JP2005225305A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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弘行 小島
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Abstract

【課題】 悪路走破性能及び耐サイドカット性能に優れた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 サイドウォール部の上方域にタイヤ外壁から突出するプロテクター5を配置し、プロテクター5に3次元構造からなるサイプ6を形成する。さらに、必要に応じて、トレッド面1の幅方向最外側に形成したブロック4のトレッド接地端からバットレス部側に至る領域に3次元構造からなるサイプ6を形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、オフロード用として好適な悪路走破性能及び耐サイドカット性能に優れた空気入りタイヤに関する。
泥濘地や山岳地帯等の悪路を走行するオフロード用空気入りタイヤのトレッド面には、トラクション性能を確保するためトレッドの溝面積を大きくしたブロックパターンが採用されている。この種のタイヤでは、サイドウォール部の上方域に突起部を設け、この突起部にサイプを設けることにより、特にサイドトラクション性能や悪路走破性の向上を目指すようにしたものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
近年、この種のタイヤとしてラジアル化が進んでおり、ラジアルタイヤの場合には構造上の制約からトレッド接地端からサイドウォール部側に延びるブロックの形状を比較的小さくする必要がある。しかしながら、このようにトレッド接地端からサイドウォール部側に延びるブロックが小さいと、上記のように突起部を設けたタイヤであっても、泥濘地でのサイドトラクションが充分に得られず、また山岳地帯での岩石等との接触や衝突によりサイドカットを受け易いという問題があった。
特開平7−26917号公報 特開平5−319022号公報
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、悪路走破性能及び耐サイドカット性能に優れた空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド面に多数のブロックを形成すると共に、サイドウォール部の上方域にタイヤ外壁から突出するプロテクターを配置した空気入りタイヤにおいて、前記プロテクターに少なくとも1本の3次元構造からなるサイプを形成したことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤは、ブロックパターンを有するタイヤにおいて、サイドウォール部の上方域に形成したプロテクターに3次元構造からなるサイプを形成したので、サイド部の剛性を適度に保持し、泥濘地走行時のサイドトラクション性能や悪路走行時の操縦安定性及び耐サイドカット性能を向上することができる。
さらに、トレッド面に形成されたブロックのトレッド接地端からサイドウォール部側に至る領域に3次元構造からなるサイプを形成することにより、ショルダーブロックのサイド剛性を適度に和らげて轍ワンダリング性能を高め、これにより悪路における操縦性を一層安定させることができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態による空気入りタイヤの一例を示す正面図で、図2は本発明の空気入りタイヤのショルダー部の近傍の一部側面図で、図3は図2のX−X矢視断面図である。
図1において、空気入りタイヤのトレッド面1には、タイヤ周方向に延びる主溝2と、これに交差してトレッド接地端側に開口して延びる複数のラグ溝3とにより多数のブロック4を形成している。
空気入りタイヤのサイドウォール部の上方域には、図2及び図3に示すようにタイヤ外壁から突出するプロテクター5が形成されている。プロテクター5は、図3に示すようにタイヤ周方向に対して間隔をおいて配置されたブロック5aからなり、各ブロック5aは周方向に延びる3本の凸条5cに連結されている。各ブロック5aには少なくとも1本(図では4本)の3次元構造からなるサイプ(以下、3次元サイプという)6がタイヤ径方向に形成されている。なお、本発明において、サイドウォール部の上方域とはサイドウォール部のタイヤ最大幅位置からトレッド部側の領域をいう。
上述する3次元サイプ6は、両壁をサイプの深さ方向に2方向以上の異なる傾斜角度を有する曲面に形成され、サイプの両壁面が互いに噛み合う凹部と凸部を点在した形態になっている。これにより、3次元サイプ6が形成されたブロック5aは、深さ方向に直線状に延びるサイプを形成したブロックに比較して剛性が高くなる。
したがって、ブロック5aに3次元サイプ6を形成することにより、プロテクター5の剛性を適度に保持し、泥濘地走行時のサイドトラクション性能や悪路走行時の操縦安定性及び耐サイドカット性能を向上することができる。
プロテクター5を構成する各ブロック5aは凸状5cに連結されることなくそれぞれ独立にタイヤ周方向に対して所定の間隔をおいて配置されるものであってもよい。
プロテクター5のタイヤ壁面からの突出高さhは、サイドトラクション性能や耐サイドカット性能を維持する観点から2〜6mmとするのが好ましい。プロテクター5に形成する3次元サイプ6は、サイドトラクション性能や耐サイドカット性能を維持すると同時に周囲の障害物から受ける衝撃を緩和して操縦安定性を向上させる観点から、その隙間(両壁の間隔)を0.4〜1mmとし、深さを2mm以上にするとよい。
プロテクター5の大きさ及び配置数は、タイヤのサイズ等に応じてその都度決定される。また、プロテクター5に形成する3次元サイプ6の方向は特に限定されることはなく、図2に示すようにタイヤの径方向であってもよく、タイヤの周方向であってもよい。
図4は本発明の他の実施形態による空気入りタイヤのショルダー部の近傍の図2に相当する一部側面図で、図5は図4のタイヤの図3に相当する断面図である。
本実施形態では、プロテクター5をタイヤ壁面から2〜6mm突出する1本又は複数(図では2本)のリブ5bをタイヤ周方向に並列に配置している。各リブ5bには図示しない3次元サイプを形成することが好ましい。3次元サイプの方向は特に限定されないが、サイド剛性を均等化するために、最外側のブロック4が位置する内周側の放射方向に形成するとよい。また、各リブ5bはタイヤ周方向に分断するリブであってもよい。
このようにプロテクター5を1本又は複数のリブ5bで構成し、リブ5bに3次元サイプ6を形成することにより、図2及び図3に示す実施形態と同様に、プロテクター5の剛性を適度に保持し、泥濘地走行時のサイドトラクション性能や悪路走行時の操縦安定性及び耐サイドカット性能を向上することができる。
本発明において、上述するプロテクター5はブロック5a及びリブ5bを適宜組み合わせたものであってもよい。
図6は本発明のさらに他の実施形態による空気入りタイヤのショルダー部の近傍の図2に相当する一部側面図である。
本実施形態では、上述する実施形態による構成に加えて、トレッド面1の幅方向最外側に形成したブロック4のトレッド接地端からサイドウォール部側に至る領域に少なくとも1本(図では3本)の3次元サイプ6をタイヤ周方向に形成している。本実施形態にあっても、ブロック4に形成する3次元サイプ6の方向はタイヤ径方向であってもよい。なお、図6では図2の実施形態と組み合わせた場合を例示しているが、これに限定されるものではない。
このようにトレッド接地端からサイドウォール部側に至る領域に3次元サイプ6を形成することによって、ショルダーブロックのサイド剛性を適度に和らげて轍ワンダリング性能を高め、これにより悪路における操縦性を一層安定させることができる。
上述するように、本発明の空気入りタイヤは、サイドウォール部の上方域にタイヤ外壁から突出するブロック及び/又はリブからなるプロテクターを配置し、そのプロテクターに3次元構造からなるサイプを形成することにより、プロテクター5の剛性を適度に保持し、泥濘地走行時のサイドトラクション性能や悪路走行時の操縦安定性や耐サイドカット性能を向上させるもので、トレッド面の溝面積比率を40〜60%とするオフロード用のタイヤに好ましく適用される。
タイヤサイズ(LT265/70R17)及びトレッドパターン(図1) を共通にして、サイドウォール部の上方域に高さ4mm、大きさ40mm×30mmのブロックからなるプロテクターをタイヤ周上に40ケ配置し、各ブロックにサイプを形成しない従来タイヤ(従来例)、周方向に2本の2次元サイプを形成した比較タイヤ(比較例)、及び周方向に2本の3次元サイプを形成した本発明タイヤ(実施例)をそれぞれ製作した。
上記3種類のタイヤを排気量3.2リットルの4WDガソリン車オフロードSUVの車両に装着し山岳地帯の岩場コース(全長約10km)を10にわたり周回させ、1周当たりの平均走行時間を測定すると共に、以下の方法により操縦安定性及び耐サイドカッド性の評価を行い、その結果を従来例を100とする指数により表1に記載した。数値が大きいほど優れていることを示す。
〔操縦安定性評価方法〕
ドライバーの官能評価結果に基づき評価した。
〔耐サイドカット性評価方法〕
走行後のタイヤのサイド部におけるカット発生状況(数、大きさ及び深さ)を調べ、その結果に基づき評価した。
Figure 2005225305
表1より、実施例は、従来例に比して、悪路走破性能(走行時間、操縦安定性)及び耐サイドカット性能に優れていることがわかる。
本発明の実施形態による空気入りタイヤの一例を示す正面図である。 本発明の空気入りタイヤのショルダー部近傍の一部側面図である。 図2のX−X矢視断面図である。 本発明の他の実施形態による空気入りタイヤの図2に相当する側面図である。 図4の空気入りタイヤの図3に相当する断面図である。 本発明のさらに他の実施形態による空気入りタイヤの図2に相当する側面図である。
符号の説明
1 トレッド面
2 主溝
3 ラグ溝
4 ブロック
5 プロテクター
5a ブロック
5b リブ
6 3次元サイプ

Claims (6)

  1. トレッド面に多数のブロックを形成すると共に、サイドウォール部の上方域にタイヤ外壁から突出するプロテクターを配置した空気入りタイヤにおいて、
    前記プロテクターに少なくとも1本の3次元構造からなるサイプを形成した空気入りタイヤ。
  2. 前記プロテクターのタイヤ壁面からの突出高さが2〜6mmである請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記3次元構造からなるサイプの隙間が0.4〜1mmで、深さが2mm以上である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記プロテクターがタイヤ周方向に配列するブロック及び/又はリブである請求項1、2又は3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記トレッド面の幅方向最外側に形成したブロックのトレッド接地端からサイドウォール部側に至る領域に少なくとも1本の3次元構造からなるサイプを形成した請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記トレッド面の溝面積比率が40〜60%てある請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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