JP2005094059A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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信 日高
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真也 北岡
Akira Hirose
明 広瀬
Hiroshi Fukano
博司 深野
Hideki Tobinaga
秀樹 飛永
Hiroshi Kubo
宏 久保
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Abstract

【課題】 原稿ガイドを回動可能にして、原稿が当接するときはその原稿ガイドの傾斜角を緩やかにし、その後、原稿ガイドを回動して傾斜角を急にすることにより、原稿当接時のショックをなくすことができる画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】 原稿を搬送しながら原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置において、画像読み取り位置56の下流に配置され、原稿をガイドする原稿ガイド59と、その原稿ガイド59よりも下流に配置され、原稿を挟持搬送する下流側搬送手段を読み取り搬送ローラ43とともに構成する中間搬送加圧コロ53を備え、且つ前記原稿ガイド59を、その原稿ガイド中の上流側に設けた回転支点59aを支点として回転させることにより、その水平方向に対するガイド面傾斜角度を変えるガイド駆動手段を備えた。
【選択図】 図7

Description

本発明は、スキャナ、複写機、ファクシミリ装置などの画像読み取り装置に係り、特に、自動原稿送り装置に関する。
画像読み取り装置をコンパクトに設計することが望まれているが、装置を小型化することにより、原稿読み取り位置下流の原稿ガイドの傾斜角が急になってしまう。そのため、原稿が搬送されて先端が原稿ガイドに当接するときの原稿先端への衝突のショックが大きくなり、原稿の搬送速度にむらが発生して、読み取られた画像に悪影響が出ることがあった。
特開平11−308404号公報に示された従来技術はこのような問題を解決しようとするものであり、図13に示したように、原稿読み取り位置とその下流側にある中間搬送ロ−ラ対91、91aとの中間に、原稿後端が搬送ロ−ラ対90、90aを通過した後の原稿搬送状態を矯正するための本体側ガイド92を設け、その本体側ガイド92にはその下流の原稿搬送面より高く形成された凸部を備えた。
特開平11−308404号公報
しかしながら、前記した特開平11−308404号公報に示された従来技術においては、本体側ガイド92の下流側(図13では右側)を上げたことにより、搬送ガイド斜面の傾きが急になり、その副作用として原稿先端が搬送ガイドに当接したときのショックによりジタ−が発生することがあった。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決することにあり、具体的には、原稿ガイドを回動可能にして、原稿が当接するときはその原稿ガイドの傾斜角を緩やかにし、その後、原稿ガイドを回動して傾斜角を急にすることにより、原稿当接時のショックをなくすことができる画像読み取り装置を提供することにある。また、原稿当接後に原稿ガイドを回動して傾斜角を急にする際に、原稿ガイドの先端を下流の搬送コロ対の搬送面と同じ高さでなく、それよりも上に突出した位置にすることにより、原稿後端が読み取り位置上流側の搬送コロ対を抜けたときに読み取り部出口側で原稿が下方に撓む挙動を押さえ、画像への影響を押さえることもできるようにする。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、原稿を搬送しながら原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置において、画像読み取り位置の下流に配置され、原稿をガイドする原稿ガイド手段と、その原稿ガイド手段よりも下流に配置され、原稿を挟持搬送する下流側搬送手段とを備え、且つ前記原稿ガイド手段をその原稿搬送方向上流側を支点として回転させることによりその水平方向に対するガイド面傾斜角度を変えるガイド駆動手段を備えた。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記原稿ガイド手段の角度を制御する制御手段を備え、その制御手段は、原稿先端が前記原稿ガイド手段のガイド面に当接するとき、または当接してから所定時間内は、前記ガイド面傾斜角度が相対的に小さい角度になるように制御し、当接後または前記所定時間が経過した後は、前記ガイド駆動手段を駆動して前記原稿ガイド手段を所定量回転させることにより前記ガイド面傾斜角度が大きくなるように制御する構成にした。
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記ガイド面傾斜角度を大きくする際、前記原稿ガイド手段の下流側先端の高さが、前記下流側搬送手段の搬送面よりも突出した位置になるように制御する構成にした。
また、請求項4記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記ガイド駆動手段を駆動する駆動タイミングは、前記画像読み取り位置よりも上流にあるレジストセンサが原稿先端を検知してからの時間を計測することにより求める構成にした。
本発明によれば、請求項1記載の発明では、画像読み取り位置の下流に配置され、原稿をガイドする原稿ガイド手段と、その原稿ガイド手段よりも下流に配置され、原稿を挟持搬送する下流側搬送手段とを備え、その原稿ガイド手段をその原稿搬送方向上流側を支点として回転させることによりその水平方向に対するガイド面傾斜角度を変えることができるので、原稿が当接するときはその原稿ガイドの傾斜角を緩やかにし、その後、原稿ガイドを回動して傾斜角を急にしたりすることが可能になる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、原稿先端が原稿ガイド手段のガイド面に当接するとき、または当接してから所定時間内は、ガイド面傾斜角度が相対的に小さい角度になるように制御し、当接後または所定時間が経過した後は、ガイド駆動手段を駆動して原稿ガイド手段を所定量回転させることによりガイド面傾斜角度が大きくなるように制御できるので、原稿当接時のショックをなくすことができるし、装置を小型にすることができる。
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、ガイド面傾斜角度を大きくする際、原稿ガイド手段の下流側先端の高さが、下流側搬送手段の搬送面と同じでなく、それよりも突出した位置になるように制御できるので、原稿が上流側搬送手段を抜けたときに原稿の挙動を規制して読み取り部の出口側で原稿が下方にたわむのを防ぐこともでき、その場合、読み取り位置における搬送速度むらを低減でき、したがって、画像の質の低下を招かないで済む。
また、請求項4記載の発明では、請求項2記載の発明において、ガイド駆動手段を駆動する駆動タイミングは、画像読み取り位置よりも上流にあるレジストセンサが原稿先端を検知してからの時間を計測することにより求めることができるので、請求項2記載の画像読み取り装置を容易に実現できる。
本発明は、固定されている読み取り部へ原稿を搬送し、その原稿を所定の速度で搬送しながら原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置に関するものである。
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明が実施される画像読み取り装置の断面図、図2および図3は制御ブロック図、図4〜図6は動作フロ−図である。以下、これらの図に従って、同一サイズの原稿束の処理動作から説明する。
図1に示したように、この実施例の画像読み取り装置は、読み取られる原稿束をセットする原稿セット部1、セットされた原稿束から1枚ずつ原稿を分離して給送する分離給送部2、給送された原稿を突き当て整合させるとともに整合後の原稿を引き出して搬送するレジスト部3、搬送される原稿をタ−ンさせて原稿面を読み取り側(図1では下方)に向けて搬送するタ−ン部4、原稿の表面画像をコンタクトガラスの下方から読み取らせるための搬送をおこなう第1読み取り搬送部5、表面読み取り後の原稿の裏面画像を読み取らせるための搬送をおこなう第2読み取り搬送部6、表裏の読み取りが完了した原稿を機外へ送り込んだりする排紙部7、再読み取りのための反転をおこなう反転部8、読み取り完了後の原稿を積載保持するスタック部9などを備えている。また、図2に示したように、搬送動作の駆動をおこなう呼び出しモ−タ101、給紙モ−タ102、読み取りモ−タ103、反転モ−タ104、および一連の動作を制御するコントロ−ラ100などを備える。
このような構成で、原稿上の画像を読み取る際には、原稿束13を原稿セットテ−ブル10上に先端を原稿ストッパ25の破線位置に突き当てた状態でセットし(図4のS1でyes)、さらに、原稿束13の巾方向をサイドガイド11により搬送方向と直交する方向の位置決めをおこなう。
この状態で、原稿セット検知フィラ−21が破線位置から実線位置に変位し、これに伴って原稿セット検知センサ28の遮光が解除され、原稿のセットが検知されると、I/F部107(図2参照)を介して本体制御部111へ原稿セット信号が送信される。さらに、原稿テ−ブル面に設けられた原稿長さ検知センサ12または原稿長さ検知センサ14(反射型センサ、または原稿1枚にても検知可能なアクチェ−タ・タイプのセンサが用いられる)により原稿の搬送方向長さの概略が判定される(少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なセンサ配置が必要)。
その後、原稿給紙信号(図示しない操作部より入力され、本体制御部111からI/F部207を介してコントロ−ラ100へ指示される信号)により呼び出しモ−タ101のCW(正転)駆動(実施例ではステッピングモ−タを用いているが、ソレノイドでも実現可能)が開始されると(S2)、原稿ストッパ25が実線位置まで待避し(S3でyes)、原稿先端を開放する。続いて、呼び出しモ−タ101が逆転駆動し(S4)、ピックアップロ−ラ20が破線位置から実線位置で示す原稿上面へ移動し(S5でyes)、所定の力で圧接され、呼び出しモ−タ101による逆転駆動が終わる(S6)。なお、図1において、ホ−ムポジションセンサ19はピックアップロ−ラ20および原稿ストッパ25の状態を検知するためのセンサである。
また、このピックアップロ−ラ20の圧接動作時、原稿枚数が少ない場合は、落下高さが大きいことと、原稿セットテ−ブル10とピックアップロ−ラ20間に原稿のクッション作用が少ないことによりピックアップロ−ラ20の落下衝撃音が大きくなる不具合が発生する。この解決策として、原稿セットテ−ブル10のピックアップロ−ラ20との接触点には凹み形状のロ−ラ逃げが形成されており、ピックアップロ−ラ20が直接原稿セットテ−ブル10をたたかないような配慮がなされている。
その後、所定の時間を経て、分離給送部2およびレジスト部3を駆動する給紙モ−タ102がCCW(正転)方向に回転し(S7)、ピックアップロ−ラ20を時計方向に回転させ、原稿束13の最上紙を分離給送部2の方向へ送り込む。このとき、給紙ベルト23はベルトプ−リ22、24に所定の張力を持って掛け渡されており、対向的に設けられた分離ロ−ラ26に巻き掛けられるように圧接している。分離ロ−ラ26は所定の大きさのトルクを有する図示しないトルクリミッタを介してフリクション駆動されており、給紙ベルト23との直接係合時、または原稿1枚を介して係合している状態では、給紙ベルト23の回転につられて反時計方向に回転させられ、原稿が万一2枚以上、給紙ベルト23と分離ロ−ラ26間に進入した場合、連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されており、分離ロ−ラ26は本来の駆動方向である時計方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、重送が防止される。
給紙ベルト23と分離ロ−ラ26との作用により1枚に分離された原稿は給紙ベルト23によってさらに送られ、給紙路27を進む過程で、突き当てセンサ29により先端が検知され(S8でyes)、同時に呼び出しモ−タ101をCCW方向に回転させて(図5のS9)ピックアップロ−ラ20を原稿上面から退避させ(S10でyes)、原稿を給紙ベルト23の搬送力のみで送ることにより、停止しているプルアウトロ−ラ31に突き当たる。そして、突き当てセンサ29により検知された位置から所定の距離だけ送られ、結果的には、プルアウトロ−ラ31に所定量のタワミを持って押し当てられた状態で給紙モ−タ102を逆転させることにより給紙ベルト23の駆動が停止する。このとき、原稿先端はプルアウトロ−ラ31とプルアウト従動ロ−ラ30の上下ロ−ラ対のニップに進入し、先端の整合(スキュ−修正)をおこなう。
その後、プルアウトロ−ラ31が給紙モ−タ102の逆転により駆動され、原稿をタ−ン部4方向に搬送する(S11)。ここでは、原稿束の1枚目をレジスト停止位置まで給紙するに際して、プルアウトロ−ラ31の搬送速度を読み取り速度よりも高速に設定する。なお、読み取り搬送ロ−ラ43は読み取りモ−タ103により駆動され、プルアウトロ−ラ31と同速である。
プルアウトロ−ラ31の位置を過ぎた原稿先端はサイズ検知センサ32により搬送方向と直交する方向の巾が検知される(S12)。この巾信号と、原稿長さ検知センサ12、14により得られた長さ信号との組み合わせによって、正確な原稿サイズが確定されると(S12でyes)、本体制御部111に対して原稿サイズ信号がコントロ−ラ100よりI/F部107を介して送信される(S13)。サイズの異なる原稿が混在する混載モ−ドの場合には(S14でyes)、後述する原稿長さ情報送信を実行する(S15)。
その後、原稿は読み取り搬送ロ−ラ43と加圧ロ−ラ35とのニップに送られ、レジストセンサ40の原稿先端検知から(S16でyes)レジスト停止位置計測のためのパルスカウントを開始し(S17)、そのカウント値が所定パルス数に達すると(S18でyes)、その位置で給紙モ−タ102と読み取りモ−タ103を停止させ(S19)、レジスト停止信号を本体制御部111に送信し(S20)、本体制御部111からの読み取りスタ−ト信号(転写紙搬送と同期を取るための信号または画像メモリへの蓄積の準備が完了した時点で送信される信号)の入力を待つ。
前記において、ステップS11では、2枚目以後、次原稿の先出しという形式にしている。原稿画像読み取り中の読み取り搬送ロ−ラ43は本体制御部111から指示された読み取り倍率に応じた速度で読み取りモ−タ103により駆動されるので、次原稿は読み取り搬送ロ−ラ43の速度と同速で読み取り搬送ロ−ラ43と加圧ロ−ラ35とのニップに送り込まれなくてはならない。そこで、図6に示したように、読み取り中(S21でyes)の原稿後端が突き当てセンサ29を抜けると(S22でyes)、紙間を制御するためのパルスカウントをスタ−トさせて読み取り中の原稿後端の進行具合を監視しながら呼び出しモ−タ101の正転を開始することにより次原稿の先出し搬送を開始する(S23)。
そして、ピックアップロ−ラ20を次原稿上面に圧接させ(呼び出し位置にして)(S24でyes)、呼出しモータを停止し(S25)、次いで、駆動部(給紙モ−タ)102を正転駆動し(S26)、突当てセンサ29がONとなり(S27でyes)、突き当て量カウントスタート、呼出しモータ正転を順次実施し、ピックアップ退避位置にある場合には呼出モータを停止し(S27a〜27d)、さらに所定数のパルスをカウントして(S27eでyes)、停止しているプルアウトロ−ラ31に突き当たるまで搬送して停止させる(図7のS28)。ここで、読み取り中の原稿後端位置を前記紙間パルスカウント値から求め(S29でyes)、プルアウトロ−ラ31の位置から所定の紙間分進んだところで給紙モ−タ102を先出し速度に設定し(S30)、逆転駆動させる(S31)。こうして、プルアウトロ−ラ31は1枚目と同様に高速で駆動され、先端検知センサ34までこの速度で送り込み、先端検知センサ34の検知により(S32)読み取り速度(読み取り搬送ロ−ラ43の速度)まで減速させる(S33)。このような動作を連続する原稿の紙間でおこなうことにより、原稿突き当て動作で停止した時間を取り戻し、所定の原稿間隔を維持することが可能となる。
次に、図8に従って、読み取りスタ−ト信号の入力により実行される原稿読み取り動作について説明する。
その際はまず、図示しない本体操作部から入力される読み取り倍率に従って本体制御部111からコントロ−ラ100に送信される情報に基づいて読み取りモ−タ103の駆動速度を決定する(図8のS42)。そして、レジスト位置で停止している原稿を、読み取りモ−タ103の正転駆動を開始するとともに、原稿先端が読み取り位置に到達するタイミングをパルスカウントにより計測するために先端カウントを開始する(S43)。こうして、回転する読み取り搬送ロ−ラ43と加圧ロ−ラ41とにより第1読み取り搬送部5に送り込まれ、第1読み取り搬送部5を構成している読み取りガラス54と、その上面に所定の間隔を持って配置された白色背景板51との間を原稿が搬送される。この搬送中に読み取り系により画像が読み取られ、CCDを介して電気的に変換され、メモリに記憶される。
この第1読み取り搬送部5については、搬送ギャップをできる限り狭く取り、原稿の自由度を極力少なくする手段が講じられる。例えば、可撓性のガイド部材を読み取り入り口ガイド42の内面から白色背景板51方向に張り出してその隙間を埋めるというような方法が有効である。また、白色背景板51は、読み取りガラス54上に0.5mm±0.2mm程度のギャップを持って、且つ所定の弾力性を持って圧接され、読み取り深度方向の誤差も押さえられている。
また、読み取りガラス54の表面はインクなどの付着や固着が起きにくいように表面に界面活性剤(シリコン系活性剤)処理がなされている。さらに、前記した可撓性ガイドを読み取りポイント近傍まで張り出し、読み取り点位置では原稿面(原稿先端以外の部分)ができるだけ読み取りガラス54に接触せず、しかも原稿先端は読み取りガラス54の読み取りポイント付近をワイピング(先端でガラス面の異物を掻き落とす作用)できるような構成にしている。
前記したように、原稿先端が読み取り位置に到達するタイミングを計測するためにコントロ−ラ100はパルスカウントをおこなっているが、そのカウント値が所定値になると(S44でyes)、副走査方向の表面画像有効読み取り領域を示す表面DFゲ−ト信号を本体制御部111へ送信する(S45)。
その後、原稿は画像を読み取られながら進み、ピックアップガイド52を経て中間搬送加圧コロ53へ送り込まれる。加圧ロ−ラ41と中間搬送加圧コロ53は読み取り搬送ロ−ラ43による共通駆動であるので、送り込みと引き出し速度は同一の速度となり、受け渡しショックの発生を低減させる効果がある。
中間搬送加圧コロ53によって第1読み取り搬送部5から送り出された原稿は第2読み取り搬送部6へ送り込まれ、上方から読み取り部を下方に向けて配置された密着イメ−ジセンサ61と、その下方に、その密着イメ−ジセンサ61の読み取り面に所定圧と所定の間隔を持って配置された押圧部材62の間を通過する。両面読み取りモ−ドの場合(S46でyes)、原稿先端が密着イメ−ジセンサ61の位置に到達するタイミングをレジストセンサ40による先端検知からのパルスカウントにより計測し、そのカウント値が所定の値に達すると(S47でyes)、裏面画像の有効読み取り領域を示す裏面DFゲ−トON信号を密着イメ−ジセンサ61へ送信する(S48)。
こうして、その信号に基づいて原稿の裏面の画像が読み取られ、表面と同様に電気的に変換され、変換された画像デ−タは図3に示したフレ−ムメモリ205に一時記憶され、その後、本体制御部111に転送される。なお、押圧部材62はシェ−デングの基準としての機能、および白色背景板としての機能も持つ。この押圧部材62は図1に示したような板状のガイド部材で構成してもよいし、回転体で構成してもよい。
表面および裏面の原稿読み取り終了のタイミングは原稿先端を排紙センサ70が検知し(S49でyes)、原稿後端をレジストセンサ40が検知し(S50でyes)、その時点からのパルスカウント(後端カウント)によって計測する(S51、S52でyes)。続いて、排紙駆動ロ−ラ71と排紙加圧ロ−ラ72で構成される排紙ロ−ラ対により原稿をスタック部9の排紙スタッカ90へ排出する。排紙スタッカ90は下流側が高く構成され、排出原稿の飛び出し防止と、スタック原稿の揃え精度向上に寄与している。複数枚原稿の連続読み取り時には、原稿排出完了タイミングよりも次原稿先出しによるレジスト停止動作によって読み取りモ−タの駆動が停止するので、読み取りを完了した原稿の排出動作は次原稿の読み取り開始による読み取りモ−タの駆動再開によって原稿後端が排紙センサ70を抜けた時点で(S53)本体制御部111に排紙完了信号を送信して完了することになる(S54)。
また、小サイズ原稿のスタック時は、反転部8の反転切り替え爪80を駆動部105により破線で示す状態に切り替えて反転経路85へ原稿を搬送し、反転排紙駆動ロ−ラ81と反転排紙従動ロ−ラ82で構成される反転搬送ロ−ラ対により原稿スタッカ90上の一部として構成された小サイズ専用スタッカ91上へ排出する。こうして、小サイズ原稿の排出後の視認性が良くなる。
なお、前記において、原稿セットテ−ブル10は回転支点15を中心に上方に回転待避できるように構成され、スタック原稿の取り出し性を高めている。
また、原稿排出時、反転切り替え爪80の動作と排出原稿後端との同期を取り、原稿が排出された直後に、反転切り替え爪80を駆動源105により破線方向に回動させ、排出原稿の後端をたたき、排出原稿後端残りを防止している。
以上が同一サイズ原稿束を対象にした片面および両面原稿の処理のあらましである。次に、サイズ混載時の片面および両面原稿の処理について説明する。
この場合は、原稿長さが混在していることにより、原稿セットテ−ブル10上の原稿長さ検知センサ12、14では原稿長さの判別が不可能であるので、原稿を1枚に分離した後、原稿後端が用紙束から離れ、完全に独立した状態になった時点で初めてサイズを確定する。そのため、読み取り前に原稿サイズを確定したい場合は、分離後の最初の原稿後端検知位置から、読み取り前のレジストセンサ位置までの間を最大原稿長さの1/2以上の長さに設定する必要がある。しかし、これを満足させると、原稿セット位置を読み取り位置から大きく離す必要があり、原稿セットテ−ブルと搬送経路を含む部分が大きくなり、装置全体が巾広なものとなってしまう欠点がある。したがって、装置を小さく作るには、混載時の原稿長さ検知に工夫が必要となる。
この対応策として、この実施例では、サイズ混載時、原稿サイズを読み取りスタ−ト前に確定できない場合、最初の搬送では読み取りを全くおこなわず、サイズの読み込みだけのために通紙し、反転部8を介した2回目の読み取り通過時に表面と裏面を同時に読み取るという方式を取る。この場合、1回目のレジスト停止までの搬送動作は同一サイズの原稿束時と同じだが、本体制御部111から送信される読み取りスタ−ト信号受信後の動作、特に排出部7による処理以後が異なる。以下、図9に従って異なる部分について説明する。
さて、その異なる部分だが、サイズ混載モ−ド時(図8のS41でyes)、読み取り部を通過して排紙されるとき、原稿先端が排紙ロ−ラ対71、72から顔を出す以前に、反転切り替え爪80が反転切換えソレノイド105により破線方向へ移動し(S61)、原稿を反転経路側(上側)に送り込む。こうして、原稿は反転排紙ロ−ラ対81、82により原稿後端が排紙ロ−ラ対71、72を通過するまで送られる。なお、この動作は排紙センサ70がオン状態になった後(S62でyes)、再びオフ状態になったときに(S63でyes)パルスカウントを開始し(S64)、カウント値が所定の値になるまで続行する(S65でyes)。
原稿停止後は、反転切換えソレノイド105がオフ状態になることにより反転切り換え爪80が実線方向へ移動し(S66)、原稿後端を反転ロ−ラ対71、83のニップ方向に向ける。そして、反転モ−タ104の逆転駆動により反転排紙駆動ロ−ラ81が半時計方向に逆転動作し(S66)、停止している排紙駆動ロ−ラ71と反転上ロ−ラ83で構成される反転ロ−ラ対71、83のニップ部に原稿端(初期状態から見ると後端になる)を突き当て、先端スキュ−整合をおこない、さらに、反転ロ−ラ対71、83が読み取りモ−タ103の正転駆動により原稿搬送を開始し(S67)、再度タ−ン部4を経て、第1読み取り搬送部5および第2読み取り搬送部6へ原稿を送り、表裏の読み取りをおこなう。つまり、読み取りモ−タ103の正転駆動に続いて原稿先端が読み取り位置に到達するタイミングをパルスカウントにより計測するために先端カウントを開始し(S68)、第1読み取り搬送部5を構成している読み取りガラス54と白色背景板51との間を原稿が搬送される。この搬送中に読み取り系により画像が読み取られ、CCDを介して電気的に変換され、メモリに記憶される。
そして、カウント値が所定値に達して原稿先端が読み取り位置に到達すると(S69でyes)、裏面DFゲ−ト信号を送信する(S70)。原稿は裏と表が反転した状態にあるので、読み取り順序は裏が先で、表が後の読み取りとなるのである。
両面モ−ドの場合(S71でyes)、その後、カウント値が所定値に達して原稿先端が反対面の読み取り位置に到達すると(S72でyes)、コントロ−ラ100は表面ゲ−ト信号ON信号を本体制御部111へ送信する(S73)。この信号を元に本体制御部111ではペ−ジ順の入れ替え処理をおこなう。
これで読み取り動作は、完了したわけだがこのまま排出するとペ−ジ順が狂うので、もう一度反転動作を繰り返してから排出する。
次に、本発明の一実施例を説明する。
図10は原稿読み取りがおこなわれる第1読み取り搬送部5の要部を示す構成図である。図10に矢印で示したように、原稿は図の左から右へ搬送され、原稿読み取り位置56において読み取りガラス54を介して原稿上の画像が読み取られる。読み取りガラス54の下流には原稿ガイド59を配置し、さらに下流には下流側搬送手段である中間搬送加圧コロ53を配置している。この原稿ガイド59は回転支点59aを支点にして、図中に実線で示すaの位置と破線で示すbの位置との間を回動可能になっている。原稿ガイド59を回動させるガイド駆動手段は、図11(a)に示したように、図示しないリンクなどにより原稿ガイドソレノイド63で駆動する構成にするか、図11(b)に示したように、図示しないギヤなどによりステップモ−タ64で駆動する構成にする。なお、図10において、圧板コピ−用スケ−ル60はこの原稿搬送手段を使わずに圧板読み取りガラス58上で原稿を読み取る際の基準位置を示すためのスケ−ルである。
このような構成で、原稿読み取りの際、搬送されてきた原稿先端が傾斜の急な原稿ガイド59に突き当たると、一瞬原稿の搬送が停止したようになり、原稿読み取り位置56における原稿搬送速度にむらが生じ、結果として読み取った画像にジタ−などの悪影響が発生する。このような問題を解決するために、この実施例の画像読み取り装置では、図12(a)に示したように原稿ガイド59をaの低い位置にして、原稿先端が原稿ガイド59に当接するときのショックをなくする。原稿ガイド59の傾斜角が緩やかになるので原稿先端当接時のショックを低減でき、画像への影響をなくすことが可能となるのである。
しかし、原稿ガイド59がこのaの位置のままであると、中間搬送加圧コロ53へ原稿を搬送できないので、原稿が原稿ガイド59に乗った状態で例えば原稿ガイド駆動ソレノイド63を駆動して、原稿ガイド59を図12(b)に示したようにbの位置にする。なお、この駆動タイミングは、レジストセンサ40が原稿先端を検知してからの読み取りモ−タ103の駆動時間を制御手段であるコントロ−ラ100がパルス数をカウントすることにより求める。原稿先端が原稿ガイド59に当接するであろうカウント値をカウントした時点で原稿ガイド駆動ソレノイド63を駆動するのである。つまり、コントロ−ラ100は、原稿先端が原稿ガイド59のガイド面に当接するとき、または当接してから所定時間内は、ガイド面傾斜角度が相対的に小さい角度になるように制御し、その所定時間が経過した後は、ガイド駆動手段を駆動して原稿ガイド59を所定量回転させることによりガイド面傾斜角度が大きくなるように制御する。これにより、原稿が原稿ガイド59上に乗った状態で原稿ガイド59の傾斜が傾くので、ショックを受けることなく原稿の搬送にも影響せずに原稿先端の向きを変更することができる。
そして、図12(b)の状態では、図示したように、原稿ガイド59の搬送下流側先端がその下流の中間搬送コロ53の搬送面と同じ高さでなく、それよりも上に位置するようにしているので、原稿後端が読み取り位置上流の加圧ロ−ラ41を抜けた時点で原稿ガイド59付近で下方にたわむのを規制でき、読み取り位置における原稿搬送速度むらの発生を押さえることができる。
本発明が実施される画像読み取り装置の断面図。 本発明が実施される画像読み取り装置の制御ブロック図。 本発明が実施される画像読み取り装置の他の制御ブロック図。 本発明が実施される画像読み取り装置の動作フロ−図。 本発明が実施される画像読み取り装置の動作フロ−図。 本発明が実施される画像読み取り装置の他の動作フロ−図。 本発明が実施される画像読み取り装置の他の動作フロ−図。 本発明が実施される画像読み取り装置の他の動作フロ−図。 本発明が実施される画像読み取り装置の他の動作フロ−図。 本発明の一実施例を示す、画像読み取り装置要部の構成図。 本発明の一実施例を示す、画像読み取り装置要部の説明図。 本発明の一実施例を示す、画像読み取り装置要部の他の説明図。 従来技術の一例を示す、画像読み取り装置要部の構成図。
符号の説明
1 原稿セット部
2 分離給送部
3 レジスト部
4 タ−ン部
5 第1読み取り搬送部
6 第2読み取り搬送部
7 排紙部
8 反転部
9 スタック部
40 レジストセンサ
41 加圧ロ−ラ
43 読み取り搬送ロ−ラ
53 中間搬送加圧コロ
54 読み取りガラス
56 原稿読み取り位置
58 圧板読み取りガラス
59 原稿ガイド
63 原稿ガイド駆動ソレノイド
64 ステップモ−タ
100 コントロ−ラ
103 読み取りモ−タ

Claims (4)

  1. 原稿を搬送しながら原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置において、画像読み取り位置の下流に配置され、原稿をガイドする原稿ガイド手段と、その原稿ガイド手段よりも下流に配置され、原稿を挟持搬送する下流側搬送手段とを備え、且つ前記原稿ガイド手段をその原稿搬送方向上流側を支点として回転させることによりその水平方向に対するガイド面傾斜角度を変えるガイド駆動手段を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 請求項1記載の画像読み取り装置において、前記原稿ガイド手段の角度を制御する制御手段を備え、その制御手段は、原稿先端が前記原稿ガイド手段のガイド面に当接するとき、または当接してから所定時間内は、前記ガイド面傾斜角度が相対的に小さい角度になるように制御し、当接後または前記所定時間が経過した後は、前記ガイド駆動手段を駆動して前記原稿ガイド手段を所定量回転させることにより前記ガイド面傾斜角度が大きくなるように制御する構成であることを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 請求項2記載の画像読み取り装置において、前記ガイド面傾斜角度を大きくする際、前記原稿ガイド手段の下流側先端の高さが、前記下流側搬送手段の搬送面よりも突出した位置になるように制御する構成にしたことを特徴とする画像読み取り装置。
  4. 請求項2記載の画像読み取り装置において、前記ガイド駆動手段を駆動する駆動タイミングは、前記画像読み取り位置よりも上流にあるレジストセンサが原稿先端を検知してからの時間を計測することにより求める構成にしたことを特徴とする画像読み取り装置。
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