JP2005045873A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電圧監視回路6により、電源電圧Vmが電圧値V1未満になると制御信号Sc1がローレベルに、電源電圧Vmが電圧値V1以上になると制御信号Sc1がハイレベルになり、電圧比較回路7により、バックアップ電圧Vbが電源電圧Vm以上になると制御信号Sc2がローレベルに、バックアップ電圧Vbが電源電圧Vm未満になると制御信号Sc2がハイレベルになり、制御信号Sc1及びSc2が共にハイレベルのときは制御スイッチ5がオンして導通状態に、それ以外は制御スイッチ5がオフして遮断状態になるようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話等の2次電池を電源にして作動する機器の電源装置に関し、特に、メインバッテリの電圧が所定値よりも低下した際に該メインバッテリに代わって電源供給を行うバックアップ用バッテリを備えた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話等の2次電池を電源にした携帯用機器においては、該機器に電源を供給するメインバッテリの電圧が所定値よりも低下すると、該機器の所定の状態を保持するために電源供給を行うバックアップ用のバッテリを別途搭載していた。このような、バックアップ用バッテリの使用可能時間を長くする方法として、バックアップ時間を所定の時間に限定し、無用なバックアップ時間の延長を防止することにより、バックアップ用バッテリの消耗を防いで寿命を延ばすバックアップ電源回路があった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、従来のバックアップ用バッテリを使用した電源装置として、図7に示すようなものがあった。
図7において、機器に電源供給を行う2次電池からなるメインバッテリ101が接続される第1の電源端子102と、メインバッテリ101の電圧Vmが低下したときに機器の所定の状態を保持するための電源を供給するバックアップ用バッテリ103が接続される第2の電源端子104との間にはダイオード105が接続されている。ダイオード105は、メインバッテリ101の電圧Vmが低下した際にバックアップ用バッテリ103から該メインバッテリ101へ電流が流入することを防止して、バックアップ用バッテリ103の使用可能時間を長くするためのものである。
【0004】
ダイオード105には制御スイッチ106が並列に接続されており、メインバッテリ101の電圧Vmを監視し、メインバッテリ101の電圧Vmに応じて制御スイッチ106のスイッチング制御を行う電圧監視回路107を備えている。例えば、正常時のメインバッテリ101の電圧Vmが3.2V〜4.2Vであり、バックアップ用バッテリ103の電圧Vbが3.0Vである場合、電圧監視回路107は、メインバッテリ101の電圧Vmが3.0V未満に低下すると制御スイッチ106をオフさせて遮断状態にする。制御スイッチ106がオフすると、第1の電源端子102と第2の電源端子104との間にダイオード105が接続された状態になり、バックアップ用バッテリ103からメインバッテリ101に電流が流れることを防止して、バックアップ用バッテリ103の使用可能時間を長くしていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−145527号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年、機器に対するバックアップ時間を長くするために、バックアップ用バッテリの電圧を高くするようになってきた。例えば、図7において、バックアップ用バッテリ103の電圧を3.0Vから3.3Vに上昇させることにより、機器に対するバックアップ時間を長くすることができる。しかし、バックアップ用バッテリ103の電圧を高くすると、制御スイッチ106がオンしている期間に、バックアップ用バッテリ103よりもメインバッテリ101の電圧が低くなり、バックアップ用バッテリ103からメインバッテリ101に電流が流れ、バックアップ用バッテリ103の使用可能時間が短くなるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、バックアップ時間を長くするためにバックアップ用バッテリの電圧を高くしてもメインバッテリの電圧低下時にバックアップ用バッテリからメインバッテリに電流が流れることを防止でき、バックアップ時間を長くすることができる電源装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電源装置は、負荷への電源供給を行うメインバッテリの電圧Vmが低下すると該メインバッテリに代わって負荷に電源供給を行うバックアップ用バッテリを備えた電源装置において、
アノードに前記メインバッテリの電圧Vmが印加されると共に、カソードに前記バックアップ用バッテリの電圧Vbが印加され、メインバッテリの電圧Vmを前記負荷に出力するダイオードと、
入力された制御信号に応じて該ダイオードの短絡制御を行うスイッチ回路部と、
前記メインバッテリの電圧Vmを監視し、電圧Vmが所定の電圧値V1未満である否かを示した信号Sc1を出力する電圧監視回路部と、
前記メインバッテリの電圧Vmとバックアップ用バッテリの電圧Vbの電圧比較を行い、該比較結果を示した信号Sc2を生成して出力する電圧比較回路部と、を備え、
前記スイッチ回路部は、メインバッテリの電圧Vmが所定の電圧値V1未満であるか及び/又はメインバッテリの電圧Vmがバックアップ用バッテリの電圧Vb以下である場合、バックアップ用バッテリからメインバッテリへの電流の流入を防ぐように、電圧Vmが前記ダイオードを介して負荷に入力されるようにするものである。
【0009】
また、前記スイッチ回路部は、メインバッテリの電圧Vmが所定の電圧値V1以上であると共にメインバッテリの電圧Vmがバックアップ用バッテリの電圧Vbを超えている場合、前記ダイオードを短絡するようにした。
【0010】
一方、前記電圧比較回路部は前記負荷に設けられるようにしてもよいし、更に前記電圧監視回路部が前記負荷に設けられるようにしてもよい。
【0011】
また、前記ダイオード、スイッチ回路部、電圧監視回路部及び電圧比較回路部は、1つのICに集積されるようにしてもよい。
【0012】
また、前記ダイオード、スイッチ回路部及び電圧監視回路部は、1つのICに集積されるようにしてもよい。
【0013】
また、前記ダイオード及びスイッチ回路部は、1つのICに集積されるようにしてもよい。
【0014】
また、この発明に係る電源装置は、負荷への電源供給を行うメインバッテリの電圧Vmが低下すると該メインバッテリに代わって負荷に電源供給を行うバックアップ用バッテリを備えた電源装置において、
前記メインバッテリの電圧Vmを所定の電圧に安定化させて出力するレギュレータ回路部と、
アノードに該レギュレータ回路部の出力電圧が印加されると共に、カソードに前記バックアップ用バッテリの電圧Vbが印加され、前記レギュレータ回路部の出力電圧を前記負荷に出力するダイオードと、
入力された制御信号に応じて該ダイオードの短絡制御を行うスイッチ回路部と、
前記レギュレータ回路部の出力電圧を監視し、該出力電圧が所定の電圧値V1未満であるか否かを示した信号Sc1を出力する電圧監視回路部と、
前記レギュレータ回路部の出力電圧とバックアップ用バッテリの電圧Vbの電圧比較を行い、該比較結果を示した信号Sc2を生成して出力する電圧比較回路部と、を備え、
前記スイッチ回路部は、レギュレータ回路部の出力電圧が所定の電圧値V1未満であるか及び/又はレギュレータ回路部の出力電圧がバックアップ用バッテリの電圧Vb以下である場合、バックアップ用バッテリからメインバッテリへの電流の流入を防ぐように、電圧Vmが前記ダイオードを介して負荷に入力されるようにするものである。
【0015】
また、前記スイッチ回路部は、レギュレータ回路部の出力電圧が所定の電圧値V1以上であると共にレギュレータ回路部の出力電圧がバックアップ用バッテリの電圧Vbを超えている場合、前記ダイオードを短絡するようにした。
【0016】
また、前記電圧比較回路部は前記負荷に設けられてもよいし、更に前記電圧監視回路部が前記負荷に設けられるようにしてもよい。
【0017】
また、前記レギュレータ回路部、ダイオード、スイッチ回路部、電圧監視回路部及び電圧比較回路部は、1つのICに集積されるようにしてもよい。
【0018】
また、前記レギュレータ回路部、ダイオード、スイッチ回路部及び電圧監視回路部は、1つのICに集積されるようにしてもよい。
【0019】
また、前記レギュレータ回路部、ダイオード及びスイッチ回路部は、1つのICに集積されるようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における電源装置の構成例を示した図である。
図1において、電源装置1は、所定の機能を有する負荷20に電源を供給するメインバッテリ2と、該メインバッテリ2の電圧が所定値未満に低下すると負荷20を所定の状態に保持するように電源供給してバックアップするバックアップ用バッテリ3と、バックアップ用バッテリ3からメインバッテリ2への電流を遮断するダイオード4とを備えている。
【0021】
更に、電源回装置1は、ダイオード4に並列に接続された制御スイッチ5と、メインバッテリ2の電圧(以下、電源電圧と呼ぶ)Vmの検出を行い該検出した電源電圧Vmが所定の電圧値V1以上であるか否かを示した信号を出力する電圧監視回路6と、電源電圧Vmとバックアップ用バッテリ3の電圧(以下、バックアップ電圧と呼ぶ)Vbの電圧値を比較し、該比較結果を示す信号を出力する電圧比較回路7と、電圧監視回路6及び電圧比較回路7からの各出力信号が対応する入力端に入力されるAND回路8とを備えている。なお、制御スイッチ5及びAND回路8はスイッチ回路部をなす。第1の電源端子9にはメインバッテリ2が接続され、第2の電源端子10にはバックアップ用バッテリ3が接続されている。AND回路8は、入力された電圧監視回路6及び電圧比較回路7からの各信号に応じて制御スイッチ5のスイッチング制御を行う。
【0022】
第1の電源端子9にはダイオード4のアノード側が接続され、第2の電源端子10にはダイオード4のカソード側が接続されている。また、第1の電源端子9と第2の電源端子10との間、すなわちダイオード4に並列に制御スイッチ5が接続され、負荷20は、第2の電源端子10から電源供給を受ける。電圧監視回路6は、電源電圧Vmを監視し該監視結果に応じて制御信号Sc1をAND回路8の対応する入力端に出力する。電圧比較回路7は、電源電圧Vmとバックアップ電圧Vbを比較し、該比較結果を示す制御信号Sc2をAND回路8の対応する入力端に出力する。AND回路8は、入力された各制御信号Sc1及びSc2に応じた制御信号Sc3を制御スイッチ5に出力し、制御スイッチ5のスイッチング制御を行う。
【0023】
電圧監視回路6は、電源電圧Vmが所定の電圧値V1未満になると制御信号Sc1をローレベルにしてアサートし、電源電圧Vmが所定の電圧値V1以上になると制御信号Sc1をハイレベルにしてネゲートする。電圧比較回路7は、バックアップ電圧Vbが電源電圧Vm以上になるとローレベルの制御信号Sc2を出力し、バックアップ電圧Vbが電源電圧Vm未満になるとハイレベルの制御信号Sc2を出力する。例えば正常時の電源電圧Vmが3.2V〜4.2Vであり、バックアップ電圧Vbが3.3Vである場合、電圧値V1を2.9Vにすると、電源電圧Vm、バックアップ電圧Vb、各制御信号Sc1,Sc2及び制御スイッチ5の動作の関係は図2のようになる。
【0024】
制御スイッチ5は、制御信号Sc1及びSc2が共にハイレベルであるとき、制御信号Sc3がハイレベルになってオンし導通状態になる。すなわち、図2の場合、電源電圧Vmが2.9V以上であると共にバックアップ電圧Vbが電源電圧Vm未満である場合、制御スイッチ5はオンして導通状態になり、ダイオード4を短絡して第1の電源端子9は制御スイッチ5を介して第2の電源端子10に接続される。
【0025】
また、電源電圧Vmが2.9V未満であり、及び/又はバックアップ電圧Vbが電源電圧Vm以上である場合、制御スイッチ5はオフして遮断状態になり、第1の電源端子9は、ダイオード4を介して第2の電源端子10に接続される。このようにすることにより、バックアップ用バッテリ3に3.0V又は3.3Vの電圧の電池を使用しても、メインバッテリ2の電圧低下時にバックアップ用バッテリ3からメインバッテリ2に電流が流れることを防止することができ、機器に対するバックアップ時間を長くすることができる。
【0026】
図3は、ダイオード4及び制御スイッチ5の回路例を示した図である。
図3において、ダイオード4及び制御スイッチ5は、インバータ11〜13及びPMOSトランジスタQ1〜Q3で構成され、第1の電源端子9と第2の電源端子10との間にPMOSトランジスタQ1及びQ2が直列に接続され、該直列回路に並列にPMOSトランジスタQ3が接続されている。PMOSトランジスタQ1〜Q3の各サブストレートゲート(バックゲートともいう)はそれぞれ接続され、該接続部はPMOSトランジスタQ1とQ2との接続部に接続されている。
【0027】
AND回路8の出力端とPMOSトランジスタQ3のゲートとの間にはインバータ11〜13が直列に接続されており、インバータ11と12との接続部はPMOSトランジスタQ1のゲートに、インバータ12と13との接続部はPMOSトランジスタQ2のゲートにそれぞれ接続されている。AND回路8は、制御信号Sc1及びSc2が共にハイレベルのときのみハイレベルの制御信号Sc3を出力し、その他の場合はローレベルの制御信号Sc3を出力する。
【0028】
AND回路8からの制御信号Sc3がローレベルの場合、PMOSトランジスタQ1及びQ3がそれぞれオフすると共にPMOSトランジスタQ2がオンする。この場合、PMOSトランジスタQ1のソースとサブストレートゲートとの間の寄生ダイオードによってダイオードが形成され、PMOSトランジスタQ2がオンしていることにより第1の電源端子9と第2の電源端子10との間にダイオードが接続され、図1の制御スイッチ5がオフして遮断状態になった状態になる。
【0029】
次に、AND回路8からの制御信号Sc3がハイレベルの場合、PMOSトランジスタQ1及びQ3がそれぞれオンすると共にPMOSトランジスタQ2がオフする。この場合、第1の電源端子9は、PMOSトランジスタQ3によって第2の電源端子10に接続され、図1の制御スイッチ5がオンして導通状態になった状態になる。すなわち、電源電圧Vmが2.9V以上であると共にバックアップ電圧Vbが電源電圧Vm未満である場合、PMOSトランジスタQ1及びQ3がそれぞれオンしてPMOSトランジスタQ2がオフする。これに対して、電源電圧Vmが2.9V未満、及び/又はバックアップ電圧Vbが電源電圧Vm以上である場合、PMOSトランジスタQ1及びQ3がそれぞれオフしてPMOSトランジスタQ2がオンする。
【0030】
一方、携帯電話等の場合、負荷20は、第1の電源端子9の電圧、すなわち電源電圧Vmを監視し、得られた電源電圧Vmからメインバッテリ2の消耗状態を表示装置等を使用して使用者に示す機能を有するCPU等を備えている。このような場合、図1の電圧比較回路7の働きを該CPUに行わせるようにしてもよい。
図4は、図1の電圧比較回路7の機能を負荷20のCPU(図示せず)で行わせるようにした電源装置の例を示した図である。なお、図4では、図1と同じものは又は同様のものは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略する。
【0031】
図4では、負荷20は、第1の電源端子9及び第2の電源端子10から電源電圧Vm及びバックアップ電圧Vbがそれぞれ入力され、電源電圧Vmとバックアップ電圧Vbの電圧比較を行い該比較結果に応じてAND回路8の対応する入力端に制御信号Sc2を出力する。なお、負荷20による電圧比較動作及び該電圧比較結果に伴う制御信号Sc2の生成動作は電圧比較回路7と同じであることからその説明を省略する。
【0032】
更に、電圧監視回路6の機能も負荷20のCPUに行わせるようにしてもよく、図5は、このようにした電源装置の例を示した図である。なお、図5においても、図1と同じものは又は同様のものは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略する。
図5では、負荷20は、第1の電源端子9及び第2の電源端子10から電源電圧Vm及びバックアップ電圧Vbがそれぞれ入力されている。
【0033】
負荷20は、電源電圧Vmが所定の電圧V1未満であるか否かに応じた制御信号Sc1を生成してAND回路8の対応する入力端に出力すると共に、電源電圧Vmとバックアップ電圧Vbの電圧比較を行い該比較結果に応じた制御信号Sc2を生成してAND回路8の対応する入力端に出力する。なお、負荷20による制御信号Sc1及びSc2の生成動作は、電圧監視回路6及び電圧比較回路7と同じであることからその説明を省略する。また、図4及び図5の場合、厳密に言うと、負荷20も電源装置1の構成をなしている。
【0034】
また、図6で示すように、第1の電源端子9とダイオード4のアノードとの間にレギュレータ15を設けてもよく、このようにした場合、第1の電源端子9は、レギュレータ15を介してダイオード4のアノードに接続される。この場合、電圧監視回路6は、電源電圧Vmの代わりに、レギュレータ15の出力電圧を監視するようにしてもよい。この場合、ダイオード4、制御スイッチ5、電圧監視回路6、電圧比較回路7、AND回路8及びレギュレータ15は、1つのICに集積するようにしてもよい。
【0035】
言うまでもなく、図4及び図5において、図6と同様にレギュレータ15を設けるようにしてもよい。図4にレギュレータ15を設けた場合は、ダイオード4、制御スイッチ5、電圧監視回路6、AND回路8及びレギュレータ15は、1つのICに集積するようにしてもよい。図5にレギュレータ15を設けた場合は、ダイオード4、制御スイッチ5、AND回路8及びレギュレータ15は、1つのICに集積するようにしてもよい。
【0036】
このように、本第1の実施の形態における電源装置は、電圧監視回路6によって、電源電圧Vmが所定の電圧値V1未満になると制御信号Sc1がローレベルに、電源電圧Vmが所定の電圧値V1以上になると制御信号Sc1がハイレベルになり、電圧比較回路7によって、バックアップ電圧Vbが電源電圧Vm以上になると制御信号Sc2がローレベルに、バックアップ電圧Vbが電源電圧Vm未満になると制御信号Sc2がハイレベルになり、制御信号Sc1及びSc2が共にハイレベルのときは制御スイッチ5がオンして導通状態に、それ以外のときは制御スイッチ5がオフして遮断状態になる。このため、バックアップ用バッテリ3に3.0V又は3.3Vの電池を使用しても、メインバッテリ2の電圧低下時にバックアップ用バッテリ3からメインバッテリ2に電流が流れることを防止することができ、機器に対するバックアップ時間を長くすることができる。
【0037】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明の電源装置によれば、メインバッテリの電圧Vmが所定の電圧値V1未満であるか及び/又はメインバッテリの電圧Vmがバックアップ用バッテリの電圧Vb以下である場合、バックアップ用バッテリからメインバッテリへの電流の流入を防ぐように、電圧Vmが前記ダイオードを介して負荷に入力されるようにし、メインバッテリの電圧Vmが所定の電圧値V1以上であると共にメインバッテリの電圧Vmがバックアップ用バッテリの電圧Vbを超えている場合、前記ダイオードを短絡するようにした。このことから、バックアップ時間を長くするためにバックアップ用バッテリの電圧を高くしてもメインバッテリの電圧低下時にバックアップ用バッテリからメインバッテリに電流が流れることを防止でき、バックアップ時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電源装置の構成例を示した図である。
【図2】図1の電源電圧Vm、バックアップ電圧Vb、各制御信号Sc1,Sc2及び制御スイッチ5の動作の関係例を示した図である。
【図3】図1のダイオード4及び制御スイッチ5の回路例を示した図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における電源装置の他の構成例を示した図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における電源装置の他の構成例を示した図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における電源装置の他の構成例を示した図である。
【図7】バックアップ用バッテリを使用した電源装置の従来例を示した図である。
【符号の説明】
1 電源装置
2 メインバッテリ
3 バックアップ用バッテリ
4 ダイオード
5 制御スイッチ
6 電圧監視回路
7 電圧比較回路
8 AND回路
9 第1の電源端子
10 第2の電源端子
11〜13 インバータ
15 レギュレータ
20 負荷
Q1〜Q3 PMOSトランジスタ
Claims (14)
- 負荷への電源供給を行うメインバッテリの電圧Vmが低下すると該メインバッテリに代わって負荷に電源供給を行うバックアップ用バッテリを備えた電源装置において、
アノードに前記メインバッテリの電圧Vmが印加されると共に、カソードに前記バックアップ用バッテリの電圧Vbが印加され、メインバッテリの電圧Vmを前記負荷に出力するダイオードと、
入力された制御信号に応じて該ダイオードの短絡制御を行うスイッチ回路部と、
前記メインバッテリの電圧Vmを監視し、電圧Vmが所定の電圧値V1未満であるか否かを示した信号Sc1を出力する電圧監視回路部と、
前記メインバッテリの電圧Vmとバックアップ用バッテリの電圧Vbの電圧比較を行い、該比較結果を示した信号Sc2を生成して出力する電圧比較回路部と、を備え、
前記スイッチ回路部は、メインバッテリの電圧Vmが所定の電圧値V1未満であるか及び/又はメインバッテリの電圧Vmがバックアップ用バッテリの電圧Vb以下である場合、バックアップ用バッテリからメインバッテリへの電流の流入を防ぐように、電圧Vmが前記ダイオードを介して負荷に入力されるようにすることを特徴とする電源装置。 - 前記スイッチ回路部は、メインバッテリの電圧Vmが所定の電圧値V1以上であると共にメインバッテリの電圧Vmがバックアップ用バッテリの電圧Vbを超えている場合、前記ダイオードを短絡することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
- 前記電圧比較回路部は、前記負荷に設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
- 前記電圧監視回路部は、前記負荷に設けられることを特徴とする請求項3記載の電源装置。
- 前記ダイオード、スイッチ回路部、電圧監視回路部及び電圧比較回路部は、1つのICに集積されることを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
- 前記ダイオード、スイッチ回路部及び電圧監視回路部は、1つのICに集積されることを特徴とする請求項3記載の電源装置。
- 前記ダイオード及びスイッチ回路部は、1つのICに集積されることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
- 負荷への電源供給を行うメインバッテリの電圧Vmが低下すると該メインバッテリに代わって負荷に電源供給を行うバックアップ用バッテリを備えた電源装置において、
前記メインバッテリの電圧Vmを所定の電圧に安定化させて出力するレギュレータ回路部と、
アノードに該レギュレータ回路部の出力電圧が印加されると共に、カソードに前記バックアップ用バッテリの電圧Vbが印加され、前記レギュレータ回路部の出力電圧を前記負荷に出力するダイオードと、
入力された制御信号に応じて該ダイオードの短絡制御を行うスイッチ回路部と、
前記レギュレータ回路部の出力電圧を監視し、該出力電圧が所定の電圧値V1未満であるか否かを示した信号Sc1を出力する電圧監視回路部と、
前記レギュレータ回路部の出力電圧とバックアップ用バッテリの電圧Vbの電圧比較を行い、該比較結果を示した信号Sc2を生成して出力する電圧比較回路部と、を備え、
前記スイッチ回路部は、レギュレータ回路部の出力電圧が所定の電圧値V1未満であるか及び/又はレギュレータ回路部の出力電圧がバックアップ用バッテリの電圧Vb以下である場合、バックアップ用バッテリからメインバッテリへの電流の流入を防ぐように、電圧Vmが前記ダイオードを介して負荷に入力されるようにすることを特徴とする電源装置。 - 前記スイッチ回路部は、レギュレータ回路部の出力電圧が所定の電圧値V1以上であると共にレギュレータ回路部の出力電圧がバックアップ用バッテリの電圧Vbを超えている場合、前記ダイオードを短絡することを特徴とする請求項8記載の電源装置。
- 前記電圧比較回路部は、前記負荷に設けられることを特徴とする請求項8又は9記載の電源装置。
- 前記電圧監視回路部は、前記負荷に設けられることを特徴とする請求項10記載の電源装置。
- 前記レギュレータ回路部、ダイオード、スイッチ回路部、電圧監視回路部及び電圧比較回路部は、1つのICに集積されることを特徴とする請求項8又は9記載の電源装置。
- 前記レギュレータ回路部、ダイオード、スイッチ回路部及び電圧監視回路部は、1つのICに集積されることを特徴とする請求項10記載の電源装置。
- 前記レギュレータ回路部、ダイオード及びスイッチ回路部は、1つのICに集積されることを特徴とする請求項11記載の電源装置。
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