JP2005006857A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】掃除機本体1の走行方向に対して交差する方向に向けて主吸込口12より突出および退避可能な隅ブラシ26を設ける。隅ブラシ26に、床面の塵埃を吸い込む隅吸込口41を設ける。主吸込口12から床面の塵埃を吸い込み、隅吸込口41から障害物の際の床面の塵埃を吸い込むことで、床面を確実に掃除できる。障害物に隅ブラシ26が接触しても隅ブラシ26が掃除機本体1の後方に向けて退避して障害物などを損傷することを防止できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被掃除面の塵埃を吸い込む主吸込口を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した平面視円形状の掃除機本体を備えている。この掃除機本体の被掃除面としての床面に対向する下面には、電動送風機の吸込側に連通し床面上の塵埃を吸い込む吸込口が設けられている。この吸込口は、掃除機本体の側方に向けて突出可能に設けられている。そして、壁などの障害物の近傍では、吸込口を掃除機本体の側方に突出させ、この吸込口から障害物の際の塵埃を吸い込む(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、電動送風機の吸込側に連通した隅吸込口を有する隅掃除手段としての隅ブラシを、掃除機本体の側方に向けて突出可能に設けた電気掃除機も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−52582号公報(第3−6頁、図8)
【0005】
【特許文献2】
特開2003−38402号公報(第3−7頁、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1記載の電気掃除機では、掃除機本体の吸込口を移動させて隅掃除するため、隅掃除のときには掃除機本体の下側の床面を掃除できず、被掃除面を確実に掃除することが容易でないという問題点を有している。
【0007】
また、上述の特許文献2記載の電気掃除機では、隅ブラシが壁などの障害物に接触すると、これら障害物などを損傷するおそれがあるという問題点もある。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、被掃除面を確実に掃除でき、かつ障害物などを損傷することを防止した電気掃除機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被掃除面の塵埃を吸い込む隅吸込口を備え、掃除機本体の進行方向に対して交差する方向に向けて掃除機本体の主吸込口より突出および退避可能な隅掃除手段を具備したものである。そして、掃除機本体の主吸込口から被掃除面の塵埃を吸い込み、かつ掃除機本体の進行方向に対して交差する方向に向けて主吸込口より突出する隅掃除手段の隅吸込口から障害物などの際の被掃除面の塵埃を吸い込むことで、被掃除面を確実に掃除できるとともに、障害物などに隅掃除手段が接触してもこの隅掃除手段が掃除機本体の進行方向に対して交差する方向に向けて退避して障害物などを損傷することを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0011】
図1において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、工場や住居内などの被掃除面としての床面上を自立移動である自立走行、すなわち自走可能な電気掃除機である。この掃除機本体1は、ケース体としての円柱状の中空な本体ケース2を備えている。この本体ケース2内には、図5に示すように、集塵部としての集塵カップ3および電動送風機4が収容されている。なお、以下、掃除機本体1の進行方向すなわち走行方向に沿った方向を前後方向、この走行方向に対して直交する方向に沿った方向を側方、すなわち左右方向として説明する。
【0012】
本体ケース2は、例えば有底円筒状の下ケース5の上側に、この下ケース5の上部開口を閉塞するように有蓋円筒状の上ケース6を対向させて嵌合して形成されている。
【0013】
下ケース5は、図3および図4に示すように、床面に対向する略平面円形状の底板部5aを備え、この底板部5aの外周縁部の全周には、この底板部5aに対して略垂直に外周板部5bが一体に設けられている。
【0014】
底板部5aの本体ケース2の両側方には、掃除機本体1を床面上で走行、すなわち移動させる移動手段としての一対の駆動輪7が回転自在に取り付けられている。
【0015】
これら駆動輪7は、底板部5aの本体ケース2の両側方にそれぞれ開口された細長略矩形状の嵌込口8に嵌め込まれて、これら駆動輪7における一部の外周縁が本体ケース2内から下ケース5の底板部5aの下側へと突出している。また、これら駆動輪7のそれぞれは、本体ケース2の前後方向に対して略線対称な位置に設けられている。そして、これら駆動輪7のそれぞれは、磁気クラッチ9および駆動輪モータ10などにより駆動を制御され、駆動輪モータ10の駆動力により掃除機本体1を走行させる。
【0016】
またさらに、下ケース5の底板部5aの前側には、例えばドアレールなどの段差を乗り越えやすくするための傾斜面11が、本体ケース2の前方向に沿って上方に向けて傾斜して形成されている。
【0017】
また、下ケース5の底板部5aの前後方向の略中心部には、図1、図3および図4に示すように、床面に対向して開口した細長矩形状の主吸込口12が設けられている。この主吸込口12は、駆動輪7の間に位置し、本体ケース2の左右方向に沿って長手方向を有している。またさらに、この主吸込口12は、本体ケース2内に向けて上方に矩形凹状に窪んで設けられており、内部に回転清掃体としての本体側ブラシ13が回転可能に取り付けられている。この本体側ブラシ13は、図示しないブラシモータにより周方向に回動される。
【0018】
さらに、主吸込口12の本体ケース2の左右方向の中心域には、矩形状の吸込風路14が連通して一体に設けられている。この吸込風路14は、上方向に直線状に設けられ、上端部に矩形状の接続口15が開口形成されている。そして、吸込風路14は、接続口15および集塵カップ3を介して電動送風機4の吸込側に連通している。
【0019】
また、本体ケース2内の主吸込口12の前方には、電動送風機4に電力を供給する電源部としての二次電池16が着脱可能に取り付けられている。
【0020】
一方、集塵カップ3は、図5に示すように、略有底円筒状に設けられ、下ケース5の前側寄りに着脱可能に取り付けられている。この集塵カップ3は、吸込風路14を介して主吸込口12に連通接続されている。また、電動送風機4は、本体ケース2内の主吸込口12の後方に取り付けられている。この電動送風機4は、吸込側が集塵カップ3、接続口15および吸込風路14を介して主吸込口12に連通接続されている。
【0021】
そして、集塵カップ3は、電動送風機4の駆動により主吸込口12から吸い込んだ吸込風を旋回させて、この吸込風とともに吸い込んだ塵埃を自重による遠心分離にて吸込風から分離して、この塵埃を内部に集塵する。
【0022】
さらに、下ケース5の外周板部5bの後部には、図1に示すように、図示しない充電台に対して接続可能な略矩形凹状の端子嵌合部21が開口している。この端子嵌合部21内には、図示しない金属端子などが設けられ、これら金属端子は、掃除機本体1を図示しない充電台に接続した状態でこの充電台から供給される電力を二次電池16に供給してこの二次電池16を充電させる。
【0023】
またさらに、下ケース5の底板部5aの端子嵌合部21の下方に位置した部分には、矩形状の従動輪嵌合部22が一対切り欠き形成されている。これら従動輪嵌合部22には、図3および図4に示すように、略円柱状の一対の従動輪22aが前後方向に沿って回転可能に取り付けられている。これら従動輪22aは、下端部が下ケース5の底板部5aの下方に若干突出しており、駆動輪7の走行により従動回転する。
【0024】
そして、図1、図3および図4に示すように、下ケース5の外周板部5bの端子嵌合部21の両側方には、下ケース5の周方向に沿って長手方向を有する矩形状の隅ブラシ収納口23がそれぞれ切り欠き形成されている。これら隅ブラシ収納口23は、下ケース5の底面部5aから外周板部5bの上下方向の中心域に亘って切り欠き形成されている。これら隅ブラシ収納口23は、駆動輪7よりも走行方向に対して後方に設けられている。
【0025】
また、下ケース5内には、隅ブラシ収納口23にそれぞれ連通した隅ブラシ収納部24が、隔壁25により区画形成されている。これら隅ブラシ収納部24内には、掃除機本体1の走行方向に対して交差する方向に向けて主吸込口12より突出および退避可能な隅掃除手段としての隅ブラシ26が収納可能となっている。すなわち、隅ブラシ26は、掃除機本体1の走行方向に対して最前に位置する駆動輪7の後端部よりも後方に設けられ、かつ本体ケース2の前後方向の中心域よりも後側に位置している。
【0026】
隔壁25は、隅ブラシ収納口23の周縁部から下ケース5の外周板部5bに連続して平面視で略コ字状に設けられている。
【0027】
隅ブラシ26は、隅ブラシケース27を備えている。この隅ブラシケース27は、平面視で略矩形状に形成された隅ブラシ下ケース28と、この隅ブラシ下ケース28の上部開口を閉塞して取り付けられる隅ブラシ上ケース29とを有している。
【0028】
隅ブラシ下ケース28は、この隅ブラシ下ケース28の外周面となる外側下板部31を備えている。この外側下板部31は、長手方向に沿った一部が、隅ブラシ26が隅ブラシ収納部24内に収納された状態で下ケース5の外周板部5bの曲面に沿うように、円弧面状に形成されている。
【0029】
また、隅ブラシ下ケース28内の長手方向の一端部寄りの位置には、図2に示すように、隅ブラシ下ケース28の幅方向に沿って、矩形平板状の駆動部隔壁32が設けられている。この駆動部隔壁32は、外側下板部31の幅方向の一側部から他側部に亘って連続して設けられている。さらに、隅ブラシ下ケース28の幅方向の中心域には、外側下板部31の長手方向に沿って、矩形平板状のブラシ隔壁33が設けられている。このブラシ隔壁33は、駆動部隔壁32から、隅ブラシ下ケース28の長手方向の他端部に亘って連続して設けられている。
【0030】
またさらに、このブラシ隔壁33の長手方向の略中心域には、このブラシ隔壁33に対して略直交する方向に沿って、モータ隔壁34が一体に設けられている。このモータ隔壁34は、ブラシ隔壁33と、外側下板部31の長手方向に沿った部分との間に亘って連続して設けられている。
【0031】
この結果、隅ブラシ下ケース28内には、駆動部隔壁32と外側下板部31により、平面視矩形状の駆動部収容部35が区画形成され、駆動部隔壁32、ブラシ隔壁33および外側下板部31により細長矩形状のブラシ収容部36が区画形成され、かつモータ隔壁34、ブラシ隔壁33および外側下板部31により、モータ収容部37と車輪収容部38とがそれぞれ区画形成されている。
【0032】
ブラシ収容部36の底面部には、隅ブラシ26の下面に床面に対向してこの床面から塵埃を吸い込む隅吸込口41が開口形成されている。この隅吸込口41は、隅ブラシ下ケース28の長手方向に沿って長手状に形成されている。ここで、この隅吸込口41の少なくとも一部は、隅ブラシ26が掃除機本体1の本体ケース2から突出した状態で、掃除機本体1の走行方向に交差する方向に主吸込口12の一部と重なり合っている。言い換えると、隅吸込口41は、正面視で、主吸込口12の長手方向の両端部との間に隙間が形成されていない。
【0033】
さらに、ブラシ収容部36内には、隅ブラシ用回転ブラシ42が床面に対して直交する方向に沿って回転可能に軸支されている。この隅ブラシ用回転ブラシ42は、回転軸42aの軸方向の両端部が、それぞれベアリング42b,42bにより回転可能に軸支されている。また、回転軸42aの軸方向の一端側は、駆動部隔壁32の上端部に切り欠き形成された切欠凹部43に嵌合し、外周面にギヤ部42cが設けられている。
【0034】
また、隅ブラシ用回転ブラシ42は、図示しないが、例えば金属製などの略円筒状の取付部材を備え、この取付部材の外周面には、清掃部材としてのブラシ部材、あるいはブレード部材などが径方向に突出して周方向に螺旋状に捻られた状態で取り付けられている。
【0035】
モータ収容部37には、隅ブラシ用回転ブラシ42を回転駆動させる回転駆動手段としての回転モータ44が収容されている。この回転モータ44は、駆動部隔壁32に切り欠き形成された図示しない嵌合凹部にモータ回転軸44aが嵌合して駆動部収容部35内に突出している。そして、このモータ回転軸44aには、駆動部収容部35内で、隅ブラシ用回転ブラシ42の回転軸42aとの間に回転ベルト46が巻回されており、回転モータ44の回転を隅ブラシ用回転ブラシ42に伝達する。
【0036】
車輪収容部38内には、隅従動輪としての車輪47が床面に対して直交する方向に回転可能に取り付けられている。この車輪47は、隅ブラシ26を床面上で走行させるものである。この車輪47は、車輪収容部38の容積と比較して小さく設けられている。このため、車輪収容部38内には、比較的大きいスペースが形成されている。さらに、車輪収容部38には、図1に示すように、ロック機構66が係合可能な矩形状の係合孔部48が外側下板部31を貫通して設けられている。
【0037】
そして、ブラシ隔壁33のブラシ収容部36側には、図1および図2に示すように、例えばゴムなどの弾性部材にて細長矩形状に形成されたブレード51が取り付けられている。このブレード51は、床面に接触して床面の塵埃を掻き取るもので、隅ブラシ下ケース28の底面部から隅ブラシ26の下方に突出して先端部が床面に当接している。
【0038】
一方、隅ブラシ上ケース29は、図5に示すように、隅ブラシ下ケース28の外側下板部31と略一致した外形を有する外側上板部52を備えている。これら外側下板部31と外側上板部52とにより、隅ブラシ26が隅ブラシ収納部24内に収容された状態で、隅ブラシ収納口23全体を閉塞するようになっている。
【0039】
また、隅ブラシ上ケース29には、平面視で円形状の図示しない連通口が開口形成されている。この連通口は、隅ブラシ用回転ブラシ42の長手方向の駆動部収容部35側の一端部の上方に位置し、隅吸込口41に連通している。そして、この連通口には、図1に示すように、隅ブラシ26の回動軸となる略円筒状の筒部54が嵌合しており、この筒部54の上部には、吸込管としての接続風路55が気密な状態で連通接続されている。
【0040】
筒部54には、図1、図3および図4に示すように、一対の外周取付ブラケット54aが外周面に突出して一体に設けられており、これら外周取付ブラケット54aが本体ケース2の下ケース5の外周板部5bの内周側に突出して設けられた取付部56にそれぞれ螺子止めされることで本体ケース2に対して固定されている。また、筒部54の外周面には、固定ブラケット54bが突出して一体に設けられている。この固定ブラケット54bは、下ケース5の底板部5aに設けられた螺子止めボス57に螺子止めされている。さらに、筒部54には、隅ブラシ26を周方向に付勢した状態で保持する弾性保持部材としてのばね58が同軸状にそれぞれ取り付けられている。
【0041】
また、接続風路55は、筒部54と同軸状に設けられ、この筒部54から上方に伸び、かつ水平方向に屈曲されて本体ケース2の平面視の中心近傍に向けて伸びて、吸込風路14の側部に開口形成された連通接続口59にそれぞれ連通接続されている。したがって、接続風路55は、一端が隅吸込口41に連通し、他端が連通接続口59を介して掃除機本体1の主吸込口12に連通している。
【0042】
本体ケース2内の電動送風機4の下方には、隅ブラシ26を隅ブラシ収納部24に収納させる収納手段としての収納用モータである巻取りモータ61が取り付けられている。この巻取りモータ61は、下ケース5の主吸込口12の後方に位置し、本体ケース2の左右方向の中心域に設けられている。また、この巻取りモータ61は、上下方向に巻取りモータ回転軸61aを有している。この巻取りモータ回転軸61aには、円筒状の巻取り部62が同軸状に接続されている。
【0043】
この巻取り部62は、下ケース5の底板部5aに回転可能に軸支されている。したがって、巻取り部62は、巻取りモータ61の回転に伴い回転する。また、この巻取り部62には、一対のワイヤ63の基端部が巻回されている。これらワイヤ63は、先端部が、各隅ブラシ26の車輪収容部38に位置した外側下板部31の外側面に接続されている。
【0044】
さらに、巻取り部62の後部の両側には、ロック機構66を駆動させるロック駆動部としての凸部64が一体的に巻取り部62の径方向に突出してそれぞれ設けられている。
【0045】
また、巻取りモータ61の後方には、一対のワイヤ63をまとめて巻取りモータ61へと案内するガイド65が設けられている。
【0046】
そして、巻取りモータ61は、駆動によりワイヤ63を巻取り部62に巻き取ることで、各隅ブラシ26を各隅ブラシ収納部24内に収納する。
【0047】
さらに、本体ケース2内の巻取りモータ61の後方の両側部には、各隅ブラシ26を各隅ブラシ収納部24に保持する保持手段としてのロック機構66がそれぞれ設けられている。このロック機構66は、隅ブラシ26に係合する係合体67およびこの係合体67に取り付けられたロックばね68を備えている。
【0048】
係合体67は、細長板状に形成され、長手方向の中心部に円形状の軸支部67aが一体に設けられている。この軸支部67aは、下ケース5の底板部5aに対して係合体67を回動可能に軸支している。また、係合体67の先端部には、直角三角形状の係合部67bが一体に設けられている。この係合部67bは、隔壁25に貫通して設けられた矩形状の貫通孔部71および隅ブラシ26の係合孔部48に挿通されて車輪収容部38の内部のスペースに突出し、かつ係合孔部48の周縁部に係合され、これら隅ブラシ26を隅ブラシ収納部24内に保持する。さらに、係合体67の基端部には、凸部64の先端部に当接して巻取り部62の回転により係合体67を回動させる回動部67cが一体に設けられている。
【0049】
ロックばね68は、係合体67の軸支部67aに同軸状に取り付けられ、この係合体67を軸支部67aの周方向に付勢した状態で保持している。
【0050】
また、本体ケース2の上ケース6の走行方向の後側面には、電動送風機4の排気側に連通し、この電動送風機4からの排気風を本体ケース2の外部に排気する図示しない複数の排気口が設けられている。
【0051】
さらに、本体ケース2の上ケース6の走行方向前側の周囲には、図4に示すように、掃除機本体1の周囲の状態を検知する検知手段としての複数のセンサ72が取り付けられている。これらセンサ72は、例えば赤外線センサ、超音波センサ、あるいは画像センサなどの非接触型のセンサである。
【0052】
またさらに、本体ケース2内には、メモリIC、タイマ、あるいはカウンタなどを有する制御回路を備えた回路基板などからなる図示しない制御手段が取り付けられている。この制御手段は、二次電池16と接続されており、この二次電池16から電力を供給されている。
【0053】
さらに、制御手段は、磁気クラッチ9、駆動輪モータ10、駆動輪7、センサ72および電動送風機4にそれぞれ接続されている。そして、制御手段は、センサ72のいずれかによる障害物の検知に基づいて、磁気クラッチ9および駆動輪モータ10により駆動輪7の回転駆動を制御して障害物を回避させつつ掃除機本体1を自走させるとともに、電動送風機4の駆動状態を制御する。
【0054】
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
【0055】
まず、制御手段に予め入力されたプログラムなどにより、所定の掃除時間になると、制御手段が磁気クラッチ9および駆動輪モータ10などにより駆動輪7を駆動させ、センサ72にて壁、あるいは障害物などを検知しながらこれら検知した壁、あるいは障害物を回避しつつ、掃除機本体1が走行方向前側へと走行して部屋の外周に沿って一周する。
【0056】
このとき、制御手段が巻取りモータ61を駆動させ、巻取り部62を介して各凸部64を回動させて各ロック機構66の各係合体67をそれぞれ回動させると、これら係合体67の係合部67bと係合孔部48との係合が解除され、ばね58の復元力により、図1および図3に示すように、隅ブラシ26が本体ケース2から突出する。
【0057】
この状態で、掃除機本体1は、制御手段にて部屋の形状を記憶するとともに、電動送風機4、ブラシモータおよび回転モータ44を駆動させ、部屋の外周を形成する壁、あるいは障害物の近傍すなわち際の塵埃を、本体側ブラシ13および隅ブラシ用回転ブラシ42により掻き取るとともに、主吸込口12および隅吸込口41から空気とともに吸い込んで掃除する。
【0058】
ここで、例えば隅ブラシ26の前側が壁、あるいは障害物などに接触している状態では、この隅ブラシ26が筒部54を回動軸として後方に弾性的に回動して退避する。
【0059】
また、隅ブラシ26の接触状態が終了すると、ばね58の復元力により、この隅ブラシ26が元の突出状態に復帰する。
【0060】
この後、外周の掃除が終了すると、制御手段が巻取りモータ61を回動させて巻取り部62を回動させ、この巻取り部62にワイヤ63を巻き取ることで、図2に示すように、各隅ブラシ26を本体ケース2の隅ブラシ収納部24に収納し、回転モータ44を停止する。
【0061】
このとき、ロック機構66の係合体67の係合部67bが係合孔部48に係合して、隅ブラシ26が隅ブラシ収納部24内に係止される。
【0062】
そして、掃除機本体1は、部屋の床面上をジグザグ状に往復しつつ、主吸込口12から床面の塵埃を吸い込んで部屋全体を掃除する。
【0063】
主吸込口12、あるいは隅吸込口41から吸い込まれた塵埃は、これら主吸込口12および隅吸込口41から吸い込まれて吸込風となった空気に乗って吸込風路14を介して集塵カップ3へと運ばれ、この集塵カップ3内で遠心分離されて集塵される。
【0064】
塵埃を分離された吸込風は、電動送風機4を通過して排気風となり、図示しない排気口から本体ケース2の外部へと排気される。
【0065】
上述したように、上記第1の実施の形態では、掃除機本体1の走行方向に対して交差する方向に向けて主吸込口12より突出および退避可能で、塵埃を吸い込む隅吸込口41を備えた隅ブラシ26を設ける構成とした。
【0066】
この結果、主吸込口12から床面の塵埃を吸い込み、かつ隅吸込口41から主吸込口12では掃除することが容易でない壁際、あるいは障害物の近傍などの塵埃を吸い込むことで、隅々まで確実に掃除できる。また、障害物などに隅ブラシ26が接触してもこの隅ブラシ26が掃除機本体1の走行方向に対して交差する方向に向けて退避するため、壁、障害物、あるいは隅ブラシ26自身などを損傷することを防止できる。
【0067】
特に、自走式の掃除機本体1では、主吸込口12を掃除機本体1の走行方向に交差する方向全体に亘って設けることが容易でなく、また、掃除機本体1が壁、あるいは障害物の近傍を走行するときには、これら壁、あるいは障害物に接触しないように、所定の距離だけ離れた位置を走行するため、壁際、あるいは障害物の近傍の塵埃を吸い込んで掃除することが容易でなかったが、上記第1の実施の形態では、隅ブラシ26を掃除機本体1の本体ケース2から突出させることで、これら壁際、あるいは障害物の近傍を確実に掃除できる。
【0068】
また、隅ブラシ26を、駆動輪7よりも走行方向に対して後方に設けることにより、隅ブラシ26が走行方向に対して引きずられるようになるため、例えば隅ブラシを走行輪よりも前側に設けて隅ブラシを押すように走行する場合と比較して、走行負荷を軽減できる。
【0069】
またさらに、隅ブラシ26を主吸込口12よりも走行方向に対して後方に設けることで、隅ブラシ26による吸い込み位置が主吸込口12よりも後方になるので、主吸込口12よりも前側で吸い込む場合と比較して、隅ブラシ26の吸い込みによる走行負荷を低減できるので、走行性を向上できる。
【0070】
さらに、隅ブラシ26を、掃除機本体1の走行方向に対して左右対称な位置にそれぞれ設けることにより、例えば掃除機本体1の走行方向の一側方だけに設けた場合などと比較して、電動送風機4の駆動による吸込力、あるいは隅ブラシ26のブレード51および隅ブラシ用回転ブラシ42などの床面に対する接触抵抗により掃除機本体1が走行方向に交差する方向にアンバランスとなることを防止して、掃除機本体1の直進性を向上でき、掃除機本体1の走行方向の左右どちらに壁、あるいは障害物などがあっても、これら壁際、あるいは障害物の近傍を掃除できるとともに、掃除機本体1が蛇行しないようにするための制御負荷を軽減できる。
【0071】
この結果、二次電池16の消費電力を軽減でき、長時間に亘って使用可能となるとともに、駆動輪モータの低トルク化が可能になるなど、使い勝手をより向上できる。
【0072】
またさらに、隅ブラシ26が掃除機本体1の前後方向の中心域よりも後側に位置していることにより、掃除機本体1の重量バランスをも向上できる。
【0073】
そして、隅ブラシ26が、壁、あるいは障害物などとの接触により走行方向に対して少なくとも後方に退避可能とすることで、掃除機本体1の走行の邪魔になることなどを防止し、走行に影響を及ぼしにくくできる。
【0074】
しかも、隅ブラシ26は、壁、あるいは障害物などとの接触により後方に回動して退避するため、例えばレール、あるいはカムなどを使用して隅ブラシを後方に退避可能とする場合と比較して、隅ブラシ26の退避機構を比較的簡単な構成とすることができ、製造性をより向上できる。
【0075】
またさらに、隅ブラシ26は、壁、あるいは障害物などと接触した際に、ばね58により弾性的に後方に回動して退避するため、接触のときの衝撃をばね58の弾性により吸収することで、壁、障害物、あるいは隅ブラシ26自身などを損傷することを、より確実に防止できる。
【0076】
また、隅ブラシ26の回動軸となる筒部54と同軸状に、一端が隅吸込口41に連通し他端が主吸込口12に連通する接続風路55を設けることにより、回動機構を簡略化できるとともに、隅ブラシ26が回動した場合でも接続風路55が回動の中心となるため隅吸込口41と接続風路55との連通状態を維持できる。
【0077】
さらに、隅ブラシ26を隅ブラシ収納部24に収納可能にすることで、旋回時などには、隅ブラシ26を隅ブラシ収納部24に収納し、例えば掃除機本体1が狭い場所に入り込んだ場合などでも、比較的容易かつ円滑に旋回できる。
【0078】
そして、隅ブラシ26が本体ケース2から突出した状態でも、隅吸込口41と主吸込口12との少なくとも一部が、掃除機本体1の走行方向に交差する方向に重なり合うことにより、主吸込口12と隅吸込口41とによる掃除不可能な領域が走行方向に交差する方向に形成されることを防止し、走行した領域の塵埃を確実に掃除できる。
【0079】
次に、第2の実施の形態の電気掃除機を図6ないし図8を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用効果については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0080】
図6および図7に示すように、隅ブラシ26は、ブラシ収容部36の長手方向の駆動部収容部35と反対側の外側下板部31に、貫通孔75が貫通して設けられている。この貫通孔75には、回転ブラシとしてのローラブラシ76の回転軸としてのブラシ回転軸76aが、隅ブラシ用回転ブラシ42の先端部である回転軸42aの他端部に同軸状に接続された状態で挿通されて隅ブラシ26の外部に突出している。このブラシ回転軸76aは、床面に略平行に設けられている。このため、ローラブラシ76は、床面に対して垂直な方向に沿って回転可能に設けられている。
【0081】
ここで、ローラブラシ76は、ブラシ回転軸76aに同軸状に取り付けられた円環状のブラシ基部77を備えている。このブラシ基部77には、周方向に沿って、複数のブラシ毛78が植毛されている。これらブラシ毛78は、床面に付着した塵埃を掻き取るものであり、例えば可撓性および弾性を有するナイロンなどの合成樹脂にて設けられている。また、これらブラシ毛78は、ブラシ基部77側である基端部から、ローラブラシ76の径方向に向けて傾斜状に突出し、先端部が略同一平面状に揃えられている。すなわち、ブラシ毛78は、ブラシ基部77から放射状に拡開するように設けられている。この結果、図8に示すように、ローラブラシ76のブラシ毛78は、先端側の下端部が床面に接触している。
【0082】
そして、壁際、あるいは障害物などの際を掃除する場合には、隅ブラシ26を本体ケース2から突出させ、回転モータ44を駆動させると、隅ブラシ用回転ブラシ42とともにローラブラシ76が回転することで、壁、あるいは障害物の際の床面の塵埃をローラブラシ76にて掻き出し、隅吸込口41から吸い込む。
【0083】
上述したように、上記第2の実施の形態では、隅ブラシ26の先端部に、床面に略平行なブラシ回転軸76aを有するローラブラシ76を設ける構成とした。
【0084】
この結果、壁、あるいは障害物などに対して塵埃を掻き出す方向にローラブラシ76が回転するため、例えば床面に垂直な回転軸を有するローラブラシを使用する従来の場合と比較して、壁際、あるいは障害物の近傍などの塵埃をローラブラシ76のブラシ毛78にて塵埃を確実に掻き出すことができるので、床面の種類を選ぶことなく、例えば従来の隅掃除用の回転ブラシでは掃除することが容易でなかった絨毯などであっても、壁際、あるいは障害物の近傍などに位置した塵埃をより確実に掃除できる。
【0085】
また、ブラシ毛78が壁、あるいは障害物などに接触した場合には、このブラシ毛78の形成する部材の弾性によりローラブラシ76がクッションとなるので、隅ブラシ26が壁、あるいは障害物などを損傷することを、より確実に防止できる。
【0086】
さらに、ローラブラシ76とのブラシ回転軸76aを、隅ブラシ用回転ブラシ42の回転軸42aと同軸状にすることで、隅ブラシ用回転ブラシおよびローラブラシをそれぞれ別個の回転軸上に設ける場合と比較して、小型化および省スペース化できる。
【0087】
なお、上記各実施の形態において、掃除機本体1の構成を簡略化する場合には、隅ブラシ26を掃除機本体1の走行方向に対する側方に一つ設ける構成とすることも可能である。
【0088】
次に、第3の実施の形態の電気掃除機を図9および図10を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様の構成および作用効果については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0089】
図10に示すように、掃除機本体1は、従動輪22aを主吸込口12の前方に2箇所、後方に1箇所備えている。これら従動輪22aは、平面視で略正三角形の頂点上に配置されており、掃除機本体1の重量をバランスよく支持している。
【0090】
また、掃除機本体1は、隅ブラシ26を走行方向に対する一側方に備えている。
【0091】
この隅ブラシ26は、図9に示すように、ブラシ収容部36の上方に位置する隅ブラシ上ケース29の下端部に、平面視で四角形状の吸気口79が開口形成されている。この吸気口79は、隅吸込口41と略等しい幅寸法を有し、隅吸込口41の長手寸法よりも小さい長手寸法を有している。すなわち、吸気口79は、隅吸込口41よりも開口面積が小さく形成されている。また、この吸気口79は、ブラシ収容部36の長手方向の駆動部収容部35と反対側の端部、すなわち隅ブラシ26の先端部に設けられ、隅吸込口41の先端部の上部開口に連通している。さらに、隅ブラシ上ケース29の下端部は、隅吸込口41の残りの部分の上部開口を閉塞している。したがって、隅吸込口41は、吸気口79を介して接続風路55および電動送風機4の吸込側に連通している。言い換えると、吸気口79は、掃除機本体1の電動送風機4と、隅吸込口41とを連通している。
【0092】
そして、壁際、あるいは障害物の近傍などを掃除する場合には、隅ブラシ26を突出させた状態で電動送風機4を駆動させて隅吸込口41から塵埃を吸い込む。
【0093】
このとき、吸気口79により吸込風の流速が早められ、隅吸込口41の壁、あるいは障害物などの近傍に位置した部分が、隅吸込口41の他の部分よりも床面の塵埃を強く吸い込む。
【0094】
上述したように、上記第3の実施の形態によれば、掃除機本体1の電動送風機4と隅吸込口41とを連通する吸気口79を隅吸込口41の先端部に設けることで、例えば隅吸込口41全体で床面の塵埃を吸い込む場合と比較して、隅ブラシ26を本体ケース2から突出させたときに、隅吸込口41の壁、あるいは障害物などの近傍に位置した部分の吸込力を向上できるので、主吸込口12では掃除することが容易でない壁際、あるいは障害物の近傍などの塵埃を、より確実に掃除できる。
【0095】
なお、上記第3の実施の形態において、隅ブラシ26は、先端部に上記第2の実施の形態のローラブラシ76を取り付ける構成も可能である。
【0096】
また、隅ブラシ26は、掃除機本体1の走行方向の両側に設けてもよい。
【0097】
さらに、上記各実施の形態において、隅ブラシ26は、駆動輪7が床面に接触する部分、すなわち駆動輪7の前後方向の中心よりも後方であれば走行負荷を軽減でき、掃除機本体1が例えば3つの駆動輪7にて走行する構成である場合には、掃除機本体1の走行方向の最前に位置する駆動輪7よりも後側の位置に設ければ、同様に走行負荷を低減できる。
【0098】
特に、駆動輪7が例えばクローラなどの場合には、隅ブラシ26は、掃除機本体1の走行方向の最前の床面に接触する部分よりも後方であれば、走行負荷を低減でき、掃除機本体1の重量バランスを考慮すると、隅ブラシ26は、クローラの走行方向の中間部よりも後方に位置することが好ましい。
【0099】
またさらに、隅ブラシ26は、例えばガイドレールおよびカムなどを用いて、回動以外の方法で後方に退避させることも可能である。
【0100】
そして、隅ブラシ26の突出および退避方向は、掃除機本体1の走行方向に対して交差する方向であれば後方に限定されるものではない。
【0101】
また、接続風路55は、一端が隅吸込口41に連通し、他端が例えば集塵カップ3に連通する構成なども可能である。
【0102】
【発明の効果】
本発明によれば、掃除機本体の主吸込口から被掃除面の塵埃を吸い込み、かつ掃除機本体の進行方向に対して交差する方向に向けて主吸込口より突出する隅掃除手段の隅吸込口から障害物などの際の被掃除面の塵埃を吸い込むことで、被掃除面を確実に掃除できるとともに、障害物などに隅掃除手段が接触してもこの隅掃除手段が掃除機本体の進行方向に対して交差する方向に向けて退避して障害物などを損傷することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の一部を示す斜視図である。
【図2】同上電気掃除機の隅掃除手段を拡大して示す平面図である。
【図3】同上隅掃除手段の収納状態を示す平面図である。
【図4】同上隅掃除手段の突出状態を示す平面図である。
【図5】同上電気掃除機を示す側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の隅掃除手段を拡大して示す平面図である。
【図7】同上電気掃除機を示す平面図である。
【図8】同上電気掃除機を示す側面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の電気掃除機の隅掃除手段を拡大して示す平面図である。
【図10】同上電気掃除機を示す平面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体
7 移動手段としての駆動輪
12 主吸込口
26 隅掃除手段としての隅ブラシ
41 隅吸込口
55 吸込管としての接続風路
76 回転ブラシとしてのローラブラシ
76a 回転軸としてのブラシ回転軸
79 吸気口
Claims (8)
- 被掃除面の塵埃を吸い込む主吸込口を備えた掃除機本体と、被掃除面の塵埃を吸い込む隅吸込口を備え、前記掃除機本体の進行方向に対して交差する方向に向けて前記主吸込口より突出および退避可能な隅掃除手段と
を具備したことを特徴とした電気掃除機。 - 掃除機本体は、駆動力によりこの掃除機本体を移動させる移動手段を具備し、
隅掃除手段は、少なくとも前記掃除機本体の進行方向に対して最前に設けられた前記移動手段よりも後方に位置している
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。 - 隅掃除手段は、進行方向に対して少なくとも後方に退避可能である
ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。 - 隅掃除手段は、進行方向に対して後方に回動して退避可能である
ことを特徴とした請求項3記載の電気掃除機。 - 隅掃除手段の回動軸と同軸状に設けられ、一端が隅吸込口に連通し他端が掃除機本体に連通する吸込管を具備している
ことを特徴とした請求項4記載の電気掃除機。 - 隅掃除手段は、掃除機本体と隅吸込口とを連通する吸気口を前記隅吸込口の先端部に備えている
ことを特徴とした請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。 - 隅掃除手段は、掃除機本体の底面部が対向する被掃除面に略平行な回転軸を有する回転ブラシを先端部に備えている
ことを特徴とした請求項1ないし6いずれか一記載の電気掃除機。 - 隅掃除手段は、掃除機本体の進行方向に対して互いに対称な位置にそれぞれ設けられている
ことを特徴とした請求項1ないし7いずれか一記載の電気掃除機。
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