JP5006173B2 - アライナおよびそれを用いたエッジクランプ検出方法 - Google Patents

アライナおよびそれを用いたエッジクランプ検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、ウエハのエッジをクランプするアライナおよびそのアライナを用いたエッジクランプ検出方法に関するものである。
一般に、半導体デバイスの製造工程においては、被処理基板としての半導体ウエハ(以下、ウエハという)にフォトレジスト処理を施したり、様々な膜を形成したりした後、ウエハからフォトレジストや様々な膜を除去する一連の処理が施されている。
ウエハにある処理を施す場合、ウエハの方向を一定に保った状態で所定の処理を行うことが好ましい。そのため、一般に、ウエハのエッジには、U字状又はV字状に切欠かれたノッチを設け、処理されるウエハのノッチを位置決め装置(例えば、アライナ)によって検出して位置決めを行い、その後に各種処理装置に搬送している。
従来のアライナには、一般に、ウエハの裏面中心付近をOリング等で保持する真空吸着方式が採用されている。しかしながら、この真空吸着方式においては、ウエハの裏面にOリングが接触するため、裏面洗浄処理において、パーティクルの付着等が問題となっている。
別のアライナとして、ウエハのエッジを支持してウエハのノッチを検出するようにしたエッジクランプアライナが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1記載のエッジクランプアライナは、グリップチャックアームによって保持されたウエハのノッチ位置を透過して検知する光線束の光軸をグリップチャックアームが横切る位置に、発光部と受光部とが配置された位置検知センサを備え、発光部と受光部の間に、異なる光軸角に設定された少なくとも2本の光線束を生成する発光素子と、各光線束を受光検知する受光素子とを配列してなるものである。
特許文献2記載のエッジクランプアライナは、基板搬入時にフィンガをセンサに対向しない位置に停止させ、搬入時に基板のノッチがセンサによって検出された場合、検出信号に基づいて算出したノッチの回転角度位置から制御回転角度を測定し、フィンガに基板を支持するものである。また、搬入時に基板のノッチがセンサによって検出されていない場合、フィンガをセンサの位置まで回転させた後、フィンガに基板を支持させてセンサがノッチを検出するまで回転させ、検出信号に基づいて算出したノッチの回転角度位置から制御回転角度を測定するものである。
特許文献3記載のエッジクランプアライナは、ウエハを把持する把持機構の開閉動作は、直動機構を介してクランプ駆動用モータによって駆動させ、クランプアームにはばねによって常に把持の閉方向に助勢するものである。また、ウエハ把持時には直動機構と把持機構とに空隙を形成させ、クランプ駆動用モータの力がクランプアームに伝わらないよう構成し、ばねの力のみでウエハを把持するものである。
特開2005−101040号公報 特開2006−313864号公報 特開2006−210373号公報
ところで、特許文献1、2記載のエッジクランプアライナは、ウエハのエッジクランプ状態を検出できない(確認できない)という問題があった。
一方、特許文献3記載のエッジクランプアライナは、ウエハの把持状態を検出するセンサを有していることから、ウエハのエッジクランプ状態を検出することが可能である。しかしながら、その把持状態検出センサは回転機構に取り付けられており、回転機構の回転と共に把持状態検出センサも回転する。このため、センサのケーブルや配線が断線するおそれがあり、エッジクランプアライナの信頼性、品質の面で不安があった。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、ウエハのエッジクランプ状態を検出可能なアライナおよびそれを用いたエッジクランプ検出方法を提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明の請求項1に係る発明は、ウエハが載置され、ウエハを支持する支持ユニットと、 その支持ユニット上に載置されたウエハのエッジを径方向外方からクランプするクランプ手段と、前記支持ユニットを回転中心軸周りに回転させる回転手段と、ウエハのエッジに設けられたノッチの周方向位置を検出してウエハの方向を検出するウエハ検出センサと、を備えるアライナであって、更に、前記支持ユニットは径方向外方に延出する複数のアーム部を有し、前記クランプ手段は、前記複数のアーム部にそれぞれ設けられ、前記ウエハを把持する爪部材と、それらの爪部材に固定して設けられ、各爪部材を各アーム部の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせるスライド機構とを有し、前記スライド機構にそれぞれ接続して設けられ円弧状のセンサリング片を円環状に組み合わせてなるセンサリングと、前記センサリングの周方向に沿って固定系に固設され、前記センサリング片の近接・離間を検出する複数のクランプ開閉検出センサと、を備えることを特徴とするアライナである。
以上の構成によれば、ウエハのエッジクランプ状態を検出可能なクランプ開閉検出センサを固定系に設けているため、このクランプ開閉検出センサのケーブルや配線が断線するおそれがない。また、このクランプ開閉検出センサによる検出対象物であるドグが、円弧状のセンサリング片を円環状に組み合わせてなるセンサリングであるため、ウエハを載置する支持ユニットの周方向において、クランプ開閉検出センサとセンサリングとの位置関係は常に一定であり、支持ユニットの回転に関係なく、安定してウエハのエッジクランプ状態を検出することができる。
請求項2に係る発明は、前記スライド機構は、前記各アーム部と平行に設けられ、前記各爪部材と接続されるスライダ部と、それらのスライダ部に固定して設けられ、各スライダ部を前記各アーム部の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせる直進カム装置と、で構成される請求項1記載のアライナである。
また、請求項3に係る発明は、前記各爪部材が前記各アーム部の延出方向に沿って延設され、それらの爪部材に、爪部材を前記各アーム部の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせる前記スライド機構である直進カム装置が固定して設けられる請求項1記載のアライナである。
請求項4に係る発明は、前記直進カム装置は、前記スライダ部に固定して設けられる複数の取付部材と、垂直方向に直進運動するアクチュエータと、そのアクチュエータに接続され、テーパ面を有するコーン状の立体カムと、立体カムのテーパ面に沿って転動し、前記各取付部材に回動自在に固定されるローラと、で構成される請求項2記載のアライナである。
また、請求項5に係る発明は、前記直進カム装置は、垂直方向に直進運動するアクチュエータと、そのアクチュエータに接続され、テーパ面を有するコーン状の立体カムと、立体カムのテーパ面に沿って転動し、前記各スライダ部に回動自在に固定されるローラと、で構成される請求項2記載のアライナである。
更に、請求項6に係る発明は、前記直進カム装置は、垂直方向に直進運動するアクチュエータと、そのアクチュエータに接続され、テーパ面を有するコーン状の立体カムと、立体カムのテーパ面に沿って転動し、前記各爪部材に回動自在に固定されるローラと、で構成される請求項3記載のアライナである。
請求項7に係る発明は、前記クランプ開閉検出センサは、それぞれ前記径方向に沿って複数のセンサユニットを有する請求項1記載のアライナである。
請求項8に係る発明は、前記各スライダ部に当接させて圧縮コイルばねがそれぞれ設けられ、各スライダ部が前記アーム部の径方向内方側に向かって付勢される請求項2、4、又は5のいずれか1つに記載のアライナである。
請求項9に係る発明は、前記各爪部材に当接させて圧縮コイルばねがそれぞれ設けられ、各爪部材が前記アーム部の径方向内方側に向かって付勢される請求項3又は6に記載のアライナである。
請求項10に係る発明は、前記スライダ部および前記爪部材のいずれか一方の下部に前記センサリング片がそれぞれ固定して設けられる請求項2又は3に記載のアライナである。
請求項11に係る発明は、前記支持ユニットは、回転本体部と、その回転本体部の上部から径方向外方に延出する前記複数のアーム部とを有し、前記回転手段は、モータと、モータに接続される減速機と、前記回転本体部に接続される回転体と、回転体および前記減速機を連結するプーリと、で構成される請求項1記載のアライナである。
請求項12に係る発明は、前記ウエハ検出センサは、前記支持ユニット上に載置されるウエハの周方向に沿って複数設けられる請求項1記載のアライナである。
請求項13に係る発明は、前記支持ユニット上に載置される前記ウエハを垂直方向に昇降させるリフト手段を更に備え、そのリフト手段は、前記ウエハを下方から支持する複数の支持アームと、それらの支持アームが接続されるリフト本体部と、そのリフト本体部を垂直方向に昇降させるリフト本体部昇降装置と、を有する請求項1記載のアライナである。
また、本発明の請求項14に係る発明は、ウエハが載置され、ウエハを水平に支持する支持ユニットと、 その支持ユニット上に載置されたウエハのエッジを径方向外方からクランプするクランプ手段と、前記支持ユニットを回転中心軸周りに水平回転させる回転手段と、ウエハのエッジに設けられたノッチの周方向位置を検出してウエハの方向を検出するウエハ検出センサと、を備え、更に、前記支持ユニットは径方向外方に延出する複数のアーム部を有し、前記クランプ手段は、前記複数のアーム部の先端にそれぞれ設けられ、前記ウエハを把持する爪部材と、それらの爪部材に固定して設けられ、各爪部材を各アーム部の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせるスライド機構と、を有し、前記スライド機構にそれぞれ接続して設けられ円弧状のセンサリング片を円環状に組み合わせてなるセンサリングと、前記センサリングの周方向に沿って固定系に固設され、前記センサリング片の近接・離間を検出する複数のクランプ開閉検出センサと、を備えるアライナを用いたエッジクランプ検出方法であって、前記支持ユニット上に前記ウエハを載置した後、前記各爪部材を前記アーム部の延出方向に沿ってスライドさせると共にウエハのエッジ側に向かって引き寄せる際、前記複数のクランプ開閉検出センサにて、前記各センサリング片の近接あるいは離間を全て確認した時に完全クランプと判別し、少なくとも1つのセンサリング片の近接あるいは離間が確認できない時は不完全クランプと判別することを特徴とするアライナのエッジクランプ検出方法である。
以上の方法によれば、アライナによりウエハのエッジをクランプする際に、完全クランプ、不完全クランプを判別することができ、ウエハのエッジクランプ時におけるインターロックとして作用させることができる。また、クランプを完全に開放したことを確認した後にリフト手段の支持アームにウエハを受け渡すことが可能になるため、ウエハ破損のリスクが低減することを期待できる。
本発明によれば、ウエハのエッジクランプ状態を検出可能で、かつ、各種センサのケーブルや配線が断線するおそれがなく、信頼性が良好なアライナを得ることができるという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の好適一実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の好適一実施の形態に係るアライナの外観斜視図を図1に示す。
図1に示すように、本実施の形態に係るアライナ10は、主に、テーブルなどの水平面F上に載置、固定される基台11と、基台11の上部に設けられ、ウエハWが載置されると共に、ウエハWを支持する支持ユニット12と、
その支持ユニット12上に載置されたウエハWのエッジEを径方向外方からクランプするクランプ手段13と、支持ユニット12を回転中心軸周りに回転させる回転手段(図示せず)と、ウエハWのエッジEに設けられたノッチNの周方向位置を検出してウエハWの方向を検出するウエハ検出センサ14と、で構成される。更に、このアライナ10は、円環状のセンサリング71と、そのセンサリング71を検出する複数のクランプ開閉検出センサ72とを備える。基台11は、水平面Fに対してボルトBなどの固定手段により固定される。
(支持ユニット)
支持ユニット12は、図6に示すように、円筒状の回転本体部121と、その回転本体部121の上端部から径方向外方に延出する複数(図6中では3つ)のアーム部122とを有する。アーム部122の数は、ウエハWの支持安定性を考えると3つ以上が好ましいが、あまり数が多いと製造コストの高騰を招く。
回転本体部121の下部は、図2に示すように、基台11の上面111に形成された開口部112を介して基台11の内部に挿入され、回転本体部121の上部が基台11の上方に配置される。回転本体部121の下端部は、前述した回転手段に接続される。回転手段は基台11の内部に配置され、モータと、モータに接続される減速機と、回転本体部121に接続される回転体と、回転体および減速機を連結するプーリと、で構成される。回転体の下部は基台11の底部に設けられる軸受で軸支され、回転自在に設けられる。
アーム部122は、更に回転本体部121の上面と面一な水平部125と、その水平部125の先端側の段差部126とを備える。各段差部126は水平部125よりもZ方向(垂直方向)上方に位置して、かつ、水平部125側に向かって下り傾斜に形成される。各段差部126にウエハWの周縁部が載置され、各段差部126がウエハWの載置面を形成する。アーム部122は中空のフレーム構造とされ、軽量化を図っている。隣接するアーム部122同士は、円弧状の補強プレート123で互いに接続され、これらの補強プレート123により各アーム部122の剛性向上を図っている。
(クランプ手段)
クランプ手段13は、図4に示すように、各アーム部122の先端外側にそれぞれ設けられ、ウエハWを把持する爪部材131と、それらの爪部材131に固定して設けられ、各爪部材131を各アーム部122の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせるスライド機構41とを有する。
スライド機構41は、図5に示すように、各アーム部122と平行に設けられ、各爪部材131と接続されるスライダ部42と、それらのスライダ部42に固定して設けられ、各スライダ部42を各アーム部122の延出方向(X方向)に沿ってそれぞれスライドさせる直進カム装置43と、で構成される。直進カム装置43は、スライダ部42に固定して設けられる複数の取付部材45と、垂直方向(Z方向)に直進運動するシリンダ(アクチュエータ)46と、そのシリンダ46の上部に接続され、テーパ面47を有するコーン(截頭円錐)状の立体カム48と、立体カム48のテーパ47面に沿って転動し、各取付部材45に回動自在に固定されるローラ49と、で構成される。アクチュエータとしては、立体カム48をZ方向に直進運動させることができるものであれば、シリンダ46に限定するものではなく、例えば電動アクチュエータなどが挙げられる。取付部材45の径方向内方側には、径方向内方側に突出するストッパ部455を有する。
図5に示すように、各スライダ部42は、Z方向上方に延びる垂直部421を、アーム部122の径方向内方側(図5中では右側)に有する。この垂直部421の径方向外方側(図5中では左側)に当接させて圧縮コイルばね50がそれぞれ設けられる。これらの圧縮コイルばね50により、各スライダ部42は径方向内方側に向かって常時付勢される。この付勢力は、ウエハWのエッジクランプに最適なクランプ力、すなわちウエハWに損傷を生じさせないクランプ力となるように調整される。
(センサリング)
図7に示すように、センサリング71は、図5に示したスライド機構41に接続して設けられる円弧状のセンサリング片(ドグ)711〜713を、周方向に一部重畳させて円環状に組み合わせてなる。センサリング71は、後述する完全クランプ状態の時にほぼ真円となるように、各センサリング片711〜713の形状が調整される。
円弧状の各センサリング片711〜713は、図8に示すように、円弧部732の一端側に段差部733を介して段違い円弧部734を有する。隣接するセンサリング片同士は、あるセンサリング片の段違い円弧部734と隣接するセンサリング片の円弧部732とが周方向に一部重畳されるよう配置される。円弧部732と段違い円弧部734との一部重畳部735は、若干の隙間を有してZ方向に離間している。段違い円弧部734の円弧長は、隣接するセンサリング片の円弧部732に対して一部重畳させることができる長さであればよい。円弧部732の周方向ほぼ中央部には、アーム部122に取り付けるための取付部731を有する。センサリング片711〜713の構成材としては、後述するクランプ開閉検出センサ72で検出可能なものであれば特に限定するものではなく、金属体、樹脂体、磁石体のいずれで構成してもよいが、例えば、軽量な良導電体であるアルミ材が挙げられる。
(クランプ開閉検出センサ)
クランプ開閉検出センサ72は、図7に示すように、センサリング71の周方向に沿って固定系(図7では図示せず、図1の基台11を参照)に固設される。このクランプ開閉検出センサ72は、センサリング片711〜713の数に対応する複数の光電センサ721〜723で構成される。各光電センサ721〜723はセンサリング71の内周側に配置され、各センサリング片711〜713が径方向内方にスライド移動した際に、センサリング71の近接が検出される。また、各光電センサ721〜723は、図4に示すように断面ほぼC型の本体部73と、図5に示すように本体部73の内部下面74に、径方向(X方向)に沿って設けられる複数のセンサユニット725,726と、を有する。センサユニットの数は2つに限定するものではなく、3つ以上であってもよい。
光電センサ721〜723としては、センサリング片711〜713の近接・離間を検出可能なセンサであれば透過型、反射型のいずれの光電センサであってもよく、その他にも、例えば、誘導型、静電容量型、磁気式の近接センサのいずれもが使用可能である。また、各光電センサ721〜723を、センサリング71のセンサリング71の内周側ではなく外周側に配置し、各センサリング片711〜713が径方向内方にスライド移動した際に、センサリング71の離間を検出するようにしてもよい。
(ウエハ検出センサ)
ウエハ検出センサ14は、図1に示したように、支持ユニット12上に載置されるウエハWの周方向に沿って固定系(図7では図示せず、図1の基台11を参照)に固設される。このウエハ検出センサ14としては、ウエハWにおけるノッチN(切欠き)などの微小スポットを検出可能なセンサであれば特に限定するものではない。例えば、慣用の拡散反射型の光電センサなどが使用可能であり、配線ケーブルなどの設計の自由度が高い光ファイバ式光電センサが好ましい。
各ウエハ検出センサ14および前述したクランプ開閉検出センサ72の各光電センサ721〜723はいずれも、図3に示すように、基台11の内部に水平に設けられた支持板31に固定され、センサユニット体として構成される。支持板31は図示しないが基台11の底部に固設され、センサユニット体は固定系とされる。
(リフト手段)
支持ユニット12自体は昇降機能を有していないことから、支持ユニット12にウエハWを移載させるためのリフト手段15が設けられる。具体的には、図1に示すように、ウエハWを載置したロボットハンド(図示せず)が矢印Rの方向から進入し、ウエハWはロボットハンドからリフト手段15に移載される。このリフト手段15は、図2および図3に示すように、ウエハWを下方から支持する複数の支持アーム32と、それらの支持アーム32が接続されるリフト本体部33と、そのリフト本体部33を垂直方向(Z方向)に昇降させるリフト本体部昇降装置(図示せず)と、を有する。各支持アーム32は、水平アーム部151と、その水平アーム部151の先端上に設けられる断面C型の載置部152とを備え、載置部152の上面にはウエハWの周縁部を下方から支持するための段差部153が設けられる。各段差部153がウエハWの移載面を形成する。
ここで、リフト手段15の支持アーム32の近傍に位置して、前述したウエハ検出センサ14が設けられる。好ましくは、支持アーム32およびウエハ検出センサ14は、一体に、かつ、支持アーム32およびウエハ検出センサ14のウエハWの周方向位置が同じになるように設けられる。
以上に述べた構成要素の内、支持ユニット12、クランプ手段13、およびセンサリング71は、回転手段の回転中心軸と同心に配置することが好ましく、更にクランプ開閉検出センサ72、ウエハ検出センサ14、およびリフト手段15も同じく同心に配置することが好ましい。
次に、本実施の形態に係るアライナ10を用いたエッジクランプ検出方法を説明する。
先ず、図1に示すように、ウエハWを載置したロボットハンド(図示せず)が矢印Rの方向から進入し、ウエハWはロボットハンドから最高リフトアップ位置に位置するリフト手段15に移載される(第1移載ステップ)。この時、リフト手段15の支持アーム32と支持ユニット12のアーム部122とのウエハWの周方向位置が重ならないよう、予め両者の位置関係の初期設定がなされる。
次に、リフト本体部昇降装置を駆動させ、リフト本体部33が垂直方向(Z方向)下方に降下される(リフトダウンステップ)。これにより、ウエハWが、リフト手段15の移載面から支持ユニット12の載置面へ移載される(第2移載ステップ)。この段階では、図9に示すように、ウエハWのエッジEは、各爪部材131によってクランプされておらず、爪部材131はクランプ解除状態(開状態)である。移載後も、リフト本体部33は更に下降され、所定の位置(最低リフトダウン位置)まで下降した後、その位置で待機される。
次に、図4に示したシリンダ46をエア駆動させ、上方に位置した状態から垂直方向下方に下降させる。このシリンダ46の下降に伴い、取付部材45に回動自在に固定されるローラ49が、シリンダ46に接続される立体カム48のテーパ47面に沿って時計回りに転動される。これにより、各取付部材45にスライダ部42を介して接続された爪部材131が、アーム部122の径方向内方側にスライドされる。この時、スライダ部42は、圧縮コイルばね50によって径方向内方側に向かって付勢されている。両者の相乗効果によって、非常に短い時間で各爪部材131が閉じられ、図10に示すように、各爪部材131によるウエハWのエッジクランプ(完全クランプ)がなされる(エッジクランプステップ)。
次に、回転手段のモータを駆動させ、減速機、プーリ、および回転体を介して、回転本体部121が回転される。この回転時、ウエハWの周縁部下方に位置するウエハ検出センサ14にてウエハWの周縁部をセンサリングすることで、ウエハWのエッジEにおけるノッチNの位置が検出される(ノッチ検出ステップ)。ウエハWの回転角度は、ウエハ検出センサ14が等角度間隔で3つ設けられていることから、120°(deg)以下でよい。ウエハ検出センサ14の数を更に多くすれば、例えば4つにすれば、ウエハWの回転角度は90°(deg)以下でよい。このノッチ検出ステップにおいて、ウエハ検出センサ14によるノッチNの位置検出ができない場合、いずれかの爪部材131でノッチNをクランプしている可能性がある。その場合、前述したクランプ解除ステップ、リフトアップステップ、回転本体部121を僅かな角度だけ回転させるステップ(持ち替えステップ)、リフトダウンステップ、およびエッジクランプステップを経て、再度、ノッチ検出ステップがなされる。
次に、ノッチ検出ステップによりウエハWの方向が確認される。このため、ウエハWのノッチ位置を所定の位置に位置決めすべく回転本体部121が続けて回転され、ウエハWの回転位置決めがなされる(位置決めステップ)。この時のウエハWの回転角度は、180°(deg)以下である。
次に、図4に示したシリンダ46をエア駆動させ、下方に位置した状態から垂直方向上方に上昇させる。このシリンダ46の上昇に伴い、取付部材45に回動自在に固定されるローラ49が、シリンダ46に接続される立体カム48のテーパ47面に沿って反時計回りに転動される。これにより、圧縮コイルばね50による径方向内方側への付勢力に逆らって、各取付部材45にスライダ部42を介して接続された爪部材131が、アーム部122の径方向外方側にスライドされる。その結果、各爪部材131が開とされ、図9に示したように、各爪部材131によるウエハWのエッジクランプが解除される(クランプ解除ステップ)。
次に、待機位置で待機中のリフト手段15におけるリフト本体部昇降装置を駆動させ、リフト本体部33が垂直方向上方に上昇される(リフトアップステップ)。これにより、支持ユニット12の載置面に載置され、位置決めされたウエハWが、リフト手段15の移載面へ移載される(第3移載ステップ)。移載後も、リフト本体部33は更に上昇され、所定の位置(最高リフトアップ位置)まで上昇され、ロボットハンドへの移載に備えられる。
尚、ウエハWを載置したロボットハンドから支持ユニット12の載置面へ直接ウエハWを移載する動作(操作手順)を採用することで、第1移載ステップおよびリフトダウンステップを省くことができ、動作時間短縮を図ることができて有用である。
本実施の形態に係るエッジクランプ検出方法では、前述したエッジクランプステップにおいて、各爪部材131によるウエハWのエッジクランプ状態を確認できることに特長がある。具体的には、各爪部材131がアーム部122の径方向内方側にスライドされ、各光電センサ721〜723の本体部73の内部にセンサリング片711〜713が緩挿される。クランプ開閉検出センサ72として光電センサ721〜723を用いている場合、各光電センサ721〜723の1番目のセンサユニット725から投光される光にセンサリング片711〜713が接近すると、センサリング片711〜713で光が遮られて、センサリング片711〜713の近接が検出される。ここで、各クランプ開閉検出センサ72にて、各センサリング片の近接あるいは離間が全て確認された時に完全クランプと判別される。この完全クランプ時、センサリング片711〜713の径方向内方へのスライドは、1番目のセンサユニット725の位置までであり、2番目のセンサユニット726による検出はなされない。
一方、各クランプ開閉検出センサ72にて、図11に示すように、少なくとも1つのセンサリング片(図11中では左側のセンサリング片713のみ)の近接あるいは離間が確認できない時に、不完全クランプと判別される。
不完全クランプと判別された時は、大きく別けて2つの状態が考えられる。1つは、爪部材131とウエハWとの間に異物が挟まっており、全ての爪部材131が完全に閉とならない“閉不完全”状態である。この“閉不完全”は、あるセンサリング片の近接が検出されないため、容易に検出される。
もう1つは、ウエハWが傾いて(あるいは偏心して)支持ユニット12に載置されている状態である。この時は、ウエハWが傾いているため、ある爪部材131ではウエハWのエッジEをクランプすることができない。このため、ある爪部材131が通常よりも大きなストローク(オーバーストローク)で径方向内方にスライドされてしまう。具体的には、先ず、各爪部材131が通常のストロークで径方向内方にスライドされ、1番目のセンサユニット725にてセンサリング片711〜713の近接検出がなされる。しかし、ある爪部材131がウエハWのエッジEをクランプできていない時は、ある爪部材131は更に径方向内方へスライドし、2番目のセンサユニット726にてあるセンサリング片の近接が検出される。2番目のセンサユニット726による検出がなされた時は、“クランプミス”状態と判別される。通常は、この“クランプミス”が検出されると、スライド機構41の駆動が停止するよう制御、設計がなされる。しかし、何らかの異常が生じ、爪部材131が更に径方向内方へスライドすることがないよう、取付部材45の径方向内方側にストッパ部455(図5参照)が設けられている。ある一定のストロークを超えて爪部材131がスライドすると、このストッパ部455が回転本体部121に当接することにより、それ以上のスライドが物理的に規制される。
これらの状態(“閉不完全”または“クランプミス”)のまま支持ユニット12を回転させ、ノッチ検出ステップを行うと、ウエハWを破損させるおそれがある。よって、不完全クランプと判別した場合、クランプ解除ステップおよびリフトアップステップを経て一旦元の状態に戻し、再度、リフトダウンステップからやり直される。場合によっては、アライナ10の稼働を停止させて、点検、メンテナンスを行うようにしてもよい。すなわち、エッジクランプステップにおけるエッジクランプ状態の判別により、ウエハWのエッジクランプ時におけるインターロックとして作用させることができる。
本実施の形態に係るアライナ10によれば、ウエハWのエッジクランプ状態を検出するためのクランプ開閉検出センサ72が固定系に設けられている。このため、ウエハWを載置した支持ユニット12の回転に伴って、クランプ開閉検出センサ72のケーブルや配線が断線するおそれはない。
また、このクランプ開閉検出センサ72による検出対象物であるドグが、円弧状のセンサリング片711〜713を円環状に組み合わせてなるセンサリング71である。このセンサリング71は、支持ユニット12と共に回転される。この時、センサリング71が円環状であるため、ウエハWを載置した支持ユニット12の周方向において、各クランプ開閉検出センサ72とセンサリング71(各センサリング片711〜713)との位置関係は常に一定となる。その結果、支持ユニット12の回転に関係なく、各クランプ開閉検出センサ72とセンサリング71とにより、常に安定してウエハWのエッジクランプ状態を検出することができる。
また、センサリング71を構成するセンサリング片およびそれに対応するクランプ開閉検出センサ72が、爪部材131ごとに設けられている。このため、各爪部材131について、個別にウエハWのエッジクランプ状態を検出することができ、精度よくエッジクランプを判断、確認することができる。
また、ウエハ検出センサ14は、ウエハWの周方向に沿って等角度間隔で複数設けられている。これによって、支持ユニット12上にランダムに載置されたウエハWについて、そのノッチNがウエハWの周方向位置のどこにあっても、ウエハWを少し回転させるだけで、複数設けたウエハ検出センサ14のいずれかがノッチNを確実に検出することができる。また、ウエハWを少し回転させるだけで、ノッチNを検出することができるため、ノッチNの検出に要する時間、ひいてはノッチNの位置決め(ノッチ合わせ)に要するタクトタイムの短縮を図ることができる。
以上述べたように、本実施の形態に係るアライナ10は、ウエハ検出センサ14およびクランプ開閉検出センサ72などの各種センサを全て固定系とし、各種センサを移動させないことに特長がある。これにより、各種センサのケーブルや配線が断線するおそれがなく、アライナの信頼性、品質が向上する。
次に、本実施の形態に係るアライナの変形例を説明する。以下に示す変形例は、本実施の形態に係るアライナ10と基本的な構造は同じであるため、アライナ10と異なる部分のみを説明する。
本実施の形態に係るアライナ10は、図5に示したように、各爪部材131とスライダ部42とが別体のものであった。一方、アライナ10の第1の変形例では、各爪部材131とスライダ部42とは一体とされる。例えば、各爪部材131を各アーム部122の延出方向に沿って延設することでスライダ部42が不要となり、見かけ上、爪部材131とスライダ部42とが一体となったような爪部材となる。この爪部材に、直進カム装置43の取付部材45が固定して設けられると共に、爪部材下部にセンサリング片711〜713が固定して設けられる。
同じく、本実施の形態に係るアライナ10は、図5に示したように、スライダ部42と取付部材45とが別体のものであった。一方、アライナ10の第2の変形例では、スライダ部42と取付部材45とは一体とされる。例えば、スライダ部42を各アーム部122の延出方向に沿って回転本体部121の近傍まで延設することで取付部材45が不要となり、見かけ上、スライダ部42と取付部材45とが一体となったようなスライダ部となる。このスライダ部に、爪部材131が固定して設けられると共に、ローラ49が回動自在に固定される。
また同じく、本実施の形態に係るアライナ10は、図5に示したように、爪部材131、スライダ部42、および取付部材45が別体のものであった。一方、アライナ10の第3の変形例では、爪部材131、スライダ部42、および取付部材45が一体とされる。例えば、各爪部材131を各アーム部122の延出方向に沿って回転本体部121の近傍まで延設することで、スライダ部42および取付部材45が不要となり、見かけ上、爪部材131、スライダ部42、および取付部材45が一体となったような爪部材となる。この爪部材に、直進カム装置43のローラ49が回動自在に固定されると共に、爪部材下部にセンサリング片711〜713が固定して設けられる。
以上に述べた第1〜第3の変形例では、アライナの構成部品数の低減を図ることができ、組み立て工程の簡易化が図れる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のものが想定されることは言うまでもない。
本発明の好適一実施の形態に係るアライナの外観斜視図である。 図1の部分縦断面図である。 図2の部分拡大図である。 図2から基台を取り除いた状態を示す図である。 図4の正面図である。 支持ユニット、クランプ手段、センサリング、およびクランプ開閉検出センサの外観斜視図である。 図6の7方向矢視図である。 支持ユニットおよびセンサリングの裏面における部分斜視図である。 支持ユニット、クランプ手段、およびセンサリングの裏面における平面図であり、クランプ解除状態を示す図である。 支持ユニット、クランプ手段、およびセンサリングの裏面における平面図であり、完全クランプ状態を示す図である。 支持ユニット、クランプ手段、およびセンサリングの裏面における平面図であり、不完全クランプ状態を示す図である。
符号の説明
W ウエハ
E エッジ
N ノッチ
F 水平面
B ボルト
10 アライナ
11 基台
12 支持ユニット
13 クランプ手段
14 ウエハ検出センサ
15 リフト手段
41 スライド機構
71 センサリング
72 クランプ開閉検出センサ
711〜713 センサリング片

















Claims (14)

  1. ウエハが載置され、ウエハを支持する支持ユニットと、
    その支持ユニット上に載置されたウエハのエッジを径方向外方からクランプするクランプ手段と、
    前記支持ユニットを回転中心軸周りに回転させる回転手段と、
    ウエハのエッジに設けられたノッチの周方向位置を検出してウエハの方向を検出するウエハ検出センサと、
    を備えるアライナであって、
    更に、前記支持ユニットは径方向外方に延出する複数のアーム部を有し、
    前記クランプ手段は、前記複数のアーム部にそれぞれ設けられ、前記ウエハを把持する爪部材と、それらの爪部材に固定して設けられ、各爪部材を各アーム部の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせるスライド機構とを有し、
    前記スライド機構にそれぞれ接続して設けられ円弧状のセンサリング片を円環状に組み合わせてなるセンサリングと、
    前記センサリングの周方向に沿って固定系に固設され、前記センサリング片の近接・離間を検出する複数のクランプ開閉検出センサと、
    を備えることを特徴とするアライナ。
  2. 前記スライド機構は、前記各アーム部と平行に設けられ、前記各爪部材と接続されるスライダ部と、それらのスライダ部に固定して設けられ、各スライダ部を前記各アーム部の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせる直進カム装置と、で構成される請求項1記載のアライナ。
  3. 前記各爪部材が前記各アーム部の延出方向に沿って延設され、それらの爪部材に、爪部材を前記各アーム部の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせる前記スライド機構である直進カム装置が固定して設けられる請求項1記載のアライナ。
  4. 前記直進カム装置は、前記スライダ部に固定して設けられる複数の取付部材と、垂直方向に直進運動するアクチュエータと、そのアクチュエータに接続され、テーパ面を有するコーン状の立体カムと、立体カムのテーパ面に沿って転動し、前記各取付部材に回動自在に固定されるローラと、で構成される請求項2記載のアライナ。
  5. 前記直進カム装置は、垂直方向に直進運動するアクチュエータと、そのアクチュエータに接続され、テーパ面を有するコーン状の立体カムと、立体カムのテーパ面に沿って転動し、前記各スライダ部に回動自在に固定されるローラと、で構成される請求項2記載のアライナ。
  6. 前記直進カム装置は、垂直方向に直進運動するアクチュエータと、そのアクチュエータに接続され、テーパ面を有するコーン状の立体カムと、立体カムのテーパ面に沿って転動し、前記各爪部材に回動自在に固定されるローラと、で構成される請求項3記載のアライナ。
  7. 前記クランプ開閉検出センサは、それぞれ前記径方向に沿って複数のセンサユニットを有する請求項1記載のアライナ。
  8. 前記各スライダ部に当接させて圧縮コイルばねがそれぞれ設けられ、各スライダ部が前記アーム部の径方向内方側に向かって付勢される請求項2、4、又は5のいずれか1つに記載のアライナ。
  9. 前記各爪部材に当接させて圧縮コイルばねがそれぞれ設けられ、各爪部材が前記アーム部の径方向内方側に向かって付勢される請求項3又は6に記載のアライナ。
  10. 前記スライダ部および前記爪部材のいずれか一方の下部に前記センサリング片がそれぞれ固定して設けられる請求項2又は3に記載のアライナ。
  11. 前記支持ユニットは、回転本体部と、その回転本体部の上部から径方向外方に延出する前記複数のアーム部とを有し、
    前記回転手段は、モータと、モータに接続される減速機と、前記回転本体部に接続される回転体と、回転体および前記減速機を連結するプーリと、で構成される請求項1記載のアライナ。
  12. 前記ウエハ検出センサは、前記支持ユニット上に載置されるウエハの周方向に沿って複数設けられる請求項1記載のアライナ。
  13. 前記支持ユニット上に載置される前記ウエハを垂直方向に昇降させるリフト手段を更に備え、
    そのリフト手段は、前記ウエハを下方から支持する複数の支持アームと、それらの支持アームが接続されるリフト本体部と、そのリフト本体部を垂直方向に昇降させるリフト本体部昇降装置と、を有する請求項1記載のアライナ。
  14. ウエハが載置され、ウエハを水平に支持する支持ユニットと、
    その支持ユニット上に載置されたウエハのエッジを径方向外方からクランプするクランプ手段と、
    前記支持ユニットを回転中心軸周りに水平回転させる回転手段と、
    ウエハのエッジに設けられたノッチの周方向位置を検出してウエハの方向を検出するウエハ検出センサと、
    を備え、
    更に、前記支持ユニットは径方向外方に延出する複数のアーム部を有し、
    前記クランプ手段は、前記複数のアーム部の先端にそれぞれ設けられ、前記ウエハを把持する爪部材と、それらの爪部材に固定して設けられ、各爪部材を各アーム部の延出方向に沿ってそれぞれスライドさせるスライド機構とを有し、
    前記スライド機構にそれぞれ接続して設けられ円弧状のセンサリング片を円環状に組み合わせてなるセンサリングと、
    前記センサリングの周方向に沿って固定系に固設され、前記センサリング片の近接・離間を検出する複数のクランプ開閉検出センサと、
    を備えるアライナを用いたエッジクランプ検出方法であって、
    前記支持ユニット上に前記ウエハを載置した後、
    前記各爪部材を前記アーム部の延出方向に沿ってスライドさせると共にウエハのエッジ側に向かって引き寄せる際、
    前記複数のクランプ開閉検出センサにて、前記各センサリング片の近接あるいは離間を全て確認した時に完全クランプと判別し、少なくとも1つのセンサリング片の近接あるいは離間が確認できない時は不完全クランプと判別することを特徴とするアライナのエッジクランプ検出方法。
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