JP2005127690A - エリア別環境提供システム、エリア別環境管理システム及び環境提供装置 - Google Patents

エリア別環境提供システム、エリア別環境管理システム及び環境提供装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 個人等の生産性を向上することができるエリア別環境提供システム、エリア別環境管理システム及び環境提供装置を提供する。
【解決手段】 エリア別環境提供システム1は、空間群60それぞれに対して温度環境を提供する。エリア別環境提供システム1は、検出部21a等と、環境提供部52a等とを備える。検出部21aは、空間60aに属する個人及び団体の少なくとも一方に関する覚醒度を検出する。環境提供部52aは、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、空間60aに対して好ましい環境を提供する。好適覚醒度は、空間60aに属する個人70aの作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エリア別環境提供システム、エリア別環境管理システム及び環境提供装置に関する。
人の温度、湿度あるいは気流等に対する感覚には、個人差がある。例えば、不特定多数の人が存在する空間を空気調和する場合、その中にはその温度や湿度に対して不快を覚える人や体調を崩す人等が現れることがある。このようなことが会社のオフィス等で起きると、組織の生産性等が落ち込むことが懸念される。このような問題を解決するための技術として、複数のエリアそれぞれに対して環境を提供するエリア別環境提供システムがある。このエリア別環境提供システムとして、パーソナル空調システム(例えば、特許文献1参照。)や空調装置コントロールシステム(例えば、特許文献2参照。)等が知られている。
一方、心電に基づいて覚醒度を検出し、覚醒度に応じて環境制御する覚醒度モニター装置が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平5−87364号公報(第2−3項、図1) 特開2002−115894号公報(第2−3項、図1) 特許2505072号公報(第1−3項、図19)
しかし、従来のエリア別環境提供システムは、個人等の要求通りに環境を提供することから、個人等の生産性が最適になるように、環境が提供されないことがある。したがって、個人等の要求通りに環境を提供すると、個人等の生産性が低下することがある。
一方、従来の覚醒度モニター装置は、作業内容にかかわらず環境を制御することがあるため、個人等の生産性が最適になるように、環境が提供されないことがある。したがって、作業内容にかかわらず環境を制御すると、個人等の生産性が低下することがある。
そこで、本発明の課題は、個人等の生産性を向上することができるエリア別環境提供システム、エリア別環境管理システム及び環境提供装置を提供することにある。
第1発明に係るエリア別環境提供システムは、複数のエリアそれぞれに対して環境を提供するためのエリア別環境提供システムであって、検出部と、環境提供部とを備える。検出部は、それぞれのエリアに属する個人及び団体の少なくとも一方(以下、個人等とする)に関する覚醒度を検出する。環境提供部は、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。好適覚醒度は、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第2発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明のエリア別環境提供システムであって、第1記憶部をさらに備える。第1記憶部は、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境提供システムでは、検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第1記憶部が、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。検出部が検出した覚醒度と、第1記憶部を参照することにより決められる好適覚醒度と、に基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、作業内容毎に好適覚醒度を記憶しているので、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第3発明に係るエリア別環境提供システムは、第2発明のエリア別環境提供システムであって、第1入力部をさらに備える。第1入力部には、作業内容が入力される。
このエリア別環境提供システムでは、第1入力部に、作業内容が入力される。第1記憶部が、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、第1入力部に入力された作業内容と、第1記憶部が記憶している相関関係とから、好適覚醒度を決めることができる。このため、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第4発明に係るエリア別環境提供システムは、第2発明又は第3発明のエリア別環境提供システムであって、第1記憶部は、個人等ごとに、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境提供システムでは、第1記憶部が、個人等ごとに、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、作業内容と好適覚醒度との相関関係を個人等毎に記憶しているので、好適覚醒度が個人等毎に異なる場合でも、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第5発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第4発明のエリア別環境提供システムであって、第2記憶部をさらに備える。第2記憶部は、環境と覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境提供システムでは、第2記憶部が、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境の情報を取得することができる。第2記憶部が、検出部が検出した覚醒度の情報を受け取ることができる。第2記憶部が、環境と覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、提供された環境と検出された覚醒度との相関関係を記憶するので、環境と覚醒度との相関関係を正確に把握することができる。このため、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することを容易にすることができる。
第6発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第5発明のエリア別環境提供システムであって、第3記憶部をさらに備える。第3記憶部は、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境提供システムでは、第3記憶部が、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境による効果の情報を取得することができる。第3記憶部が、検出部が検出した覚醒度の情報を受け取ることができる。第3記憶部が、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
なお、環境による効果は、例えば、個人等の作業量など客観的なものでもよいし、例えば、個人等の印象など主観的なものでもよい。
第7発明に係るエリア別環境提供システムは、第6発明に記載のエリア別環境提供システムであって、第2入力部をさらに備える。第2入力部には、環境による効果が入力される。
このエリア別環境提供システムでは、第2入力部に、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境による効果が入力される。第3記憶部が、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境による効果の情報を取得することができる。第3記憶部が、検出部が検出した覚醒度の情報を受け取ることができる。第3記憶部が、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、環境による効果が入力され、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
第8発明に係るエリア別環境提供システムは、第6発明又は第7発明のエリア別環境提供システムであって、第3記憶部は、個人等ごとに、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境提供システムでは、第3記憶部が、個人等ごとに、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、好適覚醒度が個人等毎に異なる場合でも、好適覚醒度を求めることができる。
第9発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第8発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、集中管理部と、ネットワークとをさらに備える。集中管理部は、覚醒度を集中的に管理する。ネットワークは、検出部と集中管理部とを接続する。
このエリア別環境提供システムでは、ネットワークが、検出部と集中管理部とを接続する。集中管理部が、検出部が検出した覚醒度の情報をネットワーク経由で受け取ることができる。集中管理部が、覚醒度を集中的に管理する。
したがって、覚醒度を集中的に管理するので、医師等が個人等の状況を容易に把握することができる。
第10発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第9発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、作業内容は、単純作業と複雑作業とを含む。単純作業は、単純な作業である。複雑作業は、複雑な作業である。
このエリア別環境提供システムでは、作業内容が、単純作業と複雑作業とを含む。好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、作業内容が単純作業であるか複雑作業であるかに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
なお、複雑作業は、例えば、CADによる設計作業であってもいいし、ソフトウェアのプログラミング作業であってもいいし、特許明細書の作成作業であってもいい。単純作業は、例えば、データベースへの入力作業であってもいいし、事務書類作成作業であってもいいし、伝票の入力作業であってもいいし、文書のワープロでの清書作業であってもいい。
第11発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第10発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、作業内容が属している時期は、初期適応期、適応持続期、競合期、外乱影響期、終期及び休息期の少なくとも一つである。好適覚醒度は、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて決められる好適な覚醒度である。
このエリア別環境提供システムでは、作業内容が属している時期が、初期適応期、適応持続期、競合期、外乱影響期、終期及び休息期の少なくとも一つである。好適覚醒度が、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
なお、初期適応期は、作業を開始したときから、作業を開始して一定時間経過したときまでである。初期適応期は、初期緊張があり、覚醒度が高く、機能と能力を高めながら適応持続期に向かうときである。適応持続期は、作業を開始して一定時間経過したときから、作業に慣れてきたときまでである。適応持続期は、適度の緊張と覚醒度が続き、正確さを保って作業がはかどるときである。競合期は、作業を行っているときに別の作業が入ってきて、作業が競合しているときである。外乱影響期は、作業を行っているときに、作業の納期が早まるなどの外乱が入ってきたときである。外乱影響期は、作業ミスや緊急の作業による事態の混乱が発生したときである。終期は、作業の終わりを意識しだしたときから、作業が終わるときまでである。終期は、作業終了に向けて一定の機能レベルの回復(終末スパート効果)があるときである。休息期は、作業を休んで、休息を取っているときである。
第12発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第11発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、環境は、複数種類だけ存在する。環境提供部は、複数種類の環境に対して優先順位を付けて、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
このエリア別環境提供システムでは、環境が、複数種類だけ存在する。複数種類の環境に優先順位を付けて、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、環境に優先順位を付けて制御するので、環境を詳細に制御することができる。
第13発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第12発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、環境提供部は、それぞれのエリアに対する環境の提供に必要なエネルギー量が、所定の目標上限値を超えないように、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
このエリア別環境提供システムでは、それぞれのエリアに対する環境の提供に必要なエネルギー量が、所定の目標上限値を超えないように、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、省エネルギー化を図りながら、個人等の生産性を向上することができる。
第14発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第13発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、第4入力部をさらに備える。第4入力部には、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。作業性優先モードは、個人等の作業性が優先されるモードである。健康優先モードは、個人等の健康が優先されるモードである。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第4入力部に、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。作業性優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。あるいは、健康優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力されるので、個人等の意志により個人等の状況に適したモードで環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を長期的な観点から向上することができる。
第15発明に係るエリア別環境提供システムは、第14発明のエリア別環境提供システムであって、第4入力部には、作業性優先モードが入力された場合に、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される。スピード優先モードは、個人等の作業のスピードが優先されるモードである。正確さ優先モードは、個人等の作業の正確さが優先されるモードである。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第4入力部に、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。第4入力部に、作業性優先モードが入力された場合に、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される。スピード優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。あるいは、正確さ優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。あるいは、健康優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、作業性優先モードが入力された場合にスピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力されるので、作業性が優先される方法を詳細に考慮して好ましい環境を決めることができる。
第16発明に係るエリア別環境提供システムは、第1発明から第15発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、第5入力部をさらに備える。第5入力部には、周囲情報が入力される。周囲情報は、個人等の周囲の状況に関する情報である。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第5入力部に、周囲情報が入力される。周囲情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、周囲情報が入力されるので、個人等の周囲の状況を考慮して環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第17発明に係るエリア別環境提供システムは、第16発明のエリア別環境提供システムであって、周囲情報は、花粉情報、ドライアイ情報及び疾病情報の少なくとも1つを含む。花粉情報は、花粉の発生状態に関する情報である。ドライアイ情報は、ドライアイの発生しやすさに関する情報である。疾病情報は、空気感染する疾病の流行状態に関する情報である。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第5入力部に、周囲情報が入力される。周囲情報は、花粉情報、ドライアイ情報及び疾病情報の少なくとも1つを含む。周囲情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、周囲情報を詳細な情報とすることができるので、個人等の生産性を詳細に向上することができる。
第18発明に係るエリア別環境管理システムは、複数のエリアそれぞれに対して環境を提供するためのエリア別環境管理システムであって、検出部と、報知部とを備える。検出部は、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。報知部は、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。好適覚醒度は、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。
このエリア別環境管理システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように個人等に促すことができる。このため、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。この結果、個人等の生産性を向上することができる。
第19発明に係るエリア別環境管理システムは、第18発明のエリア別環境管理システムであって、第1記憶部をさらに備える。第1記憶部は、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境管理システムでは、検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第1記憶部が、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、作業内容毎に好適覚醒度を記憶しているので、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第20発明に係るエリア別環境管理システムは、第19発明のエリア別環境管理システムであって、第1入力部をさらに備える。第1入力部には、作業内容が入力される。
このエリア別環境管理システムでは、第1入力部に、作業内容が入力される。第1記憶部が、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、第1入力部に入力された作業内容と、第1記憶部が記憶している相関関係と、から、好適覚醒度を決めることができる。このため、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第21発明に係るエリア別環境管理システムは、第19発明又は第20発明のエリア別環境管理システムであって、第1記憶部は、個人等ごとに、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境管理システムでは、第1記憶部が、個人等ごとに、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、作業内容と好適覚醒度との相関関係を個人等毎に記憶しているので、好適覚醒度が個人等毎に異なる場合でも、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第22発明に係るエリア別環境管理システムは、第18発明から第21発明のいずれかのエリア別環境管理システムであって、第3入力部と環境提供部とをさらに備える。第3入力部には、個人等から環境に関する要望が入力される。環境提供部は、要望と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
このエリア別環境管理システムでは、第3入力部に、個人等から環境に関する要望が入力される。要望と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、個人等の生産性を向上することができる。
第23発明に係るエリア別環境管理システムは、第22発明のエリア別環境管理システムであって、第2記憶部をさらに備える。第2記憶部は、環境と覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境管理システムでは、第2記憶部が、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境の情報を取得することができる。あるいは、第2記憶部が、第3入力部から個人等の環境に関する要望の情報を取得して、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境の情報とすることができる。第2記憶部が、検出部が検出した覚醒度の情報を受け取ることができる。第2記憶部が、環境と覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、提供された環境と検出された覚醒度との相関関係を記憶するので、環境と覚醒度との相関関係を正確に把握することができる。このため、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することを容易にすることができる。
第24発明に係るエリア別環境管理システムは、第22発明又は第23発明のエリア別環境管理システムであって、第3記憶部をさらに備える。第3記憶部は、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境管理システムでは、第3記憶部が、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境による効果の情報を取得することができる。第3記憶部が、検出部が検出した覚醒度の情報を受け取ることができる。第3記憶部が、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
なお、環境による効果は、例えば、個人等の作業量など客観的なものでもいいし、例えば、個人等の印象など主観的なものでもいい。
第25発明に係るエリア別環境管理システムは、第24発明のエリア別環境管理システムであって、第2入力部をさらに備える。第2入力部には、環境による効果が入力される。
このエリア別環境管理システムでは、第2入力部に、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境による効果が入力される。第3記憶部が、環境提供部がそれぞれのエリアに対して提供した環境による効果の情報を取得することができる。第3記憶部が、検出部が検出した覚醒度の情報を受け取ることができる。第3記憶部が、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、環境による効果が入力され、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
第26発明に係るエリア別環境管理システムは、第24発明又は第25発明のエリア別環境管理システムであって、第3記憶部は、個人等ごとに、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
このエリア別環境管理システムでは、第3記憶部が、個人等ごとに、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、好適覚醒度が個人等毎に異なる場合でも、好適覚醒度を求めることができる。
第27発明に係るエリア別環境管理システムは、第18発明から第26発明のいずれかのエリア別環境管理システムであって、集中管理部と、ネットワークとをさらに備える。集中管理部は、覚醒度を集中的に管理する。ネットワークは、検出部と集中管理部とを接続する。
このエリア別環境管理システムでは、ネットワークが、検出部と集中管理部とを接続する。集中管理部が、検出部が検出した覚醒度の情報をネットワーク経由で受け取ることができる。集中管理部が、覚醒度を集中的に管理する。
したがって、覚醒度を集中的に管理するので、医師等が個人等の状況を容易に把握することができる。
第28発明に係るエリア別環境管理システムは、第18発明から第27発明のいずれかのエリア別環境管理システムであって、作業内容は、単純作業と複雑作業とを含む。単純作業は、単純な作業である。複雑作業は、複雑な作業である。
このエリア別環境管理システムでは、作業内容が、単純作業と複雑作業とを含む。好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、作業内容が単純作業であるか複雑作業であるかに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
なお、複雑作業は、例えば、CADによる設計作業であってもよいし、ソフトウェアのプログラミング作業であってもよいし、特許明細書の作成作業であってもよい。単純作業は、例えば、データベースへの入力作業であってもいいし、事務書類作成作業であってもよいし、伝票の入力作業であってもよいし、文書のワープロでの清書作業であってもよい。
第29発明に係るエリア別環境管理システムは、第18発明から第28発明のいずれかのエリア別環境管理システムであって、作業内容が属している時期は、初期適応期、適応持続期、競合期、外乱影響期、終期及び休息期の少なくとも一つである。好適覚醒度は、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて決められる好適な覚醒度である。
このエリア別環境管理システムでは、作業内容が属している時期は、初期適応期、適応持続期、競合期、外乱影響期、終期及び休息期の少なくとも一つである。好適覚醒度が、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
なお、初期適応期は、作業を開始したときから、作業を開始して一定時間経過したときまでである。初期適応期は、初期緊張があり、覚醒度が高く、機能と能力を高めながら適応持続期に向かうときである。適応持続期は、作業を開始して一定時間経過したときから、作業に慣れてきたときまでである。適応持続期は、適度の緊張と覚醒度が続き、正確さを保って作業がはかどるときである。競合期は、作業を行っているときに別の作業が入ってきて、作業が競合しているときである。外乱影響期は、作業を行っているときに、作業の納期が早まるなどの外乱が入ってきたときである。外乱影響期は、作業ミスや緊急の作業による事態の混乱が発生したときである。終期は、作業の終わりを意識しだしたときから、作業が終わるときまでである。終期は、作業終了に向けて一定の機能レベルの回復(終末スパート効果)があるときである。休息期は、作業を休んで、休息を取っているときである。
第30発明に係るエリア別環境管理システムは、第18発明から第29発明のいずれかのエリア別環境管理システムであって、環境は、複数種類だけ存在する。報知部は、複数種類の環境に対して優先順位を付けて、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
このエリア別環境管理システムでは、環境が、複数種類だけ存在する。複数種類の環境に優先順位を付けて、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、環境に優先順位を付けて報知するので、好ましい環境を詳細に報知することができる。
第31発明に係るエリア別環境管理システムは、第18発明から第30発明のいずれかのエリア別環境管理システムであって、報知部は、それぞれのエリアに対する環境の提供に必要なエネルギー量が、所定の目標上限値を超えないように、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
このエリア別環境管理システムでは、それぞれのエリアに対する環境の提供に必要なエネルギー量が、所定の目標上限値を超えないように、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、省エネルギー化を図りながら、個人等の生産性を向上することができる。
第32発明に係るエリア別環境提供システムは、第18発明から第31発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、第4入力部をさらに備える。第4入力部には、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。作業性優先モードは、個人等の作業性が優先されるモードである。健康優先モードは、個人等の健康が優先されるモードである。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第4入力部に、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。作業性優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。あるいは、健康優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力されるので、個人等の意志により個人等の状況を考慮して好ましい環境になるように個人等に促すことができる。このため、個人等の生産性を長期的な観点から向上することができる。
第33発明に係るエリア別環境提供システムは、第32発明のエリア別環境提供システムであって、第4入力部には、作業性優先モードが入力された場合に、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される。スピード優先モードは、個人等の作業のスピードが優先されるモードである。正確さ優先モードは、個人等の作業の正確さが優先されるモードである。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第4入力部に、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。第4入力部に、作業性優先モードが入力された場合に、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される。スピード優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。あるいは、正確さ優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。あるいは、健康優先モードの情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、作業性優先モードが入力された場合にスピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力されるので、作業性が優先される方法を詳細に考慮して好ましい環境を決めることができる。
第34発明に係るエリア別環境提供システムは、第18発明から第33発明のいずれかのエリア別環境提供システムであって、第5入力部をさらに備える。第5入力部には、周囲情報が入力される。周囲情報は、個人等の周囲の状況に関する情報である。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第5入力部に、周囲情報が入力される。周囲情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、周囲情報が入力されるので、個人等の周囲の状況を考慮した環境になるように個人等に促すことができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第35発明に係るエリア別環境提供システムは、第34発明のエリア別環境提供システムであって、周囲情報は、花粉情報、ドライアイ情報及び疾病情報の少なくとも1つを含む。花粉情報は、花粉の発生状態に関する情報である。ドライアイ情報は、ドライアイの発生しやすさに関する情報である。疾病情報は、空気感染する疾病の流行状態に関する情報である。
このエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部が、それぞれのエリアに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第5入力部に、周囲情報が入力される。周囲情報は、花粉情報、ドライアイ情報及び疾病情報の少なくとも1つを含む。周囲情報と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。報知部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を報知する。
したがって、周囲情報を詳細な情報とすることができるので、個人等の生産性を詳細に向上することができる。
第36発明に係る環境提供装置は、受取部と、環境提供部とを備える。受取部は、検出装置から、覚醒度の情報を受け取る。検出装置は、複数のエリアそれぞれに属する個人等に関する覚醒度を検出する。環境提供部は、覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。好適覚醒度は、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。
この環境提供装置では、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。受取部が、複数のエリアそれぞれに属する個人等に関する覚醒度を検出する検出装置から、覚醒度の情報を受け取る。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第37発明に係る環境提供装置は、受取部と、第3入力部と、環境提供部とを備える。受取部は、検出装置から、覚醒度の情報を受け取る。検出装置は、複数のエリアそれぞれに属する個人等に関する覚醒度を検出する。第3入力部には、個人等から環境に関する要望が入力される。環境提供部は、要望と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。好適覚醒度は、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。
この環境提供装置では、好適覚醒度が、それぞれのエリアに属する個人等の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。受取部が、複数のエリアそれぞれに属する個人等に関する覚醒度を検出する検出装置から、覚醒度の情報を受け取る。第3入力部に、個人等から環境に関する要望が入力される。要望と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、それぞれのエリアに対して好ましい環境を決めることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境の情報を、受け取ることができる。環境提供部が、それぞれのエリアに対して好ましい環境を提供する。
したがって、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、省エネルギー化を図りながら、個人等の生産性を向上することができる。
第1発明に係るエリア別環境提供システムでは、好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第2発明に係るエリア別環境提供システムでは、作業内容毎に好適覚醒度を記憶しているので、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第3発明に係るエリア別環境提供システムでは、第1入力部に入力された作業内容と、第1記憶部が記憶している相関関係とから、好適覚醒度を決めることができる。このため、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第4発明に係るエリア別環境提供システムでは、作業内容と好適覚醒度との相関関係を個人等毎に記憶しているので、好適覚醒度が個人等毎に異なる場合でも、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第5発明に係るエリア別環境提供システムでは、提供された環境と検出された覚醒度との相関関係を記憶するので、環境と覚醒度との相関関係を正確に把握することができる。このため、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することを容易にすることができる。
第6発明に係るエリア別環境提供システムでは、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
第7発明に係るエリア別環境提供システムでは、環境による効果が入力され、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
第8発明に係るエリア別環境提供システムでは、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、好適覚醒度が個人等毎に異なる場合でも、好適覚醒度を求めることができる。
第9発明に係るエリア別環境提供システムでは、覚醒度を集中的に管理するので、医師等が個人等の状況を容易に把握することができる。
第10発明に係るエリア別環境提供システムでは、作業内容が単純作業であるか複雑作業であるかに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第11発明に係るエリア別環境提供システムでは、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第12発明に係るエリア別環境提供システムでは、環境に優先順位を付けて制御するので、環境を詳細に制御することができる。
第13発明に係るエリア別環境提供システムでは、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、省エネルギー化を図りながら、個人等の生産性を向上することができる。
第14発明に係るエリア別環境提供システムでは、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力されるので、個人等の意志により個人等の状況に適したモードで環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を長期的な観点から向上することができる。
第15発明に係るエリア別環境提供システムでは、作業性優先モードが入力された場合にスピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力されるので、作業性が優先される方法を詳細に考慮して好ましい環境を決めることができる。
第16発明に係るエリア別環境提供システムでは、周囲情報が入力されるので、個人等の周囲の状況を考慮して環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第17発明に係るエリア別環境提供システムでは、周囲情報を詳細な情報とすることができるので、個人等の生産性を詳細に向上することができる。
第18発明に係るエリア別環境管理システムでは、好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように個人等に促すことができる。このため、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。この結果、個人等の生産性を向上することができる。
第19発明に係るエリア別環境管理システムでは、作業内容毎に好適覚醒度を記憶しているので、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第20発明に係るエリア別環境管理システムでは、第1入力部に入力された作業内容と、第1記憶部が記憶している相関関係と、から、好適覚醒度を決めることができる。このため、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第21発明に係るエリア別環境管理システムでは、作業内容と好適覚醒度との相関関係を個人等毎に記憶しているので、好適覚醒度が個人等毎に異なる場合でも、作業内容に応じて好適覚醒度を決めることができる。
第22発明に係るエリア別環境管理システムでは、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、個人等の生産性を向上することができる。
第23発明に係るエリア別環境管理システムでは、提供された環境と検出された覚醒度との相関関係を記憶するので、環境と覚醒度との相関関係を正確に把握することができる。このため、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することを容易にすることができる。
第24発明に係るエリア別環境管理システムでは、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
第25発明に係るエリア別環境管理システムでは、環境による効果が入力され、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
第26発明に係るエリア別環境管理システムでは、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、好適覚醒度が個人等毎に異なる場合でも、好適覚醒度を求めることができる。
第27発明に係るエリア別環境管理システムでは、覚醒度を集中的に管理するので、医師等が個人等の状況を容易に把握することができる。
第28発明に係るエリア別環境管理システムでは、作業内容が単純作業であるか複雑作業であるかに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第29発明に係るエリア別環境管理システムでは、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第30発明に係るエリア別環境管理システムでは、環境に優先順位を付けて報知するので、好ましい環境を詳細に報知することができる。
第31発明に係るエリア別環境管理システムでは、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、省エネルギー化を図りながら、個人等の生産性を向上することができる。
第32発明に係るエリア別環境提供システムでは、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力されるので、個人等の意志により個人等の状況を考慮して好ましい環境になるように個人等に促すことができる。このため、個人等の生産性を長期的な観点から向上することができる。
第33発明に係るエリア別環境提供システムでは、作業性優先モードが入力された場合にスピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力されるので、作業性が優先される方法を詳細に考慮して好ましい環境を決めることができる。
第34発明に係るエリア別環境提供システムでは、周囲情報が入力されるので、個人等の周囲の状況を考慮した環境になるように個人等に促すことができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第35発明に係るエリア別環境提供システムでは、周囲情報を詳細な情報とすることができるので、個人等の生産性を詳細に向上することができる。
第36発明に係る環境提供装置では、好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の生産性を向上することができる。
第37発明に係る環境提供装置では、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように環境を提供することができる。このため、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、省エネルギー化を図りながら、個人等の生産性を向上することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るエリア別環境提供システム1の概念図を図1,図2に示す。また、本発明の第1実施形態に係るエリア別環境提供システム1の各構成要素の構成図を図3に示す。図1に示すエリア別環境提供システム1は、主として空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供するためのシステムである。なお、空間群60(60a,60b,・・・)は、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)の近傍空間である。
<エリア別環境提供システム1の全体構成>
図1,図2に示すように、このエリア別環境提供システム1は、主としてパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)と覚醒度センサー群20(20a,20b,・・・)と端末装置群10(10a,10b,・・・)とを備える。覚醒度センサー群20(20a,20b,・・・)は、個人群70(70a,70b,・・・)の下に敷かれる。端末装置群10(10a,10b,・・・)は、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)の作業台上に設置される。
<覚醒度センサー群20(20a,20b,・・・)の構成>
図3に示すように、覚醒度センサー20aは、主として検出部21aと通知部22aとを備える。
図3に示す検出部21aは、図2に示す空間60aに属する個人70aの覚醒度を検出する。図3に示す通知部22aは、図2に示す個人70aの覚醒度の情報を図3に示す検出部21aから受け取る。通知部22aは、図2に示す個人70aの覚醒度の情報を端末装置10aに通知する。
他の覚醒度センサー20b,・・・も、覚醒度センサー20aと同様である。
<端末装置群10(10a,10b,・・・)の構成>
図3に示すように、端末装置10aは、主として受取部11a、第1記憶部12a、制御部14a、第1入力部15a及び第2記憶部17aを備える。
受取部11aは、図2に示す個人70aの覚醒度の情報を覚醒度センサー20aから受け取る。図3に示す受取部11aは、図2に示す個人70aの覚醒度の情報を制御部14aに渡す。第1入力部15aには、図2に示す個人70aの作業内容が入力される。図3に示す第1入力部15aは、作業内容の情報を制御部14aへ渡す。制御部14aは、第1記憶部12aを参照し、図5に示す相関関係から、図2に示す個人70aの作業内容に応じて決められる好適な覚醒度(以下、好適覚醒度とする)を決める。制御部14aは、好適覚醒度と、受取部11aから受け取った覚醒度と、を比較し、覚醒度が好適覚醒度に対して一定の範囲内であるか否かを判断する。覚醒度が好適覚醒度に対して一定の範囲内でないと判断した場合、制御部14aは、第2記憶部17aを参照し、空間60aに対して好ましい温度を図6に示す相関関係から決める。制御部14aは、空間60aに対して好ましい温度の情報をパーソナル空調機50aに渡す。
他の端末装置10b,・・・も、端末装置10aと同様である。
<パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)の構成>
図3に示すように、パーソナル空調機50aは、主として受取部51aと環境提供部52aとを備える。
受取部51aは、端末装置10aから、図2に示す空間60aに対して好ましい温度の情報を受け取る。図3に示す受取部51aは、図2に示す空間60aに対して好ましい温度の情報を図3に示す環境提供部52aに渡す。環境提供部52aは、図2に示す空間60aに対して好ましい温度環境を提供する。
他のパーソナル空調機50b,・・・も、パーソナル空調機50aと同様である。
<環境提供部群52(52a,52b,・・・)の構成>
図3に示す環境提供部52aは、図2に示すように、主として圧縮機521a、凝縮器522a、蒸発器523a、クロスフローファン524a、プロペラファン525a、吹き出し口526a及び吸い込み口528aを備える。このうち、圧縮機521a、凝縮器522a、蒸発器523a、クロスフローファン524a及びプロペラファン525aは、パーソナル空調機50aの背面にある箱体527aの中に内蔵される。吹き出し口526aは、パーソナル空調機50aの前面パネルに設けられる。吸い込み口528aは、パーソナル空調機50aの背面パネルに設けられる。吸い込み口528a、圧縮機521a、凝縮器522a及び蒸発器523aを利用して生成された調和空気は、クロスフローファン524aによって吹き出し口526aを介して、空間60aに供給される。
他の環境提供部52b,・・・も、環境提供部52aと同様である。
<第1記憶部群12(12a,12b,・・・)の構成>
図3に示す第1記憶部12aは、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。すなわち、第1記憶部12aは、図5に示すように、対象171aと作業内容172aと好適覚醒度173aとの相関関係を記憶する。この相関関係を参照することにより、作業内容172aに対応した好適覚醒度173aが決められる。
対象171aは、主としてデフォルト又は個人70aである。デフォルトは、その好適覚醒度がデフォルトの値であることを示す。個人70aは、その好適覚醒度がカスタマイズされた値であることを示す。
作業内容172aは、主として単純作業又は複雑作業である。単純作業は、単純な作業である。複雑作業は、複雑な作業である。
他の第1記憶部12b,・・・も、第1記憶部12aと同様である。
<第2記憶部群17(17a,17b,・・・)の構成>
図3に示す第2記憶部17aは、空調温度と覚醒度との相関関係を記憶する。すなわち、第2記憶部17aは、図6に示すように、グラフ171を記憶する。この相関関係を参照することにより、空間60aに好ましい温度が決められる。例えば、好適覚醒度がK10である場合、空間60aに好ましい温度はT10である。好適覚醒度がK20である場合、空間60aに好ましい温度はT20である。
他の第2記憶部17b,・・・も、第2記憶部17aと同様である。
<エリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れ>
図1に示すエリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れを、図4に示すフローチャートを用いて説明する。ここでは、エリア別環境提供システム1が空間60aに温度環境を提供する場合について説明する。エリア別環境提供システム1が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。
図4に示すステップS1では、作業内容が入力される。すなわち、図3に示す第1入力部15aに、図2に示す個人70aの作業内容が入力される。
図4に示すステップS3では、覚醒度が検出される。すなわち、図3に示す検出部21aにより、図2に示す空間60aに属する個人70aの覚醒度が検出される。図3に示す通知部22aにより、図2に示す個人70aの覚醒度の情報が図3に示す検出部21aから受け取られる。通知部22aにより、図2に示す個人70aの覚醒度の情報が端末装置10aに通知される。
図4に示すステップS4では、好適覚醒度が参照される。すなわち、受取部11aにより、図2に示す個人70aの覚醒度の情報が覚醒度センサー20aから受け取られる。図3に示す受取部11aにより、図2に示す個人70aの覚醒度の情報が制御部14aに渡される。図3に示す第1入力部15aにより、作業内容の情報が制御部14aへ渡される。制御部14aにより、第1記憶部12aが参照され、図5に示す相関関係から、図2に示す個人70aの好適覚醒度が決められる。例えば、個人70aによりカスタイマズされた好適覚醒度がない場合で作業内容が単純作業である場合は、図5に示す相関関係から、好適覚醒度がK10であると決められる。
図4に示すステップS5では、覚醒度が好適覚醒度であるか否かが判断される。すなわち、制御部14aにより、好適覚醒度と受取部11aから受け取った覚醒度とが比較され、覚醒度が好適覚醒度に対して一定の範囲内であるか否かが判断される。覚醒度が好適覚醒度であると判断された場合は、ステップS8へ進められ、覚醒度が好適覚醒度でないと判断された場合は、ステップS6へ進められる。
図4に示すステップS6では、空間60aに対して好ましい温度が決定される。すなわち、制御部14aにより、第2記憶部17aが参照され、空間60aに対して好ましい温度が図6に示す相関関係から決められる。制御部14aにより、空間60aに対して好ましい温度の情報がパーソナル空調機50aに渡される。
図4に示すステップS7では、温度環境が提供される。すなわち、図3に示す受取部51aにより、端末装置10aから、空間60aに対して好ましい温度の情報が受け取られる。受取部51aにより、空間60aに対して好ましい温度の情報が環境提供部52aに渡される。環境提供部52aにより、図3に示す空間60aに対して好ましい温度環境が提供される。
図4に示すステップS8では、環境の提供が終了されるべきか否かが判断される。終了されるべきであると判断された場合は、処理が終了され、終了されるべきでないと判断された場合は、ステップS1へ進められる。
<エリア別環境提供システム1に関する特徴>
(1)
ここでは、図5に示す好適覚醒度173aが、図2に示す空間60aに属する個人70aの図5に示す作業内容172aに応じて決められる好適な覚醒度である。図3に示す検出部21aが、図2に示す空間60aに属する個人70aに関する覚醒度を検出する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、図2に示す空間60aに対して好ましい温度を決める。図3に示す環境提供部52aが、図2に示す空間60aに対して好ましい温度の情報を、受け取る。図3に示す環境提供部52aが、図2に示す空間60aに対して好ましい温度環境を提供する。
したがって、図2に示す個人70aの作業内容に応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように温度環境が提供される。このため、個人70aの生産性が向上される。
(2)
ここでは、図3に示す検出部21aが、図2に示す空間60aに属する個人70aに関する覚醒度を検出する。第1記憶部12aが、図5に示すような、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。制御部14aが、検出部21aが検出した覚醒度と、第1記憶部12aを参照することにより決められる好適覚醒度と、に基づいて、図2に示す空間60aに対して好ましい温度を決める。環境提供部52aが、図2に示す空間60aに対して好ましい温度の情報を、受け取る。環境提供部52aが、図2に示す空間60aに対して好ましい温度環境を提供する。
したがって、図2に示す個人70aの作業内容毎に好適覚醒度を記憶しているので、作業内容に応じて好適覚醒度が決められる。
(3)
ここでは、図3に示す第1入力部15aに、図2に示す個人70aの作業内容が入力される。第1記憶部12aが、作業内容と好適覚醒度との相関関係を記憶する。
したがって、第1入力部15aに入力された作業内容と、第1記憶部12aが記憶している相関関係と、から、好適覚醒度が決められる。このため、作業内容に応じて好適覚醒度が決められる。
(4)
ここでは、図3に示す第1記憶部12aが、個人70a,70b,・・・ごとに、図5に示す作業内容172a,172b,・・・と好適覚醒度173a,173b,・・・との相関関係を記憶する。
したがって、作業内容172a,172b,・・・と好適覚醒度173a,173b,・・・との相関関係を個人70a,70b,・・・毎に記憶しているので、好適覚醒度が個人70a,70b,・・・毎に異なる場合でも、作業内容に応じて好適覚醒度が決められる。
(5)
ここでは、図5に示す作業内容172aが、単純作業と複雑作業とを含む。好適覚醒度173aが、図2に示す空間60aに属する個人70aの作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である。検出部21aが、図2に示す空間60aに属する個人70aに関する覚醒度を検出する。覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、図2に示す空間60aに対して好ましい温度を決める。環境提供部52aが、図2に示す空間60aに対して好ましい温度の情報を、受け取る。環境提供部52aが、図2に示す空間60aに対して好ましい温度環境を提供する。
したがって、図2に示す個人70aの作業内容が単純作業であるか複雑作業であるかに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように環境が提供される。このため、個人70aの生産性が向上される。
<第1実施形態の変形例>
(A)図5に示す複雑作業は、例えば、CADによる設計作業であってもよいし、ソフトウェアのプログラミング作業であってもよいし、特許明細書の作成作業であってもよい。図5に示す単純作業は、例えば、データベースへの入力作業であってもよいし、事務書類作成作業であってもよいし、伝票の入力作業であってもよいし、文書のワープロでの清書作業であってもよい。図1,図2に示す覚醒度センサー20aは、非接触で個人70aの心電を測定することにより、個人70aの覚醒度を検出するものであるが、接触型であってもよい。すなわち、個人70aの皮膚表面に電極を貼り付けることにより、個人70aの心電が測定され、それにより個人70aの覚醒度が検出されるようなものであってもよい。あるいは、別の方法により個人70aの覚醒度を検出するものであってもよい。
(B)図3に示す端末装置10aは、第3記憶部13aと第2入力部16aとをさらに備えてもよい。第2入力部16aには、環境による効果が入力される。第3記憶部13aは、環境による効果の情報を第2入力部16aから受け取る。第3記憶部13aは、覚醒度の情報を制御部14aから受け取る。第3記憶部13aは、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶する。環境による効果と覚醒度との相関関係は、例えば、図9に示すグラフ131のようになる。したがって、第3記憶部13aを参照することにより、好適覚醒度がK5であると求められる。
この場合、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム1が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図7,図8において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図8に示すステップS10では、環境による効果が入力される。すなわち、図3に示す第2入力部16aに、環境による効果が入力される。
図8に示すステップS11では、環境による効果と覚醒度との相関関係が記憶される。すなわち、図3に示す第3記憶部13aにより、環境による効果の情報が第2入力部16aから受け取られる。第3記憶部13aにより、覚醒度の情報が制御部14aから受け取られる。第3記憶部13aにより、図9に示すような、環境による効果と覚醒度との相関関係が記憶される。
図8に示すステップS12では、好適覚醒度が更新される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、第3記憶部13aが参照され、図9に示すような相関関係から好適覚醒度が求められる。制御部14aにより、第1記憶部12aにアクセスされ、図5に示す対象171aが個人70aである行のうち、第1入力部150aに入力された作業内容に対応する好適覚醒度173aの値K30,K40が、図9に示すK5へと上書きされる。
したがって、環境による効果と覚醒度との相関関係を記憶しているので、環境による効果が最大になる覚醒度を把握することができる。このため、好適覚醒度を求めることができる。
なお、環境による効果は、例えば、個人等の作業量など客観的なものでもいいし、例えば、個人等の印象など主観的なものでもいい。
(C)図3に示す第1入力部15aには、個人70aの作業内容だけでなく、個人70aの作業内容が属している時期が入力されてもよい。この場合、第1記憶部12aが記憶している相関関係は、図11に示すようになる。すなわち、第1記憶部12aが記憶している相関関係は、作業内容が属している時期174aをさらに備えることになる。
また、この場合、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム1が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図10において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図10に示すステップS21では、作業内容が属している時期が入力される。すなわち、図3に示す第1入力部15aに、個人70aの作業内容が属している時期が入力される。
図10に示すステップS22では、好適覚醒度が参照される。すなわち、受取部11aにより、図2に示す個人70aの覚醒度の情報が覚醒度センサー20aから受け取られる。図3に示す受取部11aにより、図2に示す個人70aの覚醒度の情報が制御部14aに渡される。図3に示す第1入力部15aにより、作業内容の情報と作業内容が属している時期の情報とが制御部14aへ渡される。制御部14aにより、第1記憶部12aが参照され、図11に示す相関関係から、図2に示す個人70aの好適覚醒度と決められる。
ここで、作業内容が属している時期は、初期適応期、適応持続期、競合期、外乱影響期、終期及び休息期の少なくとも一つである。初期適応期は、作業を開始したときから、作業を開始して一定時間経過したときまでである。初期適応期は、初期緊張があり、覚醒度が高く、機能と能力を高めながら適応持続期に向かうときである。適応持続期は、作業を開始して一定時間経過したときから、作業に慣れてきたときまでである。適応持続期は、適度の緊張と覚醒度が続き、正確さを保って作業がはかどるときである。競合期は、作業を行っているときに別の作業が入ってきて、作業が競合しているときである。外乱影響期は、作業を行っているときに、作業の納期が早まるなどの外乱が入ってきたときである。外乱影響期は、作業ミスや緊急の作業による事態の混乱が発生したときである。終期は、作業の終わりを意識しだしたときから、作業が終わるときまでである。終期は、作業終了に向けて一定の機能レベルの回復(終末スパート効果)があるときである。休息期は、作業を休んで、休息を取っているときである。
したがって、作業内容が属している時期と作業内容とに応じて好適覚醒度が異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように温度環境が提供される。このため、個人70aの生産性が向上される。
(D)エリア別環境提供システム1は、図1,図2,図3に示す温度センサー群40(40a,40b,・・・)をさらに備えてもよい。温度センサー40aは、主として検出部41aと通知部42aとを備える。図3に示す検出部41aは、図2に示す空間60a付近の温度を検出する。図3に示す通知部42aは、図2に示す空間60a付近の温度の情報を図3に示す検出部41aから受け取る。通知部42aは、図2に示す空間60a付近の温度の情報を端末装置10aに通知する。他の温度センサー40b,・・・も、温度センサー40aと同様である。
この場合、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム1が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図12,図13において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図12に示すステップS32では、温度が検出される。すなわち、図3に示す検出部41aにより、図2に示す空間60a付近の温度が検出される。図3に示す通知部42aにより、図2に示す空間60a付近の温度の情報が図3に示す検出部41aから受け取られる。通知部42aにより、図2に示す空間60a付近の温度の情報が端末装置10aに通知される(図12,図13に示す(2))。
図13に示すステップS33では、電力量が計算される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、図2に示す空間60aに対して好ましい温度と、図2に示す空間60a付近の温度とから、パーソナル空調機50aにおける所定時間(例えば、1時間)の運転に要する電力量が計算される。
図13に示すステップS34では、電力量が目標上限値を超えているか否かが判断される。すなわち、制御部14aにより、計算された電力量と目標電力量上限値とが比較され、電力量が目標電力量より大きいか否かが判断される。電力量が目標電力量上限値を超えていると判断された場合は、ステップS35へ進められ、電力量が目標電力量上限値を超えていないと判断された場合は、ステップS7へ進められる。
図13に示すステップS35では、図2に示す空間60aに対して好ましい温度が変更される。すなわち、パーソナル空調機50aにおける所定時間(例えば、1時間)の運転に要する電力量が目標電力量上限値となるように、図2に示す空間60aに対して好ましい温度が変更される。
したがって、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように温度環境が提供される。このため、省エネルギー化を図りながら、個人70aの生産性が向上される。
(E)上記変形例(D)において、エリア別環境提供システム1は、図1,図2,図3に示す温度センサー群40(40a,40b,・・・)を備えなくてもよい。すなわち、図3に示す制御部14aは、第2記憶部17aを参照して、図6に示すグラフ171から温度を推定してもよい。例えば、検出部21aが検出した覚醒度がK1である場合、図6に示すグラフ171から、温度がT1であると推定される。この場合でも、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように環境が提供される。このため、省エネルギー化を図りながら、個人等の生産性が向上される。
(F)図3に示す第2記憶部17aに記憶されている図6に示す相関関係は、更新されるようにしてもよい。すなわち、第2記憶部17aが、環境提供部52aがそれぞれのエリアに対して提供した温度環境の情報を、環境提供部52aから受取部51aと制御部14aとを経由して、取得する。第2記憶部17aが、検出部21aが検出した覚醒度の情報を受け取る。第2記憶部17aが、温度と覚醒度との相関関係を更新して記憶する。この場合、図4に示すステップS7のあとに、第2記憶部により、温度と覚醒度との相関関係が更新され記憶されることになる。したがって、提供された温度環境と検出された覚醒度との相関関係を記憶するので、温度と覚醒度との相関関係が正確に把握される。このため、覚醒度が好適覚醒度になるように環境が提供されることが容易になる。
(G)図1,図2,図3に示すパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)が空間群60(60a,60b,・・・)に提供する環境は、温度環境の代わりに、湿度環境であってもいいし、気流環境であってもいいし、温度環境と湿度環境と気流環境との少なくとも2つ以上を組み合わせたものであってもいい。図1,図2,図3に示すパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)は、照明装置群であってもいい。この場合、空間群60(60a,60b,・・・)には温度環境の代わりに照明環境が提供されることになる。図1,図2,図3に示すパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)は、発臭装置群であってもいい。この場合、空間群60(60a,60b,・・・)には温度環境の代わりに臭いの環境が提供されることになる。図1,図2,図3に示すパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)は、音響装置群であってもいい。この場合、空間群60(60a,60b,・・・)には温度環境の代わりに音響環境が提供されることになる。あるいは、図1,図2,図3に示すパーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)は、覚醒度に影響を与える装置であればどのような装置であってもよい。
(H)図3に示す端末装置10aは、第4入力部18aをさらに備えてもよい。第4入力部18aに、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。制御部14aは、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかの情報を第4入力部18aから受け取る。第4入力部18aに、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される。制御部14aは、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかの情報を第4入力部18aから受け取る。制御部14aは、スピード優先モードと健康優先モードとのいずれかの情報に基づいて、図2に示す空間60aに対して好ましい温度を変更する。
この場合、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム1が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図14,図15において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図14に示すステップS71では、制御モードが入力される。すなわち、図3に示す第4入力部18aに、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。制御部14aにより、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかの情報が第4入力部18aから受け取られる(図14,図15で示す(2))。
図15に示すステップS72では、制御モードが作業性優先モードであるか否かが判断される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、制御モードが作業性優先モードであるか否かが判断される。作業性優先モードであると判断された場合、ステップS73へ進められ、作業性優先モードでないと判断された場合、ステップS74へ進められる。
図15に示すステップS73では、制御モードがさらに入力される。すなわち、図3に示す第4入力部18aに、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される。制御部14aにより、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかの情報が第4入力部18aから受け取られる。
図15に示すステップS74では、好ましい温度が変更される。すなわち、図1に示す個人70aのストレス度が低減されるように、図2に示す空間60aに対して好ましい温度が変更される。
図15に示すステップS75では、制御モードがスピード優先モードであるか否かが判断される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、制御モードがスピード優先モードであるか否かが判断される。スピード優先モードであると判断された場合、ステップS76へ進められ、スピード優先モードでないと判断された場合、ステップS7へ進められる。
図15に示すステップS76では、好ましい温度が変更される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、図1に示す個人70aの覚醒度が上昇するように、図2に示す空間60aに対して好ましい温度が変更される。
したがって、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力されるので、個人70a,・・・の意志により個人70a,・・・の状況に適したモードで環境を提供することができる。このため、個人70a,・・・の生産性を長期的な観点から向上することができる。また、作業性優先モードが入力された場合にスピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力されるので、作業性が優先される方法を詳細に考慮して好ましい環境を決めることができる。
なお、第4入力部18aに入力された制御モードの情報の履歴が記憶され、第4入力部18aに連続して所定回数又は所定期間以上同じ制御モードが入力されないように、制御部14aにより制御されてもよい。
(I)図3に示す端末装置10aは、第5入力部19aをさらに備えてもよい。第5入力部19aに、周囲情報が入力される。ここで、周囲情報は、個人70a,・・・の周囲の状況に関する情報である。制御部14aは、周囲情報を第5入力部19aから受け取る。制御部14aは、周囲情報に基づいて、制御モードを決定する。制御部14aは、制御モードの情報に基づいて、図2に示す空間60aに対して好ましい温度を変更する。
なお、周囲情報は、花粉情報、ドライアイ情報及び疾病情報の少なくとも1つを含んでいてもよい。ここで、花粉情報は、花粉の発生状態に関する情報である。ドライアイ情報は、ドライアイの発生しやすさに関する情報である。例えば、ドライアイ情報は、湿度の情報である。疾病情報は、空気感染する疾病の流行状態に関する情報である。
この場合、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに環境を提供する処理の流れが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図1に示すエリア別環境提供システム1が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム1が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図16,図17において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図16に示すステップS80では、好ましい環境が決定される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、第2記憶部17aが参照され、空間60aに対して好ましい環境が図6に示す相関関係から決められる。ここで、環境は、温度・湿度・換気量・風量である。制御部14aにより、空間60aに対して好ましい温度の情報がパーソナル空調機50aに渡される。
図16に示すステップS81では、周囲情報が入力される。すなわち、図3に示す第5入力部19aに、周囲情報が入力される。ここで、周囲情報は、個人70a,・・・の周囲の状況に関する情報である。周囲情報は、花粉情報、ドライアイ情報及び疾病情報である。制御部14aにより、周囲情報に基づいて、制御モードが決定される。例えば、周囲情報が花粉情報である場合、花粉モードが決定される。例えば、周囲情報がドライアイ情報である場合、ドライアイモードが決定される。例えば、周囲情報が疾病情報である場合、疾病モードが決定される(図16,図17で示す(2))。
図17に示すステップS82では、制御モードが何であるかが判断される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、制御モードが何であるかが判断される。制御モードが花粉モードである場合、ステップS83へ進められる。制御モードがドライアイモードである場合、ステップS84へ進められる。制御モードが疾病モードである場合、ステップS85へ進められる。
図17に示すステップS83では、好ましい環境が変更される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、パーソナル空調機50aによる換気量が低減するように、図2に示す空間60aに対して好ましい環境が変更される。
図17に示すステップS84では、好ましい環境が変更される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、パーソナル空調機50aから吹き出される空調空気の風量が低減するように、また図2に示す空間60aの湿度を下げすぎないように、空間60aに対して好ましい環境が変更される。
図17に示すステップS85では、好ましい環境が変更される。すなわち、図3に示す制御部14aにより、パーソナル空調機50aによる換気量が低減するように、また図2に示す空間60aの湿度が疾病感染を促進しない湿度になるように、空間60aに対して好ましい環境が変更される。
したがって、周囲情報が入力されるので、個人70a,・・・の周囲の状況を考慮して環境を提供することができる。このため、個人70a,・・・の生産性を向上することができる。また、周囲情報を詳細な情報とすることができるので、個人70a,・・・の生産性を詳細に向上することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るエリア別環境提供システム100を図18に示す。また、エリア別環境提供システム100の各構成要素の構成図を図19に示す。図18,図19において、図1,図2,図3のエリア別環境提供システム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。図18に示すエリア別環境提供システム100は、主として空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに、主として温度環境と照明環境と臭いの環境とを提供するためのシステムである。
このエリア別環境提供システム100は、図18,図19に示すように、基本的な構造は第1実施形態と同様であり各構成要素は図3と同様であるが、照明装置群180(180a,180b,・・・)と発臭装置群130(130a,130b,・・・)とがさらに備えられている点で構成が異なる。すなわち、図19に示すように、照明装置180aは、主として受取部181aと環境提供部182aとを備える。発臭装置130aは、主として受取部131aと環境提供部132aとを備える。第2記憶部117aは、主として図22に示す制御モード118aと環境119aと優先順位120aとを記憶する。図19に示す第1入力部15aには、制御モードが入力される。ここで、制御モードは、主として省エネ重視モードと効果重視モードとである。制御部114aは、制御モードの情報を第1入力部15aから受け取る。制御部114aは、第2記憶部117aを参照し、図22に示す制御モードと優先順位との相関関係から、温度環境と照明環境と臭いの環境との優先順位を決める。制御部114aは、その優先順位に応じて、空間60aに対して好ましい温度環境と、空間60aに対して好ましい照明環境と、空間60aに対して好ましい臭いの環境と、を決める。これらの点で第1実施形態と異なる。なお、他の照明装置180b,・・・についても、照明装置180aと同様である。他の発臭装置130b,・・・についても、発臭装置130aと同様である。
また、図18に示すエリア別環境提供システム100が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図18に示すエリア別環境提供システム100が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム100が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図20,図21において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図20に示すステップS41では、制御モードが入力される。すなわち、図3に示す第1入力部15aに、制御モードが入力される。
図20に示すステップS42では、制御モードが省エネ重視モードであるか否かが判断される。省エネ重視モードであると判断された場合は、ステップS44へ進められ、省エネ重視モードでないと判断された場合は、ステップS43へ進められる。
図20に示すステップS43では、図18に示す空間60aに対して好ましい環境が効果重視モードで決定される。すなわち、制御部114aにより、制御モードが効果重視モードである旨の情報が第1入力部15aから受け取られる。制御部114aにより、第2記憶部117aが参照され、図22に示す制御モードと優先順位との相関関係から、温度環境の優先順位が1であり、照明環境の優先順位が2であり、臭いの環境の優先順位が3であると決められる。制御部114aにより、その優先順位に応じて、空間60aに対して好ましい温度環境と、空間60aに対して好ましい照明環境と、空間60aに対して好ましい臭いの環境と、が決められる。
図20に示すステップS44では、図18に示す空間60aに対して好ましい環境が省エネ重視モードで決定される。すなわち、制御部114aにより、制御モードが省エネ重視モードである旨の情報が第1入力部15aから受け取られる。制御部114aにより、第2記憶部117aが参照され、図22に示す制御モードと優先順位との相関関係から、温度環境の優先順位が3であり、照明環境の優先順位が2であり、臭いの環境の優先順位が1であると決められる。制御部114aにより、その優先順位に応じて、空間60aに対して好ましい温度環境と、空間60aに対して好ましい照明環境と、空間60aに対して好ましい臭いの環境と、が決められる。
好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように温度環境が提供される点は、第1実施形態と同様である。したがって、このようなエリア別環境提供システム100によっても、個人70aの生産性が向上される。
<第2実施形態の変形例>
(A)制御部114aが優先順位を決める環境は、温度環境と照明環境と臭いの環境と音響環境と覚醒度に影響を与える他の環境との少なくとも2つ以上を組み合わせたものであってもよい。制御部114aが優先順位を決める環境の種類の数は、3つでなくもてよい。2つでもいいし、4つ以上でもよい。
(B)図19に示す第1入力部15aに、制御モードが入力されなくてもよい。この場合、制御部114aは、デフォルトの制御モードで、温度環境と照明環境と臭いの環境との優先順位を決めてもよい。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るエリア別環境管理システム200を図23に示す。また、エリア別環境提供システム200の各構成要素の構成図を図24に示す。図23,図24において、図1,図2,図3のエリア別環境提供システム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。図23に示すエリア別環境提供システム200は、主として空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに、主として温度環境を提供するためのシステムである。
このエリア別環境提供システム200は、図23,図24に示すように、基本的な構造は第1実施形態と同様であり各構成要素は図3と同様であるが、ネットワーク205と集中管理センター290とがさらに備えられている点で構成が異なる。すなわち、図24に示すように、ネットワーク205は、覚醒度センサー20a,20b,・・・と集中管理センター290とを接続する。集中管理センター290は、主として集中管理部291を備える。集中管理部291は、通知部222a,222b,・・・とネットワーク205とを経由して、検出部21a,21b,・・・から覚醒度の情報を受け取る。集中管理部291は、覚醒度を集中的に管理する。したがって、覚醒度を集中的に管理するので、医師等により個人70a,70b,・・・の状況が容易に把握される。
好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように温度環境が提供される点は、第1実施形態と同様である。したがって、このようなエリア別環境提供システム200によっても、個人70a,70b,・・・の生産性が向上される。
<第3実施形態の変形例>
(A)図23に示すネットワーク205は、有線回線であってもいいし、無線回線であってもいい。
(B)図24に示す集中管理センター290は、第4入力部18aに入力された制御モードの情報を、ネットワーク205経由でさらに受け取ってもよい。このとき、集中管理センター290で第4入力部18aに入力された制御モードの履歴を記憶して、連続して所定回数又は所定期間以上同じ制御モードの入力を受け付けないようにしてもよい。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係るエリア別環境管理システム300を図25に示す。また、エリア別環境管理システム300の各構成要素の構成図を図26に示す。図25,図26において、図1,図2,図3のエリア別環境提供システム1の構成要素と同様の構成要素は同じ番号で示してある。図25に示すエリア別環境管理システム300は、主として空間群60(60a,60b,・・・)それぞれの、主として温度環境を管理するためのシステムである。
このエリア別環境管理システム300は、図25,図26に示すように、基本的な構造は第1実施形態と同様であり各構成要素は図3と同様であるが、パーソナル空調機群50(50a,50b,・・・)を備えておらず、端末装置310aが報知部318aをさらに備える点で構成が異なる。すなわち、図26に示すように、報知部318aが、制御部14aから、図25に示す空間60aに対して好ましい温度の情報を受け取る。報知部318aが、図25に示す空間60aに対して好ましい温度を報知する。具体的には、図25に示す空間60aに対して好ましい温度が、端末装置310aの表示画面(図示せず)に映し出される。端末装置310b,・・・についても、端末装置310aと同様である。これらの点で第1実施形態と異なる。
また、図25に示すエリア別環境管理システム300が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図25に示すエリア別環境管理システム300が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境管理システム300が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図27において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図27に示すステップS51では、報知がなされる。すなわち、図26に示す報知部318aにより、制御部14aから、図25に示す空間60aに対して好ましい温度の情報が受け取られる。報知部318aにより、図25に示す空間60aに対して好ましい温度が報知される。
好適覚醒度が作業内容に応じて異なる場合でも、覚醒度が好適覚醒度になるように温度環境が報知されるので、覚醒度が好適覚醒度になるように温度環境を提供することが可能となる点は、第1実施形態と同様である。したがって、このようなエリア別環境管理システム300によっても、個人70aの生産性が向上される。
<第4実施形態の変形例>
(A)エリア別環境管理システム300は、図26に示すように、パーソナル空調機群350(350a,350b,・・・)をさらに備えてもよい。パーソナル空調機350aは、主として受取部51a、環境提供部52a及び第3入力部353aを備える。第3入力部353aに、個人70aから温度に関する要望が入力される。制御部14aは、受取部51aを経由して、要望の情報を受け取る。制御部14aは、要望と覚醒度と好適覚醒度とに基づいて、図25に示す空間60aに対して好ましい温度を決めることができる。これらの点で第1実施形態と異なる。
また、図25に示すエリア別環境管理システム300が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、次の点で第1実施形態及び第4実施形態と異なる。なお、図25に示すエリア別環境管理システム300が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境管理システム300が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図28,図29において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ番号で示してある。
図29に示すステップS61では、要望が入力される。すなわち、図26に示す第3入力部353aに、図25に示す個人70aから温度に関する要望が入力される。
図29に示すステップS62では、空間60aに対して好ましい温度が決定される。すなわち、制御部14aにより、第2記憶部17aが参照され、空間60aに対して好ましい温度が、図6に示す相関関係と要望とから決められる。例えば、図6に示す相関関係から決められる温度と要望の温度との平均値が、空間60aに対して好ましい温度とされる。制御部14aにより、空間60aに対して好ましい温度の情報がパーソナル空調機50aに渡される。したがって、個人等の要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、省エネルギー化を図りながら、覚醒度が好適覚醒度になるように環境が提供される。このため、個人70aの要望に適した環境をできるだけ提供するとともに、省エネルギー化を図りながら、個人70aの生産性が向上される。
(B)図26に示す報知部318aが報知する環境は、温度環境、湿度環境、気流環境、照明環境、臭いの環境、音響環境及び覚醒度に影響を与える他の環境のうち少なくとも1つ以上であってもよい。この場合、報知部318aは、好ましい環境を報知するだけでなく、環境による効果及び電力量の少なくとも一方などを同時に報知してもよい。
(C)図26に示す第2記憶部17aに記憶されている図6に示す相関関係は、更新されるようにしてもよい。すなわち、第2記憶部17aが、環境提供部52aがそれぞれのエリアに対して提供した温度環境の情報を、環境提供部52aから受取部51aと制御部14aとを経由して、取得する。あるいは、第2記憶部17aが、第3入力部353aから受取部51aと制御部14aとを経由して、個人70aの温度環境に関する要望の情報を取得して、環境提供部52aが空間60aに対して提供した温度環境の情報としてもよい。第2記憶部17aが、検出部21aが検出した覚醒度の情報を受け取る。第2記憶部17aが、温度と覚醒度との相関関係を更新して記憶する。この場合、図4に示すステップS7のあとに、第2記憶部により、温度と覚醒度との相関関係が更新され記憶されることになる。したがって、提供された温度環境と検出された覚醒度との相関関係を記憶するので、温度と覚醒度との相関関係が正確に把握される。このため、覚醒度が好適覚醒度になるように環境が提供されることが容易になる。
(D)図26に示す端末装置310aは、第4入力部18aをさらに備えてもよい。第4入力部18aに、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。制御部14aは、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかの情報を第4入力部18aから受け取る。第4入力部18aに、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される。制御部14aは、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかの情報を第4入力部18aから受け取る。制御部14aは、スピード優先モードと健康優先モードとのいずれかの情報に基づいて、図25に示す空間60aに対して好ましい温度を変更する。
この場合、図25に示すエリア別環境提供システム300が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、図30〜図32に示すように、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図25に示すエリア別環境提供システム300が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム300が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図30〜図32において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ記号で示してある。
図30に示すステップS71では、制御モードが入力される。すなわち、図26に示す第4入力部18aに、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力される。制御部14aにより、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかの情報が第4入力部18aから受け取られる(図30,図31で示す(2))。
図30に示すステップS72では、制御モードが作業性優先モードであるか否かが判断される。すなわち、図26に示す制御部14aにより、制御モードが作業性優先モードであるか否かが判断される。作業性優先モードであると判断された場合、ステップS73へ進められ、作業性優先モードでないと判断された場合、ステップS74へ進められる。
図30に示すステップS73では、制御モードがさらに入力される。すなわち、図26に示す第4入力部18aに、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される。制御部14aにより、スピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかの情報が第4入力部18aから受け取られる。
図30に示すステップS74では、好ましい温度が変更される。すなわち、図1に示す個人70aのストレス度が低減されるように、図25に示す空間60aに対して好ましい温度が変更される。
図30に示すステップS75では、制御モードがスピード優先モードであるか否かが判断される。すなわち、図26に示す制御部14aにより、制御モードがスピード優先モードであるか否かが判断される。スピード優先モードであると判断された場合、ステップS76へ進められ、スピード優先モードでないと判断された場合、ステップS7へ進められる。
図30に示すステップS76では、好ましい温度が変更される。すなわち、図26に示す制御部14aにより、図1に示す個人70aの覚醒度が上昇するように、図25に示す空間60aに対して好ましい温度が変更される。
したがって、作業性優先モードと健康優先モードとのいずれかが入力されるので、個人70a,・・・の意志により個人70a,・・・の状況を考慮して好ましい環境になるように個人70a,・・・に促すことができる。このため、個人70a,・・・の生産性を長期的な観点から向上することができる。また、作業性優先モードが入力された場合にスピード優先モードと正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力されるので、作業性が優先される方法を詳細に考慮して好ましい環境を決めることができる。
なお、第4入力部18aに入力された制御モードの情報の履歴が記憶され、第4入力部18aに連続して所定回数又は所定期間以上同じ制御モードが入力されないように、制御部14aにより制御されてもよい。
(I)図26に示す端末装置310aは、第5入力部19aをさらに備えてもよい。第5入力部19aに、周囲情報が入力される。ここで、周囲情報は、個人70a,・・・の周囲の状況に関する情報である。制御部14aは、周囲情報を第5入力部19aから受け取る。制御部14aは、周囲情報に基づいて、制御モードを決定する。制御部14aは、制御モードの情報に基づいて、図2に示す空間60aに対して好ましい温度を変更する。
なお、周囲情報は、花粉情報、ドライアイ情報及び疾病情報の少なくとも1つを含んでいてもよい。ここで、花粉情報は、花粉の発生状態に関する情報である。ドライアイ情報は、ドライアイの発生しやすさに関する情報である。例えば、ドライアイ情報は、湿度の情報である。疾病情報は、空気感染する疾病の流行状態に関する情報である。
この場合、図25に示すエリア別環境提供システム300が空間群60(60a,60b,・・・)それぞれに温度環境を提供する処理の流れが、図33,図34に示すように、次の点で第1実施形態と異なる。なお、図25に示すエリア別環境提供システム300が空間60aに温度環境を提供する場合について説明するが、エリア別環境提供システム300が他の空間60b,・・・に温度環境を提供する場合についても同様である。図33,図34において、図4に示す第1実施形態と同様の処理は、同じ記号で示してある。
図33に示すステップS80では、好ましい環境が決定される。すなわち、図26に示す制御部14aにより、第2記憶部17aが参照され、空間60aに対して好ましい環境が図6に示す相関関係から決められる。ここで、環境は、温度・湿度・換気量・風量である。制御部14aにより、空間60aに対して好ましい温度の情報がパーソナル空調機50aに渡される。
図33に示すステップS81では、周囲情報が入力される。すなわち、図26に示す第5入力部19aに、周囲情報が入力される。ここで、周囲情報は、個人70a,・・・の周囲の状況に関する情報である。周囲情報は、花粉情報、ドライアイ情報及び疾病情報である。制御部14aにより、周囲情報に基づいて、制御モードが決定される。例えば、周囲情報が花粉情報である場合、花粉モードが決定される。例えば、周囲情報がドライアイ情報である場合、ドライアイモードが決定される。例えば、周囲情報が疾病情報である場合、疾病モードが決定される(図33,図34で示す(2))。
図34に示すステップS82では、制御モードが何であるかが判断される。すなわち、図26に示す制御部14aにより、制御モードが何であるかが判断される。制御モードが花粉モードである場合、ステップS83へ進められる。制御モードがドライアイモードである場合、ステップS84へ進められる。制御モードが疾病モードである場合、ステップS85へ進められる。
図34に示すステップS83では、好ましい環境が変更される。すなわち、図26に示す制御部14aにより、パーソナル空調機50aによる換気量が低減するように、図25に示す空間60aに対して好ましい環境が変更される。
図34に示すステップS84では、好ましい環境が変更される。すなわち、図26に示す制御部14aにより、パーソナル空調機50aから吹き出される空調空気の風量が低減するように、また図2に示す空間60aの湿度を下げすぎないように、空間60aに対して好ましい環境が変更される。
図34に示すステップS85では、好ましい環境が変更される。すなわち、図26に示す制御部14aにより、パーソナル空調機50aによる換気量が低減するように、また図25に示す空間60aの湿度が疾病感染を促進しない湿度になるように、空間60aに対して好ましい環境が変更される。
したがって、周囲情報が入力されるので、個人70a,・・・の周囲の状況を考慮した環境になるように個人70a,・・・に促すことができる。このため、個人70a,・・・の生産性を向上することができる。また、周囲情報を詳細な情報とすることができるので、個人70a,・・・の生産性を詳細に向上することができる。
本発明にかかるエリア別環境提供システム、エリア別環境管理システム及び環境提供装置は、個人等の生産性を向上することができるという効果を有し、エリア別環境提供システム、エリア別環境管理システム及び環境提供装置等として有用である。
本発明の第1実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第1実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第1実施形態によるエリア別環境提供システムの構成図。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 第1記憶部の構成を示す概念図。 第2記憶部の構成を示す概念図。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 第3記憶部の構成を示す概念図。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 第1記憶部の構成を示す概念図。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第2実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第2実施形態によるエリア別環境提供システムの構成図。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境提供システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 第2記憶部の構成を示す概念図。 本発明の第3実施形態によるエリア別環境提供システムの概念図。 本発明の第3実施形態によるエリア別環境提供システムの構成図。 本発明の第4実施形態によるエリア別環境管理システムの概念図。 本発明の第4実施形態によるエリア別環境管理システムの構成図。 エリア別環境管理システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境管理システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境管理システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境管理システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境管理システムが空間群それぞれに温度環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境管理システムが空間群それぞれに環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境管理システムが空間群それぞれに環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。 エリア別環境管理システムが空間群それぞれに環境を提供する処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1,100,200 エリア別環境提供システム
300 エリア別環境管理システム
10,310 端末装置群
20 覚醒度センサー群
40 温度センサー群
50,350 パーソナル空調機群
60 空間群
70 個人群
130 発臭装置群
180 照明装置群

Claims (37)

  1. 複数のエリア(60a,60b,・・・)それぞれに対して環境を提供するためのエリア別環境提供システム(1,100,200)であって、
    それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する個人及び団体の少なくとも一方に関する覚醒度を検出する検出部(21a,21b,・・・)と、
    前記覚醒度と、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人及び団体の少なくとも一方の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である好適覚醒度と、に基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を提供する環境提供部(51a,51b,・・・)と、
    を備えたエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  2. 前記作業内容と前記好適覚醒度との相関関係を記憶する第1記憶部(12a,12b,・・・)をさらに備える、
    請求項1に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  3. 前記作業内容が入力される第1入力部(15a,15b,・・・)をさらに備える、
    請求項2に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  4. 前記第1記憶部(12a,12b,・・・)は、前記個人及び団体の少なくとも一方ごとに、前記作業内容と前記好適覚醒度との相関関係を記憶する、
    請求項2又は3に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  5. 前記環境と前記覚醒度との相関関係を記憶する第2記憶部(17a,17b,・・・,117a,117b,・・・)をさらに備える、
    請求項1から4に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  6. 前記環境による効果と前記覚醒度との相関関係を記憶する第3記憶部(13a,13b,・・・)をさらに備える、
    請求項1から5に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  7. 前記環境による効果が入力される第2入力部(16a,16b,・・・)をさらに備える、
    請求項6に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  8. 前記第3記憶部(13a,13b,・・・)は、前記個人及び団体の少なくとも一方ごとに、前記環境による効果と前記覚醒度との相関関係を記憶する、
    請求項6又は7に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  9. 前記覚醒度を集中的に管理する集中管理部(291)と、
    前記検出部(21a,21b,・・・)と前記集中管理部(291)とを接続するネットワーク(205)と、
    をさらに備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  10. 前記作業内容は、単純な作業である単純作業と、複雑な作業である複雑作業と、を含む、
    請求項1から9のいずれか1項に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  11. 前記作業内容が属している時期は、初期適応期、適応持続期、競合期、外乱影響期、終期及び休息期の少なくとも一つであり、
    前記好適覚醒度は、前記作業内容が属している時期と前記作業内容とに応じて決められる好適な覚醒度である、
    請求項1から10のいずれか1項に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  12. 前記環境は、複数種類だけ存在し、
    前記環境提供部(51a,51b,・・・)は、複数種類の前記環境に対して優先順位を付けて、前記覚醒度と前記好適覚醒度とに基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を提供する、
    請求項1から11のいずれか1項に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  13. 前記環境提供部(51a,51b,・・・)は、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対する環境の提供に必要なエネルギー量が、所定の目標上限値を超えないように、前記覚醒度と前記好適覚醒度とに基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を提供する、
    請求項1から12のいずれか1項に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  14. 前記個人及び団体の少なくとも一方の作業性が優先されるモードである作業性優先モードと前記個人及び団体の少なくとも一方の健康が優先されるモードである健康優先モードとのいずれかが入力される第4入力部(18a,・・・)をさらに備えた、
    請求項1から13のいずれか1項に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  15. 前記第4入力部(18a,・・・)は、前記作業性優先モードが入力された場合に、前記個人及び団体の少なくとも一方の作業のスピードが優先されるモードであるスピード優先モードと前記個人及び団体の少なくとも一方の作業の正確さが優先されるモードである正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される、
    請求項14に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  16. 前記個人及び団体の少なくとも一方の周囲の状況に関する情報である周囲情報が入力される第5入力部(19a,・・・)をさらに備えた、
    請求項1から15のいずれか1項に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  17. 前記周囲情報は、花粉の発生状態に関する情報である花粉情報、ドライアイの発生しやすさに関する情報であるドライアイ情報及び空気感染する疾病の流行状態に関する情報である疾病情報の少なくとも1つを含む、
    請求項16に記載のエリア別環境提供システム(1,100,200)。
  18. 複数のエリア(60a,60b,・・・)それぞれに対して環境を提供するためのエリア別環境管理システム(300)であって、
    それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する個人及び団体の少なくとも一方に関する覚醒度を検出する検出部(21a,21b,・・・)と、
    前記覚醒度と、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人及び団体の少なくとも一方の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である好適覚醒度と、に基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を報知する報知部(318a,318b,・・・)と、
    を備えたエリア別環境管理システム(300)。
  19. 前記作業内容と前記好適覚醒度との相関関係を記憶する第1記憶部(12a,12b,・・・)をさらに備える、
    請求項18に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  20. 前記作業内容が入力される第1入力部(15a,15b,・・・)をさらに備える、
    請求項19に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  21. 前記第1記憶部(12a,12b,・・・)は、前記個人及び団体の少なくとも一方ごとに、前記作業内容と前記好適覚醒度との相関関係を記憶する、
    請求項19又は20に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  22. 前記個人及び団体の少なくとも一方から前記環境に関する要望が入力される第3入力部(353a,353b,・・・)と、
    前記要望と前記覚醒度と前記好適覚醒度とに基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を提供する環境提供部(51a,51b,・・・)と、
    をさらに備える、
    請求項18から21のいずれか1項に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  23. 前記環境と前記覚醒度との相関関係を記憶する第2記憶部(17a,17b,・・・,117a,117b,・・・)をさらに備える、
    請求項22に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  24. 前記環境による効果と前記覚醒度との相関関係を記憶する第3記憶部(13a,13b,・・・)をさらに備える、
    請求項22又は23に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  25. 前記環境による効果が入力される第2入力部(16a,16b,・・・)をさらに備える、
    請求項24に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  26. 前記第3記憶部(13a,13b,・・・)は、前記個人及び団体の少なくとも一方ごとに、前記環境による効果と前記覚醒度との相関関係を記憶する、
    請求項24又は25に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  27. 前記覚醒度を集中的に管理する集中管理部(291)と、
    前記検出部(21a,21b,・・・)と前記集中管理部(291)とを接続するネットワーク(205)と、
    をさらに備える、
    請求項18から26のいずれか1項に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  28. 前記作業内容は、単純な作業である単純作業と、複雑な作業である複雑作業と、を含む、
    請求項18から27のいずれか1項に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  29. 前記作業内容が属している時期は、初期適応期、適応持続期、競合期、外乱影響期、終期及び休息期の少なくとも一つであり、
    前記好適覚醒度は、前記作業内容が属している時期と前記作業内容とに応じて決められる好適な覚醒度である、
    請求項18から28のいずれか1項に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  30. 前記環境は、複数種類だけ存在し、
    前記報知部(318a,318b,・・・)は、複数種類の前記環境に対して優先順位を付けて、前記覚醒度と前記好適覚醒度とに基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を報知する、
    請求項18から29のいずれか1項に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  31. 前記報知部(318a,318b,・・・)は、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対する環境の提供に必要なエネルギー量が、所定の目標上限値を超えないように、前記覚醒度と前記好適覚醒度と、に基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を報知する、
    請求項18から29のいずれか1項に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  32. 前記個人及び団体の少なくとも一方の作業性が優先されるモードである作業性優先モードと前記個人及び団体の少なくとも一方の健康が優先されるモードである健康優先モードとのいずれかが入力される第4入力部(18a,・・・)をさらに備えた、
    請求項18から31のいずれか1項に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  33. 前記第4入力部(18a,・・・)は、前記作業性優先モードが入力された場合に、前記個人及び団体の少なくとも一方の作業のスピードが優先されるモードであるスピード優先モードと前記個人及び団体の少なくとも一方の作業の正確さが優先されるモードである正確さ優先モードとのいずれかがさらに入力される、
    請求項32に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  34. 前記個人及び団体の少なくとも一方の周囲の状況に関する情報である周囲情報が入力される第5入力部(19a,・・・)をさらに備えた、
    請求項18から33のいずれか1項に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  35. 前記周囲情報は、花粉の発生状態に関する情報である花粉情報、ドライアイの発生しやすさに関する情報であるドライアイ情報及び空気感染する疾病の流行状態に関する情報である疾病情報の少なくとも1つを含む、
    請求項34に記載のエリア別環境管理システム(300)。
  36. 複数のエリア(60a,60b,・・・)それぞれに属する個人及び団体の少なくとも一方に関する覚醒度を検出する検出装置から、前記覚醒度の情報を受け取る受取部と、
    前記覚醒度と、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人及び団体の少なくとも一方の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である好適覚醒度と、に基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を提供する環境提供部(51a,51b,・・・)と、
    を備えた環境提供装置(50a,50b,・・・,130a,130b,・・・,180a,180b,・・・,350a,350b,・・・)。
  37. 複数のエリア(60a,60b,・・・)それぞれに属する個人及び団体の少なくとも一方に関する覚醒度を検出する検出装置から、前記覚醒度の情報を受け取る受取部と、
    前記個人及び団体の少なくとも一方から前記環境に関する要望が入力される第3入力部(353a,353b,・・・)と、
    前記要望と、前記覚醒度と、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に属する前記個人及び団体の少なくとも一方の作業内容に応じて決められる好適な覚醒度である好適覚醒度と、に基づいて、それぞれの前記エリア(60a,60b,・・・)に対して好ましい環境を提供する環境提供部(51a,51b,・・・)と、
    を備えた環境提供装置(350a,350b,・・・)。
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