JP2004508446A - 成形品を製造するための成形用混合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は成形品を製造するための、成形用混合物に関する。この成形用混合物には、
(i)添加デンプンと任意に組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片と、(ii)10〜55重量%の水と、3〜10重量%の1種以上の水溶性結合剤または接着剤とが含まれる。添加するデンプンの量は、0〜10重量%、好ましくは0〜2重量%、または2〜10重量%である。
【選択図】図1

Description

【0001】
発明の分野
本発明は成形(製)品を製造するための成形用混合物に関する。より詳しくは、本発明は、植物繊維から製品を製造するための成形用混合物に関する。
【0002】
発明の背景
本明細書において、知識に関する文書、記録、記事を参照あるいは論議した場合においても、そのような参照や論議をしたからといって、そのような知識に関する文書、記録、記事あるいはそれらを組み合わせたものが、優先権発生日の時点において、一般に利用可能であり、公知であり、一般知識の一部となっており、本明細書が関わるいかなる問題点であってもその解決を試みるのに関連があると知られていた、ということを容認しているわけではない。
【0003】
以下の説明において、容器、保護包装および衝撃吸収包装のような成形品に好適な成形用混合物を扱うが、植物材料から得られる、本発明によって製造されるすべての製品、たとえば、テーブルトップ、コップ、テークアウト用食品容器、仕切り、梱包材料、ゴルフティーなどの製品で、平坦な形状および容器形状のいずれをも含めた製品に対して、同じ原理が適用できることは理解されたい。本発明の成形用混合物を用いて形成される製品は、適宜どのような形状でもよく、任意に仕切りや突出部を備えていてもよい。
【0004】
現在使用されている製品類は、プラスチックや石油系の誘導体、または天然木材から作られているものが多い。プラスチック材料は分解せず、効率的に廃棄することが困難である。そのような材料は回収する事も可能で、リサイクルされることも多い。しかしながら、リサイクルをしたとしても、多くのプラスチックによって引き起こされる環境問題が完全に解決されたということにはならない。その理由は、これらの化合物は分解した時に大気中に有害ガスを放出するからである。リサイクルされないプラスチック製品は土壌および水の汚染を招き、それによって環境が修復不能なダメージを受ける可能性がある。木材系の製品、たとえば紙製の箱やパルプ包装材などが森林乱伐を招いている。紙製品を廃棄したとしても環境に対して直接の害は与えることはないかも知れないが、紙製品を得るためには木材チップが必要ということから森林乱伐となり、それが原因となってオゾン層破壊を招くので、環境にとってはやはり有害である。森林を再生するには少なくとも15年が必要で、その回復期の間に生態系に与える有害な打撃は、さらに長い期間にわたっても修復できない可能性がある。さらに、ある種の紙製品、たとえば紙コップには生分解性を持たないコーティングが施されていて、これもまた生態系に害をもたらす。
【0005】
大量の廃棄物によって環境および生態系に対してこのように有害な影響があることから、そのような製品を製造するための代替材料、好ましくは、生分解性および/または容易に再生可能な原料からの材料が求められるようになってきている。
【0006】
生分解性の材料がすでに使用可能になっているとはいうものの、これまでに知られている材料では、プラスチック製品の代替としては使用できないことがある。
【0007】
ばらばらの原料を結合させて、製品を形作る方法は知られている。たとえば、チップボードやパーティクルボードでは、圧縮法で接着剤を使用している。しかしながら、チップボードから成形物品を製造するのはうまい方法ではない。
【0008】
生分解性の材料たとえば植物繊維を用いて加熱発泡(thermo−foaming)により製品を製造するような方法がある。この方法では、スチームを用いて、粗原料、主としてデンプンを蒸煮し、それによりデンプンが膨張して隣のデンプン分子と繋がる。デンプンを水分の存在下で加熱していくと、それが膨張して、製品中に小さな空気溜まりがたくさんできる。この製品は主としてデンプンからできているので、この製品は、液状物たとえば水と接触すると非常に速やかに、分解または崩壊する。結果として、この製品は防水性材料によるコーティングができない。液状物に接触するとすぐに分解が始まってしまうからである。
【0009】
この先行技術による加熱発泡法では、材料を成形して容器にするのに、その材料の発泡成形を利用している。このようにして成形した製品は柔らかく「クッション様」であるために、強い打撃に耐えるだけの耐久性や強度を有していない。結果として、この方法で製造できる製品は限定される。この方法におけるもう1つの問題は、その製造コストである。ここで用いている方法では非常に高価なものになり、また用途に制約があるために、大量生産をして生産ラインのコストを妥当なものにすることもできない。
【0010】
発明者らは、以下の一連の先行米国特許について知っている。それらは、発明者がAndersenおよびHodsonで、譲受人がE.KhashoggiIndustries,LLCである、米国特許第5,662,731号;同第5,783,126号;同第5,868,824号および同第6,030,673号である(Khashoggi特許と呼ぶ)。これらの米国特許はすべて、成形物品の製造に関するものである。しかしながら、これらKhashoggi特許すべての教示するところでは、デンプンを少なくとも10重量%、典型的な範囲の記載では10〜80重量%、を添加している。たとえば、Khashoggiの米国特許第5,783,126号では、デンプン含量を30〜70%とするのが好ましいとされているが、これには、デンプン系のバインダーが比較的高価なこと、溶媒を除去するのにかなりの時間とエネルギーが必要であるという問題がある。そのためKhashoggiは、無機フィラーまたは凝集体を添加することを教示している。Khashoggi特許の教示によれば、無機フィラーを比較的高濃度で使用し、典型的には無機凝集体の量を20重量%を超えるようにするとの記載もある。
【0011】
本願出願人の見出したところでは、Khashoggi特許の教示にしたがってデンプンおよび無機凝集体を大量に添加すると、コストが上昇すると共に、成形品の中に小さなボイドが多数生成する傾向がある。ボイドが生成すると、「クッション様」構造となりやすく、そのようなものは構造的な強度が低い。本出願人は、Khashoggi特許の教示とは逆に、デンプン濃度を低くするかまたはもっと極端に添加するデンプンを無くし、無機凝集体を添加しなくても、構造的な欠陥がほとんど無い成形品をうまく製造することができることを、今や見出したのである。
【0012】
発明の概要
本発明の1つの態様によれば、次のものを含む、製品を成形する際に使用するための成形用混合物が提供される:
(i)0〜10重量%の添加デンプンと任意に組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片;および
(ii)10〜55重量%の水および、3〜10重量%の1種以上の水溶性結合剤または接着剤。
【0013】
本発明のさらなる態様によれば、次のものを含む、製品を成形する際に使用するための成形用混合物が提供される:
(i)0〜2重量%の添加デンプンと任意に組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片;および
(ii)10〜55重量%の水および、3〜10重量%の1種以上の水溶性結合剤または接着剤。
【0014】
本発明のさらなる態様によれば、次のものを含む、製品を成形する際に使用するための成形用混合物が提供される:
(i)2〜10重量%の添加デンプンと任意に組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片;および
(ii)10〜55重量%の水および、3〜10重量%の1種以上の水溶性結合剤または接着剤。
【0015】
本発明のさらなる態様によれば、次のものを含む、製品を成形する際に使用するための成形用混合物が提供される:
(i)約2〜10重量%のデンプンと組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片;および
(ii)10〜55重量%の水および、3〜10重量%の1種以上の水溶性で生分解性の結合剤または接着剤。
【0016】
本発明の成形用混合物は、当業者には公知の一連の成形プロセスに適したものである。この成形用混合物はまた、これまで当業者には知られていなかった新規な成形プロセスにおいても好適であることがわかったが、そのプロセスとは以下の工程からなるものである:
(a)本発明の成形用混合物を調製する工程;
(b)その混合物を、温度を少なくとも60℃とした型の中に流し込む工程;
(c)型の中の混合物を、温度を15〜60℃の範囲、圧力を1000〜7000psiの範囲として、混合物中の水の一部をスチームに転換させ、それによってこの混合物を成形可能な状態に維持させながら型の内部を充満させるのに足る十分な時間、保持する工程;
(d)圧力を降下させて、それにより、破裂をもたらすことなく型の内部でスチームが発生し続けるようにし、しかも混合物を成形可能な状態に維持させる工程;
(e)温度と圧力を上昇させ、温度を100〜200℃の範囲、圧力を500〜1500psiの範囲とする工程;
(f)スチームを除去するか、スチームを逃がして成形品を実質的に乾燥させる工程;および
(g)実質的に乾燥した成形品を型から取り出す工程。
【0017】
本発明の成形用混合物を使用するのに好適な新規なプロセスには、さらに、次の工程が含まれていてもよい:
(h)1種以上の結合剤または接着剤を用いて、成形品を少なくとも部分的にコーティングする工程;および、
(i)そのコーティングされた成形品を加熱して、実質的に乾燥させ、コーティングを硬化させる工程。
【0018】
典型的には、スチームの作用によって混合物を型全体に分散させる。したがって、過剰な固形原料があればそれらはすべて、スチームの作用によって型の外へ出される。スチームの作用によって混合物が型全体に拡がったら、スチームをすき間またはバルブを通して除去するかまたは逃す。このスチームの作用がないと、混合物の中の固形物は型全体に拡がることができず、型の底部に圧縮されてしまうことになり、そうなるとその混合物はもはや容易に成形できる状態ではなくなる。
【0019】
前記の新規なプロセスでは、工程(h)で製品をコーティングする前に、製品のバリ(edge)をトリミングする工程をさらに加えるのが好ましい。そのようなトリミングは通常、打抜き機を用いておこなう。それ以外のトリミング方法もまた本発明の範囲内で使用でき、たとえば、ポリシングおよび/またはサンディング(研磨)で製品のバリを除く。
【0020】
この混合物の主成分は植物繊維で、それらは硬化により固化する接着剤によって結合されているので、こうして硬化させた製品は、液状物と接触しても直ぐに崩壊するようなことは無い。製品の密度(したがって、製品の多孔度)に依存するが、製品は崩壊が始まるまでに最低10分かかり、1時間もの間続くことになるであろう。製品の密度は、製品を製造する際に加える圧力によって決まる。したがってこの製品は、耐水剤や化粧塗膜材料による処理に十分耐え得る程度の耐水性を有している。
【0021】
この成形用混合物から製造した硬化物は、耐水用材料や化粧塗膜材料によってさらに処理することが可能である。
【0022】
植物繊維は、どのような原料から得られるものでもよい。たとえば、好適な植物繊維は、イネわら、ムギわら、サトウキビ、トウモロコシの葉、バナナの葉、コーンクロップ(corn crop)、根、草、花、リサイクル紙またはそれらの組み合わせからなる群より選択することができる。
【0023】
繊維のサイズが最終的な製品の構造に影響する。最終製品の要求性能によって、必要な繊維のサイズが決まってくる。たとえば、テーブルトップは強度が必要で、また、平坦なため、コップのような小型で曲線を有する物品に用いるよりは、長く、大きい繊維材料を使用することができる。本発明の組成およびプロセスで使用する植物繊維片は、0.1mm〜5mmの範囲にあるのが好ましい。長さが1mm〜2mmの間であれば、より好ましい。しかしながら、1mmより小さく砕いた、例えば粉末状の植物繊維もまた使用することができる。
【0024】
繊維を結合するために使用する結合剤または接着剤は、水溶性で、環境に優しいものが好ましい。このプロセスおいて生分解性のある製品を製造しようとするならば、生分解性の無いプラスチックや合成ポリマーを使用しないことが好ましいが、ただし、最終製品が生分解性を有さなくてもよいような場合には、結合剤や接着剤の生分解性は必須ではないということは、理解されたい。水系の生分解性接着剤を使用することが好ましく、それにより、最終製品も生分解性となる。本発明では、ラテックス系の接着剤、たとえばNeopreneを使用するのが好ましい。
【0025】
本発明で使用される添加デンプンは、タピオカ粉、すりつぶしたサツマイモまたは他の各種の根からの粉末、コーンスターチ、コムギ粉およびそれらの組み合わせからなる群より選択するのが好ましい。コーンスターチおよびコムギ粉が、本発明による添加デンプンとして使用するのに好適であるのに対して、他のデンプン源を使用した場合には、それ程には良好な結果は得られない。加工する前に添加デンプンを変性する必要はない。
【0026】
繊維とコムギ粉またはその他の添加デンプンとをまず、工程(a)(i)で混合し、均一な混合物とする。さらに、コムギ粉が均等に混合されるより前に液状成分と接触すると、コムギ粉が塊状物となり、その結果、加工工程の間にデンプンが除去されるために、製品中に穴が生じる。すべての成分を工程(a)(ii)で組み合わせたら、その混合物が乾燥するのを防ぐために、工程(b)で必要とされるまでは、密閉容器に入れて保存する。この混合物は使用するまでは室温で保存して、固化するのを防ぐのが好ましい。混合物の保存温度は、混合物の凍結点から約25℃までの間とするのがよい。好ましくは、混合物を15〜25℃までの範囲で保存する。さらに、より高い温度にすると、水と有機混合物を組合わせるために、かびが生じる可能性がある。工程(a)は温度25℃以下で実施するのが好ましい。
【0027】
使用する水は、どのような水質のものであってもよい。水質は、製品を使用する目的によって選択すればよい。たとえば、海水のような飲用に適さない水でも、通常の用役水と同様に使用できる。しかしながら、製品が食物と接するような場合には、飲用水を使用しなければならない。水は、このプロセスの間にスチームに転換される。これが、混合物を型の内部に均等に拡げるのに役立っている。この混合物は、加圧によって膨張を防いでいるために、発泡することはなく、スチームの作用は、型全体に混合物を拡げることに直接向けられている。充分に拡がったら、スチームを除去して、製品を乾燥させる。
【0028】
型にかける圧力の大きさが、最終製品の密度に影響する。製品の密度が高いほど、製品は硬いものになる。したがって、柔軟性の高い製品を所望するのなら、圧力を下げて使用しなければならない。型に圧力をかけると、余分な材料は型から押し出される。圧力は約4000psiとするのが好ましい。
【0029】
この成形用混合物を使用して得られる製品の強度は、4つの因子の影響を受けている:
1.繊維片。断片が細かいほど密度は高くなり、その結果、製品の強度も高くなる。
2.接着剤の結晶化速度および粘度も含めた、接着剤の種類。接着剤の種類やグレードが異なれば、製品の強度への影響も変わってくる。接着剤が異なり、結晶化速度や粘度が変われば、製品にも変化が生じる。結晶化により、初期の強度の発現速度が決まってくる。結晶化速度が大きいほど、強度の発現も早い。粘度は、接着膜の固有強度、溶液粘度および固形分含量に影響する。ポリマーの粘度が高いほど、または分子量が大きいほど、膜の強度は上昇し、接着剤粘度が上昇し、一定の接着剤粘度では固形分が減少する。
3.型の構造設計。製品設計によって、製品全体の強度を上げることができる。たとえば、リブ付きの箱は、リブのないものよりは強度が高い。
4.繊維の種類。たとえば、サトウキビ繊維からは、本来的に弾力性があり、脆さのない成形品が得られる。それとは逆に、もみ殻からは、硬く比較的脆い製品が得られやすい。
【0030】
本発明の成形用混合物から製造した製品は、元の材料をほとんどロスすることなくリサイクルすることが可能で、有害な副生物も発生しない。言い換えれば、製品をリサイクルさせると、ほとんど同一のものが製造できる。
【0031】
廃棄した場合でも、本発明の成形用混合物から作った製品は分解や崩壊をして、環境に対して悪影響をおよぼさない物質に変化する。その理由は、材料がすべて、毒性が無く、ほとんどが天然産で食用が可能だからである。廃棄後のこの製品を集めて分解させれば、その製品の主成分は植物繊維であるため、得られる堆肥は肥料として使用することができる。
【0032】さらにこの植物繊維は、作物の不要な部分、たとえばイネわらやサトウキビパルプ、それに直接使用されることのない他の繊維などから得ることができる。このことは、そのような廃棄物を農場や工場で処分するのにも役立つことになる。このような利用がなければ、それらは焼却処理され、その結果大気汚染を招く原因となりうる。そのような粗原料をこうして使用すれば、大気汚染を減少させる一助となる。
【0033】
さらに、本発明のプロセスの間に高温をかけるために、殺菌もできる。
【0034】
本発明は、生分解性および非生分解性いずれの材料にも関する。生分解性の材料から製品を製造するには、型からスチームを出せるようにしておく必要があるため、生分解性材料を使用して大形の物品、たとえばテーブルトップを作るのは、そのような大形物品では乾燥時間を長くする必要があるので、実用的ではなかった。
【0035】
本発明の成形用混合物は、当業者に公知の型の範囲で使用できる。この成形用混合物はまた、新規な型で使用するにも適しており、その様な型ではスチームを逃がすために、型の上側部品および/または下側部品の、上端および/または下端に1つまたは複数のバルブを備えていて、混合物を型の中に充填するときにはその開閉可能なバルブを閉じておき、スチームを逃がす必要が生じたらバルブを開ける。
【0036】
典型的には、この新規な型は少なくとも2つの部品、上側部品および下側部品で構成されており、それらの材料には通常金属を用いる。しかしながら、3つ以上の部品からなる型を使用することも可能であるが、ただし、上側および下側部品の存在はやはり必要である。使用にあたっては、型を垂直に、すなわち上下の方向から加圧するのが好ましく、それによって、上側部品を下側部品に押しつける。
【0037】
バルブによってスチームを型から逃すことが可能であるので、それにより製品を早く乾燥させることができる。さらに、スチームをより早く逃がすことで、製品の焼き(burnt)を少なくできる。
【0038】
本発明の成形用混合物では、上述の混合物を加工して、各種の形状とサイズの製品を形成させることが可能で、そのような製品の例をあげれば、箱や容器並びに電気製品のカバーなどの保護包装、精密で壊れやすい電子機器、コンピュータ、及びそれらの部品などのためのクッション包装、コップ、皿、ランチボックスなどの飲食物用容器、間仕切り、天井板のような建築資材およびプレハブ板、さらには、洋服ハンガー、園芸・農業用のプランターやポット、使い捨てのゴルフティーなどのその他の成形品がある。
【0039】
本明細書においては、割合はすべて重量%である。
【0040】
本発明の成形用混合物および成形品を製造するためのその使用を、添付の図面を用いてさらに図示、説明する。
【0041】
製品を成形する目的でこの成形用混合物を使用することに関して、以下の例に示す好適な成形用混合物組成について説明する。
【0042】
好適な組成物
本発明による組成物を有する成形用混合物を調製した。この混合物中に存在する成分の割合は、以下の表の実施例1〜40に記載している。
【0043】
【表1】
Figure 2004508446
【0044】
【表2】
Figure 2004508446
【0045】
実施例1〜40の成形用混合物を用いて、本発明の成形プロセスにしたがって、ゴルフティーを製作した。これらのゴルフティーの品質は良好で、使用目的にかなっていた。さらに、実施例1〜40の組成に類似した成形用混合物も調製したが、ただし、繊維源として添加したサトウキビパルプに代えて、ムギわら、茶葉、イネわら、イネわらと混合したもみ殻、葉も含めたトウモロコシの穂軸、および焼いたココナッツ殻の炭素質残分からなる群より選択した繊維を用いた。
【0046】
上記の繊維源それぞれを含む成形用混合物を使用して、本発明の成形プロセスにしたがって、ゴルフティーを製作した。この異なる各種のタイプの繊維を含むゴルフティーを、サトウキビパルプを含む前述のゴルフティーと比較した。使用した繊維の種類によってゴルフティーの品質に差はあるが、その差はゴルフティーとしての実用性能に関しては何ら大きな影響はなかった。
【0047】
上記の繊維源のうち、もみ殻だけは固有のデンプンをいくらか含んでいる。列記した繊維源の残りのものには、固有のデンプンは含まれておらず、そのため、成形用混合物のデンプン含量には何の寄与もない。したがって、実施例1〜40の成形用混合物を調製するためにもみ殻を使用した場合には、存在するデンプンの割合が、表に記載されている量よりも少し多くなった。
【0048】
たとえば上記のタイプの繊維を含んでいる場合、バインダーの性質を変えても、本発明により製造する製品の品質には影響がないということに注意されたい。しかしながら、環境面から考えれば、成形用混合物に使用するバインダーは水溶性のものが好ましい。その理由は、それらが生分解性であるからで、それに対して、非水性溶媒に可溶なバインダーは一般に生分解性ではない。
【0049】
混合物の調製
トウモロコシパルプと組み合わせて、ムギわらまたはイネわらまたはサトウキビパルプまたはトウモロコシの葉の繊維を使用して各種の混合物を調製した。この混合物を粉砕機にかけて、0.1mm〜5.0mmの範囲の大きさに粉砕した。粉砕した繊維を、タピオカ粉、サツマイモ粉およびトウモロコシ粉のデンプンと合わせてミキサー(500〜700rpmで回転するファン状のブレードを有する容器)中で完全に混合し、成形用組成物とした。液状成分を添加するときに、デンプンが塊状物にならないよう注意した。もし塊状物が生成したならば、完全に壊さなければならない。水がスチームになった時に、そのようなデンプンの塊状物が蒸解されて泡立ち、成形品の中にエアトラップや穴ができる原因となるからである。次いで、ラテックス系の水溶性接着剤を水と共に添加して、さらに混合物の撹拌を続け、混合物全体を均一なものにする。この混合物は、コップ、箱、皿などを製作するのに使用できる。
【0050】

図に示した型20には、上型部分21と下型部分22がある。上型部分21には、その上側表面24に位置するバルブ23がある。下型部分にはキャビティ25があって、混合物26を受け入れる。型20を閉じると、上型部分21と下型部分22の間に約1mmのギャップ27ができる。閉じてから、上側表面24に圧力をかける。バルブ23は手動で調節しても、調節器(図示せず)を用いて自動調節してもよい。型20の温度が約110℃の時は、典型的にはバルブ23は開いている(図6参照)。物品28が乾燥したら、型20を開けて、物品28を取り出す。
【0051】
混合物からの物品の製造
図1の流れ図において、Aのところで型20を70℃に予備加熱することでプロセスが開始される。この加熱は型20を最初に使用する場合だけに必要である。連続生産になると、最後に物品28を成形するために型20は約140℃になっていて、実際はBのところで70℃にまで冷却しているからである。成形がすんだら、Cのところで物品28を型20から外し、トリミング、シールおよびその他所望の処理を施す。
【0052】
型20が約70℃になったら、型20を開け(図2D参照)、混合物26を過剰に充填する(E参照)。この混合物は、外界温度(約25℃)または少なくとも15〜40℃の範囲内としておくのが理想的である。型20には意識的に過剰に充填して、型20の中に均一かつ完全に十分な混合物が確実に存在するようにする。型20を冷たいままにしてはいけない。その理由は、混合物26を加圧により圧縮する時に、混合物中の固形物が型の底部に強制的に押さえつけられ、水が混合物から分離して、ギャップやエアベントから絞り出されてしまうからである。温度が100℃を超えると、水分があまりにも急速にスチームになり、破裂をもたらす可能性がある。しかしながら、型20を加熱した状態(70℃〜100℃)にしてから材料を加圧すると、水分がただちに蒸気となり、逃げ出すための空間やギャップを求める動きが始まる。この作用によって型20の中ですべての空隙部に混合物中の固形物が移動し、過剰の混合物が型20からしみ出す。この作用は通常5〜10秒間かかる。
【0053】
次いで型20を閉じる(図2F参照)。閉じた時に通常、上型部分21と下型部分22の間に約1mmのギャップ27があり、そこを通ってスチームと過剰の混合物が逃げ出す。型20を閉じてから、型20の上に約4000psiの圧力を約3〜10秒間かけると(G参照)、型の部分21と22の間のギャップ27から過剰な混合物が流れ出す。過剰な材料が認められるということは、混合物26が型20全体に均等に拡がったことを示しており、このことは、製品が平板状ではなく、混合物が型20の側面を上昇してくる必要があるような場合には、特に重要である。また加圧することによって、製品の形状を保ち(すなわち、発泡がない)、また、製品に所望の密度/多孔度を与えるように調節もしている。
【0054】
混合物の型20からの漏れだしが止まるのを確認して、圧を常圧にまで戻し、次いで、もう一度加圧して500〜1500psiまでの範囲とする。実施例においては、われわれは圧力を約1000psiとした。次いで温度を約140℃まで上げた。水がスチームにあまりにも急激に変化すると破裂が起きるので、それを防ぐために圧力を下げる。
【0055】
この時点でスチームはあらゆる開口部から抜け出すが、スチームの抜けを早くするほど、製品の硬化が早い。このことは、スチームを逃がすためにバルブ23を操作することの重要性をあらわしている。温度が約110℃に達したら、バルブ23を開けてスチームの放出速度を上げてやる(H参照)。
【0056】
スチームの逃げが効果的に終了したのが観察されたら、温度140℃で約1〜5分(バルブの数によって決まる)後に、型20を開け、実質的に乾燥した物品28を取り出す(I参照)。漏れだしがあるので、物品のバリを打抜き機を使用するか手でトリミングする(J参照)。
【0057】
この物品に、次いで任意に、スプレー法またはディップ法によってさらに接着剤をコーティングし(K参照)、100〜140℃で約10秒〜10分間加熱して、接着剤を硬化させる。実施例においてわれわれは、温度約130℃で約8分間かけた。
【0058】
この物品をNeopreneでさらにコーティングすると、その耐水性が一層上がる(L参照)。典型的には、製品の1平方フィートあたり約3gのNeopreneを用いる。このコーティングには、スプレー法またはディッピング法を用いる。さらに、その製品の表面に化粧塗装または化粧印刷を加えることも可能である。
【0059】
上記の方法を使用して以下の混合物を調製し、その成形適合性を、前記のプロセスをそれらに適用することにより評価した。
【表3】
Figure 2004508446
【0060】
混合物Bからは、使用可能な製品が得られた。混合物Cは、テレビのような重量物の梱包や、テーブルトップ、あるいは、多孔度の大きな特別なクッション材として使用できる。混合物Aは安価で、あまり高い密度を必要としない製品、たとえばコップ、ボウル、家電製品用の産業用包装材などに好適である。
【0061】図8は、型部分(101)及びバルブ(102)を含む型(100)の上側部分を示している。バルブ(102)は、型部分(101)中に相補的に形成されたキャビティ(103)に収まっていて、型部分(101)に対しては自由に動くことができる。キャビティ(103)の末端は放出孔(104)となっているが、バルブ(102)が閉の位置にある場合(図示せず)には、バルブの終端(105)が放出孔(104)を塞ぐようになっている。バルブ(102)は上端(106)にかける圧によって閉じる。図8に示したように、バルブ(102)が開の位置にあるときは、スチームは型(100)から抜け出すことができる。
【0062】
本明細書および請求項において用いる場合、「含む(comprising)」という用語およびその用語の形式は、請求項に記載の本発明を限定するものではなく、いかなる変更や追加も排除するものではない。
【0063】
本発明に修正や改良を加えることは、当業者にとっては自明なことである。そのような修正や改良は、本発明の範囲を逸脱することなく、実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の成形用混合物を使用するのに適した成形プロセスの流れ図である。
【図2】図2は、図1によるプロセスの概要を模式的に示した図である。
【図3】図3は、本発明の成形用混合物を使用するのに適したオープン型の斜視図である。
【図4】図4は、図3の型で、混合物を充填したときの斜視図である。
【図5】図5は、図4の型を閉じ、バルブを閉じて加圧しているときの斜視図である。
【図6】図6は、図5の型で、バルブを開けたときの斜視図である。
【図7】図7は、図6の型を開けて、製品と取り出しているときの斜視図である。
【図8】図8は、本発明の成形用混合物を使用するのに適した別の型の断面図である。

Claims (29)

  1. 製品を成形するために使用する成形用混合物であって、
    (i)約0〜10重量%のデンプンと任意に組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片と、
    (ii)10〜55重量%の水と、3〜10重量%の1種以上の水溶性結合剤または接着剤とを含む成形用混合物。
  2. 前記植物繊維片の長さが1〜5mmの範囲である、請求項1に記載の成形用混合物。
  3. 接着剤含量が2〜5重量%の範囲である、請求項1に記載の成形用混合物。
  4. 前記接着剤含量が約4.7重量%である、請求項3に記載の成形用混合物。
  5. 前記繊維含量が45〜55重量%の範囲である、請求項1に記載の成形用混合物。
  6. 前記繊維含量が約52重量%である、請求項5に記載の成形用混合物。
  7. 前記含水量が40〜45重量%の範囲である、請求項1に記載の成形用混合物。
  8. 前記含水量が約43重量%である、請求項7に記載の成形用混合物。
  9. 前記成分すべてが生分解性である、請求項1に記載の成形用混合物。
  10. 製品を成形するために使用する成形用混合物であって、
    (i)約0〜2重量%のデンプンと任意に組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片と、
    (ii)10〜55重量%の水と、3〜10重量%の1種以上の水溶性結合剤または接着剤とを含む成形用混合物。
  11. 前記植物繊維片の長さが1〜5mmの範囲である、請求項10に記載の成形用混合物。
  12. 接着剤含量が2〜5重量%の範囲である、請求項10に記載の成形用混合物。
  13. 前記接着剤含量が約4.7重量%である、請求項12に記載の成形用混合物。
  14. 前記繊維含量が45〜55重量%の範囲である、請求項10に記載の成形用混合物。
  15. 前記繊維含量が約52重量%である、請求項14に記載の成形用混合物。
  16. 前記含水量が40〜45重量%の範囲である、請求項10に記載の成形用混合物。
  17. 前記含水量が約43重量%である、請求項16に記載の成形用混合物。
  18. 前記成分すべてが生分解性である、請求項10に記載の成形用混合物。
  19. 製品を成形するために使用する成形用混合物であって、
    (i)約2〜10重量%のデンプンと任意に組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片と、
    (ii)10〜55重量%の水と、3〜10重量%の1種以上の水溶性結合剤または接着剤とを含む成形用混合物。
  20. 製品を成形するために使用する成形用混合物であって、
    (i)約2〜10重量%のデンプンと組み合わせた、40〜60重量%の植物繊維片と、
    (ii)20〜55重量%の水と、3〜10重量%の1種以上の水溶性で生分解性の結合剤または接着剤とを含む、成形用混合物。
  21. 前記植物繊維片の長さが1〜5mmの範囲である、請求項19または20に記載の成形用混合物。
  22. 接着剤含量が2〜5重量%の範囲である、請求項19に記載の成形用混合物。
  23. 前記接着剤含量が約4.7重量%である、請求項22に記載の成形用混合物。
  24. 前記繊維含量が45〜55重量%の範囲である、請求項19または20に記載の成形用混合物。
  25. 前記繊維含量が約52重量%である、請求項24に記載の成形用混合物。
  26. 前記含水量が40〜45重量%の範囲である、請求項19または20に記載の成形用混合物。
  27. 前記含水量が約43重量%である、請求項26に記載の成形用混合物。
  28. 前記成分すべてが生分解性である、請求項19または20に記載の成形用混合物。
  29. サトウキビパルプ、タピオカ粉、水道水、炭酸カルシウム、および、ラテックス水系バインダー、ラテックス溶媒系バインダー、水系ワックスバインダー、溶媒系ワックスバインダーおよび溶媒系ビニルバインダーからなる群より選択されるバインダーを含む、請求項1、9、19または20のいずれか一項に記載の成形用混合物。
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