JP2895804B2 - 木綿豆腐の製造方法 - Google Patents

木綿豆腐の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、豆乳から木綿豆腐
を連続的にかつ自動的に製造することのできる木綿豆腐
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】豆腐の製造には、種々の方法がある。例
えば、大豆から得られた豆乳に塩化マグネシウム、塩化
カルシウム、硫酸カルシウム、グルコノデルタランクト
ンなどの凝固剤を添加し、10〜15リットル程度の凝
固箱に投入し、ここで凝固、熟成さらには成型工程を経
たのち、適宜の大きさに切断し、切断した豆腐を冷却水
中に放って冷却したのち、プラスチック容器などに収め
て包装する方法がある。
【0003】このような豆腐の中で、一旦凝固した豆腐
をそのまま固める絹ごし豆腐と、一旦凝固した豆腐を崩
し、これを再び固めた木綿豆腐とが知られている。この
木綿豆腐を製造するには、一旦凝固した豆腐の形状を砕
き、布に包み込んで箱内に詰める。これに成型(プレ
ス)工程を経て、切断して木綿豆腐が製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな木綿豆腐を製造方法では、手作業の工程を経由する
ため、生産効率が低く、短時間に大量の木綿豆腐を製造
することが困難であるという欠点がある。そして、一旦
凝固した豆腐の形状を砕き、布に包み込み、箱内に詰め
るという手作業に頼るため、木綿豆腐の製造作業が面倒
であるとともに、品質を安定させるのが難しいという欠
点がある。よって、本発明における課題は、品質の安定
した木綿豆腐を連続的にかつ自動的に大量生産すること
のできる製造方法を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の発明は、凝固剤を添加した
豆乳を鉛直方向に立設した凝固筒の上部の入口部から供
給し、凝固筒内で豆乳を凝固、熟成させつつ自然流下さ
せ、底部の出口部へ送り、出口部からの豆腐を破砕し、
ついで成型するものである。また、請求項2記載の発明
は、凝固剤を添加した豆乳を鉛直方向に立設した凝固筒
の上部の入口部から供給し、凝固筒内で豆乳を凝固、熟
成させつつ自然流下させ、底部の出口部へ送り、出口部
からの豆腐を破砕し、計量したのち、成型用箱に移し、
成型するものである。さらに、請求項1または請求項2
に記載の発明において、凝固筒内で豆乳を加熱すること
もでき、また凝固した豆腐を予備破砕したのち破砕して
もよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1ないし図2は、本発明の木綿豆腐の製造方法を実施
するのに好適な装置の全体構成の一例を示すもので、図
中符号1は凝固筒である。この凝固筒1は、ステンレス
鋼や強固プラスチックなどの衛生的な材質から作られた
筒状のものであり、外周面にグラスウールなどの保温材
1bを配した構造になっている。この凝固筒1の入口部
の蓋2には、これを貫通する豆乳供給パイプ3が設けら
れている。この豆乳供給パイプ3は、豆乳と、これを凝
固させる凝固剤との混合物を凝固筒1内に流すものであ
る。
【0007】この豆乳供給パイプ3から凝固筒1内に
入された混合物は、この凝固筒1内で凝固、かつ熟成し
ながら凝固筒1の底部に流下して豆腐(絹ごし豆腐)に
なる。この凝固筒1の底部では、豆腐が凝固筒1の中央
部よりも縮径された縮径部1aに入って圧縮されて破砕
手段となるロータリーバルブ4に入る。このロータリー
バルブ4は、豆腐の一定量を計量して後述するプレス機
に供給する供給機構を兼ねる。これら縮径部1aとロー
タリーバルブ4との間には、ネット、棒、金網などの予
備破砕手段(図示略)が設けられ、この予備破砕手段を
豆腐がその自重により通ることにより、軽く破砕され
る。この予備破砕手段で軽く砕かれた豆腐は、ロータリ
ーバルブ4に入り、ここで更に破砕される。
【0008】このロータリーバルブ4で破砕された豆腐
は、ロータリーバルブ4の下部に連設された中空状のシ
ュート5に一定量落下し、このシュート5に沿ってプレ
ス用箱6に詰められる。ここで、シュート5は、図2に
示すように、仕切板5aで三室に仕切られており、ロー
タリーバルブ4で破砕された豆腐をプレス用箱6に均一
に落下させる。このプレス用箱6はベルトコンベアなど
の移動手段7により、プレス機(図示略)に送られる。
このプレス機は、プレス用箱6内の豆腐を押圧して固め
て成型するものである。この豆腐を所定形状に切断し、
これを包装容器に詰め込んで密封することにより、木綿
豆腐が包装される。
【0009】また、ロータリーバルブ4は、カップリン
グ8を介して電動モータ9に接続されている。この電動
モータ9を作動させることにより、カップリング8を介
して、図3ないし図4に示すようなロータリーバルブ4
内の回転羽根10を回転させる。このロータリーバルブ
4内では、凝固筒1内を降下する豆腐に対して直交する
ほぼ水平方向に中心軸11が配置され、この中心軸11
の外周面がシャフトリング12に覆われ、このシャフト
リング12の外周面に回転羽根10が複数(図では八
つ)並んで取り付けられている。そして、ロータリーバ
ルブ4の側壁と中心軸11との間には、ロータリーバル
ブ4の内部を密封するOリング15が配されている。こ
のOリングは、天然や人工等のゴム、合成樹脂、弾性体
などから製作されている。さらに、シャフトリング12
と回転羽根10とは、豆腐が付着するのを防止するため
に、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂から製
作されている。
【0010】そして、回転羽根10は、シャフトリング
12の外周面に均等間隔をあけて並設され、中心軸11
に沿って配設されている。また、ロータリーバルブ4の
周動壁には、該ロータリーバルブ4内の空気を抜く空気
抜き溝14が形成されている。この空気抜き溝14は、
ほぼ水平方向に並設され、ほぼ鉛直方向に沿って形成さ
れている。これら空気抜き溝14を形成することによ
り、各回転羽根10に巻き込まれた空気が外部に逃げ
る。
【0011】このような構成の装置により、木綿豆腐を
製造するには、凝固剤が添加され、温度が80〜85℃
の豆乳を豆乳供給パイプ3から凝固筒1内に供給する。
凝固筒1内の豆乳は、凝固剤の凝固作用によって凝固、
熟成し、その底部には凝固した豆腐が形成されてゆく。
そして、一定の時間を経て、下層の豆乳が十分凝固し、
豆腐となったとき、電動モータ9を作動させ、カップリ
ング8を介してロータリーバルブ4の回転羽根10を回
転させる。
【0012】すると、凝固筒1中の豆乳(一部凝固)は
その自重により縮径部1aに沿って下降し、その下層は
十分凝固して豆腐となって予備破砕手段を通って各回転
羽根10の間に落ちる。このときに、豆腐は、予備破砕
手段で軽く砕かれ、ロータリーバルブ4内に入る。ま
た、各回転羽根10に巻き込まれた空気は、豆腐が落ち
たときの圧力により空気抜き溝14を通り、外部に逃げ
る。このロータリーバルブ4内では、回転羽根10で豆
腐をさらに砕き、この回転羽根10の回転により、豆腐
の一定量がシュート5に送られる。
【0013】すなわち、回転羽根10の回転を間欠的に
行い、回転羽根10の回転数を例えば一回転と定めるこ
とにより、ロータリーバルブ4の真下に連設されたシュ
ート5に送り出される豆腐の量が決定される。そして、
この豆腐がその自重によりシュート5内に落下して仕切
板5aに当接し、プレス用箱6内に回転羽根10の一回
転分の豆腐が均一に詰め込まれる。このプレス用箱6を
移動手段7でプレス機に送り、プレス用箱6内の豆腐を
成型する(プレス)ことにより、豆腐を固める。そし
て、ほぼ直方体状に切断した木綿豆腐を包装容器に入
れ、上部をフィルムにてシールする。その後、前述した
工程を順次繰り返し、連続的に木綿豆腐が製造される。
【0014】このような木綿豆腐の製造方法にあって
は、凝固筒1の内容積およびその高さ、豆乳供給量、供
給間隔、さらにはロータリーバルブ4の回転羽根10の
作動時間を予め調整しておくことにより、ほぼ連続的に
かつ自動的に豆腐を製造することができる。また、凝固
筒1の内面に加熱用電極を相対向して設けることによ
り、比較的低温、例えば10〜60℃の豆乳を用いるこ
とができて好適であり、加熱用電極の間に交流または直
流の電流を印加して豆乳を加熱し、凝固剤の凝固作用を
発現させて、豆乳を凝固、熟成させることができる。ま
た、加熱部としては、加熱用媒体を流す加熱用配管を本
体1内の空間部分に設けたものであってもよい。
【0015】このような木綿豆腐の製造方法によれば、
凝固筒1内で豆乳を凝固、熟成し、この凝固、熟成され
た豆腐が予備破砕手段を通り軽く砕かれ、これをロータ
リーバルブ4に通すことにより、ここでさらに砕かれ
る。これを回転羽根10により一定量プレス用箱6に供
給するので、このプレス用箱6内の豆腐を手作業で破砕
する必要がなくなる。したがって、この装置にあって
は、木綿豆腐を連続して自動的に製造することができ、
その製造工程をより簡略化することができる。
【0016】そして、ロータリーバルブ4付近には、該
ロータリーバルブ4から供給された豆腐を成型する(プ
レス)工程を配したので、ロータリーバルブ4で破砕さ
れた豆腐を連続して自動的に成型する(プレス)ことが
でき、木綿豆腐の製造作業性を向上させることができ
る。さらに、凝固筒1とロータリーバルブ4との間に、
凝固筒1内の豆腐を軽く砕く予備破砕手段を配したの
で、この予備破砕手段で軽く破砕した豆腐をロータリー
バルブ4でさらに細かく破砕でき、凝固筒1内の豆腐の
破砕作業性を向上させることができる。また、凝固筒1
に、豆乳を加熱するための加熱部を設ければ、予め低温
貯蔵しておいた豆乳を用いることができ、木綿豆腐の需
要量に応じて木綿豆腐を製造することができる。
【0017】
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の木綿豆腐の
製造方法によれば、凝固剤添加済の豆乳を凝固筒内にて
徐々に凝固、熟成せしめつつ流下させ、凝固、熟成した
豆腐を砕いて一定量を取り出すようにしたものであるか
ら、木綿豆腐をほぼ連続的にかつ自動的に製造すること
ができる。したがってこの製造方法によれば、木綿豆腐
を大量に製造することができるとともに、無人運転も可
能となり、よって例えば量販店へ製造したその日に大量
の豆腐を納めるといったことも可能になる。
【0019】また、凝固筒内で豆乳を加熱するようにす
れば、低温の豆乳を加熱することができ、予め低温貯蔵
しておいた豆乳を使用することが可能になる。このた
め、需要に応じて即座に、需要量に見合う量の木綿豆腐
を製造できる。さらに、豆腐の破砕、成型(プレス)を
自動的に連続して行うことができ、木綿豆腐の製造作業
性を向上させることができる。また、予備破砕して軽く
破砕した豆腐をさらに破砕するようにすれば豆腐の破砕
作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の木綿豆腐の製造方法に用いられる装
置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図1の破砕手段を示す側断面図である。
【図4】 図2の破砕手段を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 凝固筒 4 ロータリーバルブ(破砕手段) 5 シュート

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝固剤を添加した豆乳を鉛直方向に立設
    した凝固筒の上部の入口部から供給し、凝固筒内で豆乳
    凝固、熟成させつつ自然流下させ、底部の出口部へ送
    り、出口部からの豆腐を破砕し、ついで成型することを
    特徴とする木綿豆腐の製造方法。
  2. 【請求項2】 凝固剤を添加した豆乳を鉛直方向に立設
    した凝固筒の上部の入口部から供給し、凝固筒内で豆乳
    凝固、熟成させつつ自然流下させ、底部の出口部へ送
    り、出口部からの豆腐を破砕し、計量したのち、成型用
    箱に移し、成型することを特徴とする木綿豆腐の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 凝固筒内で豆乳を加熱することを特徴と
    する請求項1または2に記載の木綿豆腐の製造方法。
  4. 【請求項4】 凝固、熟成した豆腐を予備破砕し、つい
    で破砕することを特徴とする請求項1または2に記載の
    木綿豆腐の製造方法。
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