JP2005156516A - パターン欠陥検査方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
高出力のパルス光による試料へのダメージを低減しつつ高速・高感度に検査を行う。
【解決手段】
パルスレーザ光源3から射出された光を、擬似連続化光学系4、ビーム形成光学系5、干渉性低減光学系6を通し、変形照明光学系7で偏向されたビームをPBS8で反射し、ウェハ1に照射する。ウェハ1からの回折光は対物レンズ10で集光され、光変調ユニット9、11を通して、視野分割並列検出部12にて複数のイメージセンサに結像し、信号処理部13にて欠陥を検出する。ここで、擬似連続化光学系4は、パルス光を時分割することにより、1パルス当たりのエネルギーを低減しつつ、パルス光の総光量は維持できる光学系を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は試料上の回路パターンの欠陥(ショートや断線など)や異物を検出するパターン欠陥検査・異物検査に係り、特に半導体ウェハや液晶ディスプレイ、ホトマスクなどの回路パターンにおける欠陥・異物を検査するパターン欠陥検査方法及びその装置に関する。以下、欠陥は異物を含むものとする。
従来、この種の検査装置は試料を移動させつつ、イメージセンサ等の撮像素子により試料を撮像し、検出した画像信号と一定時間遅らせた画像信号の濃淡を比較することにより不一致部を欠陥として認識するものがある。
また、試料の欠陥検査に関する他の技術としては、メモリマット部等のパターン密度が高い領域と周辺回路等のパターン密度が低い領域とが同一ダイ内に混在する半導体ウェハなどにおいて高精度に検査する技術がある。これは、検出信号の明るさの頻度分布から被検査パターンの高密度領域と低密度領域の明るさ、或いはコントラストが定めた関係となるべく、該検出信号をA/D変換して得られるディジタル画像信号に対して階調変換を施し、該階調変換された画像信号と、階調変換された比較用の画像信号とを位置合わせした状態で比較するものである。
また、ホトマスクの回路パターンを検査する技術としては、光源にエキシマレーザ等のUV(Ultra Violet:紫外)レーザ光を用い、光路上に挿入した拡散板を回転させて可干渉性を低減させた光をマスクに均一照明し、得られるマスクの画像データから特徴量を計算してホトマスクの良否を判定する技術がある。
特開平 7−318326号公報
特開平 8−320294号公報 特開平10− 78668号公報 特開昭61−212708号公報 特開2000−155099号公報 特開2001−194323号公報
近年のLSI製造においては、ウェハ上に形成された回路パターンは、高集積化のニーズに対応した微細化によりパターン幅が200nm以下になっており、それに対応して、検出すべき欠陥の寸法も微細化している。特に、「Non Visual Defect」と呼ばれるように、従来の技術では検出が困難な欠陥も報告されている。このような中、欠陥検査装置では、検査用対物レンズの高NA(Numerical Aperture:開口数)化や超解像技術の開発が進められているが、検査用対物レンズの高NA化は物理的限界に達しているため、検出に用いる照明光の波長をUV光やDUV(Deep UV:深紫外)光の領域へ短波長化していくのが本質的なアプローチである。
波長が短い光源となると、上記UV光、DUV光、VUV(Vacuum UV:真空紫外)光等が考えられるが現状ではパルス発振レーザが主である。しかし、パルス発振レーザはピーク出力が高いため、レーザを照射した試料にダメージを与える可能性が高い。そのため、出力を下げて使うことが考えられるが、この場合、試料への照射光量が不足するため反射光を検出するイメージセンサの蓄積時間を長くする必要があり、高速検査と両立できないという課題がある。
また、高速に検査することを考えた場合、細く絞ったレーザビームを試料上で走査する照明方法は適さない。逆にレーザビームを視野一杯に広げて照明を行うと、レーザによるスペックルが発生し、回路パターンのエッジ部分にリンギングと呼ばれるオーバーシュート、アンダーシュートの信号が発生するため、良質の画像を得ることが難しく、レーザによる干渉を低減する必要がある。
また、LSIデバイスには、主に繰り返しパターンで形成されるメモリ製品や、主に非繰り返しパターンで形成されるロジック製品など、検査対象となるパターンの構造が複雑かつ多様化してきており、ターゲットとなる欠陥を確実に見つけだすことが困難となっている。さらに、Al(アルミニウム)等の金属配線の工程ではグレインやピット、モホロジーと呼ばれる微小凹凸が発生する。このグレインは検査時に光学ノイズとして検出されるため、グレインを低減しなければならないという課題がある。また、絶縁膜等の透明膜(ここでは、照明波長に対して透明という意味)が最表面に露出している工程では、透明膜の微小な膜厚差による干渉光強度ムラが光学ノイズとなる。そのため、該光学ノイズを低減しなければならないという課題がある。
上記目的を達成するために、本発明では、パターン欠陥検査装置を、パルス発振あるいは連続発振の照明光源と、該照明光源の光量をより平均化する擬似連続化手段と、該擬似連続化手段から射出した照明光のビーム形状を調整するビーム形成手段と、該形状変更手段で調整された照明光の干渉性を抑える干渉性低減手段と、該干渉性低減手段から出射した照明光を偏向する変形照明手段と、該変形照明手段により偏向された照明光を試料に照射する照射手段と、該照射手段により照明された試料からの反射光を結像する結像手段と、照明および検出した回折光を制御する光変調手段と、該結像手段により形成された試料の像を分割して複数のセンサで撮像した画像信号を検出する画像検出手段と、該画像検出手段で検出された検出信号に基づいて試料に形成されたパターンの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えて構成した。
本発明によれば、照明光によるウェハへのダメージを低減でき、また、レーザ光の干渉性を低減し、さらに配線工程等の絶縁膜部分からの光量ムラを低減しつつグレインの出力を安定化させることが可能である。また、視野範囲を光量ロスなく分割して並列検出が可能となるので、各工程のウェハを高速・高感度で検査することが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明に係るパターン欠陥検査装置の実施例を図1に示す。本発明のパターン欠陥検査装置は、検査対象であるウェハ1を載置および移動させる搬送系2と照明光源3、擬似連続化光学系4、ビーム形成光学系5、干渉性低減光学系6、変形照明光学系7、偏光ビームスプリッタ(以下、PBSと記す)8、光変調ユニットA9、対物レンズ10、光変調ユニットB11、視野分割並列検出部12、信号処理回路13、入出力部14、自動焦点合わせ部(以下、A/F部と記す)15、各部のコントローラ16、16'、16”および図示しないリレーレンズとミラーで構成されている。
次に動作を説明する。照明光源3から射出された照明光は、擬似連続化光学系4に入射し、光量を時間的に平均化または、ほぼ平準化された光にする。擬似連続化光学系4から射出された該照明光はビーム形成光学系5に入射し、ビーム径の調整や照度分布の調整を行う。ビーム形成光学系5から射出した該照明光は干渉性低減光学系6に入射し、時間的・空間的な干渉性を低減し、干渉性低減光学系6から射出した該照明光は変形照明光学系7で対物レンズ10の瞳位置での照度分布を変化させる。さらに、変形照明光学系7から射出した該照明光は、PBS8でS偏光成分が対物レンズ10側に反射され、光変調ユニットA9および対物レンズ10を通ってウェハ1に照射される。
ウェハ1で反射した照明光は、対物レンズ10および光変調ユニットA9を通ってPBS8に入射する。該入射光はPBS8でP偏光成分が透過し、光変調ユニットB11を通って視野分割並列検出部12にてイメージセンサ上で結像し、画像信号に変換される。該変換された画像信号は、信号処理回路13にて欠陥検出処理を施され、ウェハ1上の欠陥が検出され、検査結果が入出力部14に入力されて画面上に表示される。以上の動作を搬送系2でウェハ1を移動させながら行うことによって、ウェハ1全面を検査する。なお、この入出力部14は、ユーザからの入力情報を受け取るインターフェイス機能を有し、また、各コントローラ16、16'、16”への制御信号を送受信可能とする。さらに、A/F部15は、ウェハ1を対物レンズ10の物体側焦点位置に移動させるための信号を発
し、コントローラ16”で搬送系2を制御して実時間でウェハ1を移動させる。
以下、各部分の詳細を説明する。
まず、搬送系2はX軸ステージ201、Y軸ステージ202、Z軸ステージ203、θ軸ステージ204、ウェハチャック205で構成されている。X軸ステージ201は定速走行が可能であり、Y軸ステージはステップ移動が可能な構成である。X軸ステージ201およびY軸ステージ202を用いることにより、ウェハ1の全ての場所を対物レンズ10の中心下に移動することができる。また、Z軸ステージ203はウェハチャック205を上下させる機能を有し、θ軸ステージ204はウェハチャック205を回転させ、X軸ステージ201、Y軸ステージ202の進行方向とウェハ1の回転方向とを合わせる機能を有する。さらに、ウェハチャック205は真空等で吸着することによりウェハ1を固定する機能を有する。
照明光源3は、紫外光(以下UV光)や深紫外光(以下DUV光)、真空紫外光や極紫外光等のレーザ光源であり、レーザの発振形態は連続発振でもパルス発振でも良い。照明光源3の波長は概ね400nm以下が望ましく、例えば355nmや266nm、157nmや130nmの光源を適用できる。該レーザ光源としては、固体YAGレーザ(波長1024nm)を非線形光学結晶等で波長変換し、基本波の第3高調波や第4高調波を発生するものや、波長248nm等のエキシマレーザやイオンレーザでも良く、Electron−Beam−Gas−Emission−Lamp等の多波長(例えば波長は、351nm、248nm、193nm、172nm、157nm、147nm、126nm、121nm等)の光を出力する光源でも良い。また、パルス発振レーザとしては、発振周波数が数Hzの低周波パルスレーザでも良く、モードロック型等の数10MHzの準連続発振パルスレーザでも良い。
それぞれの光源の利点は、短波長の光源を用いると光学系の解像度を向上でき高感度な検査が期待できる。また、YAG等の固体レーザは大掛かりな付帯設備が必要ないため装置規模を小さく、また安価にできる。また、高周波のパルス発振レーザを用いれば、高出力の連続発振レーザと同等に扱えるため、透過率や反射率の低い安価な光学部品も用いることが可能となり、安価な装置を実現できる。以下では、照明光源3としてパルス発振レーザを用いた場合で説明する。
擬似連続化光学系4の詳細を、図2を用いて説明する。擬似連続化光学系4の目的は、ピーク出力の大きいパルス光を時分割して単位時間当りの総光量は維持しながら最大光量(光量のピーク値)を低減すること、即ち、単位時間にウェハ1を照射する照明光の光量を変えずに強度を低減することである。これにより、ピーク出力の大きいパルス光をウェハ1に照射する場合に比べて、ウェハ1へのダメージを小さくすることができる。
擬似連続化光学系4は、コリメータレンズ401、ミラー402、405、406、410、1/2波長板403、407、409、PBS404、408で構成されている。照明光源3から射出した照明光は、コリメータレンズ401で平行光にされる。該平行光はミラー402で反射され、1/2波長板403で偏光方向が変えられる。1/2波長板403では、PBS404を透過する方向(P偏光)に該平行光の偏光方向を回転させる。
PBS404を透過した光は、ミラー405、406で反射され、1/2波長板407で偏光方向が変えられる。この1/2波長板407は、PBS408での透過・反射光の比率を変えるために用いる。ここで、1/2波長板407による偏光方向の回転は、PBS408を50%透過する方向に設定するのが望ましい。PBS408を透過した光(P偏光)は、1/2波長板409を介してミラー410で反射され、擬似連続化光学系4から出力される。
一方、PBS408で反射された光(S偏光)は、PBS404に入射してミラー405の方向に反射され、再度ミラー405、406、1/2波長板407を介してPBS408に入射する。従って、PBS408へ再度入射した光の50%の光が擬似連続化光学系4から出力されることになる。これらの動作を繰り返すことにより、照明光源から発射されて擬似連続化光学系4に入射した図3の(a)に示すような入射パルス光は、図3の(b)に示すような、時間的に平均化されて、ピーク出力が小さく擬似的に連続した光となって擬似連続化光学系4から出力される。
次に、図4を用いてビーム形成光学系5の詳細を説明する。ビーム形成光学系5の目的は、照明光の照度分布を平坦化することである。ビーム形成光学系5は、ビームエキスパンダ501、レーザ強度分布均一化光学素子502で構成されている。ビーム形成光学系5の働きは、入射した光をビームエキスパンダ501で拡大し、図5に示すようなレーザ強度分布均一化光学素子502で複数のビームスポットを形成し、レーザ強度分布均一化光学素子502の焦点位置503でビーム形状を平坦化する。なお、ビームエキスパンダ501にズーム機構を備えれば、多種類の照明を形成することができるという利点がある。例えば、ズーム機構により倍率を変えることにより照明のσを変えることができる。
ここで、レーザ強度分布均一化光学素子502とは、例えば図5に示す外観である。これは、レンズを複数配置することにより該レンズ群の焦点位置に点光源を形成する光学素子であり、フライアレイレンズ等である。
干渉性低減光学系6の詳細を、図6を用いて説明する。干渉性低減光学系6の目的は、レーザの可干渉性を時間的、空間的に低減することである。そのために、干渉性低減光学系6は位相変動板601と回転用モータ602で構成されている。動作は干渉性低減光学系6へ入力されたビームに対し、回転用モータ602で位相変動板601を回転させ、位相変動板601を透過した光を出力するものである。
位相変動板601の外観を図7に示す。図7に示すように、位相変動板601は照明波長を透過する基板(例えば、波長266nmの照明光源に対しては石英や水晶の板)の厚みを変化させることにより、透過光の位相を変化させるものであり、中心にモータ軸用の穴が開いている。詳細には円周方向の断面形状が連続的に変化した正弦波状のものが望ましい。また、板厚の変動量Tは照明波長より大きい値が望ましい。また、正弦波形状の周期は以下の(数1)の条件を満足させると良い。(数1)は、イメージセンサの蓄積時間(TDI(Time Delay Integration)イメージセンサ等の積算型センサの場合は1段の蓄積時間×蓄積段数)をS[s]、正弦波形状の1周期の角度をγ[rad]、位相変動板601の回転角速度をω[rad/s]としている。
S/(γ/ω)=n ただし、nは1以上の整数 ・・・(数1)
位相変動板601の製作方法の一例を、図8を用いて説明する。図8の(a)は円形の石英基板601'に半円型の溝を加工したものである。この時、加工深さDは前記板厚の変動量Tであり、加工幅Wは後述する(数2)で決定する。この半円型の溝を円形板の中心を回転中心として一定角度ずつ回転させた位置に加工すれば図8の(b)の形状となる。本方法で加工する場合、断面が正弦波形状となる場所はある円周部分となる。従って、正弦波形状に設定するための位置(図8(b)のR)をあらかじめ決めておく必要がある。
W=π*R/K ・・・(数2)
ただし,πは円周率,Rは正弦波形状を製作する円周の直径,Kは該円周における正弦波形状の数である。
なお、本実施例では位相変動板601の製作方法として、機械加工で製作する例を説明したが、製作方法はこれに限らず、エッチングによる加工でも良く、また、SiO2等の誘電体膜を堆積させることにより光路長を変えても良く、電子ビームによる直接描画で製作しても良い。それぞれの製造方法の利点は、機械加工によると容易・安価に製作できることがあり、また、エッチングでは1個目はマスク製造のために高価となるが、2個目以降は安価に製作でき、前記機械加工よりも複雑な加工ができることである。さらに、誘電体膜で製作する場合は、なめらかな正弦波形状が製作でき、位相をほぼ連続的に変えることができる。また、直描方式も複雑な加工が可能である。
また、透過光の位相を変化させるために、位相変動板603を用いたが、位相変動板の代わりに位相や入射角度を変える拡散板を用いてもよい。拡散板900の形状を図45に示す。(a)は、正面図であり、(b)は拡散面の詳細図である。(c)は、(a)の断面X−Xを示したものである。拡散板900は、表面から観察すると、粒径が0.1mm程度の大きさで、多角形の形状あるいは円形である粒状901,902,903をランダムに配置して形成することが望ましい。また、断面も粒径に応じ、凹凸の量もランダムな形状をしていることが望ましい。
干渉性低減光学系6の別の実施例を図9に示す。図9は位相変動板603を光軸垂直方向に振動させる方法(振動手段は図示せず)であり、イメージセンサの蓄積時間内に一周期以上の振動を行うものである。図10に位相変動板603の製作方法の一例を示す。本手法の場合、位相変動板603を振動させるだけなので四角形状の透明基板に半円型の加工を施せば良く、2次元的な加工、つまり、2次元的な位相変動が容易に実現できる利点がある。図10の(a)は位相変動板603の平面図、(b)及び(c)は、それぞれ側面図である。
変形照明光学系7の詳細を図11を用いて説明する。図11(a)は変形照明光学系7の平面図、図11(b)は正面図である。変形照明光学系7の目的は、対物レンズ10の瞳位置における照明光の照度分布を変化させることにより、様々なプロセスウェハに対応可能な照明を行うことである。変形照明光学系7は、固定ミラー701、振動ミラー702、704、リレーレンズ703、705で構成されている。次に動作を説明する。
変形照明光学系7にX軸方向から入射した光は、固定ミラー701によりZ軸方向に反射される。該反射光は、X軸を中心に振動する振動ミラー702によってYZ平面内で光が偏向される。該偏向された光はリレーレンズ703を通して、Z軸を中心に振動する振動ミラー704に入射する。該入射光は、振動ミラー704によってXY平面内で光が偏向される。さらに、該偏向された光はリレーレンズ705により変形照明光学系7から射出される。ここで、振動ミラー702、704は、例えばガルバノミラーや半導体共振ミラーを用いれば良い。振動ミラーに必要な振動周波数が低く、概ね数100Hz以下で良い場合は、ガルバノミラーを用いることによって安価な装置にできる利点があり、高い振動周波数が必要な場合は半導体共振ミラー等を用いれば良い。
次に、振動ミラー702、704の振動形状による対物レンズ10の瞳位置での照度分布の例を、図12を用いて説明する。図12の(a)は振動ミラー702、704を双方とも止めた(振動させない)場合である。この場合、瞳位置での照度分布は、(b)に示すように、瞳中央部に広がった形状となる。図12の(c)は、振動ミラー702、704を同じタイミングで振動させた場合である。この場合の瞳位置での照度分布は、(d)に示すように、円形の照度分布、つまり輪帯型の照度分布となる。照明形状を別にすることによる利点は、図12の(a)の形状では照明光を効率良く照明できる利点があり、また、図12(b)の形状では、ウェハ1からの高次回折光を検出できるのでウェハ上パターンの解像度を向上させることができる利点がある。
図13と図14とで、光変調ユニットA9の詳細を説明する。光変調ユニットA9は、例えば、ウェハ1から反射される0次回折光と高次回折光の光量比を調整するものであり、視野分割並列検出部12で検出される回路パターン信号のコントラストを向上させるユニットである。または、偏光微分干渉により回路パターンのコントラストを向上させるユニットである。
図13は、0次回折光と高次回折光の光量比を調整するユニットの例である。図13は1/2波長板901、1/4波長板902で構成されている。前記変形照明光学系7から射出された照明光はPBS8に入射し、S偏光(直線偏光)が反射され、1/2波長板901へ入射する。1/2波長板901では該S偏光の方位角を回転させた直線偏光となる。さらに、該直線偏光は1/4波長板902を通過することにより楕円偏光となり、対物レンズ10を通してウェハ1に照射される。該照射光は、ウェハ1で反射・回折され、対物レンズ10で集光され、1/4波長板902、1/2波長板901を通してPBS8に入射する。この時、ウェハ1で反射・回折された光は、0次回折光と高次回折光とで偏光状態の変化量が違うため、該回折光の偏光方向に対して1/2波長板901と1/4波長板902を光軸周りに回転させることにより、0次回折光と高次回折光のPBS透過比率を変えることができる。なお、詳細については特開2000−155099号公報等に示されたもので実現可能である。
図14は、偏光微分干渉を発生させるユニットの例である。図14は1/2波長板911、913、複屈折プリズム912、914、1/4波長板915で構成されている。ここで、複屈折プリズム912、914は例えばノマルスキー型のプリズムである。次に動作を説明する。前記変形照明光学系7から射出されPBS8を通ったS偏光照明は、1/2波長板911に入射する。この時、複屈折プリズム912の光学軸とある角度を成す方向に偏光方向を回転させる。
複屈折プリズム912を通った光は、複屈折プリズム912の光学軸方向の2軸に分離され1/2波長板913に入射する。1/2波長板913では、複屈折プリズム914の光学軸とある角度を成す方向に偏光方向を回転させ、複屈折プリズム914に入射させる。複屈折プリズム914を通った光は、複屈折プリズム914の光学軸方向の2軸に分離され、前記複屈折プリズム912による分離方向と合わせて合計4方向に分離された直線偏光を発生させることができる。該4方向の直線偏光は、1/4波長板915に入射し、楕円偏光で対物レンズ10を通ってウェハ1に照射される。ノマルスキー型のプリズムを1個用いた偏光微分干渉光学系による物理的な現象は、一般的な微分干渉顕微鏡と同様である。
本発明の偏光微分干渉ユニットの特徴は、4個以上の光束に分割することによりウェハ1上の直交パターンへの対応が可能となることである。つまり、通常の2点分離のプリズムでは該2点を結ぶ直線の方向しか微分干渉の効果がない。そこで、本発明では該2点の直線とある角度をなす方向にも光路分岐することにより平面的に微分干渉ができ、回路パターンの方向に依らないで微分干渉ができるという利点がある。
なお、複屈折プリズム912、914を光軸中心で回転させ、かつ、1/2波長板911、913で上述した関係になるように偏光方向を回転させることにより、光路の分岐方向を変えることが可能である。このように光路の分岐方向を変えることにより、様々な方向の回路パターンの欠陥を高感度に検査できる。
次に、図15乃至17で光変調ユニットB11の詳細を説明する。本光変調ユニットB11は対物レンズ10の瞳位置と共役な位置に設置する。目的は瞳位置での光学的変調である。図15の(a)は光変調ユニットB11の一例である。光変調ユニットB11は空間フィルタA1101、空間フィルタB1102で構成されている。空間フィルタA1101と空間フィルタB1102の外観を図15の(b)に示す。空間フィルタA1101は、石英等の透明基板1501の中央部に誘電体膜1502を蒸着したものである。誘電体膜1502は、該誘電体膜を蒸着した部分の透過光と蒸着していない部分の透過光とで位相差を持つように設計された膜である。また、空間フィルタB1102は、空間フィルタA1101と同様に誘電体膜を蒸着したものであるが、空間フィルタB1102では、該誘電体膜を蒸着した部分の透過光と蒸着していない部分の透過光とで透過率を変えるように設計された膜である。なお、該誘電体膜の蒸着範囲は、瞳位置での0次回折光の大きさに相当させれば良い。
図16に、空間フィルタの別の例を示す。これは、ウェハ1に照射する照明光を輪帯型の照明にした場合の例であり、空間フィルタの誘電体膜の蒸着範囲も輪帯形状にしている。光変調ユニットB11は、図15や16のような照明光の形状に応じた複数の空間フィルタを用意し、照明光の形状に合わせて切り替える機構を持つ。
該空間フィルタの効果を図17で説明する。図17の(a)は本発明の空間フィルタを用いない場合の光強度を示している。該空間フィルタを用いない場合、0次回折光の光強度1110に対し、高次回折光の光強度1111が低いため、0次回折光と高次回折光の干渉光は、0次回折光の影響が大きく、L&S等のパターンコントラストが低くなってしまう。それに対し、本発明の空間フィルタを用いれば、0次回折光の強度を低く、相対的に高次回折光強度を高くできるので、図17(b)に示すようにパターンのコントラストを高くすることができる。
次に、視野分割並列検出部12の詳細を、図18を用いて説明する。視野分割並列検出部12は結像レンズ1201、ハーフミラー1202、リレーレンズ1203、1204、イメージセンサ1205、1206で構成されている。動作を説明する。まず、上述した光変調ユニットB11を通過した光は、結像レンズ1201で結像レンズ1201の焦点位置に集光される。該集光された光は、該焦点位置に設置されたハーフミラー1202によって光路を2分割され、検出視野の半分の領域はリレーレンズ1203を通してイメージセンサ1205に結像され、残りの半分の領域はリレーレンズ1204を通してイメージセンサ1206に結像される。このように構成することにより、検出視野を分割して並列に処理することができ、同じ仕様のイメージセンサを1個用いる場合に比べ、2倍のスピードで処理することができ、高速検査が可能となる。
視野分割並列検出部12の別の例を、図19に示す。本例は結像レンズ1201、三角プリズム1207、リレーレンズ1203、1204、イメージセンサ1205、1206で構成されている。本例は上述したハーフミラー1202の代わりに三角プリズム1207を用いたものである。本例では検出視野の半分の領域は三角プリズム1207の反射面1208で反射され、リレーレンズ1203を通してイメージセンサ1205に結像され、残りの半分の領域は反射面1209で反射され、リレーレンズ1204を通してイメージセンサ1206に結像される。
図20に三角プリズム1207の詳細を示す。三角プリズム1207は、図20の(a)に示すように三角柱の形状である。ここで、三角形の底辺の長さPLは検出視野の結像幅よりも大きい必要がある。また、三角柱の幅PWは結像レンズ1201で集光された光が反射面1208、1209からはみ出さない大きさにする必要がある。また、反射面1208、1209は全反射ミラーと同等の反射面を有する。さらに、図20の(b)に示すように、三角プリズム1207の頂角の1/2の角度をθとすると、2θの角度の方向にリレーレンズ1203、1204およびイメージセンサ1205、1206を設置する必要がある。
視野分割並列検出部12の更なる別の例を図21に示す。本方式は、ハーフミラー1202や三角プリズム1207を用いないでイメージセンサを並列に並べる方法である。イメージセンサは、図21の(a)に示すように、受光面1210と周辺回路部1211で構成されているため、複数のイメージセンサを並べる場合、イメージセンサの受光面1210を近接させて設置することが難しく、直列に並べると、図21の(b)に示すように、受光面間に受光不可領域(イメージセンサ1205、1206との接続部分)が発生してしまう。そこで、本方式では、イメージセンサ1205と1206を側面から見たときに図21(c)のように見えるように、また、平面から見たときに(d)に示すように見えるように配置して、イメージセンサ1205と1206の受光面がほぼ連続するように配置する。ただし、搬送ステージは、図21のX方向に一定速度で移動するものとする。
以上、3つの例を説明したが、それぞれの利点は次の通りである。まずハーフミラー1202を用いた場合は、ハーフミラーにより光量ロスが発生するが、構成が簡単なため照明光源の出力に余裕がある場合に用いると良い。次に、三角プリズム1207を用いた場合は、光量ロスが少ないので出力の小さい照明光源でも実現が可能である。さらに、イメージセンサを並べる方式は、リレーレンズ1203、1204を必要としないので安価な装置にできるが、広い照明領域が必要となるので、照明光源の出力に余裕がある場合に用いると良い。
本実施例の様に、複数のイメージセンサを用いる場合、イメージセンサ間の感度むらを低減する処理を施すことが望ましい。このことを図22で説明する。図22の(a)は2個のイメージセンサにおける入出力の特性の一例である。このように、イメージセンサは個体差により、入力光量に対するセンサの出力がイメージセンサによって変わってしまう。このようなイメージセンサを用いた場合、欠陥検出の信号処理において濃淡値のばらつきが生じてしまい、同じしきい値での処理ができなくなる。そこで、本発明では、図22の(b)に示すように各イメージセンサの出力に対して、補正する回路を設けることを特徴とする。この出力補正回路2201、2201は、例えば、イメージセンサ1の入出力特性が(数3)で得られ、イメージセンサ2の入出力特性が(数4)で得られる場合、イメージセンサ1は前記特性のまま出力し、イメージセンサ2は出力y2に対して(数5)の補正を行う。
y1=a1×x1+b1 ・・・(数3)
(ただし、x1:入力、y1:出力、a1およびb1はパラメータ)
y2=a2×x2+b2 ・・・(数4)
(ただし、x2:入力、y2:出力、a2およびb2はパラメータ)
a1/a2×(y2−b2)+b1 ・・・(数5)
なお、本例ではイメージセンサ1とイメージセンサ2の関係が線形関係である場合のセンサ2の補正方法について説明したが、センサの入出力関係が高次多項式の場合は、多項式で補正しても良く、また、センサ1とセンサ2の関係が近づくのであれば、センサ1の出力を補正してもよい。
以上述べたイメージセンサは、照明波長に対して感度を有するセンサであれば良く、例えば、1次元のCCDセンサやTDIイメージセンサでも良く、また、フォトマル(光電子倍増管)を直列に並べたものでも良い。さらに、TVカメラのような2次元CCDセンサでも良い。
次に、信号処理回路13の詳細を、図23を用いて説明する。信号処理回路13は、A/D変換器1301、階調変換部1302、画像フィルタ1303、遅延メモリ1304、位置合わせ部1305、局所階調変換部1306、比較処理部1307、CPU1308、画像入力部1309、散布図作成部1310、記憶手段1311で構成されている。
動作としては、まず、視野分割並列検出部12で得られた検出信号が、信号処理回路13に送られ、A/D変換器1301によりディジタル画像信号に変換されウェハ1の画像信号を出力する。これは例えば10ビットのA/D変換を行うものである。階調変換部1302は、A/D変換器1301から出力された画像信号に対して特開平8−320294号公報に記載されたような階調変換を施すものである。すなわち、階調変換部1302は、対数変換や指数変換・多項式変換等により画像を補正するものであり、出力は8ビット等のディジタル信号で出力するように構成される。画像フィルタ1303は、該階調変換された画像信号から、照明光源特有の画像ノイズを効率良く除去するフィルタである。
遅延メモリ1304は、参照画像信号を記憶する記憶部であり、画像フィルタ1303からの出力画像信号を、繰り返される半導体ウェハを構成する1セル又は複数セルピッチまたは1ダイまたは複数ダイ分記憶して遅延させるものである。ここで、セルはダイ内のパターンの繰返し単位である。なお、画像フィルタ1303は遅延メモリ1304を通過した後でもよい。
次に、位置合わせ部1305は、階調変換部1302から出力された画像信号(ウェハ1から得られる検出画像信号)1320と、遅延メモリ1304から得られる遅延画像信号(基準となる参照画像信号)1321との位置ずれ量を正規化相関法によって検出して画素単位に位置合わせを行う部分である。局所階調変換部1306は、特徴量(明るさ、微分値、標準偏差、テクスチャ等)の異なる信号を該特徴量が一致するように双方もしくは一方の画像信号について階調変換する部分である。また、比較処理部1307は局所階調変換部1306で階調変換された検出画像信号同士を比較して特徴量の相違に基づいて欠陥を検出する部分である。すなわち、比較処理部1307は、遅延メモリ1304から出力されるセルピッチ等に相当する量だけ遅延した参照画像信号と検出した検出画像信号を比較する。
ウェハ1上における配列データ等の座標を入出力部14から入力しておくことにより、CPU1308はウェハ1上における配列データ等の座標に基づいて欠陥検査データを作成して記憶手段1311に格納する。該欠陥検査データは必要に応じて入出力部14へ送られる。なお、比較処理部1307の詳細は特開昭61−212708号公報に示したもの等で良く、例えば、画像の位置合わせ回路や位置合わせされた画像の差画像検出回路、差画像を二値化して不一致を検出する回路、二値化された出力から面積や長さ(投影長)、座標などを算出する特徴抽出回路からなる。
また、画像入力部1309は、位置合わせ部1305にて画素単位で位置合わせされた画像の散布図を作成するために、同期あるいは非同期で入力する部分である。散布図作成部1310は、画像入力部1309に入力された両画像について検出画像の特徴量と参照画像の特徴量との散布図を作成する機能を有し、入出力部14等に表示するものである。
図24は、信号処理13のシーケンスの一例を示している。まず、入力された検出・参照画像に対し、必要に応じてノイズ除去処理S2401で画像のS/Nを向上させる。ノイズ除去には各種フィルタが用意され、対象物やノイズの質に応じて選択可能となっている。例えば、着目画素の近傍画素の値に重みをつけて用いる方法である。実際の処理は、着目画素に対してM×Nの近傍画素の値にフィルタ係数をかけて加算するものである。
図25は、ノイズ除去フィルタの一例である。図25ではM=N=3とし、各近傍画素値の重みが1/8の場合である。着目画素の値F(x、y)は(数6)で表される。
F(x、y)=B×1/8+D×1/8+F×1/8+H×1/8+E×1/2
・・・(数6)
なお、フィルタのサイズ、係数はルックアップテーブルを用いてフレキシブルに変えることができる。
ノイズ除去フィルタの別の例としてメディアン・フィルタがある。これは設定した近傍画素内の輝度値の中央値をとるものであり、特異点の影響を除去することができる。また、更なる別の例はガウス関数を用いる方法である。これは、入力画像f(x、y)に対して平均0、分散σ2の2次元ガウス関数(数7)を(数8)に従い畳み込み演算を行うことによって画像の平滑化を行うものである。
Figure 2005156516
Figure 2005156516
また、別の例としてフーリエ変換を利用し規則的に生じるノイズを除去することも可能である。
次にノイズ除去により劣化した画像の復元処理S2402を行う。例えば、ウィーナ・フィルタによる復元処理である。これは入力画像f(x、y)と復元後の画像f'(x、y)との平均2乗誤差が最小となるような画像を与えるものである。
更に、比較する検出画像と参照画像間で見え方に大きな違いがないかを調べる。評価指標は、コントラスト、明るさのばらつき(標準偏差)、ノイズ成分の周波数などがある。
画像間で該評価指標に大きな差があれば特徴量を演算する処理S2403、演算した特徴量を比較する処理S2404を行い画像の合わせ込み処理S2405を行う。もし、特徴量の合わせ込みができないレベルにあるときは、比較処理部1307にて感度を低下させ虚報の発生を押さえるようにする。その後感度低下の判定処理S2406を行う。なお、信号処理回路13での詳細な欠陥算出方法については、特開2001−194323号公報等に示したもので実現可能である。
次に、入出力部14について説明する。入出力部14は、ユーザとのインターフェイス部であり、データや制御信号の入出力部でもある。ここで、ユーザからの入力情報としては、例えば検査対象ウェハのレイアウト情報や名称、また上述した光学系の検査条件等である。また、ユーザへの出力情報としては、例えば、欠陥検査結果や検出した欠陥の画像等である。
本発明に係るパターン欠陥検査装置の別の実施例を、図26に示す。本実施例のパターン欠陥検査装置は、検査対象である表面にパターンが形成されたウェハ1を載置および移動させる搬送系2と照明光源3、擬似連続化光学系4、ビーム形成光学系5、干渉性低減光学系6、変形照明光学系7、PBS8、光変調ユニットA9、対物レンズ10、光変調ユニットB11、視野分割並列検出部12、信号処理回路13、入出力部14、A/F部15、光路分岐光学系17、偏光暗視野照明光学系A18、偏光暗視野照明光学系B19および図示しない各部のコントローラ、リレーレンズとミラーで構成されている。
次に、動作を説明する。照明光源3から射出された照明光は、擬似連続化光学系4に入射し、光量を時間的に平均化またはほぼ平準化される。擬似連続化光学系4から射出された該照明光は光路分岐光学系17に入射し2方向の光路に分岐される。該2方向の光路のうち、光路2601に分岐された照明光は実施例1と同様、ビーム形成光学系5に入射し、ビーム径の調整や照度分布の調整を行う。ビーム形成光学系5から射出した該照明光はミラー51で光路を変更して干渉性低減光学系6に入射し、時間的・空間的な干渉性が低減される。干渉性低減光学系6から射出した該照明光は、変形照明光学系7で対物レンズ10の瞳位置での照度分布が変化させられる。さらに、変形照明光学系7から射出した該照明光は、PBS8でS偏光成分が対物レンズ10側に反射され、光変調ユニットA9および対物レンズ10を介してウェハ1に照射される。以下では本光路にて照射された照明光、つまり対物レンズ10を通して照射された照明光を明視野照明と呼ぶものとする。
一方、前記光路分岐光学系17で光路2602に分岐された照明光は、干渉性低減光学系6に入射し、時間的・空間的な干渉性が低減されたのち偏光暗視野照明光学系A18に入射し、光路分岐および偏光制御を施され、偏光暗視野照明光学系B19を介してウェハ1に照射される。以下では本光路にて照射された照明光、つまり対物レンズ10を通さないで照射された照明光を暗視野照明と呼ぶものとする。
以上の明視野照明および暗視野照明でウェハ1に照射された光は、ウェハ1により回折され、対物レンズ10で集光され、光変調ユニットA9を通してPBS8に入射する。該入射光はPBS8でP偏光成分が透過し、光変調ユニットB11を通して視野分割並列検出部12にてイメージセンサへ結像し、画像信号に変換される。該変換された画像信号は、信号処理回路13にて欠陥検出処理を施され、ウェハ1上の欠陥を検出する。搬送系2でウェハ1を移動させることによって、以上の処理をウェハ1の全面で行い、検査結果を入出力部14へ表示する。なお、この入出力部14はユーザからの入力情報を受け取るインターフェイス機能を有し、また、各コントローラへの制御信号を送受信可能とする。さらに、A/F部15は、ウェハ1を対物レンズ10の焦点位置に移動させるための信号を発し、コントローラや搬送系2を用いて実時間でウェハ1を移動させる。
光路分岐光学系17の詳細を、図27を用いて説明する。光路分岐光学系17は1/2波長板1701、回転モータ1702、PBS1703で構成されている。擬似連続化光学系4から射出された光は直線偏光で光路分岐光学系17に入射する。光路分岐光学系17では、まず、1/2波長板1701で偏光方向を回転させ、該回転された偏光はPBS1703で光路2601と光路2602に分岐される。PBS1703では、該回転された偏光のS偏光成分が光路2601側に反射され、P偏光成分が光路2602側に透過される。
光路2601と光路2602とに分岐する光量は、1/2波長板1701の回転角度で調整可能である。例えば、1/2波長板1701を透過した光がS偏光であれば、照明光源3から射出した光は全て明視野照明として照射され、また、1/2波長板1701を透過した光がP偏光であれば、全て暗視野照明として照射される。さらに、S偏光とP偏光の光量が1:1の割合になる光であれば、明視野照明と暗視野照明とで1:1の強度でウェハ1に照射され、明暗視野照明となる。ここで、1/2波長板1701による偏光方向の回転角度の調整は、回転モータ1702で調整すれば良い。また、該調整量は検査対象のウェハの表面状況に応じて変えれば良く、AL等の金属膜が最表面に露出している工程では、暗視野照明成分を多くした方が良い。
偏光暗視野照明光学系A18の詳細を、図28を用いて説明する。図28の(a)は、偏光暗視野照明光学系A18の平面図であり、(b)は正面図である。偏光暗視野照明光学系A18は、パーシャルミラー1801、1802、1804、1805、1807、1809、1810、全反射ミラー1803、1806、1808、1811、偏光制御ユニット1812、リレーレンズ1813で構成されている。
次に動作を説明する。偏光暗視野照明光学系A18に入射した光は、パーシャルミラー1801で2方向へ光路分岐する。パーシャルミラー1801を透過した光は、パーシャルミラー1804、1805、全反射ミラー1806の反射率に応じた光量をZ軸方向へ反射する。一方、パーシャルミラー1801で反射された光は、上述した光量分岐と同様に、パーシャルミラー1802、全反射ミラー1803の透過率や反射率に応じて光路分岐し、さらにパーシャルミラー1807、1809、1810、全反射ミラー1808、1811の反射率に応じた光量をZ軸方向へ反射する。該Z軸方向への反射光は、偏光制御ユニット1812で偏光状態を制御する。なお偏光制御ユニット1812は1/2波長板や1/4波長板で構成されている。さらに、偏光制御ユニット1812を透過した光は、リレーレンズ1813を通して射出される。
ここで、ミラー1804、1805、1806、1807、1808、1809、1810、1811は、該Z軸方向への反射光が対物レンズ10の外側を通るように設置されている。
次に、偏光暗視野照明光学系B19の詳細を、図29を用いて説明する。図29の(a)は偏光暗視野照明光学系B19の平面図であり、(b)は正面図である。偏光暗視野照明光学系B19は、リレーレンズ1901、全反射ミラー1902で構成されている。上述した偏光暗視野照明光学系A18から射出された照明光は、偏光暗視野照明光学系A18のリレーレンズ1813の下流に配置されたリレーレンズ1901を通り、さらに全反射ミラー1902で対物レンズ10の焦点位置に向かって反射される。
反射された光の様子を図30に示す。該反射光は対物レンズ10のレンズ中心に向かって各方向から入射し、必要とする照明範囲3001で重なるものである。なお、本例では、全反射ミラー1902を用いて照明する方法を説明したが、図31に示すように放物面ミラー3101を用いて集光しても良い。全反射ミラー1902方式は安価な光学部品を用いることが可能だが、照明効率が低下するので照明光量に余裕がある場合に用いると良く、放物面ミラー3101方式は照明を効率良く照射する場合に用いると良い。また、照射角度ηは対物レンズ10のNAの範囲外から照射する角度が良く、ウェハ面から1度〜20度が望ましい。
なお、本実施例では8本の暗視野照明を行う例で説明したが、必ずしも8本である必要はなく、1本以上あれば暗視野照明の効果が得られる。また、本例で説明した8本の照明光は、図示していないシャッターで遮光することにより、暗視野照明の照射方向や照射本数を選択できる。さらに、本実施例では1個の光源を光路分岐して暗視野照明する例で説明したが、必ずしも1個の光源を分岐して用いる必要はなく、暗視野照明に別光源を用いても良い。別光源を用いる場合、明視野照明の照明光源を低出力化できるため、照明光源の寿命を長くでき、低ランニングコストの装置が期待できる。また、光路分岐光学系17が不要となり光学部品を少なくできる利点がある。また、A/F部15を設置する代わりに暗視野照明の一部をA/F用の照明として用いても良い。
また、図26に示した実施例においては、光源として照明光源3を用いた構成について説明したが、図44に示したように、照明光源3と異なる波長の光を発射する照明光源250を更に備えて、ダイクロイックプリズム251で照明光源3から発射した光と照明光源250から発射した光とを合成する構成にしても良い。図44に示した構成においては、照明光源250とダイクロイックプリズム251とを備えている点において、図26に示した構成と異なっているが、その他の構成においては、図26に示した構成と同じである。照明光源250は、照明光源3よりも波長の長いレーザを発射するレーザ光源である。
すなわち、図44に示した構成においては、照明光源3から発射されたレーザと照明光源250から発射されたレーザとは、ダイクロイックプリズム251で合成された後、擬似連続化光学系4に入射して光量を時間的に平均化またはほぼ平準化された状態で光路分岐光学系17に入射して2方向の光路2601と2602とに分岐され、光路2601に分岐した光によりウェハ1を明視野照明し、光路2602に分岐した光によりウェハ1を暗視野照明する。
なお、図44に示した実施例においては、光源250がレーザ光源の場合について説明したが、光源250はランプ光源であっても良い。
図44に示したような、波長の異なる複数の光源を用いることにより、ウェハ上に形成された絶縁膜等の光学的に透明な薄膜による薄膜干渉を低減することができ、さらに光の干渉による検出欠陥の波長依存性を低減することができるので、高感度なパターン欠陥検査を実現できる。
以上説明したような暗視野照明を明視野照明と同時照射することにより、AL配線等で発生するグレインからの検出光量を安定化させることができ、グレインによる擬似欠陥を低減することができる。
次に、暗視野照明を用いた欠陥分類方法を説明する。図32を用いて原理を説明する。図32の(a)は欠陥の分離対象を説明する図である。(a)はLSIの断面の一部を示しており、照明光源3の照明波長に対して不透明膜な材質3201(金属膜等)の上方に、照明波長に対して透明な材質3202(絶縁膜等)が堆積され、さらに、透明材質3202の膜中に欠陥3203が存在し、透明材質3202の外側上方に欠陥3204が混在している例である。
図32の(a)のような構造物に対して明視野照明を照射すると、(b)に示すように、欠陥3203および3204の双方からの反射光を検出し、それぞれ欠陥として検出される。一方、暗視野照明を行うと、(c)に示すように、照明光はブリュースター角等の物理的理由により、透明材質3202の表面で反射され欠陥3203に照明光が届かず、欠陥3203からの検出光が得られないの対し、透明材質3202の上方の欠陥3204には照明光が届くため欠陥3204から散乱光が得られる(ただし、正反射光は得られない)。従って、明視野照明による検出欠陥座標と暗視野照明による検出欠陥座標とを比較することにより、透明材質3202の膜中にあるのか膜上にあるのかを分類することが可能となる。
図33にシーケンスを示す。まず、明視野照明で検査(S3301)を行い、検出座標を記憶(S3302)する。次に、暗視野照明で検査(S3303)し、検出座標を記憶(S3304)する。次に、明視野照明での検出座標と暗視野照明での検出座標とを比較し、座標が一致する場合は膜上の欠陥、一致しない場合は膜中の欠陥と判定(S3305)する。なお、暗視野照明でのみ検出した欠陥は、上述した原理により膜上の欠陥であると考えられるので膜上の欠陥として判定すれば良い。
本発明に係るパターン欠陥検査装置の別の実施例を図34に示す。本実施例のパターン欠陥検査装置は、検査対象であるウェハ1を載置および移動させる搬送系2と照明光源3、擬似連続化光学系4、ビーム形成光学系5、干渉性低減光学系6、変形照明光学系7、PBS8、光変調ユニットA9、対物レンズ10、光変調ユニットB11、視野分割並列検出部12、信号処理回路13、入出力部14、A/F部15、照明光源3と異なる波長の照明光源20、ダイクロイックプリズム21および図示しない各部のコントローラ、リレーレンズとミラーで構成されている。
次に、動作を説明する。照明光源3から射出された波長λ1の照明光と照明光源20から射出されたλ1とは異なる波長λ2の照明光は、ダイクロイックプリズム21により光路が合成される。該合成された照明は、擬似連続化光学系4に入射し、光量を時間的に平均化またはほぼ平準化される。擬似連続化光学系4から射出された該照明光は実施例1と同様、ビーム形成光学系5に入射し、ビーム径の調整や照度分布の調整を行う。ビーム形成光学系5から射出した該照明光は干渉性低減光学系6に入射し、時間的・空間的な干渉性を低減し、干渉性低減光学系6から射出した該照明光は変形照明光学系7で対物レンズ10の瞳位置での照度分布を変化させる。さらに、変形照明光学系7から射出した該照明光は、PBS8でS偏光成分が対物レンズ10側に反射され、光変調ユニットA9および
対物レンズ10を介してウェハ1に照射される。
ウェハ1に照射された照明光は、ウェハ1により回折され、対物レンズ10で集光され、光変調ユニットA9を通してPBS8に入射する。該入射光はPBS8でP偏光成分が透過し、光変調ユニットB11を介して視野分割並列検出部12にてイメージセンサへ結像し、画像信号に変換される。該変換された画像信号は、信号処理回路13にて欠陥検出処理を施され、ウェハ1上の欠陥を検出する。搬送系2でウェハ1を移動させることによって、以上の処理をウェハ1の全面で行い、検査結果を入出力部14へ表示する。なお、この入出力部14はユーザからの入力情報を受け取るインターフェイス機能を有し、また、各コントローラへの制御信号を送受信可能とする。さらに、A/F部15は、ウェハ1を対物レンズ10の焦点位置に移動させるための信号を発し、コントローラや搬送系2を用いて実時間でウェハ1を移動させる。
ここで、本構成で用いるPBSや対物レンズ、結像光学系は波長λ1とλ2で性能が得られるように最適化されており、また、擬似連続化光学系4以降の動作については、実施例1と同様で良い。
本実施形態の目的は、ウェハ上に形成された絶縁膜等の透明薄膜による薄膜干渉を低減し、さらに光の干渉による検出欠陥の波長依存性を低減することにより、高感度なパターン欠陥検査装置を提供することにある。図35は透明膜の膜厚と該透明膜による反射光の干渉光強度の関係を示したものである。図35Aは単一波長(波長λ1)の場合を示している。図35Aに示すように、干渉光強度は膜厚に応じて正弦波状に変化し、膜厚tが(数9)の時に強度が強くなり、(数10)の時に強度が弱くなる。なお、(数9)および(数10)では、照明光の波長をλとしており、nは整数である。
t=λ×n、または、t=λ×n+λ/2 ・・・(数9)
t=λ×n+λ/4、または、t=λ×n+λ×3/4 ・・・(数10)
(数9)及び(数10)からわかるように、単一波長では波長λが短くなるにつれ、干渉強度の変化は膜厚の変化に対して敏感になる。
そこで、波長λ1と異なる波長λ2を加えた場合の干渉光強度が図35の(b)である。波長λ2を単一で照射する場合は、上述したような干渉強度の変化が現れるが、2波長にすることにより干渉強度が平均化され、膜厚変化に対して干渉強度の変化が少ない範囲を作ることができる。LSIにおける膜厚の製造範囲に対し、この干渉強度の変化が少なくなるような波長を第2の光源として選択することにより、干渉に影響されない検査装置を提供することができる。波長の一例を挙げると、第1の光源の波長が266nmの場合、第2の光源の波長は355nmにすれば良い。
なお、照明光源のレーザはパルス発振でも連続発振でもかわまない。連続発振レーザの場合は、擬似連続化光学系4は必要ない構成でかまわない。
次に、他の実施例について説明する。図38に、現在入手可能な短波長の領域が得られるランプの波長特性を示す。横軸に波長、縦軸に放射強度を示す。ランプでは、UV領域である波長365nmが高く、DUV領域である248nmの放射強度は1/5以下しか得られない。たとえば、ランプを用いて、365nmの波長と248nmの波長を選択して2波長を選択した場合、図35で説明したような干渉強度の平均化は、相対強度が異なるため、主に強度の高い365nmが選択され、効果が十分発揮できない。さらに、248nmにおける強度が低いため短波長化による解像度向上もできないといった問題が生じてしまう。放射強度の比較的高い313nmや、297nmを用いたとしても平均化の効果は望められるが、短波長化による解像度向上の効果は実現できない。
本実施例では、DUV領域でも光量が得られる光源と、UV領域で光量が得られ、かつ安価な光源で実現する高感度なパターン欠陥検査装置を提供する。
本発明の係るパターン欠陥検査装置の別の実施例を図39に示す。本実施例のパターン欠陥検査装置は、検査対象であるウェハ1を載置および移動させる搬送系2と、波長Aの照明系4000と波長Bの照明系4001と検出系4002で構成される。
次に、波長Aの照明系4000について説明する。照明光源は、DUV領域で高出力が可能なレーザ4003とする。このレーザ4003は、たとえば連続発振で、波長266nmのレーザとする。なお、レーザは連続発信でもパルス発信でも良い。パルス発振レーザの場合は、図2から図10および図17で示したような方法で照明光を形成すればよい。レーザ4003からの出射光は、光束を遮断可能なシャッタ4004、透過する光量を任意に調整可能な光量調整系4005、レーザ4003のビームを拡大するビーム拡大系4006、レーザ光の可干渉性を低減する干渉性低減系6、この干渉低減系は図6から図10で説明したものと同様である。対物レンズ5000の瞳5001上で投影する形状を可変可能な開口絞り系4007、この開口絞り系4007は、図12で説明した形状のフィルタをこの位置に設置し、対物レンズ5000の瞳5001上で照度分布を変化させるものである。4008はビームスプリッタで、開口絞り4007を透過した光のうち数%程度の光を光量測定系4009の側に反射する。光量測定系4009は入射した波長Aの光の光量を計測する。光量測定系4009は、図示しない方法により、計測値をフィードバックし、光量調整系4005を制御する。
次に、波長Bの照明系4001について説明する。照明光源4010は、たとえば、高圧水銀ランプなどのUV領域が出力可能なランプとする。光束を遮断可能なシャッタ4011、検査で使用するUV領域のみを透過するフィルタを具備した波長選択系4012、透過する光量を任意に調整可能な光量調整系4013、対物レンズ5000の瞳5001上で投影する形状を可変可能な開口絞り系4014、この開口絞り系4014は、図12で説明した形状のフィルタをこの位置に設置し、対物レンズ5000の瞳5001上で照度分布を変化させるものである。
4016はオートフォーカス用の光パターンを形成するためのスリットで、対物レンズ5000の焦点位置にこのスリット4016の像が結像される。4015は照明制限系で、ウェハ1への照明光束を制限するものである。
図40に、スリット4016の像がウェハ1上に投影された状態を示す。図40(a)は、光源Aの照明系4000と光源Bの照明系4001とを用いた通常の照明の場合にスリット4016の像がウェハ1上に投影された状態を示す図である。対物レンズ5000を介した検出視野4500内で、領域4501は、イメージセンサ1205の検出領域である。この検出視野4500内で検出領域4501と重ならない位置に、スリット4016の像が投影されるように設定されている。本実施例では斜め45度に配置した。
一方、本実施例では照明光源を2つ備えているため、光源Aのみでイメージセンサ1205の検出領域4501を照明した場合も考慮しなければならない。すなわち、光源Aのみでイメージセンサ1205の検出領域4501を照明した場合でも、オートフォーカス用のスリット4016の像が、対物レンズ5000を介した検出視野4500内のイメージセンサ1205の検出領域4501と重ならない領域に投影されなければならない。このスリット4016は、光源Aの照明光源4010から発射された光で照明される構成となっているので、この照明光源4010から発射された光が検出視野4500内のイメージセンサ1205の検出領域4501を照明しないように構成しなければならない。
そこで、本実施例では、照明系4000の光路中でスリット4016よりも光源の側に、開口部4502を設けた照明制限系4015を配置して、開口部4502を介して照明光源4010から発射された光でスリット4016を照明し、図40(b)に示すように、検出視野4500内のイメージセンサ1205の検出領域4501と重ならない領域にこのスリットの像を投影し、イメージセンサ1205の検出領域4501には照明光源4010から発射された光が当たらないようにした。
スリット4016を透過した光のうち数%程度の光は、ビームスプリッタ4017で反射されて、波長Bの光の光量を計測する光量測定系4018に入射する。光量測定系4018は、図示しない方法により、計測値をフィードバックし、光量調整系4013を制御する。
光源Aの照明系4000の光源4003から発射して偏光ビームスプリッタ5002で反射した光と、光源Bの照明系4001の光源4010から発射して偏光ビームスプリッタ5003で反射した光とは、それぞれ対物レンズ5000を介してウェハ1に照射される。偏光ビームスプリッタ5002は、波長Aでは反射、波長Bでは偏光方向にかかわらず透過可能とする。偏光ビームスプリッタ5003は、波長Bの光を反射し、波長Aの光は偏光方向にかかわらず透過させる特性を備えている。光変調ユニットA9は、光の波長A,Bを考慮した光学素子を使用する。構成は図13,14,15に示した通りである。対物レンズ5000は、波長A、波長Bでそれぞれの波長で収差補正がされている。
次に検出系4002について説明する。ウェハ1からの反射光は、対物レンズ5000、光変調ユニットA9を透過したのち偏光ビームスプリッタ5002、5003を透過し、光量の数%程度だけ反射するビームスプリッタ5004により、透過光と反射光の2方向に分岐する。ビームスプリッタ5004で反射した光束は、自動焦点系5500に導かれる。自動焦点系5500は、結像レンズ5501を透過し、ハーフビームスプリッタ5502によって透過光と反射光との2つの光路に分岐する。ハーフビームスプリッタ5502により分岐されたそれぞれの光路にイメージセンサA5503、イメージセンサB5504を配置する。波長Bの照明系4001に設置したのスリット4015の像は、イメージセンサA5503の前側で結像し、さらにイメージセンサB504の後側で結像するように配置する。
次に、このような構成における自動焦点の原理を説明する。イメージセンサAは、結像位置が前側にあるため、ウェハ1が上側にあるときに出力が最大となる。反対に、イメージセンサBは、結像位置が後側にあるため、ウェハ1が下側にあるときに出力が最大となる。この出力の差分を取り、出力が0の場合に焦点面と一致するようにイメージセンサAとイメージセンサBを設置する。図示しない方法で、この差分をモニタし、出力が常に0となるように搬送系2を制御すれば常に試料面は一定に検出可能である。もちろんこの位置に検査用のイメージセンサ1205を合わせておく必要がある。
次に、ビームスプリッタ5004を透過した光束は、リレーレンズ5005、5006によって対物レンズ5000の瞳5001の像を形成する。この像が形成された位置、瞳5001における光量分布、偏光方向を制御可能な瞳フィルタ11を設置する。瞳フィルタ11透過後の光束は、図示しない方法によって出し入れ可能なミラー5007で反射し、結像レンズ5008によって瞳5001の形状をカメラ5009に結像可能である。瞳5001を観察しない場合は、ミラー5007は退避し、結像レンズ5010によって視野分割並列検出部12にウェハ1の像が結像可能である。また、図示しない方法によって出し入れ可能なミラー5011によって、観察カメラ5012でウェハ1が観察可能である。検査時には、このミラー5011は退避する。なお、動作部のコントロール、イメージセンサからの出力信号の処理などは、図1での構成と同じものとする。
次に、動作を説明する。照明光源4003から射出された波長Aの照明光と照明光源4010から射出された波長Aとは異なる波長Bの照明光は、偏光ビームスプリッタ5002、5003により光路が合成される。波長Aの光は、干渉性低減光学系6により、時間的・空間的な干渉性を低減されている。波長Bの光はランプのため、干渉性は考慮する必要がない。それぞれの開口絞り系4006、4014を同じ形状に設定し、対物レンズ5000の瞳5001上では同じ照度分布に設定する。波長Aと波長Bの光量はそれぞれ、光量測定系4009、4018でモニタし、その光量が一定になるように光量制御系4005、401で調整する。合成された光は、対物レンズ5000を介してウェハ1に照射される。
ウェハ1に照射された照明光は、光変調ユニットA9を通して偏光ビームスプリッタ5002に入射する。該入射光は偏光ビームスプリッタ5002でP偏光成分が透過し、光変調ユニットB11を介して視野分割並列検出部12にてイメージセンサへ結像し、画像信号に変換される。該変換された画像信号は、信号処理回路13にて欠陥検出処理を施され、ウェハ1上の欠陥を検出する。搬送系2でウェハ1を移動させることによって、以上の処理をウェハ1の全面で行い、検査結果を入出力部14へ表示する。なお、この入出力部14はユーザからの入力情報を受け取るインターフェイス機能を有し、また、各コントローラへの制御信号を送受信可能とする。さらに、自動焦点系5500によって、ウェハ1を対物レンズ5000の焦点位置に移動させるための信号を発し、コントローラや搬送系2を用いて実時間でウェハ1を移動させる。
なお、波長Aと波長Bは合成して照明して、薄膜干渉を低減するが、ウェハ1の材質によっては、薄膜干渉を考慮しなくても良い場合がある。その場合は、波長Aか波長Bかを選択しても良い。波長選択は、波長Bを選択する場合は、シャッタ4004を閉じる、また、波長Aを選択する場合は、照明制限系4014のフィルタを挿入することで波長Bの光束が制限され、検出には影響しないため、実現可能である。また、ウェハ1へ照明光を照射したくない場合は、双方のシャッタ4004、4011を閉じればよい。
なお、検出する視野を1つのイメージセンサでカバーできる場合は、視野分割並列検出部12の代わりに図46に示したような検出部12’を用いて、1つのイメージセンサ1205’上に直接結像させる構成にしても良い。この場合、イメージセンサ1205’として並列出力タイプのものを用いれば、画像処理回路13でイメージセンサ1205’から並列に出力された画像信号を並列に処理することができる。
本実施例では、レーザの波長を266nmで説明したが、より短波長である200nm以下の波長でもかまわない。また、ランプの波長を365nmで説明したが、可視光領域での光を用いてもかまわない。その場合は、その波長に応じた収差補正や、光学特性をあわす必要がある。また、波長Aをレーザで説明したが、波長200nm以下の強度が350nm程度の強度と同等ならばランプを用いてもかまわない。
次に、他の実施例について説明する。本発明の係るパターン欠陥検査装置の別の実施例を図41に示す。本実施例のパターン欠陥検査装置は、検査対象であるウェハ1を載置および移動させる搬送系2と、波長Aの照明系4000と波長Bの照明系4001と検出系4002で構成される。
波長Aの照明系4000のビームスプリッタ4008までは、図39での構成と同様である。波長Bの照明系4001もビームスプリッタ4017までは、図39の構成と同様である。
波長Aでの照明系4000のビームスプリッタ4008透過後の光は、ダイクロイックミラー4019に入射する。ダイクロイックミラー4019は、波長Aを透過し、波長Bは全反射するような特性を有する。波長Bでの照明系4001のビームスプリッタ4017透過後の光は、ミラー4020を反射して、ダイクロイックミラー4019で全反射する。波長Aと波長Bが合成された照明光4021は偏光ビームスプリッタ5013で反射され、対物レンズ5000に入射する。偏光ビームスプリッタ5013は、波長A、Bに対して同じ偏光特性を有したものを使用する。検出系4002は、図39と同様である。
次に、動作を説明する。照明光源4003から射出された波長Aの照明光と照明光源4010から射出された波長Aとは異なる波長Bの照明光は、ダイクロイックミラー4019で光束は合成される。図39と同様に、対物レンズ5000を介してウェハ1に照射される。
ウェハ1に照射された照明光は、図39を用いて説明した場合と同様に検出され、ウェハ1上の微細な欠陥を検出することが可能である。
次に、本発明の係るパターン欠陥検査装置の別の実施例を図42に示す。本実施例のパターン欠陥検査装置は、検査対象であるウェハ1を載置および移動させる搬送系2と、波長Aの照明系4000と波長Bの照明系4001と検出系4002とを備えている。本実施例は、図39に示した構成から、照明制限系4015とスリット4016と自動焦点系5500とを削除した構成に相当する。本実施例においては、自動焦点系5500を削除した代りに、図1に示したA/F部10と同様の構成を採用している。本実施例においても、ウェハ1上の微細な欠陥を検出することが可能である。
次に、本発明に係るパターン欠陥検査装置の別の実施例を図43に示す。本実施例のパターン欠陥検査装置は、検査対象であるウェハ1を載置および移動させる搬送系2と、波長Aの照明系4000と波長Bの照明系4001と検出系4002で構成される。本実施例は、図41の照明制限系4015とスリット4016と自動焦点系5500を削除した構成である。本実施例における自動焦点は、図1で示したA/F部10と同様の構成とする。本構成においても、ウェハ1上の微細な欠陥を検出することが可能である。
本発明の係るパターン欠陥検査装置の別の実施例を、図36に示す。本実施例のパターン欠陥検査装置は、検査対象であるウェハ1を載置したまま、媒体2213に浸しながら移動させる液浸搬送系22と照明光源3、擬似連続化光学系4、ビーム形成光学系5、干渉性低減光学系6、変形照明光学系7、PBS8、光変調ユニットA9、対物レンズ10'、光変調ユニットB11、視野分割並列検出部12、信号処理回路13、入出力部14、A/F部15’および図示しない各部のコントローラ、リレーレンズとミラーを備えて構成されている。対物レンズ10'は、媒体2213に浸したときに媒体2213が内部に漏れ込まないようにシールされた構造となっている点で、図1に示した対物レンズ10と異なっている。A/F部15’も、媒体2213に浸したときに媒体2213が内部に漏れ込まないようにシールされた構造となっている点で、図1に示したA/F部15と異なっている。
ここで、液浸搬送系22はX軸ステージ201、Y軸ステージ202、Z軸ステージ203、θ軸ステージ204、媒体貯蔵部2211、液浸用ウェハチャック2212で構成されている。X軸ステージ201は定速走行が可能であり、Y軸ステージはステップ移動が可能な構成である。X軸ステージ201およびY軸ステージ202を用いることにより、ウェハ1の全ての場所を対物レンズ10'の中心下に移動することができる。また、Z軸ステージ203は媒体貯蔵部2211および液浸用ウェハチャック2212を上下させる機能を有し、θ軸ステージ204は媒体貯蔵部2211および/または液浸用ウェハチャック2212を回転させ、X軸ステージ201、Y軸ステージ202の進行方向とウェハ1の回転方向とを合わせる機能を有する。
媒体貯蔵部2211は、空気とは屈折率が異なる純水等の媒体2213を貯蔵する部分であり、X軸ステージ201やY軸ステージ202が動作中においても媒体を貯蔵し続けるものである。また、媒体を貯蔵する範囲は、ウェハ1と対物レンズ10'との間を充填できる範囲であれば良く、図示していないが、媒体を注入または排出する機能を有する。ここで媒体2213は、空気よりも屈折率が大きく(1<屈折率、望ましくは照明波長における屈折率がSiO2等の屈折率と近いもの)、ウェハ1にダメージを与えないものである。これは例えば、半導体工場で定常的に使用されている純水で良い。
また、液浸用ウェハチャック2212はウェハ1を固定する機能を有し、かつ、媒体2211によって腐食しない材質のものである。ウェハ1の固定方法は、例えば、ウェハ1を媒体2213に浸す前に真空でウェハ1を吸着すれば良い。または、図37に示すように、ウェハ1のエッジ部を保持する方法でも良い。図37は、ウェハ1保持用の爪3701、爪3701を保持するための爪保持具3702、爪保持具3702を回転させるための回転軸3703で構成されている。ここで、爪3701はウェハ1のエッジ部を上下から掴む機能を有し、爪保持具3702は爪3701と回転軸3703とを接続する機能を有するものである。
次に動作を説明する。照明光源3から射出された照明光は、擬似連続化光学系4に入射し、光量を時間的に平均化またはほぼ平準化される。擬似連続化光学系4から射出された該照明光は実施例1と同様、ビーム形成光学系5に入射し、ビーム径の調整や照度分布の調整を行う。ビーム形成光学系5から射出した該照明光は干渉性低減光学系6に入射し、時間的・空間的な干渉性を低減し、干渉性低減光学系6から射出した該照明光は変形照明光学系7で対物レンズ10'の瞳位置での照度分布を変化させる。さらに、変形照明光学系7から射出した該照明光は、PBS8でS偏光成分が対物レンズ10'側に反射され、光変調ユニットA9および対物レンズ10'を介してウェハ1に照射される。
ウェハ1に照射された照明光は、ウェハ1により回折され、対物レンズ10'で集光され、光変調ユニットA9を通してPBS8に入射する。該入射光はPBS8でP偏光成分が透過し、光変調ユニットB11を介して視野分割並列検出部12にてイメージセンサへ結像し、画像信号に変換される。該変換された画像信号は、信号処理回路13にて欠陥検出処理を施され、ウェハ1上の欠陥を検出する。液浸搬送系22でウェハ1を移動させることによって、以上の処理をウェハ1の全面で行い、検査結果を入出力部14へ表示する。なお、この入出力部14はユーザからの入力情報を受け取るインターフェイス機能を有し、また、各コントローラへの制御信号を送受信可能とする。さらに、A/F部15’は、ウェハ1を対物レンズ10'の焦点位置に移動させるための信号を発し、コントローラや液浸搬送系22を用いて実時間でウェハ1を移動させる。
本実施例によれば、LSI上の形成された絶縁膜等の透明薄膜による薄膜干渉を低減することによる光学ノイズ低減と、対物レンズの高NA化による解像度向上による高感度なパターン欠陥検査装置を提供することができる。
上記の効果が得られる原理を説明する。本来、薄膜干渉は屈折率が変化する界面で発生する。例えば、屈折率が1.5の絶縁膜に光が入射する場合、屈折率が1である空気との界面で薄膜干渉が起こる。本実施例の特徴は、対物レンズと試料間の空気を除去し、代わりに屈折率が1.5程度の媒体で充填することにより、屈折率が変化する部分をなくし、薄膜干渉を低減することである。また、対物レンズのNAは(数11)で与えられるように、対物レンズと試料間の屈折率で変化する。従って、上述したように対物レンズと試料間の媒体の屈折率を大きくするとNAを向上することができ、高解像な検出像が得られるわけである。
NA=n×sinθ ・・・(数11)
(nは対物レンズと試料間の屈折率、θは対物レンズの開口角)
なお、本実施例では、対物レンズ10’及びA/F部15’以外は図1に示した光学系1〜12と同じ構成で説明したが、図34および図38から図43で説明したように、複数の波長の光を合成したものを使用しても良い。
以上述べたように構成すれば、各種のLSIパターンの欠陥を高速、高感度に検査できる。なお、各実施例で述べた内容は別の実施例でも用いることができる。
図1は、本発明の実施例1によるパターン欠陥検査装置の概略構成を示す正面図である。 図2は、本発明の実施例1における擬似連続化光学系の概略構成を示す平面図である。 図3(a)は、パルス信号を示すグラフ、図3(b)は、パルス信号を本発明により擬似連続化した状態を示すグラフである。 図4は、本発明の実施例1におけるビーム形成光学系の概略構成を示す平面図である。 図5は、本発明の実施例1におけるレーザ強度分布均一化光学素子の概略構成を示す斜視図である。 図6は、本発明の実施例1における干渉性低減光学系の概略構成を示す平面図である。 図7は、本発明の実施例1における位相変動板の形状を示す平面図と部分断面図である。 図8は、本発明の実施例1における位相変動板の製作方法の一例を説明する図であって、(a)は、円形の石英版に半円形の溝を加工した状態を示す位相変動板の平面図であり、(b)は、円形の石英版に半円形の溝を一定のピッチで加工した状態を示す位相変動板の平面図である。 図9は、本発明の実施例1における干渉性低減光学系の別の例を示す干渉性低減光学系の平面図である。 図10(a)は、本発明の実施例1における位相変動板の平面図、(b)および(c)は、側面図である。 図11は、本発明の実施例1における変形照明光学系の概略構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図12(a)は一対の振動ミラーを静止させた場合に形成される瞳の平面図、(b)は(a)の瞳の照度分布図、(c)は一対の振動ミラーを同じタイミングで駆動した場合に形成される瞳の平面図、(d)は(c)の瞳の照度分布図である。 図13は、本発明の実施例1における光変調ユニットAを0次回折光と高次回折光の光量比を調整するユニットで構成した場合の概略構成を示す平面図である。 図14は、本発明の実施例1における光変調ユニットAを偏光微分干渉を発生させるユニットで構成した場合の概略構成を示す平面図である。 図15(a)は、本発明の実施例1における光変調ユニットBの概略構成を示す平面図、(b)は光変調ユニットBの空間フィルタの平面図、(c)はその側面図である。 図16は、本発明の実施例1における光変調ユニットBの別な空間フィルタの平面図、(b)はその側面図である。 図17(a)は、空間フィルタを用いない場合の配線パターンからの0次回折光と高次回折光とおよびそれらの干渉光の強度分布を示すグラフ、図17(b)は、空間フィルタを用いた場合の配線パターンからの0次回折光と高次回折光とおよびそれらの干渉光の強度分布を示すグラフである。 図18は、本発明の実施例1における視野分割並列検出部の概略構成を示す正面図である。 図19は、本発明の実施例1における視野分割並列検出部の別の構成を示す正面図である。 図20(a)は、三角プリズムの斜視図、図20(b)は、三角プリズムの側面図である。 図21(a)は、イメージセンサの平面図、(b)は2つのイメージセンサを直列に並べたときの平面図、(c)は本発明における2つのイメージセンサの配置を示す視野分割並列検出部の正面図、(d)は本発明における2つのイメージセンサの配置を示す平面図である。 図22(a)は、センサの入力と出力との関係を示すグラフ,(b)はイメージセンサの出力を補正する処理の流れを示すフロー図である。 図23は、本発明の実施例1における信号処理回路の概略構成を示すブロック図である。 図23は、本発明の実施例1における信号処理回路の信号処理の流れを示すフロー図である。 図25は、ノイズ除去フィルタの一例を示すための画素の平面図である。 図26は、本発明の実施例2によるパターン欠陥検査装置の概略構成を示す正面図である。 図27は、本発明の実施例2における光路分岐光学系の概略構成を示す正面図である。 図28(a)は、本発明の実施例2における偏光暗視野照明光学系Aの概略構成を示す平面図、(b)はその正面図である。 図29(a)は、本発明の実施例2における偏光暗視野照明光学系Bの概略構成を示す平面図、(b)はその正面図である。 図30は、本発明の実施例2における暗視野照明時の対物レンズの視野を示す平面図である。 図31は、本発明の実施例2における偏光暗視野照明光学系Bに放物面ミラーを用いた場合の概略構成を示す正面図である。 図32は、ウェハの断面図であって、(a)は膜中と膜表面とに欠陥が存在している状態を示し、(b)は(a)の状態のウェハに明視野照明をした場合、(c)は(a)の状態のウェハに暗視野照明をした場合を示す。 図33は、欠陥分類のシーケンスをしめすフロー図である。 図34は、本発明の実施例3によるパターン欠陥検査装置の概略構成を示す正面図である。 図35(a)は、透明膜に単一波長光を照射した時に発生する干渉光の強度信号と膜厚との関係を示すグラフ、(b)は2波長光を照射したときの干渉光強度と膜厚との関係を示すグラフである。 図36は、本発明の実施例8によるパターン欠陥検査装置の概略構成を示す正面図である。 図37(a)は、本発明の実施例8におけるウェハチャック部の正面図、(b)は平面図である。 図38は、ランプの波長特性をしめすグラフである。 図39は、本発明の実施例4によるパターン欠陥検査装置の概略構成を示す正面図である。 図40は、スリットがウェハ上に投影された状態を示す対物レンズの検出視野の平面図であって、(a)は光源Aと光源Bとで同時に照明した場合、(b)は光源Aだけで照明した場合を示す。 図41は、本発明の実施例5によるパターン欠陥検査装置の概略構成を示す正面図である。 図42は、本発明の実施例6によるパターン欠陥検査装置の概略構成を示す正面図である。 図43は、本発明の実施例7によるパターン欠陥検査装置の概略構成を示す正面図である。 図44は、本発明の実施例2によるパターン欠陥検査装置で2つの光源を備えた構成を示す正面図である。 図45は、本発明に係る拡散板の概略構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は(a)の拡大図、(c)は(a)のX−X断面図である。 図46は、本発明によるパターン欠陥検査装置の視野分割検出部に代わる検出部の概略構成を示す正面図である。
符号の説明
1…ウェハ 2…搬送系 3…照明光源 4…擬似連続化光学系 5…ビーム形成光学系 6…干渉性低減光学系 7…変形照明光学系 8…偏光ビームスプリッタ 9…光変調ユニットA 10…対物レンズ 11…光変調ユニットB 12…視野分割並列検出部 13…信号処理回路 14…入出力部 17…光路分岐光学系 18…偏光暗視野照明光学系A 19…偏光暗視野照明光学系B 20…照明光源 21…ダイクロイックプリズム 22…液浸搬送系 501…ビームエキスパンダ 502…レーザ強度分布均一化光学素子 601…位相変動板 603…位相変動板 901…1/2波長板 902…1/4波長板 911、913…1/2波長板 912、914…複屈折プリズム 915…1/4波長板 1101…空間フィルタA 1102…空間フィルタB 1201…結像レンズ 1205、1206…イメージセンサ 1207…三角プリズム 1301…A/D変換器 1302…階調変換部 1303…画像フィルタ 1304…遅延メモリ1305…位置合わせ部 1306…局所階調変換部 1307…比較処理部 1309…画像入力部 1310…散布図作成部 1311…記憶手段 1320、1321…画像信号 1701…1/2波長板 1801、1802、1804、1805、1807、1809、1810…パーシャルミラー 1803、1806、1808、1811…全反射ミラー 1812…偏光制御ユニット 1902…全反射ミラー 2201、2202…出力補正回路 3101…放物面ミラー 4003…レーザ光源 4010…ランプ光源 4019…ダイクロイックミラー 5000…対物レンズ 5001…対物レンズ瞳 5002、5003…偏光ビームスプリッタ 5500…自動焦点系。

Claims (26)

  1. 照明光をパルス発振する照明光源と、
    該照明光源からパルス発振された照明光の強度を低減すると共に該照明光の光量を時間的に平均化する擬似連続化手段と、
    該擬似連続化手段で光量を調整された前記照明光の干渉性を低減する干渉性低減手段と、
    該干渉性低減手段から干渉性が低減されて射出した前記照明光を表面にパターンが形成された試料に対物レンズを介して照射する照射手段と、
    該照射手段により前記照明光が照射された試料から発生する回折光を結像する結像手段と、
    該結像手段により形成された前記試料の回折光像を撮像して画像信号を出力する画像検出手段と、
    該画像検出手段から出力された前記画像信号を処理して前記試料のパターンの欠陥を検出する欠陥検出手段と
    を備えたことを特徴とするパターン欠陥検査装置。
  2. パルス発振レーザを発射する照明光源と、
    該照明光源から発射されたパルス発振レーザの単位時間当りの光量を維持しながらピーク強度を低減する照明光強度平均化手段と、
    該照明光強度平均化手段で光量を維持しながら強度が低減された前記照明光の光路を分岐する光路分岐手段と、
    該光路分岐手段で分岐された一方の照明光を対物レンズを介して表面にパターンが形成された試料に照射する照射手段と、
    前記光路分岐手段で分岐された他方の照明光を前記対物レンズの外側から前記試料の表面に斜方から照射する斜方照射手段と、
    前記照明手段で照明された前記試料の光学像と前記斜方照明手段で照明された前記試料の光学像とを撮像して画像信号を得る撮像手段と、
    該撮像手段で撮像して得た前記照明手段で照明された前記試料の画像と前記斜方照明手段で照明された前記試料の画像とを処理して前記試料表面の欠陥を検出する欠陥検出手段と、
    該欠陥検出手段で検出した欠陥を分類する欠陥検出分類手段と
    を備えたことを特徴とするパターン欠陥検査装置。
  3. 前記照明光源から前記照射手段への光路の途中に、前記照明光源から出射した照明光の断面内の光量の分布を調整する光量分布調整手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン欠陥検査装置。
  4. 前記照明光源から前記照射手段への光路の途中に、前記照明光源から出射した照明光を偏向する変形照明手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン欠陥検査装置。
  5. 前記照明光源から前記照射手段への光路の途中に、前記照明光が照射された試料から発生した回折光を制御する光変調手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン欠陥検査装置。
  6. 該画像検出手段は複数のセンサを有し、前記試料の像を分割して前記複数のセンサで撮像することを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン欠陥検査装置。
  7. 前記照明光源は、紫外光レーザを発射することを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン欠陥検査装置。
  8. 前記対物レンズと前記試料との間に液体材料を充填する液体材料供給手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン欠陥検査装置。
  9. 前記照明光源は、波長の異なる照明光を発射し、前記擬似連続化手段は該波長の異なる照明光を合成してそれぞれの波長の照明光の強度を低減すると共に該照明光の光量を時間的に平均化することを特徴とする請求項1に記載のパターン欠陥検査装置。
  10. 前記照明光源は、波長の異なるパルス発振レーザを発射し、前記照明光強度平均化手段は該波長の異なるパルス発振レーザを合成してそれぞれの波長のパルス発振レーザの単位時間当りの光量を維持しながらピーク強度を低減することを特徴とする請求項2に記載のパターン欠陥検査装置。
  11. 照明光源からパルス発振された照明光の強度を低減すると共に該照明光の光量を時間的に平均化し、
    該光量を時間的に平均化された前記照明光の干渉性を低減し、
    該干渉性が低減された前記照明光を表面にパターンが形成された試料に対物レンズを介して照射し、
    該照明光の照射により前記試料から発生する回折光による像を結像させ、
    該結像させた回折光による像を撮像し、
    該回折光による像を撮像して得た画像信号を処理して前記試料に形成されたパターンの欠陥を検出する
    ことを特徴とするパターン欠陥検査方法。
  12. 光源から発射されたパルス発振レーザの単位時間当りの総光量を維持しながらピークの強度を低減し、
    該ピークの強度が低減された前記レーザの光路を分岐し、
    該分岐された一方の光路に進入したレーザを対物レンズを介して表面にパターンが形成された試料に照射し、
    前記分岐された他方光路に進入したレーザを前記対物レンズの外側から前記試料の表面に斜方から照射し、
    前記対物レンズを介して照明された前記試料の光学像と前記対物レンズの外側から照明された前記試料の光学像とをそれぞれ撮像し、
    該撮像して得た前記対物レンズを介して照明された前記試料の画像と前記対物レンズの外側から照明された前記試料の画像とを処理して前記試料表面の欠陥を検出し、
    該検出した欠陥を分類する
    ことを特徴とするパターン欠陥検査方法。
  13. 前記試料に照射される照明光又はレーザは、該照明光又はレーザの断面内の光量の分布が調整されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のパターン欠陥検査方法。
  14. 前記試料に照射される照明光又はレーザは、前記対物レンズの瞳の位置で光量の分布が調整されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のパターン欠陥検査方法。
  15. 前記試料に照射される照明光又はレーザは、前記対物レンズの瞳の位置で輪帯状に光量の分布が調整されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のパターン欠陥検査方法。
  16. 前記試料に照射された照明光又はレーザにより前記試料より発生した回折光による像は、0次回折光と1次回折光の光量の割合が調節された状態で形成されていることを特徴とする請求項15に記載のパターン欠陥検査方法。
  17. 前記照明光又はパルス発振レーザは、紫外光レーザであることを特徴とする請求項11又は12に記載のパターン欠陥検査方法。
  18. 前記対物レンズと前記試料との間に液体材料が充填されていることを特徴とする請求項11又は12に記載のパターン欠陥検査方法。
  19. 第1の波長を有する照明光源と、
    該照明光源から発振された照明光を遮断、透過を制御する手段と、
    該照明光を遮断、透過を制御する手段から透過した照明光の光量を調整する手段と、
    該光量調整手段で光量を調整された前記照明光の干渉性を低減する干渉性低減手段と、
    該光量調整手段で光量を調整された前記照明光の形状を制御する手段と、
    該照明光の形状を制御する手段から射出した前記照明光の光量を検出する手段と、
    第2の波長を有する照明光源と、
    該照明光源の照明光を遮断、透過を制御する手段と、
    該照明光を遮断、透過を制御する手段から透過した照明光の波長を選択する手段と、
    照明光の波長を選択する手段から透過した照明光の光量を調整する手段と、
    該光量調整手段で光量を調整された前記照明光の形状を制御する手段と、
    該照明光の形状を制御する手段から射出した前記照明光の光束を制限する手段と、
    該照明光の光束を制限する手段から射出した前記照明光にスリット像を形成する手段と、
    該スリット像を形成する手段から射出した前記照明光の光量を検出する手段と、
    第1の波長の光束と第2の波長の光束を合成する手段と、
    該光束を合成する手段により合成された照明光を試料に照射する手段と、
    該試料に照射する手段により、試料から発生する回折光を結像する結像手段と、
    該結像手段により形成された前記試料の回折光像を撮像して画像信号を出力する画像検出手段と、
    該画像検出手段から出力された前記画像信号を処理して前記試料のパターンの欠陥を検出する欠陥検出手段と
    を備えたことを特徴とするパターン欠陥検査装置。
  20. 前記第1の波長を有する照明光源は、レーザ光源であることを特徴とする請求項19に記載のパターン欠陥検査装置。
  21. 前記第2の波長を有する照明光源は、ランプ光源であることを特徴とする請求項19に記載のパターン欠陥検査装置。
  22. 前記第1の波長と第2の波長の照明光源は、紫外光レーザあるいは紫外光を発射するランプであることを特徴とする請求項19に記載のパターン欠陥検査装置。
  23. 試料の形成されたパターンの欠陥を検査する方法であって、
    第1の光源から発射した第1の波長を有する第1の光と第2の光源から発射した前記第1の波長よりも長い第2の波長を有する第2の光とを該第1の光と第2の光との光量を調整した状態で合成し、
    該合成した光を対物レンズを介して試料に照射し、
    該合成した光で照射された前記試料の光学像を検出し、
    該光学像を検出して得た信号を処理することにより前記パターンの欠陥を検出することを特徴とするパターン欠陥検出方法。
  24. 試料の形成されたパターンの欠陥を検査する方法であって、
    第1の光源から発射した第1の波長を有する第1の光と第2の光源から発射した前記第1の波長よりも長い第2の波長を有する第2の光とを合成し、
    該合成した光を2つの光路に分岐し、
    該分岐した一方の光を対物レンズを介して試料に照射し、
    該試料の前記対物レンズを介して前記一方の光が照射されている箇所に前記分岐した他方の光を前記対物レンズの外側の斜め方向から照射し、
    前記分岐した一方の光と前記分岐した他方の光とが照射された前記試料の光学像を前記対物レンズを介して検出し、
    該光学像を検出して得た信号を処理することにより前記パターンの欠陥を検出することを特徴とするパターン欠陥検査方法。
  25. 前記第1の光がレーザであることを特徴とする請求項23または24に記載のパターン欠陥検査方法。
  26. 前記第1の光が紫外光であることを特徴とする請求項23または24に記載のパターン欠陥検査方法。
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