JP2005119500A - シートクッション跳上げ式自動車用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】シートクッションの跳ね上がり防止対策を簡単で安価な機構で施す。
【解決手段】シートクッション１とアンダーフレーム６との間に倒し収納可能な連結ロッド５を備えると共に、前部側から上方に持ち上げて前方に引き出し、連結ロッド５をアンダーフレーム６より立ち上げ、後部側を上向きに立てて跳上げ可能なシートクッション１を備えるもので、チャイルドシートを横軸部に掛け止めるコの字状のロック金具１０をシートバック３の下部に臨ませ、且つ、シートクッション１の後部と前傾姿勢に当接するシートクッション１の跳ね上がり防止用としてアンダーフレーム６に取付け装備する。
【選択図】図２
【解決手段】シートクッション１とアンダーフレーム６との間に倒し収納可能な連結ロッド５を備えると共に、前部側から上方に持ち上げて前方に引き出し、連結ロッド５をアンダーフレーム６より立ち上げ、後部側を上向きに立てて跳上げ可能なシートクッション１を備えるもので、チャイルドシートを横軸部に掛け止めるコの字状のロック金具１０をシートバック３の下部に臨ませ、且つ、シートクッション１の後部と前傾姿勢に当接するシートクッション１の跳ね上がり防止用としてアンダーフレーム６に取付け装備する。
【選択図】図２
Description
本発明は、シートクッションを跳ね上げてシート全体を折畳み可能に備えられる自動車用シートに関するものである。
自動車用シートとしては、図３で示すように後部側を上方に向けてシートクッション１を跳ね上げると共に、ヘッドレスト２を前倒し姿勢に保ち、シートバック３をシートクッション１のアンダーカバー４に載せるよう前倒しに折畳み可能なシートが提供されている。
その自動車用シートにおいては、連結ロッド５をシートクッション１とアンダーフレーム６との間に掛け渡すことから、シートクッション１を跳上げ可能に構成されている。このシートクッション１を跳ね上げるときには、図４で示すように前部側から上方に持ち上げて水平方向に引き出すことから、連結ロッド５を縦に立て、更に、連結ロッド５を前傾姿勢にさせてシートバック１を縦姿勢にする必要がある。
その自動車用シートにおいては、車体の前方方向に作用する不意な外力による慣性を受けることを想定し、シートクッションの跳ね上がり防止対策を備えるのが望ましい。このシートクッションの跳ね上がり防止対策としては、イナーシャロックを備えることが考えられる。然し、イナーシャロックは機構的に複雑で高価なものであるため、シート全体としてコスト高なものになってしまう。
解決しようとする課題は、機構的に簡単で安価なシートクッションの跳ね上がり防止対策を施す点である。
本発明は、丸軸部材から略Ｕ字状に軸曲げ形成し、中央の横軸部を回転可能にクッションフレームの底部幅方向に軸受け装着し、左右の縦軸部をアンダーフレームの前部側に軸承枢着し、シートクッションとアンダーフレームとの間に倒し収納可能な連結ロッドを備えると共に、前部側から上方に持ち上げて前方に引き出し、連結ロッドをアンダーフレームより立ち上げ、後部側を上向きに立てて跳上げ可能なシートクッションを備えるもので、
チャイルドシートを横軸部に掛け止めるコの字状のロック金具をシートバックの下部に臨ませ、且つ、シートクッションの後部と前傾姿勢に当接するシートクッションの跳ね上がり防止用としてアンダーフレームに取付け装備したことを主要な特徴とする。
チャイルドシートを横軸部に掛け止めるコの字状のロック金具をシートバックの下部に臨ませ、且つ、シートクッションの後部と前傾姿勢に当接するシートクッションの跳ね上がり防止用としてアンダーフレームに取付け装備したことを主要な特徴とする。
本発明に係るシートクッション跳上げ式の自動車用シートでは、通常装備されるチャイルドシートのロック金具を兼用し、チャイルドシートのロック金具をシートクッションの後部側を押えることによる跳ね上がり防止用としてアンダーフレームに取り付けことから、シートクッションの跳ね上がり防止対策を簡単で安価な機構で施せる。
図示の自動車用シートは、図１で示すようにパイプ部材から略Ｕ字状に軸曲げ形成し、中央の横軸部５ａを回転可能に軸受け金具７でクッションフレーム８の底部幅方向に軸受け装着し、左右の縦軸部５ｂをアンダーフレーム６の前部側より立ち上がるブラケット９に軸承枢着し、シートクッション１とアンダーフレーム７との間に倒し収納可能な連結ロッド５を備え、シートクッション１を連結ロッド５でアンダーカバー４から跳上げ可能に構成されている。
その自動車用シートにおいては、コの字状のロック金具１０がチャイルドシート（図示せず）の掛止め用としてアンダーフレーム６の後部側フレームに取付け装備されている。このロック金具１０は、横軸部がチャイルドシートの掛止め用とし、縦軸部の基端側がアンダーフレーム６の後部側フレームに溶接固定するものとしてコの字状に軸曲げ形成されている。
そのロック金具１０は、図２で示すように横軸側からシートバック３の下部に臨ませ、シートクッション１の後部と前傾姿勢に当接するようアンダーフレーム６の後部側フレームに取付け装備することから、シートクッションの跳ね上がり防止用として備え付けられている。
このように構成するシートクッション跳上げ式の自動車用シートでは、通常装備されるチャイルドシートのロック金具１０を兼用するもので、そのチャイルドシートのロック金具１０をシートクッション１の後部側を押えることによる跳ね上がり防止用としてアンダーフレーム６に取り付けことから、シートクッションの跳ね上がり防止対策を簡単で安価な機構で施せる。
１ シートクッション
３ シートバック
５ 連結ロッド
５ａ 連結ロッドの横軸部
５ｂ 連結ロッドの縦軸部
６ アンダーフレーム
１０ チャイルドシートのロック金具
３ シートバック
５ 連結ロッド
５ａ 連結ロッドの横軸部
５ｂ 連結ロッドの縦軸部
６ アンダーフレーム
１０ チャイルドシートのロック金具
Claims (1)
- 丸軸部材から略Ｕ字状に軸曲げ形成し、中央の横軸部を回転可能にクッションフレームの底部幅方向に軸受け装着し、左右の縦軸部をアンダーフレームの前部側に軸承枢着し、シートクッションとアンダーフレームとの間に倒し収納可能な連結ロッドを備えると共に、前部側から上方に持ち上げて前方に引き出し、連結ロッドをアンダーフレームより立ち上げ、後部側を上向きに立てて跳上げ可能なシートクッションを備える自動車用シートにおいて、
チャイルドシートを横軸部に掛け止めるコの字状のロック金具をシートバックの下部に臨ませ、且つ、シートクッションの後部と前傾姿勢に当接するシートクッションの跳ね上がり防止用としてアンダーフレームに取付け装備したことを特徴とするシートクッション跳上げ式自動車用シート。
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| JP2003357079A JP4042055B2 (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | シートクッション跳上げ式自動車用シート |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2003357079A JP4042055B2 (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | シートクッション跳上げ式自動車用シート |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005119500A true JP2005119500A (ja) | 2005-05-12 |
| JP4042055B2 JP4042055B2 (ja) | 2008-02-06 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013173455A (ja) * | 2012-02-25 | 2013-09-05 | Tachi S Co Ltd | 自動車のリア・シートに用いる分割型樹脂アンダー・カバー |
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-
2003
- 2003-10-16 JP JP2003357079A patent/JP4042055B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2013226860A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Mitsubishi Motors Corp | 車両のシート装置 |
| CN104395141A (zh) * | 2012-04-24 | 2015-03-04 | 三菱自动车工业株式会社 | 用于车辆的座位设备 |
| CN104395141B (zh) * | 2012-04-24 | 2016-11-09 | 三菱自动车工业株式会社 | 用于车辆的座位设备 |
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