JPH0764053B2 - 輪転機の液体供給ローラー自動洗浄方法及び装置 - Google Patents

輪転機の液体供給ローラー自動洗浄方法及び装置

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JPH0764053B2
JPH0764053B2 JP63309693A JP30969388A JPH0764053B2 JP H0764053 B2 JPH0764053 B2 JP H0764053B2 JP 63309693 A JP63309693 A JP 63309693A JP 30969388 A JP30969388 A JP 30969388A JP H0764053 B2 JPH0764053 B2 JP H0764053B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F35/00Cleaning arrangements or devices

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Description

【発明の詳細な説明】 a)産業上の利用分野 この発明は、オフセット印刷に必要とされる液体すなわ
ちインキ及び湿し水をそれぞれ版胴上の刷版に供給する
ためのインキ供給経路及び湿し水供給経路を自動洗浄す
る方法及び装置に関し、より詳言すれば、従来、その自
動化が実現されなかった湿し水供給経路の自動洗浄を達
成する方法及び装置に関する。
b)従来の技術 輪転機を稼動して印刷を進める場合に、インキ供給系の
ローラーにゴミや紙粉等の異物が付着し、それらが原因
となって、印刷紙上にカスレや抜けなどが生じ、品質の
低下を招く。そこで、それを発見する都度、または、あ
る時間が経過する度ごとに定期的に、インキ供給経路を
形成するローラー群の周面を洗浄する必要が生ずる。
インキ供給経路を形成するローラー群の周面を洗浄する
従来周知の手順は、大略、次の通りである。すなわち、 (1)先ず、インキの供給を絶つために、インキ供給元
ローラーまたはインキポンプの作動を止め、 (2)次に、胴抜き、つまり、各胴の連接を解き、版胴
上の刷版からインキ着けローラーを離し、 (3)更に、廃液回収トレイを備えた掻落し用のドクタ
ーブレードの刃先を各胴に押しつけ、 (4)インキ供給経路中の所定の部位に洗浄用溶剤を供
給しながら、各胴を回転させる。
(5)すると、溶剤によって緩んだインキ及びその中に
混入したゴミ、紙粉等の異物が前記ドクターブレードで
掻き取られ、廃液回収部に排出される。
(「新聞印刷印刷編改訂版」社団法人日本新聞協会昭和
55年10月31日発行第209頁左欄第3〜15行目、第251頁左
欄第28〜右欄第4行目、及び、「オフセット印刷機」日
本印刷新聞社昭和59年6月25日発行第108頁第10〜18行
目参照) 更に、前記一連の洗浄手段がシーケンス制御手段によっ
て自動化されることも公知である(特公昭55−6066、特
公昭57−24218、特開昭62−151343参照)。
他方において、印刷の終了時やインキの色換え時には、
前術したインキ供給経路を形成するローラー群の周面洗
浄に加えて、湿し水供給経路を形成するローラー群の周
面をも洗浄することが要請される。それは、インキ成分
の混色予防と、湿し水供給経路の感脂化に伴なって生じ
る撥水現象の排除を行なうために必要とされる。
湿し水供給経路を形成する各ローラーの周面を洗浄する
従来周知の手法は、次の通りである。すなわち、 (1)所定の印刷部数または稼動時間ごとに湿し水着け
ローラーを輪転機から取り外す。
(2)公知のローラー洗浄機、または、手作業にて、そ
のローラーを洗浄する。
(前記「新聞印刷印刷編改訂版」第217頁第19〜29行目
参照) c)発明が解決しようとする課題 前述したように、インキ及び湿し水の供給系に関する洗
浄の自動化は、インキ供給経路において既に実施されて
いるものの、湿し水供給経路においては、専ら、作業員
の手作業に頼っており、しかも、水着けローラーの着脱
作業を伴なうため、時間と手数がかかり、着脱を省略
し、取付位置で作業をする場合もある。
ところが、湿し水供給経路の取付位置が輪転機内の入り
組んだ奥所にあることが多く、作業員は、窮屈な姿勢や
危険な姿勢で洗浄払拭作業を強いられるばかりでなく、
洗浄廃液の流出によって衣服が汚れるなど、作業条件が
悪く、肉体的精神的な不快感を招き、作業能率が上がら
ない憂いがあった。
その結果、インキの色換え時や印刷終了時でも、印刷品
質がよほど低下しないかぎり、湿し水供給経路の洗浄作
業が軽視省略される傾向にあり、そのような度重なる省
略がローラーの感脂化を早め、寿命を縮める結果を招い
た。
この発明の目的は、インキ供給経路の自動洗浄に関連さ
せて湿し水供給経路の自動洗浄をも可能ならしめ得べ
き、作業能率良好にして、高品質の印刷が維持され、湿
し水供給経路の保守管理が良好な輪転機の液体供給ロー
ラー自動洗浄方法及び装置を提供することである。
d)課題を解決するための手段とその作用 この発明による輪転機の液体供給ローラー自動洗浄方法
は、オフセット輪転機において、まず、インキの供給を
停止し、版胴に隣接する少くともインキ供給ローラーを
当該版胴から離し、インキ供給経路中の所定の部位に対
して洗浄用溶剤を供給し、インキ供給ローラーを回転さ
せてインキ供給経路を洗浄し、次に、版胴に隣接するイ
ンキ供給用及び湿し水供給用の各ローラーを当該版胴に
当接し、前記インキ供給経路から前記版胴上の刷版を経
由して湿し水供給経路へ前記洗浄用溶剤を供給して湿し
水供給経路を洗浄し、更に、前記湿し水供給経路中に生
じた洗浄廃物を前記版胴上の刷版を経由して前記インキ
供給経路で回収するものである。
更に、この発明による輪転機の液体供給ローラー自動洗
浄装置は、インキ供給停止手段と、インキ供給経路中の
所定の部位への洗浄用溶剤供給手段と、インキ供給経路
中の所定の部位に設けた洗浄廃物回収手段と、版胴に隣
接するインキ供給用及び湿し水供給用の各ローラーの当
該版胴に対する個別的接離手段と、当該輪転機を制御運
転する主駆動制御手段と、を備えたオフセット輪転機に
おいて、前記各手段の駆動部に所定の順序、すなわち、
インキ供給の停止、インキ供給ローラーの版胴からの隔
離、洗浄用溶剤の供給、インキ供給ローラーの制御回
転、インキ供給ローラー及び湿し水供給ローラーの版胴
への接触の順序で作動信号を発する作動指令手段と、そ
の作動指令手段を起動する起動指令手段と、を設けて、
インキ供給経路の洗浄の後、湿し水供給経路を洗浄し、
洗浄廃液をインキ供給経路で回収するものである。
e)実施例 先ず、この発明の具体的実施構成例を第1図及び第2図
に従って詳述する。
第1図で示すオフセット輪転印刷機(以下、輪転機とい
う)は、互いに接離する左右一体のブランケット胴BC,B
Cと、それらにそれぞれ協動する各版胴PC,PCと、それら
の各版胴にインキを供給するインキ供給経路IT,ITと、
湿し水を供給する湿し水供給経路DT,DTとからなり、し
かして、そのインキ供給経路ITは、インキ供給元例えば
インキポンプIPと、そのポンプに連結配管されたインキ
レールIR、そのインキレールと相対する第1インキシリ
ンダ−FCを最上流とし、版胴PC上の刷版(図示せず)に
隣接するインキ着けローラーF1,F2を最下流とする一連
のローラーによって構成され、他方において、湿し水供
給経路DTは、湿し水供給元例えば湿し水ファウンテンDF
と、その湿し水中に一部を浸漬するファウンテンローラ
ーFRと、それに接して回転するブラシローラーBRとを最
上流とし、前記版胴PC上の刷版(図示せず)に隣接する
湿し水着けローラーDRを最下流とする一連のローラーに
よって構成される。
前記インキ供給経路ITの細部の構成は次の通りである。
前記インキポンプIPの図示しない駆動軸にクラッチ1を
設けて、その係脱により、インキレールIRへのインキ供
給とその停止を可能にし、インキレールIRは、例えば流
体圧シリンダーのごとき開閉駆動体2とその駆動力伝達
部(図示しないアームまたはリンク)とによって、支軸
3を中心に角変位可能に取り付けられている。前記イン
キ着けローラーF1,F2は、例えば流体圧シリンダーの如
き駆動体4とその駆動力伝達部(図示しないアームまた
はリンク)とによって、第2インキシリンダーSCの軸を
中心に揺動可能に取り付けられており、その作用によっ
て、前記版胴PC上の図示しない刷版に対して接離が可能
となる。洗浄用溶剤供給手段5は、インキ供給路ITの適
宜な部位、例えばローラーRRの長手方向に沿って例えば
複数の供給用ノズル(図示せず)を並設したものからな
る。洗浄廃物回収手段は、ドクター6とそれに付設され
た回動可能な樋7とからなり、前記ドクター6は前記第
1インキシリンダーFCの周面にその刃先が接離されるよ
うに、例えば流体圧シリンダーのごとき回動駆動体8と
その駆動力伝達部(図示しないアームまたはリング)と
によって、動かされる。なお、ドクター6と樋7との関
係について、図示の実施例は、一体型を示すが、両者を
上下に離して設けることも可能である。また、回収用の
樋7内に自動排出手段を設けて洗浄廃物を外部に強制排
出することも可能である。
前記湿し水着けローラーDRは、例えば流体圧シリンダー
のごとき駆動体9とその駆動力伝達部(図示しないアー
ムまたはリンク)とによって、湿し水シリンダーDCの軸
を中心に揺動可能に取り付けられており、その作用によ
って、前記版胴PC上の図示しない刷版に対して接離が可
能となる。
さて、前記インキポンプIPへのインキの供給と停止用ク
ラッチ1、前記インキレールIRの開閉駆動体2、前記イ
ンキ着けローラーF1,F2の版胴PCに対する接離駆動体
4、洗浄用溶剤供給手段5、前記ドクター6の回動駆動
体8、及び、湿し水着けローラーDRの版胴PCに対する接
離駆動体9は、いずれも、流体圧切換バルブ等による作
動切換部(図示せず)を備えてそれぞれそれに連結し、
これらの作動切換部は作動指令手段10に連結され、この
作動指令手段10は主駆動制御部13、及び起動指令手段11
に連結される。更に、前記主駆動制御部13を輪転機運転
手段14と連結し、その輪転機運転手段14を前記起動指令
手段11と連結する。なお、前記起動指令手段11には指定
指令手段12が併設される。しかし、この指定指令手段12
は独立して別個に設けることも可能である。
次に、この発明におけるローラーの自動洗浄手段につい
て、印刷終了時及びインキ色換え時における洗浄と、印
刷途中における洗浄とに分けて以下に説明する。
(A)印刷終了時及びインキ色換え時におけるローラー
の自動洗浄手段 (1)作業者は、図示しない主電源スイッチの「入」を
確認(念のため)、 (2)各版胴PCとその協動ブランケット胴BCの相互離
隔、及び、前記版胴PCに隣接するインキ着けローラーF
1,F2と湿し水着けローラーDRの当該版胴PCからの離隔を
確認(念のため)、 (3)輪転機運転手段14の図示しない運転スイッチを押
し下げて、オフセット輪転機の運転を、主駆動制御部13
経由にて低速作動状態に移行させる一方、この運転スイ
ッチの押下げにより起動指令手段11及び指定指令手段12
(例えば選択スイッチ)が入力状態(入力灯24の点灯表
示)となる。
(4)次に、指定指令手段12のスイッチで「刷了」を選
択指定し、続いて、起動指令手段11の洗浄スイッチ21を
押し下げ、作動開始信号を作動指令手段10へ送る。な
お、洗浄スイッチ21及び後述するリピートスイッチ22は
「入」状態で点灯を表示される照光型スイッチとするこ
とが望ましい。
(5)前記指定指令手段12の指定指令と起動指令手段11
の作動開始信号とを入力した作動指令手段10は、例え
ば、第3図で示すように、一連の作動指令信号を順次発
信し、ローラーの自動洗浄をシーケンス制御する。すな
わち、 インキポンプ駆動軸のクラッチ1を離してインキポ
ンプIPの作動を停止することによって、インキの供給を
停止し、 主駆動制御部13を介してオフセット輪転印刷機(輪
転機)の作動速度を徐々に加速し、 開閉駆動体2を「開」のむきに作動してインキレー
ルIRを解放(第1図実線位置)し、 洗浄用溶剤供給手段5を所定時間だけ作動して洗浄
用溶剤を供給し、 前記の所定時間中に所定速度に達したオフセット
輪転印刷機(輪転機)の加速を主駆動制御部13を介して
停止し、前記所定速度による作動を継続するとともに、
回転駆動体8を作動して、回動樋7に付設したドクター
6を第1インキシリンダーFC周面に当接(第1図実線位
置)させ、洗浄廃物、例えば、残留インキ等の混じった
洗浄廃液を、ドクター6の誘導で回動樋7内に回収し、 洗浄廃物の回収に十分な設定時間の経過後、回動駆
動体8を、前記とは逆むきに作動して、ドクター6を
第1インキシリンダーFC周面から離隔(第1図二点鎖線
位置)して前記回収を終了し、 再度洗浄用溶剤供給手段5を所定時間だけ作動して
洗浄用溶剤を供給し、 インキ着けローラー接離駆動体4、及び、湿し水着
けローラー接離駆動体9を、それぞれ、インキ着けロー
ラーF1,F2、及び、湿し水着けローラーDRが、版胴PC上
の刷版(図示せず)に当接(第1図二点鎖線位置)する
むきに作動して、インキ供給経路ITに供給された洗浄用
溶剤が前記刷版を介して湿し水供給経路DTに供給される
ようにしてこれを洗浄し、 再度、回動駆動体8を前記と同じむきに作動し
て、湿し水供給経路DTを洗浄した洗浄廃物、例えば、湿
し水供給経路内に混入したインキ成分等の混じった洗浄
廃液を、ドクター6の誘導によって回動樋7内に回収
し、 主駆動制御部13を介してオフセット輪転印刷機(輪
転機)の作動速度を徐々に減速し、 再度回動駆動体8を前記とは逆むきに作動して前
記洗浄廃物の回収を終了し、 湿し水着けローラー接離駆動体9、及び8インキ着
けローラー接離駆動体4を、それぞれ、前記とは逆む
きに作動して湿し水着けローラーDR、及び、インキ着け
ローラーF1,F2を版胴PC上の刷版(図示せず)から離隔
(第1図実線位置)し、 オフセット輪転印刷機(輪転機)が起動時の速度に
達したら主駆動制御部13を介して減速を停止し、前記起
動時の速度による作動を継続するとともに、開閉駆動体
2を前記とは逆むきに作動してインキレールIRを閉鎖
(第1図二点鎖線位置)する、 なお、この自動洗浄において、前記作動のととが、
また、作動とととが、それぞれ一部同時に行われ
ても良い。
(6)以上のシーケンス制御による自動洗浄の結果が満
足し得ない場合は、作業者は、起動指令手段11にリピー
トスイッチ22を押し下げ、前記乃至の作動を、再
度、作動指令手段10によるシーケンス制御によって繰り
返すことができる。
(7)前記自動洗浄の結果が満足し得る場合は、作業者
は、起動指令手段11の停止スイッチ23を押し下げ、自動
洗浄を終了する。停止スイッチ23の押し下げにより、イ
ンキポンプ駆動軸のクラッチ1が連結される。
(8)自動洗浄を終了したら、輪転機運転手段14の運転
停止スイッチ(図示せず)を押し下げてオフセット輪転
印刷機(輪転機)を停止する。この運転停止スイッチの
押し下げにより、起動指令手段11および指定指令手段12
が断絶状態(入力灯24が消灯)となる。
(9)他の全ての作業の終了を確認し、主電源スイッチ
(図示せず)を切る。
(B)印刷途中におけるローラーの自動洗浄 (1)作業者は、指定指令手段12を「中途」側に操作し
て、作動指令手段11に「中途」指定指令を発する。
(2)その他は、前記(A)と同様のスイッチ操作を
し、それらの操作を受けて、作動指令手段10は、前記
(A)のからの作動のうち、湿し水供給経路DTの洗
浄に関係するを除いた作動をシーケンス制御
によって行なう。
なお、前記指定指令手段12に図示しない選択スイッチを
設け、そのスイッチの選択指定により、右側版胴に属す
る右側液体供給ローラー群RSまたは、左側版胴に属する
左側液体供給ローラー群LSのいずれか一方または双方を
選択指定できる構成としても良い。
また、前記からまでの作動順序は、それと同様の洗
浄効果が得られる範囲内において変更することも可能で
ある。
前記作動において、湿し水供給経路の洗浄時には、ファ
ウンテンローラーFR、及びブラシローラーBRを作動させ
ない。
更にまた、刷了洗浄時に、ブランケット表面の洗浄にも
行えるように改変することも可能である。すなわち、刷
了洗浄時に、オフセット輪転印刷機に通常設けられてい
る印刷胴の接離手段(図示せず)を作動して版胴PCおよ
びブランケット胴BCを当接し、版胴PC上の刷版(図示せ
ず)を介してブランケット胴BC上のブランケット(図示
せず)表面に洗浄用溶剤を供給するとともに、その洗浄
廃物を、前記回動樋7により回収する、および/また
は、印刷料紙(図示せず)により前記ブランケット表面
から直接除去することもできる。このブランケット表面
の洗浄は、刷了洗浄において、インキ供給経路ITの洗浄
後において、なるべく湿し水供給経路DTの洗浄とは別個
に、作動指令手段10のシーケンス制御下に行うことが望
ましい。
この発明は、以上に記載した実施例に限定されるもので
なく、請求項に記載される範囲内におけるあらゆる設計
上ならびに操作上の改変にも及ぶものである。
f)発明の効果 以上詳述したように、この発明は、湿い水供給経路DTの
洗浄の自動化について、それを他と無関係に単独で解決
せず、インキ供給経路ITの自動洗浄との関連においてそ
れを解決するように企画し、しかも、双方の経路の同時
一斉洗浄とせず、インキ供給経路ITの自動洗浄完了後、
湿し水供給経路DTの自動洗浄を実施するようにシーケン
ス制御のプログラムを組むように構成した。従って、イ
ンキ色換え時や印刷終了時に行なう刷了洗浄において、
先ずインキ供給経路の残留インキを一切除去してクリー
ンにした後に湿し水供給経路の自動洗浄に移行するよう
にしたので、洗浄用溶剤がインキ供給系からの版胴の刷
版経由にて湿し水供給経路に供給されてもそれによって
インキ供給経路中に存在した洗浄廃物で汚されるおそれ
がなく、洗浄の実をあげることができる。しかも、湿し
水供給経路から出された洗浄廃物が版胴の刷版経由にて
インキ供給経路へ移って回収されるので、洗浄廃物の回
収が確実、かつ、短時間で処理される。それ故従来、湿
し水供給経路の洗浄手作業によって生じた肉体的精神的
不快感から作業員を解放し得る。
更に、刷了洗浄時にブランケット表面の洗浄も行なうよ
うにする場合には、一般的によく使用されているブラン
ケット洗浄専用の洗浄手段(いわゆる、ブランケット洗
浄装置)の設置を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の1実施例を示す概略構成図、 第2図は、第1図右下部の起動指令手段11の拡大正面
図、 第3図は、第1図の実施例の作動例を示すフローチャー
ト、 第4図は、印刷終了時およびインキ色換え時における洗
浄を第3図で示すフローチャートに従った制御タイムチ
ャート、 第5図は、印刷途中における洗浄を第3図で示すフロー
チャートに従って制御タイムチャートである。 1……クラッチ、2……開閉駆動体、 3……支軸、 4……インキ着けローラー接離駆動体、 5……洗浄用溶剤供給手段、 6……ドクター、 7……回転樋(洗浄廃物回収手段)、 8……回動駆動体、 9……湿し水着けローラー接離駆動体、 10……作動指令手段、 11……起動指令手段、 12……指定指令手段、 13……主駆動制御部、 14……輪転機運転手段、 21……洗浄スイッチ、 22……リピートスイッチ、 23……停止スイッチ、 24……入力灯、 PC……版胴、BC……ブランケット胴、 IT……インキ供給経路、 DT……湿し水供給経路、 RS……右側液体供給ローラー群、 LS……左側液体供給ローラー群、 IP……インキポンプ、 IR……インキレール、 F1,F2……インキ着けローラー、 DF……湿し水ファウンテン、 FR……ファウンテンローラー、 BR……ブラシローラー、 DR……湿し水着けローラー、 FC……第1インキシリンダー、 SC……第2インキシリンダー、 RR……ローラー、 DC……湿し水シリンダー、 MM……主駆動機。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフセット輪転機において、まず、インキ
    の供給を停止し、版胴に隣接する少くともインキ供給ロ
    ーラーを当該版胴から離し、インキ供給経路中の所定の
    部位に対して洗浄用溶剤を供給し、インキ供給ローラー
    を回転させてインキ供給経路を洗浄し、次に、版胴に隣
    接するインキ供給用及び湿し水供給用の各ローラーを当
    該版胴に当接し、前記インキ供給経路から前記版胴上の
    刷版を経由して湿し水供給経路へ前記洗浄用溶剤を供給
    して湿し水供給経路を洗浄し、更に、前記湿し水供給経
    路中に生じた洗浄廃物を前記版胴上の刷版を経由して前
    記インキ供給経路で回収することを特徴とする輪転機の
    液体供給ローラー自動洗浄方法。
  2. 【請求項2】インキの供給停止手段と、 インキ供給経路中の所定の部位への洗浄用溶剤供給手段
    と、 インキ供給経路中の所定の部位に設けた洗浄廃物回収手
    段と、 版胴に隣接するインキ供給用及び湿し水供給用の各ロー
    ラーの当該版胴に対する個別的接離手段と、 当該輪転機を制御運転する主駆動制御手段と、 を備えたオフセット輪転機において、 前記各手段の駆動部に所定の順序、すなわち、インキ供
    給の停止、インキ供給ローラーの版胴からの隔離、洗浄
    用溶剤の供給、インキ供給ローラーの制御回転、インキ
    供給ローラー及び湿し水供給ローラーの版胴への接触の
    順序で作動信号を発する作動指令手段と、 その作動指令手段を起動する起動指令手段と、 を設けて、インキ供給経路の洗浄の後、湿し水供給経路
    を洗浄し、洗浄廃液をインキ供給経路で回収することを
    特徴とする輪転機の液体供給ローラー自動洗浄装置。
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