JP2005063819A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放電灯の点灯移行制御を確実に行うとともに、そのために小型化や低コスト化に支障を来さないようにする。
【解決手段】 放電灯点灯回路1は、直流入力を受けて交流変換及び昇圧を行う直流−交流変換回路3と、起動回路4を備え、制御手段6によって該直流−交流変換回路3の出力する電力を制御する。直流−交流変換回路3が交流変換用トランス7とスイッチング素子5H、5L、共振用コンデンサ8を有しており、制御手段6によってスイッチング素子を駆動して、共振用コンデンサ8と交流変換用トランス7の漏れインダクタンス成分若しくは該共振用コンデンサに接続されたインダクタンス素子9とを直列共振させる。放電灯10の消灯時における共振周波数を「f1」と記すとき、放電灯の点灯前に印加される無負荷時出力電圧に関して、スイッチング素子の駆動周波数をf1から外れた周波数値に規定してから徐々にf1に近づける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直流−交流変換回路を備え、高周波化に適した放電灯点灯回路において、回路損失を抑え、放電灯を安全に定常点灯状態へと移行させるための技術に関する。
メタルハライドランプ等の放電灯の点灯回路には、DC−DCコンバータの構成をもった直流電源回路と、直流−交流変換回路(インバータ)、起動回路(スタータ)を備えた構成が知られており、例えば、バッテリからの直流電圧を直流電源回路において所望の電圧に変換した後で、後段の直流−交流変換回路にて交流出力に変換し、これに起動用信号(所謂スタータパルス)を重畳して放電灯に供給する(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、2段階の電圧変換(直流電圧変換と直流−交流変換)を行う構成形態において、回路規模が大きくなると小型化に適さなくなるため、直流−交流変換回路における1段階の電圧変換により昇圧された出力を放電灯に供給するようにした構成が用いられる(例えば、特許文献2参照。)。
そして、放電灯が点灯する前(消灯時)の無負荷時出力電圧(以下、「OCV」という。)を制御して、放電灯に起動用信号を発生させて該放電灯に印加することにより点灯させた後、定常点灯状態へと移行させるために直流−交流変換回路に係る駆動制御(スイッチング制御)が行われる。
特開平7−142182号公報
特開平7−169583号公報
ところで、従来の点灯回路では、放電灯の消灯時(無負荷状態)の損失が回路効率の悪化原因となり、また、放電灯をスムーズかつ確実に安定な点灯状態へと移行させることが難しいか又は複雑な制御構成が必要となる等の問題がある。
そこで、本発明は、放電灯の点灯移行制御を確実に行うとともに、そのために小型化や低コスト化に支障を来さないようにすることを課題とする。
本発明は、直流入力を受けて交流変換及び昇圧を行う直流−交流変換回路と、放電灯に起動用信号を供給するための起動回路を備え、制御手段によって該直流−交流変換回路の出力する電力を制御して放電灯の点灯制御を行う放電灯点灯回路において、下記に示す構成を有するものである。
・直流−交流変換回路が交流変換用トランスと複数のスイッチング素子及び共振用コンデンサを有しており、制御手段によって該スイッチング素子を駆動することにより共振用コンデンサと上記交流変換用トランスのインダクタンス成分若しくは該共振用コンデンサに接続されたインダクタンス素子とを直列共振させること。
・上記スイッチング素子の駆動周波数を制御し、交流変換用トランスの一次側に発生する共振電圧を昇圧して二次側から上記放電灯に電力供給を行うこと。
・放電灯の消灯時における共振周波数を「f1」と記し、上記放電灯の点灯時における共振周波数を「f2」と記すとき、放電灯の点灯前に該放電灯に印加されるOCV(無負荷時出力電圧)に関して、駆動周波数をf1から外れた周波数値に規定してから徐々にf1に近づけるようにスイッチング制御を行うこと。
従って、本発明によれば、放電灯が点灯する前の無負荷時(消灯時)に駆動周波数を共振周波数f1に近づけることでOCVを高めることができ、しかもそのために複雑な制御を必要としない。
本発明によれば、スイッチング素子の駆動周波数の制御によって、放電灯の点灯移行制御を確実に行うことができ、また、小型化や低コスト化を実現することができる。
そして、上記駆動周波数を上記f1より高周波側から減少させてf1に近づけるように制御する場合には、例えば、駆動周波数がAM帯等に長時間停留しないので、ラジオノイズ等による外部への影響を回避することができる。尚、点灯回路への電源投入直後や、放電灯が一旦点灯してから消灯した直後において、スイッチング素子の駆動周波数を上記f2よりも高い周波数値に規定すると、点灯回路への電源投入直後に放電灯を点灯させる場合と、放電灯が一旦点灯してから消灯したために再び点灯させる場合とで点灯移行制御を同内容にすることができ、回路構成が簡素化される。
また、上記駆動周波数の初期値をゼロ又は上記f1よりも低い値にして低周波側から駆動周波数を増加させてf1に近づけるように制御する場合には、スイッチング素子の動作停止状態又はf1よりも充分に低い周波数から駆動周波数を上げていけば良いので、回路規模の小型化に適している。
放電灯の消灯時においてOCVの制御開始から一定時間が経過した後には、放電灯の点灯又は消灯状態の如何に関わらず、上記駆動周波数を上記f2よりも高い周波数領域へと一時的に移行させることが好ましい。電力損失の大きいf1付近での滞在期間が制限されるので、放電灯の点灯確実性の向上と、回路負担の軽減とを両立させたい場合に有効である。その場合に、OCVを予め決められた電圧まで昇圧させるための第一の期間及び該期間の後に上記駆動周波数を一定値に固定した第二の期間を経て該駆動周波数を上記f2よりも高い周波数に規定する形態を採用すると、両期間を含めた期間長を予め規定することができる。また、OCVを予め決められた電圧まで昇圧させた時点から上記駆動周波数を一定値に固定した期間を経て該駆動周波数を上記f2よりも高い周波数に規定する形態を採用する場合には、駆動周波数を一定値に固定した期間の長さを正確に規定することができる。
図1は本発明に係る基本構成例を示すものであり、放電灯点灯回路1は、直流電源2から電源供給を受ける直流−交流変換回路3と起動回路4を備えている。
直流−交流変換回路3は、バッテリ等から直流入力を受けて交流変換及び昇圧を行うために設けられている。本例では、2つのスイッチング素子5H、5Lと、それらを駆動してスイッチング制御を行う制御手段6を備えている。つまり、高段側のスイッチング素子5Hの一端が電源端子に接続され、該スイッチング素子の他端が低段側のスイッチング素子5Lを介して接地されており、制御手段6によって各素子5H、5Lが交互にオン/オフされる。尚、図では、素子5H、5Lを単にスイッチの記号で示しているが、電界効果トランジスタ(FET)やバイポーラトランジスタ等の半導体スイッチング素子が用いられる。
直流−交流変換回路3は交流変換用トランス7を有しており、その一次側回路と二次側回路とが絶縁された構造をもっている。そして、本例では、共振用コンデンサ8と、インダクタ又はインダクタンス成分との共振現象を利用した回路構成が用いられている。つまり、構成形態としては、例えば、下記の3通りが挙げられる。
(I)共振用コンデンサ8とインダクタンス素子との共振を利用した形態
(II)共振用コンデンサ8と交流変換用トランス7のリーケージ(漏れ)インダクタンスとの共振を利用した形態
(III)共振用コンデンサ8と、インダクタンス素子及び交流変換用トランス7のリーケージインダクタンスとの共振を利用した形態。
先ず、上記(I)では、共振用コイル等のインダクタンス素子9を付設し、例えば、該素子の一端を共振用コンデンサ8に接続して、該コンデンサをスイッチング素子5Hと5Lとの接続点に接続する。そして、インダクタンス素子9の他端を交流変換用トランス7の一次巻線7pに接続した構成が挙げられる。
また、上記(II)では、交流変換用トランス7のインダクタンス成分9を利用することで、共振用コイル等の追加が不要である。つまり、共振用コンデンサ8の一端をスイッチング素子5Hと5Lとの接続点に接続し、該コンデンサの他端を交流変換用トランス7の一次巻線7pに接続すれば良い。
上記(III)では、インダクタンス素子9とリーケージインダクタンスとの直列合成リアクタンスを用いることができる。
いずれの形態でも、共振用コンデンサ8と誘導性要素(インダクタンス成分やインダクタンス素子)との直列共振を利用し、スイッチング素子5H、5Lの駆動周波数を直列共振周波数以上の値に規定して該スイッチング素子を交互にオン/オフさせれば、交流変換用トランス7の二次巻線7sに接続された放電灯10(メタルハライドランプ等)の正弦波点灯を行うことができる。尚、制御手段6による各スイッチング素子の駆動制御において、スイッチング素子がともにオン状態とならないように相反的にそれぞれの素子を駆動する必要がある(オンデューティーの制御等に依る。)。また、直列共振周波数については、これを「f」と記し、共振用コンデンサ8の静電容量を「Cr」、インダクタンス素子9のインダクタンスを「Lr」、トランス7の一次側インダクタンスを「Lp1」と記すとき、例えば、上記形態(III)において、放電灯の点灯前では、「f=f1=1/(2・π・√(Cr・(Lr+Lp1))」となり、また、点灯後には、「f=f2≒1/(2・π・√(Cr・Lr))」となる(f1<f2)。
起動回路4は、放電灯10に起動用信号を供給するために設けられており、起動時における起動回路4の出力電圧が交流変換用トランス7にて昇圧されて放電灯10に印加される(交流変換された出力に対して起動用信号が重畳されて放電灯に供給される。)。本例では、起動回路4の出力端子の一方を交流変換用トランス7の一次巻線7pの途中に接続し、他方の出力端子を一次巻線7pの一端(グランド側端子)に接続した形態を示しているが、これに限らず、起動回路4の両出力端子を交流変換用トランス7の一次巻線7pの途中にそれぞれ接続した形態等が挙げられる。また、交流変換用トランス7の二次側において放電灯10を起動させるのに必要な波高値を有するパルス電圧を発生させるためには、起動回路4内のコンデンサに対して出来るだけ高い電圧を供給してその充電を行う必要がある。例えば、起動回路4の入力端子の一方を共振用コンデンサ8とインダクタンス素子9との間に接続し、他方の入力端子をグランド側ラインに接続することで、共振電圧を利用することができる。尚、この他には、交流変換用トランス7の二次側から起動回路に入力電圧を得る形態や、インダクタンス素子9とともにトランスを構成する補助巻線(後述の巻線11)を設けて、該補助巻線から起動回路への入力電圧を得る形態等が挙げられる。
放電灯10が点灯する前の消灯時において上記共振周波数f1未満の周波数領域でスイッチング素子5H、5Lを駆動してOCVを放電灯に印加する場合に、スイッチング損失がかなり大きくなって回路効率が悪化することや、f1を越える周波数領域でスイッチング素子を駆動する場合にも同様に損失の増加が問題となり、無負荷時に回路を連続して動作させる期間が必要以上に長くならないように規制することが望ましい。
また、放電灯の点灯時には回路が連続動作となり、高い回路効率が要求される。その際、上記f2より低い周波数領域でスイッチング素子を駆動させるとスイッチング損失が大きくなって回路効率が低下するため、f2よりも高い周波数領域でスイッチング素子を駆動することが好ましい。
点灯回路への電源投入後には、放電灯の消灯状態(無負荷状態)においてf1前後の周波数値をもってOCVを制御し、起動用信号の発生及び該信号による放電灯の起動後に点灯状態に移行した場合には、f2よりも高い周波数領域での点灯制御を行うことが好ましいが、本発明では、OCVに関して、スイッチング素子の駆動周波数をf1から外れた周波数値に規定してから徐々にf1に近づけるようにスイッチング制御を行う。つまり、放電灯が点灯する前の消灯時において、共振周波数f1に近い程、放電灯への出力電圧が上昇して回路に大きな電流が流れることを考慮して、f1での出力電圧を頂点とする共振曲線の高周波側又は低周波数側から駆動周波数の値を変化させてOCVの目標値に近づける方法が、回路の安全性や信頼性の観点から望ましく、以下に示す2形態が挙げられる。
(A)駆動周波数をf1より高周波側から減少させてf1に近づける制御形態
(B)駆動周波数をf1より低周波側から増加させてf1に近づける制御形態。
図2は、上記形態(A)について説明するための概略的なグラフ図であり、横軸に周波数「f」をとり、縦軸に出力電圧「V」をとって、放電灯の消灯時の共振曲線「g1」及び点灯時の共振曲線「g2」を示している。
図中に示す各記号の意味は下記の通りである。
・「fa1」=「f<f1」の周波数領域
・「fa2」=「f>f1」の周波数領域
・「fb」=「f>f2」の周波数領域(点灯時)
・「P1」=電源投入前の動作点
・「P2」=電源投入直後の初期動作点(領域fb内)
・「P3」=消灯時にOCVの目標値への到達時点を示す動作点
・「P4」=点灯後の動作点(領域fb内)。
本形態では、電源投入直後や、放電灯が一旦点灯してから消灯した直後において、点灯時の共振周波数f2よりも高い周波数領域fbへと、強制的に周波数を移行させる(P1→P2)。つまり、一時的に周波数を高くしてから、徐々に周波数を下げてf1に近づけていき(P2→P3)、放電灯が点灯すると周波数領域fbへと周波数を上げる(P3→P4)。
放電灯の点灯移行制御については、OCVの制御に引き続いて放電灯への起動用信号を発生させ、該信号の印加により放電灯を点灯させるという手順に従って行われるが、OCVの制御において、周波数を領域fbから下げてf1へと高周波側から近づけていくと、出力電圧が次第に大きくなっていき、領域faの動作点P3にて目標値に到達する。その後、起動回路4によって放電灯が起動すると点灯制御(投入電力制御)に移るが、放電灯の点消灯状態の如何に関係なく、動作点P4に示す領域fbにおいて制御が行われる。そして、消灯指示を除く何らかの原因で放電灯が消灯した場合には、再び点灯移行制御に入ることになる(P2に戻り、P2→P3→P4へと推移する。)。
尚、動作点P2は周波数領域fb内のある決められた周波数(固定値)を示すが、P4については周波数が一定とは限らない(放電灯の点灯状態に応じて変化する。)。
電源投入直後に周波数を高くする場合、動作点P2に示すように、f2よりも高い周波数領域fbへと移行させる理由は、点灯移行制御に汎用性をもたせるためである。例えば、OCVの制御だけを考慮した場合には、電源投入直後にf1よりも低い周波数値に規定しても必要な出力電圧が得られるが、放電灯が点灯後に何らかの原因で消灯した場合において、動作点が領域fbにいれば、その周波数を下げて消灯時の共振周波数f1へと高周波側から近づけることでOCVの値を上昇させることができる。従って、電源投入直後と、放電灯が一旦点灯した後に消灯した場合とを区別することなく、点灯移行制御のシーケンスを全く同じにすることが可能である。また、電源投入直後であるか又は放電灯が一旦点灯した後に消灯したのかを区別してそれぞれの点灯移行制御を行う回路に比べて、該制御を担当する回路部分が共通化されるので構成が簡素化される。
次に、上記形態(B)について、図3に示す概略的なグラフ図を用いて説明する。尚、図3では、横軸に周波数「f」をとり、縦軸に出力電圧「V」をとって、放電灯の消灯時の共振曲線「g1」及び点灯時の共振曲線「g2」を示している。
図中に示す各記号の意味は下記の通りである。
・「P11」=電源投入前の動作点
・「P12」=消灯時にOCVの目標値への到達時点を示す動作点
・「P13」=点灯後の動作点(領域fb内)
尚、fa1、fa2、fbについては既述の通りである。
本形態では、OCVの制御において、駆動周波数の初期値をゼロにするか又はf1よりも低い値に規定して、低周波側から駆動周波数を増加させてf1へと近づけていく。例えば、電源投入直後や、放電灯が一旦点灯してから消灯した直後において、スイッチング素子を動作させずに(f=0Hz)、そのまま点灯移行制御に入るようにし、周波数を上げて消灯時の共振周波数f1に低周波側から近づけていくと、領域fa1で出力電圧がOCVの目標値に到達する(P11→P12)。その後、起動回路4によって放電灯が起動すると点灯制御(投入電力制御)に移るが、放電灯の点消灯状態の如何に関係なく、動作点P13に示す領域fbにおいて制御が行われる。そして、消灯指示を除く何らかの原因で放電灯が消灯した場合には、再び点灯移行制御に入ることになる。つまり、P11に戻って周波数を強制的に初期値(0Hz等)にして、再度、P11→P12→P13へと推移する。放電灯の消灯時に動作点をP13からP11へと移行させるときに、周波数fが瞬時に低下する(f1をゆっくりと横切らない)ので、安全な周波数領域からOCVの制御を開始することができる。
尚、本例でも、電源投入直後であるか又は放電灯が一旦点灯した後に消灯したのかを区別することなく点灯移行制御を行うことができるが、再点灯時に前記(A)の形態を採用し、放電灯が点灯後に消灯したときに領域fb内の動作点(P2に相当する動作点)から周波数を下げてからf1に近づけてOCVの値を大きくしてその目標値へと到達させ、点灯後にP13に移行させるといった各種形態での実施が可能である。
前記形態(A)と(B)との比較においては、例えば、共振周波数f1、f2がAM(振幅変調)帯より高く短波やFM(周波数変調)帯よりも低い値をもつとした場合(例えば、f1>2MHz)に、形態(A)では共振周波数f1、f2を一気に横切って初期周波数へと移行するため、ラジオノイズ等の弊害をもたらす虞がないといった利点がある。また、形態(B)では、動作点P11で周波数を0Hzに規定した場合に、スイッチング素子の駆動を停止させれば良いので、形態(A)に比して構成が簡単であり、回路規模の縮小に適している。
次に、上記した点灯移行制御に係る時間的規制について説明する。
前記したように、周波数がf1付近(特に下側のfa1)とされた状態でのスイッチング損失が問題とされ、その滞在時間を極力短くすることが好ましい。そのためには、放電灯の消灯が判断された時点又はOCVの値が目標値に達した時点から、予め決められた一定時間が経過したときに、周波数領域fbへと周波数を移行させれば良い。尚、放電灯の点灯(ブレークダウン)時点を時間の起点としない理由は、放電灯が点灯できなかった場合に、周波数がf1付近に長時間滞在する虞があることによる。また、点灯判断を素早く行わなくても済む等の利点が得られる。
本発明の適用において、下記に示す構成形態が挙げられる。
(1)OCVの制御開始から一定時間が経過した後に、スイッチング素子の駆動周波数を周波数領域fbへと一時的に移行させる形態
(2)OCVを予め決められた電圧まで昇圧させた時点からスイッチング素子の駆動周波数を一定値に固定した期間を経て該駆動周波数を周波数領域fbへと一時的に移行させる形態。
図4は形態(1)の説明図であり、矢印「t」が時間の経過方向を示している。
期間「T1」は、点灯移行制御期間(一定期間)を示しており、その起点「t1」は放電灯が消灯状態であると判断された時点とされ、該判断結果に基いて点灯移行制御が開始される。この期間T1には、OCVを目標電圧まで昇圧させるのにかかる期間と、OCVが目標値に到達した後で駆動周波数をある値に固定してスイッチング制御を行う期間(以下、「周波数固定期間」という。)が含まれる。尚、図中の「t2」はOCVが目標値に到達した時点を示し、「t3」は、放電灯が点灯(ブレークダウン)した時点を示し、「t4」はT1が経過した時点を示している。
OCVの昇圧にかかる第一の期間(昇圧期間)と、該期間後の第二の期間(周波数固定期間)を経てスイッチング素子の駆動周波数がf2よりも高い周波数に規定され、両者を含む期間T1の長さが常に一定とされており、該期間が経過した後は、放電灯の点灯又は消灯の如何に関わらず、周波数が一旦は必ず領域fbへと移行し、これによってf1近辺での滞在時間が規制される。尚、期間T1の長さを決める場合において、該期間が長い方が放電灯の点灯について確実性が高まるが、該期間が長いと損失や故障の確率が高まることを考慮して、両方の要請を満たすことが望ましい。
図5は形態(2)の説明図であり、上記形態(1)との相違点は、「T2」に示す周波数固定期間が一定期間に規制されていることである。
本形態では、放電灯の消灯時においてOCVが上昇し、その目標値に達した後の一定時間T2に亘り、スイッチング素子の駆動周波数を一定値に固定する。この周波数固定期間T2内で、放電灯への起動用信号を発生させて該信号を放電灯に印加する。
駆動周波数を一定値に固定した期間T2の長さが常に一定とされており、該期間が経過した後は、放電灯の点灯又は消灯の如何に関わらず、周波数が一旦は必ず領域fbへと移行し、これによってf1近辺での滞在時間が規制される。OCVの昇圧にかかる第一の期間の長さは一定していないが、本形態では期間T2の長さを所望の値に規定することができる。
尚、上記した周波数固定期間を設ける理由については、放電灯の点灯又は再点灯の確実性を高めるためである(例えば、放電灯に起動用信号を印加して放電灯が点灯した直後に周波数をいきなり領域fbへと移行させてしまうと安定な点灯が維持されなくなったり、あるいは、放電灯が一旦の点灯した後で消灯してしまった場合の再点灯ができなくなる虞がある。)。
図6乃至図14は、本発明に係る具体的な回路構成について例示したものであり、前記形態(A)、(B)と(1)、(2)の組み合わせに応じて4通りの構成形態が挙げられる。
先ず、(A)及び(1)の形態について、図6乃至図12を用いて説明する。
図6は制御手段6の回路構成例を示したものであり、入力電圧に依存して周波数が変化する電圧−周波数変換回路(以下、「V−F変換回路」という。)を用いた構成例を示している。尚、図中の「Vin」はV−F変換回路6aの入力電圧を示し、「fout」はV−F変換回路6aによって変換された出力電圧の周波数を示している。
V−F変換回路6aは、Vinが高い程foutが低くなる制御特性を有しており、その出力電圧が後段のブリッジ駆動信号生成回路6bに送られ、該回路の出力信号がブリッジ駆動回路6cを介してスイッチング素子5H、5Lの制御端子にそれぞれ送出される。例えば、上記共振周波数よりも高い周波数領域において、Vinの値が大きいほどfoutの値が低くなり、その結果、出力電力(あるいは電圧)が増大する方向に制御が行われ、逆に、Vinの値が小さいほどfoutの値が高くなり、出力電力(あるいは電圧)が減少する方向に抑制される。
このようにVinは、スイッチング素子の周波数制御に係る制御電圧であり、本例では、OCV制御回路6d及び点灯時電力制御回路6eの出力によって規定される。
OCV制御回路6dは、放電灯の点灯前の無負荷出力電圧を制御する回路であり、その出力段に設けられたNPNトランジスタ6fのエミッタ出力が抵抗6gに得られ、これがVinの入力端子に供給される。
T1信号生成回路6hは、点消灯判別回路6iからの信号に応じて上記した点灯移行制御期間「T1」に相当する幅のパルス信号を発生させる回路であり、該信号はOCV制御回路6dに送られる。
点灯時電力制御回路6eは、放電灯の点灯後における過渡的な投入電力及び定常状態における投入電力について制御するための回路であり、その出力段に設けられたNPNトランジスタ6jのエミッタ出力がV−F変換回路6aに送出される。尚、点灯時電力制御回路6eについては構成の如何を問わないので、既知の構成を用いることができる(例えば、放電灯の電圧検出信号や電流検出信号に基いて演算処理を行うエラーアンプや、放電灯の点灯時に駆動周波数がf2よりも低下しないように制御出力を制限するためのリミッタ(下限用)等を設けることができる。)。
OCV制御回路6dの出力と点灯時電力制御回路6eの出力のうち、電圧の高い方が選択され、これが制御電圧としてV−F変換回路6aに供給され、該電圧を変換することによって得られる出力信号が、ブリッジ駆動信号生成回路6b、ブリッジ駆動回路6cを経てスイッチング素子5H、5Lに制御信号として送出される。
図1のように、DC−DCコンバータを有しておらず、直流−交流変換回路3だけで直流入力から交流への変換及び昇圧を行って、放電灯の電力制御を行う回路形態において、放電灯に流れる電流を直流で検出する経路がとれない場合には、例えば、共振用のインダクタンス素子9に対して巻線を追加し、また、交流変換用トランス7に巻線を追加することによって、放電灯の電流検出値及び電圧検出値を得ることが好ましい。
例えば、図1に示すように、インダクタンス素子9とともにトランスを形成する補助巻線11が、放電灯10に流れる電流の相当電流を検出するために設けられており、該補助巻線の出力が電流検出回路12に送られる。つまり、放電灯の電流検出については、インダクタンス素子9及び補助巻線11を用いて行われ、その検出結果が制御手段6に送出され、放電灯の電力制御や点消灯の判別に利用される。
また、放電灯10にかかる電圧検出については、交流変換用トランス7の一次巻線7p若しくは二次巻線7s又は該トランスに設けられた検出用巻線7vの出力に基いて行われる。本例では、検出用巻線7vの出力が電圧検出回路13に送られ、該回路によって放電灯10にかかる電圧に相当する検出電圧が得られる。そして、これが制御手段6に送出されて放電灯の電力制御や点消灯の判別に利用される。
図7は、電流検出回路12の構成について一例を示したものである。
補助巻線11の一端(非接地側端子)には、複数の分圧抵抗14、14、…が直列に接続されており、最低段に位置する分圧抵抗14の一端がダイオード15に接続され、その他端が接地されている。ダイオード15のアノードに対して抵抗分圧された電圧が供給され、該ダイオードのカソードが検出出力端子の一方に接続されている。
コンデンサ16はその一端がダイオード15のカソードに接続され、他端が接地されており、該コンデンサ16に対して並列に抵抗17が接続されている。
このように電流検出回路12としては、基本的な構成の検波回路を用いることができ、インダクタンス素子9及び補助巻線11を用いて検出した交流信号が直流信号に変換される(図の検出電圧「VS1」を参照。)。
起動回路4によって発生される起動用信号(パルス電圧)に対しては、複数の抵抗素子を用いて分圧することによって、そのピーク電圧に対応する検出電圧を問題のないレベルまで抑えることができる。従って、放電灯の起動の際に発生する高電圧を抑制するための回路構成が非常に簡単である。
尚、電流検出回路12によって得られる電流検出信号については、後述のOCV制御回路6dに用いても良い。
図8は、電圧検出回路13の構成について一例を示したものである。
検出用巻線7vの非接地側端子(図のa点参照)は、コンデンサ18の一端に接続されており、該コンデンサの他端が接地されている。そして、コンデンサ18に対して並列に設けられたコンデンサ19がダイオード20のカソード及びダイオード21のアノードに接続されている。尚、ダイオード20のアノードは接地されている。
ダイオード21のカソードが、検出出力端子の一方に接続されるとともに、ツェナーダイオード22のカソード及びコンデンサ23の一端に接続されており、ツェナーダイオード22のアノード及びコンデンサ23の他端が接地されている。
抵抗24はコンデンサ23に対して並列に接続されており、「VS2」に示す検出電圧が得られる。
本回路において、放電灯の起動時には高電圧パルスが加わった状態で検出用巻線7vに電圧がかかることになるが、コンデンサ19及び23、抵抗24を用いて電圧を検出することができる。尚、コンデンサ19、23のインピーダンスの大きさについては、コンデンサ23の方が1桁程小さく、また、抵抗24の抵抗値が、コンデンサ23のインピーダンスに比べて十分に大きくされており、図8のb点(ダイオード21のアノードとコンデンサ19との接続点)にかかる電圧は、コンデンサ19と23のインピーダンス比によって決まる。
放電灯が点灯した後の状態では、ダイオード21の作用によって電流が一方向にしか流れず、コンデンサ23が充電されて徐々に電荷がたまり、その両端電圧(図8のc点参照)が上昇していく。そして、検出用巻線7vの一端の電位(図8のa点の電位)と、コンデンサ23の端子電位(図8のc点の電位)とがほぼ等しくなると、コンデンサ19には電流が流れなくなる。つまり、放電灯の定常時における検出電圧は、検出用巻線7vにかかる電圧が小さい場合でも、コンデンサ19と23で分圧することなく検出することができ、これにより必要な精度が保証される。
尚、初段のコンデンサ18は、再点弧電圧の吸収を目的として付設されたものである。また、ツェナーダイオード22は、起動用パルス電圧の発生に伴う高電圧を抑制するためのクランプ素子としての機能を有し、該パルス電圧発生時のサージ電圧に対するリミッタの役目を果たす。
図9は上記点消灯判別回路6iの構成例25を示す回路図である。
電流検出回路12によって得られた検出電圧「VS1」及び電圧検出回路13によって得られた検出電圧「VS2」は、演算増幅器26を用いた減算回路27に供給される。つまり、「VS1」が抵抗28を介して演算増幅器26の反転入力端子に供給され、「VS2」が抵抗29及び30を介して演算増幅器26の非反転入力端子に供給される。尚、抵抗30は、その一端が演算増幅器26の非反転入力端子に接続され、他端が接地されており、抵抗31が演算増幅器26の反転入力端子と出力端子との間に介挿されている。また、抵抗28と29の抵抗値(これを「R1」と記す。)が等しくされ、抵抗30と31の抵抗値(これを「R2」と記す。)が等しくされている。
演算増幅器26は、VS2とVS1との差に比例した出力(「(R2/R1)・(VS2−VS1))を後段に位置するコンパレータ32の正入力端子に送出する。該コンパレータ32の負入力端子には所定の基準電圧(これを「VREF」と記す。)が供給されており、「VS2−VS1」に比例した演算結果を、VREFと比較することにより、放電灯の点灯又は消灯の如何が判別される。即ち、演算増幅器26の出力レベルがVREF以上である場合にコンパレータ32の出力信号がH(ハイ)レベルとなり、これは放電灯の消灯状態を意味する。また、演算増幅器26の出力レベルがVREF未満である場合にコンパレータ32の出力信号がL(ロー)レベルとなり、これは放電灯の点灯状態を意味する。
本例では、放電灯に係る電圧検出値から電流検出値を減算する回路と、該回路の減算結果を閾値電圧と比較する回路を備えており、放電灯の点消灯判別信号(これを「Si」と記す。)が2値化信号として得られる。
図10は、上記T1信号生成回路6hの一例33を示す回路図である。
本例では単安定マルチバイブレータICが用いられ、一定期間T1を示すパルス信号「S1」と、その反転信号「S1_B」が生成されて後述のOCV制御回路6dに送られる。つまり、放電灯の消灯時に点消灯判別信号SiがHレベルになると、RCフィルタ(抵抗37、コンデンサ38)を介して単安定マルチバイブレータ34にHレベル信号が入力され、上記点灯移行期間T1に相当する幅の信号S1、S1_Bが出力される。
単安定マルチバイブレータ34のR端子には抵抗35を介して所定の電源電圧「Vcc」が供給される。そして、コンデンサ36の一端が抵抗35及びR端子に接続され、該コンデンサ36の他端がC端子に接続されるとともに接地されている。抵抗35及びコンデンサ36を用いた時定数の設定により期間T1の長さが規定される。
単安定マルチバイブレータ34のA端子(入力端子)は、抵抗37とコンデンサ38との接続点に接続されている。抵抗37の一端には上記判別信号Siが供給され、該抵抗37の他端がコンデンサ38を介して接地されている。尚、信号Siは、放電灯が消灯状態であると判別された場合にHレベルを示し、放電灯が点灯状態であると判別された場合にLレベルを示す。
単安定マルチバイブレータ34のCD端子(Lアクティブ入力)には、初期化時にPOR(パワー・オン・リセット)回路39からのPOR信号が供給される。尚、本例では、POR回路39が、抵抗40及びコンデンサ41からなるCR回路と、2つのシュミット・トリガ型のNOT(論理否定)ゲート42、43を用いて構成されている。抵抗40の一端に電源電圧Vccが供給され、該抵抗の他端がコンデンサ41を介して接地されており、前段のNOTゲート42の入力端子が抵抗40とコンデンサ41との間に接続され、該NOTゲート42の出力信号が後段のNOTゲート43を介してCD端子に送られる。尚、NOTゲート42の出力信号は、抵抗44を介して、エミッタ接地のNPNトランジスタ45のベースに供給されるようになっており、該トランジスタのコレクタがコンデンサ38の一端に接続されている(初期化時にトランジスタ45が一時的にオン状態となる。)。
上記パルス信号S1は単安定マルチバイブレータ34のQ端子から出力され、判別信号SiがHレベルになった時点から期間T1の長さに等しいパルス幅を有する。また、上記パルス信号S1_Bは、Qバー端子(図には「Q」の上に「−」を付して示す。)から出力されるとともに、B端子(Lアクティブ入力)に供給される。
パルス信号S1は2入力OR(論理和)ゲート46の一方の入力端子に供給されるとともに、遅延部(ディレイ素子等)47を介してORゲート46の他方の入力端子に供給される。そして、ORゲート46の出力信号は抵抗48を介してNPNトランジスタ49のベースに送られる。該トランジスタ49はエミッタ接地とされ、そのコレクタがコンデンサ38の一端に接続されている。尚、これらの回路部は点消灯判別の誤判断に起因する弊害の防止を目的として設けられている。つまり、上記周波数領域fa2(図2参照)において放電灯が点灯した後で周波数領域fbへと周波数を移行させる際に、放電灯の電圧検出や電流検出が瞬間的に不安定となり、これに伴って点消灯の誤判断が引き起こされてしまい、例えば、放電灯が点灯しているにも関わらず、消灯と判断された場合には、周波数が周波数領域fa2に移行してしまう虞がある。そこで、このような不都合を回避するために、領域fbへの移行後の数ミリ秒間は、トランジスタ49をオン状態にして点消灯信号Siをマスクしている(強制的にLレベルとする。)。
本例では、期間T1の設定に関してCR時定数を用いた構成形態を示しているが、これに限らず、内部の基本クロックをカウンタで計数する構成形態等が挙げられる。
図11は上記OCV制御回路6dの一例50を示す回路図である。
上記検出電圧VS2(又はVS1)が抵抗51、52によって分圧され、これがコンパレータ53の正入力端子に供給される。該コンパレータの負入力端子には所定の基準電圧(これを「VREF」と記す。)が供給されており、VS2(又はVS1)の検出値がVREFと比較される。尚、抵抗52に対してコンデンサ54が並列に接続されており、また、コンパレータ53の出力端子にはプルアップ抵抗55が接続されている。
Dフリップフロップ56のD端子及びLアクティブ入力のPR(プリセット)端子には所定の電源電圧Vccが供給され、クロック信号入力端子(CK)にはコンパレータ53の出力信号が供給される。また、Lアクティブ入力とされるR(リセット)端子には、上記信号S1が抵抗57を介して供給される。
Dフリップフロップ56のQ出力信号は抵抗58を介して、エミッタ接地のNPNトランジスタ59のベースに送出される。該トランジスタのコレクタは抵抗60を介して回路電源端子(電源電圧Vcc)に接続されている。
ダイオード61は、そのアノードが抵抗60の一端に接続され、そのカソードがコンデンサ62の一端に接続されている。そして、該コンデンサ62の他端が接地されている。
エミッタ接地のNPNトランジスタ63のベースには、上記信号S1_Bが抵抗64を介して供給される。該トランジスタ63のコレクタは抵抗65を介してダイオード61とコンデンサ62の間に接続されている。
演算増幅器66は、その出力段に設けられたNPNトランジスタ6fとともにバッファを構成しており、該演算増幅器の非反転入力端子が抵抗67を介してダイオード61とコンデンサ62の間に接続されている。そして、演算増幅器66の出力端子がトランジスタ6fのベースに接続され、該トランジスタのエミッタが演算増幅器66の反転入力端子に接続されるとともに抵抗6gを介して接地されている。尚、トランジスタ6fのコレクタには電源電圧Vccが供給されている。
本回路において、電源投入時や放電灯の点灯時には、信号S1がLレベルであり、Dフリップフロップ56がリセットされる。よって、Q出力信号がLレベルとされ、トランジスタ59がオフ状態となる。また、信号S1_BがHレベルであるため、トランジスタ63がオン状態となり、コンデンサ62の端子電位がLレベルとなる。従って、本回路の出力(トランジスタ6fのエミッタ電位参照)はLレベルとなる。
放電灯の消灯時には、信号S1がHレベルとなり、Dフリップフロップ56のリセットが解除される。また、信号S1_BがLレベルとなってトランジスタ63がオフ状態となるためコンデンサ62の放電が停止され、抵抗60及びダイオード61を介して該コンデンサ62の充電が開始される。これに伴ってトランジスタ6fのエミッタ電位が上昇するため、周波数が下がっていく。つまり、周波数領域fa2(図2参照)において周波数が徐々に低下してOCVの値が上昇していく。そして、OCVが目標値(図2のP3参照)に達すると、コンパレータ53の出力がHレベルとなる。即ち、抵抗51、52で分圧された検出電圧がVREF以上になると、コンパレータ53の出力信号によってDフリップフロップ56がセットされ、そのQ出力信号がHレベルに変化するため、トランジスタ59がオン状態となり、コンデンサ62の充電が停止する。よって、コンデンサ62の端子電位及びトランジスタ6fのエミッタ電位が固定され、その結果、周波数値が一定に保持される。そして、点灯移行期間T1が経過した時点で信号S1がLレベルとなり、Dフリップフロップ56がリセットされ、Q出力信号がLレベルに変化し、トランジスタ59がオフ状態となる。他方、信号S1_BはHレベルとなり、トランジスタ63がオンするとコンデンサ62が放電して端子電圧がLレベルとなる。よって、トランジスタ6fのエミッタ電位がLレベルとなり、周波数固定期間を終えて周波数が領域fbへと移行する。
図12は、上記V−F変換回路6aの構成例68について要部を示したものである。
上記の入力電圧Vinは、抵抗69を介して演算増幅器70の反転入力端子に供給される。演算増幅器70の非反転入力端子には、所定の基準電圧「EREF」が供給され、演算増幅器70の出力信号が抵抗71を介して電圧可変容量ダイオード72に印加される。尚、抵抗73が演算増幅器70の反転入力端子と出力端子との間に介挿されており、抵抗74はその一端が演算増幅器70の出力端子に接続され、その他端が接地されている。
電圧可変容量ダイオード72は、そのカソードが抵抗71とコンデンサ75との間に接続され、そのアノードが接地されている。そして、シュミット・トリガ型のNOTゲート76は、その入力端子がコンデンサ75を介して電圧可変容量ダイオード72のカソードに接続されており、NOTゲート76に対して抵抗77が並列に接続されている。これらの素子によって周波数可変の発振回路が形成され、NOTゲート76の出力パルスが後段の回路部(6b)に送出される(尚、ブリッジ駆動信号生成回路6bはパルス信号に基いて各スイッチング素子を制御するための駆動用信号を生成してブリッジ駆動回路6cに送出するが、これらの回路について既知の構成で良いので図示及び説明を省略する。)。
本例において、Vinのレベルが高く(低く)なると、演算増幅器70の出力電圧が下(上)がって、電圧可変容量ダイオード72の静電容量が大きく(小さく)なる。よって、出力パルスの周波数が下(上)がる。
次に、(A)及び(2)の形態について、図13を用いて説明する。尚、図13はOCV制御回路及び上記した周波数固定期間に係るT2信号生成回路の構成例78を示しており、その出力電圧が上記V−F変換回路6aに送出される。尚、本例において図10や図11の構成と機能的に同様の部分については当該部分に付した符号と同じ符号を用いて説明する。
上記検出電圧VS2(又はVS1)は、抵抗51、52によって分圧され、これがコンパレータ53の正入力端子に供給される。コンパレータ53の負入力端子には基準電圧「VREF」が供給されており、VS2(又はVS1)の検出値がVREFと比較される。尚、抵抗52に対して並列にコンデンサ54が接続されており、また、コンパレータ53の出力端子にはプルアップ抵抗55が接続されている。
Dフリップフロップ56のD端子及びPR端子には所定の電源電圧Vccが供給され、クロック信号入力端子CKにはコンパレータ53の出力信号が供給される。また、LアクティブとされるR端子には、点消灯に係る判別信号Siが抵抗37及びコンデンサ38を介して供給される。
Dフリップフロップ56のQ出力信号は、後段の単安定マルチバイブレータ34AのA端子に入力される。
本例では、単安定マルチバイブレータ34Aによって、一定期間T2の幅をもつパルス信号「S2」と、その反転信号「S2_B」が生成される。
単安定マルチバイブレータ34AのR端子には抵抗35Aを介して所定の電源電圧「Vcc」が供給される。そして、コンデンサ36Aの一端が抵抗35A及びR端子に接続され、該コンデンサの他端がC端子に接続されるとともに接地されている。抵抗35A及びコンデンサ36Aを用いた時定数の設定により期間T2の長さが規定される。
単安定マルチバイブレータ34AのCD端子(Lアクティブ入力)には、初期化時にPOR回路39からのPOR信号が供給される。POR回路39は、抵抗40、コンデンサ41、シュミット・トリガ型NOTゲート42、43を用いて構成され、NOTゲート42の入力端子が抵抗40とコンデンサ41との間に接続され、該NOTゲート42の出力信号はNOTゲート43を介してCD端子に送られる。尚、NOTゲート42の出力信号は、抵抗44を介して、エミッタ接地のNPNトランジスタ45のベースに供給されるようになっており、該トランジスタのコレクタがコンデンサ38の一端に接続されている。
上記パルス信号S2は単安定マルチバイブレータ34AのQ端子から出力され、OCVが目標値に達した時点から期間T2の長さに等しいパルス幅を有する。また、上記パルス信号S2_Bは、Qバー端子(図には「Q」の上に「−」を付して示す。)から出力されるとともに、B端子(Lアクティブ入力)に供給される。
パルス信号S2は、抵抗58を介してエミッタ接地のNPNトランジスタ59のベースに送出される。該トランジスタのコレクタは抵抗60を介して回路電源端子(電源電圧Vcc)に接続されている。また、信号S2はORゲート46の一方の入力端子に供給されるとともに、遅延部47を介してORゲート46の他方の入力端子に供給される。そして、ORゲート46の出力信号は抵抗48を介してエミッタ接地のNPNトランジスタ49のベースに送られる。該トランジスタ49のコレクタがコンデンサ38の一端に接続されている。尚、これらの回路部は前記のように点消灯判別の誤判断に起因する弊害の防止を目的として設けられている。
抵抗60に接続されたダイオード61は、そのカソードがコンデンサ62の一端に接続されており、該コンデンサ62の他端が接地されている。
エミッタ接地のNPNトランジスタ63は、そのコレクタが抵抗65を介してダイオード61とコンデンサ62の間に接続されている。そして、そのベースには、2入力ORゲート79の出力信号が、シュミット・トリガ型NOTゲート80及び抵抗81を介して供給される。尚、ORゲート79の一方の入力端子には信号S2が供給され、他方の入力端子には、判別信号SiがCR回路(抵抗37及びコンデンサ38)を経て供給される。
演算増幅器66は、その出力段に設けられたNPNトランジスタ6fとともにバッファを構成しており、該演算増幅器の非反転入力端子が抵抗67を介してダイオード61とコンデンサ62の間に接続されている。そして、演算増幅器66の出力端子がトランジスタ6fのベースに接続され、該トランジスタのエミッタが演算増幅器66の反転入力端子に接続されるとともに抵抗6gを介して接地されている。トランジスタ6fのエミッタ出力がVinとして後段のV−F変換回路6aに送出される。
本回路において、電源投入時や放電灯の点灯時には、判別信号SiがLレベルであり、Dフリップフロップ56がリセットされる。よって、そのQ出力信号がLレベルとされ、単安定マルチバイブレータ34AのQ出力信号がLレベルで、トランジスタ59がオフ状態である。また、ORゲート79の出力するLレベル信号がシュミット・トリガ型NOTゲート80でHレベル信号となって、トランジスタ63がオン状態となり、コンデンサ62の端子電位がLレベルとなる。従って、本回路の出力(トランジスタ6fのエミッタ電位参照)はLレベルとなる。
放電灯の消灯時には、判別信号SiがHレベルとなり、Dフリップフロップ56のリセットが解除される。そして、同時にORゲート79の出力信号がHレベルとなって、これがNOTゲート80を経てLレベルとなるために、トランジスタ63がオフ状態となる。コンデンサ62の充電が開始され、その電圧が上昇していく。そして、OCVの値が目標値に達すると、コンパレータ53の出力するHレベル信号がDフリップフロップ56に入力され、そのQ出力信号がHレベルとなって(ラッチ)、これが単安定マルチバイブレータ34Aに送られる。その結果、一定時間T2のパルス幅をもった信号S2がQ端子から出力されて、トランジスタ59がオン状態となるため、コンデンサ62の充電が禁止される。トランジスタ63はオフ状態を維持しており、よって、コンデンサ62の端子電位及びトランジスタ6fのエミッタ電位が固定され、その結果、周波数値が一定に保持される。尚、この間、Dフリップフロップ56によるラッチは禁止される(ディスイネーブル)。
一定時間T2が経過すると信号S2がLレベルとなり、遅延部47による設定時間が経過した後にDフリップフロップ56がリセットされる。周波数固定期間を終えて周波数が領域fbへと移行することになるが、放電灯が一旦点灯した後で消灯すると、ラッチがイネーブルとなって点灯移行制御に再び入ることになる。
次に、上記形態(B)について図14を用いて説明する。尚、図14は、図11や図13に示した回路構成と相違する部分だけを抽出して示したものである。尚、本例において図11や図13の構成と機能的に同様の部分については当該部分に付した符号と同じ符号を用いて説明する。
図中に示す信号「Sa」は、図11や図13に示すトランジスタ63のベースに供給される信号を示しており、また、信号「Sb」は、図11や図13に示すトランジスタ59のベースに供給される信号を示している。
信号Saは、シュミット・トリガ型NOTゲート82及び抵抗83を介してPNPトランジスタ84のベースに供給される。該トランジスタ84のエミッタには所定の電源電圧Vccが供給されるとともに、該エミッタとコレクタとの間にコンデンサ85が設けられている。
信号Sbは、シュミット・トリガ型のNOTゲート86を介して2入力AND(論理積)ゲート87の一方の入力端子に供給される。ANDゲート87の他方の入力端子にはNOTゲート82の出力信号が供給され、ANDゲート87の出力信号が抵抗88を介してNPNトランジスタ89のベースに供給される。トランジスタ89はそのエミッタが接地され、そのコレクタが抵抗90を介してコンデンサ85及びトランジスタ84のコレクタに接続されている。
PNPトランジスタ91は、そのエミッタがコンデンサ85と抵抗90との接続点に接続されており、そのベースには抵抗92を介して信号Saが供給される。そして、該トランジスタ91のコレクタは、抵抗93と94との接続点に接続されている。尚、抵抗93の一端が接地されており、その他端が抵抗94を介して演算増幅器66の非反転入力端子に接続されている。
演算増幅器66及びNPNトランジスタ6fはバッファを構成しており、演算増幅器66の出力端子がトランジスタ6fのベースに接続され、該トランジスタのエミッタが演算増幅器66の反転入力端子に接続されるとともに抵抗6gを介して接地されており、エミッタ出力がVinとして後段のV−F変換回路6aに送出される。
上記(B)及び(1)の形態では、図11のDフリップフロップ56のQ出力信号が信号Sbとして図14のNOTゲート86に供給され、上記信号S1_Bが、信号Saとして図14のNOTゲート82及びトランジスタ91のベースに供給される。
放電灯の点灯時には、信号SaがHレベルであり、NOTゲート82を経たLレベル信号によりトランジスタ84がオン状態となり、コンデンサ85が放電されてその電荷量がゼロとなる。また、放電灯の消灯時におけるOCVの上昇期間では、信号SaがLレベルとなってトランジスタ84がオフ状態となり、他方、OCVが目標値に到達するまでの間、信号SbがLレベルであり、トランジスタ89及び91がオン状態となる。よって、コンデンサ85が充電されてその両端電圧が大きくなり、演算増幅器66への入力電圧が徐々に低下していく。尚、放電灯の消灯後、OCVを昇圧させる期間に入った瞬間には、回路電源電圧Vccが演算増幅器66に入力されて、トランジスタ6fのエミッタ電位が上がるため、スイッチング素子の駆動周波数が急激に下がった状態となる。
そして、OCVがその目標値に達すると信号SbがHレベルとなって、ANDゲート86の出力信号がLレベルとなりトランジスタ89がオフ状態になる。周波数固定期間に移行し、該期間中トランジスタ91のみがオン状態とされて、コンデンサ85の両端電圧が維持されたまま、演算増幅器66への入力電圧が一定となる。つまり、トランジスタ6fのエミッタ電位が変化せず、スイッチング素子の駆動周波数が一定値に保持される。但し、抵抗93の抵抗値を十分に大きい値に設定にする必要がある(該抵抗値及びコンデンサ85の静電容量で決まる時定数を大きくするため。)。
一定期間T1が経過すると、信号SaがHレベルとなって、トランジスタ84がオン状態となり、コンデンサ85が放電する。このときトランジスタ89、91はオフ状態となる。
次に、上記(B)及び(2)の形態では、図13の単安定マルチバイブレータ34AのQ出力信号が上記信号Sbとして図14のNOTゲート86に供給され、図13のNOTゲート80の出力信号が、上記信号Saとして図14のNOTゲート82及びトランジスタ91のベースに供給される。
放電灯の点灯時には、図13のORゲート80の出力信号がLレベルである。よって、信号SaがHレベルであり、NOTゲート82を経たLレベル信号によりトランジスタ84がオン状態となり、コンデンサ85が放電する。また、放電灯の消灯状態が判別されると、OCVが上昇してその目標値に到達するまでの間、信号SbがLレベル、信号SaがLレベルであるため、トランジスタ89及び91がオン状態となる。よって、コンデンサ85が充電されてその両端電圧が大きくなり、演算増幅器66への入力電圧が徐々に低下していく。尚、放電灯の消灯後、OCVを昇圧させる期間に入った瞬間には、回路電源電圧Vccが演算増幅器66に入力されて、トランジスタ6fのエミッタ電位が上がるため、スイッチング素子の駆動周波数が急激に下がった状態となる。
放電灯の消灯時にOCVが上昇してその目標値に到達すると、図13の信号S2がHレベルとなる。よって、図13のORゲート79がHレベル、信号SaがLレベルとなって、ANDゲート87の出力信号がLレベルとなりトランジスタ89がオフ状態になる。周波数固定期間に移行し、該期間中トランジスタ91のみがオン状態とされて、コンデンサ85の両端電圧が維持されたまま、演算増幅器66への入力電圧が一定となる。つまり、トランジスタ6fのエミッタ電位が変化せず、スイッチング素子の駆動周波数が一定値に保持される。
一定期間T2が経過すると、信号SaがHレベルとなって、トランジスタ84がオン状態となり、コンデンサ85が放電する。このときトランジスタ89、91はオフ状態となる。
尚、放電灯の消灯が判別され、OCVの昇圧期間へと移行する開始時点でスイッチング素子の駆動周波数を確実に0Hzにするためには、該スイッチング素子の駆動を停止させるための回路等を設ければ良い。
本発明に係る基本構成例を示す図である。 制御形態について説明するための図である。 制御形態の別例について説明するための図である。 点灯移行制御に係る時間的規制についての説明図である。 点灯移行制御に係る時間的規制について別例を示す説明図である。 図7乃至図14とともに、本発明に係る回路構成例を示すものであり、本図は制御手段の構成例を示すブロック図である。 放電灯の電流検出回路の一例を示す回路図である。 放電灯の電圧検出回路の一例を示す回路図である。 点消灯判別手段の回路構成例を示す図である。 T1信号生成回路の構成例を示す図である。 OCV制御回路の構成例を示す図である。 V−F変換回路の構成例を示す図である。 OCV制御回路及びT2信号生成回路について一例を示す回路図である。 別の制御形態に係る構成例についてその要部だけを示す回路図である。
符号の説明
1…放電灯点灯回路、3…直流−交流変換回路、4…起動回路、5H、5L…スイッチング素子、6…制御手段、7…交流変換用トランス、8…共振用コンデンサ、9…インダクタンス素子、10…放電灯

Claims (7)

  1. 直流入力を受けて交流変換及び昇圧を行う直流−交流変換回路と、放電灯に起動用信号を供給するための起動回路を備え、制御手段によって該直流−交流変換回路の出力する電力を制御して放電灯の点灯制御を行う放電灯点灯回路において、
    上記直流−交流変換回路が交流変換用トランスと複数のスイッチング素子及び共振用コンデンサを有しており、上記制御手段によって該スイッチング素子を駆動して、共振用コンデンサと上記交流変換用トランスのインダクタンス成分若しくは該共振用コンデンサに接続されたインダクタンス素子とを直列共振させること、
    上記スイッチング素子の駆動周波数を制御し、上記交流変換用トランスの一次側に発生する共振電圧を昇圧して二次側から上記放電灯に電力供給を行うこと、
    上記放電灯の消灯時における共振周波数を「f1」と記し、上記放電灯の点灯時における共振周波数を「f2」と記すとき、上記放電灯の点灯前に該放電灯に印加される無負荷時出力電圧に関して、上記駆動周波数を上記f1から外れた周波数値に規定してから徐々にf1に近づけるようにスイッチング制御を行う
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  2. 請求項1に記載した放電灯点灯回路において、
    上記無負荷時出力電圧に関して、上記駆動周波数を上記f1より高周波側から減少させて上記f1に近づけるように上記制御手段により上記スイッチング素子を駆動する
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  3. 請求項2に記載した放電灯点灯回路において、
    点灯回路への電源投入直後又は上記放電灯が一旦点灯してから消灯した直後に、上記駆動周波数を上記f2よりも高い周波数値に規定して上記スイッチング素子を駆動する
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  4. 請求項1に記載した放電灯点灯回路において、
    上記無負荷時出力電圧に関して、上記駆動周波数の初期値をゼロ又は上記f1よりも低い値にして低周波側から駆動周波数を増加させて上記f1に近づけるように上記制御手段により上記スイッチング素子を駆動する
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  5. 請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4に記載した放電灯点灯回路において、
    上記無負荷時出力電圧に係る制御の開始から一定時間が経過した後に、上記放電灯の点灯又は消灯の如何に関わらず、上記駆動周波数を上記f2よりも高い周波数領域へと一時的に移行させて上記スイッチング素子を駆動する
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  6. 請求項5に記載した放電灯点灯回路において、
    上記無負荷時出力電圧を予め決められた電圧まで昇圧させるための第一の期間及び該期間の後に上記駆動周波数を一定値に固定した第二の期間を経て該駆動周波数が上記f2よりも高い周波数に規定される
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  7. 請求項5に記載した放電灯点灯回路において、
    上記無負荷時出力電圧を予め決められた電圧まで昇圧させた時点から上記駆動周波数を一定値に固定した期間を経て該駆動周波数が上記f2よりも高い周波数に規定される
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
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