JP2005153738A - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒンジ式とスライド式を切り換え可能でありながら、スペース効率の高い車両用ドア開閉装置を提供する。
【解決手段】ヒンジモードとスライドモードとを選択的に切り換え可能な車両用ドア開閉装置において、車体3とドア2との間に第1リンク機構5と第2リンク機構6とを直列に設置する。第1リンク機構5は、ヒンジモード時にドア2側に保持され、スライドモード時は車体3側に保持される制御アーム10と、第1〜第3アーム11〜13からなる。第2リンク機構6は、第1リンク機構5と共用の第3アーム13と、第5,6アーム15,16及びベース19からなる。制御アーム10をドア2側に固定すると、ドア2は第1,第2リンク機構5,6と一体にスイング動作を行う。制御アーム10を車体3側に固定すると、第1,第2リンク機構5,6の働きによりドア2はスライド動作を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車,バス等の車両に装備されるドア開閉装置に関し、特に、ドアの開閉方式をヒンジ式あるいはスライド式の何れかの方式に適宜切り換え可能とした車両用ドア開閉装置に関する。
自動車等の乗降用ドアの開閉方式としては、実開平5-43177号公報のようにドアの一端側を支点としてスイング動作を行うヒンジ式と、特開平3-115685号公報のようにドア全体が車両側面にてスライド移動するスライド式の2方式に大別される。ところが、ヒンジ式のドア開閉装置は構造が簡単である反面、狭い駐車場などではドア開閉が不便であり、広い開口部を確保しにくいという問題がある。これに対し、スライドドアは狭い場所でも開閉可能であり、広い開口部を確保しやすく、乗降性に優れる。しかしながら、スライドドアの場合、前部ドアをスライド式とすると、後方にドアをスライドさせると後部ドアからの乗降ができなくなる。逆に、前方にスライドさせると、車両前部が事故により破損した場合、開閉に支障をきたすおそれがある。
そこで、かかる不便を解消すべく、例えば、特許第3042973号公報や特開平8-282292号公報,特開平9-132034号公報にはヒンジ式とスライド式を適宜切り換え可能なドア開閉装置が提案されている。そこでは、自動車の前部ドアが前方にスライド可能であり、かつ、選択的にヒンジ式にも開閉できるようになっており、ボディ側にヒンジ、ドア側にスライド機構が配置されている。
特開平3-115685号公報 実開平5-43177号公報 特開平6-286461号公報 特開平8-282292号 特開平9-132034号公報 特許第3042973号公報
しかしながら、自動車の前部ドアには、通常、パワーウインド装置やオーディオ用スピーカなどが既に配置されており、そこにさらにスライド機構を設置するのは難しい。このため、前部ドアにスライド機構を設けるには、ドアの厚みを大きくしたり、スピーカサイズを小さくしたりしなければならず、ドア重量が重くなったり、音響効果が低下したりするという問題がある。
本発明の目的は、ヒンジ式とスライド式を切り換え可能でありながら、スペース効率の高い車両用ドア開閉装置を提供することにある。
本発明の車両用ドア開閉装置は、車体の開口部の一側縁部を支点としてスイング動作を行うヒンジモードと、前記車体の側部に沿ってスライド動作を行うスライドモードとを選択的に切り換え可能な車両用ドアの開閉装置であって、前記開口部の前記車体側に回動自在に取り付けられ、前記ヒンジモード時はドア側に保持されて前記ドアと一体に動作し、前記スライドモード時は前記ドアとは別体に回動動作を行う第1リンク機構と、前記ドアに取り付けられ、前記第1リンク機構と相対移動可能に接続された第2リンク機構とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、2つのリンク機構の組み合わせにより、ドア開閉方式をヒンジ式とスライド式に適宜切り換えることができる。すなわち、ヒンジモードにおいては、第1リンク機構がドア側に保持され、第1リンク機構はドアと一体となり、ドアは開口部の一側縁部を支点として揺動する。これに対し、スライドモードでは第1リンク機構はドアから解放され、第2リンク機構と協働し、ドアを車体の外側に移動させると共に車体の側部に沿ってドアをスライド移動させる。このように、本発明の車両用ドア開閉装置はヒンジ/スライド兼用の装置でありながら、ドアに特別なスライド機構を設置する必要がないため、その配置自由度が高く、ドアの厚みやスピーカサイズ等に影響を与えることなく車両に設置できる。
前記車両用ドア開閉装置において、前記第1リンク機構に、前記車体に回動自在に支持され、前記ヒンジモード時に前記ドア側に保持されると共に、前記スライドモード時は前記車体側に保持される制御アームを設けても良い。これにより、制御アームの操作ひとつでヒンジ/スライドの両モードを切り換えることができる。
前記車両用ドア開閉装置において、前記第1リンク機構として、前記制御アームと、一端側が前記車体側に回動自在に支持された第1アームと、一端側が前記車体側に回動自在に接続され前記第1アームと同方向に延びる第2アームと、前記第1アームの他端側と前記第2アームの他端側とを連結する第3アームとを設けても良い。
前記車両用ドア開閉装置において、前記第2リンク機構として、一端側が前記第1リンク機構の前記第1アーム及び第3アームと回動自在に接続され他端側が前記ドアに回動自在に支持された第5アームと、一端側が前記第3アームに回動自在に接続され前記第5アームと同方向に延びると共に他端側が前記ドアに回動自在に支持される第6アームとを設けても良い。
本発明の他の車両用ドア開閉装置は、車体の開口部の一側縁部を支点としてスイング動作を行うヒンジモードと、前記車体の側部に沿ってスライド動作を行うスライドモードとを選択的に切り換え可能な車両用ドアの開閉装置であって、前記開口部の前記車体側に取り付けられ、前記ヒンジモード時はドア側に保持されて前記ドアと一体に動作し、前記スライドモード時は前記車体側に保持される駆動ユニットと、前記駆動ユニットに回動自在に取り付けられ、前記ヒンジモード時は駆動ユニットと共に前記ドアと一体に動作し、前記スライドモード時は前記駆動ユニットとは別体に回動動作を行う第1リンク機構と、前記ドアに取り付けられ、前記第1リンク機構と相対移動可能に接続された第2リンク機構とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、駆動ユニットと2つのリンク機構の組み合わせにより、ドア開閉方式をヒンジ式とスライド式に適宜切り換えることができる。すなわち、ヒンジモードにおいては、駆動ユニットがドア側に保持され、駆動ユニットと第1及び第2リンク機構はドアと一体となり、ドアは開口部の一側縁部を支点として揺動する。これに対し、スライドモードでは駆動ユニットはドアから解放され車体側に保持され、第1リンク機構と第2リンク機構が協働し、ドアを車体の外側に移動させると共に車体の側部に沿ってドアをスライド移動させる。このように、本発明の車両用ドア開閉装置はヒンジ/スライド兼用の装置でありながら、ドアに特別なスライド機構を設置する必要がないため、その配置自由度が高く、ドアの厚みやスピーカサイズ等に影響を与えることなく車両に設置できる。また、第1リンク機構を駆動するモータを駆動ユニット内に収容できるため、車体側にモータ設置スペースを設ける必要がなく、また、モータを含んだドア開閉装置としてひとつのモジュールを形成できるため、車体への組み付けが容易であり、車両製造工数の削減が図られる。
前記車両用ドア開閉装置において、前記第1リンク機構として、一端側が前記駆動ユニットに回動自在に支持された第1アームと、一端側が前記車体側に回動自在に接続され前記第1アームと同方向に延びる第2アームと、前記第1アームの他端側と前記第2アームの他端側とを連結する第3アームとを設けても良い。
前記車両用ドア開閉装置において、前記第2リンク機構として、一端側が前記第1リンク機構の前記第1アーム及び第3アームと回動自在に接続され他端側が前記ドアに回動自在に支持された第5アームと、一端側が前記第3アームに回動自在に接続され前記第5アームと同方向に延びると共に他端側が前記ドアに回動自在に支持された第6アームとを設けても良い。
本発明の車両用ドア開閉装置によれば、ヒンジモード時はドア側に保持されてドアと一体に動作し、スライドモード時はドアとは別体に回動動作を行う第1リンク機構と、ドアに取り付けられ、第1リンク機構と相対移動可能に接続された第2リンク機構とを設けたので、2つのリンク機構の組み合わせにより、ドア開閉方式をヒンジ式とスライド式に適宜切り換えることができる。従って、本発明の車両用ドア開閉装置においては、ドアに特別なスライド機構を設置する必要がなく配置自由度が向上するので、車両の設計自由度を低下させることなく、ヒンジ/スライド兼用のドア開閉装置を車両に設置でき、使用者の利便性を向上させることが可能となる。
本発明の他の車両用ドア開閉装置によれば、ヒンジモード時はドア側に保持されてドアと一体に動作し、スライドモード時は車体側に保持される駆動ユニットと、ヒンジモード時は駆動ユニットと共に前記ドアと一体に動作し、スライドモード時は駆動ユニットとは別体に回動動作を行う第1リンク機構と、ドアに取り付けられ、第1リンク機構と相対移動可能に接続された第2リンク機構とを設けたので、駆動ユニットと2つのリンク機構の組み合わせにより、ドア開閉方式をヒンジ式とスライド式に適宜切り換えることができる。従って、本発明の車両用ドア開閉装置においては、ドアに特別なスライド機構を設置する必要がなく配置自由度が向上するので、車両の設計自由度を低下させることなく、ヒンジ/スライド兼用のドア開閉装置を車両に設置でき、使用者の利便性を向上させることが可能となる。また、第1リンク機構を駆動するモータを駆動ユニット内に収容できるため、車体側にモータ設置スペースを設ける必要がなく、また、モータを含んだドア開閉装置としてひとつのモジュールを形成できるため、車体への組み付けが容易であり、車両製造工数の削減を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明による車両用ドア開閉装置の概要を示す説明図である。本発明のドア開閉装置1は自動車の前部ドアに装備され車体開口部の一側縁部を支点としてスイング動作を行うヒンジモードと、車体の側部に沿ってスライド動作を行うスライドモードとを適宜選択できるようになっている。図1に示すように、ドア開閉装置1では、車体(BODY)側には第1リンク機構5が、ドア(DOOR)側には第2リンク機構6がそれぞれ取り付けられている。第1リンク機構5と第2リンク機構6は共に平行リンクから構成され、両者は直列に連結されている。
ヒンジモードにおいては、第1リンク機構5はドア2側に保持される。第1リンク機構5はドア2と一体となり、このとき、ドア2は車体3に設けられたヒンジ部4を中心に揺動する。これに対し、スライドモードでは第1リンク機構5はドア2から解放される。第1リンク機構5は第2リンク機構6と協働し、ドア2を車体3の外側に移動させると共に、ドア2を車体3の前方側に移動させる。以下、「外側」、「内側」の記載は、車体に対する方向を意味する。
図2,3は本発明の実施例1であるドア開閉装置1の構成を示す斜視図であり、図2はドアの外側上方からドア開閉装置1を見た状態、図3はドアの内側下方からドア開閉装置1を見た状態を示している。図2,3に示すように、ドア開閉装置1には、第1リンク機構5と第2リンク機構6が設けられている。第1リンク機構5は、制御アーム10と第1〜第4アーム11〜14とから構成され、車体3側に取り付けられている。また、第2リンク機構6は、第1リンク機構5と共用の第3アーム13と、第5〜第7アーム15〜17とから構成され、ドア2側に取り付けられると共に、第1リンク機構5と直列に接続されている。
制御アーム10はクランク形状に形成されており、車体3の開口部7の一側縁部7aに設けられたヒンジ部4によって車体3に回動自在に支持されている。制御アーム10には図示しないロック機構が設けられており、ヒンジモード時にはドア2側に、スライドモード時には車体3側に保持される。このロック機構としては、例えば、制御アーム10に取り付けたロッドをドア2側や車体3側に設けたアクチュエータにて保持/解放する機構などが使用される。
第1リンク機構5の第1アーム11は、図2に示すように、クランク形状に屈曲形成された板状部材から構成されている。第1アーム11の一端側11aは制御アーム10と共にヒンジ部4にて支持されており、車体3に対し回動自在になっている。第1アーム11はヒンジ部4に接続された図示しないモータ(第1駆動手段)によって駆動され、ヒンジ部4を中心として揺動する。第2アーム12は、一端側12aが制御アーム10の外端(一端側)10aに回動自在に接続されている。第2アーム12は第1アーム11より外側に配置され、第1アーム11と同方向に延びている。第2アーム12の他端側12bはL字型に屈曲形成されており、第3アーム13と連結されている。
第3アーム13は三角形状のプレート部材からなり、内側には第1アーム11の他端側11bが、外側には第2アーム12の他端側12bがそれぞれ回動自在に接続されている。第3アーム13と制御アーム10との間にはさらに、L字形の第4アーム14が取り付けられている。第4アーム14の一端側14aは、制御アーム10の他端側10bに回動自在に接続されている。第4アーム14の他端側14bは、第3アーム13における第1アーム11の接続位置よりもドア2側にずれた位置に回動自在に接続されている。
第2リンク機構6の第5アーム15は板状部材から構成されており、その一端側15aは第1アーム11の他端側11bと共に第3アーム13に回動自在に接続されている。第5アーム15の他端側15bは、ドア2に設けられたヒンジ部18に回動自在に支持されている。ヒンジ部18は、ドア2に取り付けられる平板状のベース19に一体に設けられており、その剛性の確保が図られている。
第5アーム15の外側には第6アーム16が配置されている。第6アーム16の一端側16aはL字型に屈曲形成されており、第3アーム13に回動自在に接続されている。第6アーム16は、第3アーム13にて第2アーム12と同軸状に取り付けられる。第6アーム16は第5アーム15と同方向に延び、その他端側16bはL字型に屈曲形成され、ベース19上に回動自在に支持される。第6アーム16の支持位置は、ベース19上においてヒンジ部18とは異なる位置に設定されている。つまり、ベース19もまた第2リンク機構6の構成要素となっている。第6アーム16はモータ21(第2駆動手段)によって駆動され、他端側16bの支持位置を中心として揺動する。
第3アーム13にはさらに、第5アーム15とは異なる位置に第7アーム17が取り付けられている。第3アーム13の一端側17aは第3アーム13に回動自在に接続され、第4アーム14と同軸状に取り付けられる。第7アーム17の他端側17bは、ベース19上に回動自在に支持される。第7アーム17の支持位置は、ベース19上においてヒンジ部18や第6アーム16の支持位置とは異なる位置に設定されている。すなわち、ベース19上では、第5〜第7アーム15〜17が互いに間隔を開けて異なる位置に支持されている。また、第7アーム17の他端側17b寄りには、ヒンジブラケット22が設けられており、ヒンジ部18にて回動自在に支持されている。
なお、各アーム10〜17は、それら全てを剛体でガタのない形にすると、寸法誤差や組付誤差などが生じた場合、リンク動作が円滑に行われないおそれがある。このため、各リンク機構5,6では、適宜、アームの支持部に遊びを持たせたり、一部のアームの剛性を他のものより低くするなどしたりして、リンク動作の円滑化を図っている。
次に、本発明によるドア開閉装置1の動作について説明する。図4は、ドア開閉装置1をヒンジモード及びスライドモードにて動作させた場合の第1及び第2リンク機構5,6の概要を示す説明図である。また、図5〜図12は、スライドモードにおける各アーム10〜17の動作を示す説明図である。なお、図5〜図12は、第1及び第2リンク機構5,6を図3のように下方から見た状態を示している。当該ドア開閉装置1では、制御アーム10をドア2と車体3の何れの側に保持させるかによって、ヒンジモードとスライドモードが切り換えられる。
制御アーム10がドア2側に保持されるとドア開閉装置1はヒンジモードにて動作する。ヒンジモードでは、第1リンク機構5や第2リンク機構6もまたドア2に固定された形となり、リンク機構としての動作が抑止される。これにより、ドア2はヒンジ部4によって車体3に回動自在に支持される形となる。そこで、図示しないヒンジ部4の駆動モータを作動させると、第1アーム11がヒンジ部4を中心に回動する。それに伴って、ドア2は、図4(b)(c)に示すように、第1リンク機構5と共にヒンジ部4を中心に回動し、車体開口部7の一側縁部7aを支点としてスイング動作を行う。
これに対し、制御アーム10が車体3側に保持されるとドア開閉装置1はスライドモードにて動作する。スライドモードでは、制御アーム10が車体3側に固定されると、第1リンク機構5や第2リンク機構6はドア2を支持するリンク機構として動作する。なお、ドア開閉動作は、図4(d)〜(h)のように第2リンク機構6を先に動作させる方式と、図13のように第1リンク機構5を先に動作させる方式がある。両方式は、ヒンジ部4の図示しない駆動モータとモータ21の制御によって適宜選択できる。当該ドア開閉装置1では、図4に示す第2リンク機構先行方式の方がドア2の車外への張り出しが小さいため、この方式を採用している。
図4に示すように、第2リンク機構先行方式のスライドモードでは、まずモータ21が作動し、第6アーム16が回動する。それに伴って、第5,第7アーム15,17が第3アーム13を支点として回動する。このとき、第2リンク機構6は、第3,第5,第6アーム13,15,16及びベース19によって4節の平行リンクを形成する。これにより、ドア2は、図4(d)に示すように、第3アーム13を支点に回動し、車体3の開口部7から外側へ押し出される。図5〜図8は、図4(a)→(d)の動作における各アームの動作を示しており、図5のドア閉状態から第6アーム16が回動すると、ドア2は図8のように車体3の外側に押し出される。この状態からさらにモータ21を駆動すると、第2リンク機構6は第3アーム13を支点として図中左側へ回動し、ドア2も図4(e)に示すように車両前部側へと移動する。
ここで、ドア2の動作が第3,第5,第6アーム13,15,16及びベース19によって形成される平行リンクの死点位置で停止すると、その後は、モータ21を駆動してもドア2が作動しないおそれがある。そこで、当該ドア開閉装置1では、第2リンク機構6に先の平行リンクとは異なる位相で動作する第7アーム17を1本付加して、死点でのデッドロックを防止している。これにより、平行リンク死点位置でドア2が停止しても、モータ21の動作に呼応して第7アーム17は作動するため、速やかに死点位置を脱し、通常のドア開閉動作を続行することができる。
第2リンク機構6を動作させてドア2を車両前部側に送り出した後、ドア2が制御アーム10や車体3の側部に当接する前に第2リンク機構6を停止させ、続いて図4(f)に示すように、第1リンク機構5を作動させる。すなわち、ヒンジ部4の駆動モータを作動させ、第1アーム11をヒンジ部4を中心に回動させる。この際、制御アーム10は車体3側に保持され、第1リンク機構5は、第1,第2,第3アーム11,12,13及び制御アーム10によって4節の平行リンクを形成する。これにより、ドア2は、図4(f)〜(h)に示すように、ヒンジ部4を支点に回動しつつ車体3の側部に沿って車両前部側へと移動し、開口部7が全面的に開放される。図9〜図12は、図4(f)→(h)の動作における各アームの動作を示しており、第2リンク機構6に続く第1リンク機構5の作動により、ドア2は車両前部側へとスライド移動する。なお、第1リンク機構5の平行リンクにも異なる位相で動作する第4アーム14が設けられており、第1リンク機構5における死点でのデッドロックを防止している。
一方、図13に示した第1リンク機構先行方式では、図13(a)に示すように、まず、第1リンク機構5の第1アーム11が作動して、ドア2を車体3の外側へ押し出す。その後、第1アーム11を図13(c)まで作動した上で、第2リンク機構6を作動させる。第2リンク機構6は第3アーム13を中心に回動し、これにより、ドア2は、図12(d)(e)に示すように、車両前部側へとスライド移動する。
このように、当該ドア開閉装置1では、2つのリンク機構5,6との組み合わせにより、制御アーム10の操作ひとつでドア開閉方式をヒンジ式とスライド式に適宜切り換えることができ、ドア2に特別なスライド機構を設置する必要がない。このため、ドア開閉装置1は配置の自由度が高く、ドアの厚みやスピーカサイズ等に影響を与えることなく車両に設置できる。従って、ドア重量の増加や音響効果の低下なども招来することなく、ヒンジ/スライド兼用のドア開閉装置を車両に装備でき、車両の設計自由度を低下させることなく使用者の利便性向上を図ることが可能となる。
次に、本発明の実施例2であるドア開閉装置25について説明する。図14は、本発明の実施例2であるドア開閉装置の構成を示す斜視図である。なお、以下の実施例では、実施例1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
ドア開閉装置25では、図14に示すように、車体3とドア2との間に駆動ユニット26が配されている。駆動ユニット26は、ヒンジ27によって車体3に回動自在に支持されている。駆動ユニット26には第1リンク機構5が接続されており、駆動ユニット26をドア2側、車体3側の何れに保持するかによってドア開閉モードの切り換えが行われる。つまり、駆動ユニット26は、実施例1のドア開閉装置1における制御アーム10と同様の作用を有している。
駆動ユニット26にはヒンジ部4が設けられており、そこには第1アーム11が回動自在に取り付けられている。第1アーム11は、駆動ユニット26内に配置されたモータ28によって駆動される。図15は、駆動ユニット26内の構成を示す説明図である。図15に示すように、駆動ユニット26内にはモータ28と減速機構29が収容されている。モータ28の回転は、減速機構29のギヤ29a〜29fを介して、第1アーム11に固定された支持軸31に伝達される。
駆動ユニット26内にはまた、ドアチェック装置を兼ねたロック機構32が設けられている。車体3及びドア2にはロック機構32と係合する図示しないロッドがそれぞれ設けられており、ロック機構32はこのロッドの動作を規制する。ロック機構32は、ヒンジモードでは、ドア2側のロッドを固定すると共に、車体3側のロッドによりドア2を所定角度でクリックしたり開き角度を規制したりするなどドアチェック装置として機能する。スライドモードでは、車体3側のロッドを固定する一方、ドア2側のロッドは解放し、駆動ユニット26を車体3側に保持するロック装置として機能する。
一般に、車体3の開口部7前方には前輪が配置されるため、開口部7の近傍には余りスペース的には余裕はない。このため、第1アーム11を駆動させるモータの設置スペースを確保するのは容易ではない。これに対し、当該ドア開閉装置25では、第1アーム駆動用モータは駆動ユニット26内に収容されるため、車体3側にモータ設置スペースを設ける必要がない。また、モータを含んだドア開閉装置25としてひとつのモジュールを形成できるため、車体3への組み付けが容易であり、車両製造工数の削減も図られる。
第2アーム12は、駆動ユニット26の下方を通り、その一端側12aが車体3に回動自在に取り付けられている。第2アーム12の一端側12aは、駆動ユニット26に取り付けることも可能である。第2アーム12の他端側12bは、第1アーム11の他端側11bと共に第3アーム13に回動自在に接続されている。なお、ドア開閉装置25では、実施例1の場合と異なり、第2アーム12は、第6アーム16とは別の位置で第3アーム13に取り付けられている。
また、ドア2には、その後端側に解錠用アクチュエータ33が設けられている。解錠用アクチュエータ33は、キーや無線による指令などの解錠動作によって、ドア2のドアロックの施錠・解錠を行うと共に、ドア開閉動作の際にドア2を開口部7から押し出したり、引き込んだりする機能も有している。なお、実施の形態1の場合においても、ドア2に解錠用アクチュエータを設けても良い。
このようなドア開閉装置25は次のように動作する。図16は、ドア開閉装置25をヒンジモード及びスライドモードにて動作させた場合の駆動ユニット26、第1及び第2リンク機構5,6の状態を示す説明図である。当該ドア開閉装置25では、駆動ユニット26をドア2と車体3の何れの側に保持させるかによって、ヒンジモードとスライドモードが切り換えられる。
ロック機構32によって駆動ユニット26がドア2側に保持されると、ドア開閉装置25はヒンジモードにて動作する。ヒンジモードでは、駆動ユニット26や第1及び第2リンク機構5,6もまたドア2に固定される。これにより、ドア2はヒンジ27によって車体3に回動自在に支持される形となる。ドア2を開く場合には、図16(b)に示すように、まず解錠用アクチュエータ33によってドアロックを解錠した後、ドア2を開口部7から押し出し、その後、駆動ユニット26のモータ28を作動させる。これにより、駆動ユニット26がヒンジ27を中心に回動する。それに伴って、ドア2は、図16(c)に示すように、駆動ユニット26や第1,第2リンク機構5,6と共にヒンジ27を中心に回動し、車体開口部7の一側縁部7aを支点としてスイング動作を行う。
これに対し、ロック機構32によって駆動ユニット26が車体3側に保持されるとドア開閉装置25はスライドモードにて動作する。駆動ユニット26が車体3側に固定されると、第1リンク機構5や第2リンク機構6はドア2を支持するリンク機構として動作する。この場合のドア開閉動作も前述のように、第1,第2リンク機構5,6の何れを先行させるかによって2つの開閉方式が存在する。図16(d)〜(i)は、そのうち第2リンク機構先行方式による開閉動作を示している。
図16に示すように、スライドモードにおいても、まず、図16(d)に示すように、解錠用アクチュエータ33によってドア2を開口部7から押し出し、その後、モータ21を作動させる。これにより、図16(d)〜(i)に示すように、第1リンク機構5、続いて第2リンク機構6が作動してドア2が車両前部側へとスライド移動する。なお、図16(d)〜(i)の動作は、図4(d)〜(h)の動作と同様であるためその説明は省略する。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述のドア開閉装置1,25は、自動車の前部ドア用の開閉装置を例にとって説明したが、本発明のドア開閉装置は自動車のみならず、ドアを有する車両一般に広く適用可能である。また、第1及び第2リンク機構5,6の具体的構成は前述の実施例には限定されず、図1に示したような動作が実現可能なリンク機構であれば、他のアーム構成を採用することも可能である。
また、前述の実施例では、ドア2をモータにて駆動させる動作形態を示したが、ドア2を手動にて開閉することも可能である。ヒンジモードにおけるドア開動作は車両の外部状況を十分に把握して行う必要があり、ヒンジモードは手動、スライドモードは自動というように設定を異ならせることも可能である。
本発明による車両用ドア開閉装置の概要を示す説明図である。 本発明の実施例1であるドア開閉装置の構成を示す斜視図であり、ドアの外側上方からドア開閉装置を見た状態を示している。 本発明の実施例1であるドア開閉装置の構成を示す斜視図であり、ドアの内側下方からドア開閉装置を見た状態を示している。 図2,3のドア開閉装置をヒンジモード及びスライドモードにて動作させた場合の第1及び第2リンク機構の状態を示す説明図である。 図2,3のドア開閉装置をヒンジモード及びスライドモードにて動作させた場合の第1及び第2リンク機構の状態を示す説明図である。 図2,3のドア開閉装置をスライドモードにて動作させた場合のアーム動作を示す説明図である。 スライドモードにおける図6に続くアーム動作を示す説明図である。 スライドモードにおける図7に続くアーム動作を示す説明図である。 スライドモードにおける図8に続くアーム動作を示す説明図である。 スライドモードにおける図9に続くアーム動作を示す説明図である。 スライドモードにおける図10に続くアーム動作を示す説明図である。 スライドモードにおける図11に続くアーム動作を示す説明図である。 図2,3のドア開閉装置を図4とは異なる方式にてスライド動作させた場合の第1及び第2リンク機構の状態を示す説明図である。 本発明の実施例2であるドア開閉装置の構成を示す斜視図である。 駆動ユニット内の構成を示す説明図である。 図14のドア開閉装置をヒンジモード及びスライドモードにて動作させた場合の駆動ユニット、第1及び第2リンク機構の状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ドア開閉装置
2 ドア
3 車体
4 ヒンジ部
5 第1リンク機構
6 第2リンク機構
7 開口部
7a 一側縁部
10 制御アーム
10a 一端側
10b 他端側
11 第1アーム
11a 一端側
11b 他端側
12 第2アーム
12a 一端側
12b 他端側
13 第3アーム
14 第4アーム
14a 一端側
14b 他端側
15 第5アーム
15a 一端側
15b 他端側
16 第6アーム
16a 一端側
16b 他端側
17 第7アーム
17a 一端側
17b 他端側
18 ヒンジ部
19 ベース
21 モータ
22 ヒンジブラケット
25 ドア開閉装置
26 駆動ユニット
27 ヒンジ
28 モータ
29 減速機構
29a〜29f ギヤ
31 支持軸
32 ロック機構
33 解錠用アクチュエータ

Claims (7)

  1. 車体の開口部の一側縁部を支点としてスイング動作を行うヒンジモードと、前記車体の側部に沿ってスライド動作を行うスライドモードとを選択的に切り換え可能な車両用ドアの開閉装置であって、
    前記開口部の前記車体側に回動自在に取り付けられ、前記ヒンジモード時はドア側に保持されて前記ドアと一体に動作し、前記スライドモード時は前記ドアとは別体に回動動作を行う第1リンク機構と、
    前記ドアに取り付けられ、前記第1リンク機構と相対移動可能に接続された第2リンク機構とを有することを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用ドア開閉装置において、前記第1リンク機構は、前記車体に回動自在に支持され、前記ヒンジモード時に前記ドア側に保持されると共に、前記スライドモード時は前記車体側に保持される制御アームを有することを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  3. 請求項2記載の車両用ドア開閉装置において、前記第1リンク機構は、前記制御アームと、一端側が前記車体側に回動自在に支持された第1アームと、一端側が前記車体側に回動自在に接続され前記第1アームと同方向に延びる第2アームと、前記第1アームの他端側と前記第2アームの他端側とを連結する第3アームとを有してなることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  4. 請求項3記載の車両用ドア開閉装置において、前記第2リンク機構は、一端側が前記第1リンク機構の前記第1アーム及び第3アームと回動自在に接続され他端側が前記ドアに回動自在に支持された第5アームと、一端側が前記第3アームに回動自在に接続され前記第5アームと同方向に延びると共に他端側が前記ドアに回動自在に支持される第6アームとを有してなることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  5. 車体の開口部の一側縁部を支点としてスイング動作を行うヒンジモードと、前記車体の側部に沿ってスライド動作を行うスライドモードとを選択的に切り換え可能な車両用ドアの開閉装置であって、
    前記開口部の前記車体側に取り付けられ、前記ヒンジモード時はドア側に保持されて前記ドアと一体に動作し、前記スライドモード時は前記車体側に保持される駆動ユニットと、
    前記駆動ユニットに回動自在に取り付けられ、前記ヒンジモード時は駆動ユニットと共に前記ドアと一体に動作し、前記スライドモード時は前記駆動ユニットとは別体に回動動作を行う第1リンク機構と、
    前記ドアに取り付けられ、前記第1リンク機構と相対移動可能に接続された第2リンク機構とを有することを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  6. 請求項5記載の車両用ドア開閉装置において、前記第1リンク機構は、一端側が前記駆動ユニットに回動自在に支持された第1アームと、一端側が前記車体側に回動自在に接続され前記第1アームと同方向に延びる第2アームと、前記第1アームの他端側と前記第2アームの他端側とを連結する第3アームとを有してなることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
  7. 請求項6記載の車両用ドア開閉装置において、前記第2リンク機構は、一端側が前記第1リンク機構の前記第1アーム及び第3アームと回動自在に接続され他端側が前記ドアに回動自在に支持された第5アームと、一端側が前記第3アームに回動自在に接続され前記第5アームと同方向に延びると共に他端側が前記ドアに回動自在に支持された第6アームとを有してなることを特徴とする車両用ドア開閉装置。
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