JP2005088541A - 印刷機の洗浄方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オペレータが洗浄パラメータを適宜に変更できるようにする。
【解決手段】ディスプレイに洗浄パラメータの変更操作画面G1を表示する。例えば、1色目の印刷ユニットの洗浄パターン1のスプレーインターバル1での布送り回を変更したい場合、画面G1の表示部8aにおいて洗浄パターン1を選択し、表示部8mにおいて1色目の印刷ユニットを選択する。また、表示部8bをタッチし、テンキー8pより所望の数値を選択し、確定キー8qをタッチする。すると、1色目の印刷ユニットの洗浄パターン1のスプレーインターバル1での布送り回数C1が選択した数値に書き替えられ、印刷機制御装置へ転送される。
【選択図】 図25
【解決手段】ディスプレイに洗浄パラメータの変更操作画面G1を表示する。例えば、1色目の印刷ユニットの洗浄パターン1のスプレーインターバル1での布送り回を変更したい場合、画面G1の表示部8aにおいて洗浄パターン1を選択し、表示部8mにおいて1色目の印刷ユニットを選択する。また、表示部8bをタッチし、テンキー8pより所望の数値を選択し、確定キー8qをタッチする。すると、1色目の印刷ユニットの洗浄パターン1のスプレーインターバル1での布送り回数C1が選択した数値に書き替えられ、印刷機制御装置へ転送される。
【選択図】 図25
Description
この発明は、印刷機の回転体(ゴム胴、圧胴、渡胴、版胴、インキ装置のローラ等)を洗浄する印刷機の洗浄方法および装置に関するものである。
従来より、印刷機の回転体として例えばゴム胴を洗浄する場合、洗浄液を洗浄ウエブにスプレーし、この洗浄液をしみ込ませた洗浄ウエブを回転しているゴム胴に接触させている。洗浄ウエブのゴム胴に接触している部分が汚れたら、洗浄ウエブをゴム胴から離反し、洗浄ウエブの汚れた部分を巻き取り、洗浄ウエブのきれいな部分をゴム胴に接触させる(引用文献1参照)。この場合、洗浄ウエブのゴム胴に対する着脱時間や着脱回数、洗浄ウエブへの洗浄液の吐出時間などは、洗浄パラメータとして予め定められている。
しかしながら、従来の印刷機の洗浄方法では、洗浄ウエブのゴム胴に対する着脱時間や着脱回数、洗浄ウエブへの洗浄液の吐出時間などの洗浄パラメータが固定とされており、洗浄条件(ゴム胴の汚れ具合や、洗浄ウエブの材質や洗浄液の成分など)の違いによりこの固定された洗浄パラメータでは適切な洗浄効果が得られないことがあった。すなわち、強い汚れの場合には固定の洗浄パラメータではゴム胴に汚れが残ってしまうので、再度ゴム胴の洗浄を行わなければならず、薄い汚れの場合は洗浄液や洗浄ウエブを無駄に消費してしまうといった問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、オペレータが洗浄パラメータを適宜に変更することができる印刷機の洗浄方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、洗浄パラメータを表示する表示ステップと、表示された洗浄パラメータを変更する変更ステップと、変更された洗浄パラメータに基づいて回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを設け、洗浄パラメータとして回転体の洗浄に際してこの回転体に接触させる洗浄ウエブの接触に関する条件を少なくとも含むようにしたものである。
この発明によれば、洗浄パラメータとして回転体への洗浄ウエブの接触に関する条件が表示され、この表示された洗浄ウエブの接触に関する条件を変更すると、変更された洗浄パラメータに基づいて回転体の洗浄が実行される。
なお、洗浄ウエブの接触に関する条件とは、洗浄ウエブの回転体に対する接触時間、洗浄ウエブの回転体に対する着脱回数などが挙げられる。
また、変更可能とする洗浄パラメータを、回転体の洗浄に際して複数回行われる洗浄液供給の間における回転体に接触させる洗浄ウエブの接触に関する条件(接触時間、着脱回数など)としてもよい。
この発明によれば、洗浄パラメータとして回転体への洗浄ウエブの接触に関する条件が表示され、この表示された洗浄ウエブの接触に関する条件を変更すると、変更された洗浄パラメータに基づいて回転体の洗浄が実行される。
なお、洗浄ウエブの接触に関する条件とは、洗浄ウエブの回転体に対する接触時間、洗浄ウエブの回転体に対する着脱回数などが挙げられる。
また、変更可能とする洗浄パラメータを、回転体の洗浄に際して複数回行われる洗浄液供給の間における回転体に接触させる洗浄ウエブの接触に関する条件(接触時間、着脱回数など)としてもよい。
また、変更可能とする洗浄パラメータは、洗浄ウエブの接触に関する条件に限られるものではなく、回転体の洗浄に際して供給する洗浄液の供給回数としたり、回転体の洗浄に際して使用する洗浄ウエブの使用量としたり、回転体の洗浄に際して供給する洗浄液の供給量としたりしてもよい。
また、変更可能とする洗浄パターンを、回転体の洗浄後、洗浄液が付着している回転体を洗浄時よりも高速回転させて乾燥させる乾燥時間としたり、回転体の洗浄に際して洗浄液を洗浄ウエブに供給した後、この洗浄ウエブを回転体に接触させるまでの間における洗浄ウエブの送り量としたり、回転体の洗浄に際して複数回供給する洗浄液の1回目の供給量および2回目以降の供給量としたりしてもよい。
また、変更可能とする洗浄パターンを、回転体の洗浄後、洗浄液が付着している回転体を洗浄時よりも高速回転させて乾燥させる乾燥時間としたり、回転体の洗浄に際して洗浄液を洗浄ウエブに供給した後、この洗浄ウエブを回転体に接触させるまでの間における洗浄ウエブの送り量としたり、回転体の洗浄に際して複数回供給する洗浄液の1回目の供給量および2回目以降の供給量としたりしてもよい。
なお、本発明において、「洗浄液」とは、「溶剤」、「水」、「溶剤と水との混合液」を含む。また、本発明において、洗浄ウエブは布や紙などを含む。また、本発明は、上述した方法を適用した装置としても構成することができる。
本発明によれば、洗浄パラメータが表示され、この表示された洗浄パラメータを変更すると、変更された洗浄パラメータに基づいて回転体の洗浄が実行されるものとなり、オペレータが洗浄パラメータを適宜に変更することができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施に用いる4色刷枚葉印刷機の概略を示す構成図であり、1は給紙装置、2は排紙装置、3(3−1〜3−4)は給紙装置1と排紙装置2との間に位置する各色の印刷ユニットである。
印刷ユニット3(3−1〜3−4)には、刷版が装着される版胴4(4−1〜4−4)と、この版胴4(4−1〜4−4)に装着された刷版からのインキが転写されるゴム胴5(5−1〜5−4)と、シート状物を保持・搬送しゴム胴5(5−1〜5−4)上のインキをこのシート状物へ転写させる圧胴9(9−1〜9−4)が設けられている。ゴム胴5(5−1〜5−4)に対しては、このゴム胴5(5−1〜5−4)の表面を洗浄する洗浄装置6(6−1〜6−4)が設けられている。
また、この4色刷枚葉印刷機には、洗浄装置6を用いたゴム胴5の洗浄作業(洗浄+乾燥)を含む印刷機の動作を制御する制御装置(印刷機制御装置)7と、この印刷機制御装置7と無線又は有線の通信手段を介して接続された中央制御装置8とが設けられている。なお、印刷ユニット3には図示してはいないが版胴4に装着された刷版にインキを供給するインキ装置のローラ群や、刷版に水を供給する給水装置のローラ群や、圧胴9bの上面を洗浄する圧胴洗浄装置が設けられており、各色の印刷ユニットの圧胴9の間には渡胴10が設けられている。
〔洗浄装置〕
図2は洗浄装置6を示す側面図であり、同図(a)は洗浄ウエブがゴム胴から離反している状態を示し、同図(b)は洗浄ウエブがゴム胴に接触している状態を示している。図2で全体を符号6で示す洗浄装置は、ゴム胴5の前方に設けられており、ステー6aに互いに平行となるように取り付けられた左右一対のユニットフレーム6b,6b(一方のユニットフレームは図示せず)を備えている。6cは駆動レバーであって、下端部がフレーム間に回転自在に支持された軸6dに固定されており、この駆動レバー6cにステー6aや左右のユニットフレーム6b,6bを含む洗浄ユニット6eが着脱自在に固定されている。
図2は洗浄装置6を示す側面図であり、同図(a)は洗浄ウエブがゴム胴から離反している状態を示し、同図(b)は洗浄ウエブがゴム胴に接触している状態を示している。図2で全体を符号6で示す洗浄装置は、ゴム胴5の前方に設けられており、ステー6aに互いに平行となるように取り付けられた左右一対のユニットフレーム6b,6b(一方のユニットフレームは図示せず)を備えている。6cは駆動レバーであって、下端部がフレーム間に回転自在に支持された軸6dに固定されており、この駆動レバー6cにステー6aや左右のユニットフレーム6b,6bを含む洗浄ユニット6eが着脱自在に固定されている。
ステー6aには、ゴム胴5と略同幅の断面「コ」字状の洗浄パッド6fがゴム胴5と略平行に取り付けられているとともに、洗浄ノズル6gが設けられており、この洗浄ノズル6gからは溶剤と水とが吐出される。左右のユニットフレーム6b,6bの略中央部には、円筒状の芯材(巻出軸)6hと、この芯材6hに別工程で巻き付けられた洗浄ウエブとしての洗浄布6iとからなる供給ロール6jが回転自在かつ着脱可能に軸支されている。また、左右のユニットフレーム6b,6bのゴム胴5側には、円筒状の芯材(巻取軸)6kと、この芯材6k上に巻き取られる洗浄布6iとからなる巻取ロール6mが回転自在かつ着脱可能に軸支されている。
図3は巻取ロール6mの取り付け状態を示す正面断面図である。同図において、右側のユニットフレーム6bには巻取軸6kの一方から突出する凸部6k1が嵌め込まれる軸6nが設けられており、左側のユニットフレーム6bには巻取軸6kの他方から突出する凸部6k2が嵌め込まれる軸6oが設けられている。軸6nは右側のユニットフレーム6bに、軸6oは左側のユニットフレーム6bに回動自在に軸支されている。
軸6nをA方向から見た図を図4(a)に示す。軸6oをB方向から見た図を図4(b)に示す。軸6nにはその頭部6n1に凹部6n2が形成されている。この凹部6n2に巻取軸6kの凸部6k1が嵌め込まれる。軸6oにはその頭部6o1に溝6o2が形成されている。また、頭部6o1には、その外周にリング6o4が嵌挿されている。リング6o4はバネ6o3によって頭部6o1のフランジ面に押圧付勢されている。このリング6o4をバネ6o3に抗して退避させながら溝6o2に巻取軸6kの凸部6k2を挿入した後、リング6o4から手を離すと、バネ6o3の復帰力によってリング6o4が元の位置に戻り、溝6o2内に凸部6k2をロックする。
6pは洗浄布巻取り用のレバーであって、V字形の平板とされ、一端部にコロ6q1が枢着されている。レバー6pの中央部は1方向クラッチ6r1を介して軸6oの端部に連結されている。また、レバー6pの中央部は、軸6oを回動中心としてバネ6s1により図2の時計方向に付勢されている。なお、軸6oは左側のユニットフレーム6bに1方向クラッチ6r2を介して支持されている。
6tは定寸送り用のレバーであって、一端部に軸6uを介してコロ6q2が枢着され、他端部はユニットフレーム6bに回動自在に軸支されている。レバー6tとレバー6pとの間には、レバー6tに枢着されたコロ6q2が巻取ロール6mの洗浄布6iに圧接するように、バネ6s2が張架されている。また、コロ6q2はレバー6tに軸6uを介して枢着されており、軸6uの端部がユニットフレーム6bを貫通してレバー6pのカム面6p1に係合している。
6vはフレームに植設された洗浄布巻き取り用のレバー作動用のピンである。6wはエアシリンダである。エアシリンダ6wの作動ロッド6w1は駆動レバー6cの上端部に枢着されている。エアシリンダ6wは2つのポートPa,Pbを備えており、ポートPaに圧縮空気が送られることによって作動ロッド6w1が前進し、ポートPbに圧縮空気が送られることによって作動ロッド6w1が後退する。
図2(a)に示された状態において、作動ロッド6w1が前進すると、駆動レバー6cが軸6dを回動中心として時計方向に回動し、洗浄ユニット6eがゴム胴5側に移動し、図2(b)に示されるように、洗浄布6iが洗浄パッド6fによってゴム胴5の表面に押し付けられる。この作動ロッド6w1の前進動作時、洗浄ユニット6eでは、コロ9q1がピン6vに当たり、レバー6pを半時計方向へ回動させる。これにより、巻取軸6kが反時計方向へ回動し、洗浄布6iを巻き取る。
図2(b)に示された状態において、作動ロッド6w1が後退すると、駆動レバー6cが軸6dを回動中心として反時計方向に回動し、図2(a)に示されるように、洗浄布6iがゴム胴5の表面から離反する。この作動ロッド6w1の後退動作時、洗浄ユニット6eでは、レバー6pがバネ6s1の付勢力によって時計方向へ回動する。これにより、コロ9q1が元の位置に戻り、コロ6q1とピン6vとの間に隙間があく。この場合、図3に示されるように、レバー6pと軸6oとの間およびユニットフレーム6bと軸6oとの間には1方向クラッチ6rが設けられているため、巻取軸6kは時計方向への回動が規制されているので、洗浄布6iが巻取ロール6mから巻き出されることはない。
巻取ロール6mの外径は洗浄布6iを巻き取るにつれて大きくなる。図5に巻取ロール6mの外径が大きくなった状態を示す。巻取ロール6mの外径が大きくなると、巻取軸6kに巻き取られた洗浄布6iに圧接するコロ6q2が下方に移動し、レバー6tが時計方向に回動する。これにより、軸6uの端部とレバー6pのカム面6p1との係合位置が変わり、レバー6pに枢着されているコロ6q1とピン6vとの対向間隔が拡がる。この結果、作動ロッド6w1の1回の前進動作によるレバー6p1の回動角度が巻取ロール6mの外径に応じて規制させることになるので、巻取軸6kに巻き取られる洗浄布6iの巻取り量は、すなわち洗浄布6iの送り量は、巻取ロール6mの外径に拘わらず常に一定となる。
また、本実施の形態において、洗浄ノズル6gは、洗浄布6iとゴム胴5とが接触する接触部よりも洗浄布6iの移動方向上流側かつ下方に設けられている。これにより、洗浄ノズル6gからの溶剤や水は、洗浄布6iのゴム胴5との接触部よりも下方に位置する布面に吐出されることになり、この吐出された布面から浸透して行く。なお、本実施の形態において、洗浄布6iは図2(a)における矢印C方向(上方)へ移動する。
〔印刷機制御装置〕
図6は印刷機制御装置7のブロック図である。同図において、7−1はCPU、7−2はRAM、7−3はROM、7−4は洗浄開始ボタン、7−5はゴム胴5の回転を検出するロータリエンコーダ、7−6は印刷機のモータ(図示せず)を駆動するモータドライバである。7−7、7−8、7−9および7−10は、1色目、2色目、3色目および4色目の印刷ユニットにおける洗浄作業に関連するバルブやカウンタなどの構成要素であり、V1はユニット着脱バルブ、V2は溶剤吐出バルブ、V3は水吐出バルブ、V4はエアー噴射バルブ、TMはタイマ、CNT1はユニット着脱カウンタ、CNT2は吐出カウンタ、CNT3は総布送りカウンタである。7−11は洗浄パターンデータメモリ、7−12は中央制御装置8との間の信号の授受を仲介するインターフェースである。CPU7−1は、RAM7−2やメモリ7−11にアクセスしながら、ROM7−3に格納されたプログラムに従って動作する。
図6は印刷機制御装置7のブロック図である。同図において、7−1はCPU、7−2はRAM、7−3はROM、7−4は洗浄開始ボタン、7−5はゴム胴5の回転を検出するロータリエンコーダ、7−6は印刷機のモータ(図示せず)を駆動するモータドライバである。7−7、7−8、7−9および7−10は、1色目、2色目、3色目および4色目の印刷ユニットにおける洗浄作業に関連するバルブやカウンタなどの構成要素であり、V1はユニット着脱バルブ、V2は溶剤吐出バルブ、V3は水吐出バルブ、V4はエアー噴射バルブ、TMはタイマ、CNT1はユニット着脱カウンタ、CNT2は吐出カウンタ、CNT3は総布送りカウンタである。7−11は洗浄パターンデータメモリ、7−12は中央制御装置8との間の信号の授受を仲介するインターフェースである。CPU7−1は、RAM7−2やメモリ7−11にアクセスしながら、ROM7−3に格納されたプログラムに従って動作する。
なお、ユニット着脱バルブV1とは、洗浄装置6におけるエアシリンダ6wのポートPa,Pbに圧縮空気を送るバルブである。ユニット着脱バルブV1がオンとされると、エアシリンダ6wの作動ロッド6w1が前進し、オフとされると後退する。
溶剤吐出バルブV2、水吐出バルブV3、エアー噴射バルブV4とは、洗浄装置6における洗浄ノズル6gから溶剤と水とを吐出させるためのバルブである。
ユニット着脱カウンタCNT1とは、洗浄装置6における洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱回数をカウントするカウンタであり、吐出カウンタCNT2とは洗浄装置6における洗浄ノズル6gからの洗浄布6iに対する溶剤や水の吐出回数をカウントするカウンタである。総布送りカウンタCNT3とは洗浄装置6における洗浄布6iの総送り回数(作動ロッド6w1の前進動作回数)をカウントするカウンタである。
タイマTMは、洗浄装置6における洗浄布6iのゴム胴5に対する着時間の計時や脱時間の計時などに用いられる。
溶剤吐出バルブV2、水吐出バルブV3、エアー噴射バルブV4とは、洗浄装置6における洗浄ノズル6gから溶剤と水とを吐出させるためのバルブである。
ユニット着脱カウンタCNT1とは、洗浄装置6における洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱回数をカウントするカウンタであり、吐出カウンタCNT2とは洗浄装置6における洗浄ノズル6gからの洗浄布6iに対する溶剤や水の吐出回数をカウントするカウンタである。総布送りカウンタCNT3とは洗浄装置6における洗浄布6iの総送り回数(作動ロッド6w1の前進動作回数)をカウントするカウンタである。
タイマTMは、洗浄装置6における洗浄布6iのゴム胴5に対する着時間の計時や脱時間の計時などに用いられる。
図7に洗浄装置6の洗浄ノズル6gから溶剤と水とを吐出させるための構成を示す。同図において、11は溶剤が蓄えられた溶剤タンク、12は加圧空気源、13は水が蓄えられた水タンク、14は溶剤タンク11からの溶剤を各印刷ユニット3(3−1〜3−4)に設けられた洗浄ノズル6gへ分流する第1の分流器、15は加圧空気源12からの圧縮空気を各印刷ユニット3(3−1〜3−4)に設けられた洗浄ノズル6gへ分流する第2の分流器、16は水タンク13からの水を各印刷ユニット3(3−1〜3−4)に設けられた洗浄ノズル6gへ分流する第3の分流器である。溶剤タンク11、加圧空気源12、水タンク13、分流器14,15,16は、印刷ユニット全体に対して設けられている。
各色の印刷ユニットには、溶剤吐出バルブV2、水吐出バルブV3、エアー噴射バルブV4が設けられており、溶剤吐出バルブV2がオンとされると、逆止弁VAを介して溶剤タンク11からの溶剤が集流器FGに送られる。水吐出バルブV3がオンとされると、水タンク13からの水が逆止弁VBを介して集流器FGに送られる。エアー噴射バルブV4がオンとされると、加圧空気源12からの圧縮空気が逆止弁VCを介して集流器FGに送られる。
本実施の形態において、溶剤を吐出する場合には、溶剤吐出バルブV2とエアー噴射バルブV4とを同時にオンとする。これにより、溶剤タンク11からの溶剤と加圧空気源12からの圧縮空気とが集流器FGで集流され、洗浄ノズル6gから吐出される。水を吐出する場合には、水吐出バルブV3とエアー噴射バルブV4とを同時にオンとする。これにより、水タンク13からの水と加圧空気源12からの圧縮空気とが集流器FGで集流され、洗浄ノズル6gから吐出される。
洗浄パターンデータメモリ7−11は、1色目の印刷ユニット用のパターンデータメモリSM1と、2色目の印刷ユニット用のパターンデータメモリSM2と、3色目の印刷ユニット用のパターンデータメモリSM3と、4色目の印刷ユニット用のパターンデータメモリSM4とから構成されている。パターンデータメモリSM1〜SM4には中央制御装置8から転送されてくる各色の印刷ユニットに対する洗浄パターンデータが書き込まれる。中央制御装置8からの洗浄パターンデータの転送については後述する。
本実施の形態において、洗浄パターンは4種類あり、それぞれの洗浄パターン(洗浄パターン1,2,3,4)に対して洗浄パターンデータが定められる。洗浄パターンデータは各種の洗浄パラメータで構成されている。この例では、洗浄パラメータとして、「スプレーインターバル1での布送り回数(C1)」、「スプレーインターバル2での布送り回数(C2)」、「溶剤吐出時間(t1)」、「水吐出時間(t8)」、「吐出回数(S1)」、「総布送り回数(CT1)」、「乾燥時間(t9)」、「エアー噴射時間(t2)」、「ユニット着時間(t6)」、「ユニット脱時間(t7)」、「初期布送り回数(CT2)」、「液浸透待機時間(t3)」、「初期布送り時のユニット着時間(t4)」、「初期布送り時のユニット脱時間(t5)」などが使用される。
なお、「液浸透待機時間(t3)」、「初期布送り時のユニット着時間(t4)」、「初期布送り時のユニット脱時間(t5)」は、各洗浄パターンにおいて固定値とされる。また、それぞれの洗浄パターンでこれらの洗浄パラメータが全て使用されるのではなく、使用される洗浄パラメータは個々の洗浄パターンで異なる。
〔洗浄パターン1(標準)〕
図8に「洗浄パターン1」で洗浄作業を行う場合のタイムチャートを示す。図12に「洗浄パターン1」で設定される洗浄パラメータの設定例(デフォルト値)と設定範囲(変更可能範囲)を示す。
「洗浄パターン1」では、デフォルト値として、吐出回数S1がS1=3回とされる。この例では、溶剤の吐出回数を2回、水の吐出回数を1回とし、合計3回の洗浄液の吐出を行う。
図8に「洗浄パターン1」で洗浄作業を行う場合のタイムチャートを示す。図12に「洗浄パターン1」で設定される洗浄パラメータの設定例(デフォルト値)と設定範囲(変更可能範囲)を示す。
「洗浄パターン1」では、デフォルト値として、吐出回数S1がS1=3回とされる。この例では、溶剤の吐出回数を2回、水の吐出回数を1回とし、合計3回の洗浄液の吐出を行う。
また、デフォルト値として、溶剤吐出時間t1が0.4秒、エアー噴射時間t2が2.0秒、液浸透待機時間t3が6.0秒、初期布送り時のユニット着時間t4が1.0秒、初期布送り時のユニット脱時間t5が1.0秒、通常の布送り時のユニット着時間t6が4.0秒、通常の布送り時のユニット脱時間t7が1.0秒、水吐出時間t8が0.1秒、乾燥時間t9が35秒とされる。
また、デフォルト値として、スプレーインターバル1(最初に溶剤を吐出してから次に水を吐出するまでの間)での布送り回数C1が8回とされ、スプレーインターバル2(水を吐出してから次に溶剤を吐出するまでの間)での布送り回数C2が2回とされ、総布送り(ユニット着時間t4での布送りを開始してから乾燥時間t9に入るまで)での布送り回数(総布送り回数)CT1が20回、初期布送り(ユニット着時間t4での布送りを開始してからユニット着時間t6での布送りを開始するまで)での布送り回数(初期布送り回数)CT2が2回とされる。
これらの洗浄パラメータにおいて、液浸透待機時間t3、初期布送り時のユニット着時間t4、初期布送り時のユニット脱時間t5は固定値であるが、それ以外は中央制御装置8において変更することが可能である。中央制御装置8での洗浄パラメータの変更については後述する。
なお、液浸透待機時間t3、初期布送り時のユニット着時間t4、初期布送り時のユニット脱時間t5は、必ずしも固定値としなくてもよく、他の洗浄パラメータと同様に変更可能としてもよい。但し、初期布送り時のユニット着時間t4は、洗浄布6iがゴム胴5に接触しないことを前提とする。すなわち、ユニット着脱バルブV1をオンとし、エアシリンダ6wの作動ロッド6w1を前進させたとき、完全に作動ロッド6w1が伸長する前にユニット着脱バルブV1をオフとするように、初期布送り時のユニット着時間t4をエアシリンダ6wの作動時間よりも短く設定することを前提とする。
〔洗浄パターン2(薄い汚れ)〕
図9に「洗浄パターン2」で洗浄作業を行う場合のタイムチャートを示す。図13に「洗浄パターン2」で設定される洗浄パラメータの設定例(デフォルト値)と設定範囲(変更可能範囲)を示す。「洗浄パターン2」では、デフォルト値として、吐出回数S1がS1=1回とされる。この例では、溶剤の吐出回数を1回、水の吐出回数を0回とし、合計1回の洗浄液の吐出を行う。
図9に「洗浄パターン2」で洗浄作業を行う場合のタイムチャートを示す。図13に「洗浄パターン2」で設定される洗浄パラメータの設定例(デフォルト値)と設定範囲(変更可能範囲)を示す。「洗浄パターン2」では、デフォルト値として、吐出回数S1がS1=1回とされる。この例では、溶剤の吐出回数を1回、水の吐出回数を0回とし、合計1回の洗浄液の吐出を行う。
また、デフォルト値として、溶剤吐出時間t1が0.4秒、エアー噴射時間t2が2.0秒、液浸透待機時間t3が6.0秒、初期布送り時のユニット着時間t4が1.0秒、初期布送り時のユニット脱時間t5が1.0秒、通常の布送り時のユニット着時間t6が4.0秒、通常の布送り時のユニット脱時間t7が1.0秒、乾燥時間t9が35秒、総布送り回数CT1が10回、初期布送り回数CT2が2回とされる。
〔洗浄パターン3(紙粉)〕
図10に「洗浄パターン3」で洗浄作業を行う場合のタイムチャートを示す。図13に「洗浄パターン2」で設定される洗浄パラメータの設定例(デフォルト値)と設定範囲(変更可能範囲)を示す。「洗浄パターン2」では、デフォルト値として、吐出回数S1がS1=2回とされる。この例では、溶剤の吐出回数を1回、水の吐出回数を1回とし、合計2回の洗浄液の吐出を行う。
図10に「洗浄パターン3」で洗浄作業を行う場合のタイムチャートを示す。図13に「洗浄パターン2」で設定される洗浄パラメータの設定例(デフォルト値)と設定範囲(変更可能範囲)を示す。「洗浄パターン2」では、デフォルト値として、吐出回数S1がS1=2回とされる。この例では、溶剤の吐出回数を1回、水の吐出回数を1回とし、合計2回の洗浄液の吐出を行う。
また、デフォルト値として、溶剤吐出時間t1が0.4秒、エアー噴射時間t2が2.0秒、液浸透待機時間t3が6.0秒、初期布送り時のユニット着時間t4が1.0秒、初期布送り時のユニット脱時間t5が1.0秒、通常の布送り時のユニット着時間t6が4.0秒、通常の布送り時のユニット脱時間t7が1.0秒、水吐出時間t8が0.1秒、乾燥時間t9が35秒、スプレーインターバル1での布送り回数C1が6回、総布送り回数CT1が12回、初期布送り回数CT2が2回とされる。
〔洗浄パターン4(強い汚れ)〕
図11に「洗浄パターン4」で洗浄作業を行う場合のタイムチャートを示す。図15に「洗浄パターン4」で設定される洗浄パラメータの設定例(デフォルト値)と設定範囲(変更可能範囲)を示す。「洗浄パターン4」では、デフォルト値として、吐出回数S1がS1=5回とされる。この例では、溶剤の吐出回数を3回、水の吐出回数を2回とし、合計5回の洗浄液の吐出を行う。
図11に「洗浄パターン4」で洗浄作業を行う場合のタイムチャートを示す。図15に「洗浄パターン4」で設定される洗浄パラメータの設定例(デフォルト値)と設定範囲(変更可能範囲)を示す。「洗浄パターン4」では、デフォルト値として、吐出回数S1がS1=5回とされる。この例では、溶剤の吐出回数を3回、水の吐出回数を2回とし、合計5回の洗浄液の吐出を行う。
また、デフォルト値として、溶剤吐出時間t1が0.4秒、エアー噴射時間t2が2.0秒、液浸透待機時間t3が6.0秒、初期布送り時のユニット着時間t4が1.0秒、初期布送り時のユニット脱時間t5が1.0秒、通常の布送り時のユニット着時間t6が4.0秒、通常の布送り時のユニット脱時間t7が1.0秒、水吐出時間t8が0.1秒、乾燥時間t9が35秒とさ、スプレーインターバル1での布送り回数C1が6回、スプレーインターバル2での布送り回数C2が3回、総布送り回数CT1が25回、初期布送り回数CT2が2回とされる。
〔洗浄作業(洗浄+乾燥)〕
次に、図16〜図23に示すフローチャートを用いて、印刷機制御装置7のCPU7−1が行う洗浄作業について説明する。ここでは、「洗浄パターン1」を例にとって、また「洗浄パターン1」の洗浄パラメータとしてそのデフォルト値を設定した場合を例にとって説明する。
次に、図16〜図23に示すフローチャートを用いて、印刷機制御装置7のCPU7−1が行う洗浄作業について説明する。ここでは、「洗浄パターン1」を例にとって、また「洗浄パターン1」の洗浄パラメータとしてそのデフォルト値を設定した場合を例にとって説明する。
CPU7−1は、中央制御装置8から転送されてきた「洗浄パターン1」の洗浄パターンデータを洗浄パターンデータメモリ7−11に書き込む(図16に示すステップ101)。「洗浄パターン1」の洗浄パターンデータは、印刷ユニット毎に存在し、1色目の印刷ユニット用の洗浄パターンデータをパターンデータメモリSM1に書き込み、2色目の印刷ユニット用の洗浄パターンデータをパターンデータメモリSM2に書き込む。また、3色目の印刷ユニット用の洗浄パターンデータをパターンデータメモリSM3に書き込み、4色目の印刷ユニット用の洗浄パターンデータをパターンデータメモリSM4に書き込む。
以下、1色目の印刷ユニット3−1のゴム胴5−1の洗浄作業を行うものとして、説明を進める。なお、1色目の印刷ユニット3−1のゴム胴5−1の洗浄作業と同時に、2色目,3色目,4色目でも同様にして洗浄作業が行われる。すなわち、本実施の形態では、全色同時に洗浄作業が行われる。
CPU7−1は、ロータリエンコーダ7−5からの出力を読み込み、印刷機の速度を算出する(ステップ102)。そして、この算出した印刷機の速度より、印刷機が停止また低速で回転しているか否かを判断する(ステップ103)。印刷機が停止または低速で回転していれば、ステップ104へ進む。
ステップ104において、洗浄開始ボタン7−4がオンとされると、印刷機が停止しているかをチェックする(ステップ105)。印刷機が停止していなければ(ステップ105のNO)、印刷機が洗浄速度にあるものと判断し、即座にステップ109に進んで洗浄処理を行う。印刷機が停止していれば(ステップ105のYES)、モータドライバ7−6へ低速駆動指令を送る(ステップ106)。これにより、印刷機が回転し始める。そして、CPU7−1は、ロータリエンコーダ7−5からの出力を読み込み、印刷機の速度を算出し(ステップ107)、印刷機が所定の低速度(洗浄速度)に達すれば(ステップ108のYES)、ステップ109へ進んで洗浄処理を行う。
〔洗浄処理〕
図17にステップ109で行う「洗浄処理」のフローチャートを示す。この「洗浄処理」において、CPU7−1は、吐出カウンタCNT2のカウント値Sをリセットし、S=0とする(ステップ210)。また、パターンデータメモリSM1から吐出回数S1(S1=3)を読み出す(ステップ202)。また、吐出カウンタCNT2のカウント値Sを1アップしてS=1とし(ステップ203)、このカウントアップした吐出カウンタCNT2のカウント値S(S=1)を読み取る(ステップ204)。そして、ステップ202で読み出した吐出回数S1をチェックし(ステップ205)、S1=1であればステップ206へ進み、S1=1でなければステップ208へ進む。
図17にステップ109で行う「洗浄処理」のフローチャートを示す。この「洗浄処理」において、CPU7−1は、吐出カウンタCNT2のカウント値Sをリセットし、S=0とする(ステップ210)。また、パターンデータメモリSM1から吐出回数S1(S1=3)を読み出す(ステップ202)。また、吐出カウンタCNT2のカウント値Sを1アップしてS=1とし(ステップ203)、このカウントアップした吐出カウンタCNT2のカウント値S(S=1)を読み取る(ステップ204)。そして、ステップ202で読み出した吐出回数S1をチェックし(ステップ205)、S1=1であればステップ206へ進み、S1=1でなければステップ208へ進む。
この場合、ステップ202で読み出した吐出回数S1はS1=3であるので、ステップ208へ進む。ステップ208では、ステップ204で読み取った吐出カウンタCNT2のカウント値Sが偶数であるのか奇数であるのかをチェックし、カウント値Sが奇数であればステップ209の「溶剤吐出処理」へ進み、偶数であればステップ210の「水吐出処理」へ進む。この場合、ステップ204で読み取った吐出カウンタCNT2のカウント値SはS=1であるので、ステップ209の「溶剤吐出処理」へ進む。
〔溶剤吐出処理〕
図18にステップ209で行う「溶剤吐出処理」のフローチャートを示す。この「溶剤吐出処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から溶剤吐出時間t1(t1=0.4秒)とエアー噴射時間t2(t2=2.0秒)を読み出す(ステップ301,302)。そして、ロータリエンコーダ7−5の出力から印刷機の位相(ゴム胴5の回転角度位置)を読み取る(ステップ303)。そして、印刷機の位相が所定位相となれば(ステップ304のYES)、溶剤吐出バルブV2とエアー噴射バルブV4をオンとする(ステップ305:図8に示す時刻T1)。これにより、溶剤タンク11からの溶剤が集流器TGへ送られ、加圧空気源12からの圧縮空気が集流器TGへ送られ、洗浄装置6の洗浄ノズル6gから洗浄布6iへ溶剤が吐出される。
図18にステップ209で行う「溶剤吐出処理」のフローチャートを示す。この「溶剤吐出処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から溶剤吐出時間t1(t1=0.4秒)とエアー噴射時間t2(t2=2.0秒)を読み出す(ステップ301,302)。そして、ロータリエンコーダ7−5の出力から印刷機の位相(ゴム胴5の回転角度位置)を読み取る(ステップ303)。そして、印刷機の位相が所定位相となれば(ステップ304のYES)、溶剤吐出バルブV2とエアー噴射バルブV4をオンとする(ステップ305:図8に示す時刻T1)。これにより、溶剤タンク11からの溶剤が集流器TGへ送られ、加圧空気源12からの圧縮空気が集流器TGへ送られ、洗浄装置6の洗浄ノズル6gから洗浄布6iへ溶剤が吐出される。
また、これと同時にタイマTMの計時が開始され、タイマTMの計時時間がステップ301で読み出した溶剤吐出時間t1(t1=0.4秒)となれば(ステップ306のYES)、ステップ305でオンとした溶剤吐出バルブV2をオフとする(ステップ307)。また、タイマTMの計時時間がステップ302で読み出したエアー噴射時間t2(t2=2.0秒)となれば(ステップ308のYES)、ステップ305でオンとしたエアー噴射バルブV4をオフとする(ステップ309)。これにより、洗浄布6iへの1回目の溶剤の吐出が完了する。
1回目の溶剤の吐出を完了すると、CPU7−1は、吐出カウンタCNTのカウント値Sをチェックし(図17のステップ211)、S=S1であればステップ212の「布送り4処理」へ進み、S=S1でなければステップ213へ進む。この場合、S=1,S1=3であるので、ステップ213へ進む。ステップ213において、S=1であればステップ214の「布送り2処理」へ進み、S=1でなければステップ215の「布送り3処理」へ進む。この場合、S=1であるので、「布送り2処理」へ進む。
〔布送り2処理〕
図21にステップ214で行う「布送り2処理」のフローチャートを示す。この「布送り2処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から初期布送り回数CT2(CT2=2回)と、スプレーインターバル1での布送り回数C1(C1=8回)と、ユニット着時間t6(t6=4.0秒)と、ユニット脱時間t7(t7=1.0秒)と、液浸透待機時間t3(t3=6.0秒)と、初期布送り時のユニット着時間t4(t4=1.0秒)と、初期布送り時のユニット脱時間t5(t5=1.0秒)を読み出す(ステップ601〜607)。
図21にステップ214で行う「布送り2処理」のフローチャートを示す。この「布送り2処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から初期布送り回数CT2(CT2=2回)と、スプレーインターバル1での布送り回数C1(C1=8回)と、ユニット着時間t6(t6=4.0秒)と、ユニット脱時間t7(t7=1.0秒)と、液浸透待機時間t3(t3=6.0秒)と、初期布送り時のユニット着時間t4(t4=1.0秒)と、初期布送り時のユニット脱時間t5(t5=1.0秒)を読み出す(ステップ601〜607)。
そして、ユニット着脱カウンタCNT1のカウント値Cをリセットし、C=0とする(ステップ608)。また、総布送りカウンタCNT3のカウント値CTをリセットし、CT=0とする(ステップ609)。そして、ステップ605で読み出した液浸透待機時間t3(t3=6.0秒)の経過を待って(ステップ610のYES)、ユニット着脱バルブV1をオンとする(ステップ611)。この場合、液浸透待機時間t3の経過を待つことにより、洗浄ノズル6gから洗浄布6iに吐出された溶剤がその吐出された部分から拡がり、広範囲に浸透する。
次に、CPU7−1は、ユニット着脱カウンタCNT1のカウント値Cを1アップしてC=1とし(ステップ612)、総布送りカウンタCNT3のカウント値CTを1アップしてCT=1とし(ステップ613)、このカウントアップしたユニット着脱カウンタCNT1のカウント値Cおよび総布送りカウンタCNT3のカウント値CTを読み取る(ステップ614,615)。
そして、ステップ612で読み取ったユニット着脱カウンタCNT1のカウント値C(C=1回)とステップ601で読み出した初期布送り回数CT2(CT2=2回)とを比較し(ステップ616)、C>CT2であればステップ620へ進み、C>CT2でなければステップ617へ進む。この場合、C=1,CT2=2であるので、ステップ617へ進む。ステップ617において、CPU7−1は、ステップ606で読み出した初期布送り時のユニット着時間t4(t4=1.0秒)の経過を待つ。ユニット着時間t4が経過すれば(ステップ617のYES)、ステップ611でオンとしたユニット着脱バルブV1をオフとする(ステップ618)。
この時、ユニット着脱バルブV1はt4=1.0秒間オンとされ、これにより洗浄装置6におけるエアシリンダ6wの作動ロッド6w1が前進し、この作動ロッド6w1の前進動作で洗浄布6iが巻取ロール6mに所定量巻き取られる。この場合、作動ロッド6wが完全に伸長する前にユニット着脱バルブV1がオフとされるので、洗浄布6iがゴム胴5に接触することはない。すなわち、ゴム胴5に接触することなく、洗浄布6iが巻取ロール6mに所定量巻き取られる。
CPU7−1は、ステップ618でユニット着脱バルブV1をオフとした後、ステップ607で読み出した初期布送り時のユニット脱時間t5(t5=1.0秒)の経過を待って(ステップ619のYES)、ステップ611へ戻ってユニット着脱バルブV1を再度オンとする。この場合、C=2,CT2=2となるので、先と同様にしてステップ617以降の処理へ進む。これにより、再び、ゴム胴5に接触することなく、洗浄布6iが巻取ロール6mに所定量巻き取られる。すなわち、先の巻き取りと合わせて2回布送り(初期布送り)が行われ、洗浄布6iの溶剤が吐出された部分がゴム胴5との接触部分に対向する。
CPU7−1は、ステップ617〜619の処理によって2回目の布送りを終えると、ステップ611へ戻ってユニット着脱バルブV1を再度オンとする。この場合、C=3,CT2=2となるので、C>CT2となり、ステップ620以降の処理へと進む。ステップ620ではステップ603で読み出したユニット着時間t6(t6=4.0秒)の経過を待つ。ユニット着時間t6が経過すれば(ステップ620のYES)、ステップ611でオンとしたユニット着脱バルブV1をオフとする(ステップ621)。
この時、ユニット着脱バルブV1はt6=4.0秒間オンとされ、これにより洗浄装置6におけるエアシリンダ6wの作動ロッド6w1が前進し、この作動ロッド6w1の前進動作で洗浄布6iが巻取ロール6mに所定量巻き取られると同時に、洗浄布6iがゴム胴5に接触する。ここで、ユニット着時間t6は、洗浄布6iがゴム胴5の表面に押し付けられた状態でゴム胴5が数回転する時間であって、このユニット着時間t6の間に洗浄布6iからゴム胴5の表面に溶剤が供給される。
ステップ621において、ユニット着脱バルブV1がオフとされると、洗浄装置6におけるエアシリンダ6wの作動ロッド6w1が後退し、洗浄布6iがゴム胴5の表面から離反する。CPU7−1は、この洗浄布6iのゴム胴5の表面からの離反と同時に、ユニット着脱カウンタCNT1のカウント値Cとステップ602で読み出した布送り回数C1(C1=8回)とを比較する(ステップ622)。
この場合、C=3であり、C=C1ではないので、ステップ623でのユニット脱時間t7(t7=1.0秒)の経過を待ってステップ611へ戻り、洗浄布6iのゴム胴5に対する間欠的な接触、すなわち洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱を繰り返す。そして、この着脱の繰り返しによって、C=C1となれば、すなわち初期布送りの回数も含めて洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱回数が8回となれば(ステップ622のYES)、「布送り2処理」を終了して図17に示したステップ203へ戻る。
「布送り2処理」において、洗浄布6iをゴム胴5の表面にt6時間接触させた後、洗浄布6iをt7時間だけ離反させる動作を6回繰り返すうちの前半は、洗浄布6iが溶剤によって湿潤している。したがって、洗浄布6iからゴム胴5の表面に溶剤が供給され、この溶剤によってゴム胴5の表面に付着していたインキが剥離し、ゴム胴5の表面から浮き上がる。また、後半は、供給ロール6jから送り出された洗浄布6iの乾燥した部分がゴム胴5の表面と接触し、この乾燥した洗浄布6iによってゴム胴5の表面から浮き上がったインキが拭き取られる。
CPU7−1は、「布送り2処理」の終了後、ステップ203において吐出カウンタCNT2のカウント値Sを1アップしてS=2とし、このカウントアップした吐出カウンタCNT2のカウント値S(S=2)を読み取る(ステップ204)。そして、ステップ205でのNOに応じてステップ208へ進み、ステップ208でのYESに応じてステップ210の「水吐出処理」へと進む。
〔水吐出処理〕
図19にステップ210で行う「水吐出処理」のフローチャートを示す。「水吐出処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から水吐出時間t8(t8=0.1秒)とエアー噴射時間t2(t2=2.0秒)を読み出す(ステップ401,402)。そして、ロータリエンコーダ7−5の出力から印刷機の位相を読み取る(ステップ403)。そして、印刷機の位相が所定位相となれば(ステップ404のYES)、水吐出バルブV3とエアー噴射バルブV4をオンとする(ステップ405:図8に示す時刻T2)。これにより、水タンク13からの水が集流器TGへ送られ、加圧空気源12からの圧縮空気が集流器TGへ送られ、洗浄装置6の洗浄ノズル6gから洗浄布6iへ水が吐出される。
図19にステップ210で行う「水吐出処理」のフローチャートを示す。「水吐出処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から水吐出時間t8(t8=0.1秒)とエアー噴射時間t2(t2=2.0秒)を読み出す(ステップ401,402)。そして、ロータリエンコーダ7−5の出力から印刷機の位相を読み取る(ステップ403)。そして、印刷機の位相が所定位相となれば(ステップ404のYES)、水吐出バルブV3とエアー噴射バルブV4をオンとする(ステップ405:図8に示す時刻T2)。これにより、水タンク13からの水が集流器TGへ送られ、加圧空気源12からの圧縮空気が集流器TGへ送られ、洗浄装置6の洗浄ノズル6gから洗浄布6iへ水が吐出される。
また、これと同時にタイマTMの計時が開始され、タイマTMの計時時間がステップ401で読み出した水吐出時間t8(t1=0.1秒)となれば(ステップ406のYES)、ステップ405でオンとした水吐出バルブV3をオフとする(ステップ407)。また、タイマTMの計時時間がステップ402で読み出したエアー噴射時間t2(t2=2.0秒)となれば(ステップ408のYES)、ステップ405でオンとしたエアー噴射バルブV4をオフとする(ステップ409)。これにより、洗浄布6iへの水の吐出が完了する。
水の吐出を完了すると、CPU7−1は、吐出カウンタCNTのカウント値Sをチェックし(図17のステップ211)、S=S1であればステップ212の「布送り4処理」へ進み、S=S1でなければステップ213へ進む。この場合、S=2,S1=3であるので、ステップ213へ進む。ステップ213において、S=1であればステップ214の「布送り2処理」へ進み、S=1でなければステップ215の「布送り3処理」へ進む。この場合、S=2であるので、「布送り3処理」へ進む。
〔布送り3処理〕
図22にステップ215で行う「布送り3処理」のフローチャートを示す。この「布送り3処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1からスプレーインターバル2での布送り回数C2(C2=2回)と、ユニット着時間t6(t6=4.0秒)と、ユニット脱時間t7(t7=1.0秒)を読み出す(ステップ701〜703)。
図22にステップ215で行う「布送り3処理」のフローチャートを示す。この「布送り3処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1からスプレーインターバル2での布送り回数C2(C2=2回)と、ユニット着時間t6(t6=4.0秒)と、ユニット脱時間t7(t7=1.0秒)を読み出す(ステップ701〜703)。
そして、ユニット着脱カウンタCNT1のカウント値CをリセットしてC=0とし(ステップ704)、ユニット着脱バルブV1をオンとする(ステップ705)。また、ユニット着脱カウンタCNT1のカウント値Cを1アップしてC=1とし(ステップ706)、総布送りカウンタCNT3のカウント値CTを1アップしてCT=9とし(ステップ707)、このカウントアップしたユニット着脱カウンタCNT1のカウント値Cおよび総布送りカウンタCNT3のカウント値CTを読み取る(ステップ708,709)。そして、ステップ702で読み出したユニット着時間t6(t6=4.0秒)の経過を待って(ステップ710のYES)、ステップ705でオンとしたユニット着脱バルブV1をオフとする(ステップ711)。
この時、ユニット着脱バルブV1はt6=4.0秒間オンとされ、洗浄装置6におけるエアシリンダ6wの作動ロッド6w1が前進し、洗浄布6iが巻取ロール6mに所定量巻き取られると同時に、洗浄布6iがゴム胴5に接触する。このユニット着時間t6の間に洗浄布6iからゴム胴5の表面に水が供給される。この水によって、ゴム胴5の表面に付着していた紙粉が拭き取られる。
ステップ711において、ユニット着脱バルブV1がオフとされると、洗浄装置6におけるエアシリンダ6wの作動ロッド6w1が後退し、洗浄布6iがゴム胴5の表面から離反する。CPU7−1は、この洗浄布6iのゴム胴5の表面からの離反と同時に、ユニット着脱カウンタCNT1のカウント値Cとステップ701で読み出した布送り回数C2(C2=2回)とを比較する(ステップ712)。
この場合、C=1であり、C=C2ではないので、ステップ713でのユニット脱時間t7(t7=1.0秒)の経過を待ってステップ705へ戻り、洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱を再度行う。これにより、C=C2となれば、すなわち洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱回数が2回となれば(ステップ712のYES)、「布送り3処理」を終了して図17に示したステップ203へ戻る。
CPU7−1は、「布送り3処理」の終了後、ステップ203において吐出カウンタCNT2のカウント値Sを1アップしてS=3とし、このカウントアップした吐出カウンタCNT2のカウント値S(S=3)を読み取る(ステップ204)。そして、ステップ205でのNOに応じてステップ208へ進み、ステップ208でのNOに応じてステップ209の「溶剤吐出処理」へ進む。これにより、図18のフローチャートに従う「溶剤吐出処理」が実行され、洗浄布6iへの2回目の溶剤の吐出が行われる。2回目の洗浄液の吐出を完了すると、CPU7−1は、吐出カウンタCNTのカウント値Sをチェックする(図17のステップ211)。この場合、S=3,S1=3であるので、ステップ212の「布送り4処理」へ進む。
〔布送り4処理〕
図23にステップ212で行う「布送り4処理」のフローチャートを示す。この「布送り4処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から総布送り回数CT1(CT1=20回)と、ユニット着時間t6(t6=4.0秒)と、ユニット脱時間t7(t7=1.0秒)を読み出す(ステップ801〜803)。
図23にステップ212で行う「布送り4処理」のフローチャートを示す。この「布送り4処理」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から総布送り回数CT1(CT1=20回)と、ユニット着時間t6(t6=4.0秒)と、ユニット脱時間t7(t7=1.0秒)を読み出す(ステップ801〜803)。
そして、ユニット着脱バルブV1をオンとし(ステップ804)、総布送りカウンタCNT3のカウント値CTを1アップしてCT=11とし(ステップ805)、カウントアップした総布送りカウンタCNT3のカウント値CTを読み取る(ステップ806)。そして、ユニット着時間t6(t6=4.0秒)の経過を待って(ステップ807のYES)、ステップ804でオンとしたユニット着脱バルブV1をオフとする(ステップ808)。
この場合、CPU7−1は、ステップ809で総布送りカウンタCNT3のカウント値CTがCT1に達していないので(ステップ809のNO)、ステップ810でのユニット脱時間t7(t7=1.0秒)の経過を待ってステップ804へ戻り、洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱を繰り返す。そして、この着脱の繰り返しによって、CT=CT1となれば、すなわち初期布送りの回数も含めて洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱回数が20回となれば(ステップ809のYES)、「布送り4処理」を終了して図17に示した「洗浄処理」を終える。
「布送り4処理」において、洗浄布6iをゴム胴5の表面にt6時間接触させた後、洗浄布6iをt7時間だけ離反させる動作を10回繰り返すうちの前半は、洗浄布6iが溶剤によって湿潤している。したがって、「布送り2処理」、「布送り3処理」で拭き取れなかったインキが、溶剤によってゴム胴5の表面から浮き上がる。また、後半は、供給ロール6jから送り出された洗浄布6iの乾燥した部分がゴム胴5の表面と接触し、この乾燥した洗浄布6iによってゴム胴5の表面から浮き上がったインキが拭き取られる。
CPU7−1は、「洗浄処理」の終了後、パターンデータメモリSM1から乾燥時間t9(t9=35秒)を読み出す(図16に示すステップ110)。そして、モータドライバ7−6に高速駆動指令を送ると同時に(ステップ111)、タイマTMの計時を開始する(ステップ112)。そして、ロータリエンコーダ7−5からの出力を読み込み、印刷機の速度を算出し(ステップ113)、印刷機が所定の高速度(乾燥速度)に達すれば(ステップ114のYES)、ステップ112で計時を開始したタイマTMの計時時間のチェックを繰り返す(ステップ115)。
そして、タイマTMの計時時間がステップ110で読み出した乾燥時間t9となれば(ステップ115のYES)、モータドライバ7−6に低速駆動指令を送り(ステップ116)、印刷機の回転速度を低速度として(ステップ117,118)、「洗浄パターン1」での洗浄作業(洗浄+乾燥)を終了する。ゴム胴5の表面には、洗浄後、洗浄液(溶剤や水)が付着している。洗浄後、ゴム胴5を洗浄時よりも高速回転させることによって、ゴム胴5の表面に付着している洗浄液の乾燥が促進され、短時間でゴム胴5の表面が乾燥する。
上述では、「洗浄パターン1」での洗浄作業について説明したが、「洗浄パターン2」、「洗浄パターン3」、「洗浄パターン4」での洗浄作業についても図16〜図23に示したフローチャートに従って実行される。但し、「洗浄パターン2」では、「溶剤吐出処理」の後、「布送り処理1」の処理が実行される。図20は「布送り処理1」を示すフローチャートである。この「布送り処理1」において、CPU7−1は、パターンデータメモリSM1から総布送り回数CT1と、ユニット着時間t6と、ユニット脱時間t7と、液浸透待機時間t3と、初期布送り時のユニット着時間t4と、初期布送り時のユニット脱時間t5を読み出す(ステップ501〜507)。そして、図21に示したステップ6610〜623に対応するステップ510〜523の処理により、図9にそのタイムチャートが示されているように、液浸透待機、2回の初期布送り、2回の初期布送りを含む10回の総布送りを行う。
〔中央制御装置〕
図24は中央制御装置8のブロック図である。同図において、8−1はCPU、8−2はRAM、8−3はROM、8−4はタッチパネル式のディスプレイ、8−5は洗浄パターンのパターン番号(洗浄パターン番号)Nの前回値書き込み用のパターン番号メモリ、8−6は印刷ユニットのユニット番号(印刷ユニット番号)Pの前回値書き込み用のユニット選択メモリ、8−7は印刷制御装置7との間の信号の授受を仲介するインターフェース、8−8はディスプレイ8−4との間の信号の授受を仲介するインターフェースである。パターン番号メモリ8−5およびユニット選択メモリ8−6へ書き込む洗浄パターン番号Nの前回値および印刷ユニット番号Pの前回値については後述する。工場出荷段階では、パターン番号メモリ8−5には洗浄パターン番号NとしてN=1が、ユニット選択メモリ8−6には印刷ユニット番号PとしてP=1が格納されている。
図24は中央制御装置8のブロック図である。同図において、8−1はCPU、8−2はRAM、8−3はROM、8−4はタッチパネル式のディスプレイ、8−5は洗浄パターンのパターン番号(洗浄パターン番号)Nの前回値書き込み用のパターン番号メモリ、8−6は印刷ユニットのユニット番号(印刷ユニット番号)Pの前回値書き込み用のユニット選択メモリ、8−7は印刷制御装置7との間の信号の授受を仲介するインターフェース、8−8はディスプレイ8−4との間の信号の授受を仲介するインターフェースである。パターン番号メモリ8−5およびユニット選択メモリ8−6へ書き込む洗浄パターン番号Nの前回値および印刷ユニット番号Pの前回値については後述する。工場出荷段階では、パターン番号メモリ8−5には洗浄パターン番号NとしてN=1が、ユニット選択メモリ8−6には印刷ユニット番号PとしてP=1が格納されている。
8−9は各色の印刷ユニット毎に洗浄パターン1のプリセットデータ(洗浄パターン1の洗浄パターンデータのデフォルト値)が書き込まれたパターン1プリセットデータメモリ、8−10は各色の印刷ユニット毎に洗浄パターン2のプリセットデータ(洗浄パターン2の洗浄パターンデータのデフォルト値)が書き込まれたパターン2プリセットデータメモリ、8−11は各色の印刷ユニット毎に洗浄パターン3のプリセットデータ(洗浄パターン3の洗浄パターンデータのデフォルト値)が書き込まれたパターン3プリセットデータメモリ、8−12は各色の印刷ユニット毎に洗浄パターン4のプリセットデータ(洗浄パターン4の洗浄パターンデータのデフォルト値)が書き込まれたパターン4プリセットデータメモリである。このメモリ8−9〜8−12へのプリセットデータは工場出荷段階で書き込まれており、消去することはできない。なお、洗浄パターン1〜4の洗浄パターンデータのデフォルト値については、図12〜図15に示されているので、ここでの説明や省略する。
8−13は洗浄パターン1の洗浄パターンデータが書き込まれるパターン1データメモリ、8−14は洗浄パターン2の洗浄パターンデータが書き込まれるパターン2データメモリ、8−15は洗浄パターン3の洗浄パターンデータが書き込まれるパターン3データメモリ、8−16は洗浄パターン4の洗浄パターンデータが書き込まれるパターン4データメモリである。工場出荷段階で、メモリ8−13にはメモリ8−9への洗浄パターン1のプリセットデータがコピーされており、メモリ8−14にはメモリ8−10への洗浄パターン2のプリセットデータがコピーされている。また、メモリ8−15にはメモリ8−11への洗浄パターン3のプリセットデータがコピーされており、メモリ8−16にはメモリ8−12への洗浄パターン4のプリセットデータがコピーされている。メモリ8−11〜8−14にコピーされたプリセットデータは自由に書き替えることが可能である。
〔洗浄パラメータの変更操作画面〕
図25にディスプレイ8−4に表示される洗浄パラメータの変更操作画面を例示する。この洗浄パラメータの変更操作画面G1には、洗浄パターン番号(N)の表示部8aと、スプレーインターバル1での布送り回数(C1)の表示部8bと、スプレーインターバル2での布送り回数(C2)の表示部8cと、初期布送り回数(CT2)の表示部8dと、ユニット着時間(t6)の表示部8eと、溶剤吐出時間(t1)の表示部8fと、水吐出時間(t8)の表示部8gと、吐出回数(S1)の表示部8hと、総布送り回数(CT1)の表示部8iと、乾燥時間(t9)の表示部8jと、エアー噴射時間(t2)の表示部8kと、印刷ユニット番号(P)の表示部8mと、ユニット脱時間(t7)の表示部8nと、テンキー8pと、確定キー8qと、リセットボタン8rとが設けられている。
図25にディスプレイ8−4に表示される洗浄パラメータの変更操作画面を例示する。この洗浄パラメータの変更操作画面G1には、洗浄パターン番号(N)の表示部8aと、スプレーインターバル1での布送り回数(C1)の表示部8bと、スプレーインターバル2での布送り回数(C2)の表示部8cと、初期布送り回数(CT2)の表示部8dと、ユニット着時間(t6)の表示部8eと、溶剤吐出時間(t1)の表示部8fと、水吐出時間(t8)の表示部8gと、吐出回数(S1)の表示部8hと、総布送り回数(CT1)の表示部8iと、乾燥時間(t9)の表示部8jと、エアー噴射時間(t2)の表示部8kと、印刷ユニット番号(P)の表示部8mと、ユニット脱時間(t7)の表示部8nと、テンキー8pと、確定キー8qと、リセットボタン8rとが設けられている。
〔洗浄パラメータの変更〕
図26に中央制御装置8のCPU8−1が行う洗浄パラメータの変更処理のフローチャートを示す。
〔第1の処理:洗浄パラメータの変更操作画面の表示〕
CPU8−1は、図25に示した洗浄パラメータの変更操作画面G1を表示するために、先ず第1の処理を行う(ステップST1)。図27に第1の処理のフローチャートを示す。この第1の処理において、CPU8−1は、パターン番号メモリ8−5から洗浄パターン番号Nを読み出す(ステップST11 )。この場合、N=1を読み出す。次に、ユニット選択メモリ8−6から印刷ユニット番号Pを読み出す(ステップST12 )。この場合、P=1を読み出す。
図26に中央制御装置8のCPU8−1が行う洗浄パラメータの変更処理のフローチャートを示す。
〔第1の処理:洗浄パラメータの変更操作画面の表示〕
CPU8−1は、図25に示した洗浄パラメータの変更操作画面G1を表示するために、先ず第1の処理を行う(ステップST1)。図27に第1の処理のフローチャートを示す。この第1の処理において、CPU8−1は、パターン番号メモリ8−5から洗浄パターン番号Nを読み出す(ステップST11 )。この場合、N=1を読み出す。次に、ユニット選択メモリ8−6から印刷ユニット番号Pを読み出す(ステップST12 )。この場合、P=1を読み出す。
そして、CPU8−1は、洗浄パターン番号N=1に対応するパターンデータメモリとしてパターン1データメモリ8−13を特定し、このパターン1データメモリ8−13から洗浄パターン1の全色の洗浄パターンデータを読み出し、印刷機制御装置7へ転送する(ステップST13 )。これにより、印刷機制御装置7の洗浄パターンデータメモリ7−11に、洗浄パターン1の全色の洗浄パターンデータが格納される。
また、CPU8−1は、洗浄パターン番号N=1に対応するパターンデータメモリとしてパターン1データメモリ8−13を特定し、このパターン1データメモリ8−13から印刷ユニット番号P=1によって特定される1色目の印刷ユニットの洗浄パターンデータを読み出し、その洗浄パターンデータの変更可能な洗浄パラメータをディスプレイ8−4に表示する(ステップST14 )。これにより、ディスプレイ8−4に、図25に示した洗浄パラメータの変更操作画面G1、すなわち1色目印刷ユニットの洗浄パターン1の洗浄パラメータの変更操作画面が表示される。
〔第2の処理:洗浄パターンの選択〕
浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8aをタッチすると(ステップST2のYES)、CPU8−1は第2の処理を行う(ステップST3)。図28に第2の処理のフローチャートを示す。この第2の処理において、CPU8−1は、パターン番号メモリ8−5から洗浄パターン番号Nを読み出す(ステップST31 )。この場合、N=1を読み出す。そして、この読み出した洗浄パターン番号NがN=4でないことを確認のうえ(ステップST32 のNO)、N=N+1とする(ステップST34 )。この場合、N=1+1=2とする。
浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8aをタッチすると(ステップST2のYES)、CPU8−1は第2の処理を行う(ステップST3)。図28に第2の処理のフローチャートを示す。この第2の処理において、CPU8−1は、パターン番号メモリ8−5から洗浄パターン番号Nを読み出す(ステップST31 )。この場合、N=1を読み出す。そして、この読み出した洗浄パターン番号NがN=4でないことを確認のうえ(ステップST32 のNO)、N=N+1とする(ステップST34 )。この場合、N=1+1=2とする。
そして、CPU8−1は、パターン番号メモリ8−5へステップST34 でカウントアップした洗浄パターン番号N=2を前回値として書き込むとともに(ステップST35 )、ユニット選択メモリ8−6から印刷ユニット番号Pを読み出す(ステップST36 )。この場合、P=1を読み出す。そして、洗浄パターン番号N=2に対応するパターンデータメモリとしてパターン2データメモリ8−14を特定し、このパターン2データメモリ8−14から洗浄パターン2の全色の洗浄パターンデータを読み出し、印刷機制御装置7へ転送する(ステップST37 )。これにより、印刷機制御装置7の洗浄パターンデータメモリ7−11に、洗浄パターン2の全色の洗浄パターンデータが格納される。
また、CPU8−1は、洗浄パターン番号N=2に対応するパターンデータメモリとしてパターン2データメモリ8−14を特定し、このパターン2データメモリ8−14から印刷ユニット番号P=1によって特定される1色目の印刷ユニットの洗浄パターンデータを読み出し、その洗浄パターンデータの変更可能な洗浄パラメータをディスプレイ8−4に表示する(ステップST38 )。これにより、ディスプレイ8−4に、1色目印刷ユニットの洗浄パターン2の洗浄パラメータの変更操作画面が表示される。
以下同様にして、表示部8aをタッチする毎に、ステップST34 での洗浄パターン番号Nがカウントアップされ、洗浄パターン番号Nの表示が「3」、「4」と切り替わり、1色目印刷ユニットの洗浄パターン3、4の洗浄パラメータの変更操作画面が表示されるものとなる。これによりオペレータは洗浄条件に適した洗浄パターンを選択することができるのである。なお、ステップST34 での洗浄パターン番号Nのカウント値がN=4となれば、ステップST32 のYESに応じてステップST33 へ進み、N=0とされる。これにより、洗浄パラメータの変更操作画面は、1色目印刷ユニットの洗浄パターン1の変更操作画面に戻される。
〔第3の処理:スプレーインターバル1での布送り回数の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8bをタッチすると(ステップST4のYES)、CPU8−1は第3の処理を行う(ステップST5)。図29に第3の処理のフローチャートを示す。この第3の処理において、ユーザは、テンキー8pより所望の数値を選択し(ステップST51 )、確定キー8qをタッチする(ステップST52 )。例えば、スプレーインターバル1での布送り回数C1を8回から9回に変更したい場合、テンキー8pより「9」を選択し、確定キー8qをタッチする。
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8bをタッチすると(ステップST4のYES)、CPU8−1は第3の処理を行う(ステップST5)。図29に第3の処理のフローチャートを示す。この第3の処理において、ユーザは、テンキー8pより所望の数値を選択し(ステップST51 )、確定キー8qをタッチする(ステップST52 )。例えば、スプレーインターバル1での布送り回数C1を8回から9回に変更したい場合、テンキー8pより「9」を選択し、確定キー8qをタッチする。
すると、CPU8−1は、テンキー8pによる数値の選択後の確定キー8qの押下を検出し(ステップST52 のYES)、パターン番号メモリ8−5から洗浄パターン番号Nを読み出す(ステップST53 )。この場合、N=1を読み出す。次に、ユニット選択メモリ8−6から印刷ユニット番号Pを読み出す(ステップST54 )。この場合、P=1を読み出す。
そして、CPU8−1は、洗浄パターン番号N=1に対応するパターンデータメモリとしてパターン1データメモリ8−13を特定し、このパターン1データメモリ8−13に書き込まれている印刷ユニット番号P=1によって特定される1色目印刷ユニットの洗浄パターン1のスプレーインターバル1での布送り回数C1をステップST51 で選択された値に書き替える(ステップST55 )。そして、パターンデータメモリ8−13から洗浄パターン1の全色の洗浄パターンデータを読み出し、印刷機制御装置7へ転送する(ステップST56 )。これにより、印刷機制御装置7の洗浄パターンデータメモリ7−11に、洗浄パターン1の全色の洗浄パターンデータが格納される。この場合、1色目印刷ユニットの洗浄パターン1のスプレーインターバル1での布送り回数C1は、ステップST51 で選択した値に書き替えられている。
また、CPU8−1は、洗浄パターン番号N=1に対応するパターンデータメモリとしてパターン1データメモリ8−13を特定し、このパターン1データメモリ8−13から印刷ユニット番号P=1によって特定される1色目の印刷ユニットの洗浄パターンデータを読み出し、その洗浄パターンデータの変更可能な洗浄パラメータをディスプレイ8−4に表示する(ステップST57 )。これにより、ディスプレイ8−4に、1色目印刷ユニットの洗浄パターン1の洗浄パラメータの変更操作画面が表示される。この変更操作画面において、表示部8bに表示されるスプレーインターバル1での布送り回数C1は、ステップST51 で選択した値に変更されている。
〔第4の処理:スプレーインターバル2での布送り回数の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8bをタッチすると(ステップST6のYES)、CPU8−1は第4の処理を行う(ステップST7)。図30に第4の処理のフローチャートを示す。この第4の処理により、第3の処理と同様にして、スプレーインターバル2での布送り回数C2を所望の値に変更することができる。なお、この第4の処理において、ステップST71 〜ST77 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第4の処理では、ステップST75 において、パターン1データメモリ8−13にスプレーインターバル2での変更後の布送り回数C2を書き込む。
〔第5の処理:溶剤吐出時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8fをタッチすると(ステップST8のYES)、CPU8−1は第5の処理を行う(ステップST9)。図31に第5の処理のフローチャートを示す。この第5の処理により、第3の処理と同様にして、溶剤吐出時間t1を所望の値に変更することができる。なお、この第5の処理において、ステップST91 〜ST97 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第5の処理では、ステップST95 において、パターン1データメモリ8−13に溶剤吐出時間t1を書き込む。
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8bをタッチすると(ステップST6のYES)、CPU8−1は第4の処理を行う(ステップST7)。図30に第4の処理のフローチャートを示す。この第4の処理により、第3の処理と同様にして、スプレーインターバル2での布送り回数C2を所望の値に変更することができる。なお、この第4の処理において、ステップST71 〜ST77 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第4の処理では、ステップST75 において、パターン1データメモリ8−13にスプレーインターバル2での変更後の布送り回数C2を書き込む。
〔第5の処理:溶剤吐出時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8fをタッチすると(ステップST8のYES)、CPU8−1は第5の処理を行う(ステップST9)。図31に第5の処理のフローチャートを示す。この第5の処理により、第3の処理と同様にして、溶剤吐出時間t1を所望の値に変更することができる。なお、この第5の処理において、ステップST91 〜ST97 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第5の処理では、ステップST95 において、パターン1データメモリ8−13に溶剤吐出時間t1を書き込む。
〔第6の処理:水吐出時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8gをタッチすると(ステップST10のYES)、CPU8−1は第6の処理を行う(ステップST11)。図32に第6の処理のフローチャートを示す。この第6の処理により、第3の処理と同様にして、水吐出時間t1を所望の値に変更することができる。なお、この第6の処理において、ステップST101 〜ST107 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第6の処理では、ステップST105 において、パターン1データメモリ8−13に水吐出時間t8を書き込む。
〔第7の処理:吐出回数の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8hをタッチすると(ステップST12のYES)、CPU8−1は第7の処理を行う(ステップST13)。図33に第7の処理のフローチャートを示す。この第7の処理により、第3の処理と同様にして、吐出回数S1を所望の値に変更することができる。なお、この第7の処理において、ステップST131 〜ST137 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第7の処理では、ステップST135 において、パターン1データメモリ8−13に吐出回数S1を書き込む。
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8gをタッチすると(ステップST10のYES)、CPU8−1は第6の処理を行う(ステップST11)。図32に第6の処理のフローチャートを示す。この第6の処理により、第3の処理と同様にして、水吐出時間t1を所望の値に変更することができる。なお、この第6の処理において、ステップST101 〜ST107 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第6の処理では、ステップST105 において、パターン1データメモリ8−13に水吐出時間t8を書き込む。
〔第7の処理:吐出回数の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8hをタッチすると(ステップST12のYES)、CPU8−1は第7の処理を行う(ステップST13)。図33に第7の処理のフローチャートを示す。この第7の処理により、第3の処理と同様にして、吐出回数S1を所望の値に変更することができる。なお、この第7の処理において、ステップST131 〜ST137 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第7の処理では、ステップST135 において、パターン1データメモリ8−13に吐出回数S1を書き込む。
〔第8の処理:総布送り回数CT1の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8iをタッチすると(ステップST14のYES)、CPU8−1は第8の処理を行う(ステップST15)。図34に第8の処理のフローチャートを示す。この第8の処理により、第3の処理と同様にして、総布送り回数CT1を所望の値に変更することができる。なお、この第8の処理において、ステップST151 〜ST157 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第8の処理では、ステップST155 において、パターン1データメモリ8−13に総布送り回数CT1を書き込む。
〔第9の処理:乾燥時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8jをタッチすると(ステップST16のYES)、CPU8−1は第9の処理を行う(ステップST17)。図35に第9の処理のフローチャートを示す。この第9の処理により、第3の処理と同様にして、乾燥時間t9を所望の値に変更することができる。なお、この第9の処理において、ステップST171 〜ST177 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第9の処理では、ステップST175 において、パターン1データメモリ8−13に乾燥時間t9を書き込む。
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8iをタッチすると(ステップST14のYES)、CPU8−1は第8の処理を行う(ステップST15)。図34に第8の処理のフローチャートを示す。この第8の処理により、第3の処理と同様にして、総布送り回数CT1を所望の値に変更することができる。なお、この第8の処理において、ステップST151 〜ST157 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第8の処理では、ステップST155 において、パターン1データメモリ8−13に総布送り回数CT1を書き込む。
〔第9の処理:乾燥時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8jをタッチすると(ステップST16のYES)、CPU8−1は第9の処理を行う(ステップST17)。図35に第9の処理のフローチャートを示す。この第9の処理により、第3の処理と同様にして、乾燥時間t9を所望の値に変更することができる。なお、この第9の処理において、ステップST171 〜ST177 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第9の処理では、ステップST175 において、パターン1データメモリ8−13に乾燥時間t9を書き込む。
〔第10の処理:エアー噴射時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8kをタッチすると(ステップST18のYES)、CPU8−1は第10の処理を行う(ステップST19)。図36に第10の処理のフローチャートを示す。この第10の処理により、第3の処理と同様にして、エアー噴射時間t2を所望の値に変更することができる。なお、この第10の処理において、ステップST191 〜ST197 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第10の処理では、ステップST195 において、パターン1データメモリ8−13にエアー噴射時間t2を書き込む。
〔第11の処理:ユニット着時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8eをタッチすると(ステップST20のYES)、CPU8−1は第11の処理を行う(ステップST21)。図37に第11の処理のフローチャートを示す。この第11の処理により、第3の処理と同様にして、ユニット着時間t6を所望の値に変更することができる。なお、この第11の処理において、ステップST211 〜ST217 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第11の処理では、ステップST215 において、パターン1データメモリ8−13にユニット約時間t6を書き込む。
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8kをタッチすると(ステップST18のYES)、CPU8−1は第10の処理を行う(ステップST19)。図36に第10の処理のフローチャートを示す。この第10の処理により、第3の処理と同様にして、エアー噴射時間t2を所望の値に変更することができる。なお、この第10の処理において、ステップST191 〜ST197 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第10の処理では、ステップST195 において、パターン1データメモリ8−13にエアー噴射時間t2を書き込む。
〔第11の処理:ユニット着時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8eをタッチすると(ステップST20のYES)、CPU8−1は第11の処理を行う(ステップST21)。図37に第11の処理のフローチャートを示す。この第11の処理により、第3の処理と同様にして、ユニット着時間t6を所望の値に変更することができる。なお、この第11の処理において、ステップST211 〜ST217 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第11の処理では、ステップST215 において、パターン1データメモリ8−13にユニット約時間t6を書き込む。
〔第12の処理:ユニット脱時間の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8nをタッチすると(ステップST22のYES)、CPU8−1は第12の処理を行う(ステップST23)。図38に第12の処理のフローチャートを示す。この第12の処理により、第3の処理と同様にして、ユニット脱時間t7を所望の値に変更することができる。なお、この第12の処理において、ステップST231 〜ST237 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第12の処理では、ステップST235 において、パターン1データメモリ8−13にユニット脱時間t7を書き込む。
〔第13の処理:初期布送り回数の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8dをタッチすると(ステップST24のYES)、CPU8−1は第13の処理を行う(ステップST25)。図39に第13の処理のフローチャートを示す。この第13の処理により、第3の処理と同様にして、初期布送り回数CT2のを所望の値に変更することができる。なお、この第13の処理において、ステップST251 〜ST257 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第13の処理では、ステップST255 において、パターン1データメモリ8−13に初期布送り回数CT2を書き込む。
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8nをタッチすると(ステップST22のYES)、CPU8−1は第12の処理を行う(ステップST23)。図38に第12の処理のフローチャートを示す。この第12の処理により、第3の処理と同様にして、ユニット脱時間t7を所望の値に変更することができる。なお、この第12の処理において、ステップST231 〜ST237 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第12の処理では、ステップST235 において、パターン1データメモリ8−13にユニット脱時間t7を書き込む。
〔第13の処理:初期布送り回数の変更〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、表示部8dをタッチすると(ステップST24のYES)、CPU8−1は第13の処理を行う(ステップST25)。図39に第13の処理のフローチャートを示す。この第13の処理により、第3の処理と同様にして、初期布送り回数CT2のを所望の値に変更することができる。なお、この第13の処理において、ステップST251 〜ST257 の処理は、第3の処理におけるステップST51 〜ST57 の処理に対応する。但し、この第13の処理では、ステップST255 において、パターン1データメモリ8−13に初期布送り回数CT2を書き込む。
〔第14の処理:印刷ユニットの選択〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、印刷ユニット番号Pの表示部8mをタッチすると(ステップST27のYES)、CPU8−1は第14の処理を行う(ステップST27)。図40に第13の処理のフローチャートを示す。この第14の処理において、CPU8−1は、ユニット選択メモリ8−6から印刷ユニット番号Pを読み出す(ステップST271 )。この場合、P=1を読み出す。そして、この読み出した印刷ユニット番号PがP=4でないことを確認のうえ(ステップST272 のNO)、P=P+1とする(ステップST274 )。この場合、P=1+1=2とする。
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、印刷ユニット番号Pの表示部8mをタッチすると(ステップST27のYES)、CPU8−1は第14の処理を行う(ステップST27)。図40に第13の処理のフローチャートを示す。この第14の処理において、CPU8−1は、ユニット選択メモリ8−6から印刷ユニット番号Pを読み出す(ステップST271 )。この場合、P=1を読み出す。そして、この読み出した印刷ユニット番号PがP=4でないことを確認のうえ(ステップST272 のNO)、P=P+1とする(ステップST274 )。この場合、P=1+1=2とする。
そして、CPU8−1は、ユニット選択メモリ8−6へステップST274 でカウントアップした印刷ユニット番号P=2を前回値として書き込むとともに(ステップST275 )、パターン番号メモリ8−5から洗浄パターン番号Nを読み出す(ステップST276 )。この場合、N=1を読み出す。そして、洗浄パターン番号N=1に対応するパターンデータメモリとしてパターン1データメモリ8−13を特定し、このパターン1データメモリ8−13から印刷ユニット番号P=2によって特定される2色目の印刷ユニットの洗浄パターンデータを読み出し、その洗浄パターンデータの変更可能な洗浄パラメータをディスプレイ8−4に表示する(ステップST277 )。これにより、ディスプレイ8−4に、2色目印刷ユニットの洗浄パターン1の洗浄パラメータの変更操作画面が表示される。
以下同様にして、印刷ユニット番号Pの表示部8mをタッチする毎に、ステップST274 での印刷ユニット番号Pがカウントアップされ、印刷ユニット番号Pの表示が「2」、「3」、「4」と切り替わり、3色目印刷ユニットの洗浄パターン1、4色目印刷ユニットの洗浄パターン1が表示されるものとなる。なお、ステップST274 での印刷ユニット番号Pのカウント値がP=4となれば、ステップST272 のYESに応じてステップST273 へ進み、P=0とされる。これにより、洗浄パラメータの変更操作画面は、1色目印刷ユニットの洗浄パターン1の変更操作画面に戻される。
〔第15の処理:リセット〕
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、リセットボタン8rをタッチすると(ステップST28のYES)、CPU8−1は第15の処理を行う(ステップST29)。図41に第15の処理のフローチャートを示す。この第15の処理において、CPU8−1は、メモリ8−9〜8−12から各色の洗浄パターン1〜4のプリセットデータ(洗浄パターン1〜4の洗浄パターンデータのデフォルト値)を読み出す(ステップST291 )。
洗浄パラメータの変更操作画面G1において、リセットボタン8rをタッチすると(ステップST28のYES)、CPU8−1は第15の処理を行う(ステップST29)。図41に第15の処理のフローチャートを示す。この第15の処理において、CPU8−1は、メモリ8−9〜8−12から各色の洗浄パターン1〜4のプリセットデータ(洗浄パターン1〜4の洗浄パターンデータのデフォルト値)を読み出す(ステップST291 )。
そして、読み出した洗浄パターン1のプリセットデータをパターン1データメモリ8−13に上書きし、洗浄パターン2のプリセットデータをパターン2データメモリ8−14に上書きし、洗浄パターン3のプリセットデータをパターン3データメモリ8−15に上書きし、 洗浄パターン4のプリセットデータをパターン4データメモリ8−15に上書きする(ステップST292 )。
そして、パターン番号メモリ8−5から洗浄パターン番号Nを読み出す(ステップST293 )。この場合、N=1を読み出す。次に、ユニット選択メモリ8−6から印刷ユニット番号Pを読み出す(ステップST294 )。この場合、P=1を読み出す。そして、洗浄パターン番号N=1に対応するパターンデータメモリとしてパターン1データメモリ8−13を特定し、このパターン1データメモリ8−13から洗浄パターン1の全色の洗浄パターンデータを読み出し、印刷機制御装置7へ転送する(ステップST295 )。これにより、印刷機制御装置7の洗浄パターンデータメモリ7−1に、洗浄パターン1の全色の洗浄パターンデータ(デフォルト値)が格納される。
また、CPU8−1は、洗浄パターン番号N=1に対応するパターンデータメモリとしてパターン1データメモリ8−13を特定し、このパターン1データメモリ8−13から印刷ユニット番号P=1によって特定される1色目の印刷ユニットの洗浄パターンデータを読み出し、その洗浄パターンデータの変更可能な洗浄パラメータをディスプレイ8−4に表示する(ステップST296 )。これにより、ディスプレイ8−4に、1色目印刷ユニットの洗浄パターン1の洗浄パラメータの変更操作画面が表示される。この洗浄パラメータの変更操作画面には洗浄パラメータのデフォルト値が表示される。
以上の説明から分かるように、本実施の形態では、中央制御装置8のディスプレイ8−4に表示された洗浄パラメータの変更操作画面において、印刷ユニットおよび洗浄パターンを指定して、スプレーインターバル1での布送り回数C1、スプレーインターバル2での布送り回数C2、初期布送り回数CT2、ユニット着時間t6、溶剤吐出時間t1、水吐出時間t8、吐出回数S1、総布送り回数CT1、乾燥時間t9、エアー噴射時間t2、ユニット脱時間t7などの洗浄パラメータを、洗浄条件に適合するようにオペレータが洗浄パラメータを適宜に変更することができるようになる。
なお、この実施の形態において、スプレーインターバル1での布送り回数C1やスプレーインターバル2での布送り回数C2、総布送り回数CT1、ユニット着時間t6、ユニット脱時間t7などは、ゴム胴5の洗浄に際してこのゴム胴5に接触させる洗浄布6iの接触に関する条件である。なお、この接触に関する条件において、布送り回数C1,C2,CT1は洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱回数と等しい。また、ユニット着時間t6は、厳密には洗浄布6iがゴム胴5に接触するまでの時間を含んでいるが、洗浄布6iのゴム胴5に対する1回の接触時間と略等しい。また、総布送り回数CT1からは、ゴム胴5の洗浄に際して使用する洗浄布6iの使用量が分かる。
また、吐出回数S1は、ゴム胴5の洗浄に際して供給する洗浄液の吐出回数を示している。すなわち、溶剤や水の吐出回数を示している。なお、この例では、溶剤と水を個別に吐出するようにしているが、溶剤と水とを混合した液体(溶剤+水)としてもよい。本実施の形態において、「洗浄液」とは、「溶剤」、「水」、「溶剤+水」を含む上位の概念である。また、溶剤吐出時間t1からは溶剤の供給量が分かり、水吐出時間t8からは水の供給量が分かる。
また、スプレーインターバル1での布送り回数C1やスプレーインターバル2での布送り回数C2、スプレーインターバル1や2でのユニット着時間t6,ユニット脱時間t7などは、ゴム胴7の洗浄に際して複数回行われる洗浄液供給の間におけるゴム胴5に接触される洗浄布6iの接触に関する条件である。なお、この接触に関する条件において、布送り回数C1,C2は、ゴム胴7の洗浄に際して複数回行われる洗浄液供給の間における洗浄布6iのゴム胴5に対する着脱回数と等しい。また、ユニット着時間t6は、ゴム胴7の洗浄に際して複数回行われる洗浄液供給の間における洗浄布6iのゴム胴5に対する1回の接触時間と略等しい。
また、乾燥時間t9は、洗浄液が付着しているゴム胴5を洗浄時よりも高速回転させて乾燥させる乾燥時間を示す。
また、初期布送り回数CT1は、ゴム胴5の洗浄に際して洗浄液を洗浄布6iに供給した後、この洗浄布をゴム胴5iに接触させるまでの間における洗浄布6iの送り量を示す。
また、初期布送り回数CT1は、ゴム胴5の洗浄に際して洗浄液を洗浄布6iに供給した後、この洗浄布をゴム胴5iに接触させるまでの間における洗浄布6iの送り量を示す。
また、この実施の形態において、洗浄パラメータを表示する表示手段とは、中央制御装置8のCPU8−1およびディスプレイ8−4を主要構成要素とし、洗浄パラメータの変更操作画面を表示するハードウェアとソフトウェアとが連携して行う機能により実現される。
また、洗浄パラメータを変更する変更手段とは、中央制御装置8のCPU8−1およびディスプレイ8−4を主要構成要素とし、洗浄パラメータの変更操作画面からのユーザの操作に従って印刷機制御装置7に転送した洗浄パラメータを変更するハードウェアとソフトウェアとが連携して行う機能により実現される。
また、変更された洗浄パラメータに基づいて洗浄を実行する洗浄手段とは、印刷機制御装置7のCPU7−1と洗浄装置6とを主要構成要素とし、書き替えられた洗浄パターンデータに基づいて洗浄装置6を用いてゴム胴5の洗浄を行うハードウェアとソフトウェアとが連携して行う機能により実現される。
また、洗浄パラメータを変更する変更手段とは、中央制御装置8のCPU8−1およびディスプレイ8−4を主要構成要素とし、洗浄パラメータの変更操作画面からのユーザの操作に従って印刷機制御装置7に転送した洗浄パラメータを変更するハードウェアとソフトウェアとが連携して行う機能により実現される。
また、変更された洗浄パラメータに基づいて洗浄を実行する洗浄手段とは、印刷機制御装置7のCPU7−1と洗浄装置6とを主要構成要素とし、書き替えられた洗浄パターンデータに基づいて洗浄装置6を用いてゴム胴5の洗浄を行うハードウェアとソフトウェアとが連携して行う機能により実現される。
なお、上述した実施の形態では、複数回洗浄液を吐出する場合、その洗浄液の吐出に際する溶剤吐出時間(溶剤の吐出量)t1を共通としたが、1回目の溶剤吐出時間t1と2回目以降の溶剤吐出時間t1とをユーザが任意に設定することができるようにしてもよい。例えば、図8に示した洗浄パターン1のタイムチャートにおいて、時刻T1での1回目の溶剤の吐出時間t1(=t11)と時刻T3での2回目の溶剤の吐出時間t1(=t12)とを変えるようにしてもよい。また、図14に示した洗浄パターン4のタイムチャートにおいて、時刻T1での1回目の溶剤の吐出時間t1(=t11)と時刻T3での2回目の溶剤の吐出時間t1(=t12)および時刻T5での3回目の溶剤の吐出時間t1(=t12)とを変えるようにしてもよい。
一般に、1回目の溶剤吐出を行って洗浄布による拭き取りを行うと、ゴム胴はかなりきれいになる。したがって、2回目以降の溶剤の吐出量は1回目よりも少なくてもよく、2回目以降の溶剤の吐出量を少なくすることによって溶剤および洗浄布を節約することができる。具体的には、2回目以降の溶剤吐出時間は、1回目の2/3程度に設定するとよい。この場合、図42に示すように、ディスプレイ8−4に表示される洗浄パラメータの変更操作画面に、1回目の溶剤吐出時間t11の表示部8f1と2回目以降の溶剤吐出時間t12の表示部8f2とを設ける。そして、表示部8f1において1回目の溶剤吐出時間t11の変更を可能とし、表示部8f2において2回目以降の溶剤吐出時間t12の変更を可能とする。
図43に1回目の溶剤吐出時間t11と2回目以降の溶剤吐出時間t12とを変更することができるようにした場合の印刷制御装置7の構成を示す。この場合、洗浄パターンデータメモリ7−11におけるパターンデータメモリSM1〜SM4に、洗浄パラメータとして1回目の溶剤吐出時間t11と2回目の溶剤吐出時間t12とが追加される。
図44に1回目の溶剤吐出時間t11と2回目以降の溶剤吐出時間t12とを変更することができるようにした場合の中央制御装置8の構成を示す。この場合、プリセットデータメモリ8−9〜8−12の各色のプリセットデータに、洗浄パラメータとして1回目の溶剤吐出時間t11と2回目の溶剤吐出時間t12とが追加される。また、パターンデータメモリ8−13〜8−16の各色の洗浄パターンデータに、洗浄パラメータとして1回目の溶剤吐出時間t11と2回目の溶剤吐出時間t12とが追加される。
図45に1回目の溶剤吐出時間t11と2回目以降の溶剤吐出時間t12とを変更することができるようにした場合の印刷機制御装置7が行う「溶剤吐出処理」のフローチャートを示す。この場合、吐出カウンタCNT2がカウントする吐出回数SがS=1であれば(ステップ902のYES)、1回目の溶剤吐出時間t11を洗浄パターンデータメモリ7−11のパターンデータメモリSM(SM1〜SM4)から読み出す(ステップ903)。吐出カウンタCNT2がカウントする吐出回数SがS=1でなければ(ステップ902のNO)、2回目以降のの溶剤吐出時間t12を洗浄パターンデータメモリ7−11のパターンデータメモリSM(SM1〜SM4)から読み出す(ステップ904)。また、吐出カウンタCNT2がカウントする吐出回数SがS=1であれば(ステップ909のYES)、1回目の溶剤吐出時間t11の経過を待って溶剤吐出バルブV2をオフする(ステップ912)。吐出カウンタCNT2がカウントする吐出回数SがS=1でなければ(ステップ909のNO)、2回目以降の溶剤吐出時間t12の経過を待って溶剤吐出バルブV2をオフする(ステップ912)。
また、本実施の形態において、図26のステップST1が本発明で言う表示ステップに相当し、図26のステップST2〜ST29が本発明で言う変更ステップに相当し、図16〜図23に示される印刷機制御装置8の動作ステップが本発明で言う洗浄ステップに相当する。なお、変更ステップはステップST4〜ST24のように個々の洗浄パラメータを変更するだけでなく、ステップST2,ST3のように洗浄パターンを切り替えたり、ステップST28,ST29のように変更した洗浄パターンをデフォルト値に戻すステップも含まれる。
また、本実施の形態では、表示手段としてのタッチパネル式のディスプレイ8−4に洗浄パラメータの名称とその値が表示されるので、オペレータが現在の洗浄パターンの値を容易に認識することができる。また、オペレータは、変更値を容易に決定することができるだけでなく、変更したい洗浄パラメータを容易に選択することができ、その結果、変更作業を簡単に行うことができる。
1…給紙装置、2…排紙装置、3(3−1〜3−4)…印刷ユニット、4(4−1〜4−4)…版胴、5(5−1〜5−4)…ゴム胴、6(6−1〜6−4)…洗浄装置、6c…駆動レバー、6e…洗浄ユニット、6g…洗浄ノズル、6i…洗浄布、6j…供給ロール、6m…巻取ロール、6p…洗浄布巻取り用のレバー、6q1,6q2…コロ、6r…1方向クラッチ、6s1,6s2…バネ、6t…定寸送り用のレバー、6v…ピン、6w…エアーシリンダ、7…印刷機制御装置、7−1…CPU、7−2…RAM、7−3…ROM、7−4…洗浄開始ボタン、7−5…ロータリエンコーダ、7−6…モータドライバ、7−11…洗浄パターンデータメモリ、SM1…1色目パターンデータメモリ、SM2…2色目パターンデータメモリ、SM3…3色目パターンデータメモリ、SM4…4色目パターンデータメモリ、V1…ユニット着脱バルブ、V2…溶剤吐出バルブ、V3…水吐出バルブ、V4…エアー噴射バルブ、TM…タイマ、CNT1…ユニット着脱カウンタ、CNT2…吐出カウンタ、CNT3…総布送りカウンタ、8…中央制御装置、8−1…CPU、8−2…RAM、8−3…ROM、8−4…タッチパネル式のディスプレイ、8−5…パターン番号メモリ、8−6…ユニット選択メモリ、8−9…パターン1プリセットデータメモリ、8−10…パターン1プリセットデータメモリ、8−11…パターン3プリセットデータメモリ、8−12…パターン4プリセットデータメモリ、8−13…パターン1データメモリ、8−14…パターン2データメモリ、8−15…パターン3データメモリ、8−16…パターン4データメモリ、G1…洗浄パラメータの変更操作画面、8a〜8k,8m,8n…表示部、8p…テンキー、8q…確定キー、8r…リセットボタン、9…圧胴、10…渡胴、11…溶剤タンク、12…加圧空気源、13…水タンク、14,15,16…分流器、VA,VB,VC…逆止弁、FG…集流器。
Claims (24)
- 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、
前記洗浄パラメータを表示する表示ステップと、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更ステップと、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際してこの回転体に接触させる洗浄ウエブの接触に関する条件を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 請求項1に記載された印刷機の洗浄方法において、
前記接触に関する条件は、前記洗浄ウエブの前記回転体に対する接触時間を少なくとも含むことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 請求項1に記載された印刷機の洗浄方法において、
前記接触に関する条件は、前記洗浄ウエブの前記回転体に対する着脱回数を少なくとも含むことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、
前記洗浄パラメータを表示する表示ステップと、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更ステップと、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して供給する洗浄液の供給回数を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、
前記洗浄パラメータを表示する表示ステップと、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更ステップと、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して複数回行われる洗浄液供給の間における前記回転体に接触させる洗浄ウエブの接触に関する条件を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 請求項5に記載された印刷機の洗浄方法において、
前記接触に関する条件は、前記洗浄ウエブの前記回転体に対する接触時間を少なくとも含むことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 請求項5に記載された印刷機の洗浄方法において、
前記接触に関する条件は、前記洗浄ウエブの前記回転体に対する着脱回数を少なくとも含むことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、
前記洗浄パラメータを表示する表示ステップと、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更ステップと、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して使用する洗浄ウエブの使用量を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、
前記洗浄パラメータを表示する表示ステップと、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更ステップと、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して供給する洗浄液の供給量を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、
前記洗浄パラメータを表示する表示ステップと、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更ステップと、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄後、洗浄液が付着している前記回転体を洗浄時よりも高速回転させて乾燥させる乾燥時間を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、
前記洗浄パラメータを表示する表示ステップと、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更ステップと、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して洗浄液を洗浄ウエブに供給した後、この洗浄ウエブを前記回転体に接触させるまでの間における前記洗浄ウエブの送り量を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄方法において、
前記洗浄パラメータを表示する表示ステップと、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更ステップと、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄ステップとを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して複数回供給する洗浄液の1回目の供給量および2回目以降の供給量を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄方法。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄装置において、
前記洗浄パラメータを表示する表示手段と、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更手段と、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄手段とを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際してこの回転体に接触させる洗浄ウエブの接触に関する条件を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 請求項13に記載された印刷機の洗浄装置において、
前記接触に関する条件は、前記洗浄ウエブの前記回転体に対する接触時間を少なくとも含むことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 請求項13に記載された印刷機の洗浄装置において、
前記接触に関する条件は、前記洗浄ウエブの前記回転体に対する着脱回数を少なくとも含むことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄装置において、
前記洗浄パラメータを表示する表示手段と、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更手段と、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄手段とを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して供給する洗浄液の供給回数を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄装置において、
前記洗浄パラメータを表示する表示手段と、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更手段と、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄手段とを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して複数回行われる洗浄液供給の間における前記回転体に接触させる洗浄ウエブの接触に関する条件を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 請求項17に記載された印刷機の洗浄装置において、
前記接触に関する条件は、前記洗浄ウエブの前記回転体に対する接触時間を少なくとも含むことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 請求項17に記載された印刷機の洗浄装置において、
前記接触に関する条件は、前記洗浄ウエブの前記回転体に対する着脱回数を少なくとも含むことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄装置において、
前記洗浄パラメータを表示する表示手段と、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更手段と、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄手段とを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して使用する洗浄ウエブの使用量を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄装置において、
前記洗浄パラメータを表示する表示手段と、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更手段と、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄手段とを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して供給する洗浄液の供給量を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄装置において、
前記洗浄パラメータを表示する表示手段と、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更手段と、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄手段とを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄後、洗浄液が付着している前記回転体を洗浄時よりも高速回転させて乾燥させる乾燥時間を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄装置において、
前記洗浄パラメータを表示する表示手段と、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更手段と、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄手段とを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して洗浄液を洗浄ウエブに供給した後、この洗浄ウエブを前記回転体に接触させるまでの間における前記洗浄ウエブの送り量を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄装置。 - 洗浄パラメータに基づいて回転体を洗浄する印刷機の洗浄装置において、
前記洗浄パラメータを表示する表示手段と、
表示された前記洗浄パラメータを変更する変更手段と、
変更された前記洗浄パラメータに基づいて前記回転体の洗浄を実行する洗浄手段とを有し、
前記洗浄パラメータは、前記回転体の洗浄に際して複数回供給する洗浄液の1回目の供給量および2回目以降の供給量を少なくとも含む
ことを特徴とする印刷機の洗浄装置。
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