JP2005095038A - パック入りの木綿豆腐の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パック入りの木綿豆腐を製造する。
【解決手段】凝固剤入りの豆乳を凝固熟成させ、余水を脱水して豆腐生地を作り、食用油を混入し、破砕混合して流動化させ、パックに充填して再度凝固熟成させる。
水中における切分け工程がないので、十分長い賞味期間を容易に実現することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、賞味期間を長く設定することができるパック入りの木綿豆腐の製造方法に関する。
豆腐は、絹豆腐、木綿豆腐に大別される。一般に、前者は、濃度約12%の豆乳を型に入れ、そのまま凝固熟成して製造するのに対し、後者は、濃度約7%の豆乳を凝固熟成させ、つづいて、絞り工程により約40%の余水を脱水させて製造する。
そこで、絹豆腐は、凝固剤入りの豆乳をパックに充填し、そのまま凝固熟成させてパック入りの形態に製造することができるが、木綿豆腐は、脱水する必要があるため、パック入りの形態に製造することが本質的に不可能である。
下中 弘編、世界大百科事典、平凡社(1988年4月28日)、第20巻、122ページ
かかる従来技術によるときは、木綿豆腐は、豆乳をパックに充填してそのまま凝固させることができないため、豆乳を凝固させて脱水した後、水中に浸漬して商品に適したサイズに切り分けなければならず、全工程を無菌化することが難しいので日持ちせず、冷蔵保管しても数日の賞味期間しか得られないという深刻な問題があった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、一旦凝固熟成させた豆腐生地に食用油を混入して破砕混合し、パックに充填して再度凝固熟成させることによって、水中における切分け工程を排除し、十分長い賞味期間を容易に実現することができるパック入りの木綿豆腐の製造方法を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、凝固剤入りの豆乳を凝固熟成させ、余水を脱水して豆腐生地を作り、豆腐生地に食用油を混入し、破砕混合して流動化させ、パックに充填して再度凝固熟成させることをその要旨とする。
なお、余水を脱水する前に冷却してもよく、一次脱水、二次脱水の2工程により脱水してもよい。
また、湯中に浸漬して再度凝固熟成させることができ、再度凝固熟成させた後、冷却することができる。
かかる発明の構成によるときは、余水を脱水した後の豆腐生地は、食用油を混入して破砕混合すると、機械的に乳化されて流動化するから、そのままパックに充填して再度凝固熟成させることにより、日持ちの良好な高品質の木綿豆腐をパック入りの形態に作ることができ、冷蔵保管の場合、30日以上の賞味期間を容易に実現することができる。なお、食用油は、大豆油、菜種油、ごま油、コーン油、オリーブ油などの任意の油でよく、その混入量は、豆腐生地10〜15kgに対して約1.5lが適量である。ただし、豆腐生地は、濃度約7%の豆乳に適量の硫酸カルシウムなどの凝固剤を混入して凝固熟成させ、重量比約40%の余水を脱水させて作るものとし、再度の凝固熟成のためのパックは、たとえば浅いトレイ状のプラスチック容器にプラスチックフィルムをヒートシールすることにより、気密かつ水密に仕上げるものとする。
余水を脱水する前に冷却すると、凝固熟成直後の材料の堅さを数倍に向上させることができ、脱水を容易にすることができる。なお、豆乳の凝固熟成は、約70〜85℃程度の高温で15〜30分の熟成時間をとることが好ましい。また、冷却は、冷水を使用し、約5℃程度にまで急冷することが好ましい。
脱水を一次脱水、二次脱水の2工程にすることにより、脱水効率を高め、全体としての脱水時間を短くすることができる。なお、一次脱水は、たとえば60〜90rpm で水平回転する120〜150メッシュの横置円筒形の金網容器に凝固熟成後の材料を投入して自然脱水させ、二次脱水は、たとえばスクリュー式の押出機構を介して材料をパンチメタル製の円錐筒体に押し込んで強制脱水させるとよい。
再度の凝固熟成は、豆腐生地がパック詰めされた後であるので、湯中にパックごと浸漬させることにより、熱の有効利用を図ることができる。なお、再度の凝固熟成は、約80℃で50分間程度が適当である。
再度の凝固熟成後の冷却は、冷蔵保管の準備工程として有効である。たとえば水中に約40分程度パックごと浸漬して常温程度に冷却することにより、冷蔵設備に対する熱負荷を軽減することができる。
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
パック入りの木綿豆腐の製造方法は、図1の工程手順に従って実施する。
まず、濃度約7%の豆乳に適量の凝固剤を混入し、均一に撹拌して凝固熟成させる(図1のステップ(1)、以下、単に(1)のように記す)。なお、凝固熟成は、たとえば特開平10−191920号公報に開示されているような熟成コンベヤを使用して連続処理してもよく、適当な容器を使用するバッチ処理としてもよい。なお、凝固熟成後の材料は、連続処理の場合は、細断工程を経ることにより、また、バッチ処理の場合は、凝固熟成用の容器内を細かく仕切ることにより、たとえば10×10×5mm程度の小塊状の形態にすることが好ましい。
つづいて、凝固熟成後の材料は、冷水により約5℃にまで急冷し(2)、一次脱水により、重量比25〜30%程度の余水を自然脱水する(3)。なお、一次脱水は、ホッパ11、横置円筒形の金網容器12を備える脱水装置10を使用することができる(図2)。ホッパ11の下部には、送出し機構11aが付設されており、金網容器12には、駆動モータ12a、排水パン12bが付設されている。冷却後の材料をホッパ11に投入し(図2の矢印K1a方向)、送出し機構11aを介して金網容器12に移送した後(同図の矢印K1b方向)、駆動モータ12aを介して金網容器12を低速回転させると、排水パン12b上に余水を排出させ(同図の矢印K1c方向)、脱水後の材料を金網容器12から取り出すことができる(同図の矢印K1d方向)。なお、このような脱水装置10は、ホッパ11内の材料を連続的に、または間欠的に脱水処理することができる。
一次脱水後の材料は、直ちに二次脱水し(4)、凝固熟成後の材料の重量比10〜15%程度の余水を強制脱水する。二次脱水用の脱水装置20は、たとえば送出し機構21a付きのホッパ21と、パンチメタル製の円錐筒体22内に配設するスクリュー式の押出し機構23とを備えている(図3)。円錐筒体22には、排水パン22aが付設され、押出し機構23には、駆動モータ23aが連結されている。図3の矢印K2a方向に投入されたホッパ21内の材料は、送出し機構21aを介して円錐筒体22内に移送され、押出し機構23を介して円錐筒体22内を進行することにより絞られて強制脱水され、排水パン22a上に余水を排出させるとともに(同図の矢印K2b方向)、円錐筒体22の先端側から豆腐生地として排出される(同図の矢印K2c方向)。
脱水後の豆腐生地は、適量の食用油を混入し、破砕混合用のミキサ装置30を介して破砕混合する((5)、図4)。ただし、図4(A)、(B)は、それぞれミキサ装置30の模式平面図、模式側面図である。
ミキサ装置30は、たとえば送出し機構31a付きのホッパ31と、計量器32a付きのスクリュー式の送込み機構32と、回転羽根33a、取出し機構33bを有する半割りドーナツ形の回転容器33とを備えている。送込み機構32には、駆動モータ32bが付設され、回転容器33には、駆動モータ33cが付設されている。ホッパ31に投入された豆腐生地(図4の矢印K3a方向)は、計量器32aによって計量された後、送込み機構32を介して回転容器33に投入される(同図の矢印K3b方向)。回転容器33内に適量の食用油を追加投入し、駆動モータ33cを介して回転容器33を水平低速回転させるとともに(同図の矢印K3c方向)、図示しない駆動モータを介して回転羽根33aを高速回転させると、回転容器33内の豆腐生地を機械的に破砕混合して流動化させることができる。なお、取出し機構33bは、破砕混合中は回転容器33の上方に退避させておき、破砕混合の完了後、回転容器33内に下降させることにより(図4の二点鎖線)、回転容器33の水平回転を利用して、流動化した豆腐生地を樋33dを介して外部に排出させることができる(同図の矢印K3d方向)。
なお、回転羽根33aは、たとえば4枚4段のナイフブレード状に形成する。回転容器33を約30rpm で水平回転させ、回転羽根33aを3600rpm で高速回転させると、回転容器33内の豆腐生地を10分未満で破砕混合し、均一に流動化させることができる。
破砕混合後の豆腐生地は、充填装置40を介してパックPに充填する((6)、図5)。充填装置40は、定量ホッパ41からの定量の豆腐生地を図示しないコンベヤ上のパックP、P…に順に充填し、シーラ42を介して各パックPをシールして排出する。ただし、定量ホッパ41には、豆腐生地の定量送り用のモータ41a、シャッタ41bが付設され、シーラ42は、シールフィルム42bを介して充填後のパックPを個別にヒートシールすることができる。なお、図5において、パックP、P…は、図示しないコンベヤを介し、矢印K4a方向に搬送され、矢印K4b方向に排出されるものとし、符号43は、パックP、P…用のコンベヤの間欠駆動用のモータである。
パックPに充填された豆腐生地は、パックPごと湯槽内に搬入し、湯中に浸漬して再度凝固熟成させた上(7)、パックPごと冷水にて冷却し(8)、製品として仕上げて冷蔵保管する。
以上の製造工程は、水中における切分け工程を含まず、食用油を加えて破砕混合した豆腐生地をパックP内において再度凝固熟成させるので、日持ちがよい上、風味も極めて良好な木綿豆腐を低コストで大量生産することができる。
全体工程説明図 脱水装置の模式構成図(1) 脱水装置の模式構成図(2) ミキサ装置の模式構成説明図 充填装置の模式構成図
符号の説明
P…パック
10、20…脱水装置
30…ミキサ装置
40…充填装置

特許出願人 株式会社 ソーエーマシン
代理人 弁理士 松 田 忠 秋

Claims (5)

  1. 凝固剤入りの豆乳を凝固熟成させ、余水を脱水して豆腐生地を作り、豆腐生地に食用油を混入し、破砕混合して流動化させ、パックに充填して再度凝固熟成させることを特徴とするパック入りの木綿豆腐の製造方法。
  2. 余水を脱水する前に冷却することを特徴とする請求項1記載のパック入りの木綿豆腐の製造方法。
  3. 一次脱水、二次脱水の2工程により脱水することを特徴とする請求項1または請求項2記載のパック入りの木綿豆腐の製造方法。
  4. 湯中に浸漬して再度凝固熟成させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載のパック入りの木綿豆腐の製造方法。
  5. 再度凝固熟成させた後、冷却することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載のパック入りの木綿豆腐の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101282503B1 (ko) 2010-10-27 2013-07-04 씨제이제일제당 (주) 미세화된 두부액을 이용한 두부의 제조방법
JP2014087270A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Shoutoku Co Ltd 出汁滲み特性に優れる豆腐食品の製造方法

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