JP2005234774A - 交通信号無視車両警告装置、及び交通信号無視車両警告・記録装置 - Google Patents

交通信号無視車両警告装置、及び交通信号無視車両警告・記録装置 Download PDF

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博昭 松本
Hideyuki Menjiyo
秀之 面上
Seiichi Okumura
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Abstract

【課題】交差点で信号無視した違反車両を検出し、警告するとともに、交差側の車両との衝突事故を抑止すること,また、信号無視走行車両を確実に取り締まること。
【解決手段】交差点で信号無視をした違反車両を自動的に検出し、その違反車両に対して違反走行の警告を行うとともに、全赤信号時に交差側の青信号を遅らせて、出会い頭の衝突事故を抑止する。違反車両の静止画像及び所定時間内の道路交差点の交通流の動画像を用いて、違反の事実を特定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交通信号機の設置された交差点及び単路の横断歩道(以下、代表して、交差点、という。)を、交通信号を無視して走行する車両に交通違反を警告し、またその違反車両を記録する、交通信号無視車両警告装置及び警告・記録装置に関する。
交差点において交通信号無視車両による交差側車線の車両との出会い頭の衝突事故などが依然として多く発生している。このような交差点での交通事故を防止する観点から、従来より信号無視車両の取り締まりが行われている。
従来、信号無視車両の取り締まりは、交差点で待機する警察官が直接行うか、監視用カメラによる交差点の交通流画像を中央の管理センターや交差点近傍の現場で、監視したり、また記録した画像を再生して、行っている。これらの方法では、現場で違反車両を発見しても、交通量の多い交差点では違反車両の摘発が他の車両や歩行者などの交通に支障を来したり、逃走する車両の追跡には危険が伴うために、取り締まりが困難であった。また、従来の監視用カメラによる違反車両の記録では交差点流入から流出までの記録が取られていないことや、ナンバープレートや運転手の特定が十分でなく、やはり取り締まりが困難であった。また、信号無視車両を特定するために、画像処理技術を用いて速度、位置、ナンバープレートや、信号灯器の表示色等を検出する方法が提案されている(特許文献1)。
しかし、車両の位置や速度だけでは交差点を通過走行したことの証明はできない。また、撮影した画像に認識処理等の画像処理を施してプレートナンバーを抽出しても運転手を特定できないばかりでなく、画像自体に処理を行っているため事実としての証拠資料とならない。そして、停止線を越えた車両の写真撮影だけでは、黄色信号で進入した車両である可能性もあり、また、停止車両の場合もあることから、違反走行通過の証明とはならない。
このような信号無視車両の取り締まりを行う際の問題を解決するために、本発明者等は既に、交差点で信号無視をした違反車両の前面部と時刻を含む交通情報が重畳表示された画像と、違反車両を検出した時点を含む前後所定時間内の道路交差点の交通流の画像とを得て、信号無視走行車両を確実に取り締まることができる記録装置を提案している(特許文献2)。
特許第2847682号公報 特開2003−141679号公報
しかし、交通信号無視車両の取り締まりと同時に、交通信号無視車両に原因する衝突事故を抑止する事が重要である。
そこで、本発明は、交通信号無視車両に原因する交差点での衝突事故の発生を減少させることが出来る交通信号無視車両警告装置を提供することを目的とする。
また、交通信号無視車両に原因する交差点での衝突事故の発生を減少させると共に、交通信号無視走行車両を確実に取り締まることが出来る交通信号無視車両警告・記録装置を提供することを目的とする。
請求項1の交通信号無視車両警告装置は、自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点(単路の横断歩道を含む、以下同じ)に進入した第1車両を検出する車両検出手段と、
この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて前記車両の前方であって当該車両の運転者が視認できる位置に設けられている第1表示板に、前記道路交差点の全車線の信号灯器が赤信号(以下、全赤信号)時には、進入警告を表示する警告表示出力手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の交通信号無視車両警告装置は、請求項1記載の交通信号無視車両警告装置において、前記警告表示出力手段は、前記車両検出信号が全赤信号期間終了後の赤信号時に検出されたときには、前記第1表示板に違反警告を行うことを特徴とする。
請求項3の交通信号無視車両警告装置は、自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点(単路の横断歩道を含む、以下同じ)に進入した第1車両を検出する車両検出手段と、
この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて前記車両の前方であって当該車両の運転者が視認できる位置に設けられている第1表示板に、全赤信号期間終了後の赤信号時には、違反警告を表示する警告表示出力手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4の交通信号無視車両警告装置は、請求項1乃至3記載の交通信号無視車両警告装置において、前記車両検出信号に応じて全赤信号時には交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせるように遅延切替制御を行う交通信号機制御手段を有することを特徴とする。
請求項5の交通信号無視車両警告装置は、請求項1乃至4記載の交通信号無視車両警告装置において、前記警告表示出力手段は、前記車両検出信号に応じて全赤信号時には前記第1車両が走行する車線と交差する交差側車線上の他車両の運転者が視認できる位置に設けられている第2表示板に衝突を警告する衝突警告表示を行うことを特徴とする。
請求項6の交通信号無視車両警告装置は、自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点に進入した第1車両を検出する車両検出手段と、
この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて全赤信号時には交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせるように遅延切替制御を行う交通信号機制御手段を有することを特徴とする。
請求項7の交通信号無視車両警告・記録装置は、自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点に進入した車両を検出する車両検出手段と、
この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて前記車両の前方であって当該車両の運転者が視認できる位置に設けられている第1表示板に、全赤信号時には進入警告を表示し、全赤信号期間終了後の赤信号時には違反警告を表示する警告表示出力手段と、
全赤信号期間終了後の赤信号時に検出された前記車両検出信号に応じて写真撮影された当該車両の前面部及びその撮影時点の時刻を含む交通情報が重畳された静止画像を得る静止画像取得手段と、
前記静止画像を得た時点を含んで継続的に撮影された前記道路交差点及びそれら撮影時刻を含む交通情報が重畳された動画像を取得する動画像取得手段と、
前記静止画像取得手段及び前記動画像取得手段の画像を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
請求項8の交通信号無視車両警告・記録装置は、請求項7記載の交通信号無視車両警告・記録装置において、前記車両検出信号に応じて全赤信号時には交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせるように遅延切替制御を行う交通信号機制御手段を有することを特徴とする。
請求項9の交通信号無視車両警告・記録装置は、請求項7、8記載の交通信号無視車両警告・記録装置において、前記警告表示出力手段は、前記車両検出信号に応じて、前記第1車両が走行する車線と交差する交差側車線上の他車両の運転者が視認できる位置に設けられている第2表示板に衝突を警告する衝突警告表示を行うことを特徴とする。
請求項10の交通信号無視車両警告・記録装置は、自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点に進入した車両を検出する車両検出手段と、
この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて全赤信号時には交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせるように遅延切替制御を行う交通信号機制御手段と、
全赤信号期間終了後の赤信号時に検出された前記車両検出信号に応じて写真撮影された当該車両の前面部及びその撮影時点の時刻を含む交通情報が重畳された静止画像を得る静止画像取得手段と、
前記静止画像を得た時点を含んで継続的に撮影された前記道路交差点及びそれら撮影時刻を含む交通情報が重畳された動画像を取得する動画像取得手段と、
前記静止画像取得手段及び前記動画像取得手段の画像を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
請求項11の交通信号無視車両警告・記録装置は、請求項7乃至10記載の交通信号無視車両警告・記録装置において、前記動画像取得手段は、信号灯器群が設置された道路交差点とともに、信号灯器群の少なくとも一部を同一画面に撮影することを特徴とする。
請求項12に係る交通信号無視車両警告・記録装置は、請求項7乃至10記載の交通信号無視車両警告・記録装置において、前記静止画像取得手段は、撮影時に撮影される車両に向けてストロボ光を照射することを特徴とする。
本発明の交通信号無視車両警告装置によれば、全赤信号時(即ち、道路交差点の全車線の信号灯器が赤信号の時)に交差点に進入した車両に対して自車線側の表示板に「赤信号」等の進入警告(注意)表示を行うことにより、走行停止を促す。
また、全赤信号中に進入した車両を検出した場合に、交差側車両(道路)に対して「交差車両有り」等の衝突警告(注意)表示を行い、発進しないように注意を喚起する。また、全赤信号中の進入車両を検出すると、交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせる、即ち信号機の全赤信号期間を延長する。このように、進入警告表示や衝突警告表示を行ったり、全赤信号期間を延長させることにより、交差点での信号無視車両に原因する出会い頭の衝突事故の発生を抑制することができる。
また、全赤信号期間終了後に違反車両が進入した場合に,違反車両に対して「信号無視」,「交通違反」等の違反警告を表示する。これにより、走行速度によっては停止可能な車両には停止を促し、通過する車両には再発防止の契機とする。また、信号無視車両として取り締まる場合には、運転者に違反したことを認識させる効果がある。
本発明の交通信号無視車両警告・記録装置によれば、以上の交通信号無視車両警告装置による作用に加えて、交差点で全赤信号期間終了後の赤信号を信号無視した違反車両を自動的に検出して記録する。違反車両を検出したときには、その車両の前面部が撮影された画像にその時点の時刻を含む交通情報(信号現示状態等)を重畳することにより、その車両自体、運転者の顔、ナンバープレートとともに時刻を含む交通情報が重畳表示された画像を得ることができる一方、その違反車両を検出した時点を含む前後所定時間内の道路交差点の交通流の画像を、時刻を含む交通情報が重畳された画像で、得ることができる。また、それらの画像そのものには、何らの加工も行われていない。したがって、証拠能力に優れていることはもちろんであるが、証拠価値(証拠力)も高い。
これにより、同一交通事象における、信号無視走行車両の交差点進入から流出までの違反走行通過状況を記録した動画像と、当該信号無視走行車両の車両自体、ナンバープレート及び運転手を撮影した静止画像とにより、信号無視走行車両を確実に取り締まることができる。また、交差点内での信号無視走行車両を検出したとき、この違反車両が事故を起こした場合の事故発生状況を画像として記録する機能を同時に備えている。
また、本発明の交通信号無視車両警告・記録装置によれば、カラーの動画像撮影記録手段を用いることで、道路交差点の交通流の画像にさらに信号灯器の表示状態も得られるから、違反車両の記録画像として好適である。
また、本発明の交通信号無視車両警告・記録装置は、ストロボ光を照射することにより昼夜に関わらず鮮明な画像を撮影することができる。また、ストロボ光として近赤外線ストロボ光を用いることで、運転者に幻惑を与えることなく、撮影されたことを気づかせることができる。これにより、信号無視違反者に対する効果的な抑制と再発防止が期待できる。
また、本発明の交通信号無視車両警告・記録装置によれば、全赤信号期間終了後の赤信号時に、停止線を越えて交差点内に進入した車両を違反車両として検出するから、赤信号時に故意(重大な過失を含む)に停止線を越えた違反車両のみをより確実に検出することができる。赤信号時に車両が故意に交差点内に進入したか否かを判定するには、通常は黄信号時における車両の位置と停止線の位置および車両の走行速度から判定する必要があるが、このような処理を行った場合、機器構成の大型化及び処理の複雑さが増大する。このような理由から、本発明では、自車線の信号灯器の表示色が、全赤信号期間終了後の赤信号時(交差側は青信号時)に、停止線を越えて交差点に進入した車両を故意に進入した車両とみなし、これを違反車両として検出することで、簡易な処理で確実に違反車両のみを検出することができる。
以下、本発明による実施例について、説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る交通信号無視車両警告装置及び交通信号無視車両警告・記録装置のブロック構成を示す図である。図2は監視すべき交差点に、本発明の交通信号無視車両警告装置及び警告・記録装置を配置したシステム構成を示す図である。また、図3、図4は、信号無視車両が進入したときの交差点の状況の例を示す図である。
図1,図2において、主道路1と従道路2とが交差する交差点3に、信号灯器10が信号柱5に取り付けて設けられている。
この信号灯器10或いは信号柱5に、動画像用カメラ11と、車両センサーとしてレーザ距離計12と、静止画像用カメラ13と、信号機15と、検出・記録部20が収納されたボックスが設けられている。
動画像用カメラ11は、交差点3を含めた道路と交差点に設けられている違反車両の前方の信号灯器とが撮影できるように信号灯器10の上部に取り付けられ、動画像撮影範囲MAを、連続的に撮影する。この動画像カメラ11は、交差点3内に各方向から違反車両が進入してくることに対応するために、交差点3に設けられた例えば全ての信号灯器10を含めて撮影ができるように、広角テレビカメラ等が用いられる。また、信号灯器の表示色も写し込めるようにカラーカメラが良く、さらに昼間及び夜間にも撮影できるように高感度なカメラとする。したがって、周囲の明るさに応じて感度が調節される高感度の広角カラーテレビカメラが、好適である。この動画像カメラにより、動画像画面は例えば図4に示されるように、停止線4を越えて交差点内を違反走行する車両6が時間の経過とともに記録され、また信号灯器10の表示色も写し込まれている。なお、動画像カメラ11は、基本的には一台でよいが、交差点3の構造などに対応して、2台以上を設けるようにしてもよい。
レーザ距離計12は、走行車線毎に設けられ、監視している車線の停止線4を越えて交差点3内に進入した車両を検出する。このために検出すべき所定の位置にレーザビームLBを照射している。進入した車両によりレーザビームLBが遮られることにより計測される距離が変化するから、この距離の変化で車両の進入を検出する。
静止画像用カメラ13は、通常は、レーザ距離計12と同様に走行車線毎に設けられ、レーザ距離計12が車両の進入を検出すると、その車両が違反車両6である場合には、その検出信号に応じてレーザ距離計12の検出位置と同一計測位置を写真撮影する。これにより、進入した違反車両6の前面部が撮影され、その車両自体、ナンバープレート、運転手の顔が写った静止画像を得る。また、複数の車線を同時に撮影できる静止画像用カメラを用いて、そのいずれかの車線での進入車両を検出して撮影するようにしても良い。
この静止画像を鮮明な画像で得るために、静止画像用カメラ13はストロボ装置付きのものを利用し、ストロボ光を照射して撮影するとよい。また、ストロボ装置付き静止画像カメラ13に代えて、静止画像カメラ13と、この静止画像カメラ13とは別体のストロボ装置を設けてもよい。これにより、昼間及び夜間にも鮮明な静止画像を得ることができる。さらに、このストロボ装置及び静止画像用カメラ自体を近赤外線対応のものとし、撮影時に近赤外線のストロボ光を照射して、鮮明な静止画像を得るとともに、当該違反車両6の運転者に照射による幻惑を与えることなく撮影されたことを気づかせることができる。これにより、信号無視違反者に対する効果的な抑制と再発防止が期待できる。
信号灯器10は、図2のように各車線の各走行方向毎に設けられる。信号灯器10の表示色「緑、黄、赤」は、信号機15によって制御される。
表示板16は、車両の運転者が見やすい位置、例えば信号灯器10の上部やその近傍等に車両の走行状態に応じて、進入警告、衝突警告、違反警告のための文字、例、赤信号、交差車両有り、信号無視、が表示される。また、文字以外の記号などであっても、警告できるものであれば良い。
検出・記録部20の構成が図1に示されている。なお、レーザ距離計12,静止画像用カメラ13、信号灯器10、表示板16は、走行車線に対応して複数設けられ、また検出・記録部20の内部構成も複数の距離計12、表示板16などに対応するように構成されている。ただ、以下の説明では、発明を理解するために必要な、1つまたは2つの走行車線に対する構成について説明する。
まず、動画像監視記録部21は、動画像用カメラ11から交差点3の交通流が撮影された画像(例えば1秒間に30コマ)が連続的に供給され、その画像にその時点の時刻と現示状態(交差点の信号灯器の表示状態を表したもの)を、画像を編集処理することなく、単に重畳合成して連続して記録する。この動画像の記録は、ディジタルデータでディスクなどの電子ファイル装置に格納される。
この記録された動画像は、監視記録として長期間保存できるようにしてもよく、また、所定期間(例えば、1日)毎に上書き記録するようにしてもよい。この動画像監視記録部21は動画像用カメラ11とともに、動画像撮影記録手段を構成する。そして、違反車両検出信号に応じて、その検出信号の時刻を含んで、その前の所定期間及びその後の所定期間に亘る所定期間の動画像を出力する。
車両検出部22は、レーザ距離計12と連携して停止線4を越えて交差点3内に進入した車両を検出し、判定部24に通知する。
信号状態検出部23は、外部から信号灯器10の現示状態に応じた信号灯器用出力STが信号状態として供給され、監視している車線の交通信号を判定部24に供給する。交差点3において、異なった方向(主道路方向及び従道路方向)の交通流には、信号機により順番に青信号の表示により通行権(現示)が与えられる。この一連の交通の流れに与えられる信号機の表示状態が、現示状態である。
判定部24は、車両検出部22からの検出通知と信号状態検出部23からの信号状態、例えば、全赤信号時や全赤信号期間終了後の赤信号、とに基づいて、交通信号無視違反車両6が交差点内に進入したことを判定し、動画像監視記録部21、静止画像記録部26、信号制御出力部29及び警告表示出力部30に車両検出信号を供給する。
時計部/現示部25は、時計を有し、また信号状態検出部23から判定部24を介して或いは直接に現示状態を得て、動画像監視記録部21及び静止画像記録部26に、時刻及び現示状態を供給する。なお、時刻及び現示状態は、動画像監視記録部21には常時供給されるが、静止画像記録部26には静止画像を記録するときのみに供給するようにしても良い。
静止画像記録部26は、判定部24からの車両検出信号を受けて、静止画像用カメラ13に撮影指示を出し、撮影された静止画像に時刻及び現示状態を単に重畳させて、静止画像自体には何らの編集・加工などを行うことなく、記録し出力する。静止画像記録部26での画像は、動画像と同様にディジタルデータで記録される。この静止画像記録部26は、静止画像用カメラ13とともに、静止画像撮影記録手段を構成する。
信号制御出力部29は、信号機15へ予め定められた順序、時間などにしたがって信号灯器10を制御するための制御信号を送出する。本発明では、さらに全赤信号期間中、或いは全赤信号期間中の所定期間中に、走行車両が交差点内に進入したときに、信号制御出力部29に車両検出信号が与えられる。信号制御出力部29は、車両検出信号を受けて、信号灯器10の全赤信号状態を所定時間だけ延長するように、信号機15を制御する。即ち、交差点に進入した違反車両の車線と交差する交差側車線の赤信号状態をその所定時間だけ長く維持する。
警告表示出力部30は、交差点に進入した違反車両に対して、全赤信号時には、表示板16に進入警告表示(例、赤信号)を行い、全赤信号期間終了後の赤信号時には、表示板16に違反警告表示(例、信号無視、交通違反)を行う。また、警告表示出力部30は、交差点に進入した違反車両の走行車線と交差する交差側車線の車両に対して、全赤信号時に衝突警告表示(例、交差車両有り)を行う。なお、交差側車線の車両に対して、全赤信号期間終了後の赤信号時(交差側車線は青信号)にも衝突警告表示をすることもできる。しかし、安全上の観点から、信号灯器10の近傍では原則として赤信号時にのみ、警告表示を行うことが良い。
違反車両通過記録部/履歴記録部27は、動画像監視記録部21からの所定期間の動画像及び静止画像記録部26からの静止画像に対して、所要の履歴を付加し、一連の交通事象として1つのファイルに形成し、伝送部28に出力する。ここで、付加する履歴としては、「交差点の地点名」、「記録番号」、「発生日付」、「発生時刻」、「現示サイクルの開始時刻」、「各現示の時間」等である。これらの履歴は、各画像毎に付加しても良いし、また、ファイルに代表して付加してもよい。
伝送部28は、違反車両通過記録部/履歴記録部27からの動画像及び静止画像からなるファイルを、管理センターなどの中央装置や交差点近傍の待機所に、記録及び再生又は監視可能に伝送する。
次に、本発明の動作説明に先立って、信号灯器の配置と信号の表示タイミングを、図5及び図6を参照して説明する。
標準的な十字路交差点における信号灯器は、図5のように、主道路1方向の現示を表示する車両灯器1V及び歩行者灯器1Pと、従道路2方向の現示を表示する車両灯器2V及び歩行者灯器2Pが、配置される。
その信号の表示タイミングを、図6の現示階梯図に示している。この図6では、2現示10階梯(ステップ)の一般的な例を示しており、各階梯毎にいずれかの信号灯器の表示が切り替えられる。階梯1〜階梯5が主道路方向に通行権を与える第1現示であり、また、階梯6〜階梯10が従道路方向に通行権を与える第2現示である。例えば、主道路1に対する違反車両監視期間は、第1現示の階梯5に第2現示を合わせた、階梯5乃至階梯10となる。各階梯の時間は図6に例示されるように設定され、階梯1〜階梯10で1現示サイクルを形成している。
さて、本発明の交通信号無視車両記録装置の動作を、図7のフローチャートと、図8の警告動作及び記録動作タイミング図を参照して説明する。以下の動作説明では、車両が主道路1を走行する場合における警告動作及び記録動作を例として説明する。
スタートすると、ステップ101で主道路1方向の信号状態を検出する。現示階梯1〜3の青信号、現示階梯4の黄信号に引き続いて、交差点の全ての信号灯器10が赤信号である現示階梯5の全赤信号になると、ステップ102でこの全赤信号になったことを判定する。この全赤信号は、交差点3内に滞留している右折車両などがつぎの現示階梯になるまでに交差点から出ることができるような時間に設定されている。この全赤信号期間は、図8(a)の主道路赤となってから、図8(b)の従道路青となるまでの期間である。
つぎに、全赤信号になったと判定されると、ステップ103でオフセットタイマーにオフセットタイムToffを設定する。このオフセットタイムToffは、図8(d)に示されるように、全赤信号になった後に停止線4を越えて交差点内に進入した車両を確実に検出するために設定される時間であり、交差点の規模や形状あるいは停止線の位置などに応じて予め決められている。予め定められている全赤信号の期間は、約2〜3秒(図6では2秒)であるので、オフセットタイムToffは最大1秒程度とすることが望ましい。
ステップ104でこのオフセットタイムToffが終了したか否かを判定する。オフセットタイムが終了すると、図8(b)に示されるように、その時点から主道路赤信号の間、即ちほぼ図6の現示階梯5の半ば〜現示階梯10の期間が、進入車両監視期間となる。この進入車両監視期間の間、即ちステップ105の進入車両検出動作開始からステップ119の赤信号が終了するまでステップ107,110で違反車両検出を行う。この違反車両6の検出は、レーザ距離計12と車両検出部22からの進入車両の検出通知と、信号状態検出部23からの信号灯器用出力STの信号状態(現示階梯5の半ば〜現示階梯10)に基づいて判定部24により行われる。
ステップ106で全赤信号期間が終了したかどうかが判定される。全赤信号期間が終了していない場合には、ステップ107に進んで、車両検出を繰り返して行う。全赤信号期間中に進入車両が検出されると、図8(c)に進入iで示すように、車両検出信号を発生する。進入iによる車両検出信号により、ステップ108で図8(e)のように進入車両警告表示出力を発生し、ステップ109で図8(e)のように交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせる全赤延長要求信号を発生する。
進入車両警告表示出力が発生されると、自車線側(進入車両側)の表示板16に走行停止を促す等のために「赤信号」等の進入警告のメッセージを表示する。同じく、進入車両警告表示出力により、交差側車両のための表示板16に「交差車両有り」等の衝突警告のメッセージを表示する。
ステップ109で全赤延長要求信号が発生されると、信号機15に対して全赤延長信号を1回だけ出力する。全赤信号延長時の延長時間は、交通の流れを考慮して、最大1秒程度が望ましい。全赤信号期間が延長される状態が図8(b)に「赤延長」と示されている。
この全赤信号期間の延長は、全赤信号期間中に進入車両が検出されたときにのみ行われる。
ステップ106で全赤信号期間が終了したことが判定されると、ステップ110でその後に交差点に進入した車両を検出する。
ステップ110で検出された車両は、図8(c)で進入iiで示されており、全赤信号期間終了後の赤信号で交差点に進入した車両である。この時点では、交差側車線は青信号となっている。この進入iiの車両は、違反車両であると判断してステップ116で、図8(f)のように、その違反車両に対する表示板16に「信号無視」等の違反警告のメッセージを表示する。
また、ステップ110で違反車両6が検出されると、記録番号・時刻・現示登録を行うステップ111と、静止画像記録・出力を行うステップ112と、動画像出力開始/出力タイマー起動を行うステップ113に同時に進み、それぞれの処理を並行して行う。
まず、ステップ111では、検出された違反車両に対する記録番号、その発生した時刻、及びそのときの現示状態を登録する。そして、ステップ119で赤信号終了でないことを確認して、再びステップ110の車両検出に戻り、新たな違反車両の検出に備える。
一方、ステップ112で並行して、違反車両の静止画像を記録し出力する。そのために、レーザ距離計12の進入車両検出位置と同一計測位置をストロボ光を照射して進入した違反車両6の前面部を写真撮影し、違反車両6の車両自体、ナンバープレート、運転手の顔が写った静止画像を得る。この静止画像に、ステップ111で取得された記録番号、その時点の時刻及び現示状態を重畳して記録し、出力する。
さらに、並行して、ステップ113で違反車両の検出に応じて、常時連続して動画像監視記録部に記録されている動画像記録の出力を開始し、出力タイマーを起動する。この動画像記録の出力時間範囲は、図8(h)に示されるように、違反車両検出時点、即ち静止画像を記録した時点を含みその前後「−N秒〜+M秒」である。例えば、N秒は違反車両が停止線位置の前から車両検出されるまでの挙動を記録する時間であり、M秒は車両検出されてから交差点を通過走行するまでを記録する時間である。この動画像には、撮影された時点の時刻と現示状態が重畳して記録されている。ステップ114で、動画像出力時間の終了を監視し、ステップ115でそのタイマ時間の開始から終了までの出力時間範囲内の動画像を出力する。
つぎに、ステップ117で、これら静止画像及び一定時間範囲の動画像に、所要の履歴(「交差点の地点名」、「記録番号」、「発生日付」、「発生時刻」、「現示サイクルの開始時刻」、「各現示の時間」等)を付加し、ステップ118で違反走行通過記録として1つのファイルに1交通事象として形成する。なお、付加としては、各画像や代表画像(例えば、静止画像)に重畳合成してもよいし、或いは、タイトル画像を形成して、その画像に合成してもよい。この形成された交通信号無視車両の画像を記録したファイルを、伝送部28から、管理センターなどの中央装置や交差点近傍の待機所に、有線或いは無線の伝送手段により、記録及び再生又は監視可能に伝送する。
管理センターなどの中央装置や交差点近傍の待機所では、伝送された交通信号無視車両の記録ファイルの画像は、モニタ表示又はプリント出力するとともに、光磁気ディスクなどの記憶装置に信頼性のある永久的なディジタルデータとして格納される。そして、そのデータファイルを必要に応じて再生することによってモニタで表示するとともにプリンタ出力して、違反車両とその車両ナンバープレート及び運転手を割り出して、取り締まりを行うことになる。
なお、検出・記録装置20にもモニタ表示手段を設け、違反車両通過記録部/履歴記録部27によって形成されたファイルを、そのモニタ表示手段に出力することによって、検出・記録装置20自体で監視するように構成することもできる。
さらに、ステップ119で、赤信号が終了したかどうかを判断し、まだ赤信号であれば車両検出のステップ110に戻って、車両検出以下の処理を繰り返す。赤信号の終了後に、フローは終了する。
なお、違反車両警告及び静止画記録動画記録を、図8(f)(g)に破線で示しているように、全赤信号期間中の進入車両に対して行うこととしても良い。この場合には、全赤信号状態となってからオフセットタイムToffが経過した後の、進入車両に対して行うことが望ましい。
以上は、主道路の1車線についての動作フローについて示したが、主道路の他の車線、及び従道路の他の車線についても同様に行われる。
又、第1実施例では、静止画像用カメラ13と静止画像記録部26から構成される静止画像記録手段について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、動画像用カメラを用い、静止画像記録部26に動画像監視記録部21と同様に連続して撮影する機能を持たせた静止画像撮影記録手段によっても実現できる。
この場合、動画像用カメラは、レーザ距離計12の車両検出位置と同一計測位置を連続的に撮影し、動画像監視記録機能を持った静止画像記録部は動画像用カメラから撮像された画像(例えば1秒間に30コマ)が連続的に供給され、その画像にその時点の時刻を、画像を編集処理することなく、単に重畳合成して連続的に記録する。この動画像の記録は、ディジタルデータでディスクなどの電子ファイル装置に格納される。判定部24からの車両検出信号を受けると、動画像記録から違反車両検出時点におけるコマ画像を写真撮影画像として抽出し記録・出力する。
他の第2実施例として、静止画像及び動画像への時刻、現示状態などの交通情報の重畳を、履歴の記録とともに行うように構成することができる。前述の第1実施例では、静止画像記録部26及び動画像監視記録部21に時計/現示部25から時刻と現示状態を供給して各画像に重畳している。
本第2実施例では、時計/現示部25から時刻と現示状態を違反車両通過記録部/履歴記録部27に供給する。そして、違反車両通過記録部/履歴記録部27にて、動画像監視記録部21からの所定期間の動画像及び静止画像記録部26からの静止画像に対して、時刻、現示状態などの交通情報を所要の履歴とともに付加し、1つのファイルとして伝送部28に出力する。
この第2実施例では、各画像へのデータ(履歴や時刻など)の重畳処理が1回ですむため、処理が容易になる。
他の第3実施例として、違反車両検出のための距離計として、ドップラーレーダを用いて、構成する。第1実施例では、レーザ距離計12を用いているため、装置を安価に構成することができるが、ビームスポットが絞られるため車線の中央部に照準を合わせることになる。
本第3実施例のように、ドップラーレーダを距離計として用いることにより、車線幅に合わせてレーダビーム幅を設定することができる。これにより、例えば単車などのように車幅の小さい車両に対しても違反走行を見逃すことが少なくなる。また、レーダビーム幅を複数の車線幅に設定することにより、一台のドップラーレーダで複数の車線を同時に監視することも可能であり、この場合には、検出車線幅に対応して、静止画像用カメラ13の撮影領域も広くすることになるから、距離計12及び静止画像用カメラ13の必要数を低減することができる。
さらに、ドップラーレーダを距離計として用いることにより、車両の位置に加えて、その速度、方向のデータも同時に取得できるから、これらのデータも、時刻や現示状態などとともに静止画像データに重畳することができる。また、交差点3内を走行する車両のみを記録することが可能になる。したがって、交通違反取り締まり用のデータを充実できる。
なお、車両検出手段としては、第1実施例のレーザ距離計、第2実施例のドップラーレーダの外、他の検出手段、例えば、車両感知器としてよく用いられている超音波式車両感知器やループ式車両感知器、画像式車両感知器等を用いることもできる。
なお、本発明の交通信号無視車両記録装置の交差点3への設置と並行して、当該交差点の前方所定の距離の地点に、交通信号無視車両記録装置を設置していること、及び記録動作を行っていることを、告知する警告表示板を併せて設置することにより、信号無視走行を抑制し、事故発生を減少させることができる。
また、本発明の請求項1乃至6に記載の交通信号無視車両警告装置を、交通信号無視車両記録装置と組み合わせて、それぞれ交通信号無視車両警告・記録装置を構成することができる。これらの場合にも、請求項7以降の交通信号無視車両警告・記録装置におけると同様の効果を得ることができる。この場合の交通信号無視車両記録装置として、次のような構成のものが用いられる。
交通信号無視車両記録装置は、信号灯器群が設置された道路交差点を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、自車線の信号灯器が停止信号状態時に前記道路交差点に進入した車両を検出する車両検出手段と、前記車両検出手段によって全赤信号期間終了後の赤信号時に検出された車両検出信号に応じて当該車両の前面部を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、写真撮影する静止画像撮影記録手段と、前記静止画像撮影記録手段で撮影した静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、を備える。
交通信号無視車両記録装置は、信号灯器群が設置された道路交差点を継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、自車線の信号灯器が停止信号状態時に前記道路交差点に進入した車両を検出する車両検出手段と、前記車両検出手段によって全赤信号期間終了後の赤信号時に検出された車両検出信号に応じて当該車両の前面部を写真撮影する静止画像撮影記録手段と、前記動画像撮影記録手段で撮影された動画像及び前記静止画像撮影記録手段で撮影された静止画像に、それぞれ少なくとも撮影された時点の時刻を含む交通情報を重畳合成する交通情報記録手段と、前記交通情報記録手段でそれぞれ前記交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、を備える。
交通信号無視車両記録装置は、信号灯器群が設置された道路交差点を、少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、自車線の信号灯器が停止信号状態時に前記道路交差点に進入した車両を検出する車両検出手段と、前記車両検出手段の車両検出位置と同一位置を連続的に撮影し、前記車両検出手段によって全赤信号期間終了後の赤信号時に検出された車両検出信号に応じてその時点の撮影画像に少なくともその時点の時刻を含む交通情報を重畳して、静止画像として出力する静止画像撮影記録手段と、前記静止画像撮影記録手段で撮影した静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、を備える。
交通信号無視車両記録装置は、信号灯器群が設置された道路交差点を継続的に撮影する動画像撮影記録手段と、自車線の信号灯器が停止信号状態時に前記道路交差点に進入した車両を検出する車両検出手段と、前記車両検出手段の車両検出位置と同一位置を連続的に撮影し、前記車両検出手段によって全赤信号期間終了後の赤信号時に検出された車両検出信号に応じてその時点の撮影画像を静止画像として出力する静止画像撮影記録手段と、前記動画像撮影記録手段で撮影された動画像及び前記静止画像撮影記録手段で撮影された静止画像に、それぞれ少なくとも撮影された時点の時刻を含む交通情報を重畳合成する交通情報記録手段と、前記交通情報記録手段でそれぞれ前記交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の前記動画像を、一連の違反車両通過記録として出力する出力手段と、を備える。
また、出力手段は、それぞれ交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の動画像を、伝送手段を介して、管理センターに伝送する。これにより、管理センターに前記静止画像及び動画像が1つの交通事象の記録画像として伝送され、記録されるから、それを証拠資料として、後日呼び出すなどして当該違反者を取り締まることができる。
また、出力手段は、それぞれ交通情報が重畳合成された、静止画像及びその静止画像が撮影された時刻を含む所定時間内の動画像のうちの少なくとも一方を、当該交差点近傍の監視装置に、伝送手段を介して、伝送する。これにより、当該交差点近傍の監視装置に、前記静止画像及び又は動画像が1つの交通事象の記録画像として伝送され、記録されるから、それを証拠資料として、違反者を現場で逮捕することができる。
第1の実施例に係る交通信号無視車両警告・記録装置のブロック構成図 交通信号無視車両警告・記録装置を交差点に配置したシステム構成図 全赤信号時に車両が進入したときの交差点の状況の例を示す図 全赤終了後の赤信号時に車両が進入したときの交差点の状況の例を示す図 標準的な十字路交差点における信号灯器の配置例を示す図 信号の表示タイミングを示す現示状態図 第1の実施例に係る交通信号無視車両警告・記録装置の動作フローチャート 図7のフローチャートにおける警告動作及び記録動作のタイミング図
符号の説明
1 主道路
2 従道路
3 交差点
4 停止線
5 信号柱
6 違反車両
10 信号灯器
11 動画像用カメラ
12 車両センサー(レーザ距離計)
13 静止画像用カメラ
15 信号機
16 表示板
20 検出・記録部
21 動画像監視記録部
22 車両検出部
23 信号状態検出部
24 判定部
25 時計部/現示部
26 静止画像記録部
27 違反車両通過記録部/履歴記録部
28 伝送部
29 信号制御出力部
30 警告表示出力部
MA 動画像撮影範囲
SA 静止画像撮影範囲
LB レーザビーム

Claims (12)

  1. 自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点(単路の横断歩道を含む、以下同じ)に進入した第1車両を検出する車両検出手段と、
    この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて前記車両の前方であって当該車両の運転者が視認できる位置に設けられている第1表示板に、前記道路交差点の全車線の信号灯器が赤信号(以下、全赤信号)時には、進入警告を表示する警告表示出力手段と、を備えることを特徴とする、交通信号無視車両警告装置。
  2. 前記警告表示出力手段は、前記車両検出信号が全赤信号期間終了後の赤信号時に検出されたときには、前記第1表示板に違反警告を行うことを特徴とする、請求項1記載の交通信号無視車両警告装置。
  3. 自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点に進入した第1車両を検出する車両検出手段と、
    この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて前記車両の前方であって当該車両の運転者が視認できる位置に設けられている第1表示板に、全赤信号期間終了後の赤信号時には、違反警告を表示する警告表示出力手段と、を備えることを特徴とする、交通信号無視車両警告装置。
  4. 前記車両検出信号に応じて全赤信号時には交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせるように遅延切替制御を行う交通信号機制御手段を有することを特徴とする、請求項1乃至3記載の交通信号無視車両警告装置。
  5. 前記警告表示出力手段は、前記車両検出信号に応じて全赤信号時には前記第1車両が走行する車線と交差する交差側車線上の他車両の運転者が視認できる位置に設けられている第2表示板に衝突を警告する衝突警告表示を行うことを特徴とする、請求項1乃至4記載の交通信号無視車両警告装置。
  6. 自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点に進入した第1車両を検出する車両検出手段と、
    この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて全赤信号時には交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせるように遅延切替制御を行う交通信号機制御手段を有することを特徴とする、交通信号無視車両警告装置。
  7. 自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点に進入した車両を検出する車両検出手段と、
    この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて前記車両の前方であって当該車両の運転者が視認できる位置に設けられている第1表示板に、全赤信号時には進入警告を表示し、全赤信号期間終了後の赤信号時には違反警告を表示する警告表示出力手段と、
    全赤信号期間終了後の赤信号時に検出された前記車両検出信号に応じて写真撮影された当該車両の前面部及びその撮影時点の時刻を含む交通情報が重畳された静止画像を得る静止画像取得手段と、
    前記静止画像を得た時点を含んで継続的に撮影された前記道路交差点及びそれら撮影時刻を含む交通情報が重畳された動画像を取得する動画像取得手段と、
    前記静止画像取得手段及び前記動画像取得手段の画像を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする、交通信号無視車両警告・記録装置。
  8. 前記車両検出信号に応じて全赤信号時には交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせるように遅延切替制御を行う交通信号機制御手段を有することを特徴とする、請求項7記載の交通信号無視車両警告・記録装置。
  9. 前記警告表示出力手段は、前記車両検出信号に応じて、前記第1車両が走行する車線と交差する交差側車線上の他車両の運転者が視認できる位置に設けられている第2表示板に衝突を警告する衝突警告表示を行うことを特徴とする、請求項7、8記載の交通信号無視車両警告・記録装置。
  10. 自車線の信号灯器が停止信号状態時に道路交差点に進入した車両を検出する車両検出手段と、
    この車両検出手段が出力する車両検出信号に応じて全赤信号時には交差側車線の交通信号機の赤信号から青信号への切り替わりを所定時間だけ遅らせるように遅延切替制御を行う交通信号機制御手段と、
    全赤信号期間終了後の赤信号時に検出された前記車両検出信号に応じて写真撮影された当該車両の前面部及びその撮影時点の時刻を含む交通情報が重畳された静止画像を得る静止画像取得手段と、
    前記静止画像を得た時点を含んで継続的に撮影された前記道路交差点及びそれら撮影時刻を含む交通情報が重畳された動画像を取得する動画像取得手段と、
    前記静止画像取得手段及び前記動画像取得手段の画像を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする、交通信号無視車両警告・記録装置。
  11. 前記動画像取得手段は、信号灯器群が設置された道路交差点とともに、信号灯器群の少なくとも一部を同一画面に撮影することを特徴とする、請求項7乃至10記載の交通信号無視車両警告・記録装置。
  12. 前記静止画像取得手段は、撮影時に撮影される車両に向けてストロボ光を照射することを特徴とする、請求項7乃至10記載の交通信号無視車両警告・記録装置。
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