JP4105186B2 - 容器の蓋 - Google Patents
容器の蓋 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4105186B2 JP4105186B2 JP2005279918A JP2005279918A JP4105186B2 JP 4105186 B2 JP4105186 B2 JP 4105186B2 JP 2005279918 A JP2005279918 A JP 2005279918A JP 2005279918 A JP2005279918 A JP 2005279918A JP 4105186 B2 JP4105186 B2 JP 4105186B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curved
- lid
- top surface
- horizontal
- curved surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Stackable Containers (AREA)
Description
する。
あって、立ち上がり周側面の上縁部を折曲して天面部を形成した蓋は、店頭展示の販売食
品類に多用されている。しかしこの種の容器蓋は、シートの薄さに加えて、成形時にシー
トが引き伸ばされることもあって、角隅の上部などが他の部分に比して弱く、潰れたり歪
んだりして変形しやすかった。蓋付き容器を多段に積み重ねたり、合成樹脂フィルムで強
くラッピング包装したりすることも多く、このような場合、一層変形しやすかった。
この対策として従来は、側面部分に或いは側面部分から天面隅部に亘って縦方向に補強
リブを並設する構造が採用されていた。他の構造として、天面と側面の境界部分に段違い
補強部を設け、或いは、側面上縁沿い乃至天面の周端部沿いに凸条部を周設したものもあ
った。
ってしまい、展示用の容器蓋としていながら、その主機能を損なわせていた。リブを無し
にするには強度が低下してしまうため、シートを厚くせざるを得ず、コスト高となる問題
があった。また、他の構造も含めて、側面と天面とは、段違い部が介在している場合は、
曲面を介して連続する面として成形し難かった。
本発明は、上記問題点に着眼してなしたものであり、リブや段違い部を形成せずに、薄
い合成樹脂シートによって平坦な側面と天面とを曲面の折曲部を介して連続面として形成
し、かつ荷重圧縮強度を損なわせず、高め得るように形成した上方突部の構成を有する蓋
を提供せんとするものであり、平坦面を基調とし曲面で連続したシンプルな面構成とする
ことができるので、透明蓋であれば被収納物を透視しやすいように成形できる蓋を提供せ
んとするものである。
また、上記において、上方突部を天面の水平面との高低差が2〜8mm内に収まるように形成し、上曲面を内外方向の切断面の曲り程度が1〜3Rの曲面とし、上曲面から天面への内傾斜面全体が天面の水平面に対して10〜40°の角度内に収まる平坦面乃至凹曲面とし、上方突部の頂部付近の拡開角度を60〜120°とし、両裾を同角度乃至それ以上のゆるやかな傾斜として形成するのが好ましい。
面とを曲面の折曲部を介して連続面として形成し、かつ天面周縁部の適宜箇所、例えば平
面視で隅丸四角形状の蓋であれば四隅部に、上方突部を形成することができ、上方突部の
形成によって該部付近の荷重圧縮強度を損なわせず高め得るように形成した蓋を提供する
ことができる。蓋は平坦面を基調とし曲面で連続したシンプルな面構成とすることができ
るので、透明蓋であれば被収納物を透視しやすいように成形した蓋とすることができる。
ものであって、本発明を限定するものではない。
図1〜7は一実施例を示し、図8,9は別の一実施例を示し、図10はこれら実施例と
対比例との強度試験状態を例示するものである。
うに形成し、上曲面10を内外側方向の切断面でみた曲り程度が1〜3R(半径)程度の
曲り状態の曲面とし、上曲面10から天面への内傾斜面11全体が天面7の水平面に対し
て10〜40°の角度内に収まる平坦面乃至凹曲面とし、内傾斜面の最も急傾斜となるコ
ーナー内側付近の傾斜状態であっても、その切断面が天面水平面を接線とした5R程度以
上の外接円の円弧に沿う曲り程度の傾斜曲面とし、他の部分はそれよりもなだらかな傾斜
面としてある。また、上方突部8は、コーナー外側方(図1のII矢視方向)から見た図
2の状態において、頂部付近の拡開角度を60〜120°とし、両裾9を同角度乃至それ
以上に開いたゆるやかな平坦面乃至凹曲面の傾斜として形成してある。さらに、上記内傾
斜面11を滑らかに形成するために、該内傾斜面と天面7の水平面との境界は、図7にい
ずれかの仮想線で示す如く表れるように形成するのがよい。同図(A)の大円弧形11a
とするか、同図(B)の中央部と両端部付近を円弧形としその間を直線で繋いだ円弧近似
形11bとするなどである。
器を積み重ねた時に、上段容器の底面部分を四つの上方突部内に嵌め込むことにより、ず
れ防止を兼ね得るのに役立つ。高すぎると強度が損なわれ、低すぎても強度が出ずかつず
れ防止機能を発揮し難くなる。上曲面10は角部を作らず面を連続させ、かつ突部の耐荷
重強度を維持するのに役立ち、曲率が大きすぎると強度が低下し、小さすぎると角状態と
なって連続面状態が損なわれ、また強度も低下する。内傾斜面11を上記角度内及び傾斜
程度に収めれば、耐荷重強度を大きくして保形性を高めることができ、角度が小さすぎる
と該強度が損なわれ、角度が大きすぎると折れ込みが起こりやすくなって強度が損なわれ
やすくなる。また、上方突部8の頂部付近の拡開角度は大きすぎても小さすぎても荷重強
度が損なわれやすくなる。両裾9の傾斜はなるべくなだらかに長く取るのが好ましく、上
記角度内に収めれば、耐荷重強度を維持するのに役立ち、小さすぎても大きすぎても上記
内傾斜面11が形成し難くなり、かつ強度が損なわれやすくなる。
示す本発明の実施例であり、(C)は対比例としての公知構成の蓋(天面の周端部沿いに
凸条部を周設)を示している。
上記(A)、(B)は図に丸点線で示した部位、すなわち上方突部の頂点部分を垂直加
圧して降伏強度(単位N)を測定し、公知例(C)は丸点線すなわちコーナーの凸条部上
面部分を同様にして測定した。
その結果は、C=3.71であったのに対し、A=8.36、B=5.95であり、本
発明とすることにより強度は明らかに高いものとなった。
5 曲面稜線、 6 曲面稜線、 7 天面、 8 上方突部、
9 両裾、 10 上曲面、 11 内傾斜面、 H 高低差。
Claims (3)
- 薄い合成樹脂シートを真空圧空成形し、容器本体との嵌合部(3)、起立した側面(2)、及び天面(7)を有し、四隅コーナー部を有した平面視略々四角形状の蓋(1)であって、
各コーナー部両側の隣接側面(2、2)間を曲面稜線(5)を介して連続形成し、側面(2)の上縁を曲面稜線(6)を介して水平な天面(7)に連続形成するとともに、
各コーナー部に曲面稜線(5)を天面(7)の水平面よりも高く上方へ延長した上方突部(8)を形成し、
各上方突部(8)は、その頂部を蓋外方へ膨出した上曲面(10)とするとともに、上方突部(8)両側に上曲面(10)から曲面稜線(6、6)に下り傾斜して連続するなだらかな両裾(9、9)を形成し、且つ上方突部(8)と天面(7)の水平面との間に上曲面(10)から蓋内方へ凹んだ凹曲面形状の内傾斜面(11)を形成した構成を有することを特徴とする容器の蓋の構造。 - 厚み150〜350μmの合成樹脂シートを成形してなる請求項1に記載の容器の蓋の構造。
- 上方突部(8)を天面(7)の水平面との高低差が2〜8mm内に収まるように形成し、上曲面(10)を内外方向の切断面の曲り程度が1〜3Rの曲面とし、上曲面(10)から天面(7)への内傾斜面(11)全体が天面(7)の水平面に対して10〜40°の角度内に収まる平坦面乃至凹曲面とし、上方突部(8)の頂部付近の拡開角度を60〜120°とし、両裾(9、9)を同角度乃至それ以上のゆるやかな傾斜として形成してなる請求項1又は2に記載の容器の蓋の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005279918A JP4105186B2 (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 容器の蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005279918A JP4105186B2 (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 容器の蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007091240A JP2007091240A (ja) | 2007-04-12 |
JP4105186B2 true JP4105186B2 (ja) | 2008-06-25 |
Family
ID=37977413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005279918A Active JP4105186B2 (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 容器の蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4105186B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4871626B2 (ja) * | 2006-04-04 | 2012-02-08 | リスパック株式会社 | 積み上げ包装用容器 |
JP5376511B2 (ja) * | 2009-05-13 | 2013-12-25 | 中央化学株式会社 | 蓋体および容器 |
JP4555887B1 (ja) * | 2009-11-12 | 2010-10-06 | 株式会社山田工作所 | シート成形金型および抜き型ならびにシート成形容器 |
JP5727163B2 (ja) * | 2010-07-15 | 2015-06-03 | シーピー化成株式会社 | 食品包装用容器の蓋 |
JP5837768B2 (ja) * | 2011-07-05 | 2015-12-24 | 株式会社エフピコ | 包装用容器の蓋体、及び、これを用いた包装用容器 |
JP2014118197A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Risu Pack Co Ltd | 容器本体と蓋体とからなる包装用容器 |
JP6163070B2 (ja) * | 2013-09-25 | 2017-07-12 | 中央化学株式会社 | 容器 |
JP2016132456A (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-25 | リスパック株式会社 | 容器本体または蓋体となる樹脂成形品 |
JP6940946B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2021-09-29 | 中央化学株式会社 | 包装用容器の蓋体 |
-
2005
- 2005-09-27 JP JP2005279918A patent/JP4105186B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007091240A (ja) | 2007-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4105186B2 (ja) | 容器の蓋 | |
US7963416B2 (en) | Food package with lid | |
EP1526077B1 (en) | A product container, in particular for fruit or vegetables | |
JP2009018866A (ja) | 包装用容器および蓋体 | |
JP3513644B2 (ja) | 食品用容器 | |
JP6997528B2 (ja) | 包装用容器 | |
JP5837768B2 (ja) | 包装用容器の蓋体、及び、これを用いた包装用容器 | |
MXPA04010167A (es) | Envase de exhibicion. | |
JP5425580B2 (ja) | 物流容器 | |
JP2967865B2 (ja) | 透明蓋の食品容器 | |
JP7511285B2 (ja) | 包装用容器の蓋体 | |
JP5461922B2 (ja) | フレア部を有する包装用容器 | |
JP7093120B2 (ja) | 包装用容器の蓋体とその成型方法 | |
JP6250352B2 (ja) | 物流容器 | |
JPH0350061Y2 (ja) | ||
EP3587290B1 (en) | Closing cover for a container made of plastic material for packaging food products and/or foodstuffs and related container | |
JP2008290728A (ja) | 包装用容器 | |
JP2010132302A (ja) | 包装容器 | |
JP2003335318A (ja) | 包装用容器 | |
JP3757262B2 (ja) | 野菜包装用容器 | |
JPH09165070A (ja) | おにぎり等の容器 | |
JP6506607B2 (ja) | 包装用容器 | |
EP2163485A1 (en) | Package for fruit | |
JP7429984B2 (ja) | 包装用容器 | |
JP2012030887A (ja) | 蓋体およびその蓋体を備えた包装用容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4105186 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20180404 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |