JP2005008172A - 野菜包装用容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】合成樹脂製シート素材を膨出成型させてなり、野菜を収容できる容器本体1と、該容器本体1を覆う蓋体2とからなる平面視方形の野菜包装用容器であって、容器本体1の第1周壁部1aを側面視において底壁3から容器の内方に向けて倒れ傾斜状に立ち上げ、開口端側において外周面側に向かって突出する周縁フランジ4を備え、該周縁フランジ4の最外端4aと、前記底壁3と該第1周壁部1aとの連接部の最外端3aとの位置を上下方向において略一致する構造。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製シート素材を膨出成型させた平面視方形状の野菜包装用容器であって、特に、そばの新芽、ブロッコリーの新芽、カイワレ大根の新芽等のスプラウト(新芽)を収容して販売するための野菜包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
かかる合成樹脂製シート素材を膨出成型させてなる野菜包装用容器は一般に周知である。従来、野菜包装用容器は、平面視方形状であって、容器本体を蓋体で覆うか、または、容器本体の上部を覆うようにフィルムを施すなど、容器本体に野菜を収容した後、蓋体あるいはフィルムで覆い、容器本体のいわゆる底壁と呼ばれる面を地面と接面させて載置するものが一般的であり、載置の態様は一態様に定まるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、図10に示した従来例の容器では、底壁3を地面に接面させて載置する。この載置状態では、面積の広い面を地面に接面させて載置することになり、かつ重心が低くなるので、載置状態の安定性という点においては優れている。
【0004】
しかしながら、面積の広い面を地面に接面させて載置することになると、容器1つあたりが占めるスペースが大きくなるので、容器の数量が多いときに、全ての容器を並べて載置するには、載置に多大なスペースを必要とするという課題がある。また、容器数に比して、載置スペースが限られているとき、殊に、販売時において、販売する野菜包装用容器数に比して、売り場面積が限られているときは、必然的に容器を複数段に積載して販売することとなるが、2段目以下に積み上げられた野菜包装用容器の内部は、容器を動かさなければ視認することができないという課題がある。さらに、内容野菜の種類によっては、図10に示すような扁平な容器を横に寝かせた状態で包装して長時間置いておくと鮮度が失われるものがある。
【0005】
他方、図11に示した従来例の容器では、底壁3を地面に接面させて載置する。この載置状態では、面積の狭い面を地面に接面させて載置することになり、省スペース化という点においては優れている。
【0006】
しかしながら、重心が高く、載置状態の安定性という点においては劣っており、容器を横に載置しようとしても、周縁フランジ4の出っ張りにより、容器が傾斜状になり、載置状態が不格好で、積載もしづらいという課題がある。
【0007】
そこで本発明は、1つの包装用容器で、内容野菜の鮮度保持、内容野菜の視認の容易化、載置状態の安定性、省スペース化等、さまざまな必要性に応じて、立てたり、横にしたりして載置することができる野菜包装用容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために講じた本発明にいう野菜包装用容器の構成を、実施例を示す図面に使用した共通の符号を用いて説明すると、合成樹脂製シート素材を膨出成型させてなり、野菜を収容できる容器本体1と、該容器本体1を覆う蓋体2とからなる平面視方形の野菜包装用容器であって、容器本体1の第1周壁部1aを側面視において底壁3から容器の内方に向けて倒れ傾斜状に立ち上げ、開口端側において外周面側に向かって突出する周縁フランジ4を備え、該周縁フランジ4の最外端4aと、前記底壁3と該第1周壁部1aとの連接部の最外端3aとの位置を上下方向において略一致する構造としてなる野菜包装用容器である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる野菜包装用容器を実施するに当たっては、容器本体1の第1周壁部1aに対向する第2周壁部1bの高さを第1周壁部1aの高さに比して低く設定し、該第1周壁部1aに相対する蓋体2の第1周壁部2aの高さを低く設定し、容器本体1における前記第2周壁部1bに相対する蓋体2の第2周壁部2bを第1周壁部2aの高さに比して高く設定し、蓋体2の天板5が閉蓋姿勢において容器本体1における底壁3と略平行になるように形成することができる。
【0010】
このような構造とすることにより、蓋体2の第2周壁部2bは高く設定されているので、容器を立てて載置したときに蓋体2の天板、第2周壁部2b及びこれらの連接部から内容野菜を視認することが容易となる。また、容器本体1の第1周壁部1a側の周縁フランジ4は斜め上方に突出することにより、容器を立てて載置したときに、該周縁フランジ4が載置面に対して外向きに傾斜した状態となるので、載置状態の安定性が増すという効果がある。さらに、蓋体2の天板5が閉蓋姿勢において容器本体1における底壁3と略平行になるように形成されているので、容器を横に載置したときに、安定して容器を積載していくことができる。
【0011】
該容器本体1の第1周壁部1a、第2周壁部1b、蓋体2の第1周壁部2a、第2周壁部2bのそれぞれの高さは任意であるが、容器本体1の底壁3と第1周壁部1aとの連接部の最外端3aと、容器本体1の第1周壁部1aの開口端側において外周面側に向かって突出する周縁フランジ4の最外端4aとの2点の幅、即ち、容器本体1の第1周壁部1aの上下方向の高さは、容器を立てて載置したときに、最外端3aと最外端4aの2点で容器を立てた状態を保持することができるような高さで決定する。
【0012】
また、蓋体2の第1周壁部2aの開口端側に外周面側に向かって突出するように設けられた周縁フランジ9の最外端9aの突出量は、相対する容器本体1の周縁フランジの最外端4aよりも小さくてもよいし、あるいは、最外端4aと同程度突出させて、容器を立てて載置したときに、最外端3a,4a,9aの3点で容器を立てた状態を保持するようにしてもよい。
【0013】
さらに、容器本体1の第1周壁部1aを側面視において底壁3から容器の内方に向けて倒れ傾斜状に立ち上げるのは、底壁3と該第1周壁部1aとの連接部に最外端3aを形成するためであるが、最外端3a,4aの2点、あるいは、最外端3a,4a,9aの3点で容器を立てた状態を保持することができさえすれば、容器本体1の第1周壁部1aの地面に対する傾斜角はいずれであってもよい。
【0014】
また、本発明にかかる野菜包装用容器を実施するに当たっては、一般に周知であるように、容器本体1と蓋体2とは合成樹脂製シート素材を材料とし、膨出成型手段によって所定の形状を付与して行う。この際、容器本体1と蓋体2は一体成形としてもよいし、分離型にしてもよい。あるいは、容器本体1における第1周壁部1aの高さと第2周壁部1bの高さとを略等しい高さのものとし、蓋体2に代えて、フィルム2Aで容器本体1の上面を覆うようにシールする野菜包装用容器であって、容器本体1の第1周壁部1aを側面視において底壁3から容器の内方に向けて倒れ傾斜状に立ち上げ、開口端側において外周面側に向かって突出する周縁フランジ4を備え、該周縁フランジ4の最外端4aと、前記底壁3と該第1周壁部1aとの連接部の最外端3aとの位置を上下方向において略一致する構造としてなる野菜包装用容器としてもよい。
【0015】
【実施例】
以下本発明の詳細を図に示した実施例に基づき説明する。図1は本発明の第1実施例の閉蓋状態の斜視図、図2は同、開蓋状態の斜視図、図3は同、開蓋状態の右側面図、図4及び図5は同、それぞれ横、縦に載置した閉蓋状態の右側面図、図6は同、底面図である。
【0016】
該実施例に示したカイワレ大根の新芽の包装用容器は、一般に公知であるように、ポリエチレンテレフタレート製シート素材を膨出成型させ、カイワレ大根の新芽を収容できる容器本体1と、該容器本体1を覆う蓋体2とを分離型として製造した、平面視方形の包装用容器である。
【0017】
該容器本体1を形成するにあたっては、図3に示すように、容器本体1の一辺の周壁部1aを側面視において底壁3から容器の内方に向けてやや傾斜するように立ち上げ、該周壁部1aに対向する周壁部1bの高さを略0としている。このため、容器本体1は側面視略三角形の形状となっている。
【0018】
而して、容器本体1の開口端側には、外周面側に向かって突出する周縁フランジ4が形成され、該周縁フランジ4から上方に向かって蓋体2の突条受け入れ嵌合部21に嵌合する突条11を、容器本体1の内周面側から直に、全周にわたって立ち上げている。該突条11の外周側の周壁には、蓋体2の突条受け入れ嵌合部21の内周面側の周壁に、蓋体2の内方に向かって、形成された凸部22を、閉蓋時に受け入れることができる嵌合凹部12が、4角に1箇所ずつと正面、背面の中央部にそれぞれ1箇所、左右側面にそれぞれ2箇所ずつ形成されており、両者を嵌合させることにより、閉蓋状態において容器本体1と蓋体2の分離を防止することができる。
【0019】
蓋体2を形成するにあたっては、同じく図3に示したように、前記容器本体1の周壁部1aに相対する蓋体2の周壁部2aの高さを略0とし、天板5を容器本体1の底壁3と略平行になるように形成し、これに合わせて、前記容器本体1の周壁部1bに相対する蓋体2の周壁部2bを形成する。このため、蓋体2は側面視略三角形の形状(容器本体1との関係では略逆三角形状)、閉蓋状態において容器全体では、図4に示したように、側面視おおよそ長方形状となっている。
【0020】
而して、蓋体2の開口部には、閉蓋時に、容器本体1の周縁フランジ4と相対接面する周縁フランジ4と、容器本体1の突条11を受け入れる突条受け入れ嵌合部21と、容器本体1の突条11の外周側の周壁に形成された嵌合凹部12に嵌合する凸部22とを備えている。蓋体2の天板5、第2周壁部2b、及び左右両周壁部はそれぞれ、滑らかな曲面状に連接されており、かつ、該蓋体2の第2周壁部2bは高く設定されているので、これらの各面から及びこれらの連接部から容器の内部が視認しやすくなっている。
【0021】
容器本体1の底壁には、カイワレ大根の新芽の根の部分を収容することができる、背面側から長手方向に幅約3センチメートル、底壁3に対して約5ミリメートルの窪み6が入れられている。容器本体1の底壁のその他の部分には、図6に示すように、容器の強度を増すためのリブ7が容器の長手方向に7本、略等間隔に入れられている。
【0022】
次いで、該実施例の容器の使用方法について説明する。図4は、容器を横に載置した状態、即ち、通常の載置状態を示している。底壁3のうち窪み6を形成している部分と、正面側の周縁フランジ4の最外端とで地面に接して載置している。この載置方法は、面積の広い面を底壁として載置し、かつ重心が低いので、載置状態の安定性という点において優れている。また、底壁3は地面と略平行に保たれるように、底壁3のうち窪み6を形成している部分と、正面側の周縁フランジ4の最外端を形成しているので、内容物の安定性もある。さらに、前述したように天板5は底壁3と略平行に形成されているので、即ち、天板5は地面と略平行に形成されているので、安定して容器を積載することもできる。
【0023】
図5は、容器を立てて載置した状態を示している。底壁3と該周壁部1aとの連接部の最外端3aと、背面側の周縁フランジ4の最外端4aとで地面に接して載置している。最外端3aと最外端4aの位置は、側面視で上下方向において略一致する構造としているので、容器を立てて載置したときに、容器が傾斜状になることなく、最外端3aと最外端4aの2点で容器が略直に立った状態を保持できる。また、最外端3aと最外端4aの2点で容器を立てた状態を保持することができるように、最外端3aと最外端4aの2点の幅、即ち、容器本体1の周壁部1aの上下方向の高さを決定している。この載置方法は、面積の狭い背面を地面に接面させて載置することになるので、省スペース化が実現でき、容器数に比して載置スペースが限られていても、立てて載置することによって、積載することなく、全ての容器が視認できるような載置が可能となりうる。
【0024】
図7は本発明の第2実施例の閉蓋状態の斜視図である。該実施例に示したカイワレ大根の新芽の包装用容器は、ポリエチレンテレフタレート製シート素材を膨出成型させた、カイワレ大根の新芽を収容できる容器本体1と、該容器本体1を覆う蓋体2とを連結部8を介して一体成型した平面視方形の包装用容器である。容器を立てて載置するときは、最外端3aと連結部8の2点で、容器が略直に立った状態を保持する。その他の容器の構造及び使用方法は第1実施例と同様である。
【0025】
図8は本発明の第3実施例の斜視図である。該実施例に示したカイワレ大根の新芽の包装用容器は、ポリエチレンテレフタレート製シート素材を膨出成型させた、カイワレ大根の新芽を収容できる容器本体1と、容器本体1の上面を覆うフィルム2Aから構成された平面視方形の包装用容器である。容器本体1の構造は、カイワレ大根の新芽の収容を可能にするため、周壁部1aに対向する周壁部1bの高さもある程度は必要であるので、該周壁部1bの高さを周壁部1aの高さと略等しい高さのものとし、容器本体1の開口部上面をフィルム2Aで覆っている。容器を横に載置するときは、底壁3のうち窪み6を形成している部分と、底壁3と容器本体1の第2周壁部1bとの連接部の最外端3bとで地面に接して載置させる。その他容器の構造及び使用方法は第1実施例と同様である。
【0026】
図9は第1乃至第3実施例の変形例であって、容器本体1の底面図を示している。底壁に形成された7本のリブの一部が切り取られている構造とされている。容器を立てて載置したときに、リブが切り取られた部分から、容器の内部のカイワレ大根の新芽の状態が視認できるようになっている。
【0027】
以上本発明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のもののみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明から既に明らかなように本発明は、容器本体の一辺の周壁部を側面視において底壁から容器の内方に向けて倒れ傾斜状に立ち上げ、開口端側において外周面側に向かって突出する周縁フランジを備え、周縁フランジの最外端と、底壁と周壁部との連接部の最外端との位置を上下方向において略一致する構造としたものであるから、底壁を地面に接面させて容器を横に載置することはもちろんのこと、前記2箇所の最外端を利用して容器を立てて載置することができるようになった。この結果、載置状態の安定性を重視する場合には、より広い面を地面と接面させて容器を横に載置すればよく、内容野菜の鮮度保持、内容野菜の視認の容易化、省スペース化を図りたい場合にはより狭い面を地面と接面させて容器を立てて載置すればよく、必要性に応じて、容器を立てたり、横にしたりして、容器の載置状態を決定することができるという効果を有するに至った。
【0029】
また、容器を立てて載置する方法をとった場合には、ある程度の数量の容器であれば、積載することなく並べて載置ができ、殊に、販売時において、消費者は、容器を動かすことなく容器内部の野菜の状態を視認して購入でき、そして、購入後もさらに容器を立てて載置し続けて保存すれば、調理する直前まで野菜を生育状態に置いて鮮度を保持し、食卓に新鮮野菜を提供することができるという効果も有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の閉蓋状態の斜視図
【図2】同、開蓋状態の斜視図
【図3】同、開蓋状態の右側面図
【図4】同、横に載置した閉蓋状態の右側面図
【図5】同、縦に載置した閉蓋状態の右側面図
【図6】同、底面図
【図7】第2実施例の閉蓋状態の斜視図
【図8】第3実施例の閉蓋状態の斜視図
【図9】第1乃至第3実施例の変形例の底面図
【図10】従来例の斜視図
【図11】別の従来例の斜視図
【符号の説明】
1 容器本体
1a 第1周壁部
1b 第2周壁部
2 蓋体
2a 第1周壁部
2b 第2周壁部
2A フィルム
3 底壁
3a 底壁3と第1周壁部1aとの連接部の最外端
4 容器本体1の周縁フランジ
4a 周縁フランジ4の最外端
5 天板
Claims (3)
- 合成樹脂製シート素材を膨出成型させてなり、野菜を収容できる容器本体(1)と、該容器本体(1)を覆う蓋体(2)とからなる平面視方形の野菜包装用容器であって、容器本体(1)の第1周壁部(1a)を側面視において底壁(3)から容器の内方に向けて倒れ傾斜状に立ち上げ、開口端側において外周面側に向かって突出する周縁フランジ(4)を備え、該周縁フランジ(4)の最外端(4a)と、前記底壁(3)と該第1周壁部(1a)との連接部の最外端(3a)との位置を上下方向において略一致する構造としてなる野菜包装用容器。
- 容器本体(1)の第1周壁部(1a)に対向する第2周壁部(1b)の高さを第1周壁部(1a)の高さに比して低く設定し、該第1周壁部(1a)に相対する蓋体(2)の第1周壁部(2a)の高さを低く設定し、容器本体(1)における前記第2周壁部(1b)に相対する蓋体(2)の第2周壁部(2b)を第1周壁部(2a)の高さに比して高く設定し、蓋体(2)の天板(5)が閉蓋姿勢において容器本体(1)における底壁(3)と略平行になるように形成してある請求項1に記載の野菜包装用容器。
- 容器本体(1)における第1周壁部(1a)の高さと第2周壁部(1b)の高さとを略等しい高さのものとし、蓋体(2)に代えて、フィルム(2A)で容器本体(1)の上面を覆うようにシールする野菜包装用容器であって、容器本体(1)の第1周壁部(1a)を側面視において底壁(3)から容器の内方に向けて倒れ傾斜状に立ち上げ、開口端側において外周面側に向かって突出する周縁フランジ(4)を備え、該周縁フランジ(4)の最外端(4a)と、前記底壁(3)と該第1周壁部(1a)との連接部の最外端(3a)との位置を上下方向において略一致する構造としてなる野菜包装用容器。
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JP2003172095A JP3757262B2 (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | 野菜包装用容器 |
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JP2014201313A (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-27 | 電気化学工業株式会社 | 包装用容器 |
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2003
- 2003-06-17 JP JP2003172095A patent/JP3757262B2/ja not_active Expired - Fee Related
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