JP2005131729A - 薄板材把持装置 - Google Patents

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Yasuki Oku
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Abstract

【課題】 塵埃の発生を抑制し作業効率を向上させるとともに、製造コストを低減することができる薄板材把持装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 ウエハ等の薄板材5を移載する移載装置1に設けられる薄板材把持装置3であって、移載用部材2に略等角度おきで3箇所に配置され且つそれぞれ半径方向で移動自在にされた可動部材14と、これら各可動部材14を内周側に付勢する付勢部材15と、移載用部材2の中心部に回転駆動手段16bにより回転自在に設けられるとともに上記各可動部材14の内端側に当接されて当該各可動部材14を半径方向で移動させるカム体17と、上記各可動部材14の外端寄り位置に設けられて薄板材5の外周縁を把持可能な把持手段19とから構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体製造用ウエハや磁気ディスク用基板等の薄板材を把持する薄板材把持装置に関するものである。
従来、複数のウエハを収容しているウエハ収容カセットからウエハ搬送ロボットにより搬送されたウエハを、ウエハの表面における平坦度の測定を行うウエハ保持ステージに移載するウエハ移載ロボットは、2つの移載アームと、45度アームと、各移載アームの端部に放射状に等間隔に取り付けられた3つのフィンガー部材からなる薄板材把持装置とから構成されており、このフィンガー部材の先端には溝部を有する把持爪が形成されている。
ウエハをウエハ搬送ロボットからウエハ移載ロボットに移載する際、すなわちフィンガー部材を水平状態としてウエハの移載を行う際、ウエハを搭載したウエハ搬送ロボットは水平状態となったウエハ移載ロボットのフィンガー部材の上方で停止し、ウエハの移載を行う。この移載後、ウエハ移載ロボットの45度アームを180度回転させることにより、ウエハを把持したフィンガー部材を水平状態から垂直状態へと切り換え、この垂直状態のウエハをウエハ保持ステージへ移載する。
ウエハ保持ステージは、ウエハを回転駆動させる環状のスピンドルと、このスピンドルに取り付けられたウエハの表面の平坦度を測定するウエハ平坦度測定センサと、スピンドルの上部に設けられた2つの固定保持爪と、スピンドルの下部に設けられた昇降動自在な可動保持爪とにより構成されている。
このウエハ保持ステージのスピンドルへウエハを移載する際、すなわちフィンガー部材を垂直状態としてウエハの移載を行う際、まず、ウエハ移載ロボットの移載アームを下降させて移載アームの軸心をスピンドルの軸心に対して下方に位置させるとともに、可動保持爪を退避位置にして(下降させて)、ウエハが固定保持爪による保持位置へ進入することを妨げないようにする。そして、ウエハが保持位置に進入すると、移載アームを上昇させて移載アームの軸心をスピンドルの軸心に一致させ、下降させていた可動保持爪を上昇させることによりウエハを保持する構成となっている(たとえば、特許文献1)。
特願2002−067407号 特開2002−307343号公報(第4−6頁、第3図)
しかし、上記した従来の構成によると、各フィンガー部材の先端に設けられた把持爪は固定されているため、ウエハをウエハ搬送ロボットからウエハ移載ロボットのフィンガー部材に移載するとき、およびウエハをウエハ移載ロボットのフィンガー部材からウエハ保持ステージのスピンドルに移載するとき、ウエハとフィンガー部材の把持爪とが擦れるので微小な塵埃(パーティクルともいう)が発生し、その塵埃がウエハに付着することにより、ウエハの半導体素子に不良品を発生させるという問題がある。
また、ウエハと把持爪との擦れによる磨耗により、把持爪の寿命を短くするという問題がある。
さらに、ウエハをウエハ搬送ロボットからウエハ移載ロボットに移載する際に、ウエハの中心を移載アームの中心からずれた場所に載置させた場合(たとえば、3箇所のうち2箇所の把持爪に近いところにウエハを載置させた場合)、固定された把持爪を用いてウエハの把持を行うと、残り1箇所の把持爪と当接することなくこの2箇所の把持爪のみでウエハの把持を行う恐れがあり、ウエハ移載ロボットからウエハ保持ステージのスピンドルへウエハの移載を行う際、ウエハの正確な受け渡し(移載作業)が行なわれなくなるため、移載工程に乱れが生じることとなり、作業効率が低下するという問題がある(特許文献1、第6図(b)参照)。
加えて、ウエハ移載ロボットからウエハ保持ステージのスピンドルへウエハの移載を行う場合、移載アームを昇降させて移載アームの軸心とスピンドルの軸心を一致させているため、ウエハ移載ロボットの構造が複雑となり、また製造コストもかかるという問題がある。
そこで本発明は、塵埃の発生を抑制し作業効率を向上させるとともに、安価に製造することができる薄板材把持装置を提供することを目的としたものである。
前記した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の薄板材把持装置は、ウエハ等の薄板材を移載する移載装置に設けられる薄板材把持装置であって、移載用部材に等角度おきで3箇所に配置され且つそれぞれ半径方向で移動自在にされた可動部材と、これら各可動部材を内周側に付勢する付勢部材と、移載用部材の中心部に回転駆動手段により回転自在に設けられるとともに上記各可動部材の内端側に当接されて当該各可動部材を半径方向で移動させるカム体と、上記各可動部材の外端寄り位置に設けられて薄板材の外周縁を把持可能な把持手段とから構成され、上記把持手段として、外周面に薄板材を案内し得る溝部が形成された円形部材を用いるとともに、少なくとも2個の可動部材に設けられた円形部材を回転自在に構成したことを特徴としたものである。
また本発明の請求項2記載の薄板材把持装置は、回転自在な円形部材が設けられた2個の可動部材以外の可動部材に設けられた円形部材を固定させたことを特徴としたものである。
そして本発明の請求項3記載の薄板材把持装置は、カム体の外周面を、3個の円形部材により薄板材を把持した状態で当該カム体を所定方向に回転させた際に、所定の可動部材を所定距離だけ内端側に移動させ得る形状にしたことを特徴としたものである。
さらに本発明の請求項4記載の薄板材把持装置は、カム体の外周面を、3個の円形部材により薄板材を把持した状態で当該カム体を所定方向に回転させた際に、固定された円形部材が設けられた可動部材を所定距離だけ内端側に移動させ得る形状にしたことを特徴としたものである。
しかも本発明の請求項5記載の薄板材把持装置は、3個の把持手段により把持された薄板材を鉛直姿勢にて移載する際に、固定された円形部材が下方位置となるようにしたことを特徴としたものである。
上記した本発明によると、可動部材の外端寄り位置に設けられた把持手段の円形部材は、外周面に薄板材を案内し得る溝部が形成されるとともに回転自在に構成されており、この円形部材を薄板材に当接させると、双方共に円周方向で回転するため、薄板材と円形部材との擦れが解消され、微小な塵埃の発生を抑制することができ、したがって半導体素子等の歩留りの向上を図ることができる。
また、薄板材と円形部材との擦れを解消することができるため、円形部材の磨耗を回避することができ、したがって円形部材の寿命を延ばすことができる。
さらに、薄板材把持装置によりずれて載置された薄板材の把持を行う際、回転自在に設けられた円形部材を薄板材に当接させると、双方共に円周方向で回転するため、薄板材を内端側へ移動させることができ、したがって3個の円形部材によって確実に薄板材を把持することができる。これにより、移載工程に乱れが生じることを回避することができるため、作業効率を向上させることができる。
加えて、移載ロボットから検査装置へ薄板材の移載を行う際、従来は移載ハンドを昇降動させることにより薄板材の中心とスピンドルの軸心とを一致させていたが、本発明では、カム体を回転させることにより、固定された円形部材が設けられた可動部材を所定距離だけ半径方向の内端側へ上昇させ、薄板材の中心とスピンドルの中心とを一致させているため、移載装置の構造を簡素化することができ、したがって製造コストを低減することができる。
以下に、本発明の実施の形態における薄板材把持装置について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、移載ロボット(移載装置の一例)1は、搬送ロボット(搬送装置の一例)6により搬送される半導体製造用のウエハ(薄板材の一例)5を、ウエハ5の表面における平坦度の測定を行う検査装置7のスピンドル8に移載するもので、概略的には2個の移載ハンド(移載用部材の一例)2と、各移載ハンド2に設けられたウエハ把持装置(薄板材把持装置の一例)3と、ウエハ把持装置3に連結されるとともに、支持部材10に45度方向でもって且つその軸心回りで回転自在に保持されてウエハ把持装置3を水平姿勢と垂直姿勢とに切り換える回転軸体4とにより構成されている。
検査装置7は、ウエハ5を回転させる環状のスピンドル8を有する検査ユニット9と、このスピンドル8に取り付けられたウエハ5の表面の平坦度を測定するウエハ平坦度測定センサ(図示せず)とから構成され、スピンドル8の内周縁には2つの固定保持爪41と1つの可動保持爪42とが略等間隔(120度間隔)おきで配置されている。
図2および図3に示すように、ウエハ把持装置3は、移載ハンド2の上面に載置され、外周縁に略等間隔(120度間隔)おきで3箇所に放射状に配置されたアーム部(支持部材の一例)12(12a,12b,12c)を有する円板状の支持体11と、各アーム部12の上面にそれぞれ設けられた軸受部13(13a,13b,13c)と、これら各軸受部13に半径方向で移動自在に支持された棒状の可動部材14と、一端を可動部材14(14a,14b,14c)の下面に取り付けるとともに他端をアーム部12の上面に取り付け各可動部材14を内周側に付勢するバネ(付勢部材の一例)15(15a,15b,15c)と、移載ハンド2の中心部にモータ(回転駆動手段の一例)16の出力軸16aに連結されて回転自在に設けられるとともに各可動部材14の内端側に当接されて各可動部材14を半径方向で移動させるカム体17と、各可動部材14の内端側の下面に設けられカム体17の外周面と当接するカムフォロア18(18a,18b,18c)と、各可動部材14の外周寄り位置に設けられてウエハ5の外周縁を把持可能な把持手段19(19a,19b,19c)とから構成されており、モータ16によりカム体17を回転させ、カム体17と当接状態にあるカムフォロア18を介して各可動部材14が半径方向に移動することにより、把持手段19によるウエハ5の把持またはウエハ5の開放などが行われる。なお、バネ15cは、バネ15a,15bより内周側への付勢力が弱くなるよう形成されている。
図4に示すように、把持手段19は、各可動部材14の外周寄り位置に設けられた軸受材21と、この軸受材21により前記各アーム部12を含む平面(ウエハ5と平行な平面でもある)に直交する軸心回りで回転自在に支持された軸22と、この軸22の上部に回転自在に設けられて外周面にウエハ5を案内し得る溝部23を有する円形状の把持爪(円形部材の一例)24とから構成されている。なお、把持爪24は、把持爪24a,24bでは回転自在に構成され、把持爪24cでは固定されている。
図5に示すように、軸受部13は、各可動部材14の下面に設けられた凸状部31と、各アーム部12の上面に設けられ凸状部31を案内し得る凹状部32と、凸状部31と凹状部32との間に設けられた軸受用のボール33とから構成されている。
ウエハ把持装置3は、カム体17を回転させることによりウエハ5を開放状態、把持状態(例えば、開放状態から所定方向に60度回転させた位置)、および鉛直姿勢のウエハ5を上昇させる状態(例えば、把持状態から所定方向に30度回転させた位置)にすることができ、これらの動作状態を実現するために、カム体17は、開放状態においてカム体17の中心からカム体17の外周縁までの長さを最大長さとするR1(第1所定位置)と、把持状態とするために上記長さを2箇所でR2,1箇所でR2より小さい長さとするR2´(第2所定位置)と、鉛直姿勢のウエハ5を上昇させるために上記長さを2箇所でR3,1箇所で最小長さとするR4(第3所定位置)とを有する形状にされている。なお、開放状態とする3箇所のR1のうち、カム体17の回転位置を明示するため、1箇所にP点を付す。
また、図7に示すように、上記R4は、把持状態であるR2からR(検査装置7への移載時における下方に位置したウエハ5の中心からスピンドル8の軸心までの距離)だけ内端側へ移動させた長さであるため、R4=R2−Rという関係が成り立ち、上記R3は、把持状態であるR2からR3−R2だけ外端側へ移動させた長さである。但し、上記R4を表わす式におけるR2は、ウエハ5の把持状態における、カム体17の中心から各カムフォロア18までの距離とする。
なお、ウエハ5を把持状態とする第2所定位置でのカム体17の形状は、R2´の長さがR2より短くなるよう形成されている。これは、カム体17によって可動部材14a,14bの位置を正確に決め、内周側への付勢力が弱いバネ15cによって可動部材14cを無理なく内周側へ移動させることにより、ウエハ5を所定位置で保持させるためである。
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
まず、上述したようにモータ16によりカム体17の第1所定位置を各カムフォロア18と当接させる位置へ回転させると、カムフォロア18a,18b,18cが半径方向の外端側へ移動するため、可動部材14a,14b,14c、すなわち把持手段19a,19b,19cも半径方向の外端側へ移動する。これにより、把持爪24が開放されるため、ウエハ5を搭載した搬送ロボット6を水平姿勢となっている移載ロボット1のウエハ把持装置3の上方で停止させることにより、移載ロボット1へウエハ5の移載を行うことができる。
把持爪24によりウエハ5の把持を行う際は、上述したようにモータ16によりカム体17の第2所定位置を各カムフォロア18と当接させる位置へ回転させると、カムフォロア18a,18b,18cが半径方向の内端側へ移動するため、可動部材14a,14b,14c、すなわち把持手段19a,19b,19cも半径方向の内端側へ移動する。これにより、各把持爪24の溝部23とウエハ5の外周縁とを当接させることができるため、ウエハ5を3方向から把持することができる(図2参照)。
このように、把持手段19の把持爪24a、24bは、ウエハ5との接触面である外周面にウエハ5を案内し得る溝部23が形成されるとともに回転自在に構成されており、この把持爪24a、24bをウエハ5に当接させると、双方共に円周方向で回転するため、ウエハ5と把持爪24との擦れが解消され、微小な塵埃の発生を抑制することができ、したがって半導体素子等の歩留りの向上を図ることができる。
また、ウエハ5と把持爪24との擦れを解消することができるため、把持爪24の磨耗を回避することができ、したがって把持爪24の寿命を延ばすことができる。
ところで、図6の2点鎖線Mで示されるように、ウエハ5の中心をカム体17の中心から偏心した位置に載置させた場合、例えば2箇所の把持爪24b,24cに近いところにウエハ5をずれて載置させた場合、上述したようにカム体17の第2所定位置を各カムフォロア18と当接させる位置へ回転させると、把持手段19a,19b,19cは半径方向の内端側へ移動する。そして、回転自在に設けられた例えば2個の把持爪24b,24cの溝部23とウエハ5の外周縁とが当接すると、把持爪24cは円周方向で回転するため、ウエハ5は残りの把持爪24a側に移動し、把持爪24a,24b,24cにより確実にウエハ5を把持することができる(図6の破線Nおよび図2参照)。このように、ウエハ5をずれて載置させても、移載工程に不具合が生じることを回避することができるため、作業効率を向上させることができる。
以上のように、いずれか一つの把持爪24を固定すると、ウエハ5が移載中にふらついたり回転することがなく、常に同じ姿勢、同じ位置で検査装置7に移載することができる。例えば、ウエハ5の外周縁に切欠部(図示せず)が設けられ、検査装置7側の固定保持爪41および可動保持爪42が、嵌め合い形状の違い等から正確にウエハ5の保持を行えなかった場合、ウエハ5の保持位置がばらついたり、保持自体を失敗する恐れがある。したがって、いずれか一つの把持爪24を固定することにより安定した移載および測定を行うことができる。また、ウエハ5のどの位置から測定し、その結果がどうであったかも分かる。
また、図7に示すように、3個の把持爪24によりウエハ5を把持した状態で、カム体17を回転させることによりウエハ5の位置を距離Rだけ押し上げる際に、把持爪24a、24bを回転自在とし、把持爪24cを固定としているので、擦れによる塵埃が極めて少なくなる。この理由は、把持爪24cとウエハ5との接触しているは移動しないが、把持爪24a、24bとウエハ5とは接触している位置が移動していて回転しないと擦れが生じるためである。
さらに、固定としている把持爪24cを下方位置になるようにしているので、最悪の状態で固定としている把持爪24cで塵埃が発生してもウエハ5に付着することがなく半導体素子の歩留りの向上を図ることができる。
この移載の後、移載ロボット1の回転軸体4を180度回転させることにより、ウエハ5を把持したウエハ把持装置3を水平姿勢から垂直姿勢へと切り換え、この垂直姿勢となったウエハ5を検査装置7へ移載する。
把持爪24に把持された鉛直姿勢のウエハ5は、スピンドル8の固定保持爪41に対して下方から挿入されるので、移載時に上記ウエハ5の中心は、図7に示すように、スピンドル8の軸心に対して下方に位置した状態にある。この状態のもと、上述したようにモータ16によりカム体17の第3所定位置を各カムフォロア18と当接させる位置へ回転させると、把持手段19cをR(下方に位置したウエハ5の中心からスピンドル8の軸心までの距離、すなわちR2−R4)だけ半径方向の内端側へ、把持手段19a,19bをR3−R2だけ半径方向の外端側へ移動させることができる。これにより、ウエハ5の中心が距離Rだけ押し上げられるため、ウエハ5を破線Xで示された位置から2点鎖線Yで示された位置まで押し上げることができ、したがってウエハ5の中心とスピンドル8の軸心とを一致させることができる。
そして、図8に示すように、上述した押し上げ作業によりウエハ5を固定保持爪41に挿入してウエハ5の上側縁部の保持を行い、降下させていた可動保持爪42を上昇させてウエハ5の下側縁部の保持を行うことにより、ウエハ5全体の保持を行うことができる。その後、図9に示すように、カム体17を第1所定位置へ回転させ、可動部材14a,14b,14cを半径方向の外端側へ移動させてウエハ5を開放することにより、検査装置7へのウエハ5の移載を完了させることができる。
このように、移載ロボット1から検査装置7へウエハ5の移載を行う際、従来は移載ハンド2を昇降動させることによりウエハ5の中心とスピンドル8の軸心とを一致させていたが、本実施の形態ではカム体17を回転させることにより、可動部材14c、すなわち把持手段19cを半径方向の内端側へ移動させて、ウエハ5の中心とスピンドル8の軸心とを一致させているため、移載ロボット1の構造を簡素化することができ、したがって製造コストを低減することができる。
なお、移載時において、ウエハ把持装置3の把持爪24とスピンドル8の固定保持爪41および可動保持爪42とが接触しないようにウエハ5の移載を行うことはいうまでもない。
また、外周縁に切欠部(図示せず)が設けられたウエハ5を鉛直姿勢にて移載する際、把持爪24cを固定して、この把持爪24cとウエハ5の外周縁の切欠部とを係合させることにより、ウエハ5の位置を常に一定にして移載を行うことができる。この状態で検査装置7のスピンドル8へ移載を行うことにより、切欠部を基準としてウエハ5の厚みやそりの測定を正確に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、ウエハ把持装置3を把持状態にする際、カム体17を開放状態から60度回転させ、またウエハ把持装置3を鉛直姿勢のウエハ5を上昇させる状態にする際、カム体17を把持状態から30度回転させていたが、上記各動作状態を実現し得る角度であれば、これら以外の角度であってもよい。
本発明の実施の形態に係る移載ロボットおよび検査装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るウエハ把持時のウエハ把持装置の平面図である。 図2のA−A断面矢視図である。 図3におけるB部の拡大図である。 図2のC−C断面図である。 本発明の実施の形態に係るウエハ把持装置の開放時における平面図である。 本発明の実施の形態に係るウエハ把持装置における鉛直姿勢のウエハの移動時の平面図である。 本発明の実施の形態に係るスピンドルにおける鉛直姿勢のウエハの移動時の側面図である。 本発明の実施の形態に係る鉛直姿勢のウエハがウエハ把持装置から開放される際の平面図である。
符号の説明
1 移載ロボット(移載装置)
3 ウエハ把持装置(薄板材把持装置)
5 ウエハ(薄板材)
7 検査装置
8 スピンドル
12(12a,12b,12c) アーム部(支持部材)
14(14a,14b,14c) 可動部材
15(15a,15b,15c) バネ(付勢部材)
17 カム体
18(18a,18b,18c) カムフォロア
19(19a,19b,19c) 把持手段
24(24a,24b,24c) 把持爪(円形部材)
41 固定保持爪
42 可動保持爪

Claims (5)

  1. ウエハ等の薄板材を移載する移載装置に設けられる薄板材把持装置であって、
    移載用部材に略等角度おきで3箇所に配置され且つそれぞれ半径方向で移動自在にされた可動部材と、
    これら各可動部材を内周側に付勢する付勢部材と、
    移載用部材の中心部に回転駆動手段により回転自在に設けられるとともに上記各可動部材の内端側に当接されて当該各可動部材を半径方向で移動させるカム体と、
    上記各可動部材の外端寄り位置に設けられて薄板材の外周縁を把持可能な把持手段とから構成され、
    上記把持手段として、外周面に薄板材を案内し得る溝部が形成された円形部材を用いるとともに、少なくとも2個の可動部材に設けられた円形部材を回転自在に構成したことを特徴とする薄板材把持装置。
  2. 回転自在な円形部材が設けられた2個の可動部材以外の可動部材に設けられた円形部材を固定させたことを特徴とする請求項1に記載の薄板材把持装置。
  3. カム体の外周面を、3個の円形部材により薄板材を把持した状態で当該カム体を所定方向に回転させた際に、所定の可動部材を所定距離だけ内端側に移動させ得る形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の薄板材把持装置。
  4. カム体の外周面を、3個の円形部材により薄板材を把持した状態で当該カム体を所定方向に回転させた際に、固定された円形部材が設けられた可動部材を所定距離だけ内端側に移動させ得る形状にしたことを特徴とする請求項2に記載の薄板材把持装置。
  5. 3個の把持手段により把持された薄板材を鉛直姿勢にて移載する際に、固定された円形部材が下方位置となるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の薄板材把持装置。
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