JP2946389B2 - 放電灯の点灯回路 - Google Patents

放電灯の点灯回路

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JP2946389B2 JP5343292A JP34329293A JP2946389B2 JP 2946389 B2 JP2946389 B2 JP 2946389B2 JP 5343292 A JP5343292 A JP 5343292A JP 34329293 A JP34329293 A JP 34329293A JP 2946389 B2 JP2946389 B2 JP 2946389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な放電灯の点灯回路
に関する。詳しくは、放電灯の点灯前と点灯後における
放電灯への供給電圧を適切に制御するとともに装置の小
型化等を図ることができるようにした新規な放電灯の点
灯回路を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】メタルハライドランプ等の放電灯の交流
点灯に関しては、直流入力電圧を直流昇圧回路によって
昇圧した後に、後段の直流−交流変換回路によって交流
化してこれを放電灯に供給するようにした点灯回路が知
られている。
【0003】そして、放電灯を起動するにあたっては、
直流−交流変換回路の後段に設けられる起動回路をイン
ダクタ及びコンデンサを有するLC共振回路として構成
し、その共振によって直流−交流変換回路の出力(数百
ボルト)を昇圧してその高電圧(十数キロボルト)で放
電灯を点灯させるようにした回路がある。
【0004】しかし、上記のような点灯回路では、共振
によって直流−交流変換回路の出力を数十倍の電圧に昇
圧するため、電力損失が大きくなり、また共振コンデン
サの耐圧が大きくなり装置の大型化の原因になってしま
う等の不都合がある。
【0005】そこで、放電灯の起動時において始動用パ
ルスを発生させてこれを直流−交流変換回路の出力に重
畳して放電灯に印加するようにした回路が知られてい
る。例えば、直流−交流変換回路の出力によって充電さ
れるコンデンサと、該コンデンサの端子電圧が所定値を
越えた時に降伏する自己降伏型スイッチ素子とを設ける
とともに、放電灯への給電ライン上にその2次巻線が設
けられたトランスの1次巻線と、上記コンデンサ及び自
己降伏型スイッチ素子とによって直列回路を形成し、自
己降伏型スイッチ素子の降伏により発生されるパルスを
トランスによって昇圧して直流−交流変換回路の出力に
重畳するように構成された点灯回路を挙げることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな点灯回路にあっては、放電灯の点灯前と点灯後にお
いて適切な直流−交流変換回路の出力を得るのが難しい
という問題がある。
【0007】即ち、放電灯をグロー放電からアーク放電
へと移行させるにあたって放電灯に立ち消えが生じない
ように放電灯を安定した点灯状態へと導くには、直流−
交流変換回路の出力として数百ボルト程度の比較的高い
電圧が必要となるが、放電灯の起動後における直流−交
流変換回路の出力がこの高い電圧値のままであると、放
電灯の定常点灯時には必要以上の電圧が放電灯にかかる
ことになり、放電灯の寿命への影響や回路の効率低下が
生じたり、部品の高耐圧化により装置の大型化を招く等
の不都合が生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明放電灯の
点灯回路は上記した課題を解決するために、直流入力電
圧を交流電圧に変換して放電灯に供給するための直流−
交流変換回路と、放電灯への始動用パルスを発生させて
放電灯に印加する起動回路とを備えた放電灯の点灯回路
において、以下の(イ)乃至(ホ)の構成を有するよう
にしたものである。
【0009】(イ)直流−交流変換回路の後段に放電灯
に対してインダクタを直列に接続するとともにコンデン
サを放電灯に対して並列に接続することにより共振回路
を形成し、該共振回路を起動回路の前段に設ける。
【0010】(ロ)直流−交流変換回路の出力電圧の周
波数を変化させるための周波数制御手段を設ける。
【0011】(ハ)放電灯が点灯したか否かを判別する
ための点灯判別手段を設ける。
【0012】(ニ)点灯判別手段により放電灯の不点灯
状態が判別された時に点灯判別手段の出力に応じて周波
数制御手段が直流−交流変換回路の出力電圧の周波数を
上記インダクタ及びコンデンサによる直列共振を起こす
に足る値にまで高め、また、点灯判別手段により放電灯
の点灯状態が判別された時には直流−交流変換回路への
入力電圧及び/又は入力電流に応じて周波数制御手段が
直流−交流変換回路の出力電圧の周波数を低くする。
【0013】(ホ)起動回路は(ニ)の共振電圧により
充電されるコンデンサと、該コンデンサの端子電圧が所
定電圧に達したときに降伏して始動用パルスを発生させ
るための自己降伏型スイッチ素子を有する。
【0014】
【作用】本発明によれば、点灯判別手段によって放電灯
の不点灯状態が判別されたときに周波数制御手段が点灯
判別手段の出力に応じて直流−交流変換回路の出力電圧
の周波数を高めることによって、直流−交流変換回路の
後段に設けられたインダクタ及びコンデンサからなる共
振回路の共振を惹き起こし、その共振電圧により起動回
路のコンデンサを充電して自己降伏型スイッチ素子の降
伏により始動用パルスを発生させることができるので、
放電灯の起動にあたって必要な高電圧を共振回路により
一時的に得ることができるとともに、共振の持続電圧に
より放電灯の状態をグロー放電からアーク放電へと円滑
に移行させることができ、また、放電灯の点灯後には
流−交流変換回路への入力電圧及び/又は入力電流に応
じて直流−交流変換回路の出力電圧の周波数を低くする
ことによって放電灯の定常点灯時に過剰な電圧が放電灯
にかからないように制御することができる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明放電灯の点灯回路の詳細を図
示した実施例に従って説明する。尚、図示した実施例は
本発明を自動車用メタルハライドランプの点灯回路1に
適用したものである。
【0016】図1は点灯回路1の概要を示すものであ
り、バッテリー2が直流電圧入力端子3と3′との間に
接続されている。
【0017】4、4′は直流電源ラインであり、その一
方のライン4上には点灯スイッチ5が設けられ、また、
他方のライン4′には電流検出抵抗6が設けられてい
る。
【0018】7は直流−交流変換回路であり、バッテリ
ー電圧を矩形波状の交流電圧に変換するために設けられ
ている。
【0019】この直流−交流変換回路7は、図2に示す
ように、プッシュプル型のDC−ACコンバータの構成
を有しており、トランス8の1次巻線8a側に設けられ
た半導体スイッチ素子9(i)(i=1、2)が駆動制
御回路10からの信号によって相反的にスイッチング制
御されるようになっている。
【0020】直流電源ライン4はトランス8の1次巻線
8aのセンタータップに接続されており、半導体スイッ
チ素子9(1)、9(2)にNチャンネルMOSFET
を使った場合には、両FETのソースが共通化されて直
流電源ライン4′に接続され、これらのドレーンがトラ
ンス8の1次巻線8aの各端子にそれぞれ接続されてい
る。そして、FETのゲートには駆動制御回路10から
の制御信号がそれぞれ供給される。尚、駆動制御回路1
0の構成については後述する。
【0021】11はインダクタであり、トランス8の2
次巻線8bの一端と交流出力端子12、12′の一方1
2との間を結ぶ給電ライン13上に設けられている。
【0022】14は上記インダクタ11とともに共振回
路を構成するコンデンサであり、その一端がインダクタ
11の端子のうち反2次巻線8b側の端子に接続され、
他端がトランス8の2次巻線8bの一端と交流出力端子
12′との間を結ぶ給電ライン13′に接続されてい
る。
【0023】15、15は分圧抵抗であり、給電ライン
13と13′との間においてコンデンサ14に対して並
列に設けられている。
【0024】16は起動回路であり、トランス17と始
動用パルス発生部18とから構成されている。トランス
17の2次巻線17bの一端がコンデンサ19を介して
インダクタ11とコンデンサ14との間に接続され、ま
た他端が交流出力端子12に接続されており、始動用パ
ルス発生部18によりトランス17の1次巻線17aに
発生されるパルスが昇圧されて直流−交流変換回路7の
出力に重畳されるようになっている。
【0025】20はメタルハライドランプであり、交流
出力端子12と12′との間に接続されている。直流−
交流変換回路7の出力する矩形波は、インダクタ11、
コンデンサ14、トランス17等を経ることによって正
弦波に近似した波形となってメタルハライドランプ20
に供給される。
【0026】21はカレントトランスであり、給電ライ
ン13′上に設けられている。
【0027】22は制御回路であり、電圧検出部23、
電流検出部24、エラーアンプ25、点灯判別/周波数
制御部26、周波数可変発振部27から構成されてい
る。
【0028】電圧検出部23は、バッテリー電圧を検出
するために設けられ、その検出点は点灯スイッチ5の後
端とされている。そして、その出力信号は後段のエラー
アンプ25に送出される。
【0029】また、電流検出部24は、バッテリー電流
を検出するために設けられており、バッテリー電流は上
記電流検出抵抗6により電圧変換されて入力される。そ
して、その出力信号は後段のエラーアンプ25に送出さ
れる。
【0030】エラーアンプ25には、電圧検出部23の
出力信号と電流検出部24の出力信号との加算信号が入
力され、これと所定の基準電圧との間の差信号が後段の
周波数可変発振部27に送出される。つまり、エラーア
ンプ25は加算信号のレベルが一定の値となるように制
御するために設けられる。
【0031】点灯判別/周波数制御部26は、メタルハ
ライドランプ20の点灯状態又は不点灯状態を判別する
とともに、メタルハライドランプ20が不点灯状態であ
ると判別された場合には周波数可変発振部27に制御信
号を送出して直流−交流変換回路7の出力する矩形波状
電圧を一時的に高めるために設けられる。点灯判別/周
波数制御部26には、カレントトランス21や分圧抵抗
15、15による検出信号が入力され、カレントトラン
ス21の検出信号に基づいてメタルハライドランプ20
が点灯したか否かを判別して、メタルハライドランプ2
0が不点灯状態である場合に分圧抵抗15、15によっ
て検出される出力電圧が所定の値になるように制御する
ための信号を周波数可変発振部27に送出する。
【0032】周波数可変発振部27は、上記エラーアン
プ25、点灯判別/周波数制御部26からの信号に応じ
て変化する発振周波数をもった信号を発生して、これを
駆動制御回路10に送出することによって、直流−交流
変換回路7の出力する矩形波の周波数を制御するために
設けられている。
【0033】図3は制御回路22の構成例を示すもので
ある。
【0034】電圧検出部23は、演算増幅器28を用い
た電圧バッファの構成とされており、該演算増幅器28
の非反転入力端子には分圧抵抗29、29′によりバッ
テリー電圧の分圧値が入力される。尚、抵抗29の一端
が直流電源ライン4に接続され、その他端が抵抗29′
を介して接地されており、ツェナーダイオード30及び
コンデンサ31が抵抗29′に対して並列に設けられて
いる。
【0035】電流検出部24は、演算増幅器32を用い
た非反転増幅回路とされており、演算増幅器32の非反
転入力端子には、電流検出抵抗6による検出電圧が分圧
抵抗33、33′を介して入力される。尚、演算増幅器
32の出力端子と反転入力端子との間には抵抗34が介
挿されており、演算増幅器32の反転入力端子は抵抗3
5を介して接地されている。
【0036】エラーアンプ25は演算増幅器36を用い
て構成され、その非反転入力端子には演算増幅器28、
32の出力が抵抗37、38をそれぞれ介して入力され
る。また、演算増幅器36の反転入力端子には基準電圧
Erefが供給され、演算増幅器36の出力端子と反転
入力端子との間には抵抗39が介挿されている。
【0037】点灯判別/周波数制御部26は、反転増幅
回路を構成する演算増幅器40の反転入力端子に上記分
圧抵抗15、15による検出電圧が供給され、演算増幅
器40の非反転入力端子に供給される基準電圧がカレン
トトランス21によるランプ電流検出値の如何によって
変化されるように構成されている。
【0038】即ち、ダイオード41のアノードが分圧抵
抗15と15との間に接続され、そのカソードが抵抗4
2を介して演算増幅器40の反転入力端子に接続される
とともにコンデンサ43を介して接地されている。
【0039】また、カレントトランス21の2次巻線の
一端がツェナーダイオード44を介して接地されるとと
もに抵抗45を介してエミッタ接地のNPNトランジス
タ46のベースに接続されており、該トランジスタ46
のコレクタが分圧抵抗47と48との間に接続されてい
る。そして、分圧抵抗47の一端には所定電圧Vccが
供給され、その他端が分圧抵抗48を介して接地される
とともに抵抗49を介して演算増幅器40の非反転入力
端子に接続されている。
【0040】50はダイオードであり、そのアノードが
演算増幅器40の出力端子に接続され、そのカソードが
抵抗51を介して演算増幅器40の反転入力端子に接続
されている。
【0041】周波数可変発振部27は、可変容量ダイオ
ードを用いたCR発振回路の構成とされており、可変容
量ダイオードを用いることによって、パルス幅制御方式
等の電力制御を行う場合に比べて回路構成の簡単化が図
られている。
【0042】52は可変容量ダイオードであり、そのカ
ソードが上記ダイオード50のカソードに接続されると
ともに抵抗53を介して演算増幅器36の出力端子に接
続され、そのアノードは接地されている。
【0043】54はNOTシュミットトリガであり、そ
の入力端子はコンデンサ55を介して可変容量ダイオー
ド52のカソードに接続されている。
【0044】56はNOTシュミットトリガ54に対し
て並列に設けられた抵抗である。
【0045】57はNOTシュミットトリガ54の後段
に設けられた波形整形部であり、NOTシュミットトリ
ガ54の出力の立ち上がりから稍遅れた細幅の立ち上が
り微分波形を得るものである。図4に示すように、NO
Tシュミットトリガ54の出力は2つに分岐してその一
方が2入力NANDシュミットトリガ58の一方の入力
端子に入力され、他方がNOTシュミットトリガ59、
抵抗60及びコンデンサ61からなる積分回路62を経
てNANDシュミットトリガ58の残りの入力端子に入
力される。
【0046】63、64はNOTシュミットトリガであ
り、その一方63がNANDシュミットトリガ58の後
段に設けられ、他方の64がNOTシュミットトリガ6
3の後段に設けられている。そして、これらNOTシュ
ミットトリガ63、64の出力はともに直流−交流変換
回路7の駆動制御回路10に送出される。
【0047】駆動制御回路10は、半導体スイッチ素子
9(1)、9(2)に対する駆動信号のスイッチングス
ピードを速めたり、駆動信号がデッドタイムを含むよう
に波形整形を行う等の役割をもっている。
【0048】図4の構成例に示すように、駆動制御回路
10はD型フリップフロップ65及び66、2入力NA
NDシュミットトリガ67及び68、NOTシュミット
トリガ69及び70、コンプリメンタリ対71、72か
ら構成されている。
【0049】D型フリップフロップ65のクロック入力
端子(CK)には、上記NOTシュミットトリガ64の
出力信号が入力され、そのQ出力端子がNANDシュミ
ットトリガ67の入力端子の一方に入力される。尚、D
型フリップフロップ65のQバー出力信号はD型フリッ
プフロップ65、66のD入力端子にそれぞれ送出され
るとともに、NANDシュミットトリガ68の入力端子
の一方に送出される。
【0050】また、D型フリップフロップ66のクロッ
ク入力端子(CK)には、上記NOTシュミットトリガ
63の出力信号が入力され、そのQ出力端子がNAND
シュミットトリガ67の残りの入力端子に入力される。
尚、D型フリップフロップ65のQバー出力信号はNA
NDシュミットトリガ68の残りの入力端子に送出され
る。
【0051】NANDシュミットトリガ67、78の出
力信号は、後段のNOTシュミットトリガ69、70を
介してコンプリメンタリ対71、72にそれぞれ送られ
る。
【0052】そして、コンプリメンタリ対71、72の
出力は直流−交流変換回路7の半導体スイッチ素子9
(1)、9(2)への駆動信号としてそれぞれ送出され
る。
【0053】始動用パルス発生部18は、図2に示すよ
うに、コンデンサの充電電圧が所定電圧に達した時に自
己降伏型スイッチ素子の降伏によりトランス17の1次
側にパルスが発生されるように構成されている。
【0054】トランス17の1次巻線17aの一端は2
次巻線17bとコンデンサ19との間に接続されてお
り、他端はスパークギャップ等の自己降伏型スイッチ素
子73(図ではスイッチの記号で示す。)の一端子に接
続されている。
【0055】74はダイオードであり、そのアノードが
コンデンサ75を介してコンデンサ19とトランス17
の2次巻線17bとの間に接続され、そのカソードが給
電ライン13′に接続されている。
【0056】しかして、制御回路22にあっては、バッ
テリー電圧が分圧抵抗29、29′によって分圧されて
電圧検出部23の演算増幅器28に送られ、また、バッ
テリー電流が電流検出抵抗6によって検出されて電流検
出部24の演算増幅器32に送られて増幅される。
【0057】そして、演算増幅器28の出力と演算増幅
器32の出力が所定の比率をもって加算され、これがエ
ラーアンプ25に送出され、ここで基準値Erefと比
較される。
【0058】エラー電圧は抵抗53を介して周波数可変
発振部27の可変容量ダイオード52に供給され、これ
によって発振周波数が変化する。即ち、エラー電圧が大
きいと可変容量ダイオード52の逆方向バイアス電圧が
大きいので接合容量が小さくなり、発振周波数が高くな
る。
【0059】可変容量ダイオード52に対する制御電圧
はまた点灯判別/周波数制御部26からも与えられる。
【0060】ランプの起動時には電圧検出部23、電流
検出部24、エラーアンプ25からなる電力制御系から
外れて、演算増幅器40が制御の主流となる。
【0061】カレントトランス21によりランプ電流が
流れていないことが検出された場合にはトランジスタ4
6がオフ状態となり、演算増幅器40は分圧抵抗15、
15によって検出されるコンデンサ14の端子電圧が所
定の電圧(分圧抵抗47、48によるVccの分圧値に
より規定される。)となるような制御電圧を可変容量ダ
イオード52に供給する。つまり、演算増幅器40はラ
ンプ電圧を基準電圧と比較するエラーアンプ25となっ
ており、その制御電圧によって可変容量ダイオード52
の接合容量が変化し、これによって周波数可変発振部2
7の発振周波数が変化する。
【0062】ランプ電圧が低いときには、演算増幅器4
0の制御電圧が大きいので可変容量ダイオード52への
印加電圧が大きく、可変容量ダイオード52の接合容量
が小さくなるため、周波数可変発振部27の発振周波数
がインダクタ11及びコンデンサ14の共振周波数にほ
ぼ等しい値まで高くなる。
【0063】また、カレントトランス21により検出さ
れるランプ電流によりトランジスタ46がオン状態にな
ると、演算増幅器40の非反転入力端子がゼロレベルに
固定され、ダイオード50が導通しなくなるため、制御
は電力制御系に委ねられ、ランプが定常状態に近づくに
つれて周波数可変発振部27の発振周波数が低くなって
所定値に漸近していく。
【0064】周波数可変発振部27の出力信号は、駆動
制御回路10に送られて、ここでデッドタイムを含む2
つのほぼ相反した位相関係にある矩形波信号が得られ
る。
【0065】NOTシュミットトリガ63の出力信号と
NOTシュミットトリガ64の出力信号とは互いに反相
関係の信号であり、フリップフロップ65、66のQ出
力信号はこれらの分周信号となるが、フリップフロップ
66のQ出力信号の方がフリップフロップ65のQ出力
信号よりやや遅れた信号となる。そして、これらフリッ
プフロップ65、66の出力信号のQ出力同士とQバー
出力同士との論理積をとることによってデッドタイムを
もった2つの信号が得られる。そして、これらの信号に
よって直流−交流変換回路7の半導体スイッチ素子9
(1)、9(2)が駆動される。
【0066】上述したようにランプの点灯前には周波数
可変発振部27の発振周波数が高くなってインダクタ1
1及びコンデンサ14による共振が起こり、これによっ
て直流−交流変換回路7の出力電圧に対して数倍程度の
昇圧が行われる。尚、この一時的な昇圧によって回路の
著しい効率低下が生じたり、回路部品の耐圧が非常に高
くなるようなことはない。
【0067】共振電圧によって始動用パルス発生部18
内のコンデンサ75が充電されていき、その端子電圧が
所定電圧を越えた時点で自己降伏型スイッチ素子73が
降伏してトランス17の1次側にパルスが発生し、これ
がトランス17により昇圧されて数十キロボルトの始動
用パルスがメタルハライドランプ20に印加されてラン
プに起動がかかる。
【0068】ランプの点灯後には、周波数可変発振部2
7の発振周波数が低くなるが、ランプが点灯して間もな
いうち(0.1〜1ms程度)は共振の持続によりメタ
ルハライドランプ20には比較的高い電圧が供給される
ため、これによってグロー放電からアーク放電への移行
が促進される。
【0069】そして、電力制御系による周波数制御に移
行して、インダクタ11及びコンデンサ14による共振
はなくなり、最終的にランプの定電力制御が行われて点
灯状態が安定する。
【0070】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明放電灯の点灯回路によれば、点灯判別手段に
より放電灯の不点灯状態が判別されたときに点灯判別手
段の出力に応じて直流−交流変換回路の出力電圧の周波
数を高めることによって、直流−交流変換回路の後段に
設けられたインダクタ及びコンデンサからなる共振回路
の共振を惹き起こし、その共振電圧により起動回路のコ
ンデンサを充電して自己降伏型スイッチ素子の降伏によ
り始動用パルスを発生させることができるので、放電灯
の起動にあたって必要な高電圧を共振回路により一時的
に得ることができるとともに、共振の持続電圧により放
電灯の状態をグロー放電からアーク放電へと円滑に推移
させることができ、また、放電灯の点灯後には直流−交
流変換回路への入力電圧及び/又は入力電流に応じて
流−交流変換回路の出力電圧の周波数を低くすることに
よって放電灯の定常点灯時に過剰な電圧が放電灯にかか
らないように放電灯への供給電圧を適切に制御すること
ができる。
【0071】従って、放電灯の寿命への影響や回路の効
率低下が生じたり、部品の高耐圧化により装置の大型化
を招く等の不都合を回避することができる。
【0072】また、周波数制御手段を可変容量ダイオー
ドを用いたCR発振部によって構成すれば、回路構成の
簡単化を図ることができる。
【0073】尚、上記実施例において示した具体的な回
路構成は何れも本発明の具体化に当たってのほんの一例
を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的
範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯の点灯回路の概要を示す回
路ブロック図である。
【図2】直流−交流変換回路及び起動回路の構成を示す
回路図である。
【図3】制御回路の構成を示す回路図である。
【図4】周波数可変発振部及び駆動制御回路の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 放電灯の点灯回路 7 直流−交流変換回路 11 インダクタ 14 コンデンサ 16 起動回路 20 放電灯(メタルハライドランプ) 21、26 点灯判別手段 26、27 周波数制御手段 73 自己降伏型スイッチ素子 75 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−82277(JP,A) 特開 平5−13185(JP,A) 実開 平4−23097(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 41/14 - 41/29

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力電圧を交流電圧に変換して放電
    灯に供給するための直流−交流変換回路と、放電灯への
    始動用パルスを発生させて放電灯に印加する起動回路と
    を備えた放電灯の点灯回路において、 (イ)直流−交流変換回路の後段に放電灯に対してイン
    ダクタを直列に接続するとともにコンデンサを放電灯に
    対して並列に接続することにより形成される共振回路を
    上記起動回路の前段に設けたこと、 (ロ)直流−交流変換回路の出力電圧の周波数を変化さ
    せるための周波数制御手段を設けたこと、 (ハ)放電灯が点灯したか否かを判別するための点灯判
    別手段を設けたこと、 (ニ)点灯判別手段により放電灯の不点灯状態が判別さ
    れた時に、点灯判別手段の出力に応じて周波数制御手段
    が直流−交流変換回路の出力電圧の周波数を上記インダ
    クタ及びコンデンサによる直列共振を起こすに足る値に
    まで高め、また、点灯判別手段により放電灯の点灯状態
    が判別された時には上記直流−交流変換回路への入力電
    圧及び/又は入力電流に応じて周波数制御手段が直流−
    交流変換回路の出力電圧の周波数を低くすること、 (ホ)起動回路は(ニ)の共振電圧により充電されるコ
    ンデンサと、該コンデンサの端子電圧が所定電圧に達し
    たときに降伏して始動用パルスを発生させるための自己
    降伏型スイッチ素子を有すること、を特徴とする放電灯
    の点灯回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放電灯の点灯回路にお
    いて、周波数制御手段が可変容量ダイオードを用いたC
    R発振部を有し、点灯判別手段からの信号に応じた可変
    容量ダイオードの制御により直流−交流変換回路の出力
    電圧の周波数を変化させるようにしたことを特徴とする
    放電灯の点灯回路。
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