JP2005088745A - 収容構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物の底面と側面とを支持して荷物を安定して保持できるとともに簡単な構造からなり容易に製造することができる保持部材を持つ収容構造体を提供する。
【解決手段】内部に収容空間を持つ収容構造体の保持部材を、収容構造体内に収納される収納位置と外方に突出する展開位置との間を変位する枠体と、展開位置において枠体の下側に配置されるように枠体の一面を覆い枠体と連動して変位する略シート状の載置部と、から構成し、このうち載置部を、少なくとも枠体に対向する対向部が枠体の下面に近接して配置される近接位置と、自身の変形によって枠体の下方に垂下する垂下位置と、の間で変位可能なものとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、内部に収納空間を持つとともに外部に種々のものを載置可能な収容構造体に関する。
内部に収容空間を持つ収容構造体としては従来より種々のものが知られている。収容構造体のうち、例えば、車両のインストルメントパネルに設けられるグラブボックス等には、収容構造体内部に収納され外部に展開可能なテーブルやカップホルダ等の荷物を載置或いは保持するための保持部材が設けられるものがある。
カップホルダやテーブル等の保持部材は、荷物を安定して保持するために、荷物の底面と側面とを支持することが一般的である。しかし、荷物の底面と側面とを支持するためには、これら保持部材を高さ方向に大きく形成する必要がある。この場合、保持部材が大型化することから、収容構造体が大型化するか、或いは、収容構造体の多くの部分がこれら部材で占められることとなり、その他の荷物を収容するための収容空間を充分に確保できなくなる。
一方、保持部材を、収納時には折り畳み、使用時には展開する折り畳み式のものとして、保持部材の高さ方向の大きさを変化させることで、収納時の高さ方向の大きさを小さくする方法もある(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に示されるグラブボックスには、保持部材としてカップホルダとテーブルユニットとが設けられている。この保持部材は、折り畳むことで高さ方向の大きさを小さくすることができ、非使用時にはグラブボックスの扉部に収納される。
また、特許文献2に示されるグラブボックスには、保持部材としてテーブル板が設けられ、このテーブル板もまた、折り畳むことで高さ方向の大きさを小さくすることができ、非使用時にはグラブボックスの扉部に収納される。
しかし、特許文献1および特許文献2に示されるグラブボックスは、保持部材を折り畳み式とするために、保持部材の形状が複雑になるとともに部品点数が多くなり、製造工程が煩雑になる問題があった。
さらに、特許文献2に示されるグラブボックスは、保持部材を展開し荷物を保持するときに扉部が開いたままになる。このため、保持部材に荷物を保持するときには収容空間が車室内から見えることとなり、車室内の意匠性が悪くなる問題があった。さらに、開いたままの扉部が使用者の膝と干渉し、使用者に不快感を与える問題もあった。
特開平9−301081号公報 特開2001−180358号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、荷物の底面と側面とを支持して荷物を安定して保持できるとともに簡単な構造からなり容易に製造することができる保持部材を持つ収容構造体を提供することを目的とする。
本発明の収容構造体は、内部に収容空間を持つ収容構造体であって、上記収容構造体内に収納される収納位置と、外方に突出する展開位置と、の間を変位する枠体と、展開位置において枠体の下側に配置されるように枠体の一面を覆い、枠体と連動して変位する略シート状の載置部と、を備えた保持部材を持ち、載置部は、少なくとも枠体に対向する対向部が枠体の下面に近接して配置される近接位置と、自身の変形によって枠体の下方に垂下する垂下位置と、の間で変位可能であることを特徴とする。
さらに、上記枠体は略コ字状をなし上記枠体のコ字状内部に配置されるとともに上記枠体に対してスライド移動可能であるテーブル板を持つものであることが好ましい。
上記載置部は一端が上記枠体に保持され、他端が上記テーブル板に保持され、上記テーブル板の上記枠体に対するスライド移動によって上記近接位置又は上記垂下位置となることが好ましい。
上方に開口する扉部内部空間を持ち下端部を軸に回動することで上記収容空間を開閉する扉部を持ち、上記枠体は、扉部内部空間に収納される収納位置と、扉部の上方に突出する突出位置と、扉部の上端部を軸に回動し上記収容空間の外方に突出する展開位置と、の間で変位することが好ましい。
本発明の収容構造体によると、保持部材の一部である載置部は、少なくとも枠体に対向する対向部が枠体の下面に近接して配置される近接位置と、自身の変形によって枠体の下方に垂下する垂下位置との間で変位可能となっている。したがって、保持部材で荷物を保持する場合には、載置部を垂下位置に変位させて枠体の下方に垂下させることで、載置部の高さ方向の大きさを大きくすることができ、少なくとも載置部によって荷物を底面と側面とで安定して保持することが可能となる。そして、保持部材で荷物を保持しない場合には、載置部を近接位置に変位させ載置部と枠体とを近接して配置することで載置部の高さ方向の大きさを小さくし保持部材を嵩張らないようにすることができる。
ここで、載置部は、自身の変形によって近接位置と垂下位置との間を変位するため、保持部材は従来の折り畳み式の保持部材のように複雑な構造等を必要とせず高さ方向の大きさを変化させることができる。したがって、保持部材は簡単な構造となり収容構造体を容易に製造することが可能となる。
本発明の収容構造体は、内部に収容空間を持つ収容構造体であり、例えば、車両に配設されるグラブボックスや、クーラーボックス等の収容空間を持つ種々の収容構造体に適用することができる。
本発明の収容構造体は、枠体と載置部とを持つ。このうち枠体は、保持部材の枠となる部分であり、保持部材の外縁の少なくとも一部を構成する形状、例えば、略ロ字状、略コ字状、略T字状、略H字状等の形状とすることができる。
枠体は収納位置と展開位置との間を変位する。収納位置は、収容構造体内に収納された状態の枠体の位置である。ここで指す収容構造体内とは収容空間に限らず、例えば、収容空間と外部とを区画する収容構造体の壁面の内部や、収容空間を開閉する収容構造体の扉部の内部等を含む。すなわち、枠体は収容空間内に収納することもできるし、収容構造体の壁面や扉部に枠体を収納するための内部空間を設けて、この内部空間に枠体を収納することもできる。枠体を収納位置に変位させて収容構造体内に収納することで、荷物を保持しないときに枠体が外方に突出しないようにし、収容構造体を嵩張らないようにすることができる。
展開位置は、外方に突出した状態における枠体の位置である。枠体が展開位置に変位すると、保持部材にて収容空間とは別に荷物を保持することが可能となる。枠体は、種々の方法で変位させることができ、例えば枠体を収容構造体のうち保持部材以外の部分に対してスライド移動や回動させることによって変位させることができる。
載置部は、枠体の一面を覆い枠体と連動して変位する略シート状の部分である。載置部は枠体と一体に形成することで枠体と連動して変位させることもできるし、あるいは、枠体と別体で形成し、枠体の変位を載置部に伝える連動手段を介して枠体と連動して変位させることもできる。また、載置部は枠体が展開位置に変位したときに枠体の下側に配置される部分である。枠体を展開位置に変位させて保持部材で荷物を保持する際には、載置部が枠体の下側に配置されるため、荷物は枠体と載置部とで保持されるか、或いは、載置部のみで保持される。なお、枠体が展開位置以外の位置に配置されているときには、載置部の枠体に対する位置はどのような位置であっても良い。
載置部は、近接位置と垂下位置との間で変位可能となっている。このうち近接位置は、載置部のうち少なくとも枠体に対向する対向部が、枠体の下面に近接して配置される位置である。そして、垂下位置は載置部が自身の変形によって枠体の下方に垂下する位置である。
本発明の収容構造体において、枠体が展開位置に変位した状態で載置部が垂下位置に変位すると、載置部の高さ方向の大きさは大きくなり、保持部材の高さ方向の大きさは大きくなる。したがって、載置部のみで、或いは、載置部と枠体とによって荷物を底面と側面とで保持することができ、荷物の安定した保持が可能となる。なお、このとき、載置部は自身の変形によって枠体の下方に垂下する。したがって、従来の折り畳み式の保持部材のように、保持部の高さ方向の大きさを大きくするための複雑な構造等を必要としないことから、収容構造体をより容易に製造されたものとすることができる。
一方、載置部が近接位置に変位すると、保持部材のうち少なくとも枠体に対向する対向部が枠体に近接することから、載置部の高さ方向の大きさが小さくなり、保持部材の高さ方向の大きさが小さくなる。したがって、荷物を保持しない場合には、載置部を近接位置に変位させることで保持部材が嵩張らないようにすることができる。例えば、収容構造体を車両に配設されるグラブボックスとする場合には、保持部材が嵩張らないようにすることで狭い空間である車室内をより広く活用することができる。また、特に枠体を載置部とともに収容構造体内に収納する場合では、載置部を近接位置に変位させることで枠体と載置部の収納に要する空間を小さくすることができる。
載置部は、自らの変形によって枠体の下方に垂下できる材料よりなるシート状のものである。このような載置部としては、例えばゴム等の弾性変形し易い材料や、布帛等の弾性変形し難いが軟質であり変形し易い材料等の種々の材料からなるものを用いることができる。弾性変形しやすい材料からなる載置部は、荷物の荷重により変形する。このため、予め載置部を荷物の荷重がない状態で近接位置となるように配置しておくと、荷物の荷重により載置部が変形し枠体の下方に垂下して垂下位置に変位し、荷物の荷重が除かれると、弾性により再度もとの形状に戻り、近接位置に変位する。
軟質な材料からなる載置部は、屈曲変形させて見掛けの長さを小さくすることができる。そして屈曲された載置部を再度伸ばすことで、見掛けの長さを再度長くすることができる。したがって、近接位置において見掛けの長さが短くなるようにし垂下位置において見掛けの長さが長くなるようにすることで、近接位置において少なくとも対向部が枠体の下面に近接するようにし、垂下位置において枠体の下方に垂下するようにすることができる。
また、載置部を弾性変形する材料と軟質な材料との組み合わせによって構成することもできる。例えば、布帛等を材料としネット状に形成した弾性変形し難いが軟質な部分に、弾性変形し易いゴム紐等を通したものを載置部とすることもできる。この場合には、荷物の荷重によりゴム紐等が変形し枠体の下方に垂下するとともにゴム紐が通されたネット状の部分がゴム紐の変形と連動して枠体の下方に垂下して、載置部が垂下位置に変位する。そして、荷物の荷重が除かれると、ゴム紐が弾性によりもとの形状に戻り枠体の下面に近接するとともに、ネット状の部分がゴム紐の変位と連動して枠体の下面に近接し、載置部は近接位置に変位する。
本発明の収容構造体は、枠体が略コ字状をなし、枠体のコ字状内部に配置されるとともに枠体に対してスライド移動可能であるテーブル板を持つことが好ましい。枠体のコ字状内部に、さらにテーブル板を設けることで、収容構造体に、枠体と載置部とによる荷物の保持機能だけでなく、テーブル板による荷物の保持機能を付与することができる。この場合、テーブル板は保持部材の一部となる。そして、このテーブル板は枠体に対してスライド移動するため、このスライド移動によって載置部を露出させ、上述と同様に載置部によっても荷物を保持することもでき、テーブル板と枠体と載置部との組み合わせにより種々の形状の荷物を保持することが可能となる。
さらに、テーブル板には、例えば飲料の容器等を保持するためのホルダ孔等を設けることもできる。この場合には、テーブル板を容器ホルダ装置等としても使用することができる。さらにこの場合には、ホルダ孔から下方に挿入した容器の下面を載置部によって支持することもできる。
本発明の収容構造体において、載置部は一端が枠体に保持され、他端がテーブル板に保持されるとともに、テーブル板の枠体に対するスライド移動によって近接位置又は垂下位置となることが好ましい。この場合、テーブル板を枠体のうち載置部が保持されている側にスライド移動させることで、載置部の一端と他端とが近接して配置され、載置部の見掛けの長さが小さくなるため、載置部を近接位置に配置することができる。そして、テーブル板を枠体のうち載置部が保持されていない側にスライド移動させることで載置部を伸ばすことができ、載置部を垂下位置に配置することができる。したがって、載置部の近接位置と垂下位置との間の変位をテーブル板のスライド移動に連動させることができ、載置部の変位を簡単な構造で容易におこなうことができる。
本発明の収容構造体は、上方に開口する扉部内部空間を持ち下端部を軸に回動することで収容空間を開閉する扉部を持つものとし、枠体は、扉部内部空間に収納される収納位置と、扉部の上方に突出する突出位置と、扉部の上端部を軸に回動し収容空間の外方に突出する展開位置と、の間で変位することが好ましい。この場合、枠体は扉部内部空間に収納されることから、収容構造体の収容空間をより広く保つことができる。なお、この場合載置部は、枠体が収納位置に変位したときに枠体とともに扉部内部空間に収納することもできるし、或いは、扉部の外部に表出させることもできるが、枠体とともに扉部内部空間に収納することが好ましい。収容構造体をより嵩張らないものとし、且つ、収容構造体を意匠性に優れたものとするためである。
(実施例1)
本実施例1の収容構造体は車両の助手席側インストルメントパネルに配設されるグラブボックスであり、載置部が弾性変形する材料よりなるものである。本実施例1の収容構造体を表す模式斜視図を図1、図2および図4に示し、本実施例1の収容構造体のうち保持部材を表す模式斜視図を図3および図5に示す。なお、以下本明細書において上、下、左、右とは、図1に示される上、下、左、右を指すものとする。
本実施例の収容構造体1は、収容空間2と、扉部3と、保持部材4とを持つ。また、保持部材4は、枠体5と載置部6とを持つ。本実施例1の収容構造体1のうち、枠体5が収納位置に変位し、載置部6が近接位置に変位している状態を表す模式斜視図を図1に示す。
枠体5が図1に示す収納位置に変位したとき、枠体5と載置部6とは収容空間2の上側内部に保持されるとともに車室内側7の端面が車室内に表出する。
扉部3は、収容空間2を開閉する部材である。扉部3の下端部には図示しない回動軸が設けられており、この回動軸は収容空間2を区画する側壁8に設けられている図示しない回動穴に枢支されている。扉部3はこの回動軸を中心に図1中矢印a方向に回動することで収容空間2を開閉する。
本実施例1の収容構造体1のうち、枠体5が展開位置に変位し、載置部6が近接位置に変位している状態を表す模式斜視図を図2に示し、載置部6が近接位置に変位している状態の保持部材を表す一部切り欠き模式斜視図を図3に示す。
枠体5は、側面10に第1のスライド溝11を持つ。この第1のスライド溝11は側壁8のうち収容空間側9の面に設けられた図示しない第2のスライド溝とスライド嵌合している。このスライド嵌合によって、枠体5は図2中矢印b方向に示すように収容空間側9から車室内側7までスライド移動するため、枠体5は車室内側7にスライド移動し外方に突出する展開位置にまで変位する。この枠体5は略コ字状に形成されており、コ字状内部12は収容空間2方向に開口している。
枠体5のコ字状内部12には、さらに、略平板状のテーブル板13が配置されている。このテーブル板13は、保持部材4の一部を構成する。テーブル板13には略円状のホルダ孔15と略四角状の窪み16とが設けられている。このうちホルダ孔15は飲料の容器等を保持するカップホルダとなり、窪み16は荷物等の載置場所となる。ホルダ孔15に容器を保持する場合には、図2に示すように、容器17の側面はテーブル板13のうちホルダ孔15の外縁によって支持され、容器17の底面は枠体5の下側に配置されている載置部6によって支持される。
テーブル板13は左右側面に図示しない第3のスライド溝を持つ。この第3のスライド溝は枠体5のうちコ字状内部12側の左右側面に設けられた第4のスライド溝18とスライド嵌合している。このスライド嵌合によって、テーブル板13は図3中矢印c方向に示すように収容空間側9から車室内側7までスライド移動する。
載置部6はシート状の布帛よりなり枠体5の下面を覆っている。載置部6のうち一端20は、枠体5の車室内側端部21の下側に保持され、他端22は、テーブル板13の収容空間側端部23の下側に保持されている。
ここで、図3に示すように、枠体5の下側には枠体5と略同形状のカバー部25が枠体5と一体に設けられている。このカバー部25もまた保持部材4の一部となる。このカバー部25のうち収容空間側9の端部には略円柱状の第1の屈曲軸部26が左右方向に延設されている。また、第1の屈曲軸部26よりもやや車室内側7の位置には、第1の屈曲軸部26と同形の第2の屈曲軸部27が左右方向に延設されている。そして、載置部6は、一端20が枠体5の車室内側端部21に保持され、第2の屈曲軸部27の上方を通りつつ収容空間側9へ延び、第1の屈曲軸部26の下方を通り第1の屈曲部26外周に沿って車室内側7方向に屈曲しテーブル板13の収容空間側端部23の下側に保持されている。したがって、テーブル板13が車室内側7に配置されているとき、枠体5の車室内側端部21とテーブル板13の収容空間側端部23との距離は近くなり、載置部6の一端20と他端22との距離は近くなる。このため、載置部6は第1の屈曲軸部26を中心に大きく屈曲し、載置部6の見掛けの長さは小さくなり、載置部6のうち少なくとも枠体5に対向する対向部28は、枠体5の下面に近接する近接位置に配置される。
本実施例1の収容構造体1のうち枠体5が展開位置に変位し、載置部6が垂下位置に変位している状態を表す模式斜視図を図4に示し、保持部材4のうち載置部6が垂下位置に変位している状態を表す一部切り欠き模式斜視図を図5に示す。
テーブル板13が収容空間2方向にスライド移動すると、枠体5の車室内側端部21とテーブル板13の収容空間側端部23との距離は遠くなり、載置部6の一端20と他端22との距離は遠くなる。このため、載置部6は伸びて載置部6の見掛けの長さは大きくなり、載置部6は伸びた長さの分だけ枠体5の下方に垂下する。載置部6が枠体5の下方に垂下し、垂下位置に配置されると、載置部6の高さ方向の大きさは大きくなり、荷物を底面と側面とで安定に支持することが可能となる。そして、載置部6が近接位置にまで変位した状態で枠体5を収納位置にまで変位させることで、保持部材4の収納に必要な空間を小さくすることができる。なお、載置部6は、自身の変形によって近接位置と垂下位置との間を変位するため、簡単な構造で載置部6の高さ方向の大きさを変えることができ、収容構造体1を容易に製造されたものとすることができる。
(実施例2)
本実施例2の収容構造体は、枠体が略ロ字状に形成されていること、載置部がゴムシートからなること、テーブル板が設けられていないことおよびカバー部が設けられていないこと以外は実施例1のものと同じものである。本実施例2の収容構造体を表す模式斜視図を図6に示し、本実施例2の収容構造体のうち保持部材を表す模式斜視図を図7および図8に示す。
本実施例2の収容構造体30において、枠体31は略ロ字状に形成されている。載置部32は、枠体31の下面を覆いつつ枠体31の全周に固定されている。したがって、保持部材34に荷物を保持しないときには、図7に示すように、載置部32は枠体31の下面に近接する近接位置に配置される。一方、保持部材34に荷物を保持するときには、図6および図8に示すように、載置部32は荷物33の荷重によって変形し下方に垂下する垂下位置に変位する。したがって、載置部32によって荷物33の底面と側面とを支持することができ、荷物33を安定して保持することができる。
そして、荷物33の荷重を除くと載置部32は弾性でもとの形状に戻り、図7に示すように枠体31の下面に近接する近接位置に変位する。このとき枠体31と載置部32とからなる保持部材34の高さ方向の大きさは小さくなり、載置部32が近接位置にまで変位している状態で枠体31を収納位置にまで変位させると、保持部材34の収納に必要な空間を小さくすることができる。
さらに、載置部32は自身の弾性変形で近接位置と垂下位置との間を変位するため、より簡単な構造で載置部32の高さ方向の大きさを変えることができる。
(実施例3)
本実施例3の収容構造体は、載置部がゴムシートからなること、保持部材が扉部の扉部内部空間に収納されること、および、カバー部が設けられていないこと以外は実施例1と同じものである。本実施例3の収容構造体を表す模式斜視図を図9〜12に示す。
本実施例3の収容構造体35において、扉部37には上方に開口する扉部内部空間38が設けられている。枠体40の収納位置は、この扉部内部空間38に収納される位置となる。本実施例において、枠体40は、図9において収容空間41側に配置される上部が略コ字状となり、図9において車室内側42に配置される下部が略ロ字状となるように形成されている。載置部36は枠体40の下側に配置され、略ロ字状の枠体40の下面外縁の全周に固定されている。また、枠体40のコ字状内部には、略板状のテーブル板45が枠体40に対してスライド可能となるように配置されている。
枠体40を収納位置から展開位置に変位させるときには、先ず、図9に示すように、扉部37を回動させて収容空間41を開く。そして、図10に示すように、扉部内部空間38に収納されている枠体40を引き上げ、枠体40を扉部37の上方に突出させて、枠体40を突出位置に配置する。このとき、載置部36は枠体40に固定されていることから枠体40の変位に連動して変位する。そして、テーブル板45もまた枠体40に変位に連動して変位する。
ここで、本実施例の収容構造体35においては、枠体40のうち図10において下側に位置する収容空間側端部46に、左右に突出する図示しない回動軸が設けられている。そして、扉部37の上端部47の左右端側には回動軸を枢支する回動穴が設けられている。したがって、図11に示すように、突出位置に配置されている枠体40を扉部37の上端部47を軸に回動させて、収容空間41の外部に突出する展開位置に変位させることができる。
本実施例3の収容構造体35においては、テーブル板45に実施例1のものと同様のホルダ孔48と窪み50とが設けられている。したがって、図11に示すように枠体40を展開位置にまで変位させホルダ孔48に容器51を挿入する場合には、容器51の側面はテーブル板45のうちホルダ孔48の外縁部によって支持される。このとき、ゴムシートからなる載置部36は容器51の加重によって下方に垂下するため、容器51の底面および側面の一部は載置部36によって支持される。
また、テーブル板45は枠体40に対してスライドするため、テーブル板45を収容空間41方向にスライドさせると載置部36が露出する。このため、載置部36によっても種々の形状の荷物52を保持することもできる。さらに、枠体40が展開位置に配置されている状態で扉部37を閉めることもでき、この場合にはテーブル高さが高くなり、テーブル板45が使用者の膝と干渉することをなくすとともに、扉部37で収容空間41を隠すこともできる。
本実施例3の収容構造体35によると、実施例1および実施例2と同様に、載置部36を垂下位置にまで変位させると、荷物52の側面底面とを支持することができ、荷物52を安定して保持することができる。そして、載置部36を近接位置にまで変位させると、枠体40、載置部36およびテーブル板45からなる保持部材39の高さ方向の大きさは小さくなり、さらに、テーブル板45を枠体40の車室内側42端部方向にスライドさせた状態で枠体40を収納位置にまで変位させると、保持部材39の収納に必要な空間を小さくすることができる。
さらに、実施例2の載置部36と同様に載置部36は自身の弾性変形で近接位置と垂下位置との間を変位するため、より簡単な構造で載置部36の高さ方向の大きさを変えることができる。
枠体が収納位置に変位し、載置部が近接位置に変位している実施例1の収容構造体を表す模式斜視図である。 枠体が展開位置に変位し、載置部が近接位置に変位している実施例1の収容構造体を表す模式斜視図である。 実施例1の収容構造体のうち、載置部が近接位置に変位している保持部材を表す一部切り欠き模式斜視図である。 枠体が展開位置に変位し、載置部が垂下位置に変位している実施例1の収容構造体を表す模式斜視図である。 実施例1の収容構造体のうち、載置部が垂下位置に変位している保持部材を表す一部切り欠き模式斜視図である。 枠体が展開位置に変位し、載置部が垂下位置に変位している実施例2の収容構造体を表す模式斜視図である。 実施例2の収容構造体のうち、載置部が近接位置に変位している保持部材を表す模式斜視図である。 実施例2の収容構造体のうち、載置部が垂下位置に変位している保持部材を表す模式斜視図である。 枠体が収納位置に変位し、載置部が近接位置に変位している実施例3の収容構造体を表す模式斜視図である。 枠体が突出位置に変位し、載置部が近接位置に変位している実施例3の収容構造体を表す模式斜視図である。 枠体が展開位置に変位し、載置部が垂下位置に変位している実施例3の収容構造体を表す模式斜視図である。 枠体が展開位置に変位し、載置部が垂下位置に変位している実施例3の収容構造体を表す模式斜視図である。
符号の説明
1:収容構造体 2:収容空間 3:扉部 4:保持部材 5:枠体 6:載置部 12:コ字状内部 13:テーブル板
30:収容構造体 31:枠体 32:載置部 34:保持部材
35:収容構造体 37:扉部 38:扉部内部空間 39:保持部材 40:枠体 41:収容空間 45:テーブル板

Claims (4)

  1. 内部に収容空間を持つ収容構造体であって、
    前記収容構造体内に収納される収納位置と、外方に突出する展開位置と、の間を変位する枠体と、
    該展開位置において該枠体の下側に配置されるように該枠体の一面を覆い、該枠体と連動して変位する略シート状の載置部と、を備えた保持部材を持ち、
    該載置部は、少なくとも該枠体に対向する対向部が該枠体の下面に近接して配置される近接位置と、自身の変形によって該枠体の下方に垂下する垂下位置と、の間で変位可能であることを特徴とする収容構造体。
  2. さらに、前記枠体は略コ字状をなし前記枠体のコ字状内部に配置されるとともに前記枠体に対してスライド移動可能であるテーブル板を持つ請求項1に記載の収容構造体。
  3. 前記載置部は一端が前記枠体に保持され、他端が前記テーブル板に保持され、前記テーブル板の前記枠体に対するスライド移動によって前記近接位置又は前記垂下位置となる請求項2に記載の収容構造体。
  4. 上方に開口する扉部内部空間を持ち下端部を軸に回動することで前記収容空間を開閉する扉部を持ち、
    前記枠体は、該扉部内部空間に収納される収納位置と、該扉部の上方に突出する突出位置と、該扉部の上端部を軸に回動し前記収容空間の外方に突出する展開位置と、の間で変位する請求項1に記載の収容構造体。
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