JP2005200945A - 乾式床組構造体の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 断熱二重床構造の施工性を高める施工方法を提供する。
【解決手段】 床下地1上に、柱脚部と天板を有する複数のレベル調整機能付き支持柱20が立設され、支持柱20の天板22に床パネルを固設した構造を有する乾式床組構造体の施工方法であって、床パネルとして、下地パネル31の裏面に板状断熱材32を散点的に固定したものを用い、支持柱20を立設する位置に応じて板状断熱材32に切欠部を設け、該切欠部に天板22を収容し、天板22のレベルを調整した後、天板22に下地パネル31を固定することを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、支持柱上に板状断熱材を裏打ちした床パネルを固設した構造を有する乾式床組構造体の施工方法に関する。
従来、床下配管スペースの確保や建物の増改築等に伴う床レベルの段差解消などのために床を嵩上げする場合、コンクリートスラブなどの躯体床面(床下地面)に、柱脚部と天板を有する複数のレベル調整機能を有する支持柱を立設し、該天板上面のレベルを調整した後、該天板に床パネルをビス止め等により固定する工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記のようなレベル調整機能を有する支持柱を用いることにより、コンクリートスラブなどの躯体床面(床下地面)に不陸がある場合にも容易に床の嵩上げを行うことができる。
また、上記のような二重床構造の断熱性能を高めるために、床パネルの下に合成樹脂発泡体(一般的には断熱材として市場に流通しているスタイロフォームや発泡スチロール等)からなる断熱板を設けることがある。
特開2003−176622
床パネルの下に断熱板を設ける場合、上記のような断熱板は圧縮強度に乏しく床内装材の下地とはならないため、前記支持柱の天板上に敷設することはできない。
このため、従来は、予め所定のピッチで切欠部を設けた断熱板を用意し、現場においてこの断熱板を下地パネルに裏打ちし、前記切欠部に支持柱の天板を収容した状態で、天板に下地パネルをビス等で固定していた。
しかしながら、断熱板を下地パネルに裏打ちする作業は非常に手間がかかり、施工性が悪かった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、断熱二重床構造の施工性を高めることを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の構成は、以下の通りである。
即ち、本発明は、
(1)床下地上に、柱脚部と天板を有する複数のレベル調整機能付き支持柱が立設され、該支持柱の天板に床パネルを固設した構造を有する乾式床組構造体の施工方法であって、
前記床パネルとして、下地パネルの裏面に板状断熱材を散点的に固定したものを用い、前記支持柱を立設する位置に応じて該板状断熱材に切欠部を設け、該切欠部に前記天板を収容し、該天板のレベルを調整した後、該天板に該下地パネルを固定することを特徴とする。
また、本発明の乾式床組構造体の施工方法においては、
(2)「際根太上に載置される床パネルについては、前記板状断熱材の周縁部にライン状切欠部を設け、該ライン状切欠部に際根太を収容し、該際根太に前記下地パネルを固定すること」が好ましい。
(3)「前記板状断熱材は、その周縁部に予め複数の切欠部を設けたものであること」が好ましい。
(4)「前記板状断熱材は、その周縁部に、前記下地パネルに固定される側から前記天板を収容できる厚み分の段差部を設けたものであること」が好ましい。
(5)前記支持柱は、前記天板上からレベル調整用ボルトを回転させて天板のレベルを調整するものであって、複数の床パネルを前記レベル調整用ボルトの頭部を避けて所定の間隙を有して敷設し、該間隙に目地材を填め込むこと」が好ましい。
一般に、二重床構造にあっては、床下空間は配管スペースとして利用されており、前記支持柱は多数の配管を避けて立設する必要がある。このため、従来のように予め所定のピッチで切欠部を設けた断熱板を用意しても、現場において新たに切欠部を設けなければならない。
また、現場におけるパネルと板状断熱材との一体化の作業を省くために、例えばパネル工場において予めパネルに接着剤によって全面的に板状断熱材を貼り付けておいた場合、上記のように配管を避けた支持柱の立設位置に応じて板状断熱材に新たな切欠部を設ける際、断熱材を綺麗に切り取ることが困難で作業性が悪くなり、仮に断熱材の残りが付着したままパネルを支持柱の天板に固定すると、床面に不陸が生じてしまう。
一方、前述した本発明の手段(1)によれば、予め下地パネルの裏面に板状断熱材を固定するが、例えばスティプルピン等によって散点的に固定しておく。このため、現場において板状断熱材に支持柱の天板を収容するための切欠部を設ける際に、簡単に断熱材を綺麗に切り取ることができ、作業性良く且つ不陸が生じないように床パネルを取り付けることができる。
また、コンクリートスラブなどの躯体床面(床下地面)に不陸がある場合にも、床仕上げ面のレベルの調整はレベル調整機能付き支持柱によって簡単に行うことができる。
さらに、乾式施工であるため、配管の配置替えなどメンテナンスも容易に行うことができるとともに、解体時においては、分離解体が容易である。
前述した本発明の手段(2)によれば、現場において板状断熱材に際根太を収容するためのライン状切欠部を設ける際に、簡単に断熱材を綺麗に切り取ることができ、作業性良く且つ不陸が生じないように床パネルを取り付けることができる。
また、支持柱は、予定された所定の位置に立設できるものも多く存在するため、板状断熱材に全ての支持柱に対応する切欠部を現場において設けるのは効率的ではない。また、支持柱の数を最小限に抑えて作業性を高めるために、支持柱は床パネルの周辺部に配置し、複数の床パネルに跨って配設するのが好ましいものである。
したがって、前述した本発明の手段(3)によれば、板状断熱材の周縁部に予め複数の切欠部を設けているため、予定された所定の位置に立設できる支持柱に対しては、この予め設けておいた切欠部を利用することができ、現場において設ける切欠部の数を減らして作業効率を高めることができる。
また、前述した本発明の手段(4)によれば、板状断熱材の周縁部に下地パネルに固定される側から支持柱の天板を収容できる厚み分の段差部を設けているため、板状断熱材の周縁部に沿って支持柱をずらして設置できるため、配管を避けた位置に支持柱を立設することができ、現場において設ける切欠部の数を必要最小限に抑えることができ、作業効率をより一層高めることができる。また、板状断熱材の周縁部を完全に切り落とすのではなく、支持柱の天板を収容できる厚み分だけ切り欠いているため、大きな断熱欠損を生じることなく断熱二重床構造を施工できる。
また、前述した本発明の手段(5)によれば、断熱欠損を生じることなく断熱二重床構造を施工できる。
本発明は、コンクリートスラブなどの躯体床面(床下地面)に立設されたレベル調整機能付き支持柱の天板に、下地パネルに板状断熱材が裏打ちされた床パネルを固設した乾式床組構造体の施工方法に関するものである。
[レベル調整機能付き支持柱]
本発明において、床仕上げ面のレベルの調整は、レベル調整機能付き支持柱によって行われる。このレベル調整機能付き支持柱の詳細な構造は特に限定されるものではなく、例えば図2に示すような従来から一般的に知られているものを用いることができる。
図2に例示したレベル調整機能付き支持柱20は、柱脚部21と天板22からなる。
柱脚部21の最下部には防振ゴム23が用いられている。この防振ゴム23には、レベル調整用ボルト25の下端が回転ワッシャー24を介して回転可能な状態で填め込まれている。また、レベル調整用ボルト25の上端は、天板22に固定された部材26にネジ機構により填め込まれており、上面にはレベル調整溝27が設けられている。
天板22には、板状断熱材が裏打ちされた下地パネルが釘(ビス等を含む概念である)によって取り付けられる。このため天板22には、十分に高い釘保持力を有する例えばパーチクルボードや合板等が用いられる。
上記のような構成を有するレベル調整機能付き支持柱20は、天板22の回転を拘束した状態で、レベル調整用ボルト25をレベル調整溝27を利用してドライバーにより所定方向に回転させることにより、天板22のレベルを調整することができる。
[床パネル]
図1は本発明に用いられる床パネルの一例を示しており、(a)は側面図、(b)は裏面図である。この床パネル10は、下地パネル11の裏面に板状断熱材12が散点的に固定されているものである。
下地パネル11は、床内装材の下地となるため、パーチィクルボードや合板等の十分な圧縮強度を有するものが用いられる。
板状断熱材12は、断熱性、耐水性等に優れると共に、カッターナイフ等によって簡単に切断加工できるものが好ましく、独立気泡を有する合成樹脂発泡体が好適である。具体的には、例えばポリスチレン発泡体,ポリエチレン発泡体,ポリウレタン発泡体等の独立気泡を有する合成樹脂発泡体が好適である。特に押出発泡ポリスチレン(商品名「スタイロフォーム」:ダウ化工(株)製)は、その高い断熱性及び低い吸水性の故に最も好ましい。
下地パネル11に板状断熱材12を散点的に固定する方法は特に限定されず、接着剤を散点的に塗布する方法であってもよいが、図示のようにスティプルピン13等によるピン止めによる方法が好適である。
上記のように構成された床パネル10では、板状断熱材12は下地パネル11に散点的に固定されているため、下地パネル11から板状断熱材12の所定の部分を簡単に且つ綺麗に切り取ることができる。特にピン止めであれば、接着剤よりもより一層簡単に綺麗に切り取ることができる。
以下に本発明の具体的な実施形態例を図面を参照しつつ説明するが、本発明はこれらの形態例に限定されるものではない。
(第1の実施形態例)
図3は本例で用いる床パネルを示しており、(a)は側面図、(b)は裏面図、(c)は裏面側の斜視図である。
この床パネル30は、下地パネル31の裏面に、周縁部に予め複数の切欠部33を設けた板状断熱材32をスティプルピン(不図示)によって散点的に固定したものである。
切欠部33は支持柱の天板を収容する部分であり、通常の設計で支持柱が配置されるピッチに相当するピッチで設けられている。このため、配管が全く邪魔にならない場合には、図2に例示した支持柱20を設計通りのピッチで立設し、例えば図4に示すように切欠部33に支持柱20の天板22を収容した状態で施工することができる。
しかしながら、床下空間には多数の配管が通るため、全ての支持柱20を設計通りのピッチで配置できるのは極めて稀であって、配管を避けるように支持柱の位置をずらす必要がある。
床パネルの割り付けを図4と同様にして、例えば図5に示すような位置に配管50a,50bが通っている場合、図中に斜線で塗りつぶした3箇所には支持柱を配置することができず、十分な支持力を確保するために支持柱を別の位置にずらして配置する必要がある。
上記のような場合の施工方法を図6乃至図8を用いて説明する。
先ず、支持柱を立設する位置に応じて床パネルの板状断熱材に新たな切欠部を設ける。図6は、図5中の床パネル30Aに用いるものの裏面側の斜視図である。この床パネル30Aは、図3に示した床パネル30の板状断熱材32に新たに切欠部33aを4箇所に設けたものである。この新たな切欠部33aを設ける際、板状断熱材32は下地パネル31にスティプルピンによって散点的に固定されているため、簡単に断熱材を綺麗に切り取ることができる。
そして、図7の平面図及び図8の立面図に示すように支持柱20を所定の位置に立設する。この時、従来のように支持柱底部の防振ゴム23に接着剤を塗布するなどして、支持柱20を床下地1に固定するのが好ましい。
次に、板状断熱材の切欠部に天板22を収容した状態で床パネルを敷設する。この時、天板のレベルを調整できるように、隣接する床パネルをレベル調整用ボルト25の頭部を避けて所定の間隙を有して敷設する。
配管50a,50bを避けるために当初の予定位置からずらして配置した支持柱20A上には、新たな切欠部33aを設けた床パネル30A(図6)を用いることにより、天板22を切欠部33aに収容することができる。尚、図7中の床パネル30Bについてもパネル周縁部の所定の位置に新たに切欠部を設けている。
次に、天板22のレベルを調整する。具体的には、パネルの上に水平器を置き、天板22を手で押さえたり、あるいは天板22をパネルに粘着テープ等で仮止めし、天板22の回転を拘束した状態で、レベル調整用ボルト25をドライバーで回転させ、正確にレベルを調整する。
順次もしくは全ての天板22のレベルを調整した後は、天板22に下地パネル31をビス止め等により固定する。尚、図には示していないが、下地パネル31上には、必要に応じて更なる下地パネルを施工した上で、カーペット、木質板等の床仕上げ材が敷設施工される。
以上のように、本例の施工方法によれば、現場において板状断熱材に支持柱の天板を収容するための新たな切欠部を設ける際に、簡単に断熱材を綺麗に切り取ることができ、作業性良く且つ不陸が生じないように床パネルを取り付けることができる。
また、本例では床パネルの板状断熱材の周縁部に予め複数の切欠部33を設けているため、予定された所定の位置に立設できる支持柱に対しては、この予め設けておいた切欠部33を利用することができ、現場において設ける切欠部の数を減らして作業効率を高めることができる。
(第2の実施形態例)
本例では、図3に示した床パネル30を用いた断熱二重床構造の際部における施工例を説明する。
図9は際部の施工状態を示しており、(a)は平面図、(b)は立面図である。
図9に示すように、際部においては、所定の高さに取り付けた際根太91に下地パネル31を固定する。このため、先ず、際根太91上に載置される部分において、床パネルの板状断熱材の周縁部にライン状切欠部を設ける。図10は、図9中の床パネル30Cに用いるものの裏面側の斜視図である。この床パネル30Cは、図3に示した床パネル30の板状断熱材32の周縁部にライン状切欠部101を設けたものである。このライン状切欠部101を設ける際、板状断熱材32は下地パネル31にスティプルピンによって散点的に固定されているため、簡単に断熱材を綺麗に切り取ることができる。
そして、図9に示すように支持柱20を所定の位置に立設し、際根太91をライン状切欠部101に収容すると共に、切欠部33に支持柱20の天板22を収容した状態で床パネルを敷設し、天板22のレベルを調整する。具体的には例えば、際根太91とこれに近接する天板22の上にパネルを掛け渡し、このパネルの上に水平器を置き、天板22の回転を拘束した状態でレベル調整用ボルト25をドライバーで回転させ、正確にレベルを調整する。そして、レベル調整を行った天板とこれに近接する天板の上にパネルを掛け渡し、先と同様にして順次天板のレベル調整を行う。尚、図9中の床パネル30Dについてもパネル周縁部の所定の位置にライン状切欠部を設けている。
以下、第1の実施形態例と同様、順次もしくは全ての天板のレベルを調整した後は、天板に下地パネルをビス止め等により固定する。そして、下地パネル31上には、必要に応じて更なる下地パネルを施工した上で床仕上げ材が敷設施工される。
以上のように、本例の施工方法によれば、現場において板状断熱材に際根太を収容するためのライン状切欠部を設ける際に、簡単に断熱材を綺麗に切り取ることができ、作業性良く且つ不陸が生じないように床パネルを取り付けることができる。
(第3の実施形態例)
図11は本例で用いる床パネル110を示しており、(a)は側面図、(b)は裏面図である。
この床パネル110は、下地パネル111の裏面に、予め下地パネルに固定される側から所定の厚みを切り欠いた段差部113を設けた板状断熱材112をスティプルピン(不図示)によって散点的に固定したものである。この段差部113は、図2に示したような支持柱の天板22を収容できる厚み分を切り欠いて形成されている。
例えば図12に示すような位置に配管120が通っている場合、図中に斜線で塗りつぶした3箇所には初期の設計通りに支持柱を配置することができず、例えば図13の平面図及び図14の立面図に示すように、支持柱をずらして配置する必要がある。図中、支持柱20a〜fが初期の設計位置からずらして配置したものである。
本例においては、板状断熱材112の周縁部に上記のような段差部113を設けているため、パネルの周縁部に沿って支持柱をずらして設置することができる。このため、支持柱20a〜dについては板状断熱材に新たな加工を施すことなく下地パネル111を天板22に固定できる。
また、支持柱20e〜fについては板状断熱材に新たな切欠部を設ける。この新たな切欠部を設ける際、板状断熱材112は下地パネル111にスティプルピンによって散点的に固定されているため、簡単に断熱材を綺麗に切り取ることができる。
以下、第1の実施形態例と同様、順次もしくは全ての天板のレベルを調整した後は、天板に下地パネルをビス止め等により固定する。そして、下地パネル111上には、必要に応じて更なる下地パネルを施工した上で床仕上げ材が敷設施工される。
以上のように、本例の施工方法によれば、板状断熱材の周縁部に沿って支持柱をずらして設置できるため、配管を避けた位置に支持柱を立設することができ、現場において設ける切欠部の数を必要最小限に抑えることができ、作業効率をより一層高めることができる。また、板状断熱材の周縁部を完全に切り落とすのではなく、支持柱の天板を収容できる厚み分だけ切り欠いているため、大きな断熱欠損を生じることなく断熱二重床構造を施工できる。
(第4の実施形態例)
本例では、隣接して敷設された床パネルの間隙部に、図15に示すような目地材150を填め込んだ施工例を説明する。
この目地材150は、厚肉部151の両側に載置部152を有し、隣接する2本の支持柱の天板間に載置部152を掛け渡すことができるようになっている。厚肉部151の長さは2本の支持柱の天板の間隔にほぼ等しく、載置部151の高さは床パネルの下地パネルの厚みとほぼ等しい。
目地材150としては、断熱性、耐水性等に優れるものが好ましく、床パネルの板状断熱材と同様の材料を好適に用いることができる。
ここでは第3の実施形態例との組み合わせで本例の施工方法を説明する。
前述のように、支持柱の天板のレベルを調整できるように、隣接する床パネルをレベル調整用ボルトの頭部を避けて所定の間隙を有して敷設する。そして、図16の平面図及び図17の立面図に示すように、隣接して敷設された床パネルの間隙部に目地材150を填め込む。
目地材150は前述の形態を有するため、図17に示すように下地パネル111と目地材150は面一で施工される。
また、支持柱の天板22の側面は厚肉部151に当接するため、特に図11のような段差部113を設けた4枚の床パネルの角部に跨って配置された支持柱においても、レベル調整用ボルト25をドライバーで回転させて天板22のレベル調整を行う際に、天板22が回転することがなく、天板22を手で押さえたりしなくても簡単にレベル調整を行うことができる。また、レベル調整後の天板22に下地パネル111をビスで固定する際、天板22が動いてレベルが狂ってしまうといった問題も無い。尚、先の実施形態例の場合には、このような問題を防止するために、天板のレベル調整後に、レベル調整用ボルト25と部材26との間に接着剤を流し込み、ネジ機構が働かなくするのが良い。
本例のような目地材を用いることにより、床パネルの目地部においても断熱欠損を生じることなく簡単に断熱二重床構造を施工することができる。
以上、本発明の実施形態例を説明したが、本発明はこれらの実施形態例を適宜組み合わせて実施することができるものである。
本発明に用いられる床パネルの一例を示しており、(a)は側面図、(b)は裏面図である。 本発明に用いられるレベル調整機能付き支持柱の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態例に係る床パネルを示しており、(a)は側面図、(b)は裏面図、(c)は裏面側の斜視図である。 本発明の第1の実施形態例を説明するための床パネルの割り付け図である。 本発明の第1の実施形態例を説明するための配管の配置図である。 本発明の第1の実施形態例に係る床パネルの裏面側の斜視図である。 本発明の第1の実施形態例に係る床組構造体の平面図である。 本発明の第1の実施形態例に係る床組構造体の立面図である。 本発明の第2の実施形態例に係る床組構造体の際部の施工状態を示しており、(a)は平面図、(b)は立面図である。 本発明の第2の実施形態例に係る床パネルの裏面側の斜視図である。 本発明の第3の実施形態例に係る床パネルを示しており、(a)は側面図、(b)は裏面図である。 本発明の第3の実施形態例を説明するための配管の配置図である。 本発明の第3の実施形態例に係る床組構造体の平面図である。 本発明の第3の実施形態例に係る床組構造体の立面図である。 本発明の第4の実施形態例に係る目地材を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の第4の実施形態例に係る床組構造体の平面図である。 本発明の第4の実施形態例に係る床組構造体の立面図である。
符号の説明
1 床下地
10、30、30A〜30D、110 床パネル
11、31、111 下地パネル
12、32、112 板状断熱材
13 スティプルピン
20、20A、20a〜20f レベル調整機能付き支持柱
21 柱脚部
22 天板
23 防振ゴム
24 回転ワッシャー
25 レベル調整用ボルト
26 レベル調整用ボルトが填め込まれる部材
27 レベル調整溝
33、33a 切欠部
50a、50b、120 配管
91 際根太
101 ライン状切欠部
113 段差部
150 目地材
151 厚肉部
152 載置部

Claims (5)

  1. 床下地上に、柱脚部と天板を有する複数のレベル調整機能付き支持柱が立設され、該支持柱の天板に床パネルを固設した構造を有する乾式床組構造体の施工方法であって、
    前記床パネルとして、下地パネルの裏面に板状断熱材を散点的に固定したものを用い、前記支持柱を立設する位置に応じて該板状断熱材に切欠部を設け、該切欠部に前記天板を収容し、該天板のレベルを調整した後、該天板に該下地パネルを固定することを特徴とする乾式床組構造体の施工方法。
  2. 際根太上に載置される床パネルについては、前記板状断熱材の周縁部にライン状切欠部を設け、該ライン状切欠部に際根太を収容し、該際根太に前記下地パネルを固定することを特徴とする請求項1に記載の乾式床組構造体の施工方法。
  3. 前記板状断熱材は、その周縁部に予め複数の切欠部を設けたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の乾式床組構造体の施工方法。
  4. 前記板状断熱材は、その周縁部に、前記下地パネルに固定される側から前記天板を収容できる厚み分の段差部を設けたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の乾式床組構造体の施工方法。
  5. 前記支持柱は、前記天板上からレベル調整用ボルトを回転させて天板のレベルを調整するものであって、
    複数の床パネルを前記レベル調整用ボルトの頭部を避けて所定の間隙を有して敷設し、該間隙に目地材を填め込むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の乾式床組構造体の施工方法。
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JP2009091755A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 二重床構造の床板間隙部における断熱構造およびその施工方法
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