JP2001084054A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2001084054A
JP2001084054A JP25783899A JP25783899A JP2001084054A JP 2001084054 A JP2001084054 A JP 2001084054A JP 25783899 A JP25783899 A JP 25783899A JP 25783899 A JP25783899 A JP 25783899A JP 2001084054 A JP2001084054 A JP 2001084054A
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power supply
electronic device
circuit
power consumption
clock signal
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Takeshi Ishino
武 石野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で接続される電源の種別に応じて低
消費電力作動と高速作動とを切り換えて動作する電子機
器を提供する 【解決手段】低消費電力電源4と、低消費電力電源4と
は特性の異なる高速動作電源5と、クロック信号を発生
する発振手段3と、上記低消費電力電源4または高速動
作電源5から電力を供給され、かつ、上記発振手段3か
ら動作クロック信号を供給される制御手段1と、上記制
御手段1に供給されるクロック信号の周波数を上記制御
手段1に接続されている電源の種類に応じて変える周波
数変更手段2と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、詳しく
は、高速に動作するが消費電力が多い動作モードと、消
費電力は少ないが低速で動作する動作モードを持つ電子
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるパーソナルコンピュータ
等に接続される電子機器の電源としては、(1)当該パ
ーソナルコンピュータから直接電源供給を受ける、
(2)専用の電源装置を当該電子機器に接続して電源供
給を受ける、(3)当該電子機器内に電池等の電源供給
装置を内蔵する、等が知られるが、近年、これらの複数
種の電源を適宜切替えて使用することができる電子機器
も知られるようになっている。
【0003】ところで、一般に、電子機器は高速に動作
した方が利用者にとってを持たせる時間が短くなる等、
有利な点が多い。たとえば、デジタルカメラやスキャナ
ー等では画像の取り込み時間が短くなり、通信機器では
応答性やトラフィック負荷が良くなる等のメリットがあ
る。
【0004】これらの高速化は、たとえばクロック周波
数を上げることで実現できるが、一方でクロック周波数
を上げると消費電力が大きくなるという問題が生じる。
また電子機器に接続されている電源によってはその電力
供給能力の制限のために、当該電子機器の動作速度を抑
えてでも消費電力を小さくする必要がある。たとえば、
電源が商用交流電源を入力とする直流電源の場合であれ
ば十分な電力供給が可能なので電子機器の動作速度を上
げられるが、電源が電池の場合は電池寿命を確保すべく
電子機器の消費電力を小さくすることが望まれる。
【0005】このような状況により、電子機器の動作状
況や接続されている電源の電圧や電流に応じて、あるい
は利用者が操作することによって動作速度や消費電力を
制御する手法や装置が提案されている。たとえば、特開
平5−19891号公報には、装置に供給されるクロッ
ク信号の周波数を変えることにより、電源の電圧を変
え、高速動作と低消費電力動作を切り替える半導体装置
が開示されている。さらに、特開平5−235708号
公報には、電源電圧の変動を電流変化として取り出し、
この電流変化値に基づいて発振周波数を変化させる作動
増幅回路および発振回路が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−19891号公報に開示された技術では、供給
される電圧が電源の種類により異なるとパーソナルコン
ピュータ等内において一定の電圧に変換する回路が必要
となる。また、特開平5−235708号公報に開示さ
れた技術では、電池の電荷が少なくなったときにクロッ
ク周波数を切り換えるため常に監視しなければならず不
便である。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成で接続される電源の種別に応じて
低消費電力作動と高速作動とを切り換えて動作する電子
機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の電子機器は、第1の電源と、上記第
1の電源とは特性の異なる第2の電源と、クロック信号
を発生する発振手段と、上記第1または第2の電源から
電力を供給され、かつ、上記発振手段から動作クロック
信号を供給される制御手段と、上記制御手段に供給され
るクロック信号の周波数を上記制御手段に接続されてい
る電源の種類に応じて変える周波数変更手段と、を具備
することを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するために本発明の第2
の電子機器は、上記第1の電子機器において、上記第1
の電源は上記制御手段を低消費電力で駆動することを優
先する低消費電力電源であることを特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第3
の電子機器は、上記第1の電子機器において、上記第2
の電源は上記制御装置を高速で駆動することを優先する
高速駆動電源であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態である電
子機器の概略構成を示したブロック図である。
【0013】図1に示すように本実施形態の電子機器1
00は、接続されている電源種別の判断、クロック周波
数の切り換えを行う他、当該電子機器全般の制御を行う
制御手段1と、この制御手段1へ供給するクロック信号
の周波数を変更するクロック周波数変更手段2と、上記
制御手段1へ供給するクロック信号を生成する発振手段
3と、を備える。
【0014】また、当該電子機器100には第1の電源
としての低消費電力電源4と、第2の電源としての高速
動作電源5とが接続可能となっており、何れか一方ある
いは両方の電源から電力の供給を受けるようになってい
る。
【0015】上記低消費電力電源4は相対的に電力供給
能力が高くない電源、これに対して高速動作電源5は低
消費電力電源4に対して電力供給能力が高い電源であ
り、本実施形態ではそれぞれ小型電池、商用交流電源を
想定する。
【0016】一般に小型電池は小型で携帯性に富むもの
の商用電源に比して電力供給能力は限りがある。低消費
電力電源4はこのような性質を有する小型電池を想定す
る。電池を電源とする場合、電池寿命の点からも、ま
た、瞬間的な電流供給能力の点からも駆動される回路は
電力消費を抑えることが望ましい。本実施形態でも係る
事情を考慮して、電子機器100に低消費電力電源4が
接続されている場合は、制御手段1は各回路を低消費電
力駆動で動作させるようになっている。なお、詳しくは
後述する。
【0017】一方、商用電源は利便性には欠けるものの
電流供給能力の観点からは優れている。ところで、クロ
ック信号の周波数を変更する等により機器内の回路の動
作速度を変更できるような電子機器の場合、高速動作を
行うほど高速化による恩恵は受けられるものの電力消費
は高くなる。上述したように、電子機器100への電力
供給が商用電源等の高速動作電源5の場合、電力供給の
点においては支障ないため、回路を高速動作させること
ができる。本実施形態でも係る事情を考慮して、電子機
器100に高速動作電源5が接続されている場合は、制
御手段1は各回路に適した高速動作を行うよう制御す
る。なお、詳しくは後述する。
【0018】図2は、第1の実施形態の電子機器の構成
を詳しく示した電気回路図である。図に示すように、本
実施形態の電子機器100には、第1の電源としての低
消費電力電源4(電池E1)あるいは第2の電源として
の高速動作電源5(商用電源E2)が接続可能となって
いる。
【0019】高速動作電源5は、平滑回路(ダイオード
D1、コンデンサC1)、逆流防止ダイオードD3を介
して安定化レギュレータ11に接続され、一方、低消費
電力電源4は、逆流防止ダイオードD2を介して上記安
定化レギュレータ11に接続される。
【0020】安定化レギュレータ11の出力は制御手段
1であるCPU(以下、CPU1と記す)に接続され電
源となるとともに、抵抗R3を介して電源種別判断用ト
ランジスタ12のコレクタ端および該CPU1の電源判
断ポートに接続される。
【0021】トランジスタ12は電源種別判断用のスイ
ッチ機能を果たし、そのベースには抵抗R1を介して上
記平滑回路の出力(ダイオードD1のカソード)が接続
される。なお、トランジスタ12のベース−グランド間
には抵抗R2が挿入されている。ここで、電子機器10
0に高速動作電源5(E2)が接続されていない場合、
該トランジスタ12はオフ状態になるので、CPU1の
電源判断ポートはHレベルになる。
【0022】またCPU1は、クロック切り換えポート
とクロック入力ポートを有する。このクロック切り換え
ポートとクロック入力ポートには、3つのノア回路No
r1、Nor2、Nor3、3つのインバータ回路In
v1、Inv2、Inv3、2つのD−フリップフロッ
プDff1、Dff2を備えるクロック周波数変更回路
(周波数変更手段2)と、発振子Xtal1(発振手段
3)等が接続される。
【0023】すなわち、クロック切り換えポートにはノ
ア回路Nor1の一方の入力端子が接続されるととも
に、インバータ回路Inv3を介してノア回路Nor2
の一方の入力端子が接続される。また、上記ノア回路N
or1及びノア回路Nor2の出力端子はノア回路No
r3の一方の入力端子に接続される。
【0024】ノア回路Nor1の他の入力端子はインバ
ータ回路Inv2を介して発振子Xtal1に接続され
ている。さらに、ノア回路Nor2の他の入力端子はD
−フリップフロップDff2のQ出力端子に接続され
る。
【0025】一方、インバータ回路Inv2の出力端
は、D−フリップフロップDff1のCK端子に接続さ
れ、このD−フリップフロップDff1のQ出力端子は
D−フリップフロップDff2のCK端子に接続され
る。
【0026】また、発振子Xtal1の両端には、抵抗
R4とインバータ回路Inv1とが並列に接続され、さ
らに発振子Xtal1の両端はコンデンサC2、C3の
介してグランドに接地される。
【0027】次に、高速動作電源5(E2)の接続の有
無によるCPU1の電力制御の違いについて説明する。
【0028】まず、電子機器100に高速動作電源5が
接続されていない場合について説明する。CPU1はそ
の内部処理によって電源判断ポートのレベルを検出する
ようになっている。いま、当該電子機器100に高速動
作電源5(E2)が接続されていない場合、上述したよ
うにトランジスタ12はオフ状態になるので、CPU1
の電源判断ポートはHレベルとなる。これにより、CP
U1のクロック切り換えポートにはHレベルの信号が出
力される。
【0029】このクロック切り換えポートの出力信号
(H)はノア回路Nor1とインバータ回路Inv3を
通ってノア回路Nor2へ送られる。このノア回路No
r1の一方の入力端子には、上述したようにインバータ
回路Inv2を介して発振子Xtal1が接続されてい
るが、クロック切り換えポートがHレベルになっている
ので、該ノア回路Nor1の出力はLレベルに固定され
る。
【0030】また、上述したようにノア回路Nor2の
一方の入力端子にはD−フリップフロップDff2のQ
出力が接続される。このQ出力には、発振子Xtal1
の出力を2つのD−フリップフロップDff1、Dff
2を介すことによって周波数が1/4に落とされたクロ
ック信号が現れる。従って、ノア回路Nor3の出力は
発振子Xtal1の1/4クロック周波数になり、この
クロック周波数がCPU1へ供給されることになる。
【0031】次に、当該電子機器100に高速動作電源
5(E2)が接続された場合につい説明する。高速動作
電源5が接続されている場合、上記トランジスタ12は
オン状態になるのでCPU1の電源判断ポートはLレベ
ルになる。該CPU1はその内部処理によって電源判断
ポートのレベルを検出するが、ここではLレベルになっ
ているのでクロック切り換えポートにLレベルを出力す
る。
【0032】このクロック切り換えポートの出力信号
(L)はノア回路Nor1とインバータ回路Inv3を
通ってノア回路Nor2へ送られる。このノア回路No
r1の一方の入力端子には、上述したようにインバータ
回路Inv2を介して発振子Xtal1が接続されてい
るが、クロック切り換えポートがLレベルになっている
ので、該ノア回路Nor1の出力は発振子Xtal1と
同じになる。
【0033】また、ノア回路Nor2の一方の入力端子
にはD−フリップフロップDff2のQ出力が接続され
るが、インバータ回路Inv3を通ったノア回路Nor
2の入力がHレベルなので、該ノア回路Nor2の出力
はLレベルに固定される。従って、ノア回路Nor3の
出力は発振子Xtal1の出力を反転しただけのものと
なり、この出力がCPU1へ供給される。尚、高速動作
電源5(E2)を接続した場合、低消費電力電源4(E
1)をはずしても同じ動作になる。
【0034】このように本第1の実施形態の電子機器
は、接続された電源が電池等、消費電力を考慮しなけれ
ばならない電源である場合は発振周波数を下げて各回路
を低消費電力で駆動し、一方、接続された電源が商用電
源等、電力供給能力に優れた電源である場合は、発振周
波数を上げて各回路を高速で駆動することで、接続され
る電源の種別に応じて低消費電力作動と高速作動とを切
り換えて動作させることができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は、本発明の第2の実施形態である電子機
器の概略構成を示したブロック図である。
【0036】図3に示すように第2の実施形態の電子機
器200は、接続されている電源種別の判断、クロック
周波数の切り換えを行う他、当該電子機器全般の制御を
行う制御手段1と、この制御手段1を低消費電力で動作
させるときにクロック信号を生成して送る低消費電力動
作用発振手段6と、同制御手段1を高速に動作させると
きにクロック信号を生成して送る高速動作用発振手段7
と、を備える。
【0037】当該電子機器200には上記第1の実施形
態と同様に、第1の電源としての低消費電力電源4と、
第2の電源としての高速動作電源5とが接続可能となっ
ており、何れか一方あるいは両方の電源から電力の供給
を受けるようになっている。ここで、低消費電力電源4
は比較的電力供給能力が高くない電源、これに対して高
速動作電源5は比較的電力供給能力が高い電源であり、
本実施形態ではそれぞれ小型電池、商用電源を想定す
る。
【0038】図4は、第2の実施形態の電子機器の構成
を詳しく示した電気回路図である。図に示すように、本
第2の実施形態の電子機器200には、上記第1の実施
形態と同様に、第1の電源としての低消費電力電源4
(電池E1)あるいは第2の電源としての高速動作電源
5(商用電源E2)が接続可能となっている。
【0039】高速動作電源5は、平滑回路(ダイオード
D1、コンデンサC1)、逆流防止ダイオードD3を介
して安定化レギュレータ11に接続され、一方、低消費
電力電源4は、逆流防止ダイオードD2を介して上記安
定化レギュレータ11に接続される。
【0040】安定化レギュレータ11の出力は、制御手
段1であるCPU1に接続され電源となるとともに、抵
抗R3を介して電源種別判断用トランジスタ12のコレ
クタ端および該CPU1の電源判断ポートに接続され
る。
【0041】トランジスタ12は電源種別判断用のスイ
ッチ機能を果たし、そのベースには抵抗R1を介して上
記平滑回路の出力(ダイオードD1のカソード)が接続
される。なお、トランジスタ12のベース−グランド間
には抵抗R2が挿入されている。ここで、電子機器20
0に高速動作電源5(E2)が接続されていない場合、
該トランジスタ12はオフ状態になるので、CPU1の
電源判断ポートはHレベルになる。
【0042】またCPU1は、クロック切り換えポート
とクロック入力ポートを有する。このクロック切り換え
ポートとクロック入力ポートには、上記低消費電力動作
用発振手段6に相当する回路と、高速動作用発振手段7
に相当する回路とが接続される。
【0043】上記低消費電力動作用発振手段6は、発振
子Xtal3と、該発振子Xtal3の両端にそれぞれ
接続されたアナログスイッチA3、A4と、対グランド
間に挿入されたコンデンサC4、C5と、を備える。上
記スイッチA3、A4は何れも制御端子を備えた電子ス
イッチであり、この制御端子は何れもクロック切り換え
ポートに接続され、CPU1の制御下に発振子Xtal
3出力のオン、オフを切り換える。
【0044】また、発振子Xtal3の両端には上記ス
イッチA3、A4を介してインバータ回路Inv1及び
抵抗R4が並列に接続され、さらに発振子Xtal3の
出力はCPU1のクロック入力ポートに接続される。そ
して、CPU1の制御下にスイッチA3、A4が導通状
態となると発振子Xtal3のクロック信号がクロック
入力ポートに供給されるようになっている。
【0045】一方、高速動作用発振手段7は、上記発振
子Xtal3より高周波を発振する発振子Xtal2
と、この発振子Xtal2の両端にそれぞれ接続された
アナログスイッチA1、A2と、対グランド間に挿入さ
れたコンデンサC2、C3と、を備える。上記スイッチ
A1、A2は何れも制御端子を備えた電子スイッチであ
り、この制御端子は何れもインバータ回路Inv4を介
してクロック切り換えポートに接続され、CPU1の制
御下に発振子Xtal2出力のオン、オフを切り換え
る。
【0046】また、発振子Xtal2の両端はスイッチ
A1、A2を介して上記インバータ回路Inv1及び抵
抗R4の両端に接続される。そして、CPU1の制御下
にスイッチA1、A2が導通状態となると発振子Xta
l2のクロック信号がクロック入力ポートに供給される
ようになっている。
【0047】次に、本第2の実施形態の電子機器におい
て、高速動作電源5(E2)の接続の有無によるCPU
1の電力制御の違いについて説明する。
【0048】まず、電子機器200に高速動作電源5が
接続されていない場合について説明する。CPU1はそ
の内部処理によって電源判断ポートのレベルを検出する
ようになっている。いま、当該電子機器200に高速動
作電源5(E2)が接続されていない場合、上述したよ
うにトランジスタ12はオフ状態になるので、CPU1
の電源判断ポートはHレベルとなる。これにより、CP
U1のクロック切り換えポートにはHレベルの信号が出
力される。このとき、上記スイッチA3、A4の制御端
子にはHレベルの信号が、一方、スイッチA1、A2の
制御端子にはインバータ回路Inv4を介してLレベル
の信号が入力される。
【0049】スイッチA1、A2の制御端子にはLレベ
ルの信号が入力されるので遮断状態になり発振子Xta
l2のクロック信号はCPU1へは供給されない。一方
スイッチA3、A4の制御端子にはHレベルの信号が入
力されるので導通状態になり、発振子Xtal3のクロ
ック信号がCPU1へ供給される。すなわち、CPU1
には、低消費電力動作用発振手段6からのクロック信号
が供給されることになる。
【0050】次に、当該電子機器200に高速動作電源
5(E2)が接続された場合につい説明する。高速動作
電源5が接続されている場合、上記トランジスタ12は
オン状態になるのでCPU1の電源判断ポートはLレベ
ルになる。該CPU1はその内部処理によって電源判断
ポートのレベルを検出するが、ここではLレベルになっ
ているのでクロック切り換えポートにはLレベルの信号
が出力される。このとき、上記スイッチA3、A4の制
御端子にはLレベルの信号が、一方、スイッチA1、A
2の制御端子にはインバータ回路Inv4を介してHレ
ベルの信号が入力される。
【0051】スイッチA3、A4の制御端子にはLレベ
ルの信号が入力されるので遮断状態になり発振子Xta
l3のクロック信号はCPU1へは供給されない。一方
スイッチA1、A2の制御端子にはHレベルの信号が入
力されるので導通状態になり、発振子Xtal2のクロ
ック信号がCPU1へ供給される。すなわち、CPU1
には、高速動作用発振手段7からのクロック信号が供給
されることになる。
【0052】このように本第2の実施形態の電子機器
は、接続された電源が電池等、消費電力を考慮しなけれ
ばならない電源である場合は相対的に発振周波数が低い
発振回路を作動させて各回路を低消費電力で駆動し、一
方、接続された電源が商用電源等、電力供給能力に優れ
た電源である場合は、相対的に発振周波数が高い発振回
路で各回路を高速で駆動することで、接続される電源の
種別に応じて低消費電力作動と高速作動とを切り換えて
動作させることができる。
【0053】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図5は、本発明の第3の実施形態である電子機
器の構成を示したブロック図である。
【0054】この第3の実施形態の電子機器はコンピュ
ータのパラレルポート又はUSBポートのどちらかに接
続する電子機器で、接続されているポートに応じて低消
費電力動作と高速動作とを切り換えることを特徴とす
る。さらに、カメラに接続してカメラの駆動や表示等の
制御や、カメラ機能の調整、カメラ状態の診断、異常状
態処理(異常状態からの復帰等)を行う。
【0055】図5に示すように第3の実施形態の電子機
器300は、カメラ40に接続してカメラの駆動や表示
等の制御や、カメラ機能の調整、カメラ状態の診断、異
常状態処理(異常状態からの復帰等)を行う機器であっ
て、クロック周波数の切り換え等を行う他、当該電子機
器全般の制御を行うCPU21と、電子機器に供給され
る電源種別の判断を行う電源判断回路22と、CPU2
1を低消費電力で動作させるときにクロック信号を生成
して送る低消費電力動作用発振回路(第1の発振回路)
23と、同CPU21を高速に動作させるときにクロッ
ク信号を生成して送る高速動作用発振回路(第2の発振
回路)24と、CPU21の制御下に上記第1の発信回
路23と、第2の発発振回路24との作動を切り換える
クロック選択回路25と、パーソナルコンピュータ30
のパラレルポートに接続されるパラレルポート用コネク
タ26と、同じくパーソナルコンピュータ30のUSB
ポートに接続されるUSBポート用コネクタ27と、を
備える。
【0056】当該電子機器300は、まずパーソナルコ
ンピュータ30のパラレルポートに接続されている場
合、パラレルポートのデータ出力端子D0〜D7をH出
力にして、これらをまとめて電子機器への電源供給とし
ている。なお、パーソナルコンピュータ30と電子機器
300とのデータ通信は残りの信号線を用いてなされ、
CPU21の信号入出力ポートにそれぞれ接続される。
【0057】ここでパラレルポートD0〜D7の電流供
給能力は2mA/本であり8本まとめても16mAにし
かならない。電子機器300側がこれ以上の電流を使お
うとすると電圧が急に落ちるので、当該電子機器300
は16mA以上の電流を使わないように消費電力を小さ
くする必要がある。そこでCPU21は電源判断入力ポ
ートに入力された信号を見て、クロック周波数の低い発
振回路(第1の発振回路23)を使うようにクロック切
り換え出力ポートより信号を出す。
【0058】クロック選択回路25はこの信号を受け
て、第1の発振回路23を駆動し、第2の発振回路24
の作動を停止させる。このときCPU21は第1の発振
回路23のクロック信号を受けて動作するのでパーソナ
ルコンピュータ30との通信やCPU21内部での処理
等の動作は遅くなるものの、電子機器自体は低消費電力
で動作する。
【0059】一方、当該電子機器300がパーソナルコ
ンピュータ30のUSBポートに接続されている場合、
電子機器の電源はUSBポートから供給される。USB
は500mAまで電流を供給できるので、電子機器30
0の消費電力を小さくする必要は無い。したがって、C
PU21は電源判断入力ポートに入っている信号を見
て、クロック周波数の高い発振回路(第2の発振回路2
4)を使うようにクロック切り換え出力に信号を出す。
【0060】クロック選択回路25はこの信号を受け
て、第2の発振回路24を駆動し、第1の発振回路23
の作動を停止する。このときCPU21は第2の発振回
路24のクロック信号を受けて動作するので電子機器3
00の消費電力は大きくなるものの、パーソナルコンピ
ュータ30との通信やCPU21内部での処理等は高速
になり電子機器300は高速で動作する。なお、パーソ
ナルコンピュータ30と電子機器300の通信はUSB
に2本ある信号線を使うことは周知の通りである。
【0061】このように本第3の実施形態の電子機器
は、パラレルポートを介して電源が供給される場合は相
対的に発振周波数が低い発振回路を作動させて各回路を
低消費電力で駆動し、一方、USBポートを介して電源
が供給される場合は、相対的に発振周波数が高い発振回
路で各回路を高速で駆動することで、パーソナルコンピ
ュータから電源の供給を受ける場合、供給される電源の
種別に応じて低消費電力作動と高速作動とを切り換えて
動作させることができる。
【0062】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)第1の電源と、上記第1の電源とは特性の異なる
第2の電源と、クロック信号を発生する発振手段と、上
記第1または第2の電源から電力を供給され、かつ、上
記発振手段から動作クロック信号を供給される制御手段
と、上記制御手段に供給されるクロック信号の周波数を
上記制御手段に接続されている電源の種類に応じて変え
る周波数変更手段と、を具備することを特徴とする電子
機器。
【0063】(2)上記第1の電源は上記制御手段を低
消費電力で駆動することを優先したい低消費電力電源で
あることを特徴とする、(1)に記載の電子機器。
【0064】(3)上記第2の電源は上記制御装置を高
速で駆動することを優先したい高速駆動電源であること
を特徴とする、(1)に記載の電子機器。
【0065】(4)上記第1の電源は上記制御手段を低
消費電力で駆動することを優先したい低消費電力電源で
あり、上記第2の電源は上記制御手段を高速で駆動する
ことを優先したい高速駆動電源であることを特徴とす
る、(1)に記載の電子機器。
【0066】(5)上記第1の電源が出力する電圧と上
記第2の電源が出力する電源が出力する電圧は等しいこ
とを特徴とする、(1)乃至(4)に記載の電子機器。
【0067】(6)上記第1の電源が出力する電圧は上
記第2の電源が出力する電圧より低いことを特徴とす
る、(1)乃至(4)に記載の電子機器。
【0068】(7)上記第1の電源が供給できる電流と
上記第2の電源が供給できる電流は等しいことを特徴と
する、(1)乃至(6)に記載の電子機器。
【0069】(8)上記第1の電源が供給できる電流は
上記第2の電源が供給できる電流より低いことを特徴と
する、(1)乃至(6)に記載の電子機器。
【0070】(9)上記発振手段は上記第1の電源用の
発振手段と上記第2の電源用の発振手段を有することを
特徴とする、(1)乃至(8)に記載の電子機器。
【0071】(10)上記第1の電源用の発振手段の周
波数は上記第2の電源用の発振手段の周波数より低いこ
とを特徴とする、(9)に記載の電子機器。
【0072】(11)上記周波数変更手段は上記第1の
電源用の発振手段と上記第2の電源用の発振手段のどち
らか一方を選択することを特徴とする、(9)乃至(1
0)に記載の電子機器。
【0073】(12)上記周波数変更手段は上記第2の
電源用の発振手段が発生するクロック信号を分周するこ
とで上記第1の電源用の発振手段の周波数を得ることを
特徴とする、(9)乃至(10)に記載の電子機器。
【0074】(13)カメラ制御のための機器であるこ
とを特徴とする(1)乃至(12)に記載の電子機器。
【0075】(14)カメラの駆動機構を制御する機器
であることを特徴とする(13)に記載の電子機器。
【0076】(15)カメラの状態表示を制御する機器
であることを特徴とする(13)に記載の電子機器。
【0077】(16)カメラの調整動作を制御する機器
であることを特徴とする(13)に記載の電子機器。
【0078】(17)カメラの状態診断を制御する機器
であることを特徴とする(13)に記載の電子機器。
【0079】(18)カメラの異常処理動作を制御する
機器であることを特徴とする(13)に記載の電子機
器。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構成で接続される電源の種別に応じて低消費電力作
動と高速作動とを切り換えて動作する電子機器を提供す
ることをができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である電子機器の概略
構成を示したブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態の電子機器の構成を詳しく
示した電気回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である電子機器の概略
構成を示したブロック図である。
【図4】上記第2の実施形態の電子機器の構成を詳しく
示した電気回路図である。
【図5】本発明の第3の実施形態である電子機器の構成
を示したブロック図である。
【符号の説明】
1…制御手段 2…周波数変更手段 3…発振手段 4…低消費電力電源 5…高速動作電源 6…低消費電力動作用発振手段 7…高速動作用発振手段 12…電源種別判断用トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源と、 上記第1の電源とは特性の異なる第2の電源と、 クロック信号を発生する発振手段と、 上記第1または第2の電源から電力を供給され、かつ、
    上記発振手段から動作クロック信号を供給される制御手
    段と、 上記制御手段に供給されるクロック信号の周波数を上記
    制御手段に接続されている電源の種類に応じて変える周
    波数変更手段と、 を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記第1の電源は上記制御手段を低消費
    電力で駆動することを優先する低消費電力電源であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記第2の電源は上記制御装置を高速で
    駆動することを優先する高速駆動電源であることを特徴
    とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 カメラ制御のための機器であることを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の電子機器。
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