JP2005126549A - 開始剤、組成物、ラジカル発生方法、平版印刷版作製用感光材料および平版印刷版の作製方法 - Google Patents

開始剤、組成物、ラジカル発生方法、平版印刷版作製用感光材料および平版印刷版の作製方法 Download PDF

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JP2005126549A JP2003362932A JP2003362932A JP2005126549A JP 2005126549 A JP2005126549 A JP 2005126549A JP 2003362932 A JP2003362932 A JP 2003362932A JP 2003362932 A JP2003362932 A JP 2003362932A JP 2005126549 A JP2005126549 A JP 2005126549A
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公彦 大久保
Masahito Nishizeki
雅人 西関
Tomoyuki Matsumura
智之 松村
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Abstract

【課題】 可視光領域の光に対して高い感光性を有する開始剤を提供し、350nmから650nmの間の波長の光で書込が出来、解像度、感度の良好な画像を形成でき、保存性の良好な組成物と、上記波長の光により高感度にラジカルを発生するラジカル発生方法と、上記波長域に高い感光性を有し、かつ保存安定性に優れた平版印刷版作製用の感光材料及びそれを用いた平版印刷版の作製方法を提供する。
【解決手段】 下記一般式(I)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物と、下記一般式(II)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物と、少なくとも1種の増感剤を含有することを特徴とする開始剤、組成物、平版印刷版。
【化1】
Figure 2005126549

【化2】
Figure 2005126549

【選択図】 なし

Description

本発明は(ポリ)ハロゲン化合物と金属−アレーン錯体と特定の増感剤とを用いた新規な開始剤、組成物、ラジカル発生方法、平版印刷版作製用感光材料および平版印刷版の作製方法、に関し、更に詳しくは、(ポリ)ハロゲン化合物と金属−アレーン錯体と特定の増感剤とを用いた新規な開始剤、ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物を可視光線の露光により短時間に重合させ、例えば、インキ、感光性印刷版、フォトレジスト、ダイレクト刷版材料、製版用プルーフ材料、ホログラム材料、封止剤、接着剤、光造形材料等の分野において、良好な物性を持った硬化物を得るための重合組成物、ラジカル発生方法、平版印刷版作製用感光材料および平版印刷版の作製方法に関する。
近年、レーザを用いて像様露光を行うことでラジカル重合させて露光部を硬化し、未露光部との物性を変化させて現像により画像形成する方法が知られている。
画像形成を行うためにはレーザ光源の波長に適した感材を選択する必要があり、ラジカル重合の開始剤として、ラジカル発生剤は数多く研究されているが、いずれも、単独では紫外部にしか吸収をもたないものが多く、通常は光源の波長にあわせた増感剤を組み合わせて用いる。
405nmのInGaN半導体レーザ488nmのアルゴンレーザや532nmのW−YAGレーザの光源に対応した増感剤とラジカル発生剤の組み合わせ(以下開始剤系)も、さまざまなものが知られている。
たとえば、ある種の光還元性染料が効果的な増感剤として記載されて(例えば、特許文献1参照。)いる。また、染料とアミンの複合開始剤系(例えば、特許文献2参照。)、ビイミダゾールとラジカル発生剤および染料の系(例えば、特許文献3参照。)、特開昭54−155292号にはビイミダゾールとジアルキルアミノベンジリデンケトンの系、ケト置換クマリン化合物と活性ハロゲン化物の系(例えば、特許文献4参照。)、置換トリアジンとメロシアニン色素の系(例えば、特許文献5、6参照。)、特定のシアニン色素とs−トリアジンの系(例えば、特許文献7参照。)が提案されているが、いずれも、感度が不充分であったり、保存性が悪いなどの問題があった。
米国特許第2,850,445号明細書 (実施例4〜7) 特公昭44−20189号公報 特公昭45−37377号公報 特開昭58−15503号公報 特公昭47−2528号公報 特開昭54−15102号公報 特開2002−189295号公報 (実施例29)
本発明は従来技術の問題点を改良すべく為されたものである。即ち、本発明の第1の目的は可視光領域の光に対して高い感光性を有する開始剤を提供することにある。本発明の第2の目的は、350nmから650nmの間の波長の光で書込が出来、解像度、感度の良好な画像を形成できる組成物を提供することにある。本発明の第3の目的は、350nmから650nmの間の波長の光により高感度にラジカルを発生するラジカル発生方法の提供にある。第4の目的は350nmから650nmの間の波長域に高い感光性を有し、かつ保存安定性に優れた平版印刷版作製用の感光材料及びそれを用いた平版印刷版の作製方法を提供することにある。第5の目的は保存性の良好な組成物の提供にある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成することができる。
(請求項1)
下記一般式(I)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物と、下記一般式(II)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物と、下記一般式D−1からD−6で示される増感剤から選ばれる少なくとも1種の増感剤を含有することを特徴とする開始剤。
Figure 2005126549
(式中、Z11およびZ12はそれぞれ独立にハロゲン原子を表し、X11は水素原子または電子求引性基を表し、Y11は−NR11S(=O)2−または−NR12C(=O)−または−S(=O)2−または−C(=O)−または−SO−を表し、L11は−O−、−S−、−NR13−、−C(=O)−、アルキレン、アリーレン又はそれらの組合せを表し、R11からR13はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表し、n11は1から6の整数を表し、k11は0または1、m11は0または1の整数を表し、Q11はn11価の芳香環または複素環またはアルキル基を表す。但しk11=m11=0のとき、Q11は芳香環または複素環を表す。)
Figure 2005126549
(式中、Z21はπ−アレーン基を表し、R21は置換基を表し、n21は0から5の整数を表し、複数のR21はそれぞれ同じでも異なっていても良く、M21はTi(II)、Co(II)、Mn(II)、Fe(II)、Bi(II)およびSb(II)から選ばれる金属陽イオン、A21はBF4、PF6、AsF6、SbF6、FeCl4、SnCl6、SbCl6およびBiCl6から選ばれる1価の陰イオンを表す。)
Figure 2005126549
(式中、XD1、YD1、ZD1、WD1はそれぞれ独立に=N−または=C(RD15)−を表し、RD11からRD15はそれぞれ独立に、水素原子または置換基を表し、複数のRD15はそれぞれ同じでも異なっていても良く、RD15がお互い結合して環を形成しても良く、また、RD11からRD15は任意にお互い結合して環を形成しても良い。ただし、XD1、YD1、ZD1、WD1のうち少なくとも一つは=N−である。)
Figure 2005126549
(式中RD21からRD28はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。)
Figure 2005126549
(式中、YD31は=Oまたは=N(RD34)−を表し、RD31からRD34はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表し、XD31、XD32はそれぞれ独立にハロゲン原子を表す。RD31とRD32、RD32とRD33、RD33とRD34がそれぞれ結合して環を形成しても良い。)
Figure 2005126549
(式中、RD41からRD46はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表し、XD41、XD42はそれぞれ独立してハロゲン原子を表す。RD41からRD46は任意にお互い結合して環を形成しても良い。)
Figure 2005126549
(式中RD51からRD56はそれぞれ独立に水素原子、もしくは置換基を表し、nd51、nd53、nd54、nd56はそれぞれ独立に1から5の整数を表し、nd52、nd55はそれぞれ独立に1から4の整数を表し、複数のRD51からRD56はそれぞれ同じでも異なっても良い。)
Figure 2005126549
(式中、XD6は−N(RD610)−または−O−または−S−または−S(=O)2−または−C(=O)−または−SO−を表し、RD60からRD69およびRD610はそれぞれ独立に、水素原子、または置換基を表し、また、RD60からRD69およびRD610は任意にお互い結合して環を形成しても良い。)
(請求項2)
アミン化合物を重合促進剤として含有することを特徴とする請求項1に記載の開始剤。
(請求項3)
イオウ化合物を重合促進剤として含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の開始剤。
(請求項4)
エチレン性不飽和結合を有する化合物及び請求項1〜3のいずれか1項に記載されている開始剤を含有することを特徴とする組成物。
(請求項5)
請求項1〜3のいずれか1項に記載されている開始剤を350nmから650nmの間の波長に発振波長を有するレーザー光で露光する事を特徴とするラジカル発生方法。
(請求項6)
親水性支持体上に少なくとも感光性層及び保護層とをこの順に設けてなる平版印刷版作製用感光材料において、該感光性層はバインダー成分および請求項4に記載されている組成物を含有していることを特徴とする平版印刷版作製用感光材料。
(請求項7)
請求項6記載の平版印刷版作製用感光材料の感光性層に350nmから650nmの間の波長に発振波長を有するレーザー光で像様に走査露光を行なった後、保護層及び感光性層の未露光部を溶出除去することを特徴とする平版印刷版の作製方法。
本発明により、405nm、488nm又は532nm付近の光で書込ができ、解像度、感度の良好な画像を形成できる開始剤、ラジカル発生方法、重合性組成物を提供することができ、これを用いて高感度かつ保存安定性に優れた平版印刷版作製用感光材料が作製でき、かつ本発明による平版印刷版の作製方法により高感度で保存性に優れた印刷物を得ることができる。
本発明を更に詳しく説明する。まず一般式(I)で表される化合物について説明する。一般式(I)において、Z11およびZ12はそれぞれ独立にハロゲン原子を表す。本明細書において言うハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素の何れでもよい。Z11およびZ12は塩素原子と臭素原子または両方とも塩素原子、または両方とも臭素原子であることがより好ましく、両方とも塩素原子であることが最も好ましい。一般式(I)において、X11は水素原子又は電子求引性基である。代表的な置換基のσp値については例えば、Hansch,C.,Leo,A.,Unger,S.H.,Kim,K.−H.,Nakatani,D.,Lien,E.J.:J.Med.Chem.16,1207(1973)、Hansch,C.,Rockwell,S.D.,Jow,P.Y.C.,Leo,A.,Steller,E.E.:J.Med.Chem.20,304(1977)に記載されており、本発明の電子求引性基とは、ハメットの置換基定数σpが正の値を取りうる置換基のことである。具体的には、例えばシアノ基、C2〜30のアルキルカルボニル基、C7〜30のアリールカルボニル基、C2〜30のアルコキシカルボニル基、C7〜30のアリールオキシカルボニル基、C1〜30のカルバモイル基、C1〜30のアルキルで置換されていてもよいスルファモイル基、C1〜30のアルキルスルホニル基、C6〜30のアリールスルホニル基、ハロゲン原子、アシル基、ヘテロ環基等を表し、これらはさらに置換基を有していても良く、またQ11の任意の位置に結合し、環状構造を形成しても良い。一般式(I)において、X11はハロゲン原子であることが好ましく、より好ましいのは塩素原子または臭素原子である。一般式(I)において、Z11、Z12およびX11は全て塩素原子であるかまたは全て臭素原子であることがより好ましく、全て塩素原子である事が最も好ましい。
一般式(I)において、Y11は−NR11S(=O)2−または−NR12C(=O)−または−S(=O)2−または−C(=O)−または−SO−を表し、R11とR12は水素原子又は置換基を表し、該置換基としては本発明においては特に制限される事は無いが、例としては、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)などを挙げる事ができ、これらはさらに置換基を有していても良い。R11、R12として好ましくは水素原子又はアルキル基であり、より好ましくは水素原子である。Y11として好ましくは−NR11S(=O)2−または−NR12C(=O)−または−S(=O)2−または−C(=O)−であり、より好ましくは−NR11S(=O)2−または−NR12C(=O)−であり、最も好ましいのは−NR12CO−である。
一般式(I)においてL11は−O−、−S−、−NR13−、−C(=O)−、アルキレン基(好ましくは炭素数1〜30、さらに好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜10)、アリーレン基(好ましくは炭素数6〜30、さらに好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜10)、又はこれらの組み合わせで形成される基であり、これらはさらに置換基を有していても良く、L11の任意の位置の炭素とY11内のR11またはR12が結合して環を形成しても良い。R13は水素原子または置換基を表し、該置換としては上述したR11、R12の置換基と同義であり、好ましくは水素原子又はアルキル基であり、より好ましくは水素原子であり、L11は好ましくは、アルキレン基、−NR13−、−CO−、−O−およびこれらの組み合わせで形成される基である。
一般式(I)においてn11は1から6の整数を表し、好ましくは1から4の整数である。一般式(I)においてk11は0または1、m11は0または1の整数を表す。
一般式(I)において、Q11はn11価の芳香環または複素環またはアルキル基を表し、該芳香環としては本発明においては特に制限される事は無いが、好ましくは炭素数6〜30、さらに好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜16の芳香環(例えば、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、ピレン環、フルオレン環など)を表し、該複素環としては本発明においては特に制限される事は無いが、好ましくは環を構成する原子団内に炭素原子のほかに酸素、窒素、硫黄のいずれか1元素を少なくとも1原子含む5員環もしくは6員環であり、環を構成する原子団内に炭素原子のほかに酸素、窒素、硫黄のいずれか1元素を複数原子含んでいても良く、また環を構成する原子団内に炭素原子のほかに酸素、窒素、硫黄、のいずれか2元素以上の原子を各々1原子または複数原子含んでいても良く、該複素環は縮合環を有していても良い。本発明の複素環の例としては、フラン環誘導体(フラン環、ベンゾフラン環、ジベンゾフラン環など)、ピロール環誘導体(ピロール環、インドール環、イソインドール環、カルバゾール環など)、チオフェン環誘導体(チオフェン環、ベンゾチオフェン環など)、ジアゾール環誘導体(イミダゾール環、ベンズイミダゾール環、ピラゾール環、ベンズピラゾール環など)、オキサゾール環誘導体(オキサゾール環、イソオキサゾール環、ベンズオキサゾール環など)、チアゾール環誘導体(チアゾール環、イソチアゾール環、ベンズチアゾール環など)、トリアゾール環誘導体(1,3,5−トリアゾール環、ベンズトリアゾール環、ベンズインダゾール環など)、オキサジアゾール環誘導体(オキサジアゾール環、ベンズオキサジアゾール環など)、チアジアゾール環誘導体(チアジアゾール環、ベンズチアジアゾール環など)、オキサトリアゾール環、チアトリアゾール環、テトラゾール環、ピロリジン環、プリン環、インドリジン環、ピリジン環誘導体(ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、アクリジン環、フェナントリジン環など)、ピリミジン環誘導体(ピリミジン環、キナゾリン環、ヘキサヒドロピリミジン−2,4,6−トリオン環など)、ピリダジン環誘導体(ピリダジン環、フタラジン環、シンノリン環など)、ピラジン環誘導体(ピラジン環、キノキサリン環、フェナジン環など)、ナフチリジン環、プテリジン環、トリアジン環誘導体(s−トリアジン環など)、テトラジン環、ピラン環、チオピラン環、フェナントロリン環、フェノチアジン環、フェノキサンジン環、アンチリジン環などであり、好ましくはフラン環誘導体、ピロール環誘導体、チオフェン環誘導体、ジアゾール環誘導体、オキサゾール誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、テトラゾール環、ピリジン環誘導体、ピリミジン環誘導体、ピリダジン環誘導体、ピラジン環誘導体、トリアジン環誘導体であり、より好ましくはオキサゾール誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、テトラゾール環、ピリジン環誘導体、トリアジン環誘導体、ピリミジン環誘導体、ピリダジン環誘導体、ピラジン環誘導体、トリアジン環誘導体であり、もっとも好ましくはオキサジアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアジン環誘導体であり、該アルキル基としては本発明においては特に制限される事は無いが、好ましくは炭素数1〜30、さらに好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜10(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、tert−アミル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)を表し、該芳香環または該複素環または該アルキル基はさらに置換基を有していても良く、該置換基としては本発明においては特に制限される事は無いが、例としては、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基など)、複素環基(例えば、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基、1−ベンズイミダゾリル基、1−インダゾリル基、1−ベンゾトリアゾリル基等)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基。ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられ、より好ましい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、複素環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロゲン原子、であり、これらの基はさらに置換基を有していても良い。k11=m11=0のとき、Q11は芳香環または複素環を表す。次に一般式(I)の化合物の化合物例を示す。
Figure 2005126549
Figure 2005126549
Figure 2005126549
Figure 2005126549
Figure 2005126549
Figure 2005126549
Figure 2005126549
一般式(I)の化合物は、当業者に知られる通常の有機合成反応によって合成することができる。例えば、特開2001−305694号19頁段落0058から20頁段落0066に記載されている方法に準じて合成する事ができる。
次に上記一般式(II)で表される化合物について説明する。一般式(II)で表される化合物は一般にはπ結合有機金属化合物として知られている化合物であり、芳香族炭化水素化合物または芳香族複素環化合物または不飽和化合物のπ電子と金属とがπ結合した化合物である。
一般式(II)においてZ21はπアレーンを表し、該πアレーンとしては未置換もしくは置換基を有する芳香族炭化水素化合物または芳香族複素環化合物であり、単環でも縮合多環でも良い。該芳香族炭化水素化合物として好ましくは、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、ピレン、フルオレン等を挙げる事ができ、該芳香族複素環化合物としては、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環、チオキサンテン環、キサンテン環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環化合物を挙げる事ができ、また上述した該芳香族炭化水素化合物または芳香族複素環化合物は置換基を有していても良く、該置換基としては、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基など)、複素環基(例えば、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基、1−ベンズイミダゾリル基、1−インダゾリル基、1−ベンゾトリアゾリル基等)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基。ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられ、より好ましい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、複素環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロゲン原子を挙げる事ができる。
21は置換基を表し、該置換基としてはアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基など)、複素環基(例えば、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基、1−ベンズイミダゾリル基、1−インダゾリル基、1−ベンゾトリアゾリル基等)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基など)、アルキルカルボニル基(メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、イソプロピルカルボニル基、n−ブチルカルボニル基、t−ブチルカルボニル基、2−エチルヘキサノイル基、ステアリル基など)アリールカルボニル基(例えばフェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基。ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられ、より好ましい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、複素環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロゲン原子を挙げる事ができる。n21は0から5の整数を表し、好ましくは0から3であり、より好ましくは0か1である。n21が2から5個のR21はそれぞれ同じでも異なっていても良く、環を形成しても良い。
21はTi(II)、Co(II)、Mn(II)、Fe(II)、Bi(II)およびSb(II)から選ばれる金属陽イオンを表し、好ましくはCo(II)、Fe(II)であり、より好ましくはFe(II)である。A21はBF4、PF6、AsF6、SbF6、FeCl4、SnCl6、SbCl6およびBiCl6から選ばれる1価の陰イオンを表し、好ましくはBF4、PF6、AsF6、SbF6、FeCl4、より好ましくはBF4、PF6である。次に一般式(II)の化合物の化合物例を示す。
Figure 2005126549
一般式(II)の化合物は、当業者に知られる通常の有機合成反応によって合成することができる。例えばJ.Photochem.Photobiol.A:Chem.,77,269(1994)記載の方法に準じて合成する事ができる。
次に一般式D−1からD−6の増感剤について説明する。本発明の増感剤とは、近紫外から可視領域の光線、より好ましくは350nmから650nmの波長範囲の光線、さらに好ましくは、400nmから550nmの波長範囲の光線あるいはレーザー露光装置の光源波長(半導体レーザーの第2高調波(SHG−LD、350〜600nm)、YAG−SHGレーザー、He−Neレーザー(633、543、364nm)、Arレーザー(515、488nm)、FD−YAGレーザー(532nm)、InGaN半導体レーザー(360〜450nm、特に405nm))と同一の波長範囲の光線を吸収して励起状態となった後、一般式(II)の化合物と何らかの相互作用により一般式(II)の化合物からラジカル発生を誘発する事のできる化合物である。本発明の一般式D−1からD−6で示される増感剤としては上述した相互作用を示す増感剤であれば何ら制限を受ける事は無い。
一般式D−1中、XD1、YD1、ZD1、WD1はそれぞれ独立に=N−または=C(RD15)−を表し、XD1、YD1、ZD1、WD1のうち少なくとも一つは=N−であり、好ましくはXD1、YD1、ZD1、WD1のうち少なくとも一つは=C(RD15)−である。XD1、YD1が共に=C(RD15)−である場合には各々のRD15が結合して縮合環を形成しても良く、YD1、ZD1が共に=C(RD15)−である場合には各々のRD15が結合して縮合環を形成しても良く、XD1とYD1もしくはYD1とZD1と共に形成される該縮合環は5員または6員の縮合環であることが好ましく、該縮合環はさらに置換基を有していても良く、該置換基としては本発明においては特に制限される事は無いが、例としては、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基など)、複素環基(例えば、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基、1−ベンズイミダゾリル基、1−インダゾリル基、1−ベンゾトリアゾリル基等)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基。ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられ、より好ましい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、複素環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロゲン原子、であり、これらの基はさらに置換基を有していても良い。
D11からRD15はそれぞれ独立に、水素原子または置換基を表し、該置換基としては本発明においては特に制限される事は無いが、例としては、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基など)、複素環基(例えば、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基、1−ベンズイミダゾリル基、1−インダゾリル基、1−ベンゾトリアゾリル基等)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基。ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられ、より好ましい置換基としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、アラルキル基、複素環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チオ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ハロゲン原子、であり、これらの基はさらに置換基を有していても良い。
複数のRD15はそれぞれ同じでも異なっていても良く、RD15がお互い結合して環を形成しても良く、また、RD11からRD15は任意にお互い結合して環を形成しても良い。一般式D−1はキノリン誘導体、イソキノリン誘導体、フタラジン誘導体、キナゾリン誘導体、キノキサリン誘導体、シンノリン誘導体、フェナジン誘導体、アクリジン誘導体、フェナントリジン誘導体を形成することが好ましく、より好ましくはキノリン誘導体、イソキノリン誘導体、フタラジン誘導体、キナゾリン誘導体、キノキサリン誘導体、アクリジン誘導体である。以下に一般式D−1で表される増感剤の化合物例を示す。
Figure 2005126549
Figure 2005126549
一般式D−2中、RD21からRD28はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、該置換基の例としては上述したRD11からRD15と同義の基を表す。以下に一般式D−2で表される増感剤の化合物例を示す。
Figure 2005126549
Figure 2005126549
一般式D−3中、YD31は=Oまたは=N(RD34)−を表し、RからRD34はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表し、該置換基の例としては上述したRD11からRD15と同義の基を表す。XD31、XD32はそれぞれ独立にハロゲン原子を表し、フッ素原子、塩素原子、臭素原子であることが好ましく、フッ素原子、塩素原子であることがより好ましく、フッ素原子であることがもっとも好ましい。RD31とRD32、RD32とRD33、RD33とRD34がそれぞれ結合して環を形成しても良く、該環は本発明において特に制限される事は無いが、上述した一般式D−1のQ11と同義の芳香環もしくは複素環であることが好ましい。以下に一般式D−3で表される増感剤の化合物例を示す。
Figure 2005126549
一般式D−4中、RD41からRD46はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表し、該置換基の例としては上述したRD11からRD15と同義の基を表す。XD41、XD42はそれぞれ独立してハロゲン原子を表し、フッ素原子、塩素原子、臭素原子であることが好ましく、フッ素原子、塩素原子であることがより好ましく、フッ素原子であることがもっとも好ましい。RD41からRD46は任意にお互い結合して環を形成しても良い。以下に一般式D−4で表される増感剤の化合物例を示す。
Figure 2005126549
一般式D−5中、RD51からRD56はそれぞれ独立に水素原子もしくは置換基を表し、該置換基の例としては上述したRD11からRD15と同義の基を表し、好ましくはアルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ハロゲン原子を表す。nd51、nd53、nd54、nd56はそれぞれ独立に1から5の整数を表し、nd52、nd55はそれぞれ独立に1から4の整数を表し、複数のRD51からRD56はそれぞれ同じでも異なっても良い。以下に一般式D−5で表される増感剤の化合物例を示す。
Figure 2005126549
Figure 2005126549
Figure 2005126549
一般式D−6中、XD6は−N(RD610)−または−O−または−S−または−S(=O)2−または−C(=O)−または−SO−を表し、好ましくは−N(RD610)−または−O−または−S−または−S(=O)2−であり、より好ましくは−N(RD610)−または−S−または−S(=O)2−である。RD60からRD69およびRD610はそれぞれ独立に、水素原子、または置換基を表し、該置換基の例としては上述したRD11からRD15と同義の基を表す。RD60からRD69およびRD610は任意にお互い結合して環を形成しても良い。以下に一般式D−6で表される増感剤の化合物例を示す。
Figure 2005126549
Figure 2005126549
Figure 2005126549
Figure 2005126549
本発明の化合物(I)の含有量は、エチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物100質量部に対して、0.05〜30質量部、好ましくは0.1〜20質量部である。本発明の化合物(I)は単独でまたは2種以上を併用して好適に使用することができる。
本発明の化合物(II)の含有量は、エチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物100質量部に対して、0.05〜30質量部、好ましくは0.1〜20質量部である。本発明の化合物(II)は単独でまたは2種以上を併用して好適に使用することができる。
本発明の近紫外から可視領域の光線を吸収し一般式(II)の化合物を増感可能な増感剤の含有量は、エチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物100質量部に対して、0.05〜30質量部、好ましくは0.1〜20質量部である。
本発明の近紫外から可視領域の光線を吸収し一般式(II)の化合物を増感可能な増感剤は単独でまたは2種以上を併用して好適に使用することができる。
本発明の開始剤および重合組成物には、重合促進剤を含有せしめることが好ましい。重合促進剤としては、アミン化合物やイオウ化合物(チオール、ジスルフィド等)に代表される重合促進剤や連鎖移動触媒等を添加することが可能である。
本発明の重合性組成物に添加可能な重合促進剤や連鎖移動触媒の具体例としては、例えば、トリエタノールアミン、N、N−ジエチルアニリン等のアミン類、米国特許第4,414,312号や特開昭64−13144号記載のチオール類、特開平2−29161号記載のジスルフィド類、米国特許第3,558,322号や特開昭64−17048号記載のチオン類、特開平2−21560号記載のo−アシルチオヒドロキサメートやN−アルコキシピリジンチオン類があげられる。特に好ましくはアミン化合物としてはN、N−ジエチルアニリンであり、イオウ化合物としては2−メルカプトベンゾチアゾールである。
また、本発明の開始剤および重合組成物は、下記一般式(III)で表されるアミノ酸誘導体を含有することでさらに高感度になる。
Figure 2005126549
式中、R1〜R5は水素原子または一価の置換基を表し、一価の置換基の例としては、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、複素環基(例えば、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル基、1−ベンズイミダゾリル基、1−インダゾリル基、1−ベンゾトリアゾリル基等)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基、ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられる。
6は水素原子または無置換のあるいは置換されたアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基など)または複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環基)を表す。
7、R8は水素原子または無置換のあるいは置換されたアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)を表す。
9は水素原子または無置換のあるいは置換されたアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基など)、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、1−メチル−3−プロペニル基、3−ペンテニル基、1−メチル−3−ブテニル基、4−ヘキセニル基など)、シクロアルケニル基(例えば、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基など)、アルキニル基(例えば、2−プロピニル基、3−ブチニル基など)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基など)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基など)または複素環基(例えば、ピロール環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾチアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ベンズイミダゾール環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、クロマン環、クマリン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環、スルホラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン環などの5員または6員の複素環より誘導される複素環基)を表す。
6〜R9の置換基の例としては、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基など)、アルケニル基(例えば、ビニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基など)、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基、tert−ブチル基など)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基、エチレンオキシもしくはプロピレンオキシ単位を繰り返し含む基など)、アリールオキシ基(フェノキシ基、ナフトキシ基など)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、複素環オキシ基(例えば、ピリジルオキシ基、テトラヒドロフラニルオキシ基など)、アシル基(例えば、アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基など)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基など)、アリールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基、ナフトキシカルボニル基など)、カルバモイル基(例えば、無置換のカルバモイル基、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基など)、ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ基、エトキシカルボニルアミノ基など)、カルボキシル基、イミド基、アミノ基(例えば、無置換のアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、アニリノ基、アニシジノ基、トルイジノ基など)、アシルアミノ基(例えば、アセトアミド基、プロパノイルアミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド基、ブタンスルホンアミド基。ベンゼンスルホンアミド基など)、ウレイド基、チオウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、イソプロピルチオ基など)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ基、ナフチルチオ基など)、複素環チオ基(例えば、ベンゾチアゾール−2−イルチオ基、1−フェニルテトラゾール−5−イルチオ基など)、アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、オクタンスルホニル基など)、アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基など)、ハロゲン原子(塩素原子、フッ素原子、臭素原子など)、シアノ基、ニトロ基などが挙げられる。
上記アミノ誘導体の含有量は、エチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物100質量部に対して、好ましくは0.01〜20質量部、更に好ましくは0.1〜20質量部である。含有量が0.01質量部未満の場合は光硬化性が不充分であり、含有量が50質量部を超えると光硬化性がかえって低下するので好ましくない。
このようなアミノ酸誘導体の具体例としては、例えば、N−フェニルグリシン、N−(p−メチルフェニル)グリシン、N−(p−アセチルフェニル)グリシン、N−(m−アセチルフェニル)グリシン、N−(p−トリフルオロメチルフェニル)グリシン、N−(m−トリフルオロメチルフェニル)グリシン、N−(p−メトキシフェニル)グリシン、N−(m−メトキシフェニル)グリシン、N−(p−メトキシカルボニルフェニル)グリシン、N−(m−クロロフェニル)グリシン、N−(o−クロロフェニル)グリシン、N−(p−フルオロフェニル)グリシン、N−(p−シアノフェニル)グリシン、N−(m−シアノフェニル)グリシン、N−メチル−N−フェニルグリシン等が挙げられる。
本発明の開始剤はさらに別のラジカル発生剤を含有していても良い。ラジカル発生剤として、好ましくはハロゲン化物(α−ハロアセトフェノン類、トリクロロメチルトリアジン類等)、アゾ化合物、芳香族カルボニル化合物(ベンゾインエステル類、ケタール類、アセトフェノン類、o−アシルオキシイミノケトン類、アシルホスフィンオキサイド類等)、ヘキサアリールビスイミダゾール化合物、過酸化物、チタノセン化合物などが挙げられる。
過酸化物としては、特開昭59−1504号ならびに特開昭61−240807号記載の有機過酸化物を用いることができる。具体的な化合物としては、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、プロピオニルパーオキサイド、イソブチルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイル、デカノイルパーオキサイド、ウラロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、アセチルシクロヘキサンスルホニルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド類、tert−ブチルヒドロパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパーオキサイド、p−メタンヒドロパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロパーオキサイドなどのヒドロパーオキサイド類、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、tert−ブチルクミルパーオキサイド、1,3−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−4,4′−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ブタンなどのパーオキシケタール類、tert−ブチルパーオキシアセテート、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、tert−ブチルパーオキシオクトエート、tert−ブチルパーオキシピバレート、tert−ブチルパーオキシネオデカネート、tert−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシベンゾエートジ−tert−ブチルパーオキシフタレート、tert−ブチルパーオキシイソフタレート、tert−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパーオキシヘキサンなどのアルキルパーエステル類、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジーイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチルパーオキシカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジーメトキシイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネート、ビス−(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネートなどのパーオキシカーボネート類、コハク酸パーオキシキサイドに代表される水溶性パーオキサイド類が挙げられる。好ましくは、特に、下記の構造の有機過酸化物を用いることができる。
Figure 2005126549
本発明で好ましく用いることができるチタノセン化合物としては、特に限定されないが、例えば特開昭59−152396号、特開昭61−151197号各公報等に記載されている各種チタノセン化合物から適宜選んで用いることができる。さらに具体的には、ジシクロペンタジエニル−Ti−ジクロライド、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−フェニル、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4,6−トリフルオロフェニ−1−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,6−ジフルオロフェニ−1−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−ジフルオロフェニ−1−イル、ジメチルペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ−1−イル、ジメチルペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イル、ジメチルペンタジエニル−Ti−ビス−2,6−ジフルオロフェニ−1−イル、ジシクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,6−ジフルオロ−3−(ピル−1−イル)−フェニ−1−イル(以下、Ti−1という)。これらの中で、特に好ましいものは、下記の構造であるTi−1である。
Figure 2005126549
本発明では以下のオニウム塩を好ましく用いることができる。オニウム塩としては、ヨードニウム塩、スルフォニウム塩、ホスフォニウム塩、スタンノニウム塩などがあげられる。特公昭55−39162号、特開昭59−14023号及び「マクロモレキュルス(Macromolecules)、第10巻、第1307頁(1977年)」記載の各種オニウム化合物を用いることができる。ヨードニウム塩としては、好ましくは、ジアリールヨードニウム塩を用いることもできる。
また、オニウム塩としては、ジフェニルヨードニウム塩、ジトリルヨードニウム塩、フェニル(p−メトキシフェニル)ヨードニウム塩、ビス(m−ニトロフェニル)ヨードニウム塩、ビス(p−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム塩、ビス(p−シアノフェニル)ヨードニウム塩等のクロリド、ブロミド、四フッ化ホウ素塩、六フッ化ホウ素塩、六フッ化リン塩、六フッ化ヒ素塩、六フッ化アントモン塩、過塩素酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、p−トリフルオロメチルベンゼンスルホン酸塩、n−ブチルトリフェニルホウ素塩等も挙げられる。
本発明では2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体を好ましく用いることができる。特開昭55−127550号、特開昭60−202437号に記載されている下記の構造のものを用いることが好ましい。
Figure 2005126549
本発明のラジカル発生剤の添加量は、ラジカル発生剤の種類及び使用形態により異なるが、エチレン性不飽和結合を少なくとも1つ有する化合物100質量部に対して0.01〜10質量部が好ましい。
支持体としては、紙、合成紙(たとえばポリプロピレンを主成分とする合成紙)、樹脂のフィルムあるいはシート、さらには樹脂を2層以上積層してなるプラスチックフィルムまたはシート、あるいは各種高分子材料、金属、セラミックもしくは木材パルプやセルロースパルプ、サルファイトパルプなどで抄造された紙等に、樹脂層を積層したフィルムまたはシートなどを挙げることができる。
このような樹脂のフィルムあるいはシートを構成する樹脂としては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等のアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート等のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン、芳香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリパラバン酸、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。
本発明を平版印刷版作製用として用いる場合の感光性層を設ける支持体としては、アルミニウム、亜鉛、銅、鋼等の金属板、並びにクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミニウム、鉄等がメッキまたは蒸着された金属板、紙、プラスチックフィルム及びガラス板、樹脂が塗布された紙、アルミニウム等の金属箔が張られた紙、親水化処理したプラスチックフィルム等が挙げられる。これらの内好ましいのは、アルミニウム板である。本発明の支持体としては、砂目立て処理、陽極酸化処理及び必要に応じて封孔処理等の表面処理が施されたアルミニウム板を用いることがより好ましい。これらの処理には公知の方法を用いることができる。砂目立て処理の方法としては、例えば、機械的方法、電解によりエッチングする方法が挙げられる。機械的方法としては、例えば、ボール研磨法、ブラシ研磨法、液体ホーニングによる研磨法、バフ研磨法が挙げられる。アルミニウム材の組成等に応じて上述の各種方法を単独あるいは組合せて用いることができる。好ましいのは、電解エッチングによる方法である。
電解エッチングは、燐酸、硫酸、塩酸、硝酸等の酸の単独ないし2種以上混合した浴で行われる。砂目立て処理の後、必要に応じてアルカリあるいは酸の水溶液によってデスマット処理を行い中和して水洗する。
陽極酸化処理には、電解液として、硫酸、クロム酸、シュウ酸、燐酸、マロン酸等を1種又は2種以上含む溶液を用いアルミニウム板を陽極として電解して行われる。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50mg/dm2が適当であり、好ましくは10〜40mg/dm2である。陽極酸化皮膜量は、例えば、アルミニウム板を燐酸クロム酸溶液に浸積し、酸化皮膜を溶解し、板の皮膜溶解前後の質量変化測定等から求められる。
封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、ケイ酸ソーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理などが具体例として挙げられる。この他にアルミニウム板支持体に対して、水溶性高分子化合物や、フッ化ジルコン等の金属塩水溶液による下引処理を施すこともできる。支持体の厚さは通常3〜1000μmがよく、8〜300μmがより好ましい。
感光層に用いられるバインダー樹脂としては、公知の種々のポリマーを使用することができる。具体的なバインダーの詳細は、米国特許4,072,527号に記載されており、より好ましくは特開昭54−98613号公報に記載されているような芳香族性水酸基をを有する単量体、例えばN−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、o−、m−、又はp−ヒドロキシスチレン、o−、m−、又はp−ヒドロキシフェニルメタクリレート等と他の単量体との共重合物、米国特許第4,123,276号明細書中に記載されているようなヒドロキシエチルアクリレート単位又はヒドロキシエチルメタクリレートを含むポリマー、シェラック、ロジン等の天然樹脂、ポリビニルアルコール、米国特許第3,751,257号明細書中に記載されているようなポリアミド樹脂、米国特許第3,660,097号明細書中に記載されているような線状ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレー化樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから縮合されたエポキシ樹脂、酢酸セルロース、セルロースアセテートフタレート等のセルロース樹脂が挙げられる。
バインダー樹脂としては前述の樹脂の中から、1種または2種以上のものを組み合わせて用いることができる。
中でも塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニルブチラール、スチレン−アクリロニトリル、ポリビニルアセタール、ニトロセルロース、エチルセルロース等の溶剤可溶性ポリマーが好ましい。
これらのバインダーは、1種又は2種以上を有機溶媒に溶解して用いるだけでなく、ラテックス分散の形で使用してもよい。バインダーの使用量としては、本発明の画像形成材料の目的に応じて、又、単層構成であるか重層構成であるかにより異なるが、支持体1m2当たり1.0〜20gが好ましい。
次にエチレン性不飽和結合を有する化合物について詳述する。本発明のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物とは、光重合性組成物が活性光線の照射を受けた場合、光開始剤の作用により付加重合し、硬化するようなエチレン性不飽和二重結合であって、例えば該エチレン性不飽和二重結合の単量体、又は側鎖もしくは主鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する重合体である。尚、本発明における単量体の意味するところは、所謂高分子物質に相対する概念であって、従って、狭義の単量体以外に二量体、三量体、オリゴマーをも包含するものである。
重合可能な化合物としては公知のモノマーが特に制限なく使用することができる。具体的モノマーとしては、例えば、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等の単官能アクリル酸エステルおよびその誘導体あるいはこれらのアクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロトネート、マレエート等に代えた化合物、ポリエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールのε−カプロラクトン付加物のジアクリレート等の2官能アクリル酸エステルおよびその誘導体あるいはこれらのアクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロトネート、マレエート等に代えた化合物、あるいはトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ピロガロールトリアクリレート等の多官能アクリル酸エステルおよびその誘導体あるいはこれらのアクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロトネート、マレエート等に代えた化合物等を挙げることができる。
また適当な分子量のオリゴマーにアクリル酸、またはメタアクリル酸を導入し、光重合性を付与した、いわゆるプレポリマーと呼ばれるものも好適に使用できる。
この他に特開昭58−212994号、同61−6649号、同62−46688号、同62−48589号、同62−173295号、同62−187092号、同63−67189号、特開平1−244891号公報等に記載の化合物などを挙げることができ、さらに「11290の化学商品」化学工業日報社、p.286〜p.294に記載の化合物、「UV・EB硬化ハンドブック(原料編)」高分子刊行会、p.11〜65に記載の化合物なども本発明においては好適に用いることができる。
これらの中で、分子内に2個以上のアクリル基またはメタクリル基を有する化合物が本発明においては好ましく、さらに分子量が10,000以下、より好ましくは5,000以下のものが好ましい。また本発明ではこれらのモノマーあるいはプレポリマーのうち1種または2種以上を混合して用いることができる。
上記エチレン性不飽和基を有する化合物は本発明において感光層中に好ましくは20〜80質量部、より好ましくは30〜70質量部含有される。
本発明の感光性層には目的を損なわない範囲であれば、増感剤、熱重合禁止剤、熱溶融性化合物、酸素補足剤、可塑剤等の他の成分を含有せしめることは任意である。
増感剤としては特開昭64−13140号に記載のトリアジン系化合物、特開昭64−13141号に記載の芳香族オニウム塩、芳香族ハロニウム塩、特開昭64−13143号に記載の有機過酸化物、特公昭45−37377号明や米国特許第3,652,275号に記載のビスイミダゾール化合物、チオール類等が挙げられる。増感剤の添加量は、エチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物とバインダーの合計量100質量部に対して、10質量部以下、好ましくは0.01〜5質量部程度添加される。
熱重合防止剤としては、キノン系、フェノール系等の化合物が好ましく用いられる。例えば、ハイドロキノン、ピロガロール、p−メトキシフェノール、カテコール、β−ナフトール、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等が挙げられる。エチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物とバインダーの合計量100質量部に対して、10質量部以下、好ましくは0.01〜5質量部程度添加される。
酸素クエンチャーとしてはN,Nジアルキルアニリン誘導体が好ましく、例えば米国特許4,772,541号の第11カラム58行目から第12カラム35行目に記載の化合物が挙げられる。
可塑剤としては、フタル酸エステル類、トリメリット酸エステル類、アジピン酸エステル類、その他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、クエン酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステアリン酸エポキシ類、正リン酸エステル類、亜燐酸エステル類、グリコールエステル類などが挙げられる。
熱溶融性化合物としては、常温で固体であり、加熱時に可逆的に液体となる化合物が用いられる。前記熱溶融性物質としては、テルピネオール、メントール、1,4−シクロヘキサンジオール、フェノール等のアルコール類、アセトアミド、ベンズアミド等のアミド類、クマリン、ケイ皮酸ベンジル等のエステル類、ジフェニルエーテル、クラウンエーテル等のエーテル類、カンファー、p−メチルアセトフェノン等のケトン類、バニリン、ジメトキシベンズアルデヒド等のアルデヒド類、ノルボルネン、スチルベン等の炭化水素類、マルガリン酸等の高級脂肪酸、エイコサノール等の高級アルコール、パルミチン酸セチル等の高級脂肪酸エステル、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ベヘニルアミン等の高級アミンなどに代表される単分子化合物、蜜ロウ、キャンデリラワックス、パラフィンワックス、エステルワックス、モンタンロウ、カルナバワックス、アミドワックス、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどのワックス類、エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂等のロジン誘導体、フェノール樹脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、テルペン系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカプロラクトン系樹脂、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリオレフィンオキサイドなどに代表される高分子化合物などを挙げることができる。
更に必要に応じて感光性層に酸化防止剤、フィラー、帯電防止剤などを添加しても良い。前記酸化防止剤としては、クロマン系化合物、クラマン系化合物、フェノール系化合物、ハイドロキノン誘導体、ヒンダードアミン誘導体、スピロインダン系化合物、硫黄系化合物、リン系化合物などが挙げられ、特開昭59−182785号、同60−130735号、同61−159644号、特開平1−127387号、「11290の化学商品」化学工業日報社、p.862〜868等に記載の化合物、および写真その他の画像記録材料に耐久性を改善するものとして公知の化合物を挙げることができる。
フィラーとしては、無機微粒子や有機樹脂粒子を挙げることができる。この無機微粒子としてはシリカゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、タルク、クレー、カオリン、酸性白土、活性白土、アルミナ等を挙げることができ、有機樹脂粒子としてはフッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子、帯電防止剤としては、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン性界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子などのほか「11290の化学商品」化学工業日報社、p.875〜p.876などに記載の化合物なども好適に用いることができる。
本発明において、感光性層は単層で形成されても良いし、二層以上の複数層で構成されても良い。また複数層で構成する場合は組成の異なる感光性層で構成してもよく、この場合は着色剤を含有しない感光性層を含んでいてもよい。
本発明において、感光性層の厚みは0.2〜10μmが好ましく、より好ましくは0.5〜5μmである。
感光性層は形成成分を溶媒に分散あるいは溶解して塗工液を調製し、この塗工液を前記中間層上に直接積層塗布し乾燥するか又は後述するカバーシート上に塗布し乾燥して形成される。
上記塗工法に用いる溶媒としては、水、アルコール類(例えばエタノール、プロパノール)、セロソルブ類(例えばメチルセロソルブ、エチルセロソルブ)、芳香族類(例えばトルエン、キシレン、クロルベンゼン)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン)、エステル系溶剤(例えば酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン)、塩素系溶剤(例えばクロロホルム、トリクロルエチレン)、アミド系溶剤(例えばジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン)、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
前記塗工には、従来から公知のグラビアロールによる面順次塗り別け塗布法、押し出し塗布法、ワイヤーバー塗布法、ロール塗布法等を採用することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に示すが、本発明の実施態様は、これ等に限定されるものでない。尚、実施例における「部」は、特に断りない限り「質量部」を表す。
実施例1
(アクリル系共重合体1の合成)
窒素気流下の三ツ口フラスコに、メタクリル酸12部、メタクリル酸メチル70部、アクリロニトリル8部、メタクリル酸エチル10部、エタノール500部及びα、α′−アゾビスイソブチロニトリル3部を入れ、窒素気流中80℃のオイルバスで6時間反応させた。その後、トリエチルアンモニウムクロライド3部及びグリシジルメタクリレート2部を加えて3時間反応させ、アクリル系共重合体1を得た。GPCを用いて測定した質量平均分子量は約50,000、DSC(示差熱分析法)を用いて測定したガラス転移温度(Tg)は約85℃であった。
(重合組成物の作製)
アクリル系共重合体1(合成バインダー,分子量Mw=5万) 35.0部
金属アレーン化合物(例示化合物II−2)
(Irgacure−261チバスペシャリティケミカルズ製) 4.0部
増感色素(例示化合物D−104) 3.0部
添加剤A(例示化合物I−1) 6.0部
テトラヒドロフラン 50.0部
(試料の作製)
チッソ気流雰囲気下のグローブボックス内にて、ガラス支持体上に、上記組成の重合組成物を乾燥膜厚約2.0μmになるようワイヤーバーで塗布し、そのまま1時間自然乾燥して試料を作製した。
(硬化実験)
上述したチッソ気流雰囲気下のグローブボックス内にて、ステップウェッジ(濃度段差0.15、濃度段数15段)を介して試料に2kWの超高圧水銀灯を照射し、濃度段数11段目の試料が硬化する時間を測定した。触診にてべとつきが完全に無くなったところで硬化したと判断した。
実施例2〜22
実施例1の組成を表1のように代えて実施例2〜22を作製した。硬化時間が短いほど高感度である事を意味する。
Figure 2005126549
Figure 2005126549
表1から明らかなように本発明の重合組成物は比較例に対して高感度である事がわかる。
実施例23
(支持体の作製)
厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質1050,調質H16)を65℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、1分間の脱脂処理を行った後、水洗した。この脱脂アルミニウム板を、25℃に保たれた10%塩酸水溶液中に1分間浸漬して中和した後、水洗した。次いで、このアルミニウム板を、0.3質量%の硝酸水溶液中で、25℃、電流密度100A/dm2の条件下に交流電流により60秒間、電解粗面化を行った後、60℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水溶液中で10秒間のデスマット処理を行った。デスマット処理を行った粗面化アルミニウム板を、15%硫酸溶液中で、25℃、電流密度10A/dm2、電圧15Vの条件下に1分間陽極酸化処理を行い、更に3%硅酸ナトリウムで90℃で封孔処理を行って支持体を作製した。この時、表面の中心線平均粗さ(Ra)は0.65μmであった。
(支持体への下引き層設置)
上記支持体上に、下記組成の下引き層塗工液を乾燥時0.1g/m2になるようワイヤーバーで塗布し、90℃で1分間乾燥し、更に110℃で3分間の加熱処理を行って、下引き済み支持体を作製した。
(下引き層塗工液)
γ−メタクリロキシキシプロピルトリメトキシシラン 1部
メチルエチルケトン 80部
シクロヘキサノン 19部
(平版印刷版作製用感光材料の作製)
上記下引き済み支持体上に、下記組成の光重合性感光層塗工液を乾燥時1.4g/m2になるようワイヤーバーで塗布し、95℃で1.5分間乾燥した。その後、更に該感光層上に、下記組成のオーバーコート層塗工液を乾燥時2.0g/m2になるようになるようアプリケーターで塗布し、75℃で1.5分間乾燥して、感光層上にオーバーコート層を有する平版印刷版作製用感光材料を作製した。
(光重合性感光層塗工液)
アクリル系共重合体1(実施例1で合成したもの) 35.0部
増感色素(例示化合物D−115) 3.0部
添加剤A(例示化合物I−1) 6.0部
金属アレーン化合物(例示化合物II−2)
(Irgacure−261チバスペシャリティケミカルズ製) 4.0部
EO変性トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌル酸
(アロニクスM−315:東亞合成社製) 35.0部
ポリテトラメチレングリコールジアクリレート
(PTMGA−250:共栄社化学社製) 10.0部
多官能ウレタンアクリレート(U−15HA:新中村化学工業社製) 5.0部
フタロシアニン顔料(MHI454:御国色素社製) 6.0部
2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート(スミライザーGS:住友3M社製) 0.5部
弗素系界面活性剤(FC−431;住友スリーエム社製) 0.5部
メチルエチルケトン(沸点=79.6℃) 80部
シクロペンタノン(沸点=129℃) 820部
(オーバーコート層塗工液)
ポリビニルアルコール(GL−03:日本合成化学社製) 89部
水溶性ポリアミド(P−70:東レ社製) 10部
界面活性剤(F142D:大日本インキ工業社製) 0.5部
水 900部
(画像形成)
このようにして作製した平版印刷版作製用感光材料について、FD−YAGレーザー光源(532nm)を搭載したCTP露光装置(Tigercat:ECRM社製)を用いて2540dpi(dpiとは1インチ、即ち2.54cm当たりのドット数を表す)の解像度で画像露光を行った。次いで、現像前にオーバーコート層を除去する前水洗部、下記組成の現像液を充填した現像部、版面に付着した現像液を取り除く水洗部、画線部保護のためのガム液(SGW−2:コニカ社製を2倍希釈したもの)を備えたCTP自動現像機(PHW23−V:Technigraph社製)で現像処理を行い、平版印刷版を得た。又、488nmはアルゴンレーザーを、405nmはInGaN半導体レーザを用いて露光した。
(現像液組成:下記添加剤を含有する水溶液)
Aケイ酸カリ 8.0質量%
ペレックスNBL:花王(株)製 3.0質量%
苛性カリ pH=12.3となる添加量
実施例24〜60
実施例23の増感色素、添加剤A、一般式(II)の化合物を表2及び3のように代えて実施例24〜60を作製した。
(平版印刷版の評価)
上記のようにして得られた平版印刷版について、以下の評価をした。
≪感度≫
画像部の膜減りが観察されず、かつ、175線・50%の網点露光部が、作製した平版印刷版面上で50%に再現できる露光量を適性露光量とし、その露光量を感度とした。
≪耐刷性≫
175線の画像を適性露光量で露光、現像して作製した平版印刷版を、印刷機(ハイデルGTO:ハイデルベルグ社製)で、コート紙、印刷インキ(ハイプラスM紅:東洋インキ製造社製)及び湿し水(SEU−3:コニカ社製,2.5%水溶液)を用いて印刷を行い、ハイライト部の点細り、シャドウ部の絡みの発生する印刷枚数を耐刷性の指標とした。
≪保存性≫
露光、現像処理する前の生試料を、55℃・20%RHの条件で恒温槽(TABI ESPEC:CORP製)に4日間投入した後、上記と同様に露光、現像を行い、印刷時の非画線部の汚れの発生有無を評価した。評価基準は以下の通り。
5:非画線部が完全に除去できている
4:非画線部の所々に除去できない感光層が薄く残る
3:非画線部の全面に除去できない感光層が薄く残る
2:非画線部の全面に除去できない感光層が残る
1:非画線部が全く除去できない。
得られた結果を以下に示す。
Figure 2005126549
Figure 2005126549
本発明の試料は、高感度にラジカルを発生し、感光用材料としたとき、高い感度と保存性を有することがわかる。また本発明の増感色素を用いて作製した平版印刷版は優れた耐刷性を示すこともわかる。

Claims (7)

  1. 下記一般式(I)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物と、下記一般式(II)で示される化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物と、下記一般式D−1からD−6で示される増感剤から選ばれる少なくとも1種の増感剤を含有することを特徴とする開始剤。
    Figure 2005126549
    (式中、Z11およびZ12はそれぞれ独立にハロゲン原子を表し、X11は水素原子または電子求引性基を表し、Y11は−NR11S(=O)2−または−NR12C(=O)−または−S(=O)2−または−C(=O)−または−SO−を表し、L11は−O−、−S−、−NR13−、−C(=O)−、アルキレン、アリーレン又はそれらの組合せを表し、R11からR13はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表し、n11は1から6の整数を表し、k11は0または1、m11は0または1の整数を表し、Q11はn11価の芳香環または複素環またはアルキル基を表す。但しk11=m11=0のとき、Q11は芳香環または複素環を表す。)
    Figure 2005126549
    (式中、Z21はπ−アレーン基を表し、R21は置換基を表し、n21は0から5の整数を表し、複数のR21はそれぞれ同じでも異なっていても良く、M21はTi(II)、Co(II)、Mn(II)、Fe(II)、Bi(II)およびSb(II)から選ばれる金属陽イオン、A21はBF4、PF6、AsF6、SbF6、FeCl4、SnCl6、SbCl6およびBiCl6から選ばれる1価の陰イオンを表す。)
    Figure 2005126549
    (式中、XD1、YD1、ZD1、WD1はそれぞれ独立に=N−または=C(RD15)−を表し、RD11からRD15はそれぞれ独立に、水素原子または置換基を表し、複数のRD15はそれぞれ同じでも異なっていても良く、RD15がお互い結合して環を形成しても良く、また、RD11からRD15は任意にお互い結合して環を形成しても良い。ただし、XD1、YD1、ZD1、WD1のうち少なくとも一つは=N−である。)
    Figure 2005126549
    (式中RD21からRD28はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。)
    Figure 2005126549
    (式中、YD31は=Oまたは=N(RD34)−を表し、RD31からRD34はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表し、XD31、XD32はそれぞれ独立にハロゲン原子を表す。RD31とRD32、RD32とRD33、RD33とRD34がそれぞれ結合して環を形成しても良い。)
    Figure 2005126549
    (式中、RD41からRD46はそれぞれ独立に水素原子又は置換基を表し、XD41、XD42はそれぞれ独立してハロゲン原子を表す。RD41からRD46は任意にお互い結合して環を形成しても良い。)
    Figure 2005126549
    (式中RD51からRD56はそれぞれ独立に水素原子、もしくは置換基を表し、nd51、nd53、nd54、nd56はそれぞれ独立に1から5の整数を表し、nd52、nd55はそれぞれ独立に1から4の整数を表し、複数のRD51からRD56はそれぞれ同じでも異なっても良い。)
    Figure 2005126549
    (式中、XD6は−N(RD610)−または−O−または−S−または−S(=O)2−または−C(=O)−または−SO−を表し、RD60からRD69およびRD610はそれぞれ独立に、水素原子、または置換基を表し、また、RD60からRD69およびRD610は任意にお互い結合して環を形成しても良い。)
  2. アミン化合物を重合促進剤として含有することを特徴とする請求項1に記載の開始剤。
  3. イオウ化合物を重合促進剤として含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の開始剤。
  4. エチレン性不飽和結合を有する化合物及び請求項1〜3のいずれか1項に記載されている開始剤を含有することを特徴とする組成物。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載されている開始剤を350nmから650nmの間の波長に発振波長を有するレーザー光で露光する事を特徴とするラジカル発生方法。
  6. 親水性支持体上に少なくとも感光性層及び保護層とをこの順に設けてなる平版印刷版作製用感光材料において、該感光性層はバインダー成分および請求項4に記載されている組成物を含有していることを特徴とする平版印刷版作製用感光材料。
  7. 請求項6記載の平版印刷版作製用感光材料の感光性層に350nmから650nmの間の波長に発振波長を有するレーザー光で像様に走査露光を行なった後、保護層及び感光性層の未露光部を溶出除去することを特徴とする平版印刷版の作製方法。
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