JP2005039899A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Atsuhiko Yoneda
篤彦 米田
Yasuo Shimizu
康夫 清水
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Abstract

【課題】ブラシレスモータを用いた電動パワーステアリング装置において、電流センサ等の装置の故障が検出された場合において、運転者にシステムの異常を伝え、かつ電動パワーステアリングシステムの作動を継続させることができる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリング系に補助トルクを付加するブラシレスモータ19と、操舵トルク検出手段20と、操舵トルク検出手段20からの操舵トルク信号に基づいてモータ19への通電を行うモータ駆動手段105と、モータ19に流れる電流を検出する電流センサ103,104と、電流センサ103,104の異常を検出する電流センサ異常検出手段101と、を備えた電動パワーステアリング装置10において、電流センサ異常検出手段101が電流センサ103,104の異常を検出した際に、通常の通電と異なる第2通電方法によって通電を行う。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、特に、自動車のステアリング装置において、モータの動力をステアリング系に付与して、運転者の操舵力負担を軽減する電動パワーステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動パワーステアリング装置は、ブラシ付きモータやブラシレスモータを動力源とする操舵力倍力装置や、マイクロコンピュータユニットおよびモータ駆動装置等からなる制御装置を備え、ステアリングハンドルに付与される操舵力、車速等を検出し、これらの検出信号に基づいて制御装置によってモータを駆動することにより、補助トルクを発生させ、ハンドル操舵力の軽減を図っている。
【0003】
図14は、ブラシレスモータの回転を制御するための従来の制御装置のブロック構成図である。制御装置200は、操舵トルク検出部201からの操舵トルク信号Tと車速検出部202からの車速信号Vを入力として、ブラシレスモータ203を制御する装置であり、目標電流設定部204と偏差演算部205,206とPI設定部207,208と演算部209,210とdq−3相変換部211とモータ駆動部212と、電流センサ213,214と、3相−dq変換部215と減衰部216,217と非干渉化制御部218とRD(レゾルバデジタル)変換部219から構成される。ブラシレスモータ203には、ブラシレスモータ203の回転角を検出するためのレゾルバ220が取り付けられている。
【0004】
目標電流設定部204は、操舵トルク信号Tと車速信号VとRD変換部219から出力されるブラシレスモータ203における回転子の固定子に対する回転角速度ωに基づいて、2相目標電流Id1,Iq1を計算し出力する。目標電流Id1,Iq1は、ブラシレスモータ203の回転子上の永久磁石が作り出す回転磁束と同期した回転座標系において、永久磁石と同一方向のd軸およびこれに直交したq軸にそれぞれ対応するもので、これらの目標電流Id1,Iq1をそれぞれ「d軸目標電流」および「q軸目標電流」という。
【0005】
それらのd軸およびq軸の目標電流Id1,Iq1は偏差演算部205,206において、d軸およびq軸の目標電流Id1,Iq1からd軸およびq軸の検出電流Id,Iqをそれぞれ減算することにより偏差DId,DIqを計算して、PI設定部207,208に出力する。
【0006】
PI設定部207,208は偏差DId,DIqを用いた演算の実行により、d軸およびq軸の検出電流Id,Iqがd軸およびq軸の目標電流に追従するようにd軸およびq軸の目標電圧Vd,Vqをそれぞれ計算する。d軸およびq軸の目標電圧Vd,Vqは、非干渉化制御部218および演算部209,210により、d軸およびq軸の目標電圧Vd’,Vq’に補正されてdq−3相変換部211に出力される。
【0007】
非干渉化制御部218は、d軸およびq軸の検出電流Id,Iqおよび回転子の回転角速度ωに基づいて、d軸およびq軸の目標電圧Vd,Vqのための非干渉化制御補正値を計算する。
【0008】
演算部209,210は、d軸およびq軸の目標電圧Vd,Vqから非干渉化制御補正値をそれぞれ減算することにより、d軸およびq軸の目標電圧Vd’,Vq’を算出して、dq−3相変換部211に出力する。
【0009】
dq−3相変換部211は、d軸およびq軸の目標電圧Vd’,Vq’を3相目標電圧Vu,Vv,Vwに変換して、3相目標電圧Vu,Vv,Vwをモータ駆動部(モータ駆動回路)212に出力する。
【0010】
モータ駆動部212は、PWM電圧発生部(プリドライブ回路)とインバータ回路を含む。モータ駆動部212は、モータ駆動部212の中の図示しないPWM電圧発生部によって3相目標電圧Vu,Vv,Vwに対応したPWM制御電圧信号(ゲート駆動信号)UU,VU,WUを生成してモータ駆動部212の中の図示しないインバータ回路に出力する。インバータ回路は、PWM制御電圧信号UU,VU,WUに対応した3相の交流駆動電流Iu,Iv,Iwを発生し、これらを3相の駆動電流路221を介してブラシレスモータ203にそれぞれ供給する。3相の交流駆動電流Iu,Iv,IwはそれぞれブラシレスモータをPWM駆動するための正弦波電流である。
【0011】
3相の駆動電流路221のうちの2つにはモータ電流検出部213,214が設けられ、各モータ電流検出部213,214は、ブラシレスモータ203に対し供給される3相の駆動電流Iu,Iv,Iwのうちの2つの駆動電流Iu,Iwを検出して3相−dq変換部215に出力する。この3相−dq変換部215では、検出駆動電流Iu,Iwに基づいて残りの駆動電流Ivも計算される。3相−dq変換部215は、これらの3相検出駆動電流Iu,Iv,Iwを2相のd軸およびq軸の検出電流Id,Iqに変換し、減衰部216,217を通して出力する。
【0012】
レゾルバ220からの信号は、RD(レゾルバデジタル)変換部219に連続的に供給されている。RD変換部219は、ブラシレスモータ203における回転子の固定子に対する角度(回転角)θを計算して、計算された角度θに対応する信号をdq−3相変換部211と3相−dq変換部215に供給する。また、RD変換部219は、ブラシレスモータ203における回転子の固定子に対する回転角速度ωを計算して、計算された回転角速度ωに対応する信号を目標電流設定部204と非干渉化制御部218に供給する。上記のレゾルバ220とRD変換部219によってモータ回転角検出部220Aが形成される。
【0013】
図15は、モータ駆動回路(モータ駆動部)を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置の回路図である。図15において、インターフェース回路223は、操舵トルク検出部201によって得られる操舵トルク信号Tと車速検出部202からの車速信号Vとエンジン回転検出部224からのエンジン回転信号rのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータを備え、入力されたそれらのアナログ信号をデジタル信号に変換してマイクロコンピュータ222に入力する。
【0014】
インターフェース回路225は、モータ電流検出部213,214によって検出される駆動電流Iu,Iwをデジタル信号に変換してマイクロコンピュータ222に入力する。インターフェース回路226は、RDコンバータ227からの励磁電流をレゾルバ220に送り、レゾルバ220からの出力信号をRDコンバータ227に送る。RDコンバータ227は、レゾルバ220からの出力信号から角度信号を出力し、マイクロコンピュータ222に送る。モータ駆動回路212は、プリドライブ回路228と、6つのパワーFETを備えたインバータ回路からなる。また、プリドライブ回路228は、電源229の電圧を昇圧する昇圧回路230によって、電源電圧を昇圧して高電位側のFETに駆動信号を供給している。
【0015】
マイクロコンピュータ222には、水晶発振子231とコンデンサ232,233が外付けで接続されており、マイクロコンピュータ222では、水晶発振子231の発振周波数が分周され、ブラシレスモータ201を駆動するためのPWM信号の周波数(PWM周波数)fPWMが生成される。
【0016】
RDコンバータ227にも、水晶発振子231とコンデンサ232,233が接続されており、RDコンバータ227でも、水晶発振子231の発振周波数が分周され、VRレゾルバ220の励磁信号の周波数(励磁周波数)fRESが生成される。
【0017】
上記のように、従来の制御装置200においては、操舵トルク検出部201から出力される操舵トルク信号T、車速検出部202から出力される車速信号V等に基づきブラシレスモータ203に供給する目標電流を設定する。この目標電流と、モータ電流検出部213,214が出力する検出電流との偏差がゼロになるようにPI制御し、ブラシレスモータ203をベクトル制御している(例えば、特許文献1参照)。
【0018】
万が一、電流センサ213,214等の装置の故障が検出された場合においても、正常な部分でモータの駆動制御を行い、操舵補助力の供給を続けることが望ましい。このような制御を行っている公知例は、特許文献2に開示されている。特許文献2に開示された装置の動作は、正常時には操舵トルクに基づき演算した目標電流とモータ電流の偏差がゼロになるようフィードバック制御によりモータを駆動制御し、電流検出手段の故障が検出された場合には、操舵トルクに応じて設定された目標電流に基づいて生成された第2駆動制御信号によってフィードフォワード制御によりモータを駆動制御するものであった。特許文献2で開示された装置では、モータはブラシ付きモータであったため、故障時に目標電流に基づきモータを制御していた。
【0019】
【特許文献1】
特開2002−331946公報
【特許文献2】
特許第3063896号
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブラシレスモータを用いた電動パワーステアリング装置では、電流は交流のため、ベクトル制御を用い、ブラシレスモータが発生するd軸目標電流、q軸目標電流のそれぞれとd軸実電流(d軸検出電流)、q軸実電流(q軸検出電流)それぞれを一致させる制御を行っている。よって、ブラシレスモータを用いた場合には、電流検出手段が故障したときには、特許文献2で開示される従来の技術のようなハンドルトルク等により設定した目標電流に基づいて生成された制御信号によるフィードフォワード制御は困難であり、正常な部分でモータの駆動制御を行い、操舵補助力を供給し続けることは困難であった。
【0021】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、ブラシレスモータを用いた電動パワーステアリング装置において、電流センサ等の装置の故障が検出された場合において、運転者にシステムの異常を伝え、かつ電動パワーステアリングシステムの作動を継続させることができる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る電動パワーステアリング装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0023】
第1の電動パワーステアリング装置(請求項1に対応)は、ステアリング系に補助トルクを付加するブラシレスモータと、ステアリング系への操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、少なくとも操舵トルク検出手段からの操舵トルク信号に基づいてブラシレスモータへの通電を行うモータ駆動手段と、ブラシレスモータに流れる電流を検出する電流センサと、電流センサの異常を検出する電流センサ異常検出手段と、を備えた電動パワーステアリング装置において、モータ駆動手段は、電流センサ異常検出手段が電流センサの異常を検出した際に、通常の通電と異なる第2通電方法によって通電を行うことで特徴づけられる。
【0024】
第1の電動パワーステアリング装置によれば、モータ駆動手段は、電流センサ異常検出手段が電流センサの異常を検出した際に、通常の通電と異なる第2通電方法によって通電を行うため、ブラシレスモータに交流電流を通電することが可能となり、電流センサの故障が検出された場合においても操舵補助力の供給を続けることができる。また、操舵フィーリングに変化が生じるので、装置の故障を運転者に警告することができる。
【0025】
第2の電動パワーステアリング装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくはモータ駆動手段での第2通電方法は矩形波通電であることで特徴づけられる。
【0026】
第2の電動パワーステアリング装置によれば、モータ駆動手段の第2通電方法は矩形波通電であるため、ブラシレスモータに交流電流を通電することが可能となり、装置の故障が検出された場合においても、操舵補助力の供給を続けることができる。また、操舵フィーリングに変化が生じるので、電流センサの故障を運転者に警告することができる。
【0027】
第3の電動パワーステアリング装置(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくはモータ駆動手段は、電流センサ異常検出手段が電流センサの異常を検出した際にモータへの通電を低減させることで特徴づけられる。
【0028】
第3の電動パワーステアリング装置によれば、モータ駆動手段は、電流センサ異常検出手段が電流センサの異常を検出した際にモータへの通電を低減させるため、電流センサの故障が検出された場合においても、操舵補助力の供給を続けることができるとともに、操舵フィーリングの変化によって装置の故障を運転者に警告することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0030】
図1〜図4を参照して本発明に係る電動パワーステアリング装置の全体的構成、機械的機構の要部構成、および電子回路ユニットのレイアウトを説明する。
【0031】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の全体構成図である。電動パワーステアリング装置10は、ステアリングホイール11に連結されるステアリング軸12等に対して補助用の操舵力(操舵トルク)を与えるように構成されている。ステアリング軸12の上端はステアリングホイール11に連結され、下端にはピニオンギヤ13が取り付けられている。ピニオンギヤ13に対して、これに噛み合うラックギヤ14aを設けたラック軸14が配置されている。ピニオンギヤ13とラックギヤ14aによってラック・ピニオン機構15が形成される。ラック軸14の両端にはタイロッド16が設けられ、各タイロッド16の外側端には前輪17が取り付けられる。上記ステアリング軸12に対し動力伝達機構18を介してブラシレスモータ19が設けられている。ブラシレスモータ19は、操舵トルクを補助する回転力(トルク)を出力し、この回転力を、動力伝達機構18を経由して、ステアリング軸12に与える。またステアリング軸12には操舵トルク検出部20が設けられている。操舵トルク検出部20は、運転者がステアリングホイール11を操作することによって生じる操舵トルクをステアリング軸12に加えたとき、ステアリング軸12に加わる当該操舵トルクを検出する。また、20dは舵角を検出する舵角センサであり、21は車両の車速を検出する車速検出部であり、22はコンピュータで構成される制御装置である。制御装置22は、操舵トルク検出部20から出力される操舵トルク信号Tと舵角センサ20dから出力される舵角信号と車速検出部21から出力される車速信号Vを取り入れ、操舵トルクに係る情報と舵角に係る情報と車速に係る情報に基づいて、ブラシレスモータ19の回転動作を制御する駆動制御信号SG1を出力する。またブラシレスモータ19には、レゾルバ等によって構成されるモータ回転角検出部23が付設されている。モータ回転角検出部23の回転角信号SG2は制御装置22にフィードバックされている。上記のラック・ピニオン機構15等は図1中で図示しないギヤボックス24に収納されている。
【0032】
上記において電動パワーステアリング装置10は、通常のステアリング系の装置構成に対し、操舵トルク検出部20、舵角センサ20d、車速検出部21、制御装置22、ブラシレスモータ19、動力伝達機構18を付加することによって構成されている。
【0033】
上記構成において、運転者がステアリングホイール11を操作して自動車の走行運転中に走行方向の操舵を行うとき、ステアリング軸12に加えられた操舵トルクに基づく回転力はラック・ピニオン機構15を介してラック軸14の軸方向の直線運動に変換され、さらにタイロッド16を介して前輪17の走行方向を変化させようとする。このときにおいて、同時に、ステアリング軸12に付設された操舵トルク検出部20は、ステアリングホイール11での運転者による操舵に応じた操舵トルクを検出して電気的な操舵トルク信号Tに変換し、この操舵トルク信号Tを制御装置22へ出力する。また、舵角センサ20dは、舵角を検出し舵角信号を制御装置22へ出力する。さらに、車速検出部21は、車両の車速を検出して車速信号Vに変換し、この車速信号Vを制御装置22へ出力する。制御装置22は、操舵トルク信号T、舵角信号および車速信号Vに基づいてブラシレスモータ19を駆動するためのモータ電流を発生する。モータ電流によって駆動されるブラシレスモータ19は、動力伝達機構18を介して補助操舵力をステアリング軸12に作用させる。以上のごとくブラシレスモータ19を駆動することにより、ステアリングホイール11に加えられる運転者による操舵力が軽減される。
【0034】
図2は、電動パワーステアリング装置10の機械的機構の要部と電気系の具体的構成を示す。ラック軸14の左端部および右端部の一部は断面で示されている。ラック軸14は、車幅方向(図2中左右方向)に配置される筒状ハウジング31の内部に軸方向へスライド可能に収容されている。ハウジング31から突出したラック軸14の両端にはボールジョイント32がネジ結合され、これらのボールジョイント32に左右のタイロッド16が連結されている。ハウジング31は、図示しない車体に取り付けるためのブラケット33を備えると共に、両端部にストッパ34を備えている。
【0035】
図2において、35はイグニションスイッチ、36は車載バッテリ、37は車両エンジンに付設された交流発電機(ACG)である。交流発電機37は車両エンジンの動作で発電を開始する。制御装置22に対してバッテリ36または交流発電機37から必要な電力が供給される。制御装置22はブラシレスモータ19に付設されている。また38はラック軸の移動時にストッパ34に当たるラックエンド、39はギヤボックスの内部を水、泥、埃等から保護するためのダストシール用ブーツである。
【0036】
図3は図2中のA−A線断面図である。図3では、ステアリング軸12の支持構造、操舵トルク検出部20、動力伝達機構18、ラック・ピニオン機構15の具体的構成と、ブラシレスモータ19および制御装置22のレイアウトとが明示される。
【0037】
図3において、上記ギヤボックス24を形成するハウジング24aにおいてステアリング軸12は2つの軸受け部41,42によって回転自在に支持されている。ハウジング24aの内部にはラック・ピニオン機構15と動力伝達機構18が収納され、さらに上部には操舵トルク検出部20が付設されている。ハウジング24aの上部開口はリッド43で塞がれ、リッド43はボルト44で固定されている。ステアリング軸12の下端部に設けられたピニオン13は軸受け部41,42の間に位置している。ラック軸14は、ラックガイド45で案内され、かつ圧縮されたスプリング46で付勢された当て部材47でピニオン13側へ押さえ付けられている。動力伝達機構18は、ブラシレスモータ19の出力軸に結合される伝動軸48に固定されたウォームギヤ49とステアリング軸12に固定されたウォームホイール50とによって形成される。操舵トルク検出部20は、ステアリング軸12の周りに配置される操舵トルク検出センサ20aから出力される検出信号を電気的に処理する電子回路部20bとから構成されている。操舵トルク検出センサ20aはリッド43に取り付けられている。
【0038】
図4は図3中のB−B線断面図である。図4ではブラシレスモータ19および制御装置22の内部の具体的構成が明示される。
【0039】
ブラシレスモータ19は、回転軸51に固定された永久磁石により成る回転子52と、回転子52の周囲に配置された固定子54とを備える。固定子54は固定子巻線53を備える。回転軸51は、2つの軸受け部55,56によって回転自在に支持される。回転軸51の先部はブラシレスモータ19の出力軸19aとなっている。ブラシレスモータ19の出力軸19aは、トルクリミッタ57を介して、回転動力が伝達されるように伝動軸48に結合されている。伝動軸48には前述の通りウォームギヤ49が固定され、これに噛み合うウォームホイール50が配置されている。回転軸51の後端部には、ブラシレスモータ19の回転子52の回転角(回転位置)を検出する前述のモータ回転角検出部(位置検出部)23が設けられる。モータ回転角検出部23は、回転軸51に固定された回転子23aと、この回転子23aの回転角を磁気的な作用を利用して検出する検出素子23bとから構成される。モータ回転角検出部23には例えばレゾルバが用いられる。固定子54の固定子巻線53にはモータ電流が供給される。以上のブラシレスモータ19の構成要素は、モータケース58の内部に配置される。
【0040】
図5は、前述の制御装置22のブロック構成図である。制御装置22は、モータ制御部100と故障検知部(電流センサ異常検出手段)101を備えている。故障検知部101には、電流センサ103,104からの信号が入力され、電流センサ103,104の故障を検知するものである。また、故障検知部101には、故障表示部102が接続されている。モータ制御部100は、基本的には、図14,15において説明したものと同様である。そして、故障検知部101は、電流センサ103,104の故障を判断したときは1を、故障を判断しないときはゼロを信号としてモータ駆動部105に出力するが、モータ駆動部105は、その故障検知部101からの信号がゼロのときには、第1の通電状態(例えば、正弦波)を保ち、故障検知部101からの入力が1のときには、第2の通電状態(例えば、矩形波)により制御がなされるように切り換えられる通電状態切換部106を備えている。
【0041】
モータ駆動部105は、PWM電圧発生部(プリドライブ回路)とインバータ回路を含む。モータ駆動部105は、モータ駆動部105の中の図示しないPWM電圧発生部によって3相目標電圧Vu,Vv,Vwに対応したPWM制御電圧信号(ゲート駆動信号)UU,VU,WUを生成してモータ駆動部105の中の図示しないインバータ回路に出力する。インバータ回路は、PWM制御電圧信号UU,VU,WUに対応した3相の交流駆動電流Iu,Iv,Iwを発生し、これらを3相の駆動電流路107を介してブラシレスモータ19にそれぞれ供給する。3相の交流駆動電流Iu,Iv,Iwは電流センサが正常のときはそれぞれブラシレスモータをPWM駆動するための正弦波電流であり、電流センサが異常のときは矩形波電流となるように制御する。
【0042】
図6は、具体的なモータ駆動部のブロック構成図である。モータ駆動部105は、目標電流に基づく3相目標電圧が与えられ、三相正弦波を発生させ出力する三相正弦波発生器110と、目標電流に基づく3相目標電圧が与えられ、三相矩形波を発生させ出力する三相矩形波発生器111と、故障検知部101からの切り換え信号によって三相正弦波と三相矩形波を切り換える通電状態切換部106と、通電状態切換部106を通して出力される各相正弦波電圧あるいは各相矩形波電圧および3相目標電圧を乗算して出力する乗算器112a,112b,112cと、三角波発生器113が発生させた三角波電圧、および乗算器112a,112b,112cの各出力電圧をそれぞれ比較し、その比較結果をPWM信号(UU,VU,WU)として出力する比較器114a,114b,114cと、比較器114a,114b,114cが出力した各PWM信号(UU,VU,WU)が与えられるゲート制御回路115とを備えている。
【0043】
ゲート制御回路115は、比較器114a,114b,114cから与えられた各PWM信号(UU,VU,WU)に応じて、トランジスタQ1−Q6の各ゲートをオンオフし、ブラシレスモータ19のステータに流れる電流の経路を切り換え、回転磁界を発生させる。
【0044】
ブラシレスモータ19のロータは、永久磁石を備えており、この回転磁界から回転力を受け回転する。ゲート制御回路115は、また、目標電流にしたがって、トランジスタQ1−Q6のオンオフをPWM制御することにより、ブラシレスモータの回転トルクを増減制御する。
【0045】
三相正弦波発生器110は、通常の三相正弦波Vu,Vv,Vwを発生させ、通電状態切換部106が正弦波通電状態のときには、その出力を乗算器112a,112b,112cに出力する。そして、乗算器112a,112b,112cにおいて3相目標電圧と乗算され、比較器114a,114b,114cに出力される。その後、比較器114a,114b,114cにより、三角波発生器113からの三角波とそれぞれ比較され、その比較結果はPWM信号(UU,VU,WU)としてそれぞれゲート制御回路115に与えられる。ゲート制御回路115は、比較器114a,114b,114cから与えられた各PWM信号(UU,VU,WU)に応じて、トランジスタQ1−Q6の各ゲートをオンオフしてブラシレスモータのステータに回転磁界を発生させ、ブラシレスモータのロータを回転駆動させる。
【0046】
三相矩形波発生器111は、三相矩形波Vu’,Vv’,Vw’を発生させ、通電状態切換部106が矩形波通電状態のときには、その出力を乗算器112a,112b,112cに出力する。そして、乗算器112a,112b,112cにおいて3相目標電圧と乗算され、比較器114a,114b,114cに出力される。その後、比較器114a,114b,114cにより、三角波発生器113からの三角波とそれぞれ比較され、その比較結果はPWM信号(UU,VU,WU)としてそれぞれゲート制御回路115に与えられる。ゲート制御回路115は、比較器114a,114b,114cから与えられた各PWM信号(UU,VU,WU)に応じて、トランジスタQ1−Q6の各ゲートをオンオフしてブラシレスモータのステータに回転磁界を発生させ、ブラシレスモータのロータを回転駆動させる。
【0047】
図7は、故障検知部を示すブロック構成図である。故障検知部101は、入力部120、出力部121、CPU122、記憶部123を備えている。この故障検知部101では、記憶部123内の記憶領域124には、電流センサが異常かどうか判定するための所定値が記憶されている。また、記憶領域125には、故障検知処理プログラムが記憶されている。故障検知部101は、電流センサ103,104からの検出電流の絶対値を求め、その絶対値が所定値より小さければ、正常であることを判断し、正常値信号、例えばゼロをモータ制御部100と故障表示部102に出力し、その絶対値が所定値より大きければ、故障と判断し、故障信号、例えば1をモータ制御部100と故障表示部102に出力する。
【0048】
故障表示部102は、電流センサ103,104が故障かどうかを表示する装置であり、例えば、故障検知部101からの入力信号に基づいて点滅する発光ダイオードなどを設けたものである。その発光ダイオードは、故障検知部101からの信号がゼロのときには、点灯しない状態を保ち、故障検知部101からの入力が1のとき、点灯するようにすれば良い。それにより、発光ダイオードが点灯したとき、電流センサが故障と判断することができる。
【0049】
次に本実施形態の作用について故障検知部101の記憶領域125に記憶される故障検知処理プログラムに対応する図8のフローチャートを用いて説明する。処理プログラムはイグニッションスイッチオンとともにスタートし、電流センサ103,104からの信号を入力する(ステップST10)。次に、電流センサからの検出電流値の絶対値を求める(ステップST11)。その絶対値と記憶部の記憶領域110に記憶された所定値とCPUにより比較する(ステップST12)。その結果、絶対値が所定値より小さいときは、ゼロをモータ制御部100と故障表示部102に出力する(ステップST13)。そのとき、モータ制御部100はその状態を保つ。また、故障表示部102は、発光ダイオードは点灯しない。そして、再び、ステップST10に戻り、処理を行う。
【0050】
図9は、この正弦波通電時でのロータ角度に対するトルクの変化を示すグラフである。曲線C10はU相トルク、曲線C11はV相トルク、曲線C12はW相トルクを示し、曲線C13は合成トルクを示す。このときには、トルクリップルは発生していない状態である。
【0051】
また、CPUにより比較した結果、絶対値が所定値以上のときには、信号1をモータ制御部100と故障表示部102に出力する(ステップST14)。そのとき、モータ制御部100は通電切換部104が作動し、正弦波発生器110から矩形波発生器111の信号による制御に切り替わる(ステップST15)。また、故障表示部103では、発光ダイオードが点灯する(ステップST16)。
【0052】
図10は、この矩形波通電時でのロータ角度に対するトルクの変化を示すグラフである。曲線C20はU相トルク、曲線C21はV相トルク、曲線C22はW相トルクを示し、曲線C23は合成トルクを示す。このときには、トルクリップルは発生している状態である。このとき、トルクリップルが生じているため、操舵フィーリングが変化する。
【0053】
このように、ブラシレスモータに交流電流を通電することが可能となり、電流センサの故障が検出された場合においても操舵補助力の供給を続けることができる。また、操舵フィーリングに変化が生じるので、装置の故障を運転者に警告することができる。
【0054】
次に、本発明の第2の実施形態に係る電動パワーステアリング装置を説明する。第2の実施形態では、図1で示した電動パワーステアリング装置の制御装置におけるモータ駆動部に3相目標電圧低減部を設けた装置である。それに従って、制御装置22は、次に述べるように一部変更される。
【0055】
図11は、制御装置22の一部を変更した制御装置22Bのブロック構成図である。制御装置22Bは、制御装置22のモータ駆動部105に3相目標電圧低減部130を設けた以外は同様の構成をしているため、同じ構成要素には同一の符号を付してある。故障検知部101には、電流センサ103,104からの信号が入力され、電流センサ103,104の故障を検出するものである。また、故障検知部101には、故障表示部102が接続されている。モータ制御部100は、基本的には、図5において説明したものと同様である。そして、故障検知部101は、電流センサ103,104の故障を判断したときは1を、故障を判断しないときはゼロを信号としてモータ駆動部105Bに出力するが、モータ駆動部105Bは、その故障検知部101からの信号がゼロのときには、第1の通電状態(例えば、正弦波)を保ち、故障検知部101からの入力が1のときには、第2の通電状態(例えば、矩形波)により制御がなされるように切り換えられる通電状態切換部106と、3相目標電圧を所定の比率で低減して乗算部に出力する3相目標電圧低減部130を備えている。
【0056】
モータ駆動部105Bは、PWM電圧発生部(プリドライブ回路)とインバータ回路を含む。モータ駆動部105は、モータ駆動部105の中の図示しないPWM電圧発生部によって3相目標電圧Vu,Vv,Vwに対応したPWM制御電圧信号(ゲート駆動信号)UU,VU,WUを生成してモータ駆動部105の中の図示しないインバータ回路に出力する。インバータ回路は、PWM制御電圧信号UU,VU,WUに対応した3相の交流駆動電流Iu,Iv,Iwを発生し、これらを3相の駆動電流路77を介してブラシレスモータ19にそれぞれ供給する。3相の交流駆動電流Iu,Iv,Iwは電流センサが正常のときはそれぞれブラシレスモータをPWM駆動するための正弦波電流であり、電流センサが異常のときは矩形波電流となり、3相目標電圧を低減し、ブラシレスモータへの通電を低減するように制御する。
【0057】
図12は、具体的なモータ駆動部のブロック構成図である。モータ駆動部105Bは、乗算器の前段に3相目標電圧低減部130を設けた以外は、第1の実施形態の図6と同様であるので、3相目標電圧低減部130の機能を説明し、その他の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0058】
3相目標電圧低減部130は、故障検知部101からの信号により3相目標電圧をそのまま乗算器に出力するか、所定の比率で低減させて出力する。3相目標電圧低減部130は、故障検知部101から入力される信号がゼロである場合、3相目標電圧をそのまま出力する。故障検知部101から入力される信号が1である場合、入力される3相目標電圧に所定の係数を乗算し、所定の比率で低減した3相目標電圧を乗算器に出力する。例えば、所定の係数を0.5とし、入力される3相目標電圧を2分の1の値で出力する。
【0059】
次に本実施形態の作用について図13のフローチャートを用いて説明する。電流センサ103,104からの信号を入力する(ステップST20)。次に、電流センサからの検出電流値の絶対値を求める(ステップST21)。その絶対値と記憶部の記憶領域110に記憶された所定値とCPUにより比較する(ステップST22)。その結果、絶対値が所定値より小さいときは、ゼロをモータ制御部100と故障表示部103に出力する(ステップST23)。そのとき、モータ制御部100はその状態を保つ。また、故障表示部102は、発光ダイオードは点灯しない。そして、再び、ステップST20に戻り、処理を行う。
【0060】
また、CPUにより比較した結果、絶対値が所定値以上のときには、信号1をモータ制御部100と故障表示部102に出力する(ステップST24)。そのとき、モータ制御部100は通電状態切換部106が作動し、正弦波発生器110から矩形波発生器111の信号による制御に切り替わる(ステップST25)。また、3相目標電圧低減部130により3相目標電圧が所定の比率で低減して乗算部に出力され、ブラシレスモータへの通電が低減される。さらに、故障表示部103では、発光ダイオードが点灯する(ステップST16)。
【0061】
これにより、ブラシレスモータに交流電流を通電することが可能となり、電流センサの故障が検出された場合においても操舵補助力の供給を続けることができる。また、操舵フィーリングに変化が生じるので、装置の故障を運転者に警告することができる。
【0062】
なお、本実施形態では、第2通電用に矩形波発生器を設けたが、正弦波発生器の発生する正弦波に高次の高調波を重量させて第2通電波形とする構成にしても良い。また、本実施形態では、電動パワーステアリング装置の操舵補助力を付与するモータとしてのブラシレスモータのベクトル制御に、dq制御を用いたものについて述べたが、本発明の範囲は上記のようなdq制御に限定されるわけではなく、交流電流が通電されるブラシレスモータをトルク制御する他のベクトル制御に関してもおよぶことは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0064】
電流センサ異常検出手段が電流センサの異常を検出した際に、通常の通電と異なる第2通電方法によって通電を行うため、ブラシレスモータに交流電流を通電することが可能となり、装置の故障が検出された場合においても操舵補助力の供給を続けることができる。また、操舵フィーリングに変化が生じるので、装置の故障を運転者に警告することができる。
【0065】
第2通電方法は矩形波通電であるため、ブラシレスモータに交流電流を通電することが可能となり、装置の故障が検出された場合においても、操舵補助力の供給を続けることができる。また、操舵フィーリングに変化が生じるので、装置の故障を運転者に警告することができる。
【0066】
電流センサ異常検出手段が電流センサの異常を検出した際にモータへの通電を低減させるため、装置の故障が検出された場合においても、操舵補助力の供給を続けることができるとともに、操舵フィーリングの変化によって装置の故障を運転者に警告することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の全体構成図である。
【図2】電動パワーステアリング装置の機械的機構の要部と電気系の具体的構成を示す図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図3におけるB−B線断面図である。
【図5】制御装置のブロック構成図である。
【図6】モータ駆動部のブロック構成図である。
【図7】故障検知部を示すブロック構成図である。
【図8】第1の実施形態の作用を説明するフローチャートである。
【図9】正弦波通電時でのロータ角度に対するトルクの変化を示すグラフである。
【図10】矩形波通電時でのロータ角度に対するトルクの変化を示すグラフである。
【図11】制御装置22Bのブロック構成図である。
【図12】モータ駆動部のブロック構成図である。
【図13】第2の実施形態の作用を説明するフローチャートである。
【図14】従来の電動パワーステアリング装置の制御装置のブロック構成図である。
【図15】従来の電動パワーステアリング装置の制御装置の回路図である。
【符号の説明】
10 電動パワーステアリング装置
11 ステアリングホイール
12 ステアリング軸
18 動力伝達機構
19 ブラシレスモータ
20 操舵トルク検出部
20d 舵角センサ
22 制御装置
23 モータ回転角検出部(レゾルバ)
100 モータ制御部
101 故障検知部
102 故障表示部
103 電流センサ
104 電流センサ
105 モータ駆動部
106 通電状態切換部
107 駆動電流路
110 三相正弦波発生器
111 三相矩形波発生器
130 三相目標電圧低減部

Claims (3)

  1. ステアリング系に補助トルクを付加するブラシレスモータと、
    前記ステアリング系への操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
    少なくとも前記操舵トルク検出手段からの操舵トルク信号に基づいて前記ブラシレスモータへの通電を行うモータ駆動手段と、
    前記ブラシレスモータに流れる電流を検出する電流センサと、
    前記電流センサの異常を検出する電流センサ異常検出手段と、を備えた電動パワーステアリング装置において、
    前記モータ駆動手段は、前記電流センサ異常検出手段が前記電流センサの異常を検出した際に、通常の通電と異なる第2通電方法によって通電を行うことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記モータ駆動手段での前記第2通電方法は矩形波通電であることを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記モータ駆動手段は、前記電流センサ異常検出手段が前記電流センサの異常を検出した際に前記ブラシレスモータへの通電を低減させることを特徴とする請求項1または2記載の電動パワーステアリング装置。
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