JP2016145656A - 膨張弁およびその配管取付構造 - Google Patents

膨張弁およびその配管取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】膨張弁におけるカルマン渦音の発生を防止又は抑制する。【解決手段】ある態様の配管取付構造は、膨張弁の第2の通路14に対し、蒸発器の出口側につながる配管60を導入ポート8に挿入するように取り付け、圧縮機の入口側につながる配管70を導出ポート9に挿入するように取り付けて構成される。配管60と配管70とは、シャフト33を挟んで対向するように取り付けられる。この配管取付構造は、配管60の開口端と配管70の開口端とを定常波の腹とする気柱の固有振動を防止又は抑制する固有振動抑制構造を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルに好適な膨張弁の配管取付構造に関する。
自動車用空調装置の冷凍サイクルには一般に、循環する冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮後の液冷媒を絞り膨張させて霧状にして送出する膨張弁、その霧状の冷媒を蒸発させて蒸発潜熱により車室内の空気を冷却する蒸発器が設けられている。膨張弁としては、例えば、蒸発器から導出された冷媒が所定の過熱度を有するように、蒸発器の出口側の冷媒の温度および圧力を感知して弁部を開閉し、蒸発器へ送出する冷媒の流量を制御する温度式膨張弁が用いられる。
このような膨張弁のボディには、凝縮器から蒸発器へ向かう冷媒を通過させる第1の通路と、蒸発器から戻ってきた冷媒を通過させて圧縮機へ導出する第2の通路とが形成される。第1の通路には弁孔が形成され、その弁孔に対向するように弁体が配設される。弁体は、弁孔に接離し、蒸発器へ向かう冷媒の流量を調整する。また、ボディの一端には、第2の通路を流れる冷媒の温度および圧力を感知して作動するパワーエレメントが設けられる。パワーエレメントの駆動力は、長尺状のシャフトを介して弁体に伝達される。シャフトは、第1の通路と第2の通路とを離隔する隔壁に設けられた挿通孔を貫通し、その挿通孔に摺動可能に支持される。シャフトの一端側はパワーエレメントに接続され、他端側は弁孔を通って弁体に接続される(例えば特許文献1参照)。
特開2013−242129号公報
ところで、このような膨張弁においては、第2の通路を流れる冷媒がシャフトを経る際にシャフトの下流側にカルマン渦が生じ、それによる異音(以下「カルマン渦音」ともいう)が発生することがある。これは、第2の通路においてシャフトが存在する空間の固有値(固有振動数)と、カルマン渦の周波数とが対応して共鳴すること(固有値の一致)が原因と考えられる。このような問題への対処として、その空間固有値とカルマン渦の周波数とをずらすよう設計することが考えられる。しかしながら、このような対処をしても、例えば膨張弁の継手が変更されるなどして空間固有値が変化した場合、再び固有値が一致する可能性がある。また、冷媒の流速によってもカルマン渦の周波数が変化するため、それによって固有値が一致する可能性もある。それにより、カルマン渦音が発生する可能性がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、膨張弁におけるカルマン渦音の発生を防止又は抑制することにある。
本発明のある態様は、冷凍サイクルに設けられる膨張弁に適用される配管取付構造である。この膨張弁は、熱交換器を経て流入した冷媒を弁部を通過させることで絞り膨張させて蒸発器へ供給し、蒸発器から戻ってきた冷媒の圧力と温度を感知して弁部の開度を制御するとともに、その冷媒を圧縮機へ向けて導出する。この膨張弁は、熱交換器からの冷媒を導入するための第1導入ポートと、その冷媒を蒸発器へ向けて導出するための第1導出ポートと、第1導入ポートと第1導出ポートとをつなぐ第1の通路と、第1の通路の中間部に設けられた弁孔と、蒸発器から戻ってきた冷媒を導入するための第2導入ポートと、その冷媒を圧縮機へ向けて導出するための第2導出ポートと、第2導入ポートと第2導出ポートとをつなぐ第2の通路と、を有するボディと、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、ボディの第2の通路に対して第1の通路とは反対側に設けられ、第2の通路を流れる冷媒の温度と圧力を感知して動作するパワーエレメントと、一端側が第2の通路を横断してパワーエレメントに接続され、他端側が第1の通路と第2の通路との隔壁を貫通して弁体に接続され、パワーエレメントの駆動力を弁体に伝達するシャフトと、を備える。
この配管取付構造は、このような膨張弁に対し、蒸発器の出口側につながる第1配管を第2導入ポートに挿入するように取り付け、圧縮機の入口側につながる第2配管を第2導出ポートに挿入するように取り付けて構成される。第1配管と第2配管とがシャフトを挟んで対向するように取り付けられる。この配管取付構造は、第1配管の開口端と第2配管の開口端とを定常波の腹とする気柱の固有振動を防止又は抑制する固有振動抑制構造を備える。
この態様によると、固有振動抑制構造により、第1配管の開口端と第2配管の開口端とを定常波の腹とする気柱の固有振動そのものが防止又は抑制される。すなわち、第1配管の開口端と第2配管の開口端との間の空間固有値そのものをなくすか、又はその空間固有値の実質的影響をなくすことができる。その結果、カルマン渦の周波数の値にかかわらず、カルマン渦音の発生を防止又は抑制することができる。
本発明の別の態様は膨張弁である。この膨張弁のボディは、蒸発器の出口側につながる第1配管を第2導入ポート側から挿入するように受け入れ可能な第1配管接続部と、圧縮機の入口側につながる第2配管を第2導出ポート側から挿入するように受け入れ可能な第2配管接続部と、第1配管接続部と第2配管接続部との間において、第1配管接続部に接続される第1配管の先端開口部と軸線方向に対向し、第2の通路の軸線に直角な面に対して傾斜する傾斜面と、を有する。
この態様によると、ボディに第1配管と第2配管とが取り付けられると、それらの間にシャフトが位置するようになる。そのような構成において、第2の通路を流れる冷媒の波が通路内で反射されるとしても、傾斜面の存在により軸線とずれた方向に反射されるため、気柱の固有振動そのものが防止又は抑制される。すなわち、第1配管接続部と第2配管接続部との間の空間固有値そのものをなくすか、又はその空間固有値の実質的影響をなくすことができる。その結果、カルマン渦の周波数の値にかかわらず、カルマン渦音の発生を防止又は抑制することができる。
本発明のさらの別の態様は膨張弁である。この膨張弁のボディは、蒸発器の出口側につながる第1配管を第2導入ポート側から挿入するように受け入れ可能な第1配管接続部と、圧縮機の入口側につながる第2配管を第2導出ポート側から挿入するように受け入れ可能な第2配管接続部と、第1配管接続部と第2配管接続部との間において、第2配管接続部に接続される第2配管の先端開口部と軸線方向に対向し、第2の通路の軸線に直角な面に対して45度以上の角度にて傾斜する傾斜面と、を有する。
このような構成において、第2の通路を流れる冷媒の波が通路内で上流側に反射されるとしても、その傾斜面の存在により軸線とずれた方向に反射されるため、気柱の固有振動そのものが防止又は抑制される。その結果、カルマン渦の周波数の値にかかわらず、カルマン渦音の発生を防止又は抑制することができる。
本発明によれば、膨張弁におけるカルマン渦音の発生を防止又は抑制できる。
第1実施形態に係る膨張弁の断面図である。 配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。 変形例に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。 第2実施形態に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。 第3実施形態に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。 変形例に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。 変形例に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。 変形例に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。 変形例に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。また、以下の実施形態およびその変形例について、ほぼ同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜省略することがある。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態に係る配管取付構造が適用される膨張弁について説明する。
この膨張弁は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに適用される温度式膨張弁である。この冷凍サイクルには、循環する冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮された冷媒を気液に分離する受液器、分離された液冷媒を絞り膨張させて霧状にして送出する膨張弁、その霧状の冷媒を蒸発させてその蒸発潜熱により車室内の空気を冷却する蒸発器が設けられている。
図1は、第1実施形態に係る膨張弁の断面図である。
膨張弁1は、アルミニウム合金からなる素材を押出成形して得た部材に所定の切削加工を施して得られたボディ2を有する。このボディ2は角柱状をなし、その内部には冷媒の絞り膨張を行う弁部が設けられている。ボディ2の長手方向の端部には、「駆動部」として機能するパワーエレメント3が設けられている。
ボディ2の側部には、受液器側(凝縮器側)から高温・高圧の液冷媒を導入する導入ポート6、膨張弁1にて絞り膨張された低温・低圧の冷媒を蒸発器へ向けて導出する導出ポート7、蒸発器にて蒸発された冷媒を導入する導入ポート8、膨張弁1を通過した冷媒を圧縮機側へ導出する導出ポート9が設けられている。導入ポート6と導出ポート9との間には、図示しない配管取付用のスタッドボルトを植設可能とするためのねじ穴10が形成されている。各ポートには、配管の継手が接続される。
膨張弁1においては、導入ポート6、導出ポート7およびこれらをつなぐ冷媒通路により第1の通路13が構成されている。第1の通路13の中間部には、弁部が設けられている。導入ポート6から導入された冷媒は、その弁部にて絞り膨張されて霧状となり、導出ポート7から蒸発器へ向けて導出される。一方、導入ポート8、導出ポート9およびこれらをつなぐ冷媒通路により第2の通路14が構成されている。第2の通路14は、ストレートに延びており、その中間部がパワーエレメント3の内部と連通している。なお、ここでいう「ストレート」は、一つの軸線(直線)に沿って延びていることを意味し、通路に段差や傾斜面があったとしても、それらが軸線に対して対称な形状であれば含まれる。導入ポート8から導入された冷媒の一部は、パワーエレメント3に供給されて感温される。第2の通路14を通過した冷媒は、導出ポート9から圧縮機へ向けて導出される。
第1の通路13の中間部には弁孔16が設けられ、その弁孔16の導入ポート6側の開口端縁により弁座17が形成されている。弁座17に導入ポート6側から対向するように弁体18が配置されている。弁体18は、弁座17に着脱して弁部を開閉する球状のボール弁体41と、そのボール弁体41を下方から支持する弁体受け43とを接合して構成されている。
ボディ2の下端部には、内外を連通させる連通孔19が形成されており、その上半部により弁体18を収容する弁室40が形成されている。弁室40は、弁孔16に連通し、弁孔16と同軸状に形成されている。弁室40は、また、側部にて上流側通路37を介して導入ポート6に連通している。上流側通路37は、弁室40に向けて開口する小孔42を含む。小孔42は、第1の通路13の通路断面が局部的に狭小化されて形成されている。
弁孔16は、下流側通路39を介して導出ポート7に連通している。すなわち、上流側通路37、弁室40、弁孔16および下流側通路39が、第1の通路13を構成している。上流側通路37と下流側通路39とは互いに平行であり、それぞれ弁孔16の軸線に対して直角方向に延在している。なお、変形例においては、上流側通路37と下流側通路39との互いの投影が直角をなすように(互いにねじれの位置となるように)導入ポート6又は導出ポート7の位置を設定してもよい。
連通孔19の下半部には、その連通孔19を外部から封止するようにアジャストねじ20が螺着されている。弁体18(正確には弁体受け43)とアジャストねじ20との間には、弁体18を閉弁方向に付勢するスプリング23が介装されている。アジャストねじ20のボディ2への螺入量を調整することで、スプリング23の荷重を調整することができる。アジャストねじ20とボディ2との間には、冷媒の漏洩を防止するためのOリング24が介装されている。
一方、ボディ2の上端部には凹部50が設けられ、凹部50の底部に内外を連通させる開口部52が設けられている。パワーエレメント3は、その下部が凹部50に螺着され、開口部52を封止するようにボディ2に組み付けられている。凹部50とパワーエレメント3との間の空間により、感温室54が形成されている。
パワーエレメント3は、アッパーハウジング26とロアハウジング27との間にダイヤフラム28を挟むように介装し、そのロアハウジング27側にディスク29を配置して構成されている。アッパーハウジング26はステンレス材を有蓋状にプレス成形して得られる。ロアハウジング27は、ステンレス材を段付円筒状にプレス成形して得られる。ディスク29は、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金からなり、両ハウジングよりも熱伝導率が大きい。ダイヤフラム28は、本実施形態では金属薄板からなる。
パワーエレメント3は、アッパーハウジング26とロアハウジング27との互いの開口部を突き合わせ、その外縁部にダイヤフラム28の外縁部を挟むようにして組み付け、両ハウジングの接合部に沿って外周溶接が施されることにより容器状に形成されている。パワーエレメント3の内部は、ダイヤフラム28により密閉空間S1と開放空間S2とに仕切られ、その密閉空間S1には感温用のガスが封入されている。開放空間S2は、開口部52を介して第2の通路14に連通する。パワーエレメント3とボディ2との間には、冷媒の漏洩を防止するためのOリング30が介装されている。第2の通路14を通過する冷媒の圧力および温度は、開口部52とディスク29に設けられた溝部53を通ってダイヤフラム28の下面に伝達される。また、冷媒の温度については、主に熱伝導率が大きいディスク29を介してダイヤフラム28に伝達される。
ボディ2の中央部には、第1の通路13と第2の通路14との間の隔壁35を貫通するように挿通孔34が設けられている。この挿通孔34は、小径部44と大径部46とを有する段付孔となっており、小径部44には長尺状のシャフト33が摺動可能に挿通されている。シャフト33は、金属製(例えばステンレス製)のロッドであり、ディスク29と弁体18との間に介装されている。これにより、ダイヤフラム28の変位よる駆動力が、ディスク29およびシャフト33を介して弁体18へ伝達され、弁部が開閉される。
シャフト33の上半部は第2の通路14を横断し、下半部は挿通孔34の小径部44に摺動可能に支持されている。大径部46(「取付孔」として機能する)には、シャフト33に軸線方向と直角な方向の付勢力、つまり横荷重(摺動荷重)を付与するための防振ばね48が収容されている。シャフト33がその防振ばね48の横荷重を受けることにより、冷媒圧力の変動によるシャフト33や弁体18の振動が抑制される。なお、防振ばね48の具体的構造については、例えば特開2013−242129号公報に記載の構成を採用することができるため、その詳細な説明については省略する。
なお、本実施形態では、挿通孔34とシャフト33との間にOリング等のシール部材は設けられていないが、シャフト33と小径部44とのクリアランスが十分に小さいため、第1の通路13から第2の通路14への冷媒の漏れは抑制される。すなわち、いわゆるクリアランスシールが実現されている。
以上のように構成された膨張弁1は、蒸発器から導入ポート8を介して戻ってきた冷媒の圧力及び温度をパワーエレメント3が感知してダイヤフラム28が変位する。このダイヤフラム28の変位が駆動力となり、ディスク29およびシャフト33を介して弁体18に伝達されて弁部を開閉させる。一方、受液器から供給された液冷媒は、導入ポート6から導入され、弁部を通過することにより絞り膨張されて、低温・低圧の霧状の冷媒になる。その冷媒は導出ポート7から蒸発器へ向けて導出される。
次に、配管取付構造について説明する。図2は、配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。(A)は本実施形態に係る配管取付構造を示し、(B)は比較例に係る配管取付構造を示す。
図2(A)に示すように、導入ポート8には、蒸発器の出口側と膨張弁1とをつなぐ配管60(「第1配管」に対応する)の先端部(継手)が接続される。すなわち、導入ポート8およびその近傍は、配管60を挿入するように受け入れ可能な「第1配管接続部」を構成する。配管60の先端部の外周面にはシール用のOリング62が嵌着されており、冷媒の外部への漏洩を防止している。また、配管60の先端部近傍には半径方向外向きに突出するフランジ部64が形成されており、そのフランジ部64がボディ2の側面に係止されることにより、第2の通路14に対する配管60の挿入量が規定されている。
一方、導出ポート9には、圧縮機の入口側と膨張弁1とをつなぐ配管70(「第2配管」に対応する)の先端部(継手)が接続される。すなわち、導出ポート9およびその近傍は、配管70を挿入するように受け入れ可能な「第2配管接続部」を構成する。配管70の先端部の外周面にはシール用のOリング72が嵌着されており、冷媒の外部への漏洩を防止している。また、配管70の先端部近傍には半径方向外向きに突出するフランジ部74が形成されており、そのフランジ部74がボディ2の側面に係止されることにより、第2の通路14に対する配管70の挿入量が規定されている。なお、これらの配管60,70は、それぞれ図示しない配管固定プレートを介してボディ2に固定されるが、その説明については省略する。
そして特に、配管70の配管60との対向面が、第2の通路14の軸線に直角な先端面76と、その先端面76に対して傾斜する傾斜面78とを有する。すなわち、配管70の先端開口部が、先端に向けて内径が大きくなるテーパ形状とされており、そのテーパ面により傾斜面78が形成されている。その結果、図2(B)に示す比較例の配管170と対比すると、配管70は、第2の通路14の軸線に直角な面が小さくなっている。このことは、本実施形態の配管取付構造において、気柱の固有振動が比較例よりも生じ難くされていることを意味する。
すなわち、比較例の場合、下流側の配管170の先端開口部には、本実施形態のような傾斜面は設けられておらず、第2の通路14の軸線に直角な先端面176が大きく形成されている。このため、第2の通路14において、配管60から導入された冷媒の波が配管170の先端面176にて軸線方向に反射され易い。その結果、配管60と配管170との間の空間Sに気柱の定常波が生じ易く、その配管60の開口端と配管170の開口端とを定常波の腹とする気柱が形成され易い。このため、その気柱の固有振動が相対的に発生し易い。そのため、冷媒がシャフト33を経る際にそのシャフト33の下流側に生じるカルマン渦の周波数と、その気柱の固有振動数とが対応してカルマン渦音を発生する可能性が相対的に高い。
これに対し、本実施形態によれば、傾斜面78が設けられることにより第2の通路14の軸線に直角な先端面76が小さくされている。このため、第2の通路14において、配管60から導入された冷媒の波が配管70の端面にて軸線方向に反射され難い。その結果、配管60と配管70との間の空間Sに気柱の定常波が生じ難い。このため、その気柱の固有振動そのものが発生し難く、上述したカルマン渦音が発生する可能性が低い。すなわち、配管70に設けられた傾斜面78が、「固有振動抑制構造」を構成している。
以上に説明したように、本実施形態によれば、固有振動抑制構造により、配管60の開口端と配管70の開口端とを定常波の腹とする気柱の固有振動そのものが防止又は抑制される。すなわち、配管60の開口端と配管70の開口端との間の空間固有値の実質的影響がなくなる。その結果、冷媒がシャフト33を経ることによるカルマン渦の周波数の値にかかわらず、固有値の一致によるカルマン渦音の発生を防止又は抑制することができる。
(変形例)
図3は、変形例に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。(A)は第1変形例を示し、(B)は第2変形例を示す。図3(A)に示すように、第1変形例においては、下流側の配管70aの端面が、R形状の傾斜面78aとされている。このような構成によっても、配管70aにおいて第2の通路14の軸線に直角な面を小さくすることができる。その結果、冷媒の波が配管70aの端面にて軸線方向に反射され難く、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図3(B)に示すように、第2変形例においては、下流側の配管70bの先端開口部が、先端に向けて外径が小さくなるテーパ形状とされており、そのテーパ面により傾斜面78bが形成されている。このような構成によっても、配管70bにおいて第2の通路14の軸線に直角な面を小さくすることができる。その結果、冷媒の波が配管70bの端面にて軸線方向に反射され難く、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る配管取付構造について説明する。図4は、第2実施形態に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。(A)は本実施形態に係る配管取付構造を示し、(B)は変形例に係る配管取付構造を示す。
図4(A)に示すように、本実施形態では、下流側の配管270の上流側に環状の吸音材280が設けられている。吸音材280は、例えばグラスウールやウレタン等の多孔質材からなり、音の発生原因となる波のエネルギーを吸収し、その波動を減衰させる。この吸音材280は、配管270の平坦な先端面276に接着され、その先端部に第1実施形態と同様の傾斜面78(テーパ面)を有する。本実施形態では図示のように、吸音材280の内径を配管270の内径に等しくしている。このような構成によれば、第1実施形態と同様の作用効果に加え、より高い防音効果を得ることが可能となる。また、配管270の先端面276が軸線に対して直角とされてよいため、配管270の先端部に特殊な加工を施す必要がなく、汎用性が高い。
なお、このような吸音材の構造については種々選択することが可能である。図4(B)に示す変形例では、吸音材280aが、図3(A)に示したものと同様のR形状の傾斜面78aを有する。このような構造によっても同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る配管取付構造について説明する。図5は、第3実施形態に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。
本実施形態では、図2(B)に示した比較例の配管170が採用される。一方、第2の通路314において配管60と配管170とに挟まれる中間部320の内径を、両配管の内径と等しくしている。すなわち、中間部320の内周面と両配管の内周面との間に実質的に段差がない構造とされている。このような構成により、配管60の開口端と配管170の開口端とを定常波の腹とする気柱が形成され難い。このため、そのため、シャフト33の下流側に生じるカルマン渦の周波数と、気柱の固有振動数とが対応してカルマン渦音を発生する可能性は低い。すなわち、固有値の一致によるカルマン渦音の発生を防止又は抑制することができる。
ただし、本実施形態のように、第2の通路314の中間部320と配管170との間に間隙CLが形成される場合、冷媒がその間隙CLを通過する際に風切音のような流動音が発生することがある。発明者らの検証により、その流動音はその間隙の深さ(半径方向の長さ)が大きいほど顕著に現れることが分かった。この流動音は、以下のような変形例を採用することにより抑制することが可能である。
(変形例)
図6および図7は、変形例に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。図6(A)は第1変形例を示し、図6(B)は第2変形例を示す。図7(A)は第3変形例を示し、図7(B)は第4変形例を示す。
図6(A)に示す第1変形例においては、第2の通路314の中間部320と配管170との間隙CLを封止する封止部材330が設けられる。封止部材330は、ゴム等の弾性体からなる環状部材であり、間隙CLに挟まれるフランジ状のシール部332と、第2の通路314および配管170の双方の内周面に密着して間隙CLの開口部を封止する封止部334とを含む。本実施形態では、その封止部材330を予め配管170の先端に装着し、その状態で配管170を導出ポート9から挿入する。それにより、ボディ2に配管170が組み付けられると同時に封止部材330の第2の通路314への取り付けが完了する。このような構成により、間隙CLが閉塞されるため、上述した流動音が防止又は抑制されるようになる。
一方、図6(B)に示す第2変形例においては、下流側の配管370の先端開口部を図2(A)の配管70と同様にテーパ状に構成している。すなわち、配管370の先端に向けて内径が大きくなる傾斜面78(テーパ面)が設けられ、それにより間隙CL(狭小部)の深さを小さくしている。このような構成により、流動音の抑制が可能となる。
図7(A)に示す第3変形例においては逆に、下流側の配管170については図5に示した態様とし、第2の通路322の中間部324にテーパ形状を施している。すなわち、中間部324における配管170との対向面が傾斜面326(テーパ面)とされている。このような構成によっても間隙CL(狭小部)の深さを小さくでき、流動音を抑制することが可能となる。
図7(B)に示す第4変形例においては、第2の通路332の中間部334と下流側の配管372との双方に互いに相補形状となる傾斜面328,374(テーパ面)がそれぞれ施されている。このような構成によっても間隙CL(狭小部)の深さを小さくでき、流動音を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では図5に示したように、上流側の配管60については断面の厚みが下流側の配管170と比較して小さい。このため、第1〜第4変形例においては下流側の配管に対してのみ流動音への対策が施されているが、上流側の配管についても同様の対策を行ってよいことは言うまでもない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
図8および図9は、変形例に係る配管取付構造の主要部を示す部分拡大断面図である。図8(A)は第5変形例を示し、図8(B)は第6変形例を示す。図9(A)は第7変形例を示し、図9(B)は第8変形例を示す。
上記第1,第2実施形態では、下流側の配管そのもの又はその配管に固定される部材に傾斜面を設ける例を示したが、その傾斜面をボディに形成してもよい。図8(A)に示す第5変形例では、ボディ402における第1配管接続部410と第2配管接続部412との間に傾斜面478(固有振動抑制構造)が設けられている。この傾斜面478は、シャフト33の下流側に位置する。本変形例は、上流側の配管60に対向する傾斜面478を第2の通路414に形成し、第2の通路414における傾斜面478の下流側を拡径して第2配管接続部412とし、下流側の配管170を組み付けている。傾斜面478は、第1配管接続部410に接続される配管60の先端開口部と軸線方向に対向する。それにより、上流側から流れてくるガス冷媒を軸線に対して斜めに反射可能としている。本変形例では特に、第2の通路414の軸線に直角な面に対する傾斜面478の角度θを45度以上とすることで、ガス冷媒が上流側に向けて反射され難くしている。この傾斜面478の存在により、ガス冷媒が軸線とずれた方向に反射されるため、気柱の固有振動そのものが防止又は抑制される。
このような構成により、配管60,170に特殊な構造を要したり、傾斜面を構成するための別部材を追加する必要がないものとしている。それにより、汎用の配管をそのまま使用することができる。また、図示のように下流側の配管170を空間Sの外側に配置することで、ボディ402内のスペースを有効活用することができ、膨張弁の小型化を図ることが可能となる。
図8(B)に示す第6変形例では、ボディ502における第1配管接続部510と第2配管接続部512との間に傾斜面520が設けられている。この傾斜面520は、第2の通路514の中間部の通路断面が下流側に向けて大きくなるテーパ面として形成されている。本変形例では特に、傾斜面520を第1配管接続部510と第2配管接続部512との間の全域にわたって形成しており、その傾斜面520の基端となる中間部の上流側開口端の内径と配管60の開口端の内径とを一致させている。また、第2の通路514の軸線に直角な面に対する傾斜面520の角度θを45度以上としている。このような構成によれば、仮に第2の通路514においてガス冷媒の波が上流側に向けて反射されたとしても、傾斜面520により軸線とずれた方向に反射されるため、気柱の固有振動そのものが防止又は抑制される。その結果、カルマン渦の周波数の値にかかわらず、カルマン渦音の発生を防止又は抑制することができる。また、このように第2の通路512の中間部をテーパ形状とすることにより、その中間部と配管170との間隙CL(狭小部)の深さを小さくできるため、流動音の抑制が可能となる。
図9(A)に示す第7変形例では、ボディ602における第1配管接続部610と第2配管接続部612との間に傾斜面620が設けられている。この傾斜面620は、第6変形例とは逆に、第2の通路614の中間部の通路断面が下流側に向けて小さくなるテーパ面として形成されている。本変形例では特に、傾斜面620を第1配管接続部610と第2配管接続部612との間の全域にわたって形成している。また、第2の通路614の軸線に直角な面に対する傾斜面620の角度θを45度以上としている。このような構成により、仮に第2の通路614においてガス冷媒の波が上流側に向けて反射されるとしても、軸線とずれた方向に反射されるため、気柱の固有振動そのものが防止又は抑制される。
図9(B)に示す第8変形例では、ボディ702における第1配管接続部710と第2配管接続部712との間に部分的な傾斜面720が設けられている。この傾斜面720は、シャフト33の上流側に設けられたテーパ面からなり、配管170の先端開口部と軸線方向に対向する。本変形例では特に、第2の通路714の軸線に直角な面に対する傾斜面720の角度θを45度以上としている。このような構成により、ガス冷媒の波が配管170の先端面176にて上流側に向けて反射されたとしても、傾斜面720により軸線とずれた方向に反射されるため、気柱の固有振動そのものが防止又は抑制される。
上記第2実施形態では、吸音材に傾斜面を設ける例を示した。変形例においては、そのような傾斜面を設けることなく、吸音材によって気柱の定常波を減衰させる効果のみを得るようにしてもよい。
上記実施形態の膨張弁は、冷媒として代替フロン(HFC−134a)など使用する冷凍サイクルに好適に適用されるが、本発明の膨張弁は、二酸化炭素のように作動圧力が高い冷媒を用いる冷凍サイクルに適用することも可能である。その場合には、冷凍サイクルに凝縮器に代わってガスクーラなどの外部熱交換器が配置される。その際、パワーエレメント3を構成するダイヤフラムの強度を補うために、例えば金属製の皿ばね等を重ねて配置してもよい。
上記実施形態では、上記膨張弁を、外部熱交換器を経て流入した冷媒を絞り膨張させて蒸発器(室内蒸発器)へ供給するものとして構成する例を示した。変形例においては、上記膨張弁を、ヒートポンプ式の車両用冷暖房装置に適用し、内部熱交換器の下流側に設置してもよい。すなわち、上記膨張弁を、内部熱交換器を経て流入した冷媒を絞り膨張させて外部熱交換器(室外蒸発器)へ供給するものとして構成してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 膨張弁、2 ボディ、3 パワーエレメント、6 導入ポート、7 導出ポート、8 導入ポート、9 導出ポート、13 第1の通路、14 第2の通路、16 弁孔、18 弁体、28 ダイヤフラム、33 シャフト、34 挿通孔、35 隔壁、54 感温室、60 配管、70 配管、76 先端面、78 傾斜面、170 配管、176 先端面、270 配管、280 吸音材、314 第2の通路、320 中間部。

Claims (10)

  1. 冷凍サイクルに設けられ、熱交換器を経て流入した冷媒を弁部を通過させることで絞り膨張させて蒸発器へ供給し、前記蒸発器から戻ってきた冷媒の圧力と温度を感知して前記弁部の開度を制御するとともに、その冷媒を圧縮機へ向けて導出する膨張弁であって、
    前記熱交換器からの冷媒を導入するための第1導入ポートと、その冷媒を前記蒸発器へ向けて導出するための第1導出ポートと、前記第1導入ポートと前記第1導出ポートとをつなぐ第1の通路と、前記第1の通路の中間部に設けられた弁孔と、前記蒸発器から戻ってきた冷媒を導入するための第2導入ポートと、その冷媒を前記圧縮機へ向けて導出するための第2導出ポートと、前記第2導入ポートと第2導出ポートとをつなぐ第2の通路と、を有するボディと、
    前記弁孔に接離して前記弁部を開閉する弁体と、
    前記ボディの前記第2の通路に対して前記第1の通路とは反対側に設けられ、前記第2の通路を流れる冷媒の温度と圧力を感知して動作するパワーエレメントと、
    一端側が前記第2の通路を横断して前記パワーエレメントに接続され、他端側が前記第1の通路と前記第2の通路との隔壁を貫通して前記弁体に接続され、前記パワーエレメントの駆動力を前記弁体に伝達するシャフトと、
    を備える膨張弁に対し、前記蒸発器の出口側につながる第1配管を前記第2導入ポートに挿入するように取り付け、前記圧縮機の入口側につながる第2配管を前記第2導出ポートに挿入するように取り付けて構成される配管取付構造であって、
    前記第1配管と前記第2配管とが前記シャフトを挟んで対向するように取り付けられ、
    前記第1配管の開口端と前記第2配管の開口端とを定常波の腹とする気柱の固有振動を防止又は抑制する固有振動抑制構造を備えることを特徴とする配管取付構造。
  2. 前記固有振動抑制構造は、前記第2配管における前記第1配管との対向面が、前記第2の通路の軸線に直角な面に対して傾斜する傾斜面を有することにより実現されていることを特徴とする請求項1に記載の配管取付構造。
  3. 前記固有振動抑制構造は、前記第2配管における前記第1配管との対向面において、前記第2の通路の軸線に直角な部分を小さくする形状により実現されていることを特徴とする請求項1または2に記載の配管取付構造。
  4. 前記固有振動抑制構造は、前記第2配管の先端側に設けられた吸音材を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管取付構造。
  5. 前記固有振動抑制構造は、前記第1配管の内径と、前記第2配管の内径と、前記第2の通路における前記第1配管と前記第2配管との間にある中間部の内径と、を実質的に等しくすることにより実現されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の配管取付構造。
  6. 前記第2の通路の中間部と前記第2配管との間隙を封止する封止部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の配管取付構造。
  7. 前記第2の通路の中間部における前記第2配管との対向面と、前記第2配管における前記中間部との対向面の少なくとも一方が、前記第2の通路の軸線に直角な面に対して傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項5に記載の配管取付構造。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の配管取付構造を組み込み可能な前記第2の通路を有することを特徴とする膨張弁。
  9. 冷凍サイクルに設けられ、熱交換器を経て流入した冷媒を弁部を通過させることで絞り膨張させて蒸発器へ供給し、前記蒸発器から戻ってきた冷媒の圧力と温度を感知して前記弁部の開度を制御するとともに、その冷媒を圧縮機へ向けて導出する膨張弁であって、
    前記熱交換器からの冷媒を導入するための第1導入ポートと、その冷媒を前記蒸発器へ向けて導出するための第1導出ポートと、前記第1導入ポートと前記第1導出ポートとをつなぐ第1の通路と、前記第1の通路の中間部に設けられた弁孔と、前記蒸発器から戻ってきた冷媒を導入するための第2導入ポートと、その冷媒を前記圧縮機へ向けて導出するための第2導出ポートと、前記第2導入ポートと第2導出ポートとをつなぐ第2の通路と、を有するボディと、
    前記弁孔に接離して前記弁部を開閉する弁体と、
    前記ボディの前記第2の通路に対して前記第1の通路とは反対側に設けられ、前記第2の通路を流れる冷媒の温度と圧力を感知して動作するパワーエレメントと、
    一端側が前記第2の通路を横断して前記パワーエレメントに接続され、他端側が前記第1の通路と前記第2の通路との隔壁を貫通して前記弁体に接続され、前記パワーエレメントの駆動力を前記弁体に伝達するシャフトと、
    を備え、
    前記ボディは、
    前記蒸発器の出口側につながる第1配管を前記第2導入ポート側から挿入するように受け入れ可能な第1配管接続部と、
    前記圧縮機の入口側につながる第2配管を前記第2導出ポート側から挿入するように受け入れ可能な第2配管接続部と、
    前記第1配管接続部と前記第2配管接続部との間において、前記第1配管接続部に接続される前記第1配管の先端開口部と軸線方向に対向し、前記第2の通路の軸線に直角な面に対して傾斜する傾斜面と、
    を有することを特徴とする膨張弁。
  10. 冷凍サイクルに設けられ、熱交換器を経て流入した冷媒を弁部を通過させることで絞り膨張させて蒸発器へ供給し、前記蒸発器から戻ってきた冷媒の圧力と温度を感知して前記弁部の開度を制御するとともに、その冷媒を圧縮機へ向けて導出する膨張弁であって、
    前記熱交換器からの冷媒を導入するための第1導入ポートと、その冷媒を前記蒸発器へ向けて導出するための第1導出ポートと、前記第1導入ポートと前記第1導出ポートとをつなぐ第1の通路と、前記第1の通路の中間部に設けられた弁孔と、前記蒸発器から戻ってきた冷媒を導入するための第2導入ポートと、その冷媒を前記圧縮機へ向けて導出するための第2導出ポートと、前記第2導入ポートと第2導出ポートとをつなぐ第2の通路と、を有するボディと、
    前記弁孔に接離して前記弁部を開閉する弁体と、
    前記ボディの前記第2の通路に対して前記第1の通路とは反対側に設けられ、前記第2の通路を流れる冷媒の温度と圧力を感知して動作するパワーエレメントと、
    一端側が前記第2の通路を横断して前記パワーエレメントに接続され、他端側が前記第1の通路と前記第2の通路との隔壁を貫通して前記弁体に接続され、前記パワーエレメントの駆動力を前記弁体に伝達するシャフトと、
    を備え、
    前記ボディは、
    前記蒸発器の出口側につながる第1配管を前記第2導入ポート側から挿入するように受け入れ可能な第1配管接続部と、
    前記圧縮機の入口側につながる第2配管を前記第2導出ポート側から挿入するように受け入れ可能な第2配管接続部と、
    前記第1配管接続部と前記第2配管接続部との間において、前記第2配管接続部に接続される前記第2配管の先端開口部と軸線方向に対向し、前記第2の通路の軸線に直角な面に対して45度以上の角度にて傾斜する傾斜面と、
    を有することを特徴とする膨張弁。
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