JP2005240876A - ブレーキディスクロータ - Google Patents

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【課題】 冷却性能を向上すると共にロータ外周部の周方向の熱容量変化を低減し、しかも、耐振動性能を向上するブレーキディスクロータを提供すること。
【解決手段】 実質的に同一形状のフィン3をディスク1、2から放射状に等角度離隔して配置する。各々のフィン3をベンチホール4の幅が略同じ幅となり、かつ、ベンチホール4が左右対称となるように設定して、ベンチホール4内を通過する空気の流速が略一定となるようにして冷却性能を向上し、また、ロータ外周部の周方向の熱容量変化を低減する。更に、各々のフィン3の側面3aをその中心線側に凸となるように窪ませることで耐振動性能を向上する。
【選択図】 図4

Description

本発明は自動車のブレーキ装置に関するものであり、特に、ベンチレーテッドディスクブレーキにおけるブレーキディスクロータに関するものである。
ベンチレーテッド型のブレーキディスクロータには、冷却性能、耐振動性能といった諸性能が要求され、これらは主にベンチホールを形成するフィンの形態に左右される。そこで、フィンの形態については種々のものが提案されている。例えば、特許文献1には、ブレーキ鳴きの発生等の要因となるロータの振動を抑制すべく、4種類のフィンを1セットとしてロータ回りに繰り返し配置した構造が提案されている。また、4種類のフィンのうちの一つについて、外周側の端部を幅広とすることで、ロータの振動の抑制に加えて、ベンチホールの途中に渦流が生じて主流の流速を上昇させ、冷却効率を向上できることが記載されている。
特開2000−46080号公報
しかし、特許文献1の構造では、主流の流速が上昇するとしても、ベンチホールの途中に渦流が生じるため、その部位において熱がこもり易く、必ずしも冷却効率が最適ではないと考えられる。また、特許文献1の構造では4種類のフィンのうちの一つのフィンだけの外周側端部が幅広となっているため、ブレーキディスクロータの外周側において、周方向の質量変化が大きくなる。ブレーキディスクロータの外周側は摩擦パッドにより挟持を受け、摩擦熱により最も加熱される部位であり、周方向の熱容量変化を最小限に抑えることが望ましいが、特許文献1のものは周方向の質量変化が大きいため、熱容量の変化も大きくなる。このため、熱容量の変化に起因してブレーキ性能の低減や鳴きの要因ともなる。
従って、本発明の目的は、冷却性能を向上すると共に、ロータ外周部の周方向の熱容量変化を低減し、しかも、耐振動性能を向上するブレーキディスクロータを提供することにある。
上述した特許文献1に記載の構造では、ベンチホールの途中に渦流を形成して主流の偏向により流速を上昇すると共にベンチホールから空気が流出する際に、その流速を増大することに着目して4種類のフィンのうちの一つについて外周側の端部を幅広とし、当該フィンと隣接する他のフィンとにより形成されるベンチホールの形状を左右非対称としている。
これに対して本発明は、ベンチホールを空気が通過中、その流速が一定となる方が冷却性能が向上できるという知見に基づくものである。本発明によれば、各々のフィンは、ディスクの径方向に沿う当該フィンの中心線がそれぞれ前記ディスクの中心回りに等角度離隔するように放射状に配設され、各々の前記フィンは、ベンチホールの空気流入部から空気流出部に渡って前記ベンチホールの幅が略同じ幅となり、かつ、前記ベンチホールが前記ディスクの径方向に沿う当該ベンチホールの中心線に対して左右対称となるように設定される。
ディスク間の間隔は一定であるため、ベンチホールの幅が略一定であればベンチホールの断面積も略一定となり、これを通過する空気の流速も略一定となる。このため、冷却性能を向上できる。
また、この構成の場合、フィンの幅はディスクの内周側で狭く、外周側で広くなる。つまり、フィンの外周側端部が幅広となり、かつ、各フィンの中心線がディスクの中心回りに等角度離隔するように放射状に配設されるから、当該外周側端部において、熱容量が大きく、しかも、周方向の各フィン間の質量変化が小さい。従って、ディスク外周部の周方向の熱容量変化を低減し、ブレーキ性能の低減防止や鳴きの抑制を図ることができる。
一方、ベンチホールを通過する空気の流速を一定にするには、ベンチホールの幅を完全に一定にすることが理想的である。しかし、この場合は各フィンの幅がディスク内周側から外周側へ向かって単純に増加することになる。とすると、ロータの半径方向の質量変化又は剛性変化が線形となり、当該半径方向において振動の伝播が一定となる。そうすると、制動時に共振を生じ易く耐振動性能に欠ける。
そこで、本発明では、各々のフィンの側面がフィンの中心線側に凸となるように窪んでいる。このため、ロータの半径方向の質量変化又は剛性変化が非線形となり、当該半径方向において振動の伝播が一定とならない。従って、制動時に共振を生じ難くなり、耐振動性能を向上することができる。更に、フィンの側面が窪んでいても上述した通りベンチホールは左右対称であるから渦流が生じたとしても左右で対称的に生じるから主流が偏向せず、全体として流速を略一定にできる。つまり、本発明では、ベンチホール内での空気の流速の変化を抑えつつ、耐振動性能を向上することができる。
本発明においては、各々の前記フィンの側面は、前記空気流入部と前記空気流出部との中央部分に一つの曲折点を有することで前記中心線側に凸となるように窪んでいることが望ましい。曲折点を一つとすることで、当該曲折点において前記フィンの幅がより大きく変化するから、ロータの半径方向の質量変化又は剛性変化が急になる。とりわけ、中央部分に曲折点を設定することで、外周側や内周側の端部に設定する場合よりも振動の低減を効果的に得られる。従って、より一層、制動時に共振を生じ難くなり、耐振動性能を向上することができると共にディスク外周部の周方向の熱容量変化を低減し、ブレーキ性能の低減防止や鳴きの抑制を図ることができる。なお、前記曲折点の前後において、前記フィンの側面の輪郭は、曲線−曲線としてもよいし、曲線−直線又は直線−曲線としてもよい。
また、本発明においては、各々の前記フィンの側面は、前記空気流入部側の端部と前記曲折点との間と、前記曲折点と前記空気流出部側の端部との間と、がそれぞれ直線状に形成されたくの字形をなしていることが望ましい。この構成によれば、前記曲折点において前記フィンの幅がより大きく変化するから、ロータの半径方向の質量変化又は剛性変化が急になると共に外周側におけるフィンのより顕著な質量増大が図れる。従って、より一層、制動時に共振を生じ難くなり、耐振動性能を向上することができると共にディスク外周部の周方向の熱容量変化を低減し、ブレーキ性能の低減防止や鳴きの抑制を図ることができる。
また、本発明においては、各々の前記フィンの幅は、前記空気流入部側の端部から前記曲折点までの間では一定であり、前記曲折点から前記空気流出部側の端部までの間では、前記ベンチホールの幅が一定となるように変化していることが望ましい。
この構成によれば、各々の前記フィンの幅が前記空気流入部側の端部から前記曲折点までの間では一定であるため、その断面積も一定となり、ロータの半径方向の質量変化又は剛性変化がほとんどない。従って、前記曲折点を境にして急激な質量変化又は剛性変化が生じ、より一層、制動時に共振を生じ難くなり、耐振動性能を向上することができる。
また、本発明においては、各々の前記フィンの幅は、前記曲折点から前記空気流出部側の端部までの間では、前記ベンチホールの幅が一定となるように変化していることが望ましい。
この構成によれば、前記曲折点から前記空気流出部側の端部までの間では、前記ベンチホールの幅が一定となるように変化するため、前記ベンチホールから空気が略真っ直ぐに外部へ流出する。このため、前記ベンチホールの幅が前記空気流出部側へ向かって狭く構成する場合よりも渦流が生じにくく、流速の一定化が図れる。
また、本発明においては、各々の前記フィンの幅は、その最外端において狭くなっていると共に、各々の前記フィンの外周側の端面が平坦であることが望ましい。この構成によれば、ベンチホールの空気流出口が幅広となり、フィンの側面に対する気流の剥離が抑制されてドラッグの発生を抑制し、ベンチホールから空気が流出し易くなる。加えて、フィンの外周側の端面を平坦とすることで、外気とフィンの外周側の端面との接触面積が大きくなり、熱交換を促進する。従って、冷却性能が更に向上する。
以上述べた通り、本発明のブレーキディスクロータは、冷却性能を向上すると共に、ロータ外周部の周方向の熱容量変化を低減し、しかも、耐振動性能を向上することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に形態に係るブレーキディスクロータAの一部破断外観斜視図である。ブレーキディスクロータAは相互に中心が同心となるように対向して配置された円盤状のディスク1及び2を備え、このディスク1及び2の間に複数のフィン3を介在させることでベンチホール4が形成されたものである。ディスク1には、ブレーキディスクロータAを車軸側のハブに取り付けるためのハット部1aが一体に取り付けられている。しかして、ブレーキディスクロータAは、自動車の制動時にディスク1及び2がキャリパーの摩擦パッドにより挟持され、自動車の制動力を発揮させることになる。
次に、図2はブレーキディスクロータAの背面図(ブレーキディスクロータAをディスク2側から見た図)であり、図3は図2の線XXに沿う端面図である。ディスク1とディスク2とは平行に配置されており、両者の間隙を埋めるようにしてフィン3がディスク1及びディスク2の双方に一体的に設けられている。フィン3は2種類のフィン31、32から構成され(以下、両者を区別しない時は単にフィン3という)、図2に示すように各フィン3は、ディスク1及び2の径方向に沿う当該フィンの中心線C1に対して左右対称の形状で構成され、かつ、各フィン3の中心線がそれぞれディスク1及び2の中心回りに等角度θだけ離隔するように放射状に配設されている。また、フィン31とフィン32とは交互に配設されている。図4はフィン3の詳細図である。
フィン31とフィン32とはディスク1及び2の内周側の形状が異なるが、ベンチホール4を形成する他の部分は同じ形状をなしている。より詳細には、ディスク1及び2の内周側のフィン31の端部は、フィン32の端部よりもより内側にまで延設されており、他の部分よりも厚さが僅かに薄い段差部31’を有している。しかし、フィン31とフィン32とは、ベンチホール4の空気流入部4aから空気流出部4bに渡る、ベンチホール形成領域においては実質的に同じ形状をなしている。このため、隣接するフィン3により形成されるベンチホール4はディスク1及び2の径方向に沿う当該ベンチホールの中心線C2に対して実質的に左右対称となる。なお、フィン31とフィン32とは全く同じ形状にしてベンチホール4を完全に左右対称とすることが本来最適であるが、本実施形態のようにフィン31とフィン32の端部の長さに差があっても、ベンチホール4の左右対称性は実質的に維持される。
次に、フィン3の幅(具体的にはベンチホール形成領域の幅。以下同じ。)について説明する。フィン3の幅は、ベンチホール4の空気流入部4aから空気流出部4bに渡ってベンチホール4の幅が略同じ幅となるように設定されている。ここで、ディスク1及び2の間の間隔は一定であるため、ベンチホール4の幅が略一定であれば空気流入部4aから空気流出部4bに渡ってベンチホール4の断面積も略一定となる。従って、ブレーキディスクロータAが回転することにより、空気流入部4aからベンチホール4へ流入し、空気流出部4bから流出する空気の流速も略一定となる。このため、冷却性能を向上できる。
一方、本実施形態の場合、各フィン3は、ディスク1及び2の径方向に沿う当該フィンの中心線C1に対して左右対称の形状で構成され、かつ、各フィン3の中心線がそれぞれディスク1及び2の中心回りに等角度θだけ離隔するように放射状に配設されているので、ベンチホール4の幅が略一定となるようにフィン3の幅を設定すると、フィン3の幅は図4に示すようにディスク1及び2の内周側で狭く、外周側で広くなる。つまり、フィン3の外周側端部が幅広となり、かつ、各フィン3の中心線C1がディスクの中心回りに等角度θだけ離隔するように放射状に配設されるから、当該外周側端部において熱容量が大きく、しかも、周方向の各フィン3間の質量変化が小さい。従って、ディスク1及び2の外周部の周方向の各フィン3間の熱容量変化を低減し、ブレーキ性能の低減防止や鳴きの抑制を図ることができる。
さて、ベンチホール4を通過する空気の流速を一定にするには、ベンチホール4の幅を完全に一定にすることが理想的である。しかし、この場合は各フィン3の幅がディスク内周側から外周側へ向かって単純に増加することになる。つまり、図4に示すフィン3の側面3aが直線状になる。とすると、ブレーキディスクロータAの半径方向の質量変化又は剛性変化が線形となり、当該半径方向において振動の伝播が一定となる。そうすると、制動時に共振を生じ易く耐振動性能に欠ける。そこで、本実施形態では、各々のフィン3の側面3aがフィン3の中心線C1側に凸となるように窪ませ、フィン3の幅が単純に増加しないようにしている。このため、ブレーキディスクロータAの半径方向の質量変化又は剛性変化が非線形となり、当該半径方向において振動の伝播が一定とならない。従って、制動時に共振を生じ難くなり、耐振動性能を向上することができる。つまり、本実施形態のブレーキディスクロータAではベンチホール4内での空気の流速の変化を抑えて冷却性能を好適に保ちつつ、耐振動性能を向上することができる。また、フィン3の側面が窪んでいても上述した通りベンチホール4は左右対称であるから渦流が生じたとしても左右で対称的に生じるから主流が偏向せず、全体として流速を略一定にできる
フィン3の側面3aの窪ませ方は種々の態様が採用できるが、本実施形態においては、各々のフィン3の側面3aは、図4に示すように、空気流入部4aと空気流出部4bとの中央部分に曲折点Pが設定され、空気流入部4a側の端部と曲折点Pとの間と、曲折点Pと空気流出部4b側の端部との間と、がそれぞれ直線状に形成されたくの字形をなしている。曲折点Pを一つとすることで、当該曲折点においてフィン3の幅がより大きく変化するから、ロータの半径方向の質量変化又は剛性変化が急になる。とりわけ、中央部分に曲折点Pを設定することで、外周側や内周側の端部に設定する場合よりも振動の低減を効果的に得られる。ここで、ブレーキディスクロータAの外周側では熱容量が大きいことが望ましい。図4の例では、曲折点Pを空気流入部4aと空気流出部4bとの真中よりも若干内側に設定している。このため、ブレーキディスクロータAの外周側でフィン3がより大きくなるから当該外周側でより大きな熱容量を確保できる。更に、曲折点Pの前後が直線となっていることからより一層顕著な質量増大が図れる。曲折点Pの前後は、曲線−曲線としてもよいし、曲線−直線又は直線−曲線としてもよい。曲線−曲線の場合、曲折点Pは変曲点となる。
ここで、ベンチホール4の空気流入部4aの幅d1、空気流出部4bの幅d2並びに曲折点Pにおけるベンチホール4の幅d3は、ベンチホール4を流れる流速の一定化とフィン3の半径方向の質量変化との兼ね合いにより設定され、望ましくはd1<d3≒d2とされる。本実施形態ではd1<d3=d2とされており、少なくともd1≧0.9×d2(d3)の範囲であれば、冷却性能を向上できる程度の流速の略一定化を図れる。また、本実施形態においては、各々のフィン3の幅は、空気流入部4a側の端部から曲折点Pまでの間では一定であり、曲折点Pから空気流出部4b側の端部までの間ではベンチホール4の幅が一定(d3=d2)となるように変化している。この構成によれば、各々のフィン3の幅が空気流入部4a側の端部から曲折点Pまでの間では一定であるため、その断面積も一定となり、ブレーキディスクロータAの半径方向の質量変化又は剛性変化がほとんどない。一方、曲折点Pから空気流出部4b側の端部までの間では前記ベンチホールの幅が一定となるように変化するため、各々のフィン3の幅は増加し、曲折点Pを境にして急激な質量変化又は剛性変化が生じる。従って、より一層、制動時に共振を生じ難くなり、耐振動性能を向上することができる。しかも、曲折点Pから空気流出部4b側の端部までの間では、ベンチホール4の幅が一定となるので、ベンチホール4から空気が略真っ直ぐに外部へ流出する。このため、ベンチホール4の幅が空気流出部4b側へ向かって狭く構成する場合よりも渦流が生じにくく、流速の一定化が図れる。
更に、本実施形態の場合、各々のフィン3の幅は、その最外端3bにおいて、その直近の内周側の部位よりも狭くしている。このため、ベンチホール4の空気流出口が幅広となり、フィン3の側面に対する気流の剥離が抑制されてドラッグの発生を抑制し、ベンチホール4から空気が流出し易くなる。従って、冷却性能が更に向上する。加えて、図4に示すように最外端3bの端面は平坦としているので、外気とフィン3の最外端3bの端面との接触面積が大きくなり、熱交換を促進する。従って、冷却性能が更に向上する。つまり、ブレーキディスクロータAの回転により、相対的に見れば、ブレーキディスクロータAの外周に当該外周に沿う外気の気流が発生していることになる。この最外端3bの端面が丸みを帯びていると、当該端面の半分しか外気が接触しないが、平坦とすることで当該端面全体に外気が接触するため接触面積が大きくなる。
本発明の一実施形態に形態に係るブレーキディスクロータAの一部破断外観斜視図である。 ブレーキディスクロータAの背面図である。 図2の線XXに沿う端面図である。 フィン3の詳細図である。
符号の説明
A ブレーキディスクロータ
1、2 ディスク
3(31、32) フィン
4 ベンチホール

Claims (6)

  1. 対向して配置されたディスク間に複数のフィンを介在させることで、該フィン間にベンチホールを形成したブレーキディスクロータにおいて、
    各々の前記フィンは、前記ディスクの径方向に沿う当該フィンの中心線がそれぞれ前記ディスクの中心回りに等角度離隔するように放射状に配設され、
    各々の前記フィンは、
    前記ベンチホールの空気流入部から空気流出部に渡って前記ベンチホールの幅が略同じ幅となり、かつ、前記ベンチホールが前記ディスクの径方向に沿う当該ベンチホールの中心線に対して左右対称となるように設定され、
    各々の前記フィンの側面が、前記中心線側に凸となるように窪んでいることを特徴とするブレーキディスクロータ。
  2. 各々の前記フィンの側面は、
    前記空気流入部と前記空気流出部との中央部分に一つの曲折点を有することで前記中心線側に凸となるように窪んでいることを特徴とする請求項1に記載のブレーキディスクロータ。
  3. 各々の前記フィンの側面は、
    前記空気流入部側の端部と前記曲折点との間と、前記曲折点と前記空気流出部側の端部との間と、がそれぞれ直線状に形成されたくの字形をなしていることを特徴とする請求項2に記載のブレーキディスクロータ。
  4. 各々の前記フィンの幅は、前記空気流入部側の端部から前記曲折点までの間では一定であることを特徴とする請求項3に記載のブレーキディスクロータ。
  5. 各々の前記フィンの幅は、前記曲折点から前記空気流出部側の端部までの間では、前記ベンチホールの幅が一定となるように変化していることを特徴とする請求項3又は4に記載のブレーキディスクロータ。
  6. 各々の前記フィンの幅は、その最外端において狭くなっていると共に、各々の前記フィンの外周側の端面が平坦であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のブレーキディスクロータ。
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