構成できるので、コストを削減することができる。また、制振のための追加部品が必要ないので、膨張弁1の組立て性を向上させることができる。
図3は第2の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図、図4は第2の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えたパワーエレメントのセンターディスクを示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。なお、図3および図4において、図1および図2に示した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態に係る膨張弁2は、第1の実施の形態に係る膨張弁1と比較して、センターディスク22の形状を変更している。すなわち、この膨張弁2のセンターディスク22は、図4にその詳細を示したように、ダイヤフラム受け部23の外周部にフランジ部27を有している。このフランジ部27は、その内接円の直径がロアハウジング20の中央に形成された筒状部26の内径よりも大きくなるよう形成してある。このため、パワーエレメント13の組立ての際には、ロアハウジング20の中にあらかじめセンターディスク22を入れた状態、つまり、筒状部26に板スプリング24が収容されている状態で組み立てられる。センターディスク22のそれ以外の構成については、第1の実施の形態に係る膨張弁1のものと同じである。
図5は第3の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図、図6は第3の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えたパワーエレメントのセンターディスクを示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。なお、図5および図6において、図1および図2に示した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第3の実施の形態に係る膨張弁3は、第1の実施の形態に係る膨張弁1と比較して、センターディスク22の形状を変更している。すなわち、この膨張弁3のセンターディスク22は、図6にその詳細を示したように、ダイヤフラム受け部23の外周部において、円周方向に均等配置された3つの支持部28を有している。この支持部28は、ダイヤフラム受け部23の外周縁部から垂設されており、その先端には、ほぼ円周方向に延びる板スプリング24が接続されている。板スプリング24の自由端近傍には、外向きに突出した***部25がそれぞれ形成されている。もちろん、これらダイヤフラム受け部23、支持部28および板スプリング24は、ばね性を有する板材よって一体に形成されている。
このセンターディスク22は、支持部28の内接円の直径がロアハウジング20の中央に形成された筒状部26の内径よりも小さく、板スプリング24に設けられた***部25の内接円の直径がロアハウジング20の中央に形成された筒状部26の内径よりも大きくなるよう形成してある。
センターディスク22は、ロアハウジング20の筒状部26の中で、板スプリング24の***部25が筒状部26の内壁に圧接された状態で配置され、これにより、センターディスク22は、軸線方向の動きに対して摺動抵抗を発生させて、制振手段を構成することができる。
図7は第4の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図、図8は第4の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えたパワーエレメントのセンターディスクを示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。なお、図7および図8において、図5および図6に示した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第4の実施の形態に係る膨張弁4は、第3の実施の形態に係る膨張弁3と比較して、センターディスク22の形状を変更している。すなわち、この膨張弁4のセンターディスク22は、図8にその詳細を示したように、ダイヤフラム受け部23の外周部にフランジ部27を有している。このフランジ部27は、その内接円の直径がロアハウジング20の中央に形成された筒状部26の内径よりも大きくなるよう形成してある。このセンターディスク22のそれ以外の構成については、第3の実施の形態に係る膨張弁3のものと同じである。
図9は第5の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図、図10は第5の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えた弁部の弁体支持部材を示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。なお、図9において、図1に示した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第5の実施の形態に係る膨張弁5は、第1ないし第4の実施の形態に係る膨張弁1〜4が制振機能をパワーエレメント13のセンターディスク22に持たせていたが、制振機能を弁体支持部材30に持たせている点で異なる。すなわち、この膨張弁4では、その弁部11において、弁体16とスプリング17との間に弁体16を支持する弁体支持部材30を備え、その弁体支持部材30と一体に制振手段を構成する板スプリング31を有している。
弁体支持部材30は、図10にその詳細を示したように、弁体支持部32と、板スプリング31と、これらを接続するリング33とが一体に形成されている。弁体支持部32は、その中央に弁体16を載せて中央に位置決めするための穴34が穿設され、それぞれの板スプリング31の自由端近傍には、外向きに突出した表面の滑らかな***部35が形成されている。弁体支持部材30の弁体支持部32およびリング33は、弁体16を閉弁方向に付勢しているスプリング17のスプリング受けにもなっている。
この弁体支持部材30は、弁体16、弁体支持部材30およびスプリング17を収容するためにボディ12に形成された穴36の内壁に板スプリング31の***部35が接触するようにしてある。これにより、弁体支持部材30の板スプリング31は、弁体16の軸線方向の動きに対して摺動抵抗を発生させることができ、制振手段を構成している。
一方、パワーエレメント13においては、そのセンターディスク22は、ダイヤフラム受け部23の外周縁部より垂設されたガイド部37を一体に備え、このガイド部がロアハウジング20の筒状部26内に遊嵌されることで、パワーエレメント13の中心に心決めされている。
図11は第6の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図、図12は第6の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えた弁部の弁体支持部材を示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。なお、図11および図12において、図9および図10に示した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第6の実施の形態に係る膨張弁6は、第5の実施の形態に係る膨張弁5が弁体支持部材30の板スプリング31とボディ12との間で摺動抵抗を発生させているのに対し、弁体支持部材30の板スプリング31とアジャストねじ18との間で摺動抵抗を発生させている点で相違している。
すなわち、アジャストねじ18は、スプリング17を受けている部分の周りに弁体16の方向に延びる筒状部38を有し、その筒状部38の外周面に対して半径方向内向きに弁体支持部材30に設けられた板スプリング31の荷重がかかるようにしている。このため、筒状部38と直接接触される***部35は、筒状部38の外周面と対向する内側の面に突設されている。
図13は第7の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図、図14は第7の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えた弁部の弁体支持部材を示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。なお、図13および図14において、図11および図12に示した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第7の実施の形態に係る膨張弁7は、第6の実施の形態に係る膨張弁6が弁体支持部材30の板スプリング31とアジャストねじ18の筒状部38の外表面との間で摺動抵抗を発生させているのに対し、弁体支持部材30の板スプリング31とアジャストねじ18の筒状部38の内表面との間で摺動抵抗を発生させている点で相違している。
すなわち、弁体支持部材30の板スプリング31は、アジャストねじ18の筒状部38の中に配置され、その筒状部38の内周面に対して半径方向外向きに板スプリング31が荷重をかけるようにしている。このため、弁体支持部材30の概観は、第5の実施の形態に係る膨張弁5のものとほぼ同じ形状を有している。
第1の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図である。 第1の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えたパワーエレメントのセンターディスクを示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。 第2の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図である。 第2の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えたパワーエレメントのセンターディスクを示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。 第3の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図である。 第3の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えたパワーエレメントのセンターディスクを示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。 第4の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図である。 第4の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えたパワーエレメントのセンターディスクを示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。 第5の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図である。 第5の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えた弁部の弁体支持部材を示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。 第6の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図である。 第6の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えた弁部の弁体支持部材を示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。 第7の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す中央縦断面図である。 第7の実施の形態に係る膨張弁の制振機能を備えた弁部の弁体支持部材を示す図であって、(A)はその平面図、(B)は平面図のa−a矢視断面図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,7 膨張弁
11 弁部
12 ボディ
13 パワーエレメント
14 シャフト
15 弁座
16 弁体
17 スプリング
18 アジャストねじ
19 アッパーハウジング
20 ロアハウジング
21 ダイヤフラム
22 センターディスク
23 ダイヤフラム受け部
24 板スプリング
25 ***部
26 筒状部
27 フランジ部
28 支持部
30 弁体支持部材
31 板スプリング
32 弁体支持部
33 リング
34 穴
35 ***部
36 穴
37 ガイド部
38 筒状部
T1,T2,T3,T4 ポート

Claims (8)

  1. エバポレータの出口冷媒の温度および圧力を感知するパワーエレメントと、その感知した冷媒の温度および圧力に応じて前記エバポレータに供給する冷媒の流量を制御する弁部と、前記パワーエレメントのダイヤフラムの変位を前記弁部の弁体に伝達するシャフトとを備えた膨張弁において、
    軸線方向の動きを抑制する制振手段を、前記シャフトおよび前記弁体の外側に配置されるセンターディスクまたは弁体支持部材と一体に形成したことを特徴とする膨張弁。
  2. 前記制振手段は、前記ダイヤフラムと当接する前記センターディスクのダイヤフラム受け部の外周部から前記弁部の方向へ延びていて、前記エバポレータを出た冷媒を前記ダイヤフラムによって仕切られた空間に導入する筒状部の内壁に圧接するように形成された板スプリングであることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  3. 前記制振手段は、前記ダイヤフラムと当接する前記センターディスクのダイヤフラム受け部の外周部から前記弁部の方向へ延びる支持部と、前記支持部の先端からほぼ円周方向に延びていて前記エバポレータを出た冷媒を前記ダイヤフラムによって仕切られた空間に導入する筒状部の内壁に圧接するように形成された板スプリングとを有していることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  4. 前記板スプリングは、前記筒状部との接触部に***部が形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の膨張弁。
  5. 前記制振手段は、前記弁体と前記弁体を閉弁方向に付勢するスプリングとの間に配置された前記弁体支持部材の外周部から前記弁体が配置されている側とは反対側に延びていて、前記弁体、前記弁体支持部材および前記スプリングを収容する穴の内壁に圧接するように形成された板スプリングであることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  6. 前記制振手段は、前記弁体と前記弁体を閉弁方向に付勢するスプリングとの間に配置された前記弁体支持部材の外周部から前記弁体が配置されている側とは反対側に延びていて、前記スプリングの荷重を調整するアジャストねじの外壁に圧接するように形成された板スプリングであることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  7. 前記制振手段は、前記弁体と前記弁体を閉弁方向に付勢するスプリングとの間に配置された前記弁体支持部材の外周部から前記弁体が配置されている側とは反対側に延びていて、前記スプリングの荷重を調整するアジャストねじに形成された筒状部の内壁に圧接するように形成された板スプリングであることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  8. 前記板スプリングは、圧接する部分に***部が形成されていることを特徴とする請求項5、6および7のいずれか1項に記載の膨張弁。
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